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60代の投資信託の選び方は?オルカンとS&P500の違いと候補の絞り方

投資信託を買うと決めたものの、どれを選べばよいか迷ったことはありませんか?

ネット証券の人気ランキングを開くと、上位には「オルカン」と「S&P500」が入っています。銀行の窓口では、バランス型や、運用会社が銘柄を選ぶアクティブ型を勧められることもあります。勧められるまま買っても、選んだ理由を自分で説明できなければ、値下がりしたときに持ち続けてよいのか迷ってしまいます。

しかし、選ぶ順番を決めておけば、候補は1〜2本に絞れます。まず、10年以内に使うお金は株式の投資信託に入れないと決めましょう。使う時期が近いお金を入れると、値下がりしていても売ることになってしまうためです。そのうえで、金融庁がつみたて投資枠の対象にしているインデックス型から、投資先を自分で説明できるものを選んでください。

オルカンとS&P500は、1,000万円持っても運用管理費用(信託報酬)※は年1万円に届きません。2本で違うのは、米国の株式にどこまで集中するかだけです。オルカンは米国が約6割で、S&P500は米国だけに投資します。すでに米国株の投資信託を持っているなら、オルカンを選べば米国への偏りを増やさずにすみます。

この記事では、投資信託の候補の絞り方と、オルカンとS&P500の違いを紹介します。今持っている投資信託と重ならないかの確かめ方も取り上げました。自分で理由を説明できる投資信託を選ぶときの参考にしてください。

この記事でわかること
  • 最初に候補から外す投資信託はどれか
  • オルカンとS&P500は何が違うのか
  • 両方買うと分散になるのか
  • バランス型1本で済ませてよいのか

※運用管理費用(信託報酬):投資信託を持っている間、残高に応じて毎日差し引かれる費用。

目次

60代の投資信託の選び方はまず使う時期で候補を外す

投資信託の候補を比べる前に、そのお金をいつ使うかを決めておきましょう。同じ投資信託でも、10年以上使わないお金には合い、数年後に使うお金には合わないことがあるからです。

10年以内に使うお金は株式の投資信託に入れない

株式の投資信託がどれくらい値下がりするかは、交付目論見書の「運用実績」にある年ごとの収益率でわかります。オルカンとS&P500の運用実績を見ると、最も下がった2022年でも、オルカンが−5.6%、S&P500が−6.1%でした。

この数字だけを見ると、株式の投資信託でも1年で1割も下がらないように見えます。ところが、年ごとの収益率は1月から12月までの結果なので、年の途中で一時的に大きく下がった分は表れません。しかも、2本とも運用が始まったのは2018年で、それより前にはもっと大きく下がった時期がありました。世界の株式の値動きを表す指数(MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス、米ドル建て)は、2007年10月末から2009年3月9日までに58.38%下落しています。

1,000万円分持っていて同じように下がれば、一時的に580万円ほど減ってしまう計算です。使う予定のないお金なら、値下がりしても回復を待てます。一方、数年後に使う予定のお金は、値下がりしたまま売ることになってしまいます。そこで、10年以内に使うお金は株式の投資信託に入れず、預金や債券で持つようにしましょう。使い道ごとの持ち方の例を表にまとめました。

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お金の使い道使う時期持ち方の例
生活費の予備・急な出費1〜2年以内預金。投資信託は使わない
リフォーム・車の買い替え・子や孫への援助3〜10年後預金や、使う時期までに満期が来る債券。株式の投資信託は使わない
年金で足りない毎月の生活費毎月少しずつ数年分を預金に取り分け、投資信託は年に1回ほど一部を売って預金に補う
当面使う予定のないお金10年以上先株式の投資信託の候補になる

※ 持ち方は一例です。

手元にいくら預金を残し、いくらを投資信託に回すかは、60代で手元に残す現金と運用に回す額の決め方で紹介しています。ここからは、10年以上使う予定のないお金で投資信託を選ぶ前提で話を進めます。

毎月分配型とテーマ型は候補から外す

使う時期で候補を外したら、次は毎月分配型とテーマ型を外すか考えましょう。どちらも銀行や証券会社で勧められることの多い投資信託ですが、選ぶ理由を自分で説明できなければ、候補に残す必要はありません。

