- IFAによるコンサルティングサービスにはどんなものがあるのか知りたい
- 質の高いIFAを選ぶためのポイントが知りたい
- IFAを有効活用したい
近年、資産運用の相談先として「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」が注目を集めている。
ライフプランや資産運用などのあらゆる側面からコンサルティングサービスを提供しており、質の高い助言を得られることが特徴だ。
本記事では、IFAによるコンサルティングサービスの特徴やIFAを有効活用するポイント、質の高いアドバイザーの見分け方について解説していく。
ぜひ本記事を参考にし、IFAを有効活用しよう。
IFAによるコンサルティングサービスとは
IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、金融機関から独立した立場で顧客の資産運用をサポートする専門家だ。
さまざまな側面からコンサルティングサービスを提供しているが、どういったサービスを受けられるのだろうか。
ここでは、IFAによるコンサルティングサービスの特徴を解説していく。
ライフプランコンサルティング
まず、ライフプランに基づいた資金計画などをサポートするサービスが利用できる。
「希望のライフプランを実現するために資金をどのように準備すべきか」という観点から助言を提供してくれるサービスだ。
長い人生においては住宅の取得資金や子どもの教育資金、老後の生活資金などのまとまった支出が必要となる。
数千万単位で支出することとなるため、計画的に準備をしていかなければならない。
IFAに相談することで、現在の家計の収支状況や貯蓄率、資産運用プランをシミュレーションし、どこを改善すべきかという助言を得られる。
自身のライフプラン実現に向けた資金計画を立てたい場合、IFAへの相談がおすすめだ。
資産運用コンサルティング
ライフプランに基づく資金計画の策定に加え、具体的な資産運用のコンサルティングも受けられる。
例えば、資金計画に最適な運用ポートフォリオの構築がIFAの大きな役割として挙げられる。
運用ポートフォリオとは、どの金融商品にどのくらいの比率で投資するかという資産配分のことを指す。
適切なリスク・リターンのバランスで資産を運用するためにも、最適化された運用ポートフォリオの構築は重要なポイントだ。
また、一度設計した運用ポートフォリオはそのまま放置して良いわけではなく、マーケットの状況やライフステージの変化に応じて資産配分を調整していく必要がある。
定期的にポートフォリオを見直していかなければならない。
定期的な資産状況の見直しやリバランス(資産の再配分)の提案などもIFAのサービスに含まれる。
株式や債券、投資信託などの具体的な商品の提案や仲介なども行っているため、資産運用に関してすべて相談できると言っても過言ではない。
新NISAのスタートなどをきっかけに資産運用に興味を抱いている方はIFAに相談してみると良いだろう。
その他のコンサルティング
IFAは資産運用のコンサルティングを主に行う専門家だが、そのほかにも以下のような相談を受け付けている。
- 生命保険の見直し
- 相続についての相談
- 生前贈与の相談
- 後継者への事業承継の相談
上記のように幅広い分野のコンサルティングサービスを提供できる点がIFAの大きな強みだ。
場合によっては弁護士や税理士などの外部の専門家と連携しながら、相談者が抱える課題を解決に導く。
資産運用だけでなく、保険や相続・贈与などの悩みを抱えているという方はぜひIFAに相談してみよう。
IFAによるコンサルティングを有効活用するポイント
IFAによるコンサルティングサービスを受ける際、以下の3つのポイントを押さえておくとより効果的に活用できる。
- 事前準備の徹底
- 運用目的の明確化
- 定期的なレビューとリバランスの実践
IFAの強みを最大限活かすためにも、上記3点を押さえた上で相談しよう。
事前準備の徹底
相談を行う前に、事前準備としてリスク許容度・余剰資金を把握しておくことが大切だ。
それらをIFAに共有することでスムーズに投資戦略を立てられる。
リスク許容度とは、投資の収益がマイナスに振れたときにどの程度の損失まで許容できるかという度合いのことを指す。
リスク許容度が高ければハイリスクな投資手法を選択できるが、リスク許容度が低い場合には堅実な投資手法の実践が求められる。
投資手法を決定する際の重要な要素となるため、性格や年齢、投資経験を踏まえて
「どの程度の損失まで耐えられるか」をイメージしておこう。
また、投資にはリスクが伴うため、生活費や緊急用資金以外の余剰資金での運用が鉄則である。
投資に回せる余剰資金の額を把握しておくことも大切だ。
