- SBI証券IFAコースでつみたてNISAを始める方法が知りたい
- つみたてNISAにIFAを活用するメリットを知りたい
- SBI証券IFAコースで人気のつみたて運用商品が知りたい
SBI証券IFAコースでつみたてNISAの利用を検討している方へ。
本記事では、つみたてNISAの基本戦略からIFAを活用するメリット、そして人気の運用商品までを解説する。
また、記事の最後には自分に合ったIFAの選び方についても述べるので、あなたの運用戦略の参考として役立ててほしい。
SBI証券IFAコースで始める!つみたてNISAの基本
つみたてNISAは、少額から長期・積立・分散投資ができる制度である。
SBI証券IFAコースを利用すれば、IFA(Independent Financial Advisor:独立系ファイナンシャルアドバイザー)のサポートを受けながら、つみたてNISAをより効果的に活用することができる。
SBI証券IFAコースについて
SBI証券IFAコースとは、従来のインターネットでの取引に加え、SBI証券と提携しているIFAへ相談したり、アドバイスを受けたりすることが可能なコースのこと。
株式や投資信託の売買に関する個別の相談や資産運用全般に対するアドバイス・提案を、IFA担当者から直接受けることができる。
SBI証券での売買注文は、通常通りインターネットを使って行うこともできるし、IFA専用サポートダイヤルを使って電話注文も可能だ。
なお、IFAへの相談やアドバイスを受けるためには「IFAコース」に申し込む必要があり、通常のSBI証券での取引とは手数料設定が異なる点は注意しよう。
SBI証券IFAコースのメリットは、大きく分けて以下の3点だ。
専門的なアドバイスを受けられる
IFAとは、金融商品取引に関する専門知識と経験を有する資格者のことだ。
つみたてNISAの対象商品は、長期・積立・分散の3原則に基づいて選ぶことが重要だが、初心者の方には難しいこともあるだろう。
IFAに相談することで、自身の投資目的やリスク許容度に合った商品選びや運用計画の策定をサポートしてもらえるだろう。
定期的なサポートを受けられる
つみたてNISAは、長期にわたって運用する投資制度である。
そのため、運用状況を定期的に確認して、必要に応じて運用計画を見直すことが重要となる。
この点、IFAからは商品の提案だけでなく運用状況の確認や、運用計画の見直しなどをサポートもしてもらえる。
IFAは、SBI証券の社員ではなく独立した中立のアドバイザーである。そのため、顧客の視点でのアドバイスが期待できる点もメリットと言えるだろう。
SBI証券で扱っているすべての金融商品の取引ができる
IFAコースは、あくまでSBI証券の通常契約に対するオプションサービスであり、SBI証券で扱っている豊富な金融商品はすべて取引可能だ。
そのため、以下のような充実した商品ラインナップを取引することができる。
- 国内株式
- 外国株式
- 投資信託
- 債券
- FX
- 先物・オプション
- 金・銀・プラチナ
- NISA
- iDeco
新NISAにおける「つみたて投資枠」とは
NISAとは、少額投資非課税制度のことで、一定の範囲内で株式投資などの資産運用を行った利益に対する税金が非課税になる制度である。
通常の株式投資では、株式売却益や配当等の運用益に対して20.315%の税率で課税がされる。
たとえば、投資で100万円の利益が出た場合、20.315万円の税金が差し引かれることとなる。
しかしNISAなら、この税制は適用されないため、手取り100万円をそのまま得ることができるのだ。
この差額分を再投資できれば、複利効果で資産を大きく成長させることも期待できる。
このように、NISAは長期運用に大変有利な制度なのだ。
NISAは、2024年から制度が一部変更となり、従来つみたてNISAと呼ばれていたものが、新NISA「つみたて投資枠」という名称になった。
つみたて投資枠用の年間投資枠は120万円で、毎月10万円の積立投資がまるまる非課税で運用できるようになった。
従来の制度では年間40万円上限であったことからも、大きなメリットだといえるだろう。
なお、新NISAつみたて投資枠で扱う投資信託は、大きく以下の4つに分類できる。
- 国内株式型ファンド : 日本国内の株式に投資するファンド
- 海外株式型ファンド : 世界の株式に投資するファンド(先進国や新興国別に区分)