毎月分配型は、毎月分配金を受け取れるため、年金の足しにしたい人に勧められます。ただし、分配金は投資信託の資産の中から支払われます。日本証券業協会は、次のように説明しています。

投資信託の分配金は、預貯金の利息とは異なり、投資信託の純資産の中から支払われますので、分配金が支払われると、その金額相当分、基準価額は下がります。

日本証券業協会「『毎月分配型の投資信託』とは?」

つまり、分配金を受け取った分だけ、持っている投資信託の値段は下がります。毎月お金を受け取りたいなら、分配金を出さない投資信託を必要な分だけ定期的に売る方法もあります。受け取り方による違いは、分配金で年金を補うときの注意点で紹介しています。

テーマ型は、AIや半導体など特定の分野の会社に投資する投資信託です。話題の分野に絞っている分、値動きが大きくなってしまいます。しかも、組入上位にはオルカンやS&P500にも入っている米国の大型株が並んでいることがあります。その場合、運用管理費用だけが高く、持っている会社はあまり変わらないことになってしまいます。

残った候補は費用と投資先で比べる

ここまでで、10年以上使わないお金を、分配金を出さない投資信託で持つところまで決まりました。では、残った候補はどこで比べればよいのでしょうか。見るのは費用と投資先で、どちらも投資信託を買う前に渡される交付目論見書に書かれています。

交付目論見書で候補を比べる

交付目論見書は、投資信託を買う前に必ず渡される説明書です。ネット証券なら商品ページから開けますし、銀行や証券会社の窓口なら担当者から受け取れます。

購入者の多い3本について、交付目論見書と月次レポートに書かれている項目を表にまとめました。勧められた投資信託がある場合も、同じ項目で比べられます。

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見る項目eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
運用管理費用(信託報酬・税込)年0.05775%以内年0.08140%以内年0.143%以内
1,000万円持った場合の年額約5,775円約8,140円約14,300円
購入時手数料なしなしなし
信託財産留保額(換金時の費用)なしなしなし
投資先日本を含む先進国・新興国の株式(MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動)米国の株式(S&P500指数に連動)国内外の株式・債券・REIT(不動産投資信託)の8資産に12.5%ずつ
為替ヘッジなしなしなし
決算・分配年1回。設定以来、分配金は0円年1回。設定以来、分配金は0円年1回。設定以来、分配金は0円
換金代金を受け取れる日申込日から数えて6営業日目から申込日から数えて5営業日目から申込日から数えて6営業日目から
純資産総額約13.9兆円約13.0兆円約5,524億円

※ 出典:三菱UFJアセットマネジメント「eMAXIS Slim」各ファンドの交付目論見書(2026年7月25日)と月次レポート(2026年8月31日現在)をもとに作成。運用管理費用は上限の料率で、純資産総額が大きくなると実際の料率は少し下がります。年額は残高が変わらない場合の単純計算です。

信託報酬は年額に直して比べる

運用管理費用(信託報酬)は年率で書かれているため、料率を見ただけでは負担の大きさがわかりません。自分が投資する額をかけて、年いくらになるかに直しましょう。

表の3本は、1,000万円持っても年1万5,000円以内です。これに対し、アクティブ型には年1.65%前後の投資信託もあります。年1.65%なら、1,000万円で年16万5,000円、10年で約165万円を払うことになってしまいます(残高が変わらない場合の単純計算)。

費用は運用の成績に関係なく毎年かかります。そのため、年16万円以上の費用を払うなら、その分を上回る成績を毎年出してもらう必要があります。購入時の手数料や重要情報シートの見方は、銀行で勧められた投資信託を買う前の確認で詳しく紹介しています。

投資先は国の割合と組入上位で見る

投資先が書かれているのは、交付目論見書の「ファンドの目的・特色」です。ただ、「世界の株式」「米国の株式」といった書き方だけでは、実際にどの国の、どの会社にいくら投資しているかまではわかりません。

国・地域ごとの割合と組入上位の銘柄は、運用会社が毎月出している月次レポートに載っています。ネット証券なら商品ページから開けますし、窓口で勧められたときは担当者に見せてもらいましょう。オルカンとS&P500のどちらにするか決めるときも、この割合を見れば答えが出ます。