一般的に3ヶ月〜半年程度の生活費は確保していれば、残りの貯蓄は投資に回しても問題ないとされている。
貯蓄状況や生活費を把握し、どれくらい投資に回せるかを確認しておこう。
運用目的の明確化
自身のライフプランを踏まえ、運用目的を明確にしておくことも大切だ。
投資計画は「いつまでにどのくらいの資産を準備したいのか」という点に左右されるため、運用目的をはっきりさせておくことは重要となる。
例えば、20年後に迎える老後資金2,000万円と3年先を予定している子どもの大学進学費用200万円では準備の戦略は大きく異なる。
前者は期間に余裕がある分リスクを取った運用を行えるが、後者は低リスクな投資手法を選択すべきだ。
リスク許容度・余剰資金の把握とともに、運用目的も明確にした上で長期的な資産計画を立てていこう。
定期的なレビューとリバランスの実践
前述の通り、IFAは投資を始めてからも定期的なポートフォリオの見直しやリバランスの提案に対応している。
「資産運用を始めたらあとは放置」ではなく、定期的に面談を行って状況に合った資産配分に調整していこう。
例えば「株式50%・債券50%」というポートフォリオで運用していても、マーケットの環境によっては「株式60%・債券40%」というバランスに崩れる可能性がある。
高リスク資産の株式の比率が高くなり、資産全体におけるリスクが大きくなってしまう。
上記のパターンでは、株式を一部売却して債券を追加購入することで適切なバランスに調整できる。
しかし、年齢を重ねて当初の資産配分によるリスク・リターンのバランスが適切でない場合もあるため、専門家であるIFAの助言が必須と言えるだろう。
運用をスタートさせてからも定期的にIFAに相談を行い、ポートフォリオの見直しやリバランスのアドバイスを受けることを推奨する。
質の高いコンサルティングを受けたい方必見!IFAの見分け方
相談先のIFAの質を見極めるためには、以下の3つのポイントを確認しておくと良い。
- 経歴・資格
- メインクライアント層
- 相性とコミュニケーション能力
自分に合うIFAを見つけ出すためにも、上記の3点を比較して相談先を探そう。
経歴・資格
まず、IFAの経歴や実績、保有資格などをチェックしておこう。
大切な資産運用を任せる以上、信頼に値する実績を有しているかどうかという点は重要なチェック項目となる。
IFAの信頼度を確かめる際は「IFAとしての実績が3年以上」を目安にしておくと良い。
近年、日本でもIFAが注目を集めているとは言ってもまだ定着している状況にはなく、そうした中で3年以上活動できているIFAはある程度の顧客を集めていると判断できるためだ。
また、金融・資産運用に関する資格を保有しているかどうかも重要なチェック項目となる。
特に「AFP」「CFP」などの資格は定期的な更新が必要となるため、継続的にインプットしていることの証とも言える。
経歴・実績や資格を比較し、IFAが信頼できるかどうかをチェックしておこう。
メインクライアント層
IFAがメインで担当しているクライアント(顧客)層をチェックしておくことも大切だ。
自分の属性と照らし合わせてマッチしているかどうかを判断しよう。
例えば、金融資産数百万円でじっくり資産を増やしていきたいと考えている人が、金融資産数億円規模の富裕層をメインで抱えるIFAに相談しても的確なアドバイスを得られるとは考えにくい。
自分と同程度の資産規模の顧客に助言を行うIFAの方が、質の高い提案を受けられる可能性が高い。
また、得意としている投資の内容もチェックしておこう。
IFAはそれぞれ専門領域が異なっており、株式や債券などの伝統的な投資商品を得意とするIFAもいれば、不動産やヘッジファンドといった投資手法を得意とするIFAも存在するためだ。
IFAのメインクライアント層と得意分野をチェックし、自身の資産状況や運用目的にマッチしたアドバイザーを選択しよう。
相性とコミュニケーション能力
担当者との性格面での相性やコミュニケーション能力も確認しておきたい。
IFAは長期的に助言を提供してくれるパートナーになる存在であるため、性格が合わないIFAを選んでしまうと面談のたびにストレスを感じてしまう可能性がある。
例えば、ニーズを丁寧にヒアリングしながら希望条件を提案内容に落とし込んでプランを作成してくれるIFAは、希望を聞いて欲しい人にとっては魅力的だ。
しかし「希望を聞かれても分からないからある程度IFAに任せたい」と考えている人の場合、ヒアリングされても困惑してしまう可能性があるだろう。
第三者からの評価が高いIFAであっても、自分との相性が良いとは限らない。
初回面談などで相性やコミュニケーション能力をチェックし、今後長期的に付き合っていく上でストレスなく相談できそうかを確認しておこう。
自分に適したコンサルティングを行ってくれるIFAはどこで選ぶべき?
