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- 新NISA口座をどの証券会社で開設するべきか迷っている
- 項目別に口座の特徴を比較したい
- NISA口座を選ぶポイントを知りたい
新NISAは運用益が非課税になるお得な制度だ。2024年から始まり、旧制度に比べて使い勝手が良くなったことから個人投資家の間で注目されている。
証券会社や銀行も新NISAで顧客を囲い込もうとキャンペーン合戦をしていたことも記憶に新しい。
これから新NISAの口座開設を検討しているという人もいるだろう。
各金融機関によって取り扱っている銘柄やサービスにも違いがあるため、自分に合った口座を選びたいところだ。
注意したいのが一人一つまでしか新NISAの口座を開設できない点だ。口座開設後に別の証券会社に変更は可能だが手続きは面倒だ。
そのため口座選びは慎重にしたい。そこで、本記事では口座開設で気になるポイントを証券会社・銀行を例に比較して解説する。
口座選びの参考にしてほしい。
新NISA口座はどこがいい?証券会社・銀行を比較する5つのポイント

投資に馴染みがない人だとどの口座も同じように感じてしまうのではないだろうか。
運用益が非課税になる点や投資できる額など制度の部分は共通しているが、よく確認してみると違いも多い。
口座を選ぶために注目してほしいポイントは以下の5つだ。
- 投資信託の取扱数
- 個別株投資が可能か
- 取引手数料
- クレカ積立
- 投信保有ポイント
この5つは金融機関によって違いがあるところだ。それぞれ確認してみよう。
投資信託の取扱数
投資信託は個人投資家でも小口で簡単に分散投資ができる金融商品だ。
例えばメディアで話題のオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)や米国の株価指数S&P500に連動したタイプが人気だ。
実は金融機関によって投資信託の取扱銘柄と数に違いがある。
もし取扱数が少ない口座を選んでしまうと「信託報酬が割高なものしか取り扱いがない」「思っていた投資ができない」など後悔することになりかねない。
そのため、なるべく商品ラインナップが豊富な口座を最初に選んでおいた方が良い。
特に新NISAの「つみたて投資枠」は金融庁が指定した投資信託(ETF含む)のみが投資対象だ。
つみたて投資枠で自分にあった商品を選ぶためにも投資信託の取扱数や商品ラインナップに関しては注目しておこう。
個別株投資が可能か
新NISAの成長投資枠では個別株投資が可能だ。ただし、金融機関によっては個別株投資そのものを扱っていないことがある。
例えば、銀行なら新NISA口座を開設できるが個別株自体の取り扱いがない。そのため、個別株投資に挑戦したいなら証券会社で口座を開設する必要がある。
また、個別株投資をする際には以下の2つに関しても注目しよう。
- 外国株の取扱
- 単元未満株の取扱
日本の証券会社からも米国株をはじめとした外国株の売買ができるところが増えてきた。
外国株の中には日本にはない世界的なグローバル企業やユニークな企業の銘柄も少なくない。
ただし、証券会社によって取扱いのある国や銘柄に違いがある。成長投資枠で外国株に投資を検討している人は外国株の取り扱いにも注目してほしい。
また、単元未満株についても確認しよう。日本株は通常100株単位で取引されている。
しかし、ユニクロやGUで有名なファーストリテイリングの株を100株で買おうとすると2025年1月現在で500万円以上の資金が必要になってしまう。
そこで、小口投資家におすすめなのが単元未満株だ。単元未満株なら1株から取引できる。
手数料が割高だったり取引できる時間に制限が合ったりする点に注意は必要だが、投資しやすい点でメリットがある。
取引手数料
株や投資信託の取引で手数料がかかるかどうかも確認しておこう。他の口座では手数料がかかるがNISA口座に限っては手数料を無料にしているところもある。
売買手数料も回数を重ねると無視できないコストになってしまうため確認してほしい。
クレカ積立
金融機関によってはクレジットカードで投資信託の積立ができるところがある。
特定のクレジットカードで積立投資をすると一定のレートでポイント還元できることを売りにしているネット証券もある。
ポイントを貯めてお得に買い物等で使えると投資に対するモチベーションもあがるかもしれない。
ポイント還元対応のクレジットカードが決められていたり、還元率に違いがあったりもするため興味のある人は確認しておきたい。
投信保有ポイント
投信保有ポイントは、投資信託を持っていると残高に応じて付与されるポイントのことだ。
新NISAで長期投資をするとなると投資信託をしばらく寝かしておくことになる。寝かしておくだけでポイントが入ってくるとなるとお得に感じるだろう。
ただし、どの金融機関にもポイントサービスがあるわけではない。また、貯まるポイントや還元率に関しても違いがある。
また、保有する投資信託の種類によっても還元率に差があることも多いためポイントを意識する人は確認しておくと良い。
投資信託の取扱数で見るおすすめの新NISA口座

