カードローンには、消費者金融カードローンと銀行カードローンの2種類が存在する。
それぞれにメリットとデメリットがあり、安全性を重視する人には銀行カードローンが推奨される。
銀行の預金口座を利用していても、カードローンを利用した経験がない人は少なくない。
ローンという言葉を聞いて何となく不安を覚える人もいるだろう。
本記事では、銀行カードローンの基本情報、推奨される銀行カードローン、およびそれらの金利と審査プロセスを詳細に解説する。
銀行カードローンのおすすめは?
多数の銀行がカードローンサービスを提供している。中でも、特におすすめの銀行カードローンを7種類紹介しよう。
それぞれの銀行の特徴・メリット・デメリットについて紹介するので、参考にして欲しい。
三井住友銀行カードローン
三井住友銀行カードローンは、銀行口座を開設しなくても利用することができる。メガバンクが提供しているので、安心感を覚える人もいるだろう。
主なメリットは下記の3つだ。
- Webでは24時間365日対応
- 提携ATMなら手数料なし
- 4つの返済プランから選択可能
多くの銀行では申込みが窓口限定だが、三井住友銀行ではオンライン申込も可能となる。
また、Webは24時間365日対応しているのでいつでも借入ができる。土日祝・夜中でも借入ができるのはメリットといえるだろう。
利用できるATMは、自社だけではない。下記5つのATMも利用可能である。
- イーネット
- ローソン銀行
- セブン銀行
- ゆうちょ
- 三菱UFJ銀行(店舗外ATMのみ)
コンビニATMであれば手軽に利用可能だ。しかもこれらのATMは手数料が無料となるのも嬉しい点である。
返済期日は5日・15日・25日・月末の4つから選ぶことができる。給料日に合わせた返済日に設定できるので便利だろう。
金利 (実質年率) | 年1.5%~年14.5% |
---|---|
審査時間 | 最短当日 ※申込完了後の確認事項や本人確認書類の提出状況によって異なる場合もございます。 |
融資速度 | 最短当日 ※申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合もございます。 |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 50万円を超える場合に必要 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 満20歳~満69歳以下 |
担保・保証人 | 不要 |
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」
三菱UFJ銀行カードローンの「バンクイック」は、口座開設しなくても利用できるカードローンである。
主なメリットは下記の2つだ。
- 自社・提携ATMなら手数料なし
- 自動契約機でカード発行が可能
バンクイックで利用できるATMは下記の4つだ。
- 自社ATM
- セブン銀行
- ローソン銀行
- イーネット
これらのATMを利用する場合は、手数料は必要ない。また、返済も可能なので好きなタイミングで借りたお金を返すことが可能だ。
三菱UFJ銀行のカードローンを申し込む際、自行に設置されたテレビ窓口を利用するとカード発行も自動で行える。
申込みに必要な契約手続きや審査が同時に行われ、時間短縮につながるため便利である。一方、主なデメリットには以下の2点が挙げられる。
- 口座がないと不便
- 電話の在籍確認有
申込の際に口座を作る必要はない。しかし口座がなければ振込融資を利用できず、自動引き落としの返済も不可能だ。
口座開設は任意だが、便利に利用したい場合には開設したほうが良いだろう。
カードローンによっては、在籍確認をしないところもある。しかし、バンクイックでは必ず会社に在籍確認を行うので注意しよう。
職場の人に知られたくないという場合には、あまりおすすめできない。
金利 (実質年率) | 年1.8%~年14.6% |
---|---|
審査時間 | 最短即日 |
融資速度 | 翌日以降(審査状況による) |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~500万円 |
収入証明書 | 必要 |
WEB完結 | 申込までは可能 |
申込条件 | 満20歳から65歳未満 |
担保・保証人 | 不要 |
みずほ銀行カードローン
みずほ銀行カードローンは、メガバンクであるみずほ銀行が提供しているローンサービスだ。
