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楽天証券で新NISAを始めるには?口座開設から買い方・NISA口座のおすすめポイントまで詳しく解説

この記事で解決できるお悩み
  • 楽天証券の新NISAの始め方が知りたい
  • おすすめの銘柄やその買い方が知りたい
  • 楽天証券の新NISA口座のメリットが知りたい

楽天証券の新NISAは、取扱商品の豊富さやコストの安さ、充実したポイントプログラムなどで幅広い投資家から人気がある。

しかし、具体的にどのように新NISAを始めたら良いのか、つみたて投資を始めるために何が必要なのか、などで悩んでいる方も少なくないだろう。

そこで、今回の記事では、楽天証券での新NISAの始め方や、つみたて投資枠での積立投資の設定方法、新NISAで購入できるおすすめ銘柄などを紹介していく。

これから楽天証券で新NISAを始めたいと考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてほしい。

目次

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年代別プランとポイントを解説!

一目でわかる!楽天証券の新NISA口座のポイント

まずは、楽天証券で新NISAを始めようと考えている方向けに、知っておきたいポイントを解説する。

  • 新NISA対象の投資信託の取扱数が豊富
  • 100円から気軽に投資を始められる
  • 楽天ポイントが貯まる&利用できる
  • 手数料無料でお得に投資できる
  • IPOや単元未満株も成長投資枠の対象
  • 成長投資枠では外国株式も購入可能
  • クレカ積立のポイント付与率はやや低め

新NISA対象の投資信託の取扱数が豊富

楽天証券は新NISAで取引できる投資信託の取扱数が豊富というメリットがある。

参考までに、他のネット証券の取扱商品と比較してみると、成長投資枠・つみたて投資枠それぞれの取扱数は下記の通りだ。(2024年12月現在)

 成長投資枠つみたて投資枠
楽天証券1,305本241本
SBI証券1,301本250本
マネックス証券1,191本234本
松井証券1,153本245本
出典:楽天証券「投信スーパーサーチ」
出典:SBI証券「投資信託パワーサーチ」
出典:マネックス証券「ファンド検索・商品一覧」
出典:松井証券「投資信託検索」

つみたて投資枠の対象商品については、どのネット証券も大差ないが、成長投資枠の対象商品数については楽天証券およびSBI証券が優れていることがわかる。

さまざまな銘柄が投資対象となっているため、豊富な選択肢の中から自分に適した銘柄を選べるという点がメリットだ。

楽天証券では、9つの質問に答えるだけで運用コースが自動で診断される「らくらく投資」サービスや、人気のあるファンドが一目でわかる「投資信託ランキング」など投資初心者でも投資商品を簡単に選べるようなサービスが多数提供されているため、豊富な選択肢の中からでも自分に合った銘柄を選びやすいだろう。

100円から気軽に投資を始められる

楽天証券では、投資信託を100円から購入できるため、まずは少額から投資を始めてみたいという方にもおすすめだ。

積立・一括のどちらも100円から投資信託を購入できるため、複数の投資信託に分散して投資を行うことも容易だ。

「いきなり大金を運用するのは怖い」「給料がそれほど多くないからなかなか運用にお金を回せない」などの悩みがある方も、数百円〜数千円程度の少額からであれば、投資を始めやすいのではないだろうか。

楽天ポイントが貯まる&利用できる

楽天証券の新NISAでは、投資によって楽天ポイントが貯まったり、貯まったポイントを投資に利用できたりするのも特徴だ。

つみたて投資枠・成長投資枠のどちらであっても、投信積立は毎月最大15万円までポイント進呈の対象となる。

楽天カードでは月10万円が上限となり、0.5%〜2%のポイントが付与され、楽天キャッシュでは月5万円まで0.5%のポイントが進呈される。

楽天カードのポイント付与率は、銘柄およびカードの種類によって下記の通り異なる。

スクロールできます
カード種類ポイント付与率
楽天ブラックカードすべての銘柄が2%
楽天プレミアムカードすべての銘柄が1%
楽天ゴールドカード0.75%(代行手数料年率0.4%(税込)以上の銘柄は1%)
楽天カード0.5%(代行手数料年率0.4%(税込)以上の銘柄は1%)
出典:楽天カード「クレカ積立」