新NISA口座を選ぶ際に投資信託の取扱数は重要な基準だ。
選べる投資信託の数が少ないと自分の目指す投資ができなかったり、出来たとしても信託報酬が割高なものしか選べなかったりと不満が残る原因になってしまう。
そこで、参考のため大手ネット証券、大手対面証券、大手銀行の取扱数を比較する。また、おすすめの金融機関についても紹介する。
投資信託の取扱数の比較
大手のネット証券、対面証券、銀行それぞれの新NISA取扱銘柄数を調べてまとめた。
結果は以下のようになった。
成長投資枠 | つみたて投資枠 | |
---|---|---|
大手ネット証券 | ||
SBI証券 | 1305本 | 250本 |
楽天証券 | 1305本 | 241本 |
マネックス証券 | 1191本 | 234本 |
松井証券 | 1152本 | 245本 |
三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券) | 1140本 | 240本 |
大手対面証券 | ||
野村證券 | 473本 | 20本 |
大和証券 | 198本 | 36本 |
SMBC日興証券 | 543本 | 150本 |
大手銀行 | ||
三菱UFJ銀行 | 392本 | 24本 |
みずほ銀行 | 125本 | 16本 |
三井住友銀行 | 97本 | 4本 |
大手ネット証券の取扱銘柄数が対面証券、銀行に比べて多いことが一目瞭然でわかる結果となった。
対面証券ではネット証券ほどではないがSMBC日興証券は比較的、取扱銘柄数が多い。
投資信託の銘柄数を基準に新NISA口座を選ぶならネット証券と結論づけても良いのではないだろうか。
ただし以下のような考えの人もいるかもしれない。
- たくさんの銘柄があっても選びきれない
- そもそもNISAで何種類も投資信託に投資をしない
このような考えの人は目当ての投資信託があるかどうかを確認して、別の基準を重視して口座選びをしてもよい。
投資信託の取扱数から見たおすすめの金融機関
投資信託の取扱銘柄数に着目するとネット証券の国内大手であるSBI証券、楽天証券の2社が他社をリードしている。
取扱数重視で選ぶならこの2社のうちどちらか好きな方を選べば良い。
SBI証券【業界No.1に恥じない豊富なラインナップ】
SBI証券は国内最大手のネット証券だ。
国内外の株式を幅広くそろえるだけでなく投信、FX、CFD、先物オプションなど初心者から中上級者向けの商品まで幅広く取引できる。
SBI証券に口座を開設しておけば一通り個人投資家が投資したい商品を売買できる。新NISAでも投資信託の豊富な取り扱いで他社をリードしている。
同社のNISA買付金額ランキングを確認してみると以下の結果が確認できた。
名称 | |
1位 | eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) |
---|---|
2位 | eMAXIS Slim米国株式(S&P500) |
3位 | 大和-iFreeNEXT FANG+インデックス |
個人投資家に人気のインデックスファンドが1位、2位にランクインした。
世界各国の代表的な銘柄に分散投資できるオルカン、世界経済を牽引する米国株に分散投資できるS&P500に連動したポートフォリオに小口から簡単に投資できる2つの投資信託は、アクティブファンドがほとんどインデックスに敵わないという論調の広まりからか支持を集めている。
3位には米国の株価を牽引する先導株であるFANG(Facebook、Amazon、Netflix、Google)を含む10社で構成されたタイプの投資信託が入った。
3位の結果は近年、米国のインデックスの値上がりを牽引する銘柄が一部の成長株に集中していることに注目した投資家が高いリターンを求めて選んでいると考えられる。
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楽天証券【NISAの投資信託の取扱数はSBI証券に引けを取らない】
楽天証券はネット証券で国内2位のネット証券だ。新NISAの投資信託取扱銘柄数がSBI証券とほぼ同数と言ってもよい。
取扱銘柄数がほぼ同じならば取引画面の使いやすさ、貯まるポイントの種類などが口座選びの決め手となる。
特に楽天グループのサービスをよく使い、楽天ポイントを貯めている人におすすめだ。
同社のNISAにおける人気ファンドの上位3社はSBI証券と全く同じ結果となった。
また、ランキング10位までのうち8商品が全世界または米国関連のインデックスファンドだった。
そこで3位の「大和-iFreeNEXT FANG +インデックス」以外で人気のあった投信を紹介する。
名称 | |
5位 | 楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型) |
---|
この投資信託は米国の配当利回りが高い株式ポートフォリオに間接的に投資できる設計だ。
分配金を年に4回受け取れるためインカムゲインを重視している投資家に支持されているようだ。
定期的に分配金を受け取りたいという人は検討してみるのも良いだろう。
個別株の取引環境で見るおすすめの新NISA口座

