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退職金運用に積立投資を活用するなら?おすすめの投資戦略を解説

この記事で解決できるお悩み
  • 退職金を積立投資で運用する具体的な方法が知りたい
  • 適切な退職金運用プランの選び方が知りたい
  • 退職金運用におけるリスク管理の方法が知りたい

退職金を適切に運用することは、安定した未来を築く上で欠かせない。

本稿では、退職金運用と積立投資に関する基本的な知識から、実践的な運用方法、そして運用時のリスク管理までを網羅的に解説する。

この記事を読むことで、あなたの退職金を安全かつ効率的に運用するための戦略を立てることができるだろう。

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目次

積立投資は退職金運用でも有効?

積立投資は退職金運用でも有効? わたしのIFA

積立投資というと、毎月少額ずつ積み立てていく手法を思い浮かべる人が多いだろう。

退職金運用とは相性が悪いように感じられるが、活用できる方法はあるのだろうか?

まずは、退職金運用に取り組むべき理由や積立投資の活用方法について解説していく。

そもそも退職金は運用すべき?

退職金を受け取ったら考えたいのが、資産運用についてである。

退職金には住宅ローンの返済や自宅のリフォーム、老後の生活費などさまざまな使い道があるが、すぐに使わない部分については資産運用を検討したい。

低金利環境が続く現在では、預貯金に置いておくだけでは十分な利回りが得られないためだ。

むしろ、預貯金に置いている間にインフレが進んでしまうと、実質お金の価値は目減りしてしまうこととなる。

物価の上昇から退職金を守るためにも、すぐに使う予定のないお金は資産運用で利回りを得ることが必要不可欠だ。

積立投資のメリット

積立投資とは、一定額を決まったタイミングで買い付けていく投資手法だ。

決まった周期で機械的に買い付けていくことで、投資のタイミングを分散できるメリットがある。

これを「ドルコスト平均法」といい、リスク分散のひとつの方法だ。

株式や投資信託のように毎日価格が変動する金融商品では、買付のタイミングが重要となる。

「ここが買い時だ」と思って購入しても、後から振り返ると「高値掴みだったな」と後悔してしまうことも少なくない。

その点、積立投資は毎月や毎週など決まったタイミングで一定額を買い付けていくため、高値掴みをしてしまう心配がない。

「購入時のリスクを分散したい」、「いつ購入すればいいのかタイミングが分からない」という人は、積立投資を取り入れることがおすすめだ。

積立投資は退職金運用でも活用できる

積立投資は金融機関によっては100円から利用できるため、「少額投資のための手法」というイメージを持つ人も多い。

しかし、退職金運用のようなまとまった金額の投資にも活用できる手法だ。

たとえば、退職金のうち500万円を投資に回す場合、一括投資するのではなく毎月10万円ずつ積立投資を行う方法もある。

約4年かけて積立投資を行うことで、投資のタイミングが分散され、高値掴みを避けることができる。

手元にまとまった資金があると「早く投資に回さなければ」という気持ちになるかもしれないが、積立投資を活用して時間をかけて投資比率を高めていくのもひとつの選択肢である。

積立投資を活用した退職金運用の方法

積立投資を活用した退職金運用の方法 わたしのIFA

ここまで、積立投資は退職金運用にも活用できることを紹介してきた。

しかし、ひとくちに積立投資といっても、さまざまな取り入れ方がある。

ここからは、積立投資を活用した退職金運用の方法について、3つのパターンを紹介していこう。

積立投資のみ

まずは、積立投資のみで退職金運用に取り組むパターンだ。

仮に退職金1,500万円を投資に充てる場合、毎月20万円ずつ積立投資に回すことで約6年かけて投資に回す計算となる。

60歳で退職金を受け取って、65歳まで再雇用で働き続ける場合、「すぐに退職金を使う予定がない」という人もいるだろう。

仕事を続ける間は、積立投資で時間をかけて投資することで、投資のタイミングを分散することができる。

また、積立投資は最初に申し込んだ後は自動で買い付けを行ってくれるので、手間がかからないのも嬉しいポイントだ。

買付のタイミングを探してマーケットを注視する必要がないので、「いつ買い付ければいいのか分からない」、「マーケットを頻繁にチェックする自信がない」という人にもおすすめの方法だ。