大手の銀行が運営しているため、信頼できるカードローンといえるだろう。主なメリットは下記の2つだ。
- 住宅ローンを契約すれば金利が0.5%下がる
- 申込はWebで完結
みずほ銀行で住宅ローンを契約すると、カードローンの年金利は0.5%下がる。あわせて契約すれば、1.5~13.5%になるのでお得といえるだろう。
申込はWebで完結する。本人確認書類を含む必要書類もアップロードでき、郵送の必要もない。その一方で下記のようなデメリットもあるので注意しよう。
- 返済日は毎月10日だけ
- 口座開設が必要
借入金の返済日は毎月10日のみとなっている。給料日などの都合でほかの日にしたくてもできないのだ。
なお、カードローンだけの利用であっても口座開設が必要だ。これ以上銀行口座を増やしたくない場合には、デメリットになるだろう。
金利 (実質年率) | 年2.0%~年14.0% |
---|---|
審査時間 | 最短当日 |
融資速度 | 最短当日 |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 不要※50万円以上の借入を希望する場合は必要 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 以下のすべての条件を満たす個人のお客さま ・ ご契約時の年齢が満 20 歳以上満 66 歳未満の方 ・ 安定かつ継続した収入の見込める方 ・ 保証会社の保証を受けられる方 ※ 外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。 ※ 審査の結果によってはご利用いただけない場合がございます。 |
担保・保証人 | 不要※保証会社である株式会社オリエントコーポレーションまたは、アイフル株式会社が審査の上で保証 |
楽天銀行スーパーローン
楽天銀行スーパーローンは、楽天会員になっていると申込がスムーズに進む。主なメリットは下記の2つである。
- コンビニATMが手数料無料で利用可能
- 専業主婦でも申込可能
利用可能なATMは自行だけではない。コンビニ・銀行のATMも利用可能だ。手数料無料の主な提携ATMは下記の6つだ。
- イーネット
- ローソン銀行
- セブン銀行
- イオン銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
コンビニのATMの場合は土日祝を問わず、0:05〜23:45まで手数料無料で利用可能だ。銀行のATMは時間に制限があるので気をつけよう。
多くのカードローンでは安定した収入がないと申し込めない。しかし、楽天銀行スーパーローンは専業主婦も利用できる。
ただし定期的な収入がある場合の限度額が800万円に対して、専業主婦の場合は50万円までなので注意して欲しい。
一方のデメリットは下記の2つである。
- 在籍確認有
- カードは郵送での受け取り必須
楽天銀行スーパーローンも職場への在籍確認がある。在籍確認は避けられないので、職場に知られたくない場合は注意しよう。
また、カードは郵送での受け取りが必須だ。家族に知られてしまう可能性があるので、こちらも気をつけよう。
金利 (実質年率) | 年1.9%~年14.5% |
---|---|
審査時間 | 最短当日 |
融資速度 | 最短翌日 |
無利息期間 | ー |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 必要 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | ・満20歳以上62歳以下の方 ・日本国内に居住している方(外国籍の方は永住権もしくは特別永住権の取得が必要) ・お勤めの方で毎月安定した収入がある方(または専業主婦の方) ・楽天カード株式会社または三井住友カード株式会社の保証を受けることができる方 ※専業主婦やパート・アルバイトの方は60歳以下の方に限定 ※楽天銀行が認めた場合は不要 |
担保・保証人 | 不要 |
東京スター銀行カードローン
東京スター銀行カードローンは東京スター銀行が提供するサービスである。正式名称は「スターカードローンα」という。
主なメリットは下記の3つだ。
- 利用限度額は1,000万円
- 初回契約なら30日間無利息
- 収入証明書が不要な場合有
一般的な銀行系の利用限度額は、500万〜800万円に設定されている。1,000万円はかなりの高額といえるだろう。
