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ファンドラップを徹底比較!あなたにぴったりの商品を探し出そう

この記事で解決できるお悩み
  • ファンドラップを比較しておすすめ商品を見つけ出したい
  • ファンドラップと他の投資手法の違いを理解したい
  • ファンドラップを有効活用する方法が知りたい

資産運用において、個別株や投資信託を自分で選んで運用するより、運用そのものをプロに任せたいという投資家も多いのではないだろうか。

特に近年のオンライン証券は個人投資家に国内外の株や債券、投資信託、コモディティなど豊富な投資機会を提供している。

しかし、自分のリスク許容度や目標に応じた運用をするには、知識も必要で手間もかかってしまう。

実はネット証券の口座開設数が増えていることが話題になっているが、投資一任契約(ラップ業務)の契約数も増加傾向にある。

自分で運用するよりプロに運用を一任したいと考えるおまかせ資産運用の投資家のニーズも高まっている。

ファンドラップは投資一任契約の一種で、プロに自分のリスク許容度や目標に応じた運用を任せられるサービスだ。

本記事では、資産運用の世界でプロに運用を一任したい人のために、ファンドラップの選び方を解説する。

人気のファンドラップについても紹介するので資産運用の参考にしてほしい。

おすすめの資産運用について、より詳しく知りたい人は下記の記事を参考にするといいだろう。

おすすめの資産運用について分かりやすく解説されている。

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目次

ファンドラップを会社ごとに比較

ファンドラップに興味があっても、投資一任契約ができる会社の選び方がよく分からないという方も多いのではないだろうか。

ファンドラップは自分の判断で好きなときに売買できる個別株や投資信託よりも慎重に選びたい。

ファンドラップはサービスの性質上、投資家にとって長く関わることが前提となるためだ。

ファンドラップ選びは最初が肝心だ。

  • 最低契約金額を確認する
  • ファンドラップを比較する基準
  • おすすめのファンドラップ

以上3つを一つずつ確認していこう。

ファンドラップの最低契約金額を比較

ファンドラップに投資するにはまとまった資金が必要だ。

証券会社や銀行次第だが、選択肢を広げるなら300万円〜500万円程度は用意したい。

投資資金で不本意なファンドラップを妥協して選ぶよりも、まとまった資金を用意してから納得できるファンドラップを選ぶ方が後悔も少ないだろう。

ただし、投資資金の関係で対面営業の銀行や証券会社が提供するファンドラップに手が届かない層には、ロボアドを使ったラップサービスを選ぶ選択肢もある。

参考に代表的なファンドラップ運用会社、それに準ずるサービスの最低契約金額を以下にまとめた。

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ファンドラップ運用会社最低必要金額参考
野村證券500万円〜https://www.nomura.co.jp/retail/wrap/fundwrap/
SMBC日興証券300万円〜https://www.smbcnikko.co.jp/products/fundwrap/special/index.html
大和証券300万円〜https://www.daiwa.jp/products/fund_wrap/
三井住友信託銀行500万円〜https://www.smtb.jp/personal/saving/fund/fundwrap
三菱UFJ銀行500万円〜
※2024年1月から100万円から500万円に変更
https://www.bk.mufg.jp/tameru/fundwrap/index.html
みずほ銀行500万円〜https://www.mizuho-sc.com/product/wrap/index.html
ウェルスナビ(ロボアド)1万円〜https://www.wealthnavi.com/
SBIラップ(ロボアド)※FOLIOが運用1万円〜https://go.sbisec.co.jp/prd/swrap/swrap_top.html

対面証券や銀行で申し込めるファンドラップは、300万円〜500万円程度が最低契約金額の相場となっている。

三菱UFJ銀行のファンドラップは2023年まで100万円からでも申込めたが、2024年度から最低契約金額が500万円になり、申込みにまとまった資金が必要となった。

またアクティブ運用やカスタマイズ性の高いサービスになると、さらに高い契約金額が設定されていることもある。

例えば野村證券ならばアクティブ運用のプレミア・プログラムで最低1,000万円、カスタマイズ性の高いSMBC日興証券のプライベート・プレミアム・セレクションは最低3,000万円からと富裕層〜アッパーミドル層でなければ手を出すのが難しいサービスも存在する。

