1. ホーム
  2. 株式
  3. 資産運用に米国株式を活用したい方必見!米国株投資のススメ

資産運用に米国株式を活用したい方必見!米国株投資のススメ

この記事で解決できるお悩み
  • 米国株式投資の基礎知識を身につけたい
  • どのくらいの資金から始められるのか知りたい
  • 米国株式投資の投資リスクを理解したい

個人投資家の運用先として人気の高い米国株式。多くの人が米国株投資に取り組むのは、どのような魅力があるからなのだろうか。

本記事では、米国株式投資の魅力やリスク、相談先について解説していく。

なお、海外株投資の始め方を知りたい人はこの記事を参考にしてほしい。

目次

米国株式で運用する魅力とは?

米国株式での運用には、主に次の3つの魅力がある。

  • 世界最大の株式市場に投資できる
  • 成長性の高い企業に投資できる
  • 配当金を受け取れる

それぞれくわしく解説していこう。

世界最大の株式市場に投資できる

米国の株式市場は、言わずと知れた世界最大の株式市場である。

2023年10月末現在の時価総額は約42兆9045億ドルにのぼり、これは国際取引所連盟加盟国における市場シェアの45%を占める規模となる。

日本の株式市場が約5.7%であることと比較すると、その規模の大きさは一目瞭然だ。

規模の大きい株式市場に投資することは、次のようなメリットがある。

規模の大きい株式市場に投資するメリット
  • 多くの企業が上場しており、投資先が豊富
  • 時価総額が大きい企業に直接投資できる

米国の株式市場には多くの企業が上場しており、日本国内の証券会社でも5,000近くの銘柄を取り扱っている。

豊富な選択肢の中から運用先を選べる点は、取引チャンスの多さにも直結する。

また、米国の株式市場は、世界を代表するような大企業が多く上場していることも特徴だ。

アップルやAmazon、Microsoftなど一流企業に投資ができるのは、米国株投資ならではといえる。

成長性の高い企業に投資できる

米国株式への投資は、成長力の高さも魅力のひとつである。

日本の株式市場はバブル崩壊以降、約30年間株価が低迷してきたが、米国はおよそ右肩上がりに上昇を続けている。

これは、人口増加が続いていることや、大規模な税制政策を行ってきたことが影響しているが、革新的な技術の開発を国が後押ししてきたことも大きな要因だ。

たとえば、この数十年で世界をガラリと変えたIT技術の多くは、米国企業が生み出したものだ。

「もし20年前にアップルに投資していたら……」という例え話はよく投資家の間で行われるものだが、米国の株式市場には今現在も「未来のアップル株」が存在している。

そのような銘柄を発掘して投資するのも米国株投資の醍醐味だ。

配当金を受け取れる

米国株式は、配当金の利回りが高いことも特徴のひとつである。

これは、日本に比べて「企業の利益は株主のもの」という利益還元の意識が強いことが理由として挙げられる。

また、配当の頻度についても日本企業は年1〜2回が一般的だが、米国企業では年4回行われる銘柄もある。

定期的に利益を受け取れるのは、投資家にとって嬉しいメリットだ。

銘柄の組み合わせ方によっては、毎月配当金を受け取れるように調整することもできる。

もちろん配当金は必ず支払いが約束されているものではないが、配当利回りを得ることを目的に米国株式に取り組むのもひとつの方法だ。

米国株式で運用するリスク

米国株式での運用には多くの魅力がある一方、次のようなリスクがあることも理解しておかなければならない。

  • 元本保証がない
  • 為替の影響を受ける
  • 配当金が二重課税される

それぞれくわしく解説していこう。

元本保証がない

米国株式に限らず、株式投資では元本保証が受けられない。