- 国内バランス型ファンド : 日本の株式・債券・不動産に分散投資するファンド
- 海外バランス型ファンド : 世界の株式・債券・不動産に分散投資するファンド
バランス型ファンドは、1本の投資信託で複数の資産クラスに投資しているのが特徴だ。
新NISAのつみたて投資枠の対象商品は、金融庁が長期投資に適していると定めた投資信託に限られており、2023年12月現在で274銘柄ある。
- インデックス投資信託:225種
- アクティブ運用投資信託等:41種
- 上場株式投資信託(ETF):8種
いずれもつみたて投資枠の対象商品は、手数料の安さと長期運用の安定性が特徴だ。
※このあとは「新NISA(つみたて投資枠)」のことを「つみたてNISA」と呼ぶこととする。
SBI証券IFAコースでのつみたてNISA取引
SBI証券IFAコースでのつみたてNISA取引は、以下の流れで進めることができる。
SBI証券のWebサイトから、つみたてNISAの口座開設を行おう。
IFAコースかどうかに限らず、口座開設の手順は変わらない。
IFAに相談して、つみたてNISAで買う銘柄を決める。
銘柄は、長期・積立・分散の3原則に基づいて選ぶ必要があるが、IFAは、あなたの投資目的やリスク許容度などに合わせて、最適な銘柄を提案してくれるだろう。
銘柄を決めたら、SBI証券のアプリやWeb上から、買付金額などを入力して積立設定を行う。
- 参考:SBI証券「SBI証券のNISA」
SBI証券IFAコースでつみたてNISAを始めるメリット
つみたてNISAは、国民の安定的な資産形成を推し進めることを目的とした制度だが、投資初心者の方にとっては、まだまだなじみがないのも事実だろう。
どの商品を選べばいいのか、どのように運用していけばいいのか、わからないことも多いはずだ。
そこでここでは、つみたてNISAのリスクや押さえるべきポイントを整理した上で、つみたてNISAにおけるIFAの役割と資産運用に活用するメリットを解説する。
つみたてNISAにおけるリスク
つみたてNISAには、以下のようなリスクが考えられる。
市場リスク
株式市場や債券市場などの価格変動によるリスクである。
つみたてNISAでは、毎月一定額を積み立てるため、価格変動の影響を抑えることができる。
しかし、それでも、市場全体が下落した場合は、資産の価値が減少する可能性はあるだろう。
為替リスク
為替リスクとは、外国の通貨で投資を行う際に、為替レートの変動によって損失が発生するリスクのことだ。
たとえば、日本円で投資信託を購入し、その信託が海外の株式や債券に投資している場合、為替レートが円高に振れた場合、円ベースでの資産価値は減少する可能性がある。
金利リスク
金利リスクとは、金利の変動によって損失が発生するリスクのこと。
たとえば、金利が上昇した場合には債券の価格が下落し、反対に金利が下落した場合には債券の価格が上昇する可能性がある。
つみたてNISAで押さえるべきポイント
つみたてNISAで想定されるリスクを回避するために、長期・積立・分散投資がポイントとなるだろう。
長期間に渡って積立投資を続けることで、複利効果を最大限に活かすことができる。
複利効果とは、元本に運用で得た利益を加算して再投資し、増えた元本でさらに利益が増えていくという、利益が利益を生む仕組みのことだ。
また、毎月同じ金額を積み立てることで、価格変動を回避し、価格を平準化することができる。
さらに、複数の投資信託に分散投資することで、市場リスクや為替リスクを抑えることも期待できる。
IFAの役割と資産運用に活用するメリット
IFAに相談することで、資産運用を進めるうえでいくつものメリットを享受することができる。
たとえば、以下のようなメリットが考えられるだろう。
一人一人にあった質の高いアドバイスを提供する
IFAは特定の証券会社などに属さない中立のアドバイザーであるため、企業の利益ではなく顧客の利益を最優先した質の高いアドバイスや提案をしてくれる。
生涯のパートナーとして資産運用の相談できる
IFAには原則異動や転勤の制度が設けられていない。そのため、資産運用のパートナーとして、長期的に関わりながらサポートしてくれるだろう。
相続や節税についても相談できる
IFAは、相続や節税に関する知識も豊富なことが多い。
資産運用と合わせて、税金対策などについても相談が可能だ。
SBI証券IFAコースでおすすめの商品を紹介!
