- 三井住友カード(NL)にETCカードはあるのか知りたい
- ETCカードの年会費と申し込み方法を知りたい
- ETCカードのメリットとデメリットを知りたい
クレジットカードの発行とセットで検討したいことの一つに、ETCカードが挙げられる。
高速道路の利用がスムーズになるのはもちろん、発行会社によってはお得にポイントを貯められるため、利用するメリットは大きいだろう。
この記事では、三井住友カード(NL)で発行できるETCカードについて詳しく解説している。
三井住友カード(NL)で発行するメリット・デメリットや具体的な申込み方法もまとめているので、これからETCカードの発行を検討している人はぜひ参考にしてほしい。
三井住友カード(NL)とは?
三井住友カード(NL)は、年会費が永年無料のクレジットカードだ。
三井住友カードのなかで最もベーシックなクレジットカードと言えるもので、券面にカード番号などが表示されていない「ナンバーレス」なデザインが大きな特徴である。
カード名 | 三井住友カード(NL) |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
国際ブランド | Visa Mastercard |
ポイント還元率 | 0.5%~7% |
ポイントの種類 | Vポイント |
家族カード | 永年無料 |
ETCカード | 550円(税込) ※初年度無料 ※前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料 |
スマホ決済 電子マネー | iD(専用) Google Pay Apple Pay PiTaPa Waon |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 |
国内旅行傷害保険 | 付帯なし |
その他の補償 | 紛失盗難補償(届出日の60日前から) |
申し込み条件 | 満18歳以上(高校生を除く) |
カードの基本情報は上記のとおりだ。
ここでは、ETCカードの紹介をする前に、そもそもどのような特徴を備えたクレジットカードであるかについて解説しよう。
三井住友カード(NL)の特徴
三井住友カード(NL)の特徴は以下のとおりである。
- 年会費は永年無料でコストがかからない
- カードの利用額に応じてVポイントを貯められる
- Vポイントの最大還元率は最大7%(※)
- カードの付帯保険を自由に選べる
まず、年会費は永年無料であり、クレジットカードの所有に一切のコストがかからないのは大きな特徴である。
初年度年会費のみ無料で、条件次第で2年目以降の年会費がかかるケースも多いが、三井住友カード(NL)は年会費がかからないため安心して利用できるだろう。
カードの利用額に応じて貯められるのはVポイントで、通常は税込200円(税込)の利用につき1ポイントを受け取れる。
青と黄色のVポイントは、ID連携がオススメだ。
VpassおよびVポイントPayアプリからID連携することで、Vポイント(旧名称:Tポイント)を合算でき、他社ポイントへの移行など「使う」のサービスが広がる。 ※2024年3月31日(日)をもって、「他社ポイント・マイレージへの移行」は一部銘柄への移行が終了している。
さらに、対象のコンビニや飲食店でのスマホのタッチ決済をすることで、最大7%のポイント還元を受けられる。
なお、ポイントの内訳は通常ポイント0.5%と、スマホのタッチ決済利用6.5%の合算だ。
ほかにも、三井住友カード(NL)には旅行傷害保険が付帯(利用付帯)されているが、別の補償プランに変更できるのも大きな特徴である。
- スマホ安心プラン(動産総合保険)
- 弁護士安心プラン(弁護士保険)
- ゴルフ安心プラン(個人賠償責任保険)
- ケガ安心プラン(入院保険(交通事故限定))
- 持ち物安心プラン(携行品損害保険)
上記のプランに切り替えた後は旅行傷害保険が適用されなくなるものの、ライフスタイル次第で変更できると助かる人は多いだろう。
※対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元
※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)。
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗あり
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿して支払い必要な場合あり
その場合、支払い分はタッチ決済分のポイント還元の対象外となる
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、利用店舗によって異なる場合あり
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合あり
※Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済は利用不可、ポイント還元も受けられないので注意
三井住友カード(NL)を利用するメリット・デメリット
三井住友カード(NL)を利用するメリット・デメリットを下表にまとめた。
メリット | デメリット |
---|---|
年会費が永年無料 ポイントを貯めやすい 最短10秒で即時発行に対応している ※即時発行ができない場合もある。 | ポイント還元率の下限は0.5% カード番号をアプリで確認する必要がある |
先ほど紹介した特徴以外にも、三井住友カード(NL)は、24時間いつでも即時発行が可能で、独自のスキームにより最短10秒でカード番号を発行できる。※即時発行できない場合あり
なお、即時発行ができない場合もある点には注意が必要である。
デメリットを挙げるとすれば、ポイント還元率の下限は0.5%であり、使い方次第ではポイントが貯まりにくい場合もあることだ。
ほかにも、ナンバーレスであるがゆえに、カード番号はアプリから確認する必要があり、やや面倒に感じるケースも想定されるだろう。
人気クレカの年会費一覧
さまざまなクレジットカードがあるが、最初に気になるのが年会費ではないだろうか。
以下で、人気クレカの年会費をまとめたので参考にしてみてほしい。
カード名 | 本カードの年会費 | ETCカードの年会費 | |
---|---|---|---|
三井住友カード(NL) | 永年無料 | 550円(税込) ※初年度無料 ※前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料 | |
楽天カード | 永年無料 | 550円(税込) ※楽天プレミアムカード会員または楽天ゴールドカード会員などの場合は無料 | |
「ビュー・スイカ」カード | 524円(税込) | 524円(税込) | |
イオンカード (WAON一体型) | 永年無料 | 永年無料 | |
エポスカード | 永年無料 | 永年無料 | |
セゾンパール・アメリカン・エキスプレスカード | 初年度無料 (税込1,100円)年1回以上の利用で翌年度も無料 | 無料 |
多くの場合で本カードの年会費とETCカードの年会費は連動しており、保有する際のコストはさほど気になることはないだろう。
三井住友カード(NL)でETCカードは作成できる?