楽天証券のクレカ積立は、年間カード利用額を問わずポイント還元率が一律となっているため、毎年のカード利用額が少ない方でも効率よくポイントを貯められる。

また、楽天証券では「楽天・プラスシリーズ」の対象商品を保有していると、残高に応じて楽天ポイントが毎月プレゼントされるサービスも実施している。

対象ファンドおよびポイント還元率は下記の通りだ。

スクロールできます
対象ファンド信託報酬率(年率・税込)ポイント還元率(年率)
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド0.0561%0.017%
楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド0.077%0.028%
楽天・プラス・先進国株式(除く日本)インデックス・ファンド0.088%0.033%
楽天・プラス・日経225インデックス・ファンド0.132%0.053%
楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンド0.198%0.05%
楽天・プラス・SOXインデックス・ファンド0.176%0.05%
出典:楽天カード「クレカ積立」

楽天ポイントを効率よく貯めたいという方は、楽天プラス・シリーズを中心にポートフォリオに組み込むのもおすすめだ。

上記のようなプログラムで貯まったポイントは、1ポイント=1円としてポイント投資に利用できる。

投資信託や国内株式(現物取引)、米国株式(円貨決済)、バイナリーオプションの購入代金として利用できるため、運用がうまくいけばポイントでさらに投資効率を上げられるだろう。

手数料無料でお得に投資できる

楽天証券の新NISAでは、国内株式・米国株式・海外ETF・投資信託を手数料無料で取引できる。

長期投資を検討する際に、取引にかかる手数料が非常に重要となる。

せっかく非課税枠で投資を行っても、証券会社に支払う取引手数料が高いと非課税の恩恵が薄れてしまう。

楽天証券の新NISAでは、さまざまな運用商品の取引手数料および為替手数料が無料となっているため、コストを抑えてお得に資産形成を図れる。

一括投資・積立投資のどちらも取引手数料無料となっており、コストを気にせずに取引できるのが大きなメリットだ。

IPOや単元未満株も成長投資枠の対象

楽天証券新NISAの成長投資枠では、IPOや単元未満株(かぶミニ)も投資対象となる。

新規公開株式に投資をしたいという方や、1株から個別株に投資をしたいという方も、NISAを活用できるのは大きな魅力だ。

楽天証券のかぶミニ(単元未満株取引)では、リアルタイム取引と寄付取引の両方で単元未満株の取引ができるのも特徴と言える。

1株単位で気軽に投資ができるため、単元株ではなかなか購入しにくい値嵩株にも気軽に投資がしやすいだろう。

1株から配当金を受け取れるため、少額投資であっても配当をしっかり得られるのもメリットだ。

成長投資枠では外国株式も購入可能

楽天証券の新NISA成長投資枠では、日本株だけでなく下記のような外国株式への投資も可能だ。

  • 米国
  • 中国
  • シンガポール
  • タイ
  • マレーシア
  • インドネシア

幅広い外国株式に投資ができるため、個別株で分散投資に取り組みたい方や、成長を期待して新興国株に投資をしたい方にも適しているだろう。

海外ETFも成長投資枠の投資対象に含まれるため、投資信託だけでなくETFに投資をしたいという方もぜひチェックしてみてほしい。

クレカ積立のポイント付与率はやや低め

上記のように、さまざまなメリットのある楽天証券の新NISAだが、クレカ積立のポイント付与率は他社と比較してやや低めである点に注意が必要だ。

以下に、大手ネット証券におけるクレカ積立を行った際のポイント付与率をまとめた。

証券会社クレカ積立時のポイント付与率
楽天証券最大2.0%
SBI証券最大3.0%
マネックス証券最大3.1%
松井証券最大7.0%(2025年5月より開始予定)
auカブコム証券最大3.0%(12ヶ月間限定)
出典:SBI証券「クレカ積立」
出典:マネックス証券「クレカ積立」
出典:松井証券「クレカ積立サービスを2025年5月より提供開始」
出典:auカブコム証券「au PAYカード決済による投資信託の積立」

楽天証券では、楽天ブラックカードでクレカ積立を行った際に、積立金額に対して最大2%のポイントが付与される。

一方、その他のネット証券では、最大3%のポイントが還元されることも珍しくなく、ポイント還元率という観点では一歩及ばない印象だ。

特に、松井証券では2025年5月から最大7.0%のポイント還元を予定していることもあり、今後ネット証券のクレカ積立におけるポイント還元がどのように変わっていくのかが注目だ。税とはならない。