ここまでIFAによるコンサルティングの内容や有効活用するためのポイントを紹介してきたが、実際に相談先のIFAを探す際にはどこで選ぶべきなのだろうか。
ここでは、自分に合ったIFAを見つける重要性や相談先を見つける難しさ、おすすめのIFA検索サービス「資産運用ナビ」について解説していく。
なぜ自分に合ったIFAを見つけるべきなのか
自分に合ったIFAを探すべき理由は「大切な資産運用を任せるから」ということにほかならない。
投資にはリスクを伴うため、信頼できるIFAをじっくりと探すことが大切だ。
前述の通り、IFAによってメインクライアント層や得意分野は異なる。
適当に相談先を選んでしまうと、希望に合わない投資手法を提案される可能性がある。
自分の希望をしっかりと投資計画に落とし込んでくれるIFAを探すことが重要だ。
しかし現実的には自分に合ったIFAを見つけ出すことは容易ではない。
IFA探しの難しさ
近年、日本でもIFAが注目を集めており、業者も法人・個人で増加傾向にある。
しかし、従来の相談先である銀行や証券会社に比べると定着度は低く、近くで相談できるIFA業者を探すことは容易ではない。
特に、地方であればIFAの絶対数は少なく、その中で自分に合うアドバイザーを探すとなるとハードルは高いと言える。
仮にIFAを見つけ出せたとしても、そこから問い合わせを行ったり、面談日程を調整したりしなければならない。
IFAに気軽には相談できない状況となっているのだ。
そんななかでおすすめのサービスが「資産運用ナビ」である。
IFA検索サービス「資産運用ナビ」
IFA検索サービス「資産運用ナビ」は、あなたにぴったりのIFAを無料で紹介するサービスだ。
フォームに希望条件を入力するだけで、あなたの運用目的や資産状況、性格と相性の良いIFAを全国のデータベースから抽出して紹介する仕組みとなっている。
紹介されたIFAのなかに気になるアドバイザーがいた場合、そのまま面談を申し込むこともできる。
簡単にIFAとマッチングできるため、自分に合うIFA探しで悩んでいる方にもおすすめだ。
IFAのプロフィールが公開されているため、事前に経歴や得意分野、メインクライアント層をチェックした上で安心して面談に申し込める。
初回面談は何人と行っても無料であるため、じっくりと相談先を探すことも可能だ。
もちろんIFAの相談は全国47都道府県どこでも対応しており、対面だけでなくWEBでも受け付けている。
自分に合うIFAをお探しの方は、ぜひこの機会に「資産運用ナビ」を活用してみてはいかがだろうか。
あなたに合ったIFAのコンサルティングサービスを受けよう
IFAでは、ライフプランや資産運用、保険、相続・贈与などのコンサルティングを受けられる。
提供サービスを有効活用するためにも、事前準備を徹底した上で運用目的を明確にし、定期的なポートフォリオのチェックなどを行うことが大切だ。
また、本記事では質の高いIFAを見分けるポイントなども解説したが、そもそもIFAを見つけ出すこと自体が容易ではない。
「資産運用ナビ」では、あなたにぴったりのIFAを無料で紹介するサービスを提供している。
信頼できる相談先を探している方は、ぜひこの機会に「資産運用ナビ」を活用して自分に合ったIFAを見つけよう。