積立投資と一括投資の併用

積立投資は一括投資と併用する方法もある。

先ほど紹介した積立投資のみのケースでは、買付のタイミングが分散されるメリットはあるものの、投資に回すまで資金が預貯金に眠ったままになってしまうデメリットがある。

そこで、一括投資と積立投資を併用することで、預貯金に置いたままになる資金を必要最低限に抑えることができる。

たとえば、退職金1,500万円を投資に回す場合、1,000万円を一括投資、500万円を積立投資に回すという方法だ。

すべて一括投資にすると高値掴みをしてしまうリスクがあるが、一部を積立投資に回すことで買付のタイミングを分散することができる。

「なるべく早く退職金を投資に回したいが、高値掴みのリスクが怖い」、「すべて積立投資に回すのは時間がかかりすぎる」という人は、一括投資と積立投資を併用することを検討してみよう。

積立投資とナンピン買いの併用

退職金運用は、積立投資とナンピン買いを併用する方法もある。

ナンピン買いとは、株式や投資信託の価格が下落した際を狙って追加購入することだ。

積立投資を続けていると、市場の変動要因などで価格の下落を体験するタイミングがやってくる。

そのときに手元の資金でナンピン買いを行うことで、より平均購入単価を下げられるメリットがある。

たとえば、退職金1,500万円を投資に回す場合、500万円と積立投資に充て、残りの1,000万円をナンピン買い用の資金として手元に置いておく方法だ。

一括投資のように一気にまとめて購入してしまうのではなく、下落したタイミングで何度かに分けて追加購入することで、より安いところを拾うことができる。

「マーケットを見ながら追加購入をしたい」、「買い時を探る練習をしたい」という人は、積立投資とナンピン買いを併用することを検討してみよう。

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積立投資で適切な退職金運用を始めるには 

積立投資で適切な退職金運用を始めるには わたしのIFA

適切に退職金運用に取り組むためには、次の4つのステップに従ってポートフォリオを組むことが大切だ。

それぞれくわしく解説していこう。

投資目的やリスク許容度を明確にする

退職金運用にあたって、投資に取り組む目的やリスク許容度を明確にする必要がある。

「なぜ投資に取り組むのか」ということが分かっていなければ、適切なポートフォリオを組むことができないためだ。

また、投資の目的を考える際は、「どれくらいの期間で運用するか」や、「どれくらいの金額を投資に回すか」ということもクリアにしておきたい。

こうした情報は、運用商品を選定する際の基礎情報となる。

たとえば、「お金の寿命を延ばすために、物価上昇の2%を上回る運用を目指したい」という目標が明確になっていれば、およそ2〜3%ほどの利回りを目指すという目安が設定できる。

こうした目標がぼんやりとしていると、どれくらいのリスクを取ればよいのか分からず、ハイリスクな運用になりすぎてしまったり、十分な利回りが得られなかったりする可能性がある。