新NISAで個別株取引を検討している投資家も多いのではないだろうか。
しかし、全ての金融機関で個別株取引できるわけではない。また、できたとしても外国株、単元未満株の取引環境の種類や有無に違いがある。
そこで代表的な金融機関の株取引の環境を比較・整理してみよう。また、個別株の取引環境で特におすすめのところも紹介する。
新NISAの個別株の取引環境比較
各金融機関の個別株取引を以下の表にまとめた。
個別株取引の可否 | 外国株 | 単元未満株 | |
---|---|---|---|
大手ネット証券 | |||
SBI証券 | ○ | 米国 中国(香港) 韓国 ロシア ベトナム インドネシア シンガポール タイ マレーシア | ○S株 |
楽天証券 | ○ | 米国 中国(香港、上海A) タイ シンガポール マレーシア インドネシア | ○かぶミニ® |
マネックス証券 | ○ | 米国 中国(香港) | ○ワン株 |
松井証券 | ○ | 米国 | △売却のみ可能 |
三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券) | ○ | 米国 | ○プチ株® |
大手対面証券 | |||
野村證券 | ○ | 米国 中国(香港) ドイツ オーストラリア | ○まめ株 |
大和証券 | ○ | 米国 カナダ イギリス スイス デンマーク ノルウェー スウェーデン フィンランド ドイツ フランス イタリア スペイン オランダ ベルギー オーストリア 中国(香港、上海B) シンガポール タイ オーストラリア | × (ただしグループ会社の大和コネクト証券では「ひな株」の扱いあり) |
SMBC日興証券 | ○ | 米国 中国(香港) その他 (オセアニア、ヨーロッパ、アジアの主要取引所に取扱あり、ただし店頭で要問い合わせ) | △:電話売買のみ可オンライントレードでは不可 ※ただし、100円単位で株価に関係なく購入できる独自サービス「キンカブ」がある。 |
大手銀行 | |||
三菱UFJ銀行 | × | × | × |
みずほ銀行 | × | × | × |
三井住友銀行 | × | × | × |
銀行はそもそも株取引自体の取り扱いがない。そのため、個別株取引をするならネット証券、または対面証券で口座開設をする必要がある。
外国株に関しては、ネット証券ならSBI証券が取引できる国が多い。
米中だけでなくロシア、韓国、ASEAN諸国の主要市場で取引できる。楽天証券も選択肢が豊富で中国株では他社では珍しい上海Aの取り扱いがある。
他のネット証券も人気の米国に関しては取引可能だ。大手対面証券では大和証券が外国株で取り扱っている国が多く、内訳を確認すると欧州株の取扱が豊富だ。
単元未満株は松井証券を除く大手ネット証券4社で買付が可能だ。一方、対面証券では野村證券の「まめ株」以外は取扱がなかったり、電話取引限定だったりする。
少額で個別株投資をしたいという人は対面証券よりもネット証券の方が使い勝手が良いだろう。
新NISAの個別株取引でおすすめの金融機関
個別株取引の環境に関しては大手ネット証券ならどこでも問題はない。
ただし単元未満株の取引をするなら松井証券のみ買付ができない点に注意したい。特におすすめとして挙げるならSBI証券と楽天証券の2社がおすすめだ。
SBI証券
業界最大手のSBI証券は新NISAの個別株取引でもおすすめだ。
国内株式はもちろん、豊富な外国株の取扱い、単元未満株(S株)の取引ができる点でも投資先が豊富だ。
特にたくさんの投資先から銘柄を選定したいという人に向いている。
SBI証券の新NISAの成長投資枠で買える投資妙味がある銘柄として米国の「エヌビディア」を紹介する。
半導体関連銘柄で個人投資家から注目を集めており、SBI証券の売買代金ランキングでも1位だ。
元々、ビデオゲームの画像処理で知る人ぞ知る企業だったが、話題のAIの演算処理に長けた半導体の開発・設計の企業として急成長中だ。
2025年1月にはトヨタに次世代の車に必要な先端半導体を提供することでも話題になった。
成長投資枠では非課税でキャピタルゲインを受け取れるため、大きく値上がりすれば手元に大きな利益を残せるだろう。
ただし急騰している銘柄は下げるときも大きい点には注意してほしい。
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楽天証券
楽天証券も新NISAの個別株取引の環境が良い。外国株の取扱いも豊富で、単元未満株の「かぶミニ®」はリアルタイムでの取引も可能。
実は単元未満株でリアルタイムでの取引を提供しているのは大手ネット証券では楽天証券のみだ。
人気銘柄として国内株からイオン(8267)を紹介する。100株買うと株主優待としてイオンオーナーズカードが発行される。
100株保有するだけでイオンでの買い物が3%還元されたり、イオンシネマの利用料が安くなったりとイオンをよく利用する人なら使い勝手がよい。
新NISAの成長投資枠は年間240万円までで売却しても投資枠の再利用ができない。
そのため長期保有できる銘柄が向いている。お得な優待があれば多少、株価が下がっても保有しやすいのではないだろうか。
取引手数料で見るおすすめの新NISA口座

