- おすすめのFP相談窓口が知りたい
- FPの相談窓口が多くて決められない
- 将来のお金の不安をどう解決するか迷っている
お金に関する悩みを抱えているときの相談先として「FP(ファイナンシャルプランナー)」を検討している方も多いだろう。
しかしFP相談窓口はさまざまな種類があり、結局どこがおすすめなのか分からないというケースも少なくない。
各社の特徴を比較し、自分に合った相談先を見極めることが大切だ。
本記事では、無料相談可能なおすすめのFP相談窓口5社の特徴を比較しながら解説していく。
相談窓口を選ぶポイントやFP相談を成功させるコツなどを紹介するので、ぜひ本記事を参考にお金の悩みをFPに相談してみよう。
無料相談OK!おすすめのFP相談窓口5選

以下の表はおすすめのFP相談窓口の特徴をまとめたものだ。
取扱保険会社数 | 対応エリア | オンライン対応 | 相談料 | ||
---|---|---|---|---|---|
保険見直しラボ | 39社(2024年7月時点) | 全国 | 対応可 | 無料 | 詳しくはこちら |
ほけんのぜんぶ | 41社(2024年6月時点) | 全国 | 対応可 | 無料 | 詳しくはこちら |
ほけんの窓口 | 53社(2025年1月時点) | 全国 | 対応可 | 無料 | |
マネーキャリア | 50社(2025年1月時点) | 全国 | 対応可 | 無料 | |
マネードクター | 44社(2024年4月時点) | 全国 | 対応可 | 無料 |
それぞれの特徴を解説していくので、ぜひ参考にして最適なFP相談窓口を見つけ出そう。
保険見直しラボ
保険見直しラボは、業界経験年数が長いコンサルタントが相談対応してくれるFP相談窓口だ。
平均経験年数12.1年(2023年1月時点)のベテランコンサルタントが豊富な経験をもとに助言を提供してくれる。
拠点数は全国60拠点以上(2023年1月時点)となっており、指定の場所までコンサルタントが訪問してくれる。
オンラインでの相談にも対応可能であり、外出が難しい方でも安心して利用可能だ。
また、過度な営業行為や失礼な対応があったときにコンサルタントの変更を行う「イエローカード制度」が設けられている。
無理な勧誘行為などが行われる心配がないことも安心して利用できるポイントのひとつだ。
「経験豊富なFPに相談したい」「しつこい営業行為は避けたい」という方は、保険見直しラボを検討してみると良いだろう。
ほけんのぜんぶ
ほけんのぜんぶは、子育て世代を中心に多くの利用者から選ばれているFP相談窓口だ。
2023年7月時点で累計相談件数は5.7万件を超えており、幅広い層の悩みに対応してきた実績がある。
全国47都道府県で相談対応を行っており、自宅や近所のカフェで気軽に相談を行えることが特徴だ。
オンライン相談も実施しており、好きな時間に自由に相談を行える点も魅力として挙げられる。
また、申し込みから最短翌日の相談も可能となっており、土日や夜間の相談も受け付けている。
家事や仕事の合間に相談申し込みを行い、スムーズに初回面談まで進めることが特徴だ。
「実績があるFP相談窓口を探している」「すぐにFPに相談したい」という方には、ほけんのぜんぶの利用をおすすめする。
ほけんの窓口
ほけんの窓口は、全国に700店舗以上の拠点を構えるFP相談窓口だ。
ショッピングセンター・商業施設のなかに店舗を設置しているケースが多く、買い物のついでにFPに相談を行えることが特徴となっている。
商品ラインナップは53社、300以上の商品が用意されており、幅広い選択肢から商品を選べることが魅力だ。
「保険のセカンドオピニオン」として現在加入中の保険商品の保障内容を整理し、最適な保障プランを設計するサポートを提供している。
基本的には保険商品に強みを持つほけんの窓口だが、一部の店舗ではNISA制度の相談に対応する「ほまどNISA相談室」を設けている。
NISAに関する基本的な相談や口座開設・商品購入のサポート、アフターサービスに対応しているため、安心してNISA制度を始めることが可能だ。
「豊富なラインナップから保険を選びたい」「NISAの相談を検討している」という方は、ほけんの窓口を検討してみよう。
マネーキャリア
マネーキャリアは、保険や資産運用、ライフプラン、相続、老後資金・教育資金の準備など、幅広いお金の悩みに対応するFP相談窓口だ。
相談満足度98.6%(2024年9月時点)となっており、利用者から高い評価を得ている。