楽天証券で新NISAを始める方法

楽天証券で新NISAを始める場合は、以下の手順に従って手続きを進めていこう。

ここでは、楽天証券の口座を持っていない人を想定して、始め方を解説していく。

  1. 楽天証券で口座開設を申し込む
  2. 本人確認手続きを行う
  3. 本人情報を入力する
  4. 初期設定を行う
  5. NISA口座の開設が完了する

楽天証券で口座開設を申し込む

まずは、楽天証券で総合口座およびNISA口座を開設する。

楽天証券では、総合口座とNISA口座を同時に申し込めるため、現時点で楽天証券に口座を持っていない人でも簡単に手続きが可能だ。

楽天証券公式サイトの「口座開設」ボタンを押して、「楽天会員の方」または「楽天会員ではない方」のどちらか当てはまる方を選択しよう。

楽天会員の方は、ログイン画面からユーザーID及びパスワードを入力してログインを行う。

楽天会員ではない方は、メールアドレスを入力し、届いたメールのリンクをタップして手続きを行おう。

本人確認手続きを行う

口座の申し込みが完了したら、本人確認手続きを行おう。

「スマホで本人確認」を選択する場合、本人確認書類として認められるのはマイナンバーカード(個人番号カード)および運転免許証だが、申込手続き時の個人番号入力が省けるため、マイナンバーカードでの登録がおすすめだ。

国籍および提出する本人確認書類を選択したら、本人確認書類の原本と顔写真の撮影に進む。

出典:楽天証券「口座開設の手順」

ガイドに従って撮影や画像の確認を行っていけば、本人確認手続きは終了する。

なお、マイナンバーカードや運転免許証を持っていない場合は、住民票の写しなどをスマホやPCからアップロードする「書類アップロードで本人確認」となる。

この場合、ログインIDが申し込み完了から約5営業日に郵送で届けられるため、「スマホで本人確認」に比べて口座開設に日数がかかる点に注意が必要だ。

本人情報を入力する

本人確認手続きが完了したら、氏名や住所などの本人情報の入力へと進む。

出典:楽天証券「口座開設の手順」

すでに情報が入力されている場合は、入力されている内容に間違いがないかをチェックして、必要に応じて修正や追記を行う。

住所などの入力を行ったら、納税方法を選択する。証券口座では、口座開設時に特定口座と一般口座のいずれかの選択をする。

NISA口座だけで取引しようと考えている場合も、どちらか選ぶのは必須となるため覚えておこう。

特定口座(源泉徴収あり)を選択すれば、NISA口座以外で取引した際に、税金の計算や納税手続きを楽天証券に任せられるため、手続きが簡単になっておすすめだ。

特定口座または一般口座の選択を行ったら、NISA口座の選択に進む。

楽天証券でNISAを利用したいという人は、必ず「開設する」にチェックを入れよう。

その他の項目についても案内に従って手続きを進めていき、最終確認を行う。

入力内容に間違いがないことを確認し、重要書類や規約などへの同意を行えば申込手続きは完了だ。

初期設定を行う

申込手続きが完了したら、楽天証券で審査が行われる。

申し込みから最短翌営業日にログインIDがメールで通知されるため、なくさないように大切に保管しよう。

楽天証券ホームページ内の「ログイン」ボタンからIDとパスワードを入力してログインを行う。

出典:楽天証券「口座開設の手順」

ログインできたら、取引を始めるにあたって必要な暗証番号や勤務先情報などを登録する。

本人確認書類として運転免許証の画像を提出している方は、ここでマイナンバーの登録が必要となる。

NISA口座の開設が完了する

初期設定が完了すると、すぐにNISA口座での取引が可能となるが、NISA口座の開設にあたっては楽天証券だけでなく税務署での審査も必要となる。

税務署での審査は通常1〜2週間程度かかり、審査が完了すると、NISA口座の開設が正式に完了したこととなる。

開設完了のメールが届いた際も、特段手続きは必要なく引き続きNISA口座を利用できる。

ただし、審査の結果、他社ですでにNISA口座を開設していた場合など楽天証券でNISA口座が開設できなかった場合は、NISA口座で取引していたものはすべて一般口座での取引に変更されるため注意しよう。

