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ネット証券で買えるおすすめの投資信託5選!人気商品を徹底紹介

この記事で解決できるお悩み
  • ネット証券で買えるおすすめの投資信託が知りたい
  • 各ネット証券ごとのおすすめ投資信託が知りたい
  • どのネット証券を利用すれば良いか迷っている

対面で接客する店舗を持たないことで経費を削減し、手数料の安い投資信託を販売しているネット証券。

新NISAやiDeCoの口座開設先として人気を集めていて、多くの人が利用している。

ただし、「資産運用を始めるならネット証券が良いと聞いたが、その中でもどこで口座を開設すべきなのだろうか」「ネット証券で購入できる投資信託に違いはあるのか」といった疑問を抱いている人もいるだろう。

そこで本記事では、ネット証券全体で見た投資信託の売上ランキングや各ネット証券の投資信託ランキングを紹介する。

投資信託選びに迷っている人は、ぜひチェックしてほしい。

目次

ネット証券の投資信託おすすめランキング

2024年5月の1か月間における投資信託の売上ランキングは以下のとおりだ。

スクロールできます
順位商品名5月の売上手数料ファンドタイプ
1位eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
約2,014億円信託報酬率0.05775%インデックスファンド
(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス)
2位eMAXIS Slim米国株式
(S&P500)
約1,611億円信託報酬率0.09372%インデックスファンド
(S&P500)
3位A・バーンスタイン・
米国成長株投信D
約1,027億円信託報酬率
1.727%
アクティブファンド
4位インベスコ世界厳選株式オープン
<為替Hなし>(毎月)
約565億円信託報酬率
1.903%
インデックスファンド
(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス)
5位HSBCインド・インフラ
株式オープン
約540億円信託報酬率
2.09%
アクティブファンド
出典:楽天証券「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」
出典:楽天証券「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」
出典:楽天証券「A・バーンスタイン・米国成長株投信D」
出典:楽天証券「世界厳選株式オープン<為替Hなし>(毎月)」
出典:SBI証券「HSBCインド・インフラ株式オープン」

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、世界中の株式に幅広く分散投資する投資信託だ。

先進国から新興国まで、幅広い地域をカバーしているため、グローバルな経済成長を享受できる。

地域が分散してリスクをコントロールしていながら、低い運用コストが魅力的だ。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、米国の主要企業500社(S&P500)に投資する投資信託だ。

米国の経済成長の恩恵を直接受けることができるうえに、低コストで運用可能なので長期投資に適している。

A・バーンスタイン・米国成長株投信Dは、米国の成長性が高い企業を中心に投資するアクティブファンドだ。

企業の成長力を重視する戦略を採用して高成長が期待できる企業に投資しているため、高いリターンを期待できる。

一方で、アクティブファンドなので運用コストが高めに設定されている点に注意が必要だ。

インベスコ世界厳選株式オープン<為替Hなし>(毎月)は、世界中の厳選された株式に投資するグローバルファンドだ。

世界中の優良企業に投資しているため、安定した収益を追求できる。

HSBCインド・インフラ株式オープンは、インドのインフラ関連企業に特化して投資するファンドだ。

成長市場として注目されるインドのインフラセクターに焦点を当てており、インドの急速な経済成長とインフラ需要の増加による高いリターンを期待できる。

一方で、運用コストの高さ、新興国特有の市場リスクの高さには注意しよう。

ネット証券で人気の投資信託はすべて海外資産を購入している商品だ。

現在は日本株よりも海外株に注目が集まっていて、多くの投資家が海外市場に期待していることが窺えるだろう。

各ネット証券の投資信託おすすめランキング

セット証券で購入できる投資信託の売上ランキングを見てきたが、次はそれぞれのネット証券ごとに売上ランキングを見ていこう。

ここでは、SBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券の4つを比較している。

SBI証券

SBI証券の5月の投資信託販売金額人気ランキングは以下のとおりだ。

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順位商品名手数料ファンドタイプ
1位eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
信託報酬率
0.05775%
インデックスファンド
(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス)
2位eMAXIS Slim米国株式
(S&P500)
信託報酬率
0.09372%
インデックスファンド(S&P500)
3位SBI・バンガード・S&P500
インデックス・ファンド
信託報酬率
0.0938%
インデックスファンド(S&P500)
出典:SBI証券「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」
出典:SBI証券「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」
出典:SBI証券「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」

