- ファンドラップがどんなものか知りたい
- ファンドラップの取引方法を理解したい
- 投資初心者に適したファンドラップの特徴が知りたい
資産運用において、ファンドラップとは金融機関に投資を一任する商品のことだ。
自身の運用に対する考え方をもとに、実際の運用・管理はプロに任せられるおまかせ資産運用のため、投資初心者や運用に時間をかけられない人におすすめである。
そこで本記事では、ファンドラップの特徴や初心者に適した商品の特徴を解説していく。
基本的な特徴を理解し、資産運用に活かしていこう。
おすすめの資産運用について、より詳しく知りたい人は下記の記事を参考にするといいだろう。
おすすめの資産運用について分かりやすく解説されている。
ファンドラップとは
資産運用を始める際、株式や投資信託、ETF(上場投資信託)などの投資商品が選択肢に入るが、ファンドラップもその選択肢のひとつだ。
専門家に自身の資産運用を任せられるという点で投資信託と似ているが、何が違うのだろうか。
また、どういった流れで利用するのだろうか。
ファンドラップの定義や利用の流れ、投資信託との比較を解説していく。
ファンドラップの定義
ファンドラップとは、金融機関と投資一任契約を締結して資産運用を任せる商品のことを指す。
専用の口座を開設し、運用の専門家に資金を預けて代わりに運用してもらう仕組みとなっている。
通常、資産運用を行う際は自分の運用目的に合った投資計画を立てた上で適切な投資先を選定したり、売買のタイミングを見極めたりしなければならない。
マーケットの状況や運用の進捗なども定期的にチェックする必要があり、慣れない初心者や投資に時間を割く余裕がない人は運用に対してのハードルを感じてしまうケースが多い。
しかしファンドラップであれば、それらのすべてを専門家に一任できる。
個別の運用目的や資産状況をヒアリングした上で運用方針・資産配分を決定するため、自分に合った運用方法で投資を代行してくれる。
また、ファンドラップは各金融機関でさまざまなサービスが提供されており、契約に必要となる金額や運用の内容などが異なる点も特徴のひとつだ。
自分の大切な資産運用を任せることになるため、特徴や仕組みを詳しく理解した上で最適な商品を選択しよう。
ファンドラップを利用する流れ
契約方法は細かい部分で異なる場合はあるものの、基本的な利用の流れに大きな差はない。
例えば、りそな銀行の「りそなファンドラップ」は以下の流れで手続きを進める。
- 店頭で相談
- 運用スタイルの決定
- 投資一任契約の締結
- 運用開始
それぞれの手続き内容を簡単に解説していく。
店頭で相談
まず、近くの店舗で運用相談を行う。
店頭で担当者に投資方針や運用経験、リスクに対する考えなどを説明する。
りそな銀行の場合は、土・日・祝日や17時以降に営業している店舗もある。
口座がなくても相談でき、相談費用は一切かからないため気軽に相談できることが特徴だ。
運用スタイルの決定
担当者が投資方針や運用経験、リスク許容度などに合ったポートフォリオを作成し、提案を行う。
自身の投資方針やリスク許容度とのミスマッチを防ぐためにも、担当者に「どういった方針で運用を行うのか」「どの程度のリスクが想定されるのか」を確認しておくと良いだろう。
投資一任契約の締結
担当者から提案された内容に納得できたら、投資一任契約の締結に進む。
契約手続きを進めると運用が始まるため、本当に提案内容に問題がないかを担当者と擦り合わせた上で契約を締結しよう。
運用開始
契約を締結すると、提案内容に基づいて専門家が預かった資産をもとに資産運用を始める。
定期的に運用状況が報告されるため、資産の状況を把握できる。
ファンドラップと投資信託の違い
資産の運用を専門家に任せる仕組みは、投資信託と似ている部分がある。
ファンドラップは投資家の運用目的に合わせて複数の投資信託を組み合わせて運用を行うためバランス型の投資信託が特によく似ており、違いが分からないという方も多いだろう。
2つの商品の違いとして以下の3点が挙げられる。
- 資産配分の自由度の高さ
- 提供されるサービス内容
- 運用にかかるコスト
