- 資産運用にIFAを利用する方法とそのメリットが知りたい
- SBI証券でのIFAを活用した資産運用の始め方を知りたい
- IFAの選び方がわからない
IFA(独立系資産運用アドバイザー)とは、特定の金融機関に属さずに投資家の資産管理を行う人の総称である。
実際の取引はネット証券で開設した口座を介して行われる。
そのため、IFAを活用した資産運用を検討している方にとって、どの証券会社を利用するかということは、重要な選択の一つとなるだろう。
そこで本記事では、代表的なネット証券会社であるSBI証券を例に、IFAの役割からSBI証券での資産運用方法、そしてIFAの選び方について解説する。
また自分に合ったIFAの見つけ方も紹介するので、あなたの運用戦略の参考として役立ててほしい。
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IFAとは?役割とメリット
国内最大手のネット証券会社、SBI証券の取引コースを確認してみるとインターネットコース、ダイレクトコースの次にIFAコースが存在する。
SBI証券公式サイトでは「SBI証券の金融商品仲介業者でお電話等による投資相談が受けられるコースです。」という説明がされている。
この金融商品仲介業者こそがIFAのことだ。
IFAという言葉は聞いたことがあっても定義や役割、利用するメリットなど具体的にどのような存在なのか、今ひとつよく分からないという方も多いのではないだろうか。
SBI証券でIFAを活用するためには、IFAそのものについても理解しておく必要がある。
- IFAの定義・役割
- IFAを通して資産運用するメリット
- IFAを通してどのように取引するのか
以上3点を少し踏み込んで解説する。IFAを活用する際の参考にしてほしい。
IFAの定義・役割
IFAはIndependent Financial Advisorの略だ。
日本語では、独立系資産運用アドバイザーや金融商品仲介業者などと訳される。
一般的には特定の証券会社や銀行などの金融商品取引業者から独立した立場で、投資家向けに投資信託や株、債券などの売買の仲介や資産運用アドバイスなどをする人のことを指す。
IFAは、例えばSBI証券などと提携はしていても、SBI証券の直接の傘下ではなく独立した法人格を持っている。
そのためIFA独自の判断で営業活動や資産運用アドバイスができる立場にあり、顧客ファーストの提案がしやすいとされている。
SBI証券はネット取引の環境を提供するプラットフォーマーと呼ばれる立ち位置だが、証券会社はネット専業または中心の会社ばかりではない。
対面営業・販売を主体とする証券会社や銀行などの金融商品取引業者もある。
残念ながら対面販売を主とする証券会社や銀行の営業担当者が、顧客本位とは程遠い手数料稼ぎの回転売買や自社に都合の良い投資信託を販売することが問題視されている。
金融庁でも顧客本位ではない金融機関の実態が度々取り上げられている。
IFAに期待されている役割は、利益相反しづらい独立した立ち位置で顧客ファーストの業務運営をすることに他ならない。
IFAを通して資産運用するメリット
SBI証券はIFAコース以外にもネットで自由に発注できるインターネットコースや電話で投資相談やサポートをしてもらえるダイレクトコースもある。
それでも、あえてIFAを通して資産運用をするメリットはあるのかと疑問に感じる方も多いだろう。
IFAを通して資産運用するメリットは以下の通りだ。
- 自分でIFAを選べる
- 顧客目線のプロのアドバイスを受けられる
- 長期にわたって相談可能
- 複数の金融機関の商品から提案してもらえる
- IFAによってはお金に関する悩みを包括的に受けられる
対面での販売をメインとする証券会社や銀行では基本的に、自分の担当者を選ぶことができない。
しかしIFAの場合、自分で全国から相性の良い人を探して選ぶことができる。
自分の資産を預ける人を自分で選べるのはメリットだろう。
そして、IFA法人、個人の営業方針次第ではあるが、IFAは仲介業者で特定の金融機関から独立している。
そのため顧客目線で提案しやすい立場にある。IFAの中には証券会社や銀行などの対面営業を経験してきたが、顧客本位の提案ができないことに疑問を感じIFAに転身した人も少なくない。
このような背景もあり顧客目線で提案したいと考えているIFAも多く、顧客目線のプロのアドバイスを期待できるだろう。
