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あなたのお金を運用する前に知るべきこと

この記事で解決できるお悩み
  • 運用とは何かがわからない 
  • 投資を始めるために何から始めたら良いか分からない
  • 投資によるリスクを適切に管理したい

運用を始めようと思っても、情報が多く何から手をつけていいかわからないと悩む方も多いだろう。

この記事では、運用の重要性、投資の始め方、必要な資金、リスクマネジメントについて解説している。お金の運用(投資)に興味のある方は、ぜひ参考にしてほしい。

目次

初めての投資!なぜ始めるべきか

初めての投資!なぜ始めるべきか 資産運用ナビ

退職金や相続によって大きなお金が手に入った際に、運用・投資をした方がいいとアドバイスを受けた経験のある方も多いだろう。

しかしこれまで投資経験がないと、なぜリスクを追ってまで運用・投資をする必要があるのかと疑問を持つのではないだろうか。

この章では以下3つを説明し、投資をするべき理由を解説する。

  • お金の運用の重要性
  • 金融リテラシー
  • 投資の始め方

なぜお金の運用が重要なのか 

お金の運用は、以下2つの問題に対応するために行うべきだ。

  • 社会保険料や税金の負担増
  • インフレ

厚生労働省によると日本の65歳以上の人口は、2020年時点で3,603万人で、全体に占める割合は28.6%だ。

2070年には3,367万人となり、割合は38.7%にまで増加すると予想されている(2023年時点の推計値)

つまり働いて税金を支払う人の割合が減り、社会保障の給付を受ける人の割合が増えるため、税金を納める人の負担が現在よりも増加すると予想できる。

また現在の日本はインフレ傾向にある。インフレとは物の値段が上がることだ。

例えば2%インフレしたとすると、今年は10万円で買えたものが、来年には10万2,000円が必要となる状況を言う。

現在の大手金融機関の預金金利は0.002%程度のため、貯蓄だけではお金を増やすことはほとんどできない。

そのため金融機関にお金を預けているだけでは、社会保険料や税金の負担増、インフレに状況に対応できない。

これらの理由から、これからはリスクを負ってでもお金の運用をするべきと言える。

金融リテラシーとは何か 

金融リテラシーとは、お金に関する知識・判断力を指す。金融リテラシーを身につけていると生活のさまざまな場面で役立つ。

  • 相場よりも高い商品やサービスが見極められる
  • お金を借りる際に金利の低い金融機関を選べる
  • 自身の目的にあったお金の運用方法がわかる

一方で金融リテラシーがないと、不当に高い商品を購入してしまったり、金融機関から勧められるがままに投資をしてしまう可能性が高まる。

金融庁や金融関係団体などで構成する金融経済教育推進会議は、ライフステージごとに身につけるべき金融リテラシーについて「金融リテラシー・マップ」を作成している。

例えば金融リテラシー・マップでは、お金の運用について社会人として以下の3つについて理解していることを求めている。

  • 金融商品の3つの特性(流動性・安全性・収益性)とリスク管理の方法、および長期的な視点から貯蓄・運用することの大切さを理解する
  • お金の価値と時間との関係について理解する(複利、割引現在価値など)
  • 景気の動向、金利の動き、インフレ・デフレ、為替の動きが、金融商品の価格、実質価値、金利(利回り)等に及ぼす影響について理解している