それぞれのポイントを比較し、より商品性の理解を深めよう。
資産配分の自由度の高さ
2つの商品では資産配分の自由度の高さが異なる。
個人の投資方針やリスク許容度に合わせてポートフォリオを構築するファンドラップに対し、投資信託は決められた資産配分で運用が行われるという違いがある。
ファンドラップの場合、顧客のニーズに合った資産配分を調整して運用を行ってくれる。
高い収益を狙いたい顧客には株式が多めのポートフォリオを構築し、堅実に運用したい顧客には債券の比率が高いポートフォリオを提案するといった形だ。
しかし投資信託はファンド全体の運用方針に基づいて資産配分が決定され、運用が始まってから資産配分が変更されることはほぼない。
投資信託で運用を行うのであれば、自分の投資方針とマッチした資産配分の商品を探す必要がある。
ファンドラップの方がニーズに合わせて柔軟な資産配分を行える商品であると言えるだろう。
提供されるサービス内容
2つの商品には提供されるサービスの内容にも違いがある。
投資信託では決算時に「運用報告書」が発行される程度だが、ファンドラップは幅広いサービスを受けられることが特徴だ。
ファンドラップで提供されるサービス内容は各商品で異なるが、主に以下のようなものが挙げられる。
- 定期的な運用状況の報告
- ポートフォリオの調整(リバランス)
- 定期受け取りサービス
- ロスカット
ファンドラップでは定期的な運用状況の報告に加え、運用方針に基づいた資産配分の調整(リバランス)も行ってくれる。
マーケットの変化によって崩れた資産配分を調整してくれるため、リスク許容度とマッチした資産バランスで運用を継続可能だ。
また、運用資産を定期的に取り崩して受け取るサービスや損失が一定の水準まで達したときに自動で売却される「ロスカット」なども商品によっては対応している。
顧客のニーズを満たすさまざまなサービスが提供されている点がファンドラップの特徴だ。
運用コスト
2つの商品では運用コストにも差が生じる。
期間中にかかるコストは運用パフォーマンスにも影響するため、しっかりと比較しておくことが大切だ。
投資信託の場合、購入時手数料や信託報酬などが発生する。
商品によっては購入時手数料が無料となっているケースもある。
一方、ファンドラップは投資信託の購入にかかるコストに加え、投資顧問料や口座管理手数料などが発生する。
投資信託に比べると手数料の負担が大きくなる点が特徴だ。
ファンドラップでは、専門家に投資を一任する分のコストが発生することを頭に入れておこう。
ファンドラップの比較についてより詳しく知りたい人は下記の記事を参考にするといいだろう。
ファンドラップの比較が分かりやすく解説されている。
ファンドラップの特徴
ファンドラップを自身の運用に活用するかどうかを判断するためには、魅力的な側面と注意すべき側面の両方を正しく理解する必要がある。
早速確認していこう。
投資ニーズに合わせた資産バランスを設定できる
繰り返しとなるが、ファンドラップは自身の投資方針やリスク許容度をもとに資産配分を決定する仕組みだ。
個々のニーズに合わせてリスク・リターンのバランスを調整できる仕組みとなっている点が魅力として挙げられる。
そもそも投資において「リスク」とは、投資先の価格の振れ幅の大きさのことを指す。
リスクが大きければ振れ幅が大きくなる分だけ高い収益が期待でき、リスクが小さければ振れ幅が小さくなるため堅実な運用を行える。
ファンドラップでは、投資家のニーズに合わせてリスク・リターンのバランスが異なる複数のファンドを組み合わせて運用を行う。
自分にぴったりの資産配分で運用を行える点は大きな魅力と言えるだろう。
分散効果が高い
前述の通り、ファンドラップは複数の投資信託を組み合わせて運用が行われるため、分散効果を活かせる点も魅力として挙げられる。
国・地域を分散させたり、アセットクラス(資産の種類)を分散させたりすることで価格変動によるリスクを低減させられるのだ。
例えば、株式と債券は値動きの相関性が低く、どちらか一方が上昇する局面ではもう一方が下落する傾向が見られる。
どちらかが損失を抱えてももう一方で利益を生み出せる可能性が高くなるため、資産全体における価格変動のリスクを小さく抑えられる。