楽天証券の新NISAつみたて投資枠での買い方

続いて、楽天証券の新NISAつみたて投資枠でどのように商品を購入するかを解説していく。

楽天証券の新NISAつみたて投資枠では、以下の手順で購入手続きを進めていく。

  1. 口座に資金を入金する
  2. 購入する銘柄を選択する
  3. 積立設定を行う

口座に資金を入金する

まずは、楽天証券の自分の口座に購入資金を入金する。

楽天カードや楽天キャッシュなどを利用して積立投資を行う場合は入金の必要はないが、増額設定を行う場合などは証券口座にあらかじめ入金しておく必要がある。

楽天証券の入金方法は「自動入金(スイープ)」「らくらく入金」「リアルタイム入金」「通常振込入金」の4種類となっている。

それぞれの入金方法の違いを以下の表にまとめた。

スクロールできます
入金方法対象金融機関手続方法入金手続き手数料
自動入金(スイープ)楽天銀行オンライン不要無料
らくらく入金楽天銀行、みずほ銀行オンライン必要無料
リアルタイム入金楽天銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行 等オンライン必要無料
通常振込入金全国の金融機関銀行・ATM・インターネットバンキング必要顧客負担
出典:楽天証券「入出金」

楽天銀行の口座を持っている場合、「自動入金(スイープ)」が便利でおすすめだ。

一度自動入出金設定を行っておけば、入出金の手続きが不要で、対象商品の買付注文時に自動で楽天銀行から即時入金される。

運用商品を買いたい時にすぐに銀行から証券に入金され、余った資金や売却代金は自動で銀行に戻されるため、自分で手続きを行う手間がかからないというメリットがある。

自分で手続きを行う場合は、「らくらく入金」または「リアルタイム入金」がおすすめだ。

らくらく入金は、楽天銀行またはみずほ銀行の口座を持っている場合に利用できる入金方法で、楽天証券の入金画面から直接入金の操作を行うことで、即時に残高に入金が反映されるサービスだ。

一方、「リアルタイム入金」は、インターネットバンキングを利用して、楽天証券の口座に資金を入金する方法だ。

これらの方法は、入金手数料が0円となっているため、コストを気にせずにお金の出し入れがしやすい点が魅力的だ。

「通常振込入金」は、リアルタイム入金が利用できないネットバンキングやATM、銀行窓口などから入金する方法で、自分専用の入金専用口座に振込手続きを行うことで資金を入金するサービスだ。

振込手数料は顧客負担となるため、利用する金融機関によって所定の手数料がかかる点や、即時に入金が反映されない可能性が高い点に注意が必要だ。

購入する銘柄を選択する

口座に買付資金の準備ができたら、購入したい銘柄を選択する。

つみたて投資枠対象の投資信託から、積み立てたいと思う銘柄を探してみよう。

楽天証券では、投資初心者でも投資銘柄を簡単に選べるように、下記のようなさまざまなツール・サービスを提供している。

  • らくらく投資
  • NISAランキング
  • 積立おすすめファンド
  • ファンドセレクション

商品選びに手間をかけず、簡単に投資を始めたいという方は「らくらく投資」サービスがおすすめだ。

らくらく投資は、9つの質問に答えるだけで、性格やニーズに合った投資が簡単に始められるロボアドバイザーサービスだ。

購入後の運用やメンテナンスも自動で任せられるため、仕事や家事でなかなか運用状況をチェックできないという方にも適している。

ただし、自分で銘柄選定や運用管理を行う場合に比べて、運用管理費用がかかりやすい点には注意が必要だ。

自分自身で投資銘柄を選びたいという方や、投資家に人気のある銘柄を知りたいという方は、「NISAランキング」や「積立おすすめファンド」、「ファンドセレクション」をチェックして、さまざまな銘柄を比較してみよう。

