- 野村證券のサービスにどのような特徴があるのか知りたい
- 野村證券の評判や口コミが知りたい
- 運用相談をどこにするべきかわからない
野村證券は、野村グループに属する国内大手の証券会社だ。
株式・投資信託・債券などの取引だけでなく、相続、資産承継、不動産などを含む資産管理の相談に対応している点が特徴である。
一方で、取引口座や取引方法によって手数料は異なる。手数料をできるだけ抑えて短期売買をしたい人は、ネット証券との比較が欠かせない。
結論からいうと、野村證券は「対面相談や情報提供を重視したい人」「大手証券会社のサポートを受けながら資産運用を進めたい人」に向いている。一方で「国内株式の売買手数料をできるだけ抑えたい人」「短期売買向けの取引ツールを重視する人」は、他社サービスもあわせて比較したい。
本記事では、野村證券の特徴や評判、サービス内容、手数料、口座開設方法について解説する。
どこの証券会社で口座を開設するべきか迷っている人は、判断材料として参考にしてほしい。
野村證券の総合評価
まずは、弊社が野村證券で取引をする投資家を対象に実施したアンケートをもとに、野村證券の総合評価を確認しよう。
※各項目の指標
口座開設:手続きやキャンペーンの内容など
取引手数料:妥当だと感じるか
取扱商品:種類や充実度
取引のしやすさ:取引ツールや分析ツールの利便性など
提供される情報:情報提供はタイムリーか、情報量は充実しているかなど
サポート体制:担当者のクオリティや問い合わせ窓口の対応など
特典・サービス:ポイント投資・銀行やクレジットカードとの連携など
| 項目 | 詳細 |
| 総合評価 | 3.19 |
| 口座開設 | 3.16 |
| 取引手数料 | 2.83 |
| 取扱商品 | 3.35 |
| 取引のしやすさ | 3.21 |
| 提供される情報 | 3.36 |
| サポート体制 | 3.42 |
| 特典・サービス | 3.18 |
野村證券は、サポート体制や情報提供で比較的高い評価を得ている。一方で、取引手数料は他の項目より低めの評価となった。
対面相談や情報提供を重視する人には魅力がある一方、売買コストを重視する人は、取引コースや手数料を事前に確認しておく必要がある。
野村證券の良い評判と口コミ

野村證券には、どのような口コミが寄せられているのだろうか。まずは良い評判と口コミの内容を見ていこう。
大手証券会社としての安心感を評価する声がある
野村證券の良い評判で多いのが「大手証券会社としての安心感」だ。アンケートでは、次のような声があった。
20代女性老舗の証券会社さんなので、様々な面で安定感と信頼感がとてもあります。セミナーなどの勉強会なども充実しているので、最新の経済動向を把握しやすいです。



大手ということで安心感もあり口座開設しました。アプリから株の情報が見られたり、売買取引ができたりするので、ちょっとした空き時間にも株取引ができ便利です。



業界大手の証券会社だけあって、投資情報の精度が高く、自分に合った銘柄選定や投資スタンスの見極めをする上で十分活用できているから。
野村グループは、1925年設立の金融サービスグループである。国内の野村證券店舗数は104店、ウェルス・マネジメント部門の顧客資産残高は175.8兆円と公表されている。
長い歴史や店舗網、顧客基盤の大きさは、安心感を評価する声につながっていると考えられる。
ただし「大手だから必ず自分に合う」とは限らない。手数料、商品、サポートの受け方が自分の投資スタイルに合うかを確認することが大切だ。
投資判断の材料となる情報が充実している
続いて多かったのが、情報提供に関する良い評判だ。



野村證券では、投資に関する情報提供が非常に充実しています。特に、月次レポートや市場分析の内容が詳細で、投資判断に役立つだけでなく、金融知識を深めるための参考にもなります。また、タイムリーな情報更新があり、投資の方針を柔軟に調整できる点が良いです。



月次レポートの内容が丁寧で、投資判断の参考になるので個人的にとても役立っているからです。



情報の質が良く、業種ごとに専門のアナリストがいるため、安心できます。
野村證券では、経済・金融動向、世界の市場・為替、銘柄分析などに関するレポートが提供されている。口座を持っている人は、オンラインサービスにログインすることで各種レポートを閲覧できる。
投資判断をすべてレポートに任せるのではなく、自分の投資目的やリスク許容度と照らし合わせて活用するとよい。
取扱商品やサービスの幅が広い
取扱商品やサービスの幅広さを評価する声もある。



