JCB ORIGINAL SERIESの年会費での違いとは？無料と有料のカードを徹底比較

JCB ORIGINAL SERIESは、日本唯一の国際カードブランドであるJCBが発行するクレジットカードである。

このJCB ORIGINAL SERIESには、カードによってさまざまな特徴があり、年会費に関しても特典によって無料のものから有料のものまでさまざまだ。

本記事では、JCB ORIGINAL SERIESの年会費やそれに伴う特典やサービスについて解説していく。

JCB ORIGINAL SERIES

JCB ORIGINAL SERIESは現在、8種類存在しており、その一つずつに特徴や特典が備わっている。

ここでは、JCB ORIGINAL SERIESの個人クレジットカードについて、それぞれ解説していく。

JCBカードW

JCBカードWは、18歳から39歳までが限定で入会できる個人向けのスタンダードカードである。

こちらもJCBカードS同様、ナンバーレスなら最短5分でカード番号の発行が可能となっており、ポイント付与率は常に2倍となる。

ただし、モバ即には入会条件があるため申し込みの際は下記を確認しよう。

さらに、このカードは、価格.comのクレジットカードカテゴリ人気ランキングで2022年上半期・下半期の2期連続第1位となっている。

その他JCBカードWの基本情報は以下となっている。

年会費 （本人）	無料
年会費 （家族）	無料
申込対象 （本人）	18歳以上39歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方 ※高校生除く
旅行傷害保険 ※利用付帯	海外：最高2,000万円
還元率	1.00％～10.50％ ※最大還元率はJCB PREMO に交換した場合

JCBカード W plus L

JCBカード W plus Lは、18歳から39歳までが限定で入会できる女性向けのスタンダードカードである。

こちらもJCBカードS同様、ナンバーレスなら最短5分でカード番号の発行が可能となっており、ポイント付与率は常に2倍となる。

ただし、モバ即には入会条件があるため申し込みの際は下記を確認しよう。

さらに、JCBカードW plus L限定特典として、毎月10日・30日には当選すると2,000円分のギフトカードをもらえるプレゼント企画や女性のための保険サポートを受けられるなど女性に嬉しい特典が多く受けられる。

その他、JCBカード W plus Lの基本情報は以下となっている。

年会費 （本人）	無料
年会費 （家族）	無料
申込対象 （本人）	18歳以上39歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方 ※高校生除く
旅行傷害保険 ※利用付帯	海外：最高2,000万円
還元率	1.00％～10.50％ ※最大還元率はJCB PREMO に交換した場合

JCBプラチナ

JCBプラチナは、JCB ORIGINAL SERIESの中でもプレミアムカードに位置しており、ハイクオリティなスペックを有したJCBカードである。

年会費は27,500円（税込）とJCB ORIGINAL SERIESの中では高いが、それに伴う特典として、365日24時間のコンシェルジュサービスや世界の空港ラウンジ等を無料で使用できるなどさまざま存在する。

その他JCBプラチナの基本情報は以下となっている。

年会費 （本人）	27,500円（税込） ※初年度から年会費発生
年会費 （家族）	1名様無料 2人目より1名様につき3,300円（税込）
申込対象 （本人）	25歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方 ※学生不可
旅行傷害保険 ※利用付帯	海外：最高1億円 国内：最高1億円
還元率	0.50％～10.00％ ※最大還元率はJCB PREMO に交換した場合

JCBゴールド

JCBゴールドは、JCB ORIGINAL SERIESの中でもゴールドカードに位置しており、安心の補償、上質なサービスを有したJCBカードである。

初年度の年会費は無料となっており、2年目以降は11,000円（税込）が発生する。

他にも、優待サービスが充実しており、国内および一部海外の空港ラウンジサービスを無料で受けられる点や付帯保険で最高1億円の補償を有している点、スマートフォン保険などJCBカードSと比較すると大きく向上している。