ただし、誰でも1,000万円まで融資が受けられるわけではない。審査があるので注意して欲しい。
なお、初回契約なら30日間は無利息だ。借入から30日以内に全額返せば元金だけですむ。
一般的には申込時に、収入証明書が必要である。しかし、スターカードローンαの場合は限度額・審査状況によっては本人確認書類だけで通過できる。
だが、詳しい条件については不明だ。通常は収入を証明する書類も必要になるので準備しておこう。
一方のデメリットは、利用の際に口座開設をしなければいけないことだ。借入金の返済時には、口座から自動でお金が引き落とされるからだ。
金利 (実質年率) | 年1.5%〜年14.6% ※保証料を含みます。金利は審査により決定します。 |
---|---|
審査時間 | 開示なし |
融資速度 | 開示なし |
無利息期間 | 契約日から30日間 ※お借り入れ日ではなくご契約日から30日間となりますのでご注意ください。 |
借入限度額 | 10万円〜1,000万円 ※10万円以上1,000万円以下(10万円単位)の範囲で審査により決定します。 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 申込年齢は満20歳〜69歳 |
担保・保証人 | 不要 |
オリックス銀行カードローン
オリックス銀行カードローンは、ほかの銀行系とは異なるサービスを展開している。
主なメリットは下記の3つだ。
- がん保障特約付きプラン
- 口座開設不要
- 利用できるATMが多い
ほかの銀行系と異なるメリットは、がん保障特約付きプランがある点だろう。がんと診断されると借入金が0円になるのだ。
例えばがんに罹患しているとわかった時点で30万円の借入金があったとしよう。保険金として30万円が支払われるので、実質借入金は0円になる。
オリックス銀行の口座を開設する必要はない。他行・信用金庫などの口座が利用できるので便利だろう。
また、利用できるATMの種類が多いことも、他の銀行系カードローンと比較して独自の利点となる。
利用可能なATMの銀行は下記の8つだ。
- セブン銀行
- イーネット
- ローソン銀行
- イオン銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- 西日本シティ銀行
- ゆうちょ銀行
なお、手数料は借入・返済どちらも無料なので安心して欲しい。手数料0円で近くのATMを利用できるのはメリットといえるだろう。
ただし、以下のデメリットも考慮する必要がある。
- 借入可能なタイミングが遅い
- 在籍確認必須
- 振り込み返済の場合は手数料が必要
銀行系の場合は、審査結果に最低でも1日かかる。そのため、借入が可能になるのは最短で翌営業日だ。
しかし、オリックス銀行カードローンは借入まで最低でも4営業日はかかる。書類不備などがある場合は2週間以上かかるので注意しよう。
在籍確認は必須となっている。職場に電話がかかってくると困る場合は、利用を考えたほうが良いだろう。
返済方法は下記の3つが用意されている。
- ATMを利用した返済
- 口座引き落とし
- 振り込み返済
このうち、振り込み返済の場合は手数料がかかる。振込手数料を払いたくない場合は、ATM返済・口座引き落としを使おう。
金利 (実質年率) | 年1.7%~年14.8% |
---|---|
審査時間 | 1週間程度 |
融資速度 | 1週間程度 |
無利息期間 | 最大30日間 |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 不要※ |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 20歳以上69歳未満 |
担保・保証人 | 不要 |
横浜銀行カードローン
横浜銀行カードローンは、横浜銀行が提供しているサービスだ。地方銀行なので、利用する地域が神奈川県近郊などに限定される。
主なメリットは下記の3つだ。
- 借入限度額は最大1,000万円
- 他社のローンなどをまとめることが可能
- 提携ATMなら手数料無料
銀行系では珍しく、借入限度額の最大は1,000万円となっている。すべての人が可能なわけではないが、まとまったお金が必要な場合は便利だろう。
利用限度額が大きいので、他行・他社で契約したリボ払い・ローンなどをまとめることも可能だ。
一つにまとめれば年金利も一本化できるので毎月の返済額は小さくなり、負担の軽減が可能になる。
元金返済に充当できる金額も多くなるので、早く全額返済できるだろう。