取り扱い商品がとにかく多くて選択の幅が広いですし、中でも野村のESG投資という他ではあまり扱ってないような珍しい商品も取り扱っているので。



取り扱っている商品が多いからとても満足している。商品が多いのでさまざまな知識を得ることができる。



IPOの主幹事証券会社になることが多いため、必然的に割当数も多くなり、当選確率を高めることができるだけでなく、申込みの時点では入金が必要ないため、気軽に申し込みできるのがメリットだと思う。
野村證券では、国内株式、外国株式、投資信託、債券、FX、ラップ口座、保険、NISA、iDeCoなど、さまざまな商品・サービスが用意されている。
商品数や取扱状況は時期によって変動する。実際に取引したい商品がある場合は、口座開設前に公式サイトで最新の取扱状況を確認しておきたい。
IPOについても、主幹事実績や申込条件は確認材料になる。ただし、抽選や配分により購入できない場合があり、上場後の株価上昇も保証されない。
問い合わせ窓口の対応がよいという声がある
野村證券の問い合わせ窓口に関する満足度も高いようだ。



ちょっとした疑問や相談ごとにも親身になって対応してくれるサポート体制にはリスペクトしかありません。



以前投資信託の件でわからないことがあったので野村證券に問い合わせたところ、とても対応が良かった。



野村證券で最も満足している点は、やはり長年の実績と信頼感です。大手証券会社ならではの豊富な情報提供や、専門家によるサポート体制が充実しており、安心して投資に臨める点に大きな魅力を感じています。
投資をしていると、手続きや商品内容について疑問が生じることがある。電話や店舗で相談できる体制があることは、初心者にとって安心材料になりやすい。
ただし、問い合わせ窓口のつながりやすさは時間帯や混雑状況によって変わる。急ぎの手続きがある場合は、余裕を持って確認しておきたい。
担当者に相談できる
担当者に相談できることも、野村證券の魅力として挙げられている。



担当者がいるので相談しやすいです。不安なことがあればちょっとしたことでも話ができるので安心できます。



細々とした質問でも、担当者が真摯に対応してくれる。ネット証券にはない良さだと考える。



対面で投資に関する相談やアドバイスを受けることができ、自分の担当者は親身に相談に乗ってくれるから。
ネット証券では自分で判断して取引する場面が多い。一方で、野村證券のような対面型の証券会社では、資産状況や投資目的を相談しながら方針を検討できる場合がある。
相談を受ける際は、提案された商品のリスク、手数料、保有期間、代替案を確認し、自分の目的に合うかを判断しよう。
野村證券の悪い評判と口コミ


野村證券には良い評判がある一方で、不満の声もある。ここからは、悪い評判と口コミの内容を確認しよう。
取引ツールが使いにくいと感じる人がいる
悪い評判で目立つのが、取引ツールやインターネット取引の使い勝手に関する声だ。



注文ツールがネット証券のように整備されていないので、デイトレには向かないと思います。最近はこちらをあまり使っていません。



メイン取引先として使用するうえで、もう少しインターネット取引が簡単にできるようになるとさらに使いやすくなると思うので、そこを改善してほしいです。



私が作った頃に比べると大分ネット関係のサービスは向上しました。ただネット専業の証券会社に比べると使い勝手や手数料などでイマイチではあります。実店舗を利用したい人向けかなというのが正直な感想です。
頻繁に売買する人にとって、注文画面の見やすさや操作性は重要だ。特にデイトレードや短期売買では、発注のしやすさがストレスに直結する。
野村證券は店舗や担当者に相談できる点が強みである一方、取引ツールの操作性を最優先する人は、ネット証券のツールも比較しておきたい。
一部ネット証券と比べて手数料が高く感じられる
取引手数料に関する不満も多く見られる。



証券会社の老舗ですね。なので手数料が高いです!オンラインでしか取引しないので、手数料が非常にもったいなく感じます。窓口での取引を望む方には、お勧めだとは思います。