一方でウェルスナビやSBIラップのような、ロボアドを用いたサービスは1万円からでも投資可能となっている。

対面証券や銀行に比べると、簡易的なサービスとなるが小口からでも運用をリスク選好や目標に応じて投資を一任できる。

投資を一任できるファンドラップまたは、それに準ずるサービスは運用できる資金次第で選択できる幅が大きく変わる。

あなたが運用できる資金と希望するサービスの折り合いがつくかどうかをまずは確認してみよう。

ファンドラップを比較する基準

ファンドラップを選ぶ際、特に注目したいのは以下の3点だ。

  • 運用実績
  • コスト
  • サービス

運用実績では、基準価額の推移や振れ幅に注目してほしい。

過去の運用実績が将来の運用成績を保証する訳ではないが、一つの参考になるはずだ。

ファンドラップは安定運用、バランス運用、積極運用などリスク選好と目標リターンに応じた運用を提案してもらえるのが一般的だ。

あなたの希望する運用が、本当にファンドラップで実現できるかどうかを確認しよう。

次に確認したいのがコストだ。

ファンドラップは投資一任報酬に加えて、組み入れするファンドの信託報酬などもかかるのが一般的だ。

ファンドラップはサービスが手厚い分、運用するコストはネット証券などで買える投資信託などに比べると割高になりがちだ。

しかも、コストが高いからといってファンドラップの運用成績が良好とは限らない。

ファンドラップは、そもそもコストを気にして一任するサービスではない。

しかし、本当に納得できるコストかどうかを申し込む際にはよく考えた上で、選ぶようにしよう。

そして、最後にサービスについても触れておきたい。

資産運用を一任するファンドラップはロボアドバイザーのような、コストが安い代わりにサービスが簡易的なものもあれば、対面でじっくり相談に乗ってもらえるファンドラップもある。

サービスに関しては客観的な数字では比較できないが大切な資産運用を一任する会社は、相性も大切にしたい。

おすすめのファンドラップ

おすすめのファンドラップは、投資家それぞれのリスク選好や目標リターン、許容できるコスト、求めるサービスレベルなどによって異なる。

実はファンドラップの運用成績は、金融庁の公式サイトの「国内運用会社の運用パフォーマンスを示す代表的な指標(KPI)の測定と国内公募投信についての諸論点に関する分析」で公表されている。

そこで過去のリターン、預かり資産の2つの観点でランキングをベスト5までまとめた。

過去5年の年率リターンベスト5(2022年12月末)

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ランキングパフォーマンス(年率%)
1位 ON COMPASS
(ロボアドバイザー)
4.6
2位 東海東京ファンドラップ
(対面)
2.8
3位 楽ラップ
(ロボアドバイザー)
2.0
4位 ダイワファンドラップオンライン
(ロボアドバイザー)
1.9
5位 ダイワファンドラップ
(対面)
1.8
※ファンドラップ(SMAを含む)の費用控除後平均パフォーマンス
参考:金融庁 「国内運用会社の運用パフォーマンスを示す代表的な指標(KPI)の測定と国内公募投信についての諸論点に関する分析」

過去5年の費用控除後のパフォーマンス上位5つをまとめると上の結果となった。

1位はマネックス・アセットマネジメントのON COMPASSだった。

オンライン完結型のファンドラップに準ずるロボアドバイザーによるサービスで最低1,000円から投資できる。

最低必要金額が多い方がパフォーマンス良いとは限らないことを改めて確認させられる結果だ。

対面型でもON COMPASS+を展開しており、3年リターンでは第3位(運用して5年経過していない)と悪くないリターンだ。

2位には対面型の東海東京ファンドラップがランクインした。

「コミュニケーションシート」で運用に関する質問に回答し、東海東京アセットマネジメントから運用プランを提案してもらえる形のサービスだ。

最低必要契約金額は300万円からとなっている。

費用控除後平均パフォーマンスを並べて気づくのは、対面なのかロボアドバイザーなのか、最低必要契約が高いのか安いのかでパフォーマンスは左右されないということだろう。

ファンドラップ預かり資産額ベスト5(2022年12月末)

ランキング預かり資産(百万円)
1位 野村證券3,151,170
2位 SMCB日興証券2,873,307
3位 大和証券2,823,714
4位 みずほ証券1,090,690
5位 りそな銀行735,836
参考:金融庁 「国内運用会社の運用パフォーマンスを示す代表的な指標(KPI)の測定と国内公募投信についての諸論点に関する分析」