さらに投資対象の国や地域を分散させておけば、よりリスクが分散されて安定的な収益を狙うことが可能だ。
分散効果を高めてリスクをコントロールしながら運用できる点も魅力と言えるだろう。
ライフステージに合わせたポートフォリオを構築できる
利用する金融機関にもよるが、ファンドラップではライフステージに合わせてポートフォリオを柔軟に変更できる場合がある。
加齢とともに変化するリスク許容度に対応できる点も大きな魅力だ。
例えば、20代〜30代の資産形成期においては長期間の運用を行えるため、ある程度リスクを取った運用で積極的に収益を狙いに行くポートフォリオが向いている。
一方で年齢を重ねると資産を取り崩す時期に入っていくため、なるべく資産を減らさないことが重要となる。
安定したポートフォリオを構築し、できるだけ損失を抱えないような運用に切り替える必要があるだろう。
ファンドラップでは年齢に応じてポートフォリオを組み替え、資産のバランスを調整していける。
資産を取り崩す時期には定期売却を利用し、運用しながら使っていく戦略を取ることも可能だ。
自分自身のライフステージとともに運用戦略を柔軟に変更していける点も魅力である。
元本割れリスクがある
ファンドラップも投資のひとつである以上、損失を抱えて「元本割れ」となるリスクが存在する。
いくら専門家が適切な資産配分を設定しても、マーケットの状況によっては損失が発生する可能性があることを頭に入れておこう。
元本割れのリスクは長期運用によって軽減できる。
運用期間が長くなると短期的な値動きの影響が小さくなり、年率ベースでの収益が安定するためだ。
ファンドラップを契約する際には、長期投資を前提としておくことが重要である。
手数料がかかる
先ほども解説した通り、ファンドラップは投資信託の購入時手数料・信託報酬に加えて、口座管理手数料や投資顧問報酬などの運用コストが発生する。
自分で運用を行う場合に比べると手数料が割高となってしまう点に注意が必要だ。
商品にもよるが、手数料をすべて合計すると運用資産の1〜2%ほどになる。
つまり年間で2%以上の収益が出ていないとコストに負けてしまう可能性があるのだ。
もちろん、専門家による資産配分やポートフォリオのリバランスなどに手数料分の価値を見出している場合は問題ない。
支払うコストと得られる対価が釣り合っているかどうかを判断しておくことが大切だ。
最低投資金額のハードルが高い
ファンドラップは、一般的に300万円〜500万円ほどの最低投資金額が必要となる。
これまで投資をしたことがない人にとっては始めるハードルが高く感じられるだろう。
投資信託の場合、証券会社によっては月100円から運用を始めることができ、少額で投資に慣れる期間が用意できる。
しかしファンドラップはいきなりまとまった金額の投資が必要となるため、不安を感じる方もいるだろう。
金融機関によっては、少額から投資を始められる初心者向けのコースが設けられている場合がある。
いきなりまとまった金額を投資することに不安がある場合は、初心者向けのコースから始めてみると良いだろう。
ファンドラップのメリットとデメリットについてより詳しく知りたい人は下記の記事を参考にするといいだろう。
ファンドラップのメリットとデメリットが分かりやすく解説されている。
ファンドラップがおすすめな投資家
ここまで解説してきた情報をまとめると、ファンドラップは以下のような投資家におすすめだと言える。
- 投資に慣れない初心者
- 投資に時間をかける余裕がない人
- リスクを抑えて運用したい人
ファンドラップは専門家に投資を一任できるため、投資に慣れない初心者や忙しくて投資に時間をかけられない人におすすめだ。
時間や手間をかけずに自分にぴったりのポートフォリオで運用を行えるため、安心して資産運用を始められる。
また、投資先の分散やライフステージに応じたポートフォリオの調整などにより、リスクを抑えた運用を行える点も特徴である。
なるべく堅実な運用を行いたい人にもファンドラップは向いていると言えるだろう。
投資初心者に適したファンドラップとは