為替ヘッジありは費用が毎年かかる

海外の株式に投資する投資信託は、円高になると円での評価額が減り、円安になると増えます。この為替の影響を抑える仕組みが「為替ヘッジ」です。同じ指数に連動する投資信託でも、「為替ヘッジあり」と「為替ヘッジなし」は別の商品として売られています。

為替ヘッジありなら、円高になっても、為替の分だけ評価額が減ることはおおむね避けられます。しかし、ヘッジには費用がかかります。野村アセットマネジメントは、米ドルに投資する場合について次のように説明しています。

例えば、日本の投資家が米ドルの為替の影響を低減するために為替ヘッジを行なう場合、円は米ドルよりも短期金利が低いので、米ドルと円の金利差が為替ヘッジコストとなります。

野村アセットマネジメント「『為替ヘッジ』にはコストがかかるの?」

米国の短期金利が日本より高い間は、この費用が毎年かかり続けてしまいます。円安で評価額が増える分も受け取れなくなってしまいます。円高で目減りするのが心配な場合は、ヘッジありの商品を選ぶ前に、海外の資産に回す額そのものを減らす方法もあります。外貨で持つお金の割合の考え方は、老後資金を外貨で持つときのリスクで紹介しています。

分配の方針と換金の日数を見る

分配の方針は、交付目論見書の「収益分配方針」で確かめられます。表の3本はいずれも年1回の決算で、設定以来、分配金を出していません。受け取らなかった利益は、投資信託の中で運用に回り続けます。

換金の条件は、交付目論見書の「お申込みメモ」で確かめてください。表の3本は、換金を申し込んだ日から数えて5〜6営業日目に代金を受け取れます。また、ニューヨーク証券取引所の休業日など、海外の取引所や銀行が休みの日は換金を申し込めません。今日申し込んでも、代金が口座に入るのは1週間ほど先になってしまうため、急に使うお金は預金で用意しておきましょう。

投資信託の型はインデックス型を土台に選ぶ

どの型にするか迷ったら、費用が低く投資先を説明できるインデックス型を土台にしましょう。投資信託は、運用のしかたでインデックス型・アクティブ型・バランス型に分かれ、どの型を選ぶかで費用も、自分で管理する手間も変わります。預金や債券を含めた運用商品の種類から比べたい場合は、60代から資産運用を始めるときの順番で紹介しています。

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インデックス型アクティブ型バランス型
運用のしかた日経平均株価やS&P500などの指数と同じ値動きをめざす運用会社が銘柄を選び、指数を上回る成績をめざす株式・債券などを決まった割合で持ち、割合がずれたら元に戻す
費用低い(年0.1%前後のものも多い)高い(年1%以上のものも多い)インデックス型のバランス型は低い。アクティブ型のバランス型は高い
値動きの大きさ連動する指数と同じ運用しだい株式の割合で決まる
向く人投資先を自分で説明できるものを選びたい人費用を上回る成績が続いていることを確かめてから選びたい人割合の調整を自分でしたくない人

投資先を自分で説明できるのはインデックス型

インデックス型は、連動する指数が決まっているため、何に投資しているかを一言で説明できます。オルカンなら「日本を含む世界の株式」、S&P500なら「米国の大型株」です。

退職金のようにまとまった額を投資信託に入れる場合も、まずインデックス型から選びましょう。どの商品から探せばよいか迷ったら、NISAのつみたて投資枠の対象から探す方法があります。つみたて投資枠の対象は、金融庁が長期の積立・分散投資に向く投資信託として条件を決めたものです。2026年9月18日時点で、対象の投資信託のうち287本が指数に連動するインデックス型で、アクティブ型などは73本でした。つみたて投資枠を使わない場合でも、候補を絞る目安になります。

アクティブ型は運用実績と費用で判断する

アクティブ型は、運用会社が銘柄を選ぶ分、費用が高めです。そのため、選ぶなら費用を差し引いても指数を上回る成績が続いているかを確かめましょう。

確かめるには、交付目論見書の「運用実績」にある年ごとの収益率を見てください。ベンチマーク(目標にしている指数)が書かれていれば、その指数の同じ年の成績と比べましょう。ただし、過去に指数を上回っていたことが、これからも続くとは限りません。費用は毎年必ずかかる一方、成績は約束されていない点を覚えておきましょう。