マーケット環境によっては投資した元本が割れてしまうこともあるため、あらかじめリスクについて十分検討しておくことが大切だ。

損失を被ることで日常生活の資金に影響がでないように、余裕資金の範囲内で取り組むようにしよう。

また、米国株式は1株から購入できるため、「損失を被るのが怖い」という場合は少額投資から始めてみることもおすすめだ。

為替の影響を受ける

米国株式に投資する際は、為替の変動リスクについても理解しておきたい。

米国株式に投資すると、実質外貨建てで資産を保有することとなるため、株価の変動だけでなく、為替の変動によっても評価額が変動する。

分かりやすいように具体例で考えてみよう。

①1ドル=100円のときに、1株10ドルの株を購入

購入資金 100円 × 10ドル = 1,000円

②1ドル=80円のときに、1株12ドルで売却

売却資金 80円 × 12ドル = 960円

※取引手数料や税金は考慮しない

このケースでは、10ドルで買った株を12ドルで売却しているにも関わらず、40円の損失が発生している。

これは、為替が円高に推移しているためだ。

米国株の取引では、株価が上昇していても、為替が円高に推移していれば損失が発生することがある。

米国株式に投資する際は、株価だけでなく為替の動向にも注視するようにしよう。

配当金が二重課税される

先ほど米国株の魅力に配当利回りの高さを挙げたが、配当金に課される税金の仕組みには注意が必要だ。

米国株式から受け取った配当金は、まず米国内で10%が課税され、その後日本国内でも20.315%の税金が課される。

実質米国と日本で二重の課税を受けることとなるため、日本株に投資する場合よりも税負担が大きくなってしまう。

この二重課税を解消するためには、確定申告によって「外国税額控除制度」の適用を受ける必要がある。

普段確定申告を行わない人にとっては、「手続きが面倒だ」と感じられるかもしれない。

なお、米国株式はNISA制度の投資対象にもなっており、NISA口座を活用すれば国内の税金については非課税となる。

米国株式で運用を始める3つのステップ

米国株式を始めるときは、次のステップに従って投資意向を固めておこう。

  • 投資に回す金額を決める
  • 長期的な運用計画を立てる
  • 利用する金融機関を決める

投資に回す金額を決める

まずは、投資に回せる余裕資金を把握することが大切だ。

投資資金を明確にしておかなければ、生活費に使うお金まで投資に回してしまったり、反対にしばらく使う予定のないお金を預金に眠らせたままになる可能性がある。

自分の資産を「1.つかうお金」「2.ためるお金」「3.ふやすお金」の3つに色分けし、このうち「ふやすお金」に該当する部分を米国株式に回すようにしよう。

長期的な運用計画を立てる

次に、長期的な運用計画を立てる。

「いつまでにどれくらいのお金を貯める」という目標がなければ、売買の目安がつけられないうえに、目指すべき利回りも把握できない。

また、資産運用に取り組むモチベーションが維持できないこともあるだろう。

より適切な資産運用に取り組むためにも、長期の運用計画を必ず立てるようにしよう。

利用する金融機関を決める

運用計画を立てたら、利用する金融機関を選定する。

現在、米国株式の取引は多くの証券会社が取り扱っており、そのサービス内容もさまざまだ。

証券会社を選ぶときは、主に次のような項目を比較してみるとよいだろう。

  • 米国株式の取引手数料
  • 為替手数料
  • 決済方法(円貨決済・外貨決済)
  • 米国株式の取扱銘柄数

なお、「自分1人で証券会社や投資先を決めるのが不安」というときは、金融アドバイザーへ相談することも検討したい。

次の章では、IFAに米国株投資の相談を行うメリットについて紹介していこう。

米国株の運用相談は誰にするべきか?