取引手数料が無料なネット証券もあるこのご時世なのに、売買手数料がやや高い。



中長期的なスパンでのトレードを前提とした場合は問題ないが、デイトレードやスイングトレード向けのボックス料金プランなどを充実化させてほしいため。
近年は、条件を満たすことで国内株式の売買手数料を無料にするネット証券もある。そのため、短期売買を繰り返す人ほど、野村證券の手数料を割高に感じやすい。
ただし、手数料だけで証券会社を選ぶと、相談体制や情報提供、取扱商品などの違いを見落とすことがある。自分が重視するものを整理したうえで比較しよう。
カスタマーサポートにつながりにくいことがある
問い合わせ対応そのものを評価する声がある一方で、電話がつながりにくいという口コミもある。



問い合わせがなかなか繋がらなかったり返事が遅かったりするので、そのあたりを改善してほしい。



問い合わせしたくてもフリーダイヤルが繋がらない事が多い。困った事があります。



わからないことがあったときにすぐに問い合わせられる窓口が近くにあるといい。
サポートの「対応品質」と「つながりやすさ」は別の評価軸だ。担当者や窓口の説明に満足していても、混雑時には電話がつながりにくいことがある。
口座開設や手続きの期限がある場合は、早めに問い合わせる、オンラインのFAQを確認する、店舗への相談を検討するなど、複数の手段を用意しておくと安心だ。
特徴と評判から見た野村證券が向いている投資家とは