ファンドラップの預かり資産のランキングでは、大手対面証券が1位から4位までを占める結果となった。

契約件数だけを見るとウェルスナビがトップ(355,542件)だったが預かり資産では、719,699(百万円)と6位だった。

小口の資金はロボアドバイザーのような簡易的なサービスに集まっているが、大口の投資家の資金は対面証券や銀行に集まっていることが伺える結果だ。

過去の年率リターンやコストだけでなく、対面で相談できることやサービスの手厚さに価値を感じている大口の投資家も多い。

ファンドラップは過去のリターンやコストも選ぶ基準となるが、サービスの手厚さや昔からの付き合い、相談のしやすさなど数字にはできない部分も選ぶ際には重要だろう。

ファンドラップとその他の投資手法の比較

プロに投資を任せるサービスや商品はファンドラップだけではない。

投資信託もヘッジファンドもプロに運用を任せる商品・サービスだ。

  • ファンドラップと投資信託の違い
  • ファンドラップとヘッジファンドの違い
  • おすすめの投資先はどれ?

この3つの観点から、ファンドラップとその他の投資手法の違いを明確にする。

本当にあなたに合った商品・サービスを選ぶ参考にしてほしい。

ファンドラップと投資信託の違いを比較

  • 投資信託は商品
  • ファンドラップはサービス

投資信託とファンドラップは商品とサービスという点に違いがあると考えれば、分かりやすい。

投資信託とは、投資家から資金を集め、運用の専門家が株式や債券など様々な資産に投資・運用する金融商品だ。

資金を集めることで個人では難しい運用が可能になるのがメリットだ。

例えば米国を代表するS&P500を構成する銘柄を全て一人で投資をするには、まとまった資金も手間も必要だ。

しかし、まとまった資金を集めることでスケールメリットが生まれ個人では難しい運用も可能になる。

個人投資家が小口から簡単にS&P500や日経平均に分散投資できるのは投資信託のおかげだ。

ただし、投資信託は自分で売買したり、時には複数の投資信託を自分で組み合わせたりして運用する必要がある。

一方、ファンドラップは金融商品ではなく投資を一任できるサービスだ。

投資信託はあくまでも商品なので、自分で売買したり組み合わせを考えたりする必要がある。

投資信託はプロが運用する商品ではあるが、あなたの要望を聞いてリスクを抑えたり、投資先を変更したり、リバランスしたりはしてくれない。

しかし、ファンドラップは、投資家の運用方針に応じて、複数の投資信託をどのように組み合わせるかまで提案し、運用から管理まで任せられる。

ファンドラップとヘッジファンドの違いを比較

ファンドラップとヘッジファンドの違い
  • ヘッジファンドは基本的に私募(※)でプロの裁量で運用
  • ファンドラップは基本的に公募(※)で投資家の要望に応じた運用

実はヘッジファンドには明確な定義がないが、一般的には私募、超富裕層向け、相場が上がっても下がっても絶対的なリターンを運用のプロが追求するファンドだと考えられている。

ヘッジファンドもファンドラップも資産運用の専門家に任せる点では同じだ。

しかし、ヘッジファンドはそもそも、私募で不特定多数の投資家は投資できない。

また運用はヘッジファンドの運用方針に従って行われる。

一方、ファンドラップは、最低契約金額はあるが、誰でも自由に投資できリスク選好、運用方針に沿ったポートフォリオを組んでもらえる。

ヘッジファンドは基本的に私募という特性もあり、一般的な投資家は投資をしたくても難しい。

また、公募のファンドに比べて運用が不透明なこともある。

何のつてもない場合、選べるヘッジファンドも限られるため一般の人にはヘッジファンドは難しいだろう。

それでも、ヘッジファンド投資に興味がある人のためにイギリスのマン・グループを参考までに紹介しておこう。

1783年に生まれた歴史ある大手資産運用会社で、ヘッジファンドとして紹介されることもある。

2023年には、日本のSBIホールディングスと合弁会社設立の合意をしたことでも知られている。

日本でもマン・グループ傘下のAHLなどに投資できる「マンAHLスマート・レバレッジ戦略ファンド」のような商品もある。

マン・グループ関連のファンドならば、投資しやすいかもしれない。

(※)金融機関が一般的な債券の募集を行う際、不特定多数の投資家に対して勧誘を行う「公募」に対し、少数(50人未満)の投資家に対してのみ勧誘を行う場合や適格機関投資家のみを相手方とする場合など、一定の要件を満たす場合を「私募」という。 

おすすめの投資先はどれ?