投資対象や運用方針、運用コスト、運用パフォーマンスなどを比較して検討することで、納得のいく資産運用を始められるだろう。

積立設定を行う

積み立てていく銘柄が決まったら、積立設定を行っていく。

選んだ銘柄の「積立設定」ボタンをクリックして、口座区分として「NISAつみたて投資枠」を選ぶ。

出典:楽天証券「積立設定操作ガイド(NISAつみたて投資枠)」

口座区分を選択すると、積立注文画面が開くので、毎月の積立金額を入力していく。

積立頻度は「毎月」に設定されているため、「毎日」に変更したい場合は「積立頻度を変更する」ボタンから「毎日」を選択する。

また、ボーナス月に多めに投資を行う場合などは、「ボーナス設定を追加する」をクリックして、ボーナス設定を行おう。

出典:楽天証券「積立設定操作ガイド(NISAつみたて投資枠)」

積立金額の設定を行ったら、分配金コースを選択する。

デフォルトでは「再投資型」が選択されているため、必要に応じて変更を行う。

出典:楽天証券「積立設定操作ガイド(NISAつみたて投資枠)」

入力が完了したら、「目論見書の確認へ」をクリックして「未閲覧の書面を確認する」へと進み、目論見書の内容を確認する。

出典:楽天証券「積立設定操作ガイド(NISAつみたて投資枠)」

積立購入資金の引き落とし方法を「楽天キャッシュ(電子マネー)」「楽天カードクレジット決済」「証券口座(楽天銀行マネーブリッジ)」「その他金融機関」の中から選択する。

出典:楽天証券「積立設定操作ガイド(NISAつみたて投資枠)」

積立指定日を選択すると、初回買付日が表示されるので、問題ないかチェックしよう。

出典:楽天証券「積立設定操作ガイド(NISAつみたて投資枠)」

引き落とし方法の設定が完了したら「次へ」へと進み、設定内容を確認する。

間違いがなければ取引暗証番号を入力して「設定する」をクリックすると、積立設定は完了だ。

楽天証券の新NISA口座おすすめ銘柄10選

投資初心者の場合は、まずは楽天証券のNISAのつみたて投資枠で、投資信託の積立投資から始めるのがおすすめだ。

ここでは、楽天証券が公開しているNISAランキング(積立金額)に基づいて、投資家に人気のある銘柄を10銘柄紹介する。

順位ファンド名委託会社純資産(億円)
1eMAXISSlim米国株式(S&P500)三菱UFJアセット63593.19
2eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)三菱UFJアセット49822.95
3楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)楽天925.84
4楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド楽天3983.36
5楽天・プラスNASDAQ-100インデックス・ファンド楽天679.18
6iFreeNEXTFANG+インデックス大和3933.27
7楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド楽天2743.07
8楽天・全米株式インデックス・ファンド楽天18280.99
9<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンドニッセイ2524.44
10楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド楽天238.7
出典:楽天証券「NISAランキング(つみたて金額)2024/11/01〜2024/11/30」

上位1位・2位にランクインしたのは、三菱UFJアセットマネジメントが運用するeMAXIS Slimシリーズのインデックスファンドだ。

eMAXISSlim米国株式(S&P500)は、アメリカを代表する株価指数であるS&P500に連動を目指すもので、米国株に幅広く投資したい人に適している。

今後も米国株が成長を続けると考える人や、日本だけでなくアメリカの株式にも投資したいという方におすすめのファンドだ。

eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)は、全世界株式をベンチマークとしたインデックスファンドで、日本を含む先進国と新興国の約50カ国の大型株と中型株で構成されているファンドだ。

日本や米国だけでなく、世界中の株式に分散投資を行いたいという方に適しているだろう。

上位にランクインしているファンドの中には、この「S&P500」型や「オールカントリー」型のファンドが多く名を連ねている。

上記のファンドはいずれも信託報酬が低めに設定されているため、長期的に積立投資を継続する場合でも、コストをそれほど負担に感じずに投資を継続できるだろう。

楽天証券で新NISAを始めるならプロにも相談できる!

楽天証券で新NISAを始める際は、自分一人で始めるのではなく、プロに相談することも検討してみよう。

ここでは、なぜ資産運用をプロに相談した方が良いのか、どんな相談先を選ぶべきなのか、について詳しく解説していく。

新NISAの運用で注意すべきポイント

新NISAを始める上で、最も大事なことは「自分のリスク許容度やライフスタイルに合わせた運用計画を立てること」だ。

自分の運用ニーズに適していない金融商品を購入してしまったり、ライフスタイルに合わない金額での積立投資を始めたりしてしまうと、運用を継続するのが難しくなってしまい、思ったほど効果的に資産運用を行えない可能性がある。