新NISAの口座選びでは取引手数料も確認しておきたいポイントだ。
取引手数料は取引を重ねるほど無視できないコストになってしまう。
そのため、手数料に関しては多くの人が気になるところだろう。そこで、各金融機関の新NISA口座の取引手数料を比較して確認してみよう。
取引手数料の比較
成長投資枠 | つみたて投資枠 | |
---|---|---|
大手ネット証券 | ||
SBI証券 | 無料※外国株は米国・中国・シンガポールは無料※S株は一部のコース、電話注文は有料 | 無料 |
楽天証券 | 無料※中国株式やアセアン株式で有料もあり | 無料 |
マネックス証券 | 無料※一部、全額キャッシュバックの形で実質、無料 | 無料 |
松井証券 | 無料 | 無料 |
三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券) | 無料 | 無料 |
大手対面証券 | ||
野村證券 | 株式:所定の手数料がかかる 投信:手数料がかかる。ただし、ノーロード、つみたて投資枠対象銘柄は無料 | 無料 |
大和証券 | 株式:所定の手数料がかかる 投信: ダイワの投信積立 購入時手数料無料サービスを使えば無料 | 無料 |
SMBC日興証券 | 株式:所定の手数料あり 投信:有料、ノーロードを選べば無料 | 無料 |
大手銀行 | ||
三菱UFJ銀行 | 投信のみ取扱有料、ノーロードを選べば無料 | 無料 |
みずほ銀行 | 投信のみ取扱有料、ノーロードを選べば無料 | 無料 |
三井住友銀行 | 投信のみ取扱有料、ノーロードを選べば無料 | 無料 |
※ネット証券はインターネットコースのもの
つみたて投資枠に関しては全ての金融機関で購入手数料が無料だ。
そもそも、つみたて投資枠で投資対象となる商品は全てノーロード(購入時手数料無料)が条件となっているためだ。
成長投資枠についても確認してみよう。対面証券、銀行はノーロードの商品を選べば無料だが、そうでない商品に関しては購入時に所定の手数料がかかる。
一方で大手ネット証券に関しては成長投資枠でも投信の購入時にかかる手数料を無料としている。
続いて成長投資枠のみで取引できる株式の手数料を確認してみよう。
ネット証券は一部の例外(例えば新興国の個別株など)で有料のケースはあるものの日本株、米国株のような個人投資家に人気の個別株に関しては基本、無料としている。
一方、対面証券に関しては新NISAでも所定の手数料がかかる結果となった。
手数料を抑えるならネット証券
各金融機関を比較した結果、以下のことが分かる。
- 大手ネット証券ならつみたて投資枠も成長投資枠も投資信託の販売手数料は無料
- 大手ネット証券なら個別株取引手数料は一部例外を除けば新NISA成長投資枠で無料
対面証券、大手銀行でも商品を選べば取引手数料(販売手数料)を無料にできる。
しかし、ネット証券の方が成長投資枠で購入する投信全てが販売手数料無料で購入でき、個別株も一部例外を除いて基本的には無料で取引できる。
特に個別株の取引手数料に関しては、対面証券では所定の取引手数料が新NISAでもかかってしまう。
新NISAで手数料を抑えるなら無料で取引できる商品が多いネット証券がおすすめだ。
相談しながら運用するなら対面証券・銀行・IFA
手数料を抑えるならネット証券がおすすめだ。ただし、資産運用に関して具体的な相談ができない。
もし、コストが多少かかってもプロに相談するなら対面証券や銀行がおすすめだ。
またIFA(特定の金融機関に属さないアドバイザー)に相談しながら新NISAで運用する手もある。
銀行や証券会社に所属していないため営業方針に縛られない顧客の目線に立った提案を期待できる。
大手ネット証券のSBI証券、楽天証券と提携しているIFAも多いため豊富な商品ラインナップで資産運用も可能だ。
IFAを探すなら資産運用ナビを活用してほしい。IFAの検索サービスでフォームに入力すれば、あなたに合ったアドバイザーとマッチングできる仕組みだ。
事前にプロフィールや経歴などを確認し、気になるIFAがいれば無料で相談できる。新NISAをどう活用するかも相談に乗ってもらえるはずだ。
クレカ積立の還元率と投信保有ポイントで見るおすすめの新NISA口座