マネーキャリアは147社以上の金融コンサルタント会社と提携しており、独自のスコアロジックでFPを評価している。
スコアが低いFPは対応せず、トップクラスの専門性と満足度を兼ね備えたFPのみが対応するため、安心して相談できることが特徴だ。
また、紹介されるプランナーはFP資格の取得率100%となっており、質の高いFPに相談できる。
何度でも無料相談が可能であるため、満足できるまで繰り返し面談を行える点も魅力のひとつだ。
「質が高いFPに相談したい」「納得できるまでじっくり相談したい」という方は、マネーキャリアの利用を検討してみると良いだろう。
マネードクター
マネードクターは、保険や日々の家計、貯蓄、ライフプランの不安などのあらゆるお金の相談に対応するFP相談窓口だ。
人生の変化に伴って生じるお金の悩みをFPがしっかりとサポートしてくれる。
マネードクターでは、自宅やカフェでの相談はもちろんオンラインでの相談にも対応しており、予約をすると最短翌日の相談が可能だ。
店舗であれば当日の相談もできるため、待たされることなくスムーズにFPと面談できる。
また、ワンランク上のお金の総合サービス「マネードクタープレミア」を提供していることも特徴のひとつだ。
高級感がある落ち着いた空間でライフプランから家計相談、老後資金、相続など、お金に関する総合的なサービスを提供している。
「スムーズに相談に進みたい」「ゆったりとした空間でプロと相談したい」という方は、マネードクターの利用を検討してみよう。
FP相談は無料と有料のどちらがおすすめ?

FP相談は無料で提供されているケースもあれば、費用が発生するケースもある。
無料で相談に対応しているFPは、顧客が商品を契約した際に手数料を受け取る仕組みとなっているため、相談料が無料となっている。
無料・有料相談はどちらを選ぶべきなのだろうか。ここではそれぞれのメリット・デメリットを比較して紹介していく。
無料相談のメリット・デメリット
無料相談のメリットとして以下の2点が挙げられる。
- 気軽に相談できる
- ほかのFPと比較しやすい
相談に費用がかからない分、気軽に相談できる点が無料相談のメリットだ。
また、複数のFPと面談を行っても費用が無料であるため、各FPのアドバイスを比較しながら検討しやすいことも利点として挙げられる。
一方、無料相談には以下のようなデメリットも存在する。
- 商品の勧誘が多くなる
- 商品の提案ありきで助言される場合がある
前述の通り、無料相談を受け付けるFPは顧客が商品を契約したときに手数料を受け取る。
裏を返すと商品を契約してもらえないと収益を得られないため、どうしても商品提案が多くなりやすい。
商品の提案ありきで助言されるケースもあるため注意が必要だ。
有料相談のメリット・デメリット
有料相談のメリットとして以下の2点が挙げられる。
- 希望の相談内容に集中できる
- 客観的な助言を得られる
有料相談の場合、相談自体に報酬が発生しているため、FPは無理に商品を勧誘しようとしてこない。
希望する相談内容に集中できる上に、商品提案に縛られない客観的な意見を得られることが魅力だ。
一方、有料相談には以下のようなデメリットも存在する。
- 費用の負担が生じる
- じっくり相談できない場合がある
一般的にFPの有料相談は「1時間あたり〇〇円」という料金設定になっている。
費用の負担が生じることはもちろん、相談時間が長くなるほど費用が高くなっていくことから落ち着いて相談できないケースがある。
気になることがあっても「質問したら長くなってしまうかもしれない」と考え、不安な点が残ってしまうパターンは少なくない。
有料相談窓口の具体例
先ほど紹介したFP相談窓口はすべて無料で相談を受けていたが、一方で以下のFP相談窓口は有料で相談を受け付けている。
- 株式会社アルファ・ファイナンシャルプランナーズ
- FPアソシエイツ&コンサルティング株式会社
それぞれのFP相談窓口について解説していく。
株式会社アルファ・ファイナンシャルプランナーズ
アルファ・ファイナンシャルプランナーズは、大手の独立系FP事務所である。
中立かつ公平なFPが将来のお金の不安を解消してくれるため、安心して相談できるだろう。
アルファ・ファイナンシャルプランナーズでは「マネソル」と呼ばれる資産管理アプリが提供されている。
16,000件の相談データをもとに開発されており、家計管理はもちろん保険・不動産の将来価値予想をもとにした資産管理まで行える。