野村證券には、良い評判も悪い評判もある。ここからはアンケート結果とサービス内容を踏まえて、どのような投資家に向いているかを整理する。
| 判断軸 | 野村證券を検討しやすい人 | 他社比較もしたい人 |
|---|---|---|
| 相談体制 | 対面・電話で相談したい | 自分で完結したい |
| 情報提供 | レポートや専門家の情報を活用したい | 最低限の情報で十分 |
| 手数料 | 相談や情報提供も含めて判断したい | 売買手数料の低さを最優先したい |
| 取引スタイル | 中長期で資産運用を考えたい | 短期売買・デイトレード中心で使いたい |
野村證券での取引が向いている人の特徴
野村證券での取引が向いている人の特徴は、下記の通りだ。
- 大手証券会社を利用したい
- 投資に役立つ情報を知りたい
- 対面や電話で相談できる体制を重視したい
- 幅広い商品・サービスから選びたい
- IPO投資も選択肢に入れている
大手証券会社を利用したい
野村グループは、国内外で金融サービスを提供する大手金融グループだ。グループとして90年以上の歴史があり、国内の野村證券店舗数や顧客資産残高なども公表している。
知名度や規模を重視して証券会社を選びたい人にとって、野村證券は有力な選択肢のひとつとなる。
投資に役立つ情報を知りたい
野村證券の口座を開設し、オンラインサービスにログインすると、さまざまな投資レポートを閲覧できる。
主なレポートの内容や更新タイミングは下記の通りだ。
| レポート | 更新タイミング | 内容 |
|---|---|---|
| NOMURA FUND 21 | 偶数月第1営業日 | 投資信託業界の潮流、投資戦略、トレンド、個別商品などを紹介する |
| Nomura21 Global | 毎月下旬頃 | 経済環境の分析、成長が期待される分野、銘柄選定、相場展望などを紹介する |
| 銘柄ピックアップー話題のテーマからー | 随時 | 旬のテーマに関連する国内外の銘柄を紹介する |
| 野村週報 | 毎週金曜日 | マーケット展望、イベントカレンダー、決算発表スケジュールなどをまとめる |
| 国際金融為替ウィークリー | 毎週第2営業日 | 主要通貨の直近の動向を解説する |
| 国際金融為替マンスリー | 毎月下旬頃 | 外国為替市場と関連するマクロ環境を分析する |
| 野村マンスリー投資会議(要約) | 毎月中旬頃 | 中期的な投資シナリオ、投資戦略、資産の見方を紹介する |
なお、レポートは投資判断の参考情報であり、将来の成果を保証するものではない。投資の最終判断は、自分の目的やリスク許容度を踏まえて行う必要がある。
対面や電話で相談できる体制を重視したい
困ったときに担当者や問い合わせ窓口へ相談したい人にとって、対面型の証券会社は安心材料になりやすい。
特に、投資初心者やまとまった資産の運用を検討している人は、商品選びだけでなく、相続、贈与、資産承継なども含めて相談したい場面があるだろう。
ただし、担当者との相性や提案内容は人によって異なる。相談時には、リスク、費用、運用期間、途中解約の条件を確認しておきたい。
幅広い商品・サービスから選びたい
野村證券では、国内株式、外国株式、投資信託、債券、FX、ラップ口座、保険、NISA、iDeCoなどを取り扱っている。
複数の商品を比較しながら投資方針を検討したい人や、ライフプランに合わせた運用を考えたい人には向いている可能性がある。
IPO投資も選択肢に入れている
IPO投資とは、新規上場する企業の株式を上場前に購入し、上場後の値動きを狙う投資方法だ。抽選や配分により購入できる人が決まるため、誰でも必ず購入できるわけではない。
主幹事証券会社はIPO案件において重要な役割を持ち、配分数量に影響することがある。そのため、IPO投資を重視する人は、各証券会社の取扱実績や申込条件を確認しておきたい。
ただし、IPO株は必ず公開価格より高い初値がつくとは限らない。上場後に株価が下落する可能性もあるため、リスクを理解したうえで申し込む必要がある。
野村證券での取引が向いていない人の特徴
反対に、野村證券での取引が向いていない可能性がある人の特徴は下記の通りだ。
- 手数料をできるだけ抑えたい
- 短期売買向けの取引ツールを重視したい
- ポイント投資やクレカ積立を重視したい
- 少額から低コストで始めたい
該当する特徴が多いからといって、野村證券を選んではいけないわけではない。自分の投資スタイルと重視する条件に合うかを確認することが大切だ。