適切なポートフォリオを組む第一歩として、資産運用に取り組む目的やそれに応じたリスク許容度をゆっくりと考えてみよう。

投資する資産クラスを選定する

運用の目標がはっきりしたら、それに見合った資産クラスを選定する。

資産クラスとは、株式や債券、投資信託といった金融商品の種類のことだ。

各資産クラスは、それぞれ得られるリターンやリスクの大きさが異なる。

たとえば、「いずれは老後の生活資金に充てるので、低いリスクに抑えたい」という場合は、債券などの低リスク商品を中心に選定することがおすすめだ。

株式や投資信託を組み入れるにしても、積立投資を活用してリスク分散することを検討しよう。

また、資産クラスの配分も考えておきたい。リスクを分散するためには、ひとつの資産クラスだけでなく、複数の資産クラスを組み入れる必要がある。

それぞれ「国内株式3割、外国株式2割・・・」などというように、資産クラス別の配分についても考えておこう。

具体的な銘柄を絞り込む

各資産クラスの配分が決まったら、具体的な銘柄に絞り込んでいく。

過去の値動きやリスクの大きさ、運用コストなどを比較しながら、投資意向に合う銘柄を選んでいこう。

また、銘柄選定の際は、各投資先の業種が重複しないことにも気をつけたい。

同じ業種の銘柄は、市場に変動が起きたときに同じような値動きをする可能性が高い。

そのため、せっかく分散投資していても、リスク分散の効果を思ったよりも得られないこともあるかもしれない。

分散投資の効果を発揮させるためには、相関性の低い銘柄を組み合わせることも意識しよう。

定期的にポートフォリオを見直す

実際に運用をスタートしたら、その後も定期的にポートフォリオを見返すようにしたい。

市場の変動によって、ポートフォリオのバランスが崩れていることもあるためだ。

もしあらかじめ決めた配分にズレが生じていた際は、保有資産を売却するなどしてリバランスを行おう。

また、投資意向の変化によってリスク許容度が変化することもある。

「年に1回」や「半年に1回」など頻度を決めて、投資意向を振り返る機会も設けておくと安心だ。

退職金運用で積立投資を始めたいなら誰に相談するべき?

退職金運用で積立投資を始めたいなら誰に相談するべき? わたしのIFA

退職金運用に取り組むにあたって、「どの金融商品に投資すればいいのか分からない」、「自分に合った投資方法が分からない」という人も多いだろう。

より適切な退職金運用に取り組むためには、金融の専門家へ相談することがおすすめだ。

ここからは、退職金運用について専門家へ相談するメリットや、信頼できるアドバイザーの探し方を紹介していこう。

退職金運用を専門家へ相談するメリット

退職金運用を専門家へ相談するメリットとして、より適切にリスクをコントロールできる事が挙げられる。

リスクは「低ければ低いほどよい」というものではない。慎重に運用しすぎると、得られる利回りも低くなってしまうためだ。

自分の投資意向に合った利回りを得るためには、適切にリスクをコントロールすることが重要である。

専門家に相談すると、客観的な立場からポートフォリオを評価してもらえるメリットがある。

自分の投資意向などをしっかりヒアリングしたうえでポートフォリオを提案してくれるので、安心して投資に取り組むことが可能だ。

信頼できるアドバイザーはどうやって探す?

とはいえ、「どこに相談すればいいのだろう」と悩む人も多いだろう。

退職金運用の相談先は、主に金融機関や金融アドバイザーが挙げられる。

たとえば、いつも利用している金融機関がある場合は、そこで相談するのもおすすめだ。

ただし、金融機関の場合はおよそ3年周期で転勤が発生するため、短期間で担当者が変わるデメリットがある。

大切な退職金の運用を相談するにあたって、「信頼できる人に相談したい」と思うのは当然のことだ。

長期にわたって信頼関係を築きたい場合は、生涯担当制がとられている「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」への相談を検討しよう。

IFAは会社都合の転勤がないことから、担当者と深い信頼関係を築くことができる。

「同じ担当者に相談し続けたい」、「コロコロと担当者が変わるのは嫌だ」という人は、IFAへの相談がおすすめだ。

「退職金ナビ」の活用方法とメリット

退職金ナビ」では、退職金運用を検討している人を対象に、無料でアドバイザーの紹介を行っている。

投資意向や投資経験、資産の状況に合わせて無料でアドバイザーを紹介してくれるため、自分でアドバイザーを探す手間が省略できる。

簡単な項目に入力するだけで60秒で検索できるので、ぜひ気軽に利用してみよう。

積立投資は退職金運用にもおすすめ

積立投資は退職金運用にもおすすめ わたしのIFA

積立投資は少額投資だけでなく、退職金運用のようなまとまった金額での投資にも活用可能だ。

場合によっては、一括投資と併用するなど自分に合った投資手法を探してみよう。

また、退職金運用に不安や疑問点がある場合は、専門家へ相談することもおすすめだ。

退職金ナビ」では、退職金運用に関して中立的な立場から助言をしてくれるアドバイザーを無料で紹介してくれる。

ぜひ、退職金ナビを活用してセカンドライフのパートナーとなるようなアドバイザーを探してみよう。

退職金運用の積立投資に関するQ&A

退職金運用でも積立投資は有効ですか?