全体ランキングでも人気だったeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とeMAXIS Slim米国株式(S&P500)がトップ2で、3位にはSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドがランクインしている。

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドはアメリカを代表する500社で構成されているため、1本購入するだけで投資先を分散可能だ。

そして信託報酬率は0.0938%と非常に低く、低コストで運用できるのも人気を集めている理由だろう。

楽天証券

楽天証券の5月の投資信託販売金額人気ランキングは以下のとおりだ。

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順位商品名手数料ファンドタイプ
1位eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
信託報酬率0.05775%インデックスファンド
(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス)
2位eMAXIS Slim米国株式(S&P500)信託報酬率0.09372%インデックスファンド(S&P500)
3位楽天S&P500
インデックス・ファンド
信託報酬率0.077%インデックスファンド(S&P500)
出典:楽天証券「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」
出典:楽天証券「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」
出典:楽天証券「楽天S&P500インデックス・ファンド」

楽天証券でも全体ランキング、SBI証券と同様にeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とeMAXIS Slim米国株式(S&P500)がトップ2だった。

そしてS&P500をベンチマークとする楽天S&P500インデックス・ファンドが3位にランクインしている。

楽天S&P500インデックス・ファンドは楽天証券で購入できるS&P500に連動したインデックスファンドで、0.77%の低い信託報酬率が大きな魅力だ。

マネックス証券

マネックス証券の5月の投資信託販売金額人気ランキングは以下のとおりだ。

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順位商品名手数料ファンドタイプ
1位SBI日本株4.3倍ブル信託報酬率0.968%特殊運用型
2位楽天日本株4.3倍ブル信託報酬率1.243%特殊運用型
3位eMAXIS Slim米国株式(S&P500)信託報酬率0.09372%インデックスファンド(S&P500)
出典:マネックス証券「SBI日本株4.3倍ブル」
出典:マネックス証券「楽天日本株4.3倍ブル」
出典:マネックス証券「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」

マネックス証券は他証券会社や全体ランキングとは異なるラインアップになっていて、SBI日本株4.3倍ブルと楽天日本株4.3倍ブルがトップ2を占めている。

どちらも日本の株式市場全体の値動きの4.3倍程度の成果を目指す投資信託だ。価格変動に対して4.3倍をかけて計算するため、大きなリターンを狙える一方で、大きな損失が出る可能性もある。

松井証券

松井証券の投資信託販売金額人気ランキング(6月3日〜8日)は以下のとおりだ。

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順位商品名手数料ファンドタイプ
1位eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
信託報酬率0.05775%インデックスファンド
(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス)
2位eMAXIS Slim米国株式(S&P500)信託報酬率0.09372%インデックスファンド(S&P500)
3位iFreeNEXT FANG+インデックス信託報酬率0.77550%インデックスファンド(NYSE FANG+指数)
出典:松井証券「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」
出典:松井証券「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」
出典:松井証券「iFreeNEXT FANG+インデックス」

