- 高配当株で投資をするメリットが知りたい
- おすすめの高配当株銘柄が知りたい
- 株式銘柄をどのように選ぶべきか知りたい
配当利回りが高い「高配当株」は投資家からの人気が高く、長期的な資産形成にもおすすめの投資先だ。
魅力的な側面と注意すべきポイントを正しく認識し、適切な銘柄を選んで投資していこう。
本記事では高配当株のメリットや注意点、銘柄選びのポイント、おすすめの高配当株について紹介していく。
なお、こちらの記事では株式投資のおすすめ銘柄と東証プライムの配当利回りランキングをまとめてあるので興味のある人はぜひみてほしい。
記事の最後にはおすすめの相談先である「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」についても解説していくので、ぜひ本記事の内容を資産形成に役立ててほしい。
配当利回りが高い銘柄がおすすめな理由
投資家から高い人気を集める「高配当株」だが、どういった点が評価されているのだろうか。
ここでは、高配当株の定義や投資するメリット、注意点について解説していく。
高配当株の定義
高配当株とは、配当利回りが高い株式銘柄のことを指す。
配当利回りは、一株あたりの年間配当金を株価で割ることで算出される指標のことだ。
高配当株の定義となる配当利回りについては、具体的な数値を導き出すことは難しい。
株価の下落によって配当利回りが高くなってしまうケースもあり、一概に「配当利回り〇%以上が高配当株である」と断言できないためだ。
しかし、東証プライム市場に上場する全銘柄(加重平均)の予想平均配当利回りが2.01%(2024年4月15日時点)となっていることを考えると、3%以上の配当利回りがひとつの目安になると言えるだろう。
高配当株投資がおすすめな理由
高配当株投資がおすすめな理由としては、主に以下の2点が挙げられる。
- 定期的な収入を得られる
- 値動きが比較的小さい
高配当株は定期的に高い配当金を得られる点が大きな魅力だ。
株を保有しているだけでいわゆる「不労所得」が得られることとなり、労働以外の収益源を確保できる点がメリットとなる。
また、高配当株は安定した業績を残している企業が多く、株価が急速に変動するリスクは比較的小さい。
そして高い配当利回りに魅力を感じて資金を投じる投資家も多く、ある程度の需要を維持できることから値動きが大きくなりにくい点も魅力だ。
大きく資産を損なうリスクが低い中で安定的な収入を得られる点が、高配当株に資金を投じるメリットとなっている。
高配当株投資の注意点
一方、高配当株に資金を投じる場合、以下の3点に注意が必要だ。
- キャピタルゲインを狙いにくい
- 減配・無配のリスクが伴う
- 配当利回りが高ければ良いわけではない
メリットの部分でも解説した通り、高配当株は比較的値動きが小さくなりやすい。
つまり大きな価格上昇も見込めない投資先であるため、キャピタルゲイン(売却益)を狙った投資戦略に向かない点には注意が必要だ。
また、企業の業績が悪化すると配当金が減らされたり、無くなったりするリスクがある。
高配当を見込んで投資しても、想定通りに得られるとは限らない点を頭に入れておこう。
そして、配当利回りは「とにかく高ければ良い」というわけではない。
株価が下落していることで利回りが高くなっているケースもあるためだ。
配当利回りだけをチェックするのではなく、業績の安定性や株価の動きなどを総合的に考慮して投資先を選定しよう。
配当利回りが高いおすすめの銘柄を紹介!