積立投資というと少額投資のイメージがあるかもしれないが、まとまった金額を投資する退職金運用でも活用ができる。

たとえば、退職金1,000万円を投資する場合であれば、「20万円ずつ積立投資を行う」といった買付方法が挙げられる。

特に、値動きが大きい商品では一括投資だけでなく、積立投資も併用することを検討したい。

退職金運用で避けるべきポイントを教えてください。

退職金運用では、適切にリスクをコントロールすることが重要だ。

「大きく増やしたい」という気持ちから、リスクが高くなりすぎないように注意したい。

保有しているポートフォリオを定期的に見直し、自分のリスク許容度に見合ったものになっているかチェックするようにしよう。

退職金運用のポートフォリオはどのように決めるべきですか?

退職金運用に取り組む際は、まず運用を行う目的やリスク許容度を明確にし、それに沿ったポートフォリオを考える必要がある。

また、ポートフォリオは定期的に見直しを行うことも重要だ。

基本的には、年齢に従ってリスクが小さくなっていくようにリバランスを行おう。

退職金のうちどの程度を積立投資に回すのが理想的ですか?

退職金の支給額にもよるが、約3割〜5割を積立投資に回して運用することが理想的だ。

残りの資金は緊急の資金需要に対応するために預貯金で運用したり、下落時の追加投資用資金として確保しておいたりすると良いだろう。

退職金運用のための積立投資商品はどのように選べば良いですか?

高いリターンを得られそうな商品よりも、なるべく低リスクで安定したリターンを狙える商品を選ぶことが重要となる。

リスクが大きい商品で運用に失敗して資産が大きく減ってしまうと、取り返すことが難しいためだ。

特に、分散効果が高い商品を見極めて投資すると良い。

複数の株式や債券を組み合わせている投資信託などは、リスクが分散されて大きな値動きをしないケースが多くなっている。

分散効果が高い投資信託などを中心に退職金運用のための商品を選定しよう。

積立投資と一括投資を併用する場合、どのようにバランスを取るべきですか?

リスク許容度に応じて積立・一括の投資バランスを取ることが大切だ。

リスク許容度が高ければ一括投資の比率を高め、リスク許容度が低い場合は積立投資を中心としたバランスで構成すると良いだろう。

退職金運用で積立投資を行う際のリスク管理の具体的な方法は?

長期投資・分散投資によるリスク管理を推奨する。いずれも投資におけるリスクを低減できるだけでなく、積立投資との相性も良い手法だ。

運用期間を長く設定することで、価格変動の振れ幅が平均化されて安定したリターンを期待できる。

また、投資先を複数に分けることでリスクが分散され、投資先のひとつが下落してもほかでカバーできる可能性が生じる。

長期・積立・分散の投資を意識し、リスクを管理しながら安全に運用していこう。

積立投資による退職金運用でどのくらいのリターンが期待できますか?

投資対象にもよるが、退職金運用に適したリスク水準の商品であれば、年率3%ほどのリターンが期待できるだろう。

仮に1,000万円を積み立てている場合、年間で約30万円が利益として得られる計算だ。

新NISAを退職金運用に活用するメリットとデメリットを教えてください。

新NISAの最大のメリットは「投資で得た利益が非課税になる」という点だ。

運用益が税金で引かれることがないため、効率良く資産を運用できる。

一方、新NISAは上場株式や投資信託等のみが対象となっており、債券や不動産などの運用には使えない。多様な投資先を検討している方にとってはデメリットと言えるだろう。

退職金を積立投資に回す際、どのように初期投資額を決めるべきか教えてください。

退職金の3〜5割程度の金額を10年かけて積み立てることをイメージし、初期投資額を設定しよう。

仮に退職金が2,000万円でそのうち3割を積立投資に回すのであれば、10年間で600万円を積み立てることになる。

年間で60万円、毎月5万円ずつ積み立てると良いだろう。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。投資家とIFA(資産アドバイザー)とのマッチングサイト「わたしのIFA」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

・本サイト「わたしのIFA」はアドバイザーナビ株式会社が運営しております。
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・本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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