投資対象の種類や取引手数料以外で注目してほしいのが、クレカ積立と投信保有ポイントの2つの項目だ。
この2つは大手ネット証券が力を入れている。各種ポイントを新NISAで運用しながら貯めていきたいという人は、大手ネット証券の中から口座開設をするのがおすすめだ。
特にクレカ積立は2024年に法改正があり毎月、積立できる上限額が5万円から10万円に引き上げられたこともあり、ますます注目されるようになった。
ただ、ネット証券各社それぞれ積立できるカードと貯められるポイントに違いがある。そこでネット証券各社を比較してみよう。
残念ながら対面証券と銀行に関しては新NISA対応のクレカ積立と投信保有ポイントに関しては提供がないため
(一部、投信買付のキャッシュバックはある)ネット証券に絞って解説する。
クレカ積立比較
クレカ積立でネット証券各社を比較したのが以下の表だ。
クレカ積立の有無と組み合わせる 主なカード | クレカの還元率 | 貯まるポイント | |
---|---|---|---|
SBI証券 | ○:三井住友カード | 0〜3.0% | Vポイント |
楽天証券 | ○:楽天カード | 0.5%〜2.0% | 楽天ポイント |
マネックス証券 【おすすめ】 | ○:dカード、マネックスカード | 0.73%〜3.1%※一般カードの上限は1.1% | dポイントまたはマネックスポイント |
松井証券 | 2025年5月リリース予定:JCBカード | 0%〜1.0% | Oki Dokiポイント |
三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券) | ○:au Payカード | 0.5%〜1.0% | Pontaポイント |
積立の対象となるクレジットカード、還元率、貯まるポイントの種類で各社それぞれに違いがある。
還元率に関しても数字だけで単純な比較はできない。
例えば高い還元率を得るにはクレジットカードのグレードを高くしたり、年間カード利用額で高額利用が必要になったりと条件が厳しいこともあるためだ。
使いたいカード、実際に適用される還元率、貯めたいポイント次第で最適な選択は変わる。そこで、大手ネット証券各社それぞれの詳細を確認してみよう。
マネックス証券【おすすめ】
クレカ積立で他社をリードしていると考えられる。年会費無料の一般カードでも高い還元率を享受できる点でメリットがある。
積立額 | ポイント還元率 |
---|---|
5万円以下 | 1.1% |
5万円〜7万円以下 | 0.6% |
7万円〜10万円以下 | 0.2% |
5万円までの積立なら1.1%と年会費無料のカードとしては高い還元率になる。
ただ、積立額が5万円を超えた額から還元率が低くなっていく。例えば8万円積立をする場合、5万円までは1.1%還元されるが2万円の部分は0.6%、そして残り1万円には0.2%が適用される。
積立額が少額の人にとってはお得な仕組みになっている。
ちなみに上限の10万円で0.73%還元される計算となる。
またdカード積立はゴールドカード、プラチナカードもクレカ積立の対象となった。
ゴールド、プラチナはNISA口座では特に高い還元率を別に設定している。
ゴールドカード
積立額 | NISA口座 | 課税口座 |
---|---|---|
5万円以下 | 1.1% | 1.1% |
5万円〜7万円以下 | 1.1% | 0.6% |
7万円〜10万円以下 | 1.1% | 0.2% |
プラチナカード(入会1年目)
積立額 | NISA口座 | 課税口座 |
---|---|---|
5万円以下 | 3.1% | 3.1% |
5万円〜7万円以下 | 3.1% | 2.6% |
7万円〜10万円以下 | 3.1% | 2.2% |
プラチナカード(入会2年目以降)はカード利用額によって還元率が変わるが、月20万円以上のカード利用をすればNISA口座での積立では3.1%の還元率を維持できる。
- 年会費無料のカードでの積立なら同業他社に比べ高い還元率
- dカードのゴールド、プラチナでもクレカ積立が始まりNISA口座で高めの還元率
- キャンペーンも積極的に展開中
SBI証券【年間カード利用額の条件に注意】
三井住友カードによる積立に対応しておりVポイントが貯められる。還元率は0〜3.0%と幅が広い。
条件次第で還元率にかなり差があるため、自分がどの条件に当てはまるかで得かどうかを判断してほしい。
積立カード | 年会費 | 年間カード利用額 |
---|---|---|
三井住友カード(NL) Oliveフレキシブルペイ | 永年無料 | 10万円未満なら還元率0% 10万円以上なら還元率0.5%※年間のポイント上限6,000ポイント |
三井住友カードゴールド Oliveフレキシブルペイゴールド(NL) | 5,500円(税込) 年間100万円利用で翌年以降の年会費が無料 | 10万円未満なら還元率0% 10万円以上なら還元率0.75% 100万円以上なら還元率1.0%※年間のポイント上限12,000ポイント |
三井住友カードプラチナプリファード Oliveフレキシブルペイプラチナプリファード | 33,000円(税込) | 300万円未満なら還元率1.0% 300万円以上なら還元率2.0% 500万円以上なら還元率3.0%※年間のポイント上限36,000ポイント |
このようにクレカ積立還元率は利用するカード、年間のカード利用額によってかなり幅がある。
最大3.0%の還元率が適用されるにはグレードの高いプラチナで年間500万円以上のカード利用が条件となっている。
またカード利用額に投信の買付額は含まれないことを考えると条件達成のハードルが高いと感じる人も多いのではないだろうか。
また、カードには年会費があることも考慮が必要だろう。
そして、カードのグレードが一般、ゴールドで年間のカード利用額が10万円に満たなければ還元率は0%となってしまう。
そのためクレカ決済を普段からよく使い、年間カード利用額が還元率の条件に達する人に向いている。
- Vポイントが貯まる
- カードの利用額と使うカード次第で還元率の幅が広い
- 年会費無料のカードでカード利用がないと還元率が0%
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楽天証券【投資対象次第で還元率が変わる点に注意】
楽天ポイントが貯められる。楽天グループのサービスをよく利用している人にとっては使いやすいだろう。
カードと還元率の内訳は以下の通り。
積立カード | 還元率と条件 |
---|---|
楽天ブラックカード | 2.0% |
楽天プレミアムカード | 1.0% |
楽天ゴールドカード | 0.75% 代行手数料年間0.4%(税込)の銘柄なら1% |
楽天カード | 0.50% 代行手数料年間0.4%(税込)の銘柄なら1% |
対象のクレジットカードの年間利用額の条件はない。そのためクレジットカードの利用額を気にせずにポイントを投資で貯められる点にメリットがある。
ただし、注意したいのは「代行手数料」という項目だ。投資信託には個別株と違い、保有している間「信託報酬」というコストを支払い続ける仕組みがある。
代行手数料はその支払う信託報酬の中で販売会社が受け取る手数料のことだ。