IFAならば長期にわたって資産運用の相談もしやすいのもメリットだ。
全国規模の証券会社や銀行は転勤があったり、転職をしたりすることが多く担当者が度々、替わってしまうことも多い。
しかし、IFAならば地域に根ざした活動をしている人や長期に渡ってつきあえる人を探せば、長期的な目線で資産形成の相談をしやすい。
また、IFAは特定の金融機関だけでなく複数と提携していることが多い。
例えばSBI証券以外の証券会社、さらには保険会社などとも提携、協力していることも珍しくない。
投資信託や証券、債券だけでなく保険なども含めて複数の金融機関の商品から最適な提案をしてもらえる。
最後にIFAを活用するメリットとして挙げるのが、お金に関する悩みを包括的に相談しやすい点だ。
資産運用以外にも保険や相続、住宅ローンや教育資金の準備などお金に関する悩みは多いのではないだろうか。
IFAの中には保険や不動産など資産運用以外の得意分野があったり、それらの分野に強い人材と提携していたりするところもある。
IFA法人の中には資産運用以外の包括的なサービスを強みにしているところもあるぐらいだ。
資産運用の相談にとどまらないお金に関する悩み全般の助けとなってくれるのもIFAの良さだろう。
IFAを通してどのように取引するのか
IFAを通して取引する方法は様々だ。IFAに売買の仲介をしてもらう方法もあれば、自分自身で注文を出すこともできる。
本記事の主題であるSBI証券はIFAコースであっても自分自身で注文することができるため、IFAコースにしたら自由に取引できなくなるのではと不安に思っている人は安心してほしい。
自分の判断で取引もできれば、IFAから助言を受けることもできる。
さらには注文自体もお願いできるなど取引の選択肢が広くなるのが原則だ。
投資をはじめたばかりだとネット証券を使った注文の仕方も良く分からないのではないだろうか。
株の指値注文や成行注文の違い、板の見方などを正確に理解している人は少ないだろう。
また、投資信託の注文の設定でも最初は分からず不安に思う方もいるかもしれない。
IFAに相談しながら資産運用を通じて様々な取引を体験してみるのも良いだろう。
もちろん資産運用はお任せしたいという方ならばIFAに運用自体を任せてしまう手もある。
SBI証券でのIFA活用法とそのメリット
SBI証券のIFAコースをどのように活用すれば良いのか、そしてメリットについても気になるのではないだろうか。
SBI証券のIFAコースを始める前に確認しておきたい情報を以下の3つの切り口からまとめる。
- IFAコースの特徴
- IFAコースのメリット
- IFAコースを最大限活用する方法
IFA口座とインターネットコースの口座を併用することはできない。
どちらか一つしか持てないため、IFAコースにするかどうかを決める際の参考材料にしてもらえれば幸いだ。
SBI証券のIFAコースの特徴
SBI証券のIFAコースは、取引手数料に応じて大きく分けて以下の3つに分けられる。
手数料 | サービス内容 | |
---|---|---|
IFAコース | 中:国内株式手数料~10万円(税込990円) | SBI証券の金融商品仲介業者(IFA)で電話等による投資相談が受けられるコース |
IFAコース プランA | 高:国内株式手数料100万円以下(税込1.265%)最低手数料(税込2,750円) | 一人一人に仲介業者(IFA)の担当者がつき、投資家の投資スタイルに合わせて担当者からの電話、訪問によるアドバイスや投資情報の提供を受けながらお取引できるコース |
インターネットコースプランC | 低:国内株式手数料0円 | 一部のIFAでのみ存在するプラン。 例:投資信託プラザ:株式会社Fanの場合、債券・投資信託に関するアドバイスを受けられる。個別相談・電話サポートができる。ただし個別株のアドバイスは受けられない。 |
※投資信託の手数料はIFA独自の手数料が適用されたり、されなかったりするためIFAによって確認が必要
参考:SBI証券公式サイト 取引コース
参考:SBI証券公式サイト IFAサポート手数料
参考:SBI証券公式サイト 契約締結前交付書面集 別紙「インターネットコース(プラン C)手数料一覧(インターネット、コールセンター取引、IFA サポート取引)」 新旧対照表(2023 年 9 月 30 日改定)
SBI証券のIFAコースは、IFAの提供するサービスレベルに応じて、3種類のコースにさらに分かれると考えれば分かりやすい。