松井証券においても、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の人気は変わらない。

ただし、3位にはiFreeNEXT FANG+インデックスがランクインしている。

iFreeNEXT FANG+インデックスは、テクノロジーおよびインターネット関連企業の株式で構成されたNYSE FANG+指数に連動する投資信託だ。

Amazon・Apple・Netflix・Tesla・NVIDIAといった米国のテクノロジー分野の成長著しい企業に、分散投資をすることができる。

ランキング上位がおすすめとは限らない!ネット証券であなたにあった投資信託を見つける方法

ここまで投資信託のランキングを紹介してきたが、上位の商品があなたにおすすめとは限らない。

なぜなら、ライフプランや運用目的、リスク許容度などによって適切な商品が異なるからだ。

ここでは、自分に合った投資信託を運用するべき理由や投資信託選びのポイントを解説する。

属性別におすすめの投資信託を紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。

なぜ自分に合った投資信託を運用するべきなのか

投資信託にはさまざまな商品があり、手数料やリターン、分散銘柄数などが大きく異なる。

人気ランキングから投資信託を選ぶと、あなたの運用目的とマッチしていない可能性がある。

そのため、投資信託を購入する際は人気ランキングから選ぶのではなく、あなたに合っているかを確認してから購入判断を下してほしい。

投資信託選びのポイント

投資信託を選ぶ際は、長期運用に適しているかどうかという視点で選ぶことが大切だ。

長期投資に適しているかどうか判断する際は、株式指数に(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスもしくはS&P500など)連動している、かつ信託報酬率が.01%以下であるかをチェックしてほしい。

これらの条件を満たしている商品は、長期投資に適した優良な銘柄だと言えるだろう。

属性別におすすめの投資信託

投資信託を購入する際は自身に合った商品を選択するべきだが、そもそもどれが自分に合っているかわからないという人もいるだろう。

以下の表では属性別におすすめの投資信託をまとめているので、ぜひ参考にしてほしい。

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属性銘柄
一定のリスクを負っても大丈夫な若い世代eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
楽天・全米株式インデックス・ファンド
老後を見据えて着実に資産形成を進めたい人eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
預貯金を多く確保していて投資余力があるのでリスクを負って大きなリターンを狙いたい人SBI日本株4.3倍ブル
楽天日本株4.3倍ブル
S&P500よりも多いアメリカ銘柄に投資したい人楽天・全米株式インデックス・ファンド

ネット証券でおすすめの投資信託を探しているならIFAに相談しよう

「ネット証券を開設したものの投資信託選びに困っている」という人もいるだろう。

選んだ投資信託は長期間にわたって運用を続けることになるため、最初が肝心である。

そのため、投資信託を探している人には資産運用のプロフェッショナルであるIFAへの相談をおすすめしている。

ここでは、専門家を活用すべき理由やIFAの役割について解説しよう。

なぜ専門家に相談するべきなのか

ネット証券で投資信託を購入する前に、まずは運用方針を立てて投資戦略を考案する必要がある。

ただ、投資初心者が個人で運用戦略を立案するのは難しいため、運用のプロからアドバイスを受けることをおすすめしている。

プロに相談することで、資産整理や分析が可能になり、適切なリスクを取りやすくなる。

また、投資のプロはポートフォリオ作成のサポートも担っているため、投資初心者の不足している知識や経験を補ってくれる。

専門家に相談することで、正しい配分で資産運用をスタートできるだろう。

そしてプロに相談することによって、独学では発見できない新しい運用プランに出会えるかもしれない。

資産運用は、緻密な投資計画が成功のカギを握る。

正しく運用を継続するためにも、プロの知見や経験に頼って知識を身に付けておこう。

IFAとは何か

IFA(Independent Financial Advisor)とは、独立系ファイナンシャルアドバイザーのことである。

銀行や証券会社といった金融機関から独立した存在として、資産運用をサポートする専門家だ。

IFAは金融機関から独立しているため、所属先の利益やノルマに左右されることなく、顧客に本当の意味で寄り添った提案ができる。

また、IFAには異動がないため、長期間にわたって関係性を築ける。

運用計画の策定やリスク許容度の確認、具体的な商品の提案、リバランスなど資産運用に関して幅広くサポートしているので、ぜひ活用してみてはどうだろうか。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」の紹介