長期的な配当金受け取りにおすすめの高配当株として、以下の3銘柄を紹介する。
- ソフトバンク(9434)
- 武田薬品工業(4502)
- 三菱HCキャピタル(8593)
各銘柄の特徴や投資先としての魅力について解説していく。
ソフトバンク(9434)
ソフトバンクは携帯電話事業を展開する大手通信会社だ。
国内有数の通信キャリアサービスを提供しており、ヤフーやZOZO、LINEなど、我々の生活に馴染み深い企業が関連子会社となっている。
ソフトバンクは4〜5%ほどの配当利回りを維持しており、安定した配当収入を得られることが魅力の投資先だ。
純利益に占める配当金の割合を表す「配当性向」は70〜80%ほどで推移しており、積極的に株主還元を行う企業と言えるだろう。
一般的な水準から考えると配当性向は高めであり、支払い余力が少ないと考えることもできる。
しかし、業績を下支えする携帯キャリア事業に加え、さまざまな関連会社が新規事業展開の余地を残していることを考えると、今後の配当金も期待できる。
中長期的な配当金を受け取れる投資先としてソフトバンクへの投資を検討しよう。
武田薬品工業(4502)
武田薬品工業は国内最大手の製薬会社だ。
主力事業は医療用医薬品事業やコンシューマーヘルスケア事業となっており、80カ国以上に及ぶグローバルな事業展開をしていることが特徴として挙げられる。
武田薬品工業は、減配をせずに配当を維持してきたという点が大きな強みだ。
40年以上にわたって配当を維持または増配しており、株主に対して配当金で還元をする意識が強い企業である。
ソフトバンクと同様に武田薬品工業も配当性向が高い水準となっており、100%を超えることも珍しくない。
しかし積極的なM&Aなどで企業規模を拡大しており、今後の事業展開にも期待できる投資先だ。
また、製薬会社は景気変動の影響を受けにくく、株価が安定しやすいという特徴がある。
長期目線での投資にも向いている銘柄と言えるだろう。
三菱HCキャピタル(8593)
三菱HCキャピタルは、多数の事業を展開する大手総合リース企業だ。
産業用機械や不動産、航空機などのリース事業を法人向けに展開し、国内外で収益を得ている。
三菱HCキャピタルの特徴として、2000年3月期から24期連続の増配を継続しているという点が挙げられる。
配当性向も40%前後の安定した水準をキープしており、しっかりと支払い余力を残している点も魅力だ。
米国や欧州、アジア、中東などに事業を展開している分、各国の景気悪化や地政学上のリスクを受ける可能性がある点は考慮しておく必要があるものの、業績は堅調に推移している。
今後もさらなる事業展開で企業価値を向上させていく可能性が高く、長期での投資に魅力が多い企業だ。
高い配当利回りを目指して投資を行うのであれば、欠かせない企業のひとつと言えるだろう。
配当利回りだけではない!株式投資のおすすめ銘柄を判断するポイント
株式投資で銘柄を選ぶ際、チェックすべきポイントはさまざまなものがある。
ここでは、高配当株に投資する場合に特にチェックしておきたい以下の3つのポイントを解説する。
- 時価総額
- 業績の推移
- 配当性向や支払い実績
投資先としての魅力がある企業を見極めるためにも、上記の3点を確認しておこう。
時価総額
高配当株を選ぶ際は「時価総額が大きい銘柄」に注目して投資先を選定しよう。
時価総額は企業の規模を示す指標であり、投資先としての企業体力を測る際に重要なチェック項目となる。
時価総額が小さい企業はこれから成長していく伸び代が大きい反面、配当を維持し続けることが難しい可能性も高い。
ある程度の企業規模で長期的に配当を支払い続けられるような銘柄を選択すると良いだろう。
具体的には「時価総額3,000億円以上」を目安にしておくと良い。
時価総額が3,000億円を超えると一般的に「大型株」と分類される規模となり、比較的安定した値動きを期待できるだろう。
なお、先ほど紹介したおすすめ高配当株はいずれも2024年4月時点で時価総額1兆円以上となっている。
業績の推移
配当金は企業の利益から支払われるため、継続的な配当には安定した業績が必須となる。
直近の業績などをチェックし、売上高や利益が安定しているかどうかをチェックしておこう。
企業は定期的に決算発表を行い、売上高・利益の発表や業績の見通し・予想の公開をしている。
投資先銘柄を選定する際には、必ず直近の決算発表をチェックして業績推移や見通しを確認しておくことが重要だ。
業績が悪化すると株価は下落し、その分だけ配当利回りが高くなる。
配当利回りだけをチェックしていると一見魅力的な銘柄に感じられるケースもあるが、得られる配当以上に株価の下落で損失を抱える可能性もある。
堅調な業績を維持し、今後も中長期的に安定した収益を得られると期待できそうな銘柄に資金を投じよう。
配当性向や実績
当期純利益に占める配当金の割合を表す「配当性向」や「これまでの配当金の支払い実績」についても確認しておこう。
配当性向と実績を確認することで、企業の株主還元に対する考え方や取り組みを把握できるためだ。
配当性向は「1株あたりの配当金÷1株あたりの当期純利益×100」という計算式で求められる。
20〜50%ほどを目安にする企業が多いものの、安定した大企業の場合は配当性向が高くなる傾向にある。
配当性向が高い企業は株主への利益還元を重視しており、高配当を目当てに投資する場合に適した投資先だ。
しかし極端に高過ぎると配当を支払う余力がないとも判断でき、今後の長期的な配当金受け取りを期待できない可能性もある。
バランスを見極めながら、継続的に配当金を受け取れる企業を探そう。
また、これまで「配当金を減らしていないか」「増配・維持をどれくらい続けているか」という点もチェック項目のひとつだ。
さまざまな要因で業績が変動しても配当金を支払い続けてきた実績のある企業は、今後も継続して配当金を支払う可能性が高い。
配当利回りの高さだけでなく、配当性向や過去の実績などを総合的に評価して投資先の高配当株を選択しよう。
配当利回りが高いおすすめの銘柄が知りたいなら誰に相談するべき?