2023/1月-9月のあいだで、SBI証券のつみたてNISAで買付口座数の多かった順に、投資信託を3点紹介しよう。
いずれも、つみたてNISAにおすすめの投資信託である。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
「バンガード・S&P500ETF」を通して、米国の代表的な株価指数であるS&P500指数(円換算ベース)に連動する投資成果をめざす投資信託である。
信託報酬は年0.0938%程度と、つみたてNISAで利用できるインデックスファンドの中では比較的低コストな部類だ。
トータルリターンは、1年で23.38%、3年で22.38%と非常に好成績となっている。(2023年12月時点)
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
日本を含む先進国ならびに新興国の株式に投資し、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行う投資信託である。
信託報酬は年0.05775%程度と、かなり低コストといえるだろう。
トータルリターンは、1年で20.99%、3年で18.32%とこちらも好成績といえる。(2023年12月時点)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
米国の株式に投資し、S&P500指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行う投資信託である。
信託報酬は年0.09372%程度と、つみたてNISAで利用できるインデックスファンドの中では比較的低コストな部類だ。
トータルリターンは、1年で23.46%、3年で22.55%と非常に好成績となっている。(2023年12月時点)
3つの投資信託は、いずれもつみたてNISAで利用できる低コストのインデックスファンドである。
投資対象やリスク、パフォーマンスなどを比較して、投資目的やリスク許容度に合ったファンドを選ぶとよいだろう。
- 参考:SBI証券 「投資信託(つみたてNISA預り)」
- 2023/12/25 時点の情報に基づく
IFAはどのように選ぶべき?
IFAを選ぶ際には、以下の基準とチェックポイントを参考にするとよいだろう。
IFAを選ぶ基準
投資目的やリスク許容度に合っているか
まずは投資目的やリスク許容度に合ったアドバイスを適切に行ってくれるかを確認したい。
そのため、事前に相談内容だけではなく、あなたの投資やリスクに対する考え方を明確にしておこう。
金融商品に関する知識や経験が豊富か
IFAは、金融商品に関する知識や経験が豊富であることが必須である。
また、最新の金融情報にも精通している必要が求められるだろう。
相談しやすいかどうか
IFAとの相性が何より大切だろう。
話しやすく相談しやすいIFAであれば、安心して資産運用の相談を進めることができる。
「資産運用ナビ」とは
SBI証券IFAコースにも多くのIFAが登録されており、IFAの所在地から検索できるようになっている。
より柔軟な検索条件を指定して、自分に合ったIFAを探すには、IFA検索サービス「資産運用ナビ」を活用してはどうだろうか。
「資産運用ナビ」の公式サイトから希望条件を入力するだけで、全国のIFAデータベースから、最適な資産運用アドバイザーを抽出してくれる。
「資産運用ナビ」は、何回でも費用は一切かからずに相談することができる。
自分に合ったIFAを見つけ、より確かな資産運用を行ってほしい。
IFA検索サービス「資産運用ナビ」のメリット
「資産運用ナビ」を活用することで、以下のメリットを得られる。
まとめ
本記事では、SBI証券IFAコースを使って、つみたてNISAを始める方法について確認してきた。
また、つみたてNISAそのものの基本概要から、運用戦略、商品選定や相談にIFAを効果的に使うメリットも説明した。
資産運用において、IFAの果たす役割は非常に重要である。
IFAは特定の証券会社などに属さない中立のアドバイザーであるため、企業の利益ではなく顧客の利益を最優先した質の高いアドバイスや提案をしてくれる。
また、異動や転勤の制度が設けられていないため、資産運用のパートナーとして、長期的なサポートも期待できる。
そして、自分に最適なIFAを効率的に探すには、ぜひIFA検索サービス「資産運用ナビ」の無料相談を活用してほしい。