ここまでの内容を受けてIFA探しを検討しているものの、探し方がわからなくて困っている人もいるだろう。

そのような人におすすめなのが、IFAと投資家のマッチングサービスである「資産運用ナビ」だ。

「資産運用ナビ」は投資家の入力した条件から全国のIFAを検索して、自分に合った相談先を探せるサービスである。

得意ジャンルや運用目的、相談費用など、さまざまな条件で検索が可能であるため、自分に合ったIFAを見つけやすい。

「資産運用ナビ」の公式ページから、希望条件を入力するだけで最適なIFAを紹介してくれるので、ぜひ一度試してみてはどうだろうか。

投資信託を購入するなら手数料の安いネット証券がおすすめ

投資信託の売上ランキング、ネット証券ごとの投資信託売上ランキングを紹介してきた。投資信託の売上ランキングは以下のとおりだ。

スクロールできます
順位商品名5月の売上手数料ファンドタイプ
1位eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
約2,014億円信託報酬率0.05775%インデックスファンド
(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス)
2位eMAXIS Slim米国株式
(S&P500)
約1,611億円信託報酬率0.09372%インデックスファンド
(S&P500)
3位A・バーンスタイン・
米国成長株投信D
約1,027億円信託報酬率
1.727%
アクティブファンド
4位インベスコ世界厳選株式オープン
<為替Hなし>(毎月)
約565億円信託報酬率
1.903%
インデックスファンド
(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス)
5位HSBCインド・インフラ
株式オープン
約540億円信託報酬率
2.09%
アクティブファンド
出典:楽天証券「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」
出典:楽天証券「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」
出典:楽天証券「A・バーンスタイン・米国成長株投信D」
出典:楽天証券「世界厳選株式オープン<為替Hなし>(毎月)」
出典:SBI証券「HSBCインド・インフラ株式オープン」

また、ネット証券ごとの売上ランキングは以下のとおりである。

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順位SBI証券楽天証券マネックス証券松井証券
1位eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
SBI日本株4.3倍ブルeMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
2位eMAXIS Slim米国株式(S&P500)eMAXIS Slim米国株式(S&P500)楽天日本株4.3倍ブルeMAXIS Slim米国株式(S&P500)
3位SBI・バンガード・S&P500
インデックス・ファンド
楽天S&P500
インデックス・ファンド
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)iFreeNEXT FANG+インデックス

人気ランキングは購入する際の判断に役立つものの、鵜呑みにし過ぎるのは良くない。

なぜなら、投資信託には相性があり、人気ランキング1位の商品があなたにあっているとは限らないからだ。

投資信託選びのポイントを押さえて、自分に合った商品を選べるようにしておこう。

ただ、調べても自分では判断が難しい人もいるだろう。

もし投資信託選びに迷ったら、投資の専門家であるIFAに相談してほしい。

IFAは金融機関から独立した存在なので、中立的な立場からあなたに寄り添った提案が可能だ。

「資産運用ナビ」を活用すれば相性の良い担当者と出会えるので、一度相談してみてはどうだろうか。

ネット証券の投資信託に関するQ&A

ネット証券の投資信託の手数料はどうやって比較すれば良いですか?

ネット証券で購入できる投資信託の手数料は、目論見書などに記載されている。

気になる商品の手数料をメモして、比較できるようにしよう。

投資信託の信託報酬の目安は0.1%以下なので、0.2%以上の商品は投資先の候補に加える必要はないだろう。

初心者におすすめのネット証券の投資信託はどれですか?

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド
  • SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド

どれも優良な指数に連動するインデックスファンドで、信託報酬が0.1%以下である。

投資信託選びに迷ったら、この中のどれかから選択すると良いだろう。

ネット証券の投資信託を運用する際の注意点はありますか?

ネット証券の投資信託を運用する際の注意点は、不要な手数料を支払わないことだ。

投資信託はファンドごとに信託報酬が定められているため、構成銘柄がほとんど同じでも信託報酬の違いによってリターンに大きな差が出るケースがある。

長期間にわたって運用していると手数料の差が資産額に大きな影響を与えるため、商品を購入する際は購入時手数料や信託報酬を必ずチェックしてほしい。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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・本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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