便利なツールを利用できることが大きな特徴だ。
FPアソシエイツ&コンサルティング株式会社
FPアソシエイツ&コンサルティングは、金融資産運用や保険、住宅ローンなどのお金に関する総合的なコンサルティングを提供するFP事務所だ。
外部の専門家や金融機関を紹介するサービスも提供しており、質の高いコンサルティングを受けられることが魅力となっている。
投資顧問契約を結び、年単位で資産運用・管理を任せられるサービスを提供していることも特徴だ。
継続的に高品質なコンサルティングを受けたい方は検討してみると良いだろう。
FPの相談窓口を選ぶポイント

FP相談窓口を選ぶ際、以下のポイントをチェックしておこう。
- 対応エリアとオンライン対応の可否
- 取扱商品数
- 無料相談の有無
- 相談員の保有資格
- 提案の中立性
- 実績と評判
それぞれのポイントを解説した上で、信頼できるFPの特徴を紹介していく。
対応エリアとオンライン対応の可否
まず、FPが相談に対応しているエリアをチェックしよう。自分が居住している地域で相談できることを確認しておくことが大切だ。
また、オンライン対応をしているかどうかも調べておくと良い。オンラインであれば近くに相談窓口がなくても相談に乗ってもらえる。
対応エリアとオンライン対応可否を最初に確認しておこう。
取扱商品数
FPに保険商品などを提案してもらいたい場合、取り扱っている商品の数もチェックしておきたい。
取り扱う保険会社や商品の数を比較し、豊富な商品ラインナップから選べる相談窓口を選択しよう。
無料相談の有無
無料で相談できるかどうかという点も相談先を選ぶ際の重要なポイントだ。費用をかけずに気軽に相談できる窓口を選び、相性の良いFPを探していくと良いだろう。
なお、有料相談のFPのなかには「初回面談のみ無料」としているケースもある。初回面談無料の相談窓口を上手く活用し、信頼できる相談先を見極めよう。
相談員の保有資格
相談員が保有している資格についてもチェックしておくと良い。一般的にFPが保有することが多い資格は以下の通りだ。
保有資格 | 内容 |
---|---|
FP技能士 | FPの国家資格 1〜3級まで段階があり、多くのFPが取得している |
AFP・CFP | FPの民間資格 AFPはFP技能士2級程度、CFPはFP技能士1級程度の難易度水準 |
生命保険募集人 | 生命保険の販売を行うための資格 無資格者は生命保険の販売を行うことができない |
DCプランナー | 年金制度に関する資格 年金・退職金や確定拠出年金制度などについて専門的な知識を求められる |
保有資格をチェックし、相談員の信頼性や得意分野などを確認しておこう。
提案の中立性
提案内容の中立性もチェックしておこう。
FPによっては「商品の販売ありきで提案を行う」「特定の商品ばかりを推奨してくる」など、偏ったアドバイスをしてくるケースがある。
初回面談の際に中立な目線で提案してくれるかどうかを確認しておくと良い。
実績と評判
FPの相談実績や利用者からの評判も確認しておこう。
提案スキルが低いFPや過剰な営業行為を行うFPはリピーターがつかないため実績が少なくなりやすく、利用者からもマイナスな評判を集めることが多い。
信頼に値するFPかどうかを実績と評判から確認しておこう。
信頼できるFPの特徴
ここまで紹介してきたチェックポイントを基準に考えると、以下のような特徴を持つFPは信頼できると言える。
- 業務に関連する資格を有している
- ヒアリングに基づいてアドバイスを提供してくれる
- 利用者から高い評価を集めている
FPは資格を有していなくても業務を行うことができるが、やはり業務に関連する資格を有しているFPの方が信頼性は高い。
FP技能士やAFP・CFPはもちろん、生命保険募集人やDCプランナーなどの資格を保有しているFPに相談することをおすすめする。
また、初回面談の際に丁寧にヒアリングを行い、その内容に基づいてアドバイスを提供してくれるFPは信頼できる。
最初から商品の販売ありきで提案を行うのではなく、ニーズに合わせて提案内容を検討してくれるFPを選択しよう。
そして、インターネットの口コミ・評判をチェックした際に、高い評価を得ている場合は信頼できるFPの可能性が高い。
実際の利用者の口コミ・評判を調べ、どういった評価を得ているのか確認しておこう。
FPに相談すればライフプランニングや保険の悩みを解決できる