その他JCBゴールドの基本情報は以下となっている。

年会費 （本人）	11,000円（税込） ※オンラインで入会申し込みの場合は初年度年会費無料。
年会費 （家族）	1名様無料 2人目以降は1枚につき1,100円（税込）
申込対象 （本人）	原則として20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方 ※学生不可
旅行傷害保険 ※利用付帯	海外：最高1億円 国内：最高5,000万円
還元率	0.50％～10.00％ ※最大還元率はJCB PREMO に交換した場合

JCBゴールド ザ・プレミア

JCBゴールド ザ・プレミアは、招待制の限定カードとなっており、JCBゴールドと同等の年会費で同等以上の性能を有したJCBカードである。

JCBゴールド ザ・プレミアの特典として、国内外の空港ラウンジを無料で利用できることや上質な旅館やホテルの案内、コンシェルジュデスクが評価したレストラン約500店舗の予約を簡単に行えるなど、ワンランク上の体験を提供してくれる。

その他JCBゴールド ザ・プレミアの基本情報は以下となっている。

年会費 （本人）	11,000円（税込） ＋サービス年会費5,500円（税込） ※条件を満たした方はサービス年会費無料
年会費 （家族）	無料
申込対象 （本人）	招待制
旅行傷害保険 ※利用付帯	ご招待時にご案内
還元率	ご招待時にご案内

JCB GOLD EXTAGE

JCB GOLD EXTAGEは、20代のみが発行できるJCB ORIGINAL SERIESのゴールドカードである。

初年度は年会費無料となっており、さらに翌年からも年会費はJCBゴールドが11,000円(税込)に対して、JCB GOLD EXTAGEでは3,300円(税込)となっている。

また、還元率は、EXTAGEボーナス制度により、新規入会後3ヵ月間はポイント3倍、4ヵ月目以降はポイント1.5倍となる。

さらに海外加盟店での利用でポイント2倍、ポイント優待サイトである「Oki Dokiランド」ではポイント3倍以上になるなど、ポイントを貯めやすいカードとなっている。

その他JCB GOLD EXTAGEの基本情報は以下となっている。

年会費 （本人）	3,300円（税込）
年会費 （家族）	1名様無料 2人目以降は1枚につき1,100円（税込）
申込対象 （本人）	20歳以上29歳以下で、ご本人に安定継続収入のある方 ※学生不可
旅行傷害保険 ※利用付帯	海外：最高5,000万円 国内：最高5,000万円
還元率	0.75％～10.25％ ※最大還元率はJCB PREMO に交換した場合

JCB ORIGINAL SERIES の年会費

JCB ORIGINAL SERIESには、年会費が無料のものから有料のものまでさまざまだ。ここでは、JCB ORIGINAL SERIESの個人クレジットカードで、年会費が無料のものと有料のものの特徴について解説する。

初年度の年会費無料のシリーズ

JCB ORIGINAL SERIESの初年度の年会費無料のものは、以下5種類となっている。

但し、「JCBゴールド」については、初年度無料で翌年度以降は11,000円(税込)が発生する。

これらのJCB ORIGINAL SERIESは、有料のものに比べ一部のサービスや特典が付属していないことや補償額が抑えられていたりする。

しかし、本当にそのサービスや特典が必要なのかをよく考えることで、上記のもののほうがお得な場合もあるため、発行の際はよく検討するのがよいだろう。

年会費有料のシリーズ

JCB ORIGINAL SERIESの年会費有料のものは、以下4種類となっている。

これらのJCB ORIGINAL SERIESは、無料のものに比べ、サービスや特典が場合が多い。例えば、JCBプラチナでは、コンシェルジュサービスや世界の空港ラウンジが無料で使用できることなどが挙げられる。

他にもJCB GOLD EXTAGEのように、申し込み対象に制限があるため、通常のJCBゴールドよりも年会費が安価となっているものなどもあるため、さまざまな観点から自身に適したカードを選択するのが重要である。