そのため、まずは自分の運用についての考え方や許容できるリスクの度合いを明確にして、適した運用金額や運用商品を決めることが大事なのだ。

また、新NISAで資産運用を継続する上では、定期的にポートフォリオを見直したり、運用状況をチェックしたりすることも重要だ。

一度運用を始めた後もほったらかしにせず、必要に応じて運用戦略や運用商品を変更することで、安定的な運用益が期待できるだろう。

安心して運用を続けるならプロへの相談がおすすめ

ただし、初めて運用に挑戦する人や、あまり投資に慣れていない人にとっては、自分の運用ニーズを的確に見極めたり、定期的に運用成果をチェックしたりするのは難しく感じられることもあるだろう。

そこでおすすめなのが、資産運用のプロの手を借りることだ。

証券会社の営業担当者やFP(ファイナンシャルプランナー)、IFA(資産運用アドバイザー)に資産運用方法について相談することで、投資初心者でも失敗せずに資産運用を始めやすくなるはずだ。

楽天証券はネット専業の証券会社であるため、対面証券会社のように専任の営業担当者に相談することは難しい。

しかし、楽天証券では提携するIFAに資産運用を相談できるサービスを提供している。

IFAに相談すれば、自分に適した金融商品の選び方や定期的なポートフォリオの見直しなど、資産運用に関するさまざまな相談に乗ってくれるため、安心して投資を続けやすくなるだろう。

自分に適したプロを見つけるためには「資産運用ナビ」を活用しよう

証券会社の営業担当者やFP、IFAといった資産運用のプロに相談する際は、それぞれのメリット・デメリットを比較して、自分に適した相談先を見つけることが重要だ。

自分と相性の良い相談先を見つけることで、安心して資産運用を進められて、将来に向けて効率よく資産を増やしやすくなるだろう。

自分に適した相談先の探し方がわからない、どのような基準で相談先を比べるべきかわからない、という方は「資産運用ナビ」の活用がおすすめだ。

「資産運用ナビ」は、簡単な項目を入力するだけで、自分に適した資産運用のプロが自動で検索・抽出される検索サービスだ。

「老後に向けた資産形成について相談したい」「退職金の運用方法についてプロの意見を聞きたい」など、一人一人の運用ニーズに合わせて最適な専門家が自動で診断されるため、自分で探す手間が省ける。

紹介された専門家の中に相談したいと感じた人がいれば、そのまま無料面談の申し込みもできるため、スムーズに悩みの解決まで目指せるのもメリットと言えるだろう。

相談は全国47都道府県どこからでも可能で、オンライン面談にも対応しているため、気になった方はぜひ気軽に試してみてほしい。

資産運用のプロに相談して楽天証券で新NISAを始めよう

楽天証券のNISA口座では、取引コストを抑えながら幅広い運用商品に投資ができるというメリットがある。

また、投資信託の積立投資を行うことで、楽天ポイントがどんどん貯まっていく仕組みも提供されており、お得に投資を始めたいという方にもおすすめだ。

銘柄選びが難しいという初心者向けに、診断サービスやファンドセレクション、投信ランキングなどのサービス・ツールも提供しているため、どのように運用商品を選べば良いかわからないという方も安心して投資先を選びやすくなるだろう。