一般、ゴールドの2つのグレードの場合、投資信託の代行手数料によって還元率が変わってくる。
分かりやすくいえば、信託報酬の低い投資信託に投資をしても還元率は低い方が適用されてしまう。
例えば信託報酬が低いことで人気を集めている「eMAXIS Slimシリーズ」は代行手数料も低くなるため、一般カードやゴールドカードの還元率も低い方が適用される。
ただし、プレミアム以上のグレードならこの縛りはない。
楽天証券の場合は、利用するカードと投資先の組み合わせを確認して還元率がお得かどうかを判断してほしい。
- 楽天ポイントが貯まる
- 一般、ゴールドカードは投資対象次第で還元率が変わる点に注意
- カード利用額の縛りがない点はメリット
松井証券【2025年5月にリリース予定】
2025年の5月にクレカ積立サービスをはじめる予定だ。JCBカードでOki Dokiポイントがたまると公式サイトで発表されている。
カード | 還元率 |
---|---|
一般 | 最大0.5%条件: 対象カードを月5万円以上利用 |
ゴールド以上 | 0.5%〜1.0%条件: 対象カードを月5万円未満利用の場合最大0.5% 月5万円以上利用の場合最大1.0% |
特に国内のカードブランドであるJCBを愛用している人なら注目だ。
新規顧客を集めるためのお得なキャンペーンも組み合わせればお得にポイントが貯められるだろう。
- 大手ネット証券のクレカ積立では新しいJCBカードが使える
- 2025年5月リリース予定の新しいサービス
- 対象カードの利用条件に注意
三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券)【還元率が下がったが今後の展開に注目】
2025年2月以降、社名を三菱UFJ eスマート証券に変更することで経営体制の変革が注目されている。
クレカ積立に関しても今後、新しい発表があるかどうかを確認しておきたいネット証券だ。
クレカ積立に関するまとめは以下の通り。
カードの種類 | 還元率 |
---|---|
auPayカード | 0.5% |
auPayカードゴールド | 1.0% |
残念ながら2025年1月からauPayカードの還元率が1.0%から0.5%に引き下げられることになったため、年会費無料のカードの中では業界トップレベルの還元率とは言えなくなってしまった。
2024年11月末に還元率引き下げが発表され一部ユーザーからはポイント改悪の不満の声などもウェブやSNSで散見される。
ただし、今後、新しい体制になることから今後の動向に注目しておきたい。
投信保有ポイント比較
投信保有ポイントの有無 | 貯まるポイント | |
---|---|---|
SBI証券 | ○ | Vポイント、JALマイレージ、dポイント、PayPayポイント、Pontaポイント |
楽天証券 | ○ | 楽天ポイント |
マネックス証券 | ○ | dポイントまたはマネックスポイント |
松井証券 | ○ | 松井証券ポイント |
三菱UFJ eスマート証券 | ○ | Pontaポイント |
大手ネット証券各社で投資信託を保有しているだけでポイントがたまるサービスを実施している。
ただし商品によってポイントの付与率が違ったり、そもそも対象外だったりする。
また投信の残高によっても付与率が変化するところもある。そのため還元率は自分が投資したい商品について個別具体的に確認が必要だ。
ちなみに、人気の投資信託のポイント付与率を比較してみると以下のようになった。
eMAXIS Slimオールカントリー | eMAXIS Slim S&P500 | |
---|---|---|
SBI証券 | 0.0175% ※JALマイルを選んだ場合は0.5倍 | 0.0326% |
楽天証券 | ポイント対象外 ※楽天・プラス・オールカントリー株式インデックスファンドは0.017% | ポイント対象外 ※楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンドは0.028% |
マネックス証券 | 0.0175% | 0.03% |
松井証券 | 0.0175% | 0.0326% |
三菱UFJ eスマート証券 | 0.005% | 0.005% |
商品次第では各社横並びだ。ただ、投信保有ポイントの最大付与率に注目すると松井証券とマネックス証券の還元率が高めだ。
松井証券【ポイント還元率で他社をリード】
投信保有ポイントに関してはネット証券の中で一歩リードしている。業界最高の還元率で最大1%をうたっている。
ただし、実際に1%が適用される投信は少ない点に注意しよう。対象となっている商品例は以下の通り。
運営会社 | ファンド名称 | 還元率 |
---|---|---|
日興アセットマネジメント | 日興AM中国A株ファンド | 1.0% |
SOMPOアセットマネジメント | みずほ好配当日本株オープン(ノーロード型) | 1.0% |
ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント | GS 日本小型株ファンド | 1.0% |
ただ、投信保有ポイントの還元率は全体的に高め。以下がその一例だ。
運用会社 | ファンド名称 | 還元率 |
---|---|---|
野村アセットマネジメント | ノムラ日本株戦略ファンド | 0.93% |
SBI岡三アセットマネジメント | 日本連続増配成長株オープン | 0.7% |
日興アセットマネジメント | アジア・ヘルスケア株式ファンド | 0.8% |
野村アセットマネジメント | 米国NASDAQオープンAコース | 0.7% |
投資したい商品の中にポイント還元率が高いものがあれば松井証券を選ぶメリットも出てくるだろう。
ポイント重視なら公式サイトであなたの目当ての商品の還元率がどの程度に設定されているか確認してみると良い。
マネックス証券
マネックス証券は最大付与率0.26%と比較的高め。月間の平均保有金額の制限もない。
ただし、最大付与率が適用される投資信託は以下の9商品に限られている。
ファンド名 | 付与率 |
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日経平均高配当利回り株ファンド | 0.26% |
フィデリティ・米国優良株・ファンド | |
iTrustインド株式 | |
マネックス・日本成長株ファンド(愛称:ザ・ファンド@マネックス) | |
三井住友DS日本バリュー株ファンド(愛称:黒潮) | |
ダイワ・US-REIT・オープン(年1回決算型)為替ヘッジなし | |
スパークス・新・国際優良日本株ファンド(愛称:厳選投資) | |
グローバル・フィンテック株式ファンド | |
ベトナム・ロータス・ファンド(愛称:ロータス) |
※日経平均高配当利回り株ファンド、フィデリティ・米国優良株・ファンド、iTrustインド株式は成長投資枠・つみたて投資枠で買付可。それ以外は成長投資枠のみ買付可
この中に投資したい商品があれば、高い付与率の恩恵を受けることができる。
ご自身の運用方針に合った商品があればお得にポイントを受け取れる。逆になければ別の視点を口座選びで重視した方が良いだろう。
【合わせてチェックしたい】ネット証券のNISA口座キャンペーン