JCB ORIGINAL SERIESのメリット

JCB ORIGINAL SERIESにはさまざまなメリットが存在している。

では、具体的にどのようなメリットがあるのだろうか。ここでは、JCB ORIGINAL SERIESに共通するメリットについて3つ解説していく。

一部のメリットについては、カードのランクで変化するものもあるので注意しながら確認してほしい。

長く使うほどメリット

JCB ORIGINAL SERIESのメリットとして、長く使うほどメリットが増加することが挙げられる。

JCB STAR MEMBERSは、年間で一定以上の金額を利用した会員に応じて、ポイントアップ特典を受けられるメンバーシップサービスのことである。

メンバー特典として、Oki Dokiポイントがカード利用ごとにボーナスポイントを得られることやJCBのキャンペーンに抽選できる口数がアップするなどが挙げられる。

メンバーランクについては、JCB会員専用Webサービス「MyJCB」から確認することができる。

サポート体制が安心

JCB ORIGINAL SERIESのメリットとして、サポート体制が充実していることが挙げられる。

旅行サポートとして、海外旅行の際に必要なサービスが充実しており、渡航前から渡航先、渡航後までさまざまなサポートが受けられる。

例えば、JCB GLOBAL WiFiでは、海外で利用できるWiFiルーターのレンタルサービスが優待価格で使用できる。

また、海外レンタカーサービスでは、JCBカードでレンタカーを利用する場合、5～25%の割引となるなど、他にもさまざまなサポートが受けられる。

その他多彩なサービスとして、演劇やコンサート、スポーツ観戦、テーマパークなどのエンターテインメントの割引や先行受付などの特典を得られる。

他にもプレゼントキャンペーンなども行っているため、日々を楽しく過ごせるようなサポートも充実している。

付帯保険

JCB ORIGINAL SERIESのメリットとして、付帯保険が充実していることが挙げられる。

旅行傷害保険は、国内・海外のそれぞれがあり、旅行中の事故や怪我、病気、その他盗難や破損などの損害に対する補償をする保険のことを指す。

JCB ORIGINAL SERIESの一部の券種では、国内旅行傷害保険と海外旅行傷害保険の2つとも付帯されている。ただし利用付帯になるためこちらは注意しよう。

また、JCBカードSでは、海外旅行傷害保険で最高2,000万円までの補償がされており、JCBゴールドでは、国内は最高5,000万円まで、海外は1億円まで補償されるため、いざという時に有難いものとなっている。

JCB ORIGINAL SERIESの申し込み手順

JCB ORIGINAL SERIESの申し込み手順はいくつかの手順が必要であるが、モバイル即時入会サービスを使用することで、最短5分でカード番号を取得することが可能である。

では、どのような手順となっているのだろうか。ここでは、モバイル即時入会サービスを利用した際のJCB ORIGINAL SERIESの申し込み手順について解説していく。

モバイル即時入会サービスを使用する申し込み手順

モバイル即時入会サービスを使用する申し込み手順としては5つのステップとなっている。

モバイル即時入会サービス以外の申し込み手順

モバイル即時入会サービス以外の申し込みの場合は2種類存在しており、インターネットで行う方法と郵送で行う方法の2種類となる。

申込方法としては、以下の手順となっている。

また、入会条件があるため以下を確認しよう。

JCB ORIGINAL SERIESやJCBプラチナの年会費を確認してから作成しよう

JCB ORIGINAL SERIESには年会費が発生するものと無料で使用することができるものが存在する。

年会費が発生するものでは、さまざまなサービスや特典が利用でき、コンシェルジュサービスや空港ラウンジの利用などが挙げられる。

一方、年会費がかからないものなどでも、付帯保険が充実しているものやポイント還元率が常に2倍となるなどの特典を持つものもある。

これらから、年会費で決めるのではなく、自身に必要となるサービスや特典を検討することで、最適なカードを見つけることができるだろう。