自行以外で利用できるATMの銀行は下記の4つとなっている。
- セブン銀行
- ローソン銀行
- イーネット
- イオン銀行
これらのATMを利用する場合、利用手数料・時間外手数料はかからない。
なお、イオン銀行のATMでは返済ができないので注意して欲しい。一方、主なデメリットは下記の3つである。
- 口座開設必須
- 即日融資の申込は13時まで
- 関東圏内に住んでいる人が対象
申込の際に、口座を開設しないといけない。ネットでも開設できるが時間がかかるので、窓口で済ませよう。
銀行系には珍しいことだが、即日融資が可能である。ただし、13時までに申込をしなければいけない。
当日に融資を希望する場合は、午前中に申込手続きを完了させるようにしよう。
なお、横浜銀行カードローンを利用できる対象エリアは下記の通りだ。
- 東京都内
- 神奈川県
- 群馬県(前橋市・高崎市・桐生市)
居住・勤務地が上記以外の場合は申込ができないので注意して欲しい。
金利 (実質年率) | 年1.5%~年14.6% |
---|---|
審査時間 | 最短即日 |
融資速度 | 最短即日 |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~1,000万円 |
収入証明書 | ご希望のお借入限度額が50万円を超える場合は収入証明書が必要 |
WEB完結 | 可能 (契約まで) |
申込条件 | 20歳から69歳 |
担保・保証人 | 不要 |
銀行カードローンのメリット・デメリット
この段落では、銀行カードローン特有のメリットとデメリットに焦点を当てる。ここからは、銀行カードローンのメリット・デメリットをみていこう。
銀行カードローンのメリット:低金利
銀行カードローンの金利は一般に低めに設定されている。この低金利は初めて利用する人にとっても魅力的だ。
銀行カードローンと消費者金融カードローンの金利を比較すると、以下のようになる。
カードローン | 銀行系 | 消費者金融系 |
年金利 (下限~上限) | 1.5〜14.6% | 3.0〜18.0% |
一覧表を見ればわかるように、銀行のほうが低くなっている。年金利は利息に関連するため、低ければ支払う金額は少なくなる重要な要素だ。
安い利息で利用したい場合は、銀行系を選んだほうが良い。金利の決め方や利息の計算方法に興味がある読者もいるはずだ。
下記記事では、金利の決まり方や利息の計算方法について詳しく解説している。利息の負担を抑えるコツも紹介しているので、参考にして欲しい。
銀行カードローンの金利についての詳しい解説はこちら。
銀行カードローンのデメリット:厳格な審査基準
銀行カードローンの審査は厳格である。その理由は、審査で落ちる理由を知るとわかるだろう。
- 他社への返済延滞
- クレジットカードでの長期延滞
- 携帯電話料金の滞納
- 複数社への同時申込
- 破産歴
多くの銀行では、他社への滞納・同時申込がわかると審査を通さないことが多くある。
返済能力がないと判断されるからだ。また、携帯電話の料金を滞納している場合も審査で落ちる理由になるので注意して欲しい。
これらはすべて信用情報に傷がついていると言い換えることが可能だ。銀行ではとくに融資する際には信用・信頼を重視する。
信用情報に少しでも傷がついていると信用・信頼できないと判断されるため、銀行の審査は厳しくなるのだ。
多くの銀行カードローンで、審査は最短で当日中に完了する設定となっている。
そのため、即日融資に対応している銀行は多くない。この厳格な審査は、反社会的勢力との関連をチェックするためなど、複数の理由に基づいて行われている。
消費者金融カードローンでは即日融資が可能なところもあるので、この点は銀行カードローンのデメリットといえるだろう。
審査に不安を感じる場合、事前に審査基準を理解し適切な準備をすることが推奨される。
以下の記事では、銀行カードローンの審査基準や借りやすくする対策を解説しているので、参考にしてほしい。
銀行カードローンは借りやすいかについての詳しい解説はこちら。
銀行カードローンの申込の流れ
ここまでの説明で、銀行カードローンに申込をしたいと思った人もいるだろう。
実際に必要な手順は以下のとおりである。
- Web・電話・自動契約機などで申込
- 本人確認書類提出
- 審査
- 審査結果通知
- 利用開始
それぞれの手順を解説するので、参考にしてほしい。
Web・電話・自動契約機などで申込
申込方法は主に下記の3通りとなっている。