手数料をできるだけ抑えたい
野村證券は、取引口座や取引方法によって手数料が異なる。店舗口座での取引は、手数料が割高に感じられる場合がある。
一方、ネット証券の中には、条件を満たすことで国内株式の売買手数料を無料にする会社もある。短期売買を繰り返す人は、手数料差が運用成績に影響しやすい。
手数料を重視する人は、約定代金、取引頻度、利用する商品をもとに比較しよう。
短期売買向けの取引ツールを重視したい
デイトレードやスイングトレードでは、注文画面の操作性、板情報、チャート、発注スピードなどが重要になる。
口コミでは、ネット専業証券と比べて取引ツールが使いにくいと感じる声があった。短期売買を中心にしたい人は、事前に操作画面やアプリの使い勝手を確認しておくとよい。
ポイント投資やクレカ積立を重視したい
近年は、ポイント投資やクレジットカード積立に対応する証券会社が増えている。
ただし、ポイント投資やポイント還元の対応状況、対象商品、付与率、上限額は証券会社によって異なる。ポイント活用を重視する人は、野村證券だけでなく他社の条件も比較したい。
少額から低コストで始めたい
野村證券には幅広い商品がある一方で、まとまった資産を前提とするサービスもある。たとえば、野村SMAは契約金額3,000万円からの投資一任サービスとして案内されている。
少額から投資を始めたい人は、最低投資金額、購入時手数料、信託報酬、売買手数料などを確認し、無理なく続けられるサービスを選ぼう。
資産運用の相談先にはどんな選択肢がある?
野村證券の問い合わせ窓口や担当者の評判はよく、相談しながら投資を進めたいと考えている人も多いだろう。
資産運用の相談先には、証券会社の担当者、銀行、FP、IFAなど複数の選択肢がある。それぞれ相談できる内容や取扱商品、費用の仕組みが異なるため、目的に合わせて選ぶことが大切だ。
近年の証券会社選びでは「手数料」と「相談体制」の比較が重要
近年は、スマートフォンやパソコンを使ったインターネット取引が広がっている。条件付きで国内株式の売買手数料を無料にするネット証券もあり、手数料を重視する人にとって選択肢は増えている。
その中で、対面型の証券会社は、商品取引だけでなく、資産管理、相続・資産承継、ラップ口座など、相談を含むサービスを打ち出している。
野村證券が提供するラップ口座の一例が「野村SMA(エグゼクティブ・ラップ)」だ。野村SMAは、顧客の意向をもとに投資計画を作成し、投資判断や売買執行、管理などを一任するサービスである。
ただし、野村SMAは契約金額3,000万円からで、店舗のみの取扱いとされている。利用を検討する場合は、費用、リスク、契約条件を十分に確認しておきたい。
大手証券会社で資産運用の相談をする際の注意点
大手証券会社で資産運用の相談をする際は、下記の点に注意したい。
- 提案された商品が自分の目的やリスク許容度に合うか確認する
- 手数料や報酬の仕組みを確認する
- 担当者が変わる可能性がある
証券会社に限らず、金融商品を提案されたときは、商品の仕組み、リスク、費用、想定される保有期間を確認することが重要だ。
「勧められたから買う」のではなく、自分の運用目的に合うか、他の商品と比較して納得できるかを確認しよう。
また、担当者の異動や配置換えによって、長期的に同じ担当者へ相談し続けられない場合もある。担当者との相性を重視する人は、相談体制やフォロー方法も確認しておきたい。
資産運用を専門家に相談するメリット
資産運用を専門家に相談するメリットは、下記の通りだ。
- 自分では気づきにくい選択肢を知るきっかけになる
- 不安や疑問を整理しながら運用方針を考えられる
資産運用では、年齢、収入、資産状況、家族構成、運用目的、リスク許容度などを踏まえて方針を決める必要がある。万人に合う運用方法はない。
専門家に相談すれば、投資信託、債券、株式、保険、NISA、iDeCoなど、複数の選択肢を比較しながら考えやすくなる。
ただし、専門家に相談しても投資成果が保証されるわけではない。提案内容を理解し、納得したうえで投資判断を行うことが大切だ。
証券会社以外の相談先としては、IFAも選択肢のひとつである。金融商品仲介業者としてのIFAは、証券会社等から委託を受け、有価証券の売買等の媒介や募集の取扱いなどを行う立場のアドバイザーだ。
相談先を選ぶ際は、取扱商品、手数料体系、担当者の経験、継続的なフォロー体制を比較しよう。
野村證券の会社概要