いずれのコースでも自分で注文を出すことはできる。
コースによってIFAに注文自体を取り次いでくれるものもあるが、自分で注文を出してもIFA経由で注文を出しても手数料は、それぞれのコースのレートで計算される点には注意しよう。
IFAコースはインターネットコースよりも手数料がやや高めに設定されているプランだ。
例えば日本株式10万円までの約定だと税込990円に設定されている。IFAコースの特徴は投資の相談を電話で受けられる点だ。
個別株や投資信託、債券などの投資について電話で相談して注文自体は自分でするのが原則。
一方IFAコースプランAはフルサポートのコースだ。IFAの担当者から電話、訪問などを通じてアドバイスをもらえる。
注文自体をIFAに取り次ぎしてもらえるのも特徴だ。
ただし、取引手数料に関しては日本株なら100万円以下で約定代金の1.150%(税込1.265%)。
最低でも税込で2,750円かかる。取引手数料だけをみると高いが、その分、手厚いサポートを受けられる。
最後に紹介するのがインターネットコースプランCだ。このコースは一部のIFAでのみ取り扱っているコースで、SBI証券の公式サイトの手数料のページには掲載されていないプランだ。
このプランの特徴は取引手数料がインターネットコースに準ずる点だ。
SBI証券は2023年9月30日から国内株式売買手数料を0円にしたことが話題となった。
実はこのインターネットコースプランCでも国内株式売買手数料0円が適用されている。取引手数料の安さが魅力だ。その代わり投資アドバイスは投資信託と債券に限定される。
サポートが一番、手薄だがその分、取引手数料を抑えられるのが魅力だ。
IFAによって、同じSBI証券と提携していてもどの取引手数料のプランを選べるのかなど異なる。最終的にはIFAにどのプランで、どのようなサービスなのかを個別で確認していただきたい。
ただ、SBI証券がIFAコースで提供している手数料プランについては事前に知っておくと良いだろう。
次にIFAコースの特徴として、対面販売専用のファンドや債券など、取り扱い商品の違いが挙げられる。
IFAコースでしか買えない商品もあるため、SBI証券と提携しているIFAに相談する際に興味があれば取り扱っているかどうかを確認してみるのも良い。
ちなみにIFAによってはSBI証券のラップ(投資一任サービス)を取り扱っているところもある。
例えば投資信託相談プラザでは「SBIラップ×投資信託相談プラザ」というサービスを提供しており、投資好選に応じて安定運用からチャレンジ運用まで5段階の運用スタイルを選べる。
SBI証券のIFAコースと一口に言っても提携しているIFAによって、どの手数料が適用されるのかなど異なっている。
本記事で紹介した大まかな特徴を知った上で、それぞれのIFAに確認をとってほしい。
- 参考:投資信託相談プラザ
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SBI証券のIFAコースのメリット
SBI証券のIFAコースを利用するメリットは以下の通りだ。
- SBI証券の取り扱う幅広い商品を取り扱える
- IFAコースのみで取り扱っている商品に投資もできる
- 資産運用のプロであるIFAからの顧客第一のアドバイス・サポート
- サポートに準じた取引手数料
SBI証券は国内最大規模のネット証券で、取り扱っている商品が充実している。
国内株はもちろん、米国株や中国株、ASEAN諸国の新興国株式、投資信託、債券、FX、先物・オプション、CFDなど取引できる対象が多い。
人気の米国株式の取り扱い銘柄数は5,000銘柄を越えており、ネット証券の中でも最高水準の品ぞろえだ。
FXや先物・オプションなどのデリバディブ取引などIFAのアドバイスを受けられないものもあるが、豊富な品ぞろえはSBI証券で取引するメリットと言えるだろう。
そして、IFAコースは資産運用のプロであるIFAからのアドバイスを受けられる点が一番の魅力だ。
IFAは金融商品の仲介業者で、特定の証券会社をはじめとする金融機関から独立した存在だ。
SBI証券と提携しているIFAならば、SBI証券の充実した商品の中から顧客に寄り添った最適な提案を期待できる。
また、SBI証券のIFAコースはサポートの手厚さに応じて取引手数料が異なっている。