ここまで高配当株投資について解説してきたが、自分に合った投資先銘柄を判断することは容易ではない。
投資助言を行う専門家に相談し、最適な投資戦略で資産形成を実施することをおすすめする。
ここでは、株式投資における専門家の重要性やおすすめの相談先である「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」の魅力、IFA検索サービス「資産運用ナビ」の特徴について解説していく。
株式投資における専門家の重要性
高配当投資を行う際、投資先の業績や将来性、配当性向、実績などを総合的に分析して投資先を選定することとなる。
投資経験が少ない方にとってはハードルが高く、また普段仕事をしている方には投資先を見極める時間的な余裕がないケースが多いだろう。
投資助言を行う専門家に相談することで、業績や将来性などを考慮したベストな投資先銘柄の紹介を受けられる。
あなたの資産状況や運用目的にマッチした資産配分を提案し、最適な投資戦略での資産形成をサポートしてくれる。
的確な助言を得られるため、投資について勉強したり、さまざまな投資先を比較しながら分析したりする必要がない。
時間や手間をかけずにスムーズに投資を始めることができる。
大切な資金をリスク資産に投じる以上、高いスキルを有する専門家の力は必要不可欠だ。
高配当株をはじめとした株式投資を検討している方は、投資助言を行う専門家に相談してみてはいかがだろうか。
IFAの役割とメリット
投資助言を行う専門家にもさまざまな種類が存在するが、なかでもIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は信頼できる相談先としておすすめだ。
既存の金融機関から独立した立場で顧客の資産運用に対してアドバイスを行い、資産の増加を目指すことが主な役割となっている。
IFAは顧客のライフプランに基づいた投資計画を作成するだけでなく、提携先の金融機関が取り扱う商品の提案や仲介も行う。
金融機関から販売方針などを指示されることはないため、中立な立場であなたに最適な助言を提供する。
また、IFAには転勤や異動などの制度が原則としてないため、担当者が長期的にサポートしてくれる点も信頼して相談できる理由のひとつだ。
自分のことをよく知る担当者が一貫した運用方針でサポートし続けてくれるため、安心して相談できるだろう。
株式投資の悩み・不安を抱えている方はぜひIFAに相談してみよう。
IFA検索サービス「資産運用ナビ」
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もちろんIFAの相談は全国47都道府県どこでも無料となっており、WEBや対面の好きな場所で面談できる。
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配当利回りが高い「高配当株」は安定性がおすすめポイント
高配当株は安定した配当収入を得られることに加え、価格が大きく下落する可能性が比較的低い投資先である。
時価総額や業績、配当性向・配当実績などをチェックし、投資先として適切かどうかを見極めよう。
また、本記事ではおすすめの高配当株を紹介したが、あくまでも一例であって最適解は個人によって異なる。
投資についての悩みや疑問を抱えているのであれば、投資助言を行う専門家に相談すると良いだろう。
なかでもIFAは中立な立場であなたに最適なアドバイスを長期にわたって提供してくれる。
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