- Web
- 電話
- 自動契約機
Webや電話での申込みは、24時間可能であり、非常に便利である。自動契約機とは、銀行に設置された、Webテレビ機能付きATM型の機器である。
申込・契約と並行してカードの発行も行う。しかし、全ての銀行に自動契約機が設置されている訳ではない。
自動契約機がある銀行は三菱UFJ銀行、三井住友銀行などだ。これらの銀行であっても自動契約機がない店舗もあるので、詳細はホームページなどで確認しよう。
銀行系の場合、カードは後日自宅に郵送されてくるケースが多い。自宅に郵便物が届くのは困るという場合には自動契約機の利用がおすすめだ。
即日でカードの受け取りが可能なので、自宅にカードが届く心配がなくなる。
本人確認書類提出
申込の際に必要な本人確認書類は以下の通りだ。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
- 顔写真付き住民基本代著カード
基本的には顔写真が入っているものが、本人確認書類として認められている。上記4つの場合は1つの提出で問題ない。
それ以外にも印鑑証明書・健康保険証などを認めている銀行もあるが、この場合は更に信用を高めるために2つ以上の書類提出が求められるだろう。
審査
銀行で行われる審査プロセスには、主に以下の二つのステップがある。
- 信用調査
- 反社会的勢力とのつながりの有無
信用調査は、カードローンサービスを提供する多くの銀行や消費者金融において実施される。
信用情報に傷がついていないか調査するためだ。いわゆるブラックリストに載ってしまっている場合は、信用調査の段階で弾かれる。
その時点で申込すらできなくなるのだ。これと並行して、銀行では反社会的勢力とのつながりの有無も調査する。
その理由は金融庁の定める監督指針によって定められているからだ。銀行はこの条項に則って申込者の調査をしなければいけないのだ。
具体的には、警視庁のデータベースを利用して行われる。登録記録がされていなければ審査で問題なしと判断され、審査に通過できるだろう。
審査結果通知
審査が終われば結果が通知される。なお、銀行の審査結果がわかるのは早くても翌営業日となっている。
そのため、多くの銀行では即日融資ができない。審査結果はメールや電話で通知が送られてくる。
店頭窓口や自動契約機で申込んだ場合は、その場で審査結果が分かるだろう。
利用開始
審査結果で問題なしと判断されれば、利用開始できる。多くの銀行では最短1日で利用できるだろう。
ただし、提出書類の不備などの問題があった場合にはさらに時間がかかる。
また、在籍確認を行う銀行では確認が取れ次第となるため、想定より時間がかかることもある。
2週間以上かかるケースもあるので注意して欲しい。カードローンを検討している人の中には、在籍確認があることに対し不安を覚える人もいるだろう。
以下の記事では、在籍確認なしのカードローンをはじめ、在籍確認がどのように行われるのか解説している。
銀行カードローンの在籍確認なしについての詳しい解説はこちら。
銀行カードローンは即日融資が受けられる?
銀行カードローンが即日融資を提供するかについての問いに対し、結論としては提供されていない。
ここでは理由・対処法について解説しよう。
最短でも翌日融資
銀行カードローンは最短でも翌日融資しか受けることができない。その理由は反社会的勢力とのつながりを調査する必要があるからだ。
反社会的勢力との関連調査には、警視庁のデータベースが使われる。このデータベースには該当する情報が集約されており、効率的に調査が可能である。
ただし、銀行が問い合わせてから結果が届くまで最短でも1日かかる。金曜日に問い合わせると受取は翌営業日の月曜日となる。
銀行はこの調査が完了しなければ融資はスタートしない。そのため即日ではなく、最短でも翌日になるのだ。
即日融資なら消費者金融系がおすすめ
カードローンに申し込む際、即日融資が必要なケースもあるだろう。その場合は消費者金融系を選ぶと良い。
こちらの審査で行うのは信用調査で時間がかからないため、即日融資が可能なのだ。例えばプロミス・アコムは最短20分で可能とうたっている。
急ぎでまとまった資金が必要な際には、消費者金融系カードローンも考えてみよう。
銀行カードローンの借入方法
借入方法は主に下記の3つだ。
- 銀行ATM
- コンビニのATM
- 銀行振込
それぞれの特徴、メリット、デメリットを解説するため、参考にしていただきたい。
銀行ATM