バランス型1本は株式の割合で選ぶ

バランス型は、1本で株式や債券などを決まった割合で持ち、値動きで割合がずれたら運用会社が元に戻します。自分で複数の投資信託を持って割合を調整する手間がかかりません。

ただし、バランス型は商品ごとに株式の割合が違います。たとえばeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、国内・先進国・新興国の株式、国内・先進国・新興国の債券、国内・先進国のREITに12.5%ずつ投資するため、株式の割合は37.5%です。株式の割合がもっと高いバランス型もあるため、名前ではなく割合で選びましょう。

では、バランス型1本で済ませてよいのでしょうか。答えは、預金や債券を合わせた資産全体で、株式がどれくらいになるかで決まります。バランス型の中の株式と、預金などほかの資産を合わせて、値下がりしたときに減る額を受け止められる割合になっていれば、1本で済ませて問題ありません。

なお、銀行や証券会社で勧められるファンドラップは、投資信託の組み合わせや見直しを運用会社にまとめて任せるサービスで、バランス型とは費用のかかり方が違います。続けるかどうかの考え方は、ファンドラップの手数料と続けるか解約するかの考え方で紹介しています。

オルカンとS&P500は米国にどこまで集中するかで選ぶ

オルカンとS&P500で迷ったら、米国の株式にどこまで集中してよいかで選びましょう。インデックス型の株式の投資信託で特に購入者が多いのが、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(愛称:オルカン)と「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」です。2本の違いを表にまとめました。

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比べる項目eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
運用管理費用(信託報酬・税込)年0.05775%以内(1,000万円で年約5,775円)年0.08140%以内(1,000万円で年約8,140円)
純資産総額約13.9兆円約13.0兆円
投資する国米国62.8%、日本5.0%、台湾3.2%、英国3.1%、カナダ3.0%ほか米国のみ
組入銘柄数2,409銘柄503銘柄
組入上位エヌビディア4.7%、アップル4.4%、マイクロソフト3.4%ほかエヌビディア7.9%、アップル7.0%、マイクロソフト5.7%ほか
2022年の収益率−5.6%−6.1%
向く人米国以外の国にも分けて持ちたい人、すでに米国株の投資信託を持っている人米国の株式に集中することを承知している人、米国以外の資産をほかで持っている人

※ 出典:三菱UFJアセットマネジメント「eMAXIS Slim」の月次レポート(2026年8月31日現在)と交付目論見書(2026年7月25日)をもとに作成

費用と規模はほとんど変わらない

運用管理費用は、1,000万円持った場合でオルカンが年約5,775円、S&P500が年約8,140円です。オルカンのほうが年2,365円安く、10年続けても2万円台の違いにとどまります。純資産総額もどちらも13兆円を超えています。

つまり、費用や人気の違いは、2本のどちらかに決める理由になりません。決め手になるのは、どの国の会社に投資するかです。

S&P500は米国だけでオルカンは米国が約6割

S&P500は、米国の株式503銘柄に投資します。米国の会社が成長すればその分を受け取れる一方で、米国の株価が下がったときや、円高ドル安になったときの影響もそのまま受けてしまいます。S&P500のリスクは、投資先が米国1か国に限られていることです。

一方、オルカンは日本を含む世界の2,409銘柄に投資します。とはいえ、世界の株式市場の中で米国の会社の規模が大きいため、オルカンでも米国が62.8%を占めます。組入上位10銘柄のうち、台湾の半導体メーカー1社を除く9銘柄は米国の会社で、9銘柄ともS&P500の組入上位10銘柄にも入っています。

つまり、オルカンとS&P500の違いは、米国の割合が約6割か10割かという点にあります。

両方持つと米国の割合は約8割になる

どちらか1本に決めきれず、両方を半分ずつ買えば分散になるように見えます。しかし、オルカンの約6割はもともと米国なので、両方を持っても投資する国は増えません。

1,000万円をオルカンとS&P500に500万円ずつ入れた場合の、米国の割合を計算しました。

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持ち方米国の株式米国の割合
オルカン1,000万円約628万円62.8%
オルカン500万円+S&P500 500万円約814万円81.4%
S&P500 1,000万円1,000万円100%