サポートの手厚さ次第で手数料が変わるため、それぞれの立場の投資家がサービスに見合ったコストを負担しサービスを提供してもらえる点も、メリットと言えるだろう。
SBI証券のIFAコースを最大限活用する方法
SBI証券のIFAコースは充実した取引プラットフォームを使えるのが魅力だ。
この充実したプラットフォームを最大限活用する方法は以下の2つにまとめられる。
- 自分に合った資産運用を提案してもらう
- 自分に合ったコースを選択する
資産運用では、いつ、何に、どれだけ投資をするかを考えなければならない。
さらに人生設計に応じた適切なリスク・リターンまでも踏まえたポートフォリオを決めるとなれば、かなり難しいのではないだろうか。
自分の悩みや課題を解決できる専門性があり、かつ大切な資産を預けるのに相応しいIFAと契約できれば、SBI証券のIFAコースの良さを活かせるだろう。
リスク選好次第で最適なポートフォリオは投資家それぞれ異なる。
人気の米国株や全世界株に連動するインデックスファンドへの投資が、必ずしも自分に合っているかどうかは分からない。
IFAに相談することで自分にとって最適なポートフォリオを考えてみると良いだろう。
そして自分に合ったコースを選択することも大切だ。SBI証券のIFAコースはサポートの手厚さで手数料が異なる。
手厚いサポートを求めているならIFAコース、電話でアドバイスのみ受ければ十分ならIFAコースプランAと適したコースを選択するようにしよう。
インターネットコースプランCは一部のIFAのみで選べるが、最低限のサポートのみで自分で主体的に取引するなら、こちらのコースを選べるかどうかも確認してみると良いだろう。
IFAと証券会社の違い
ここでは、IFAと証券会社の違いを改めて確認してみよう。
- 金融商品仲介業者・・・IFA
- 金融商品取引業者・・・証券会社など
顧客の注文を仲介するのがIFA、実際に有価証券などを取引するのが証券会社だ。
顧客の立場から考えると、仲介業者であるIFAを間に挟まなくても直接、証券会社と取引はできる。
対面型の証券会社ならば直接、資産運用の相談に応じてくれる担当者をつけてもくれるだろう。
ここで、あえて仲介業者であるIFAに資産運用のパートナーになってもらう意義について、証券会社との違いを確認しながら考えてみたい。
- IFAと証券会社の担当者の違い
- IFAを利用する際の注意点
- 自分にあったアドバイザーを見つけることが重要
以上3点を一つずつ解説する。
IFAと証券会社の担当者の違い
IFAは金融商品仲介業者であり、証券会社から独立している。
一方、証券会社の担当者は、ほとんどの場合直接雇用されている。
共通点としては、どちらも証券外務員の資格をもっており資産運用の相談や注文の取り次ぎができることだ。
専門知識や人柄に関してはIFAでも証券会社の担当者でもそれぞれだ。
ただし、IFAは金融商品取引業者である証券会社と提携はしていても、直接の雇用関係にはない。
そのため、IFAの方が特定の証券会社の営業方針に縛られにくい分、顧客ファーストの提案を構造的にしやすい立場にあるとされている。
またIFAは、仲介業者だからこそ、複数の金融商品取引業者と提携できるため幅広い提案が可能だ。
このようにIFAも証券会社の担当者も金融や資産運用のプロであることに違いはないが、立ち位置が違う。
この立ち位置の違いからIFAの方が顧客ファーストの提案をしやすいとされている。
IFAを利用する際の注意点
IFAは証券会社などの金融商品取引業者から独立した立場にあるため、顧客ファーストの提案をしやすいとされている。
しかし、IFAであれば必ず顧客ファーストの提案をしてくれる、とは限らない点に注意して欲しい。
IFAのビジネスモデルは、提携している証券会社からの業務委託手数料によって成立している。
金融庁が問題視している手数料稼ぎの回転売買を顧客に提案すれば、IFAは取引手数料で稼げるということになる。
IFAが所属するIFA法人が顧客ではなく自社の利益を優先してしまうことや、IFA自身が自分の利益を優先させて好き勝手に活動することも、全くないとは言い切れないだろう。
IFAだから安心、証券会社の担当者だから顧客に寄り添ってくれないと単純に判断するべきではない。
また、サービスよりも資産運用で取引や運用にかかるコストにこだわる人にもIFAは向いていないかもしれない。
IFAを通して資産運用をすると、程度の差はあれど、インターネットのみで取引するよりもコストがかかってしまうためだ。