国もお金の運用は社会人として理解を深めるべきと考えている。お金の運用スキルは、社会人として生活していく上で必要なスキルといえるだろう。

投資の始め方

投資を始める前に、まずは投資用資金と生活防衛資金の区分を行おう。

原則として投資はあくまでも余剰資金で行う。生活に必要な分まで投資に回して、損失を被ると生活ができなくなる恐れがあるためだ。

生活防衛資金は、現在の生活費の半年〜1年分も用意すれば十分だろう。月の生活費が30万円であれば、180万円〜300万円は生活防衛資金として用意したい。

投資用資金と生活防衛資金を区分できたら、次にお金を運用するための口座を開設する。

ここでは株式・債券に投資できる証券口座を念頭に説明する。

ただし証券会社によって購入できる商品は異なるため、特定の商品に投資したい場合は、口座開設する証券会社で投資したい商品が取り扱っているか調べる必要がある。

資産運用に適した口座選び方は下記の記事で解説している。資産運用目的で口座を開設したことない方はぜひ参考にしてほしい。

証券口座の開設には、一般的に以下の書類が必要になる。

  • 口座開設申込書
  • 本人確認書類
  • マイナンバー

必要書類は金融機関によって異なるため、詳しくは口座を開設希望する金融機関のホームページを確認して欲しい。証券口座が開設できたら、入金して商品を購入する。

ただ、自分ではどのような商品を購入していいか全くわからないと悩む方もいるだろう。

そのような方は、資産運用のプロへの相談がおすすめだ。詳しい資産運用の相談先については下記の記事で解説している。

投資はいくらから始められるのか 

投資はいくらから始められるのか  資産運用ナビ

お金の運用(投資)は、数百万円以上の資金がないとできないと思っている方もいるだろう。

また豊富な資金があっても、いきなり大金は投資できないと考える方もいるだろう。

ここでは以下の3つについて解説する。

  • 投資に必要な最低資金
  • 少額でも始められる投資手段
  • 資金計画の重要性とその方法

投資に必要な最低資金とは 

投資に必要な最低資金は、購入する商品や証券会社によって異なる。株式を例に説明する。

ユニクロやGUを運営する(株)ファーストリテイリングの購入には、およそ360万円が必要だ。

一方で家電量販店のヤマダ電機を運営する(株)ヤマダホールディングスは、およそ4万3,000円で購入可能だ。

上記2社の例からもわかるように、同じ株式の購入といっても購入単価は会社によって大きく異なる。興味のある会社があれば、株価を調べてみよう。

また最近は単元未満株の購入ができる証券会社が増えた。単元未満株とは、100株未満で購入できる株式のことだ。

日本は基本的に1単元(100株)からでないと、株式の購入はできない。つまり1株1,000円の会社であれば、10万円(1,000円×100株)の資金が必要となる。

しかし単元未満株であれば1株から購入できる証券会社が多く、数百円から株式投資が行える環境が整ってきた。

加えて投資信託であれば100円から購入できる証券会社もあるため、必ずしも数百万円以上の資金が必要なわけではない。

  • どちらも2023年6月14日時点の株価を基に記載。

少額でも始められる投資手段 

少額で始められる投資として最もおすすめする手段は投資信託だ。

先述したように投資信託は、証券会社によっては100円から購入できるため、誰でも簡単に投資を始められる。

またポイント投資に対応している証券会社もあり、日々の買い物で貯めたポイントを使えるため、一切現金を用意せずに投資を始められる。

投資信託の中でも初心者におすすめする商品は、インデックスファンドだ。

インデックスファンドとは、日経平均株価やTOPIXなどの指数に連動する投資信託をいう。インデックスファンドは、少額からプロに運用を頼めるため、投資初心者にぴったりの商品だ。

詳しいインデックスファンドの仕組みやメリットデメリットについては、下記の記事で解説している。

資金計画の重要性とその方法

お金の運用(投資)において資金計画は重要だ。資金計画がないと、商品の買い時の前に資金を使い切ってしまう可能性があるためだ。

資金計画を作成しておけば、暴落が来たときでも適切な資金管理が行え、適切なタイミングで商品の購入ができる。

資金計画の作成は以下のステップで行う。

  1. 投資目的とリスク許容度から投資資金の額を決める
  2. 積立投資の場合は毎月の購入額を決める
  3. 暴落が来たときのルールを決める

暴落が来たときのルールとしては、直近の高値から10%暴落したら購入する、さらに10%暴落したら追加購入するというものが考えられる。

何%暴落したら購入するというルールは、投資家によって考え方は異なる。

投資資金の状況やリスク許容度によって柔軟に決めてほしい。

投資とリスクマネジメント 

投資とリスクマネジメント  資産運用ナビ

お金の運用(投資)で利益を出すためには、リスクを取らなければならない。

しかしリスクを取りすぎると、想定以上に損失を被り、投資を続けられなくなる可能性もある。

そのため、長期的に投資を続けるためには、リスクマネジメントが欠かせない。

ここでは、以下の3点について解説する。

  • 投資におけるリスク
  • リスク管理のための基礎知識
  • リスク分散とは何か

投資におけるリスクとは何か 

投資の世界では、リスクとは損をすることではない。投資におけるリスクとはリターンの振れ幅のことだ。

つまりリスクが低いとは、損を被る可能性も得られるリターンも低いということで、反対にリスクが高いとは、損するケースも多いが大きなリターンが得られる可能性も高いということだ。

リスクを適切に管理するための基本的な知識 

リスクとリターンは比例関係にある。下記の図は、資産運用に用いる主な商品のリターンとリスクの関係について示しており、縦軸がリターン、横軸がリスクを表している。

右上の「株式」は高いリターンを求められる一方で、リスクのばらつきも大きくなっている。

左下の「預金・貯金」は、あまりリターンを望めないが、リスクのばらつきは小さいとわかるだろう。

「投資信託」と「債券」は「株式」と「預金・貯金」の中間的なリターンとリスクだと示している。

投資とリスクマネジメント  資産運用ナビコラム
出典:金融庁「応用編 4「貯める・増やす」〜資産形成」

ただし必ずしもリスクとリターンの関係は比例するわけではない。金融商品の中には、リスクが高くともリターンの低い商品も少なからず存在している。

そのため高いリスクを取れば必ず高いリターンが得られるとは限らない。リスクを適切に管理するためには、常に購入する商品からリスクに見合うだけのリターンが得られるか考えることが重要だ。

リスク分散とは何か?その重要性

同じ時期に、1つの商品に一括投資すると、大きなリターンを得られる一方で多大な損害を被る可能性がある。大きな損失を避けるためには、リスク分散が欠かせない。

リスク分散とは、具体的には以下の2つを分散することだ。

  • 対象の分散
  • 時間の分散

対象の分散とは、複数の商品を購入することだ。複数の商品を購入すれば仮に一つの商品が値下がりしても、別の商品が値上がりして資産全体の値動きをマイルドにする可能性がある。