ネット証券はそれぞれ集客のためキャンペーンをよく展開している。特にNISA関連のキャンペーンやプログラムが実施されていることも多い。
うまく活用すればお得にポイントや景品を受け取れたりする。
特にNISA口座開設者向けのキャンペーン、プログラムは条件を達成すれば、もれなく現金やポイントをもらえる内容も多い。
ただし、キャンペーンは期間限定だったり、予告なしに終わったりすることもある。
そのため気になるキャンペーンがあったら早めに申し込みをするのがおすすめだ。
2025年1月時点で確認できる各社のNISA口座の注目キャンペーンを紹介する。もし、口座選びで迷った際の最後の決め手としてキャンペーンの魅力で選んでも良いだろう。
SBI証券

期間 | 2024年10月1日〜2025年2月28日 |
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特典 | 2,000円をもれなくプレゼント |
条件 | ・SBI証券にNISA口座開設または他社から乗り換え ・クイズに全問正解してエントリー |
NISA口座に開設または他社から引っ越しの人が対象のキャンペーンを実施中。
まず口座開設後をしてクイズに全問正解後にエントリーをすれば、もれなく2,000円がプレゼントされる。
また、以下のもう一つのキャンペーンの条件も達成すると合計で6,000円もらえるチャンスだ。

期間 | 2024年10月30日〜2025年3月31日(エントリー期間)2025年1月7日〜2025年3月31日(取引約定期間) |
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特典 | 抽選で10万円プレゼント外れても4,000円プレゼント |
条件 | 1. キャンペーン2(NISA口座開設後にクイズ正解、エントリー)を達成 2. 対象期間中にNISAの成長投資枠、つみたて投資枠で合計1万円以上の積立 |
先のキャンペーンの条件を達成し、さらにNISA口座で積立投資を1万円以上すれば抽選で10万円の現金がもらえる。
外れても4,000円は確実にもらえる。2つのキャンペーンで合計6,000円もらえることを考えるとお得な内容と言えるだろう。
SBI証券はネット証券の最大手だ。新NISAでも取扱商品が豊富なので、特に投資対象に妥協したくないという人は口座開設を検討してみてほしい。
楽天証券

期間 | 2024年9月27日〜2025年2月28日 |
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特典 | もれなく5,000ポイントプレゼント |
条件 | ・エントリー・NISA口座開設 ・楽天証券で楽天ポイントコースの設定 ・NISA口座で「楽天クレジットカード決済」で合計40,000円以上の投信積立約定。さらに2025年4月も同様に合計40,000円以上の投信積立約定。 |
楽天証券ではNISA口座開設と楽天クレジットカード決済による投信の積立約定の条件を満たせば、もれなく5,000ポイントがもらえるキャンペーンを実施中。
口座開設だけでなく楽天クレジットカード決済による投信の積立までしなければ条件達成にはならない。
しかし、NISAで積立投資を実践しようとしている人なら無理なく達成できる条件のキャンペーンだ。
また、楽天証券では、つみたて投資枠と成長投資枠で所定の取引をした人を対象に抽選で景品が当たるキャンペーンも実施している。
楽天グループのマスコットキャラの「お買いものパンダ」のグッズや楽天ポイントなどが抽選でもらえる。
楽天証券は特に楽天経済圏のサービスを使っている人におすすめ。
楽天銀行とも連携しやすく、投資できる商品も豊富で使い勝手がよい。気になる人は口座開設を検討してみよう。
マネックス証券