前述の通り、ファンドラップは投資に慣れない初心者が運用する際に適した投資商品である。
これから運用を始める投資初心者がファンドラップを利用する場合、どういった特徴の商品を選ぶべきなのだろうか。
初心者が選ぶべき商品の特徴や期待リターン、手数料の仕組みなどを解説していく。
初心者が選ぶべきファンドラップの特徴
初心者がファンドラップを利用する場合、以下の特徴を踏まえて商品を選定しよう。
- インデックス運用を行うタイプ
- 少額から始められるプラン
金融機関にもよるが、一般的にファンドラップは「インデックス運用」と「アクティブ運用」のいずれかのタイプに分けられる。
投資初心者の方は、インデックス運用を行うタイプの商品の選択をおすすめする。
インデックス運用とは、市場の指数と連動するように運用される手法のことだ。
指数と連動した投資信託を組み合わせ、低コストで安定した収益を狙う戦略となる。
一方のアクティブ運用は、市場の指数を上回る収益を目指す運用手法だ。
アクティブ運用は高い収益を狙う分、手数料が割高となってしまうケースが多い。
最初のうちは低コストで運用できるインデックス型の商品で投資に慣れていく方が良いだろう。
また、金融機関によっては少額から始められる初心者向けプランが用意されている場合がある。
まずは少額で投資を始めてみて、商品性を理解していくと良いだろう。
例えば、りそな銀行では30万円からお試しできる「ウェルカムプラン」が用意されている。
いきなり始めるのが不安な方に向けたサービスであるため、投資初心者が最初に始めるいいきっかけと言える。
少額から始められるプランやインデックス運用を行うプランで慣れてから、少しずつ自分なりの運用戦略を考えていくと良いだろう。
初心者向けファンドラップの期待リターン
実際に初心者向けのファンドラップで運用した場合、どの程度の収益が期待できるのだろうか。
野村證券のインデックス運用を行うファンドラップ「バリュー・プログラム」の2021年5月から2023年12月末までの運用データが公式サイトで掲載されている。
「バリュー・プログラム」にはRR1〜RR7までのポートフォリオが設けられており、約2年半でのそれぞれの運用リターンのシミュレーションが公表されている。
もっともリスクが小さいRR1で約5%、中間のリスクとなるRR4で約19%、もっともリスクが大きいRR7で約31%という結果になっている。
もちろん相場の環境によって運用結果は変わってくるが、インデックス運用を行う商品でもしっかりと収益を得られることが分かるだろう。
ファンドラップを契約する際、多くの金融機関では設定したポートフォリオにおける価格変動率と期待リターンについての説明が行われる。
期待リターンが大きくなるほど抱える損失も大きくなる場合があるため、しっかりとバランスを見極めて自分に合った運用ポートフォリオを構築しよう。
ファンドラップの手数料の仕組み
ファンドラップの特徴で取り上げた通り、ファンドラップで運用する際には「手数料が割高」という点には気をつけなければならない。
では、実際の手数料体系はどういった仕組みとなっているのだろうか。
例えば、野村證券が提供する「野村ファンドラップ」では以下のような手数料が発生する。
- 投資一任受任料(固定報酬制または実績報酬併用制)
- ファンドラップ手数料(最大で運用資産の1.26%)
- 信託報酬(最大で信託財産の1.20%±0.20%)
- 信託財産留保額(最大で信託財産の0.3%)
投資一任受任料は固定報酬制・実績報酬併用制の2種類があり、固定報酬制では最大で運用資産の0.4049955%、実績報酬併用制では最大で運用資産の0.2024925%+運用益の積み上げ額の10.5%となる。
固定報酬制の場合、運用成果にかかわらず運用資産から一定の割合で手数料が引かれる。
一方、実績報酬併用制の場合、運用資産から引かれる手数料は固定報酬制よりも低いが、運用益から手数料が引かれるという仕組みだ。
それに加えてファンドラップ手数料や投資信託の信託報酬・信託財産留保額などが手数料として発生する。
運用にそれなりのコストがかかることを踏まえて商品を選択しよう。
ファンドラップに関する相談先はどこが良い?