より適切な米国株式の運用に取り組むためには、投資のプロであるIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)へ相談することもおすすめだ。

IFAとは、証券会社や銀行などの金融機関に所属しない金融アドバイザーである。

金融機関の職員ではないため、顧客目線の立場でアドバイスがもらえるメリットがある。

また、IFAは「金融商品仲介業者」としての登録を受けているので、具体的な投資先について相談ができる点も大きなメリットだ。

「米国株式に興味があるけど、どんなところへ投資したらいいのだろう」、「米国株式に回すべき金額が分からない」という場合は、ぜひ気軽にIFAへ相談してみよう。

IFAと一緒に米国株式での運用を始めてみよう

米国株式は、高い成長力や配当利回りが魅力の運用先だ。

NISA口座でも投資ができるため、ぜひ長期の資産形成の一貫として米国株式を取り入れてみよう。

また、米国株式に取り組むときはIFAへ相談することも検討したい。

具体的な銘柄選定についてもアドバイスをもらえるため、きっと資産運用を行ううえでの心強い味方になるはずだ。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」の活用法

信頼できるIFAをお探しの方は「資産運用ナビ」を活用しよう。

資産運用ナビ」とは、IFAを探す投資家とアドバイザーをマッチングさせるサービスのことだ。

資産運用ナビ」では、あなたの資産状況や運用目的、性格などを総合的に診断した上で、全国のアドバイザーから最適な相談先を抽出・紹介している。

たった60秒、希望の条件を入力するだけでIFAを知り尽くした「資産運用ナビ」が最適なアドバイザーを自動で診断する。

また、紹介されたアドバイザーについてはプロフィールを確認した上で面談への申し込みが可能だ。

アドバイザーの経歴や実績、得意分野、メインとしている顧客層などを事前に確認し、納得した上で面談に進める点も安心して利用できる材料のひとつと言えるだろう。

アドバイザーとの面談はWEBにも対応しているため、地方にお住まいの方でも気軽に相談できる。

全国47都道府県各地のアドバイザーがあなたの状況や考えを丁寧にヒアリングし、最適な運用プランを提案する。

さらに、サービスの利用に関して費用がかかるのは金融取引が発生したときのみで、相談料は原則としてかからない。

アドバイザーの提案に納得できるまでじっくり相談できる点も「資産運用ナビ」の大きな魅力だ。

「老後資金の準備を始めたい」「相談先を探している」という方は、ぜひこの機会に「資産運用ナビ」を活用してアドバイザーを探してみよう。

米国株式を運用して米国の魅力や将来性を体感しよう

この記事では、米国株の特徴、投資リスクとその対策、投資を始めるためのステップについて解説した。

しかし米国株での運用は奥が深く、なかなか全てを自分で決めるのは難しいと感じる方も多いだろう。

米国株式投資のリスクを理解し、資産の適切な配分を行うためにはIFAのサポートを受けることをおすすめする。

IFAとは一般的な提案ではなく、個々の投資家のニーズに合わせて最適な投資戦略を提供する専門家である。

IFAに依頼することで、米国株式投資を始めるための最低限の資金や運用戦略など、投資のすべての段階で専門的なサポートを受けることができる。

「資産運用ナビ」ではあなたの資産運用を安心して任せることができるプロフェッショナルを探すことができる。

無料相談を活用して、安全に米国株式投資を始めよう。

米国株式投資に関するQ&A

米国株式を運用する魅力は何ですか?

世界最大の市場で取引できることだ。

米国の株式市場は、世界を代表するような大企業が多く上場していることも特徴で、アップルやAmazon、Microsoftなど一流企業に投資ができるのは、米国株投資ならではといえる。

米国株式投資をする上でのリスクは何ですか?また、リスクを分散するためにはどうすればよいですか?

米国株式に限らず、株式投資では元本保証がないことが大きなリスクだ。

また為替の変動リスクについても理解しておきたい。

米国株式に投資すると、実質外貨建てで資産を保有することとなるため、株価の変動だけでなく、為替の変動によっても評価額が変動する。

米国株式を運用する際の注意点と投資家に必要な心構えとは何ですか?

米国株式から受け取った配当金は、まず米国内で10%が課税され、その後日本国内でも20.315%の税金が課される。

この二重課税を解消するためには、確定申告によって「外国税額控除制度」の適用を受ける必要がある。

なお、米国株式はNISA制度の投資対象にもなっており、NISA口座を活用すれば国内の税金については非課税となる。

米国株投資に必要な最低資金はどれくらいですか?