対象の分散として、例えば株式と債券を組み合わせが一般的だ。株式で大きなリターンを狙う一方で、債券で株式の価格変動リスクをマイルドにすることが狙いだ。このような資産クラスの分散のほか、通貨による分散も手法の一だ。

時間の分散とは、商品を複数回に分けて購入することを言う。一括投資のタイミングが相場の底であれば大きなリターンを狙える。しかし、そのタイミングが悪ければ、高値づかみをしてしまう恐れがある。

商品の購入タイミングを複数に分けると、高値掴みすることもあるが、価格が安いタイミングでも購入できる。そのため平均購入単価を抑えることが可能だ。

一般的な時間の分散の手法は「ドルコスト平均法」が有名だろう。ドルコスト平均法とは、決まったタイミングで一定額ずつ商品を購入し、買い付け単価を抑える方法だ。

ドルコスト平均法の特徴や効果については下記の記事で解説している。

またより詳しく分散について知りたい方は、下記の分散投資とポートフォリオについて解説した記事を確認してほしい。

「資産運用ナビ」が解決できること 

「資産運用ナビ」が解決できること  資産運用ナビ

お金の運用を成功させるためには、資金計画や適切なリスク管理が欠かせないと解説した。

しかし、これらは投資経験がない方や浅い方には難しい。そのため、まずはお金の運用のプロに相談してから始めることをおすすめする。

専門家へ相談できるサービスとして最もおすすめするサービスが「資産運用ナビ」だ。

お金の運用を考えている方に向けて「資産運用ナビ」のサービスや利用すべき理由について解説する。

「資産運用ナビ」の専門家が提供するサービス 

そもそもIFA とは、独立系ファイナンシャルアドバイザーと言われ、銀行や証券会社など特定の組織に所属していない金融アドバイザーだ。

組織に属さないため、真に投資家の立場に立った資産運用のアドバイスが期待できる。

「資産運用ナビ」は、資産運用のプロであるIFAと投資家がマッチングできるサービスだ。

投資家の「資産状況」「運用目的」「性格の相性」をもとに、自分に合ったIFAとマッチングができる。

希望条件を入力するだけで、あなたに合うIFAを自動で抽出してくれる。

IFAのプロフィールは公開されているため、抽出されたIFAの経歴や得意分野を確認した上で、面談に申し込めることも投資家にとって安心できるポイントだろう。

さらにIFAの相談は全国47都道府県どこにでも対応している。加えて相談にかかる費用は無料のため、納得できるまで相談が可能だ。

投資初心者が「資産運用ナビ」を利用すべき理由 

「資産運用ナビ」に登録しているIFAは以下いずれかの分野または複数の分野に精通している。

  • 株式
  • 債券
  • 投資信託・ファンド
  • 通貨
  • ポートフォリオ管理
  • オルタナティブ
  • 不動産
  • 保険

資産運用のあらゆる分野に対応できるため、投資の方向性が定まっていない投資初心者に対しても、さまざまな提案が可能だ。そのため、「資産運用ナビ」は資産運用に興味が出てきた投資初心者に利用をおすすめする。

「資産運用ナビ」で期待できる結果

「資産運用ナビ」への利用で、自分にあったIFAとマッチングすることで以下の効果が期待できる。

  • 投資の方向性の提案
  • 資産全体の見直し

投資初心者がIFAに相談することで、投資の方向性のアドバイスを受けられるのは先述した通りだ。

また、すでに資産運用を行っている投資家にも「資産運用ナビ」を利用するメリットがある。

投資家の中には、金融機関から勧められるがままに商品を購入してしまい、現在の状況が把握できていないという方もいるだろう。

資産の見直しには手間がかかり、またあらゆる商品の知識が必要なため、投資初心者にはなかなか難しい。

「資産運用ナビ」に登録しているIFAの中には、同様の顧客の悩みを解決した経験を持つIFAもいる。

そのため、すでに投資を始めている方にも「資産運用ナビ」はおすすめだ。

まとめ

まとめ 資産運用ナビコラム

この記事では、お金の運用の重要性、投資の始め方、必要な資金、リスクマネジメントについて説明した。

これからの日本は社会保険料・税負担の増加、物価のインフレによって、貯蓄だけでは豊かな生活を送ることが難しくなっている。

希望する生活を送るためには、お金の運用が欠かせない。しかしお金の運用には、豊富な知識や経験が必要なため、尻込みしている方も多いだろう。

そのような方におすすめするサービスは「資産運用ナビ」だ。

「資産運用ナビ」の利用で、投資を始める際の不安を軽減し、自分に合った適切な運用方法を見つけられる。

「資産運用ナビ」では信頼できる専門家があなたの投資をサポートしてくれる。

投資を始める前に、まずは「資産運用ナビ」へ気軽に相談してほしい。下記から無料相談が可能だ。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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