また、楽天証券には提携しているIFA(資産運用アドバイザー)が多数いるため、資産運用のプロから正しい知識に基づく質の高いアドバイスを得ることも可能だ。

プロに相談することで、自分の運用ニーズやリスク許容度にあった商品選びをしやすくなり、さらに効果的な運用が期待できるだろう。

自分に合った資産運用の専門家を探したいという方には、「資産運用ナビ」の活用もおすすめだ。

年齢や運用ニーズ、金融資産などを入力するだけで、自分にぴったりのアドバイザーが自動で診断される。

表示されたアドバイザーの中から相談してみたいと感じるアドバイザーがいれば、そのまま無料相談を申し込むことも可能だ。

利用料や相談料などは無料となっているため、これから資産運用を始めてみようと考えている方は、ぜひ「資産運用ナビ」を利用してみてはいかがだろうか。

楽天証券の新NISA成長投資枠に関するQ&A

新NISAの成長投資枠の利点とは何ですか?また、メリットを最大限に活用するための戦略を教えてください。

つみたて投資枠では投資対象となっていない個別株や投資信託に投資でき、売却益、配当金、分配金などが非課税となるのがメリットとなる。

成長投資枠のメリットを最大限に活用するためには、長期・積立・分散投資が有効だ。

  • 長期投資のメリット
    • 投資期間の無期限化により、投資期間の終了時期を考える必要がなくなる
    • このため投資期間が長ければ長いほど、非課税の状態のまま、複利効果が最大限に発揮できる
  • 積立投資のメリット
    • 投資期間の無期限化により、少額から始めた積立投資が限度額に達するまで、非課税で続けられる
    • 長期的な積立投資は、投資した直後に市況が暴落しても、損失は限定化される
    • その後に市況が回復した場合には、市況低迷時に投資していた分が利益を生む
  • 分散投資のメリット
    • 非課税枠の拡大により投資予算がある人は、旧NISAのときと比べて、多くの金額が非課税で投資できるようになる
    • 投資額が増えることにより、これまで以上にさまざまな投資対象に、並行して分散投資できるようになる

なお成長投資枠では、一括投資だけではなく、分割投資も可能だ。

楽天証券で新NISAを始める際の注意点はありますか?

楽天証券は楽天経済圏を利用している人にとっておすすめ。

投資先も豊富で使いやすいネット証券ですが、万人にとって最適とも限らないだろう。

新NISAは一人一口座しか開けないため後悔のないように、他のネット証券とも比較した上で始めよう。

成長投資枠での効果的な資産配分方法を教えてください。

リスク選好や投資方針次第ですがNISA枠の成長投資枠〜3割で積極投資、残りを手堅くつみたて投資枠にあてるコア・サテライト戦略が考えられるだろう。

より詳しく自分に合った配分を考えるならIFAに相談することをおすすめする。

新NISAの成長投資枠でのリスク管理について教えてください。

分散投資と損切りがリスク管理の基本です。

相関性の低い銘柄や資産クラスを組み合わせたポートフォリオにすると日々の資産の増減が緩やかにしやすくなります。

また目論みが外れて含み損になっている投資先は投資枠の有効活用のため損切り・入れ替えが必要になることもあるでしょう。

成長投資枠で投資した資産が損失を出した場合、どのように対処すればよいですか?

投資資産に損失が生じた場合、つまり購入時の価格から市場価格が下がった場合は、まず原因を調査しよう。

市況全体が下落した場合、また事故や天災などで一時的に市場価格が下落した場合には、回復する見込みが高いので静観しよう。

また安値になっている金融商品を買い足せば、市場価格が回復した際に、利益が得られる。

一方で市場価格の下落が一時的でない場合、個別株式の場合なら企業収益の停滞が続き、倒産の恐れがあるときは売却を検討しよう。

新NISAの成長投資枠で海外株式に投資することは可能ですか?

可能だ。

ただし海外株式のなかでも、下記で述べる整理銘柄や監理銘柄は、新NISAでは投資できない。

新NISAの成長投資枠でETFに投資するメリットは何ですか?

新NISAでは、投資が非課税となる対象期間が無制限になったため、旧NISA以上に長期投資には有利な制度だ。

このためETFに投資すれば、ETFを売却するまで、配当金が課税されず毎年受け取れる。

二番目にETFは、同じ分散投資ができる投資信託と比べて運用コストが低いため、長期投資において運用効率が良い。

ETFは市場で直接売買できるため、販売会社の経費などが抑えられ、運用コスト(信託報酬)が投資信託と比べて割安だ。

長期投資では、運用コストが高いと資産が目減りするが、運用コストが割安なETFは資産の目減りを抑えられる。

新NISAの成長投資枠で投資できない商品はありますか?

長期的な資産形成に向いておらず、投機的な取引を誘発する恐れのある金融商品は、新NISAでは投資対象から外されている。

具体的には、以下の金融商品が投資対象外となる。

  • 整理銘柄
    • 上場廃止が決定した銘柄
  • 監理銘柄
    • 上場廃止基準に該当する恐れがある銘柄
  • 運用開始から終了(償還)までの信託期間が20年未満で設定されている投資信託
  • 毎月分配型の投資信託
    • 運用成果が悪い場合には、元本(資産)を取り崩して分配金を支払うため、資産形成には向いていない
  • デリバティブ取引を用いた投機性の高い投資信託
    • 株価指数先物、FX、商品先物、株価オプション、通貨オプション、金利スワップ、通貨スワップなど

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

・本サイト「資産運用ナビ」はアドバイザーナビ株式会社が運営しております。
・本サイトに掲載される情報に関しては、最大限の注意を払っておりますが、金利、手数料、その他商品情報の完全な正確性や信頼性を保証するものではありません。
・本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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