結論として、三井住友カード(NL)でETCカードは作成可能である。
三井住友カード(NL)で発行できるETCカードを「三井住友ETCカード」と呼ぶが、ここでは、カードを発行できる条件や年会費、利用方法と言った基本的な内容を紹介する。
次の見出しでメリットやデメリットを解説するので、まずは概要を把握しよう。
三井住友カード(NL)のETCカードの発行条件
三井住友ETCカードを発行するためには、以下のいずれかを所有する必要がある。
- Olive フレキシブルペイ
- 三井住友カード(NL)
- 三井住友カード(CL)
- 三井住友カード
- 三井住友カード RevoStyle
- Olive フレキシブルペイ ゴールド
- 三井住友カード ゴールド(NL)
- 三井住友カード ゴールド
- Olive フレキシブルペイ プラチナプリファード
- 三井住友カード プラチナプリファード
- 三井住友カード プラチナ
本カードがなければETCカードを発行できない点に関しては、他社も同様と言えるだろう。
原則的に、上記いずれかのカードの発行と同時に申し込むか、既に所有している場合は、別途オンラインから申し込めば簡単にETCカードを発行できる。発行方法の詳細は最後に紹介しているので参考にしてほしい。
三井住友カード(NL)のETCカードの年会費
三井住友ETCカードは、初年度年会費が無料で、2年目以降は前年度の利用状況によって異なる。
- 前年度に一度でもETC利用の請求がある場合
- 翌年度の年会費は無料
- 一度もETCの利用がない場合
- 翌年度の年会費は550円(税込)
なお、三井住友カード プラチナ会員(三井住友カード プラチナプリファードは除く)の場合は、利用の有無にかかわらず、年会費は無料になる。
三井住友カード(NL)のETCカードの利用方法
具体的な利用方法は極めてシンプルである。
カードが届いたら、利用したい車の車載器にカードの向きを確認して挿入し、正しく装着されたか確認しよう。
カードの読み取りができたら、ETC表示のあるレーンに減速しながら進もう。
車線脇の表示器が通過のサインを表示するため、そのまま通過して加速し、本線に合流すればよい。
高速道路の出口が近づいたら、ETC表示のレーンを減速しながら進行し、ゲートに入ると、利用料金と通過のサインが表示される。
前方のバーが上がり次第そのまま進行すれば、精算は完了だ。
カードが正しく装着されているかを入念に確認しておけば、快適なドライブを実現できるだろう。
三井住友カード(NL)におけるETCカードのメリットとデメリット
三井住友ETCカードには、他のカードにはないメリットがあれば、ネックになりかねないデメリットもある。
この点はどのカードにおいても同じで、使い心地や求める機能などが完全にマッチするカードはないものだ。
プラスマイナスの両面を把握したうえで申し込めば、発行後に後悔するリスクも下げられるだろう。
以下、三井住友ETCカードのメリットとデメリットを紹介するので、それぞれについて客観的に把握しておこう。
三井住友カード(NL)のETCカードのメリット
三井住友ETCカードのメリットは以下のとおりだ。
- 1年に1回以上使えば翌年の年会費は無料になる
- Vポイントを貯められる
- ETCマイレージサービスを適用できる
- 60日前までさかのぼって不正利用が補償される
他社の場合は別途年会費がかかるケースも多いが、三井住友ETCカードの場合、1年に一度でも高速道路を利用していれば、翌年の年会費はかからない。
三井住友カード(NL)とセットでETCカードを発行すれば、両カードを年会費無料で所有できるため、この点は大きなメリットになるだろう。
ほかにも、Vポイントが貯まるだけでなく、東・中・西日本高速道路株式会社などが運営する「ETCマイレージサービス」を通じて、別途ポイントを貯められる。
高速道路の利用でポイントをダブルで貯められるのもメリットと言えるだろう。
さらに、三井住友ETCカードの場合、紛失や盗難にあった際も、カードが届いてから60日前にさかのぼって、それ以降の不正利用は補償される。
ただし、車内においたままにして紛失や盗難にあった場合は適用外になるため、保管・管理にはくれぐれも気をつけよう。
三井住友カード(NL)のETCカードのデメリット