米国株投資に必要な最低賃金は数万円〜数十万円だ。

米国株は1株から購入可能なため、少ない資金で有名企業の株を購入できるのが魅力である。

たとえば「コカ・コーラ」や「インテル」は1万円以下で購入できるため、より資金を抑えたい人におすすめだ。

米国株投資は短期と長期のどちらがおすすめですか?

米国株投資は長期がおすすめである。長期のおすすめポイントは下記のとおりだ。

  • 複利効果が期待できる
  • 配当金の受け取りによって利益が安定しやすい
  • 株主の負担が軽減される

このような点から、米国株投資は長期がおすすめだ。

株主にとって最大の魅力は、複利効果と言っていいだろう。

投資によって得た利益を再投資することで、さらなる利益につながり大きな恩恵を受けることが可能だ。

また、長期投資をすることで配当金が受け取れるため、収益が安定しやすいのも特徴である。

さらに、短期投資に比べて長期投資の方が株主のさまざまな負担が軽減される。

たとえば短期で結果を出す場合は、値動きの動きに敏感になり一喜一憂したり疲弊したりすることが考えられる。

初めから長期投資を選択することで、毎日値動きをチェックする必要がなく、無理なく続けることができるだろう。

米国株の投資で高い利回りを得る方法は何ですか?

米国株投資で高い利回りを得る方法は、やはり利回りの高い銘柄を選ぶことだ。成長率が期待できる銘柄や、連続増配の銘柄もおすすめである。2024年5月11日時点での、日本経済新聞の予想配当利回りランキングは下記のとおりだ。

スクロールできます
順位銘柄予想配当利回り(%)
1ユーロナーブ23.67
2TORMA19.54
3グローバル・ネット・リース15.96
4マッハ・ナチュラル・リソーシズ15.76
5ハフニア15.55
6AGNCインベストメント14.93
7BWLPG14.75
8FSKKRキャピタル14.59
9ブラックストーン・モーゲージ・トラスト13.67
10DHTHD13.62
参考:日本経済新聞「予想配当利回り」

ぜひ銘柄選びの参考にしてほしい。

米国株投資における為替リスクはどう管理すれば良いですか?

米国株投資には為替リスクがついてまわる問題だ。

たとえば、配当利回りの良い優良な銘柄を選んだとしても、将来的に「円高ドル安」になってしまった場合は損失が出る可能性が十分考えられる。

そのため、できるだけ配当利回りの高い銘柄を選ぶこと・増配株をポートフォリオに組み入れること・米国株と日本株をバランスよく保有することがおすすめだ。

米国株式市場の将来の見通しを教えてください。

米国株式市場は「2024年も好調が続く」の声が上がる一方で「S&P500が横ばい、または停滞するのでは」という声があるのも事実である。

また、米国は11月に大統領選挙も控えている状況だ。

選挙の結果によっても今後の米国株式市場は変わるため、慎重になるべきだと言えるだろう。

米国株投資に最適な証券会社はどこですか?

米国株を購入できる証券会社は多数ある。

なかでも、米国株投資におすすめの証券会社は「DMM株」だ。

DMM証券は米国株投資の取引に手数料が発生しないのが最大の魅力である。

ただし為替手数料はかかるので念頭においておこう。取引している銘柄の詳細は下記で確認してほしい。

米国株2017銘柄
米国ETF245銘柄
ADR124銘柄
無料米国ETF245銘柄
参考:ZUUonline「DMM.com証券 概要」

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

・本サイト「資産運用ナビ」はアドバイザーナビ株式会社が運営しております。
・本サイトに掲載される情報に関しては、最大限の注意を払っておりますが、金利、手数料、その他商品情報の完全な正確性や信頼性を保証するものではありません。
・本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

目次