銀行ATMは、自行のATMを使うパターンだ。銀行内に設置されているもののほかに、駅・大型スーパーなどにも設置されているケースもある。
メリットは手数料が無料な点であり、借入金の額を減らさずに済む。しかし、多くの銀行ATMでは利用時間が限られている。
ATMの利用ができないケースもあれば、手数料がかかることもあるだろう。
土日祝日や夜間も含めて任意のタイミングで資金を借りたい場合、銀行ATMは適さない場合がある。
コンビニのATM
コンビニのATMも利用可能だ。銀行に比べて店舗が多く、銀行と提携している場合には手数料が無料である。
24時間365日利用可能で、手数料もかからないのは大きなメリットだ。ただし、すべての銀行カードローンがコンビニと提携しているわけではない。
提携していないATMの場合は利用する際に手数料がかかるので注意しよう。
銀行振込
銀行振込もある。借りたお金が自分の銀行口座に振り込まれる方法だ。資金移動をしなくて済むという点は、メリットといえるだろう。
借りたお金を引き出して利用口座に移動させる手間を省くことができる。
しかし、借入先とは異なる他行の預金口座を振込先に指定する場合は振込手数料がかかるので注意して欲しい。
借入金の一部が引かれてしまうのはデメリットとなる。カードローンを契約した金融機関の預金口座なら振込手数料はかからない。
しかし口座を新たに開設しなければならないので、デメリットと感じる人もいるだろう。
銀行カードローンの返済方法
銀行カードローンでお金を借りたら、返さなければいけない。その返済方法は主に下記の4つだ。
- 銀行ATM
- コンビニのATM
- 銀行振込
- 口座引き落とし
それぞれの特徴・メリット・デメリットなどについて解説するので、参考にして欲しい。
銀行ATM
銀行ATMから返済ができる。振込手数料がかからず、返済額以外に追加費用が発生しないのがメリットだ。
ただし、銀行に設置されているものなので利用時間は限られている。時間外・土日祝は利用できなかったり、振込手数料がかかるだろう。
返済額以外にお金を払いたくない場合は、利用のタイミングに注意して欲しい。
コンビニのATM
コンビニのATMでの返済もできる。提携している場合は、振込手数料がかからない。利用時間も制限がないので高い利便性がある。
ただし、提携していない場合は手数料が必要となる。余分な出費を避けるには、提携しているコンビニを確認しよう。
銀行振込
銀行振込での返済方法もある。近くに銀行の本店・支店がある場合には便利だろう。
ただし、振込手数料がかかる場合があるので注意して欲しい。手数料を支払いたくない場合は避けたほうが良いだろう。
口座引き落とし
口座引き落としは、毎月決まった日に自動で引き落とされる。口座にお金を入れておけば勝手に引き落とされるのだ。
ただし、銀行口座を作る必要がある。多くの銀行では自行での口座引き落としにしか対応していないからだ。
給与振込口座に指定すれば、金利が下がるサービスを展開している銀行もある。あわせて利用すればお得になるので確認してみるといいだろう。
家族に銀行カードローンの利用を知られたくない時はどうする?
銀行カードローンを利用する際、家族に知られたくないと思う人もいるだろう。
その場合は、下記のようなサービスを展開している銀行がおすすめだ。
- 郵便物が届かないサービス
- Web申込
- 自動契約機
郵便物が届かないサービスを利用すれば、家族に知られるリスクは軽減される。契約書・明細書なども届かないので安心だ。
また、Web申込を利用すると利用明細などもWeb上から確認できる。自動契約機を利用すればその場でカードの受け取りが可能なので、自宅に届く心配はない。
ただし、返済を延滞した場合の督促状は自宅に届く。これは避けられないため、延滞しないように注意して欲しい。
銀行カードローンの中には、利息のかからない期間が設けられたものもある。以下の記事では、無利息期間のある銀行カードローンを紹介している。
銀行カードローンの無利息期間についての詳しい解説はこちら。
銀行カードローンを申込むなら
本記事では、銀行カードローンについて解説してきた。金利が低いなどのメリットが多いのが、銀行系の特徴である。
低金利で利用したい場合はおすすめする。ただし、即効性に欠ける点はデメリットといえるだろう。
最短で翌営業日からの利用開始がほとんどなので注意して欲しい。今回紹介したカードローン以外もじっくり検討したい人は、以下の記事を参考にして欲しい。
気になる金利・審査・通過率を比較している。
カードローンのおすすめについての詳しい解説はこちら。