アセット・アロケーション(資産配分)やポートフォリオ(資産の組み合わせ)、リバランスまで全てプロに任せたい人はファンドラップがおすすめだ。

ただし、ファンドラップを通して複数の投資信託を組み合わせてポートフォリオを組んでもらうと、投資信託の信託報酬だけでなく投資一任報酬なども別途かかるためコストが割高になる。

そのためコストがかかっても、サービスの手厚さを重視する人に向いている。

自分でアセット・アロケーションやポートフォリオを考えて組み、リバランスをしたい人は投資信託を自分で組み合わせるのがおすすめだ。

コストを気にする人や小口で運用したい人も投資信託の方が良いだろう。

ヘッジファンドに関しては、そもそも私募のため投資できる人が限られている。

魅力的な内容のヘッジファンドに投資できる機会に恵まれていれば考えても良いが、そうでなければ無理に探す必要はない。

比較から考えるファンドラップの効果的な使い方

ファンドラップはすぐに売ったり買ったりできる個別株や投資信託以上に、計画的な利用をするべきだ。

効果的に活用するためには以下の3つのポイントを押さえるとよい。

  • まとまった資金を用意する
  • 長期投資を前提にする
  • 他の投資手法と組み合わせて運用する

以上の3つを事前に知っておけば、ファンドラップをより有効活用できるはずだ。

それぞれ詳しく見ていこう。

まとまった資金を用意する

多くのファンドラップが最低契約金額を設定している。

特に対面証券や銀行のファンドラップに投資するには、最低でも300万円〜500万円は必要だ。

例えば退職金などである程度、まとまった資金を活用することをおすすめする。

特に退職金の運用先に悩んでいて、資産運用をプロに丸ごと任せたいという人にはファンドラップは向いているサービスだろう。

ファンドラップのためだけに数百万円も用意するのは難しい人、これから資産形成を考えている人で資産運用を一任したいなら簡易的なサービスのロボアドバイザーで運用することを検討してみよう。

長期投資を前提にする

ファンドラップは長期投資を前提にしよう。資産運用は長期で運用するほど年平均の収益率が安定する傾向にある。

仮に1年目に含み損を抱えたとしても、2年目、3年目と長く持ち続けることで本来、期待できるリターンに収束しやすくなる。

短期的な目先の利益・損を気にしすぎないことが大切だ。

他の投資手法と組み合わせて運用する

ファンドラップは中身の資産配分次第でリスクが大きくなってしまうこともある。

ファンドラップ以外の運用資金があれば別の投資手法を組み合わせてみることで、リスクを抑えることも可能だ。

例えばファンドラップで積極型の株式中心のポートフォリオを組んでいた場合、債券やコモディティなど値動きに相関関係がないポジションをとることで、資産全体の増減のバランスが取れるだろう。

ただし、運用に慣れていない方はそもそも、ファンドラップのポジションを自分の判断で上手くヘッジするのが、難しいかもしれない。

不安な人はファンドラップの運用以外にも、資産運用全体を任せられる専門家と相談できるようにしておくと安心だ。

複数のファンドラップを比較したなら誰に相談するべき?

ファンドラップは便利なサービスだが、販売会社にとって有利な設計という一面もある。

組み入れる投資信託の報酬に加えて投資一任報酬まで入るためだ。

そのため対面の証券会社や銀行でファンドラップの申し込みをしに行けば歓迎されるだろう。

ある程度、資産運用についてリテラシーがなければ販売会社にばかり有利なファンドラップを勧められてしまうかもしれない。

ファンドラップを活用した資産運用は、販売会社から独立した立場の専門家に相談するのがおすすめだ。

  • 専門家に相談する重要性
  • IFAの役割とメリット
  • IFA検索サービス「資産運用ナビ」の活用法

以上3つを解説する。

専門家に相談する重要性

資産運用は貯蓄やライフステージなども含めて総合的に取り組むべき課題だ。

しかし、それらのことをバランスよく考えて適切な判断をとるのは簡単なことではない。

そもそもファンドラップにまとまった資金を投じること自体が資産運用で、あなたにとって本当に適切かどうかも判断が難しいだろう。

しかし、専門家に相談することで、自分では気づけなかったことや課題が見つかるはずだ。

IFAの役割とメリット

ファンドラップは対面の証券会社や銀行にとって利益になるサービスという側面がある。

そのため本来、ファンドラップでの投資を控えた方が良いケースでも証券会社や銀行から積極的にすすめられてしまうことも考えられる。

一方、IFA(独立系金融アドバイザー)は特定の金融機関に所属していない資産運用の専門家だ。

相談すれば本当に証券会社や銀行が販売するファンドラップがあなたに適しているかどうかを中立な立場で、専門的な視点から教えてくれるだろう。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」の活用法