三井住友ETCカードのデメリットとしては、以下の内容が挙げられるだろう。
- 1年で一度も使わないと年会費が発生する
- 発行までに2週間近くかかる
- 発行できるのは1枚だけ
三井住友ETCカードの場合、一年間に一度も利用しないと翌年度には年会費として550円(税込)がかかる。
この点はデメリットになり得るだろう。
また、発行までに2週間ほどの期間がかかる点もデメリットとして挙げられる。
しかし、ほとんどのクレジットカード会社において、本カードとETCカードの発行は別々で、ETCカードの到着まで2週間ほどかかるのが通常だ。
ほかにも、三井住友ETCカードの場合、本カード1枚につきETCカードを1枚発行できるものの、複数は発行できない。
この点、家族カードを発行していれば、家族カード1枚につきETCカードを1枚発行できるため、家族でカードを使い分けたい場合も対応できるだろう。
三井住友カード(NL)におけるETCカードの申込み方法と注意点
ここでは、状況別の三井住友ETCカードの申込み方法と作成時の注意点を解説しよう。
実際の発行手続きは、本カードを既に所有しているかどうかで異なる。
以下、本カードを所有している場合と所有していない場合に分けて申込み方法を紹介しているので、該当する内容を踏まえて手続きを済ませよう。
三井住友カード(NL)を持っている場合の申込み方法
既に三井住友カード(NL)を利用している人であれば、会員専用サービスの「Vpass」にログインして申し込めばよい。
申し込む際はVpassログインが必要になるため、IDとパスワードを確認しておこう。
ほかにも、入会案内デスクの利用や申込書の取り寄せによって発行も可能だが、Vpassであれば24時間いつでも申し込めるため、インターネット経由がおすすめだ。
三井住友カード(NL)を持っていない場合の申込み方法
三井住友カード(NL)を持っていない人は、本会員のカード申込みと同時にETCカードを申し込もう。
インターネット申込みの入力画面で「ETC専用カード」の項目があるため、そこにチェックをつければ申込み完了だ。画面の指示に従って必要事項を入力するだけなので、特に迷うことはないだろう。
三井住友カード(NL)のETCカード作成時の注意点
三井住友ETCカードを作成する際の注意点は以下のとおりである。
- カードの到着までに2週間ほどかかる
- ETCカードの発行にも所定の審査がある
- ETCカードは複数枚を発行できない
- 三井住友カード(NL)を解約すると、ETCカードも同時に解約される
三井住友カード(NL)の発行は1週間ほどで手元に届くが、ETCカードは到着までに2週間ほどかかる。
直近で利用したい場合は間に合わないため、早めに申込み手続きをしておくとよいだろう。
また、申込み数や連休を挟むなどの事情によっては、到着までにさらに時間がかかる可能性もある。
三井住友ETCカードにも所定の審査はあるため、場合によっては発行できないこともある点は覚えておこう。
繰り返しになるが、本カード1枚につきETCカードは1枚しか発行できないため、複数は所有できない点も注意が必要である。
最後に、本カードを解約すればETCカードも同時に解約されるため、両カードはセットで使うものと認識しておこう。
ETCカードを作成できる三井住友カード(NL)を上手に活用しよう!
三井住友カード(NL)は、ETCカードを作れるクレジットカードの一つである。
合計11種類の三井住友カードのいずれかを持っていれば発行できるため、ライフスタイルや利用シーンなどに合わせてカードを選び、同時に申し込むとよいだろう。
三井住友ETCカードの初年度年会費は無料で、一年に一度でも利用すれば、翌年度の年会費もかからない。
ほかにも、VポイントとETCマイレージサービスによるポイントをダブルで獲得できるのも大きなメリットだ。
ETCカードの発行には2週間ほどかかるため、利用を考えている人は早めに申込み手続きを済ませよう。
本記事の内容も踏まえて、三井住友カード(NL)でETCカードを発行するかどうか検討してみてほしい。
本メディアでは、三井住友カード(NL)だけでなく、さまざまなクレジットカードについて詳しく解説しているので、それらも参考に、自分にぴったりなカードを探してみよう。