期間 | 2024年12月1日〜 |
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特典 | 最大2,000ポイントをもれなくプレゼント |
条件 | ・マネックス証券に総合証券口座がない人対象 ・クイズに正解後エントリー ・新規口座開設とdアカウント連携で1,000ポイント ・NISA口座開設で1,000ポイント |
マネックス証券ではお得なプログラムを実施中。達成条件はシンプルだ。
所定のクイズに正解後にエントリー。そして、新規口座の開設とdアカウント連携をするだけで1,000ポイント。
さらにNISA口座の開設で1,000ポイント。合計2,000ポイントがもれなくもらえる。
口座開設のみで条件を達成できるため投資をしばらくする予定はないが口座開設だけはしておきたいという人にもおすすめだ。
また、NISA口座で投資信託を月に合計1万円以上、買付をした人を対象に課税口座で日本株や米国株などの買付をするとポイントがもらえるプログラムも同時に実施中。

例えば積立の条件を達成した月に課税口座で日本株または米国株を現物で月1回〜4回まで買うと100ポイント、5回以上買うと500ポイントがもらえる。
お任せ運用やゴールドの買付でも条件を満たせば最大500ポイントがもらえる。
NISAだけでなく課税口座での取引にも挑戦していきたいという人にはお得なキャンペーンだ。(2025年9月30日まで)
クレカ積立のポイント還元率にも力を入れているネット証券なので、特にポイントを効率よく貯めたいという人は口座開設を検討してみてはいかがだろうか。
松井証券

期間 | 終日未定 |
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特典 | 合計2,000ポイントプレゼント |
条件 | ・総合口座開設とクイズに正解で1,000ポイント ・総合口座開設とNISA口座開設とクイズ正解で1,000ポイント |
松井証券は口座開設のプログラムを実施中。総合口座とNISA口座とクイズ正解で合計2,000ポイントプレゼント。
投資を実際にしなくても条件を達成できるため参加しやすいのではないだろうか。
また新NISA口座を開設した人を対象に、NISA口座での投資信託の購入でポイントがもらえるキャンペーンも実施中。

期間 | 2024年10月1日〜2025年2月28日まで |
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特典 | ・最大2,000ポイント付与 |
条件 | ・3万円以上〜5万円未満の積立:500ポイント ・5万円以上〜10万円未満の積立:1,000ポイント ・10万円以上:2,000ポイント さらに抽選で積立額10万円以上の人は抽選で毎月1名に10万ポイントプレゼント |
また、松井証券は投信保有ポイントの付与率が全般的に高い。もし、目当ての投信の取り扱いがあり長期保有するつもりならおすすめだ。
また、2025年5月にはJCBカードによるクレカ積立のサービスも実施予定。これからますますポイントが貯めやすくなることも期待できる。
これらのメリットに魅力を感じた人は、口座開設を検討してみてほしい。
三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券)

期間 | 2024年10月1日〜2025年1月31日 |
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特典 | 最大3,000ポイントプレゼント |
条件 | ・NISA口座開設・クイズ正解とエントリー ・NISA口座で500円以上の買付約定 ・買付約定が積立取引であることが条件 |
2025年2月から社名変更する三菱UFJ eスマート証券でも新NISAのキャンペーンを1月末まで実施している。
NISA口座の開設とクイズ正解、エントリー、NISA口座での500円以上の買付約定で2,000ポイント。
買付約定が積立取引によるものなら3,000ポイントがもらえる。
日本を代表するメガバンク三菱UFJ銀行の100%子会社として、「三菱UFJ eスマート証券」へと変わった同社の今後の新しい展開にも注目したい。
自分に合った新NISA口座で資産運用を始めよう!

新NISA口座を作るならどこがよいのか悩んでいる人のためにポイントを解説した。
最後に選ぶポイントを整理しよう。
- 投資信託の取扱数
- 個別株投資が可能か
- 取引手数料
- クレカ積立
- 投信保有ポイント
もし、資産運用と相談しながら新NISAを活用するなら対面証券や銀行、IFAが選択肢に入る。
ただし取引手数料に関しては割高になったり、ポイント関連のサービスに関しては期待できなかったりする。
その代わりプロと相談しながら運用できる安心感と確かな助言はコスト以上に価値あるものになるだろう。
一方、相談を必要としないなら大手ネット証券での口座開設がおすすめだ。
個別株投資にも対応していることはもちろん、選べる投資先の豊富さ、取引手数料の低さ、クレカ積立や投信保有ポイントが充実している点にメリットがある。
最後に大手ネット証券各社それぞれのポイントをまとめる。
それぞれにメリットがあるため、比べてみてほしい。
SBI証券 | 業界No.1 豊富な投資先に強み |
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楽天証券 | 楽天経済圏の人におすすめ 投資先も豊富 |
マネックス証券 | クレカ積立の還元率で他社をリード |
松井証券 | JCBカードのクレカ積立が2025年5月に始まる 投信保有ポイントの付与率に強みあり |
三菱UFJ eスマート証券 | 2025年2月から社名変更 新しい展開に注目 |
どのネット証券も企業努力を続けてきた実績のある会社ばかりだ。最終的には、あなたと相性の良さそうなところを選べば良いだろう。
ただし、新NISAの口座は一つしか開けない。変更する場合も年に一度しかできず手続きも煩雑で面倒なため、選ぶときは慎重に決めてほしい。
本記事を参考にあなたに合ったネット証券の口座を開設して、NISAで資産運用を始めてみよう。
新NISAのおすすめ証券会社に関するQ&A