※ オルカンの米国の割合62.8%(2026年8月31日現在)で計算。

両方持つと、米国の割合はオルカン1本のときより上がってしまいます。米国の割合を上げたいのか、抑えたいのかを決めて、どちらか1本を選びましょう。

値動きが心配なら株式に回す額を減らす

オルカンは世界に分けて投資していますが、株式100%の投資信託です。2007年から2009年にかけて世界の株式が58.38%下がったように、世界の株価がそろって下がれば、オルカンも大きく値下がりしてしまいます。

値動きが大きすぎると感じるときは、株式の投資信託に回す額を見直しましょう。たとえば金融資産3,000万円のうち1,500万円をオルカンに入れて、株価が半分になれば750万円減ってしまいます。オルカンに入れる額を1,000万円にすれば、減るのは500万円です。

株式の投資信託に回さなかったお金は、預金や債券で持っておきましょう。株式の部分を世界に分けたいなら、オルカン1本で足ります。オルカンだけでよいかどうかは、株式の投資信託に資産のどれくらいを入れるかで決まります。

【診断】自分に合う投資信託の候補を絞る

オルカン・S&P500・バランス型のどれが自分の考え方に合うかは、診断で確かめられます。お金を使う予定や、米国株の投資信託を持っているかなど、最大5問にタップで答えてください。答えられない質問は「わからない」を選べば、結果に確かめることとして表示されます。

診断約1分・最大5問

あなたに合う投資信託の候補は?

タップで答えるだけ

Q1

これから投資信託に入れるお金を、使う予定はありますか?

リフォーム・車の買い替え・子や孫への援助なども含めて考えてください。

Q2

株式と債券の割合がずれたとき、自分で直したいですか?

値動きで割合がずれたら、売り買いして元の割合に戻す作業です。

Q3

米国株の投資信託を、すでに持っていますか?

商品名に「S&P500」「米国」「NASDAQ」などが入っている投資信託です。銀行で買ったものも含めます。

Q4

株式の投資先は、米国に集中してもよいですか?

オルカンは米国が約6割、S&P500は米国だけに投資します。

Q5

預貯金も含めた金融資産のうち、株式はどのくらいになりそうですか?

これから買う分も含めて、だいたいで大丈夫です。

あなたの考え方に合う候補

  • 預金・債券使う予定が近い
  • バランス型割合は任せる
  • オルカン世界に分ける
  • S&P500米国に集中

    理由と、決める前に確かめること

    この候補になった理由

      決める前に確かめること

        IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、特定の銀行や証券会社に属さず資産運用の相談に乗るアドバイザーです。複数の金融機関にある預金や投資信託をまとめて見たうえで、候補が合っているかを一緒に確かめてもらえます。

        ※回答をもとにした候補の考え方で、特定の商品の購入を勧めるものではありません。構成はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の月次レポート(2026年8月31日現在)と、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の交付目論見書(2026年7月25日)の基本投資割合です。「10年」はこの記事で設定した目安です。

        今持っている投資信託と重ならないか確かめる

        新しく買う候補が決まったら、最後に、今持っている投資信託と合わせて見てください。1本ずつ見ると別の商品でも、合わせると同じ会社に2重に投資していることがあるからです。

        米国株の投資信託とS&P500は投資先が重なる

        以前に銀行や証券会社で買った投資信託がある場合は、その投資先と新しく買う候補を比べましょう。よくある組み合わせを表にまとめました。

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        今持っているもの新しく買う候補重なる投資先重なりを減らす選び方
        米国株のアクティブ型 500万円S&P500 500万円米国の大型株。株式はすべて米国になるオルカンにすると米国以外にも分けられる
        AI・半導体などのテーマ型オルカンエヌビディアなど米国の大型株テーマ型の額を含めて、同じ会社への投資額を見る
        バランス型オルカンバランス型の中の株式株式の割合が合わせて何割になるかを計算する
        勤務先の株・日本株の投資信託オルカン日本の株式(オルカン内は5.0%)重なりは小さい。日本株の割合が高いまま残る点は別に考える

        ※ 金額は例です。

        表の1行目のように、米国株の投資信託をすでに持っている人がS&P500を買うと、株式がすべて米国になってしまいます。この場合はオルカンを選べば、米国以外の国にも分けられます。

        持っている投資信託が多く、どれが同じ投資先か整理できていない場合は、先に一覧にしましょう。一覧の作り方は、60代の投資信託の見直し方で紹介しています。

        【診断】今の保有と候補の重なりを確かめる

        表に自分の保有を当てはめるのが手間なら、診断で確かめましょう。タップで4問に答えると、米国の株式への集中や組入上位の重なり、費用が高い投資信託がないかがわかります。株式の割合など答えられない質問がある場合は、「わからない」を選んでください。

        保有資産の偏りチェック

        預貯金や保険も含めた金融資産のうち、株式はどのくらいですか?