SBI証券のIFAコースに関しても、先に紹介したインターネットコースプランC以外の2つは取引手数料が通常のインターネットコースよりも割高だ。
サービスを手厚くすればするほど資産運用にかかる必要なコストが増える。
そのため、資産運用の相談ができるなどのIFAならではの良さにメリットを感じる人にIFAはおすすめだ。
自分にあったアドバイザーを見つけることが重要
IFAであれ証券会社の担当者であれ、結局のところ自分にあったアドバイザーと巡り会えるかどうかで資産運用がうまくいくかどうかが左右されるだろう。
ただ、IFAだから必ずしも良いアドバイザーとは限らないということなら、証券会社の営業担当者でも良いのではと思った方もいるかもしれない。
しかしIFAの方が自分に合ったアドバイザーを見つけやすいと考えられる理由がある。
「IFAになってよかったこと」というアンケートでは、顧客のために営業ができると答えたIFAが「非常にそう思う」または「そう思う」を合わせると93%もいるという結果が出ている。
顧客と良い関係に気づくことができているという回答も「非常にそう思う」または「そう思う」を合わせると92%だ。
IFAになって顧客と良い関係を築けているアドバイザーが多いことがアンケートの結果から伺える。
またIFAの多くは、証券会社をはじめとした金融商品取引業者を経てIFAとなっている。
IFAに転身した理由に、顧客ファーストの提案ができる環境や立場を求めた人も少なくない。
そして証券会社などの金融機関では通常、自分の担当を選んだり指名したりできない。
つまり資産運用を任せる担当者が運任せになってしまうのは否めないだろう。
しかし、IFAならば自分と相性の良い人を探して選べる。
顧客の立場に立った営業ができることに満足しているIFAは多い。
しかも自分でIFAを選べるのだから、運任せで担当者を選べない証券会社よりもIFAの方が自分にあったアドバイザーを見つけられる可能性は高いと考えられないだろうか。
IFAはどのように選べば良いのか
SBI証券のIFAコースの良さを引き出せるかどうかは、IFA選びにかかっている。
しかし、IFAをどのように選べば良いのか分からない方も多いのではないだろうか。
例えばIFAを選ぶ際に何に注目すれば良いのか、IFAを探す具体的な方法など気になる点も多いだろう。
自分に合ったIFAを探したり選んだりする際に活用してほしいのが、IFA検索サービス「資産運用ナビ」だ。
- IFAを選ぶ基準とチェックポイント
- 資産運用ナビの活用法
- 資産運用ナビのメリット
IFAを選ぶ前に以上3点を押さえておこう。自分が納得できるIFAを探す際に役立つはずだ。
IFAを選ぶ基準
IFAを選ぶ際には以下の4点を確認したい。
- 経歴や資格
- 提携している金融機関
- メインの顧客層
- 人柄
IFAを選ぶ際、まずは経歴や資格を確認してみよう。
IFAといっても証券会社出身の方もいれば、銀行や保険会社、不動産会社でキャリアを重ねてきた方もいる。
また携わってきた業務も様々だ。そして得意分野もIFAごとに異なる。
資産運用の分野に強みがあるIFAもいれば、資産運用よりもお金に関する悩みに広く対応することが得意なIFAもいる。
それぞれのIFAの得意分野を確認する際に経歴や資格は参考になる。
次に確認したいのはIFAが提携している金融機関だ。
提携先によって提案できる商品やサービスが左右されるためだ。
例えば本記事の主題であるSBI証券と提携しているIFAならば、資産運用の面で幅広い提案が可能だ。
SBI証券は日本を代表するネット証券で品ぞろえが豊富なプラットフォーマーだからだ。
ただし、SBI証券と提携していると言っても提携の仕方がIFAそれぞれで異なる。
例えば同じSBI証券と提携していているとしても、適用される手数料コースや取り扱っている商品に関してはIFAによって異なる。
そのためSBI証券のIFAコースを検討している方は手数料や取り扱い商品についても一歩、踏みこんで確認してみると良いだろう。
同じSBI証券のIFAコースでもサポートの手厚さ次第で取引手数料などが変わるので、サポートを重視するのか手数料を重視するのかも改めて考えてみてほしい。
また、IFAが担当しているメインの顧客層も確認したい。
例えば、富裕層向けのウェルスマネジメントをしているIFAと資産形成層のお金の悩みを解決するIFAとでは得意分野も提供してもらえるサービスも異なる。