ここまで、アンケート調査に基づく野村證券の評判や口コミについて解説してきた。
ここでは改めて、野村證券の会社概要やサービス内容、取扱商品の詳細について確認しておこう。
野村證券の会社概要
野村證券株式会社の会社概要は下記の通りだ。
| 会社名 | 野村證券株式会社 |
|---|---|
| 英文社名 | Nomura Securities Co.,Ltd. |
| 登録番号等 | 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第142号 |
| 金融商品取引業の種別 | 第一種金融商品取引業、第二種金融商品取引業、投資助言・代理業、投資運用業 |
| 本店所在地 | 東京都中央区日本橋1-13-1 |
| 設立日 | 2001年5月7日 |
| 代表取締役社長 | 奥田 健太郎 |
| 資本金 | 100億円 |
| 大株主(持株比率) | 野村ホールディングス株式会社(100%) |
| 事業内容 | 証券業 |
| 国内店舗数 | 104店(2025年4月1日現在) |
| 加入協会 | 日本証券業協会 一般社団法人資産運用業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 一般社団法人第二種金融商品取引業協会 一般社団法人日本STO協会 |
| 貸金業者に関する事項 | 登録番号:関東財務局長(8)第01372号 登録有効期間:2025年9月22日~2028年9月21日 |
野村グループは1925年設立としており、長い歴史を持つ金融サービスグループである。
また、ウェルス・マネジメント部門では、株式や債券などの運用商品に加え、不動産、相続、資産承継などのコンサルティングも提供している。
規模や相談体制を重視する人にとって、野村證券は検討しやすい証券会社のひとつといえる。
野村證券が提供するサービス
野村證券は、個人や法人を問わず、資産運用や資産管理に関するサービスを提供している。
株式や債券、投資信託などの取引だけでなく、相続、資産承継、不動産、M&Aなどに関する相談にも対応している。
NISA口座やiDeCoも取り扱っているため、税制優遇制度を活用した資産形成を検討している人にも選択肢となる。
NISAは、一定の投資枠内で売却益や配当・分配金が非課税になる制度だ。iDeCoは老後資産形成の制度で、原則として60歳になるまで資産を引き出せない点に注意したい。
また、オンラインサービスでは、預り資産やマーケット情報の確認、取引、各種手続き、アナリストによるレポートや動画の閲覧ができる。口座を持っている人は無料で利用できるが、利用には申し込みが必要だ。
野村證券の取扱商品の詳細
野村證券で取り扱いのある主な商品・サービスは下記の通りだ。
| 商品・サービス | 主な内容 | 費用・注意点 |
|---|---|---|
| 国内株式 | 国内株式、ETF、REIT、IPO、PO、TOB、株式積立、まめ株、信用取引など | 取引口座や取引方法により売買手数料が異なる |
| 外国株式 | 米国株式、香港株式、ドイツ株式、オーストラリア株式、外国ETFなど | 国内手数料のほか、現地手数料や税金、為替変動リスクがある |
| 投資信託 | 投資信託、投信積立、野村MRF、外貨MMFなど | 銘柄ごとに購入時手数料、信託報酬、信託財産留保額などが異なる |
| 債券 | 個人向け国債、円建債券、外国債券、新発外貨建債券、既発外貨建債券、CBなど | 購入対価のほか、売買価格差や為替変動リスクなどに注意 |
| FX | ノムラFX、FX取引ツール、FXアプリなど | 取引手数料は無料。ただしスプレッドや為替変動リスクがある |
| ラップ口座 | 野村ファンドラップ、野村SMA、ラップ信託など | 契約金額や報酬体系がサービスごとに異なる |
| NISA・iDeCo | NISA口座、つみたて投資枠、成長投資枠、iDeCoなど | 制度の上限額、対象商品、引き出し条件などを確認する必要がある |
商品ごとにリスクや費用は異なる。実際に投資する前に、目論見書や契約締結前交付書面などを確認しよう。
野村證券の主な手数料
野村證券の手数料は、店舗口座とオンライン専用支店で異なる。ここでは、代表的な国内株式の手数料を確認する。
まず、店舗口座における国内株式の基本料率は下記の通りだ。オンラインサービスから現物取引を行う場合は、店舗口座の基本手数料から20%割引される。信用取引は70%割引となる。
| 約定代金 | 店舗口座の基本料率 |
|---|---|
| 20万円以下 | 2,860円 |
| 20万円超~50万円以下 | 約定代金の1.4300% |
| 50万円超~70万円以下 | 約定代金の1.1000%+1,650円 |
| 70万円超~100万円以下 | 約定代金の0.9460%+2,728円 |
| 100万円超~300万円以下 | 約定代金の0.8800%+3,388円 |
| 300万円超~500万円以下 | 約定代金の0.8470%+4,378円 |
| 500万円超~1,000万円以下 | 約定代金の0.7040%+11,528円 |
| 1,000万円超~3,000万円以下 | 約定代金の0.5720%+24,728円 |
| 3,000万円超~5,000万円以下 | 約定代金の0.2640%+117,128円 |
| 5,000万円超 | 約定代金の0.1100%+194,128円 |
次に、オンライン専用支店の国内株式現物取引におけるオンラインサービス手数料の代表例を見てみよう。
| 1注文の約定代金 | オンライン専用支店の手数料 |
|---|---|
| 10万円まで | 152円 |
| 30万円まで | 330円 |
| 50万円まで | 524円 |
| 100万円まで | 1,048円 |
| 300万円まで | 3,143円 |
| 1,000万円まで | 10,476円 |
| 5,000万円超 | 一律78,571円 |
オンライン専用支店のほうが、店舗口座より手数料を抑えやすい。ただし、店舗口座とオンライン専用支店では利用できる商品・サービスや相談方法が一部異なるため、手数料だけで判断しないようにしたい。
外国株式、投資信託、債券、ラップ口座などの費用は商品や取引方法によって異なる。最新の手数料は公式サイトで確認しよう。
野村證券の口座を開設するには