        株式の投資信託と勤務先の株式も含めます。だいたいで大丈夫です。

        持っている株式の投資信託を、すべて選んでください

        商品名に入っている言葉で選べます。

        勤務先の株式(持株会を含む)はどのくらいありますか?

        信託報酬が年1%以上の投資信託はありますか?

        信託報酬は、交付目論見書や月次レポートの「信託報酬」の欄に書かれています。

        あなたの資産で起きていること

          見直しで先にやること

            IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)とは特定の銀行や証券会社の社員ではなく、独立した立場で資産運用の相談に乗るアドバイザーです。口座が複数の金融機関に分かれていても、まとめて見てもらえます。

            ※回答をもとにした目安です。全世界株式の米国株の割合は、全世界株式の代表的な指数の2026年8月末時点の比率(63.59%)です。「株式が半分以上」「勤務先の株式が1割以上」は、この記事で設定した見直しの目安です。信託報酬の金額は、評価額250万円・年1.65%の場合の計算例です。

            退職金を入れる候補は使う時期ごとに変える

            退職金をまとめて運用する場合も、全額を1本の投資信託に入れる必要はありません。使う時期ごとに、入れる先を分けましょう。よくあるケースを表にまとめました。

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            ケース状況(例)選び方の例
            1.10年以上使わないお金がある62歳。退職金2,500万円のうち1,000万円を運用に回す。銀行で買った米国株の投資信託もあるインデックス型の株式の投資信託1本。米国株をすでに持っているのでオルカン
            2.割合の調整を自分でしたくない65歳。投資信託を持つのは初めてバランス型1本。株式の割合が資産全体で受け止められる範囲か確かめて選ぶ
            3.5年後に使う予定がある68歳。5年後に住まいの修繕で500万円を使うその500万円は投資信託に入れない。残りのうち10年以上使わない分で株式の投資信託を選ぶ

            ※ 年齢や金額は例です。

            ケース3の500万円は、5年後に必ず使うお金です。株式の投資信託に入れると、5年後に値下がりしていても売らざるを得なくなってしまいます。使う時期までに満期が来る債券で持つ方法は、60代の債券投資のリスクと持ち方で紹介しています。

            NISAで買うものも資産全体で決める

            NISAには、つみたて投資枠(年120万円)と成長投資枠(年240万円)があり、合わせて1,800万円まで非課税で持てます。成長投資枠の対象からは、金融庁が次の商品を外しています。

            ①整理・監理銘柄②信託期間20年未満、毎月分配型の投資信託及びデリバティブ取引を用いた一定の投資信託等を除外

            金融庁「NISAの抜本的拡充・恒久化のイメージ」

            つまり、NISAで買える投資信託は、この記事で候補から外した毎月分配型などを除いた範囲です。ただ、NISAで買えることと、自分の資産に合うことは別です。NISAで何を買うかも、課税口座や預金を合わせた資産全体で、株式や米国の割合がどうなるかで決めましょう。

            とはいえ、預金・退職金・すでに持っている投資信託まで合わせて、株式や米国の割合を自分で計算するのは手間がかかってしまいます。候補が資産全体に合っているかは、資産運用の専門家に一緒に確かめてもらう方法があります。

            \ 候補の投資信託が今の資産と合うか確かめる /

            絞った候補が資産全体に合うか迷ったら

            ここまでの手順で候補を1〜2本に絞れても、今の資産と合わせたときに株式や米国の割合がどうなるかまでは、1人で確かめきれないかもしれません。

            候補と今の保有がわかる画面を持って相談する

            相談の前に、表や資料を作る必要はありません。持っていくのは、候補の投資信託の名前と、今持っている投資信託や預金がわかる取引画面か取引残高報告書、使う予定のお金と時期のメモです。