各金融機関がファンドラップを提供しているため、どの商品が自分に合っているのか分からずに迷ってしまう場合もあるだろう。
特に投資に慣れない初心者の方に取っては商品ごとの違いが分かりにくいため、ベストな商品選びを行うことが容易ではない。
資産運用についての悩みは専門家であるIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)に相談することをおすすめする。
専門家に相談する重要性やIFAの強み、IFA検索サービス「資産運用ナビ」の活用方法について解説していく。
なぜファンドラップの活用に専門家の力が必要なのか
ファンドラップの利用や投資判断について悩んでいる場合、専門家への相談がおすすめだ。
専門家に相談を行うことで、最適な投資先を見つけてスムーズに運用を始められる。
ファンドラップは最適な投資先に資産を配分してくれる商品であるが、その商品自体を選ぶことも容易ではない。
各金融機関がさまざまなプランを用意しており、その違いや仕組みを理解した上で選ぶ必要があるためだ。
しかし専門家に相談すれば、商品ごとの特徴を理解したアドバイザーから最適な助言を得られる。
投資計画においてファンドラップが向いていない場合、別の商品の提案を受けることも可能だ。
自分自身の資産運用に悩みや不安がある方は、一度資産運用の専門家に相談してアドバイスしてもらうことをおすすめする。
IFAの役割と強み
資産運用の専門家のなかでもIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)への相談がおすすめだ。
IFAとは、金融機関からは独立した立場で資産運用のアドバイスを行う専門家を指す。
IFAに相談を行うメリットとして以下の3点が挙げられる。
- トータルでサポートしてもらえる
- 中立な目線でアドバイスを提供してくれる
- 中長期的に運用をサポートしてくれる
それぞれ確認していこう。
トータルでサポートしてもらえる
IFAはあなたのライフプランに合わせて投資戦略を策定し、プランの実行に適した商品の提案・仲介を行う。
運用開始後も定期的に運用状況をチェックし、必要に応じて資産配分を調整する。
運用を一任できるファンドラップと似ている部分もあるが、よりきめ細かく幅広い提案を受けられることが特徴だ。
例えば、相続・贈与などの資産承継の問題を相談した場合、税理士などの外部の専門家と連携しながら最適なプランを紹介してくれる。
生命保険の新規加入や見直しなどにも対応しており、お金に関することをトータルでサポートしてくれることが特徴だ。
ファンドラップなどの資産運用だけでなく、税金や保険なども踏まえた総合的な支援を受けたい場合はIFAへの相談をおすすめする。
中立な目線でアドバイスを提供してくれる
自社で商品を取り扱う銀行や証券会社の営業社員に運用相談を行う場合、手数料が高い商品や会社側が売り出したい商品を提案される恐れがある。
本当に自分に合う商品の提案を受けられない可能性があるのだ。
しかしIFAは自社で金融商品を取り扱っているわけではなく、中立な目線から商品の提案を行う。
本当に顧客に合った商品の提案を行っているため、安心して資産運用を始められるだろう。
中長期的に運用をサポートしてくれる
IFAには転勤や異動などが原則としてないため、同じ担当者が長期にわたってサポートしてくれる。
中長期的な信頼関係を築ける点もIFAの強みだ。銀行や証券会社の場合、数年おきに転勤や異動で担当者が変わってしまう。
その度に運用方針を共有して信頼関係を構築しなければならない。IFAは同じ担当者が一貫した運用方針で長期的にサポートしてくれる。
自分のことをよく知るアドバイザーが長期的にフォローしてくれる点は大きな魅力と言えるだろう。
「資産運用ナビ」の活用方法
相談先のIFAをお探しの方は、IFA検索サービス「資産運用ナビ」の利用をおすすめする。
「資産運用ナビ」とは、相談先を探す投資家とIFAをマッチングさせるサービスのことだ。
IFAの探し方は非常に簡単で、あなたが希望する条件をフォームに入力するだけで良い。
あとはIFAを知り尽くした「資産運用ナビ」があなたの運用目的や資産状況をもとに、最適なアドバイザーを全国のデータベースから抽出して紹介を行う仕組みとなっている。
紹介されたアドバイザーの経歴や得意分野に納得ができれば、そのまま面談を申し込むこともできる。
IFAの紹介料や相談費用は無料となっているため、気軽に専門家に相談できることが特徴だ。
もちろんIFAの相談は全国47都道府県すべてに対応しており、面談はWEBや好きな場所を選んで自由に行える。
信頼できる専門家をお探しの方は、ぜひこの機会に「資産運用ナビ」を利用して自分に合うIFAを探してみてはいかがだろうか。
ファンドラップは手数料に注意しつつ、専門家に相談を
ファンドラップは、金融機関と投資一任サービスを締結することで専門家に資産運用を任せられる商品のことだ。
自身のリスク許容度に合ったポートフォリオで運用できる魅力がある反面、手数料の高さや元本割れのリスクには注意が必要となる。
本記事では、初心者におすすめのファンドラップの特徴や期待リターンなども紹介した。
投資に慣れないうちはインデックス運用で少額から始められるファンドラップを利用することをおすすめする。
また、資産運用について悩みや不安がある方は専門家からアドバイスを受けることを推奨する。
特に、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は中立な目線であなたに最適な投資助言を長期にわたって提供してくれるため、安心して相談できるだろう。
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