IFAが身近にいないという方も多いだろう。

そこで、おすすめなのが「資産運用ナビ」だ。

希望の条件を入力するだけで、全国のデータベースから最適なIFAを提案してもらえる。

そして、提案されたIFAのプロフィールや得意分野などを確認した上でオンライン面談に申し込める。

初回相談は何人にでも無料、オンラインで時間と場所を問わずに面談ができることが特徴だ。

そのため妥協せずに資産運用を任せられるIFAを探すのに最適だ。

ファンドラップに投資をする際はしっかり比較検討しよう

ファンドラップは資産運用を丸ごと一任したい人におすすめのサービスだ。

ポートフォリオのリバランスなど面倒なこともリスク許容度や運用方針に応じて任せられる。

選ぶ際には運用実績、コスト、サービスの3つを比較することが大切だ。

大手の対面証券や銀行の販売するファンドラップは最低契約金額が300万円〜500万円とまとまった資金が必要だ。

一方、簡易的なサービスだが小口から始められるロボアドバイザーなどもある。

求めるサービスの手厚さや用意できる資金に応じて無理なく投資できるものを選ぼう。

いくつか具体的なファンドラップもとりあげたがあくまで一例で、最適解は個人によって異なる。

資産運用に関する疑問や不安があれば、専門家からアドバイスを受けるのがおすすめだ。

特にIFAは、中立的な立場からあなたに最適なアドバイスを長期にわたって提供してくれる。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」を活用し、あなたに合ったIFAをみつけよう。

ファンドラップの比較情報に関するQ&A

ファンドラップを比較するときに見るべきポイントを教えてください。

ファンドラップは最低契約金額が高いほど良いサービスとは限りません。

運用実績、コストなど客観的な部分を比較した上で、サービスについても納得できる内容かどうかを確認しましょう。

ファンドラップと他の金融商品にはどんな違いがありますか?

ファンドラップならば、あなたのリスク許容度や投資方針に応じて複数の投資信託でポートフォリオを組んでもらえて、リバランスまでしてもらえるサービスです。

一方、投資信託の場合、自分で選ぶ必要があります。

ファンドラップを有効活用して資産運用するにはどのような点を意識すべきですか?

ファンドラップは便利な反面、まとまった資金が必要でコストも割高です。

特に対面の証券会社や銀行が販売すると利益が出やすいサービスという面もあります。

本当にあなたの資産形成に相応しいかどうかは中立の立場の専門家、IFAへの相談がおすすめです。

ファンドラップの手数料体系について詳しく教えてください。

ファンドラップでは、主に以下の手数料が必要となる。

  • 投資顧問料
  • ラップ口座の管理手数料
  • 運用する投資信託の信託報酬など

投資顧問料においては、一般的に「固定報酬型」と「成功報酬型」に分かれており、どちらか一方を選択する。料率は、運用スタイルによって異なる。

また、ラップ口座の管理料については、残高に応じて料率が分けられているケースが多い。

加えて、運用する投資信託における信託報酬など、運用コストの支払いも必要となる点は覚えておこう。

ロボアドバイザーを使用したファンドラップにデメリットはありますか?

ロボアドバイザーを使用したファンドラップには、主に以下2つのデメリットがある。

  • NISAでの運用に対応している会社が少ない
  • 短期的に大きなリターンを得ることが難しい

NISAでの運用に対応しているファンドラップが少ない点は、最大のデメリットといえる。

課税口座での運用となることから、運用益に対して20.315%の課税が行われるため、注意が必要だ。

また、短期的に大きなリターンを得ることが難しい点もデメリットの一つとして挙げられる。

ただ、運用期間が長くなればなるほど収益率が安定する可能性が高い。そのため、長期的な視点を持って取り組むことが大切だ。

ファンドラップで運用する際のリスク管理方法について教えてください。

ファンドラップで運用する際のリスク管理方法として、最も有効的なのは「長期運用」だ。

投資の専門家に運用を一任できるからといって、元本割れするリスクはゼロではない。

しかし、市場の変動によって一時的に大きな損失を抱えてしまったとしても、長期運用することで市場が回復する可能性が高いといえる。

それだけでなく、長期運用による複利の効果が得られる点も大きい。

そのため、ファンドラップで運用する際には、長期運用を心がけることが重要だ。

他の金融商品とファンドラップを組み合わせた運用例を教えてください。

ファンドラップは、主に投資信託によって運用される。

そのため、ファンドラップでの投資信託の運用に加えて、株式や債券、REITなどをNISA口座で運用するのもおすすめの運用法だ。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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