            これだけあれば、新しく買う候補と今の保有を合わせて、株式や米国の割合がどうなるかを相談相手と一緒に確かめられます。

            特定の商品を売らない相談先なら資産全体で見てもらえる

            ただ、投資信託を売っている銀行や証券会社の窓口で聞くと、その会社で扱っている商品の中での答えになってしまいます。ほかの金融機関で持っている投資信託まで合わせて見てもらうのは難しいものです。

            IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)なら、特定の金融機関に属さない立場で、複数の金融機関にまたがる保有と候補を合わせて相談に乗ってもらえます。相談先の選び方は、60代の資産運用の相談先の選び方でも紹介しています。

            資産運用ナビでは、金融機関に属さない資産運用アドバイザー(IFA)を無料でご紹介します。選んだ投資信託が今の資産と合っているか、資産全体から相談してみてください。

            \ 選んだ投資信託を資産全体から見てもらう /

            60代の投資信託の選び方でよくある質問

            退職金で買う投資信託は何がおすすめですか?

            特定の商品より先に、使う時期で入れる額を決めましょう。10年以内に使うお金は株式の投資信託に入れず、10年以上使わないお金を、費用の低いインデックス型の株式の投資信託やバランス型で持つのが基本です。すでに持っている投資信託と投資先が重ならないかも確かめてから選びましょう。

            60代でオルカンだけを持つのは偏りすぎですか?

            株式の部分をオルカン1本にしても、世界の2,409銘柄に分けて投資できます。ただし、オルカンは株式100%の投資信託で、米国が約6割を占めます。偏りすぎかどうかは、預金や債券を合わせた資産全体の中で、オルカンに入れる額がどれくらいかで決まります。

            為替ヘッジありとなしは、どちらを選べばよいですか?

            為替ヘッジありは円高による目減りをおおむね避けられますが、米国のように日本より短期金利が高い国に投資する場合は、金利の違いに応じた費用が毎年かかり、円安で増える分も受け取れなくなってしまいます。円高での目減りが心配なら、ヘッジありを選ぶ前に、海外の資産に回す額を減らす方法もあります。

            60代がNISAで買う銘柄は、どう選べばよいですか?

            NISAでも選び方は同じです。使う時期で入れる額を決め、費用と投資先で比べ、今の保有と重ならないかを確かめましょう。成長投資枠では毎月分配型などが対象外になっています。NISAを始めるときの注意点は、60代からNISAを始めるときの注意点で紹介しています。

            アクティブ型を持っていますが、インデックス型に替えるべきですか?

            替えると、今の商品を売るときの税金や、新しい商品の購入時手数料がかかる場合があります。持ち続けたときの費用と、替えるときにかかる費用の両方を金額にしてから決めましょう。比べ方は、投資信託の乗り換えを勧められたときの確認で紹介しています。

            【まとめ】60代の投資信託は使う時期と今の保有から選ぶ

            投資信託は、人気の順位から選ぶ前に、10年以内に使うお金を株式の投資信託に入れないと決めるところから始めましょう。そのうえで、毎月分配型やテーマ型のように選ぶ理由を説明できないものを外し、残った候補を費用と投資先で比べてください。

            オルカンとS&P500は、どちらも1,000万円持って費用が年1万円未満で、違いは米国の割合が約6割か10割かです。両方持っても分散にはならず、米国の割合が約8割に上がってしまいます。すでに米国株の投資信託を持っているなら、オルカンを選べば偏りを増やさずにすみます。

            値動きが大きすぎると感じたら、株式の投資信託に回す額を減らしましょう。候補が今の資産全体に合っているか自分で決めきれないときは、金融機関とは別の立場の専門家に相談してみてください。

            \ 候補の投資信託が今の資産と合うか確かめる /

            出典

            ※ 本記事は2026年9月時点の情報にもとづいて作成しています。試算は計算のための例で、将来の運用成果を示すものではありません。個別の商品の購入や売却を勧めるものではありません。

            この記事を書いた人

            資産運用メディア編集部は、初心者から上級者までが「将来に備える確かな運用判断」を得られるよう、公的統計や最新市場データに加え、自社アンケートを基に中立的な情報を発信しています。記事は資産運用アドバイザーと投資家を結ぶプラットフォーム「資産運用ナビ」を運営するアドバイザーナビ株式会社が監修。おすすめの資産運用やおすすめのIFAなど、読者が自身に最適な資産運用の相談先を見つけることができるよう、適切な情報発信に努めている。

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