野村證券の口座開設方法には、主に下記の3つがある。
- マイナンバーカードとスマートフォンを使う「スピード口座開設」
- 必要書類の画像をアップロードする「かんたん口座開設」
- 申込書を取り寄せて郵送で手続きする方法
それぞれ必要書類や所要日数が異なる。自分が用意できる本人確認書類に合わせて選ぼう。
| 方法 | 取引開始の目安 | 主な条件・必要書類 |
|---|---|---|
| スピード口座開設 | 最短当日 | マイナンバーカード、スマートフォンなど。日本在住の18歳以上の個人かつ日本国籍の人が対象 |
| かんたん口座開設 | 最短5営業日 | 通知カード+運転免許証など、指定された本人確認書類の画像をアップロード |
| 郵送 | 申込書受領後、最短7営業日 | 申込書、マイナンバー確認書類、本人確認書類を返送 |
なお、野村ネット&コール口座と店舗口座では、提供される商品・サービスが一部異なる。両方の口座を同時に開設することはできないため、手数料を重視するのか、対面相談を重視するのかを考えて選びたい。
スピード口座開設で手続きする
スピード口座開設は、スマートフォンの本人確認専用アプリでマイナンバーカードを読み取って手続きする方法だ。平日13時までに口座開設の受付が完了した場合、最短当日に口座開設完了メールが届く。
ただし、日本に住んでいる18歳以上の個人で、日本国籍の人が対象となる。未成年や日本国籍以外の人は、郵送での手続きが案内されている。
手続き前に、マイナンバーカード、マイナンバーカードのパスワード、対応するスマートフォンを用意しておこう。
- 申し込みフォームでメールアドレスを入力する
- 届いたメールのリンクから手続きを開始する
- 本人確認方法でスピード口座開設を選択する
- 本人確認専用アプリを使ってマイナンバーカードを読み取る
- 氏名・住所などの情報を確認・入力する
- 出金先金融機関やパスワードなどを登録する
- 口座開設完了メールを受け取る
マイナンバーカードの署名用電子証明書パスワードなどを忘れていると、手続きが進まないことがある。事前に確認しておくとスムーズだ。
かんたん口座開設で手続きする
マイナンバーカードを使ったスピード口座開設ができない場合は、必要書類の画像をアップロードする「かんたん口座開設」も選択肢になる。
かんたん口座開設では、通知カードと運転免許証、運転経歴証明書、パスポートなど、公式サイトで指定された本人確認書類を用意する必要がある。その他確認書類として、マイナンバーカードやマイナンバー記載の住民票の写しも利用できる。
利用できる本人確認書類には条件がある。2020年2月4日以降に申請したパスポートは所持人記入欄がないため利用できないなど、細かな注意点もあるため、申し込み前に公式サイトで最新の案内を確認しよう。
郵送で手続きする
郵送での口座開設は、申込書を請求し、必要事項を記入して本人確認書類などを返送する方法だ。
公式サイトでは、口座開設申込書を野村證券が受領してから最短7営業日で取引できると案内されている。ただし、書類不備、土日祝日、年末年始、手続きの混雑状況によって時間がかかる場合がある。
- 必要事項を入力して、口座開設申込書を請求する
- 届いた口座開設申込書に記入・捺印する
- 口座開設申込書、マイナンバー確認書類、本人確認書類を返送する
- 郵送で「口座開設完了のご案内」を受け取る
- 取引に必要な初期設定を行う
郵送では、マイナンバー確認書類や本人確認書類のコピーが必要になる。氏名、住所、生年月日、有効期限などが鮮明に確認できるように準備しよう。
野村證券の評判を確認して口座開設を検討しよう
野村證券の良い評判には、大手証券会社としての安心感、情報提供の充実、担当者や問い合わせ窓口に相談できることなどがある。
一方で、悪い評判には、取引ツールが使いにくい、ネット証券と比べて手数料が高く感じる、カスタマーサポートにつながりにくいことがある、といった声があった。
総合的に見ると、野村證券は「相談しながら資産運用を進めたい人」「大手証券会社の情報やサポートを活用したい人」に向いている。
一方で「手数料をできるだけ抑えたい人」「短期売買向けのツールを重視する人」は、ネット証券も含めて比較したほうがよい。
資産運用の相談先を探している場合は、野村證券のような対面型証券会社だけでなく、IFAなどの専門家も選択肢になる。
相談先を選ぶ際は、取扱商品、手数料、担当者の説明のわかりやすさ、継続的なフォロー体制を確認し、自分に合うサービスを選ぼう。
野村證券の評判に関するQ&A
出典
野村證券「会社概要」
野村ホールディングス「野村グループ概要」
野村ホールディングス「ウェルス・マネジメント部門」
資産運用業協会「協会の概要」
野村證券「取扱商品一覧」
野村證券「手数料・その他費用」
野村證券「店舗(本・支店)の手数料」
野村證券「オンライン専用支店の手数料」
野村證券「野村のレポート」
野村證券「オンラインサービス」
野村證券「口座開設のご案内」
野村證券「スピード口座開設でお手続き」
野村證券「かんたん口座開設でお手続き」
野村證券「野村SMA(エグゼクティブ・ラップ)」
野村證券「野村のラップ口座」
金融庁「NISAを知る:NISA特設ウェブサイト」
国民年金基金連合会「iDeCoの特徴」
日本証券業協会「IPOにおける公開価格の設定プロセスの見直しについて」
日本証券業協会「主幹事証券会社別の初期収益率等」(公表日:2026年4月30日)
SBI証券「ゼロ革命」
楽天証券「国内株式取引手数料がいつでもだれでも0円!『ゼロコース』」
一般社団法人日本金融商品仲介業協会「IFAに相談する」