自分になるべく近い顧客層を担当しているIFAの方が、自分に近い悩みや課題にこたえてきた経験も多いと考えられる。
最後に確認したいのがIFAの人柄だ。人としての相性やコミュニケーションの取りやすさ、資産運用に関する考え方など客観的な情報だけでは分からないことも多い。
大切な資産を預けるIFAだからこそ価値観や相性などが自分に合っているかどうかもIFAを選ぶ際の重要なポイントとなる。
「資産運用ナビ」の活用法
「資産運用ナビ」はIFA検索サービスだ。
自分の年齢や職業、相談内容、地域などを入れるだけで、マッチするアドバイザーのプロフィールを紹介してもらえる。
そして、気になるIFAがいたら以下の内容を確認できる。
- 自己紹介
- プロフィール(経歴や資格、得意分野も分かる)
- 所属法人
- 担当顧客層
IFAを選ぶ際に確認しておきたい経歴や資格、提携先、所属しているIFA法人、担当している顧客層などの情報が分かる。
自己紹介ではIFAの人柄や資産運用に対する考え方などを確認できる。
プロフィールでもIFAを選ぶ際に確認しておきたい内容が掲載されている。
例えば顧客層、経歴、得意な提案領域、対応業務、預かり資産などが一目で分かるため参考になるだろう。
経歴や資格、メインの顧客層、人柄などIFAを選ぶ際の基準やチェックポイントを一通り確認できるため契約したいIFA候補をかなり絞りこめるはずだ。
「資産運用ナビ」のメリット
「資産運用ナビ」のメリットは主に以下の3つだ。
- 何回でも相談できる
- 相談費用無料
- Webで好きな場所で面談できる
「資産運用ナビ」では、契約したいIFAを絞りこんだ後に、納得できるまで何回でも無料で面談ができる。
経歴や資格などもIFA選びでは大切だが、実際に話してみなければ人柄や価値観、コミュニケーションの取りやすさなどの相性も分からないだろう。
実際に面談してみることで納得できるIFA選びができるはずだ。
また、一歩踏みこんだ内容も実際に面談の中で確認したほうが良い事もある。
例えばSBI証券と提携しているIFAと契約してIFAコースを選択する場合、手数料や選べる商品がどうなるのかも確認したい。
同じSBI証券と提携していても選べる商品やサポートに違いがあるためだ。
まず、IFAを検索で絞りこみ、候補が見つかったら実際に面談をしてみて、人柄や表に出ている情報だけでは確認できない詳細なところまで確認する。
繰り返していけば妥協せずに、自分にあったIFAが見つかるだろう。
まとめ
SBI証券でのIFA活用法とメリットについて解説した。
本記事のポイントを箇条書きにしてまとめたので改めて確認してみてほしい。
- IFAは顧客ファーストの提案をしやすい立場にある
- SBI証券のIFAコースは品揃えが豊富
- SBI証券のIFAコースはサポートの手厚さによって手数料が異なる
- SBI証券のIFAコースの良さを活かすには自分にあうアドバイザー探しが欠かせない
- IFAならば自分と相性のよいアドバイザーを選べる
- IFA検索サービス、「資産運用ナビ」はIFA選びに必要な情報が確認できる
- 「資産運用ナビ」なら無理なく負担なく納得できるまでIFAをWeb面談などで選べる
IFAは特定の証券会社や銀行などの金融商品取引業者から独立した立場で投資信託や株、債券などの売買の仲介や資産運用アドバイスなどをする人のことだ。
金融商品仲介業者とも呼ばれている。
独立した立場だからこそ顧客ファーストの提案がしやすいと言われており、資産運用をはじめとした相談をする際に頼りにできる存在だ。
IFAは顧客のためになる提案や働き方を目指して、特定の証券会社などから転職した人も少なくない。
また特定の証券会社などの担当者は指名したり選んだりできないが、IFAならば自分と相性の良い人を選べる。
そのため本当に自分の資産を預ける際に納得のできるアドバイザーに依頼できるのがメリットだ。
SBI証券のIFAコースは品ぞろえが豊富なプラットフォームだが、契約するIFAによってサポートや手数料などが異なる。
そのため詳細は各IFAに確認しよう。
そしてSBI証券のIFAコースの良さを活かすには、相性の良いIFAを選べるかどうかにかかっている。
IFA検索サービス「資産運用ナビ」はIFA選びに必要な情報を確認でき、面談を通して相性の良いIFAを選べる仕組みが整っている。
SBI証券のIFAコースに興味がある方は、「資産運用ナビ」でIFAを探してみてはいかがだろうか。