ここまでおすすめのFP相談窓口や相談先選びのポイントを解説してきたが、なかには「そもそもFPのことをよく知らない」という方もいるだろう。
FPはファイナンシャルプランナーの略称であり、生活に関するお金の悩みを解決に導く専門家のことだ。
FPは顧客が希望するライフプランの実現に向け、総合的な資金計画の策定や実行支援を行う。
現状の家計を分析して問題点を洗い出したり、将来に向けた改善点を指摘したりと、ライフプランニングの悩みに強みを有している。
また、FPの多くは生命保険に精通しており、万が一の事態に備えた保障プランの設計も得意としている。
必要に応じて保険の新規加入を提案したり、契約中の保険商品の乗り換えを助言したりと、保険の悩みも解決に導けることが特徴だ。
「希望のライフプラン実現に必要なお金がどれくらいになるか分からない」「契約中の保険で必要な保障をカバーできているか知りたい」という方は、FPへの相談を検討してみると良いだろう。
FP相談を成功させるコツ

実際にFPへの相談を成功させるためにも、以下の4つのポイントを押さえておこう。
- 相談の目的を明確にする
- 必要な書類を揃える
- 疑問点を遠慮せずに聞く
- 複数のFPを比較する
お金の悩みは人生で抱える不安のなかでも大きなウエイトを占めることが多いため、上記のポイントを押さえてFP相談を成功させよう。
相談の目的を明確にする
まず、FPに相談する前に「どういった内容を相談したいのか」「何のためにプロに相談するのか」という目的部分を明確にしておこう。
目的が定まらないままFPに相談してしまうと、何も得られないまま面談を終えてしまう可能性があるためだ。
一般的なFP相談の目的には以下のようなものがある。
- 老後資金はどのように準備していけば良いのか聞きたい
- 教育資金の目安額を把握したい
- 家計の収支はどういった点を改善すべきか教えてほしい
- 契約中の保険を見直したい
- 無理なく返済できる住宅ローンの借入額を知りたい
- NISA・iDeCoの仕組みを知りたい
- 毎月いくら投資すべきか教えてほしい
あらかじめ上記のような相談目的が明確になっていると、面談で質問して疑問点を解消できる。
「なんとなく不安だから相談する」のではなく、悩みをある程度具体的にしてから相談しよう。
必要な書類を揃える
スムーズに面談を進めるためにも、必要書類を事前に揃えておくことをおすすめする。FPに現状を共有できる書類を集め、初回面談の際に提出しよう。
FPによって提出を求める書類は異なるが、以下のような書類を準備しておくと良い。
- 家計簿
- 資産管理表
- 保険証券
- 源泉徴収票
- ローンの残高証明
現在の収入・支出や資産・負債の状況が分かる書類が必要となる。急に準備することが難しい場合もあるため、早めに書類を用意しておこう。
近年は家計簿や資産管理表をスマートフォンのアプリで管理できるケースも増えている。
銀行口座やクレジットカードと紐付けることで自動的に家計簿や資産管理表を作成してくれるため、手間がかからず便利なツールだ。
家計簿や資産管理表を作っていないという人は、アプリを活用して準備してからFPに相談すると良いだろう。
疑問点を遠慮せずに聞く
実際にFPと面談を行う際は、疑問に思ったことを遠慮なく質問することが大切だ。
お金のプロに相談できる機会はそう多くないため、不明な点はすべて質問しておこう。
FPは誰にでも分かりやすく解説することが役割であるため、基礎的な内容も噛み砕いて説明してくれる。
「こんなこと質問して良いのだろうか」などと考えず、積極的に疑問点を聞いておくことを推奨する。
複数のFPを比較する
相談先のFPを探す際は、複数のアドバイザーを比較して検討すると良い。大切なお金の悩みを相談する相手を選ぶ以上、慎重に相性を見極めることが大切だ。
無料相談の場合、複数のFPと面談しても費用がかからないため比較しやすい。
気になるFP相談窓口をいくつか申し込み、もっとも自分に合う相談先を見極めると良いだろう。
有料相談のFPの場合は比較検討が難しいものの、初回面談のみ無料としているケースもある。
初回の面談を行ったときに「お金を払って相談する価値があるかどうか」を見極めつつ、無料相談のFPとも比較しておくと良い。
複数のFPの特徴を比較し、信頼できるFPをじっくりと見極めよう。
おすすめのFP相談窓口を参考に悩みを解決しよう

本記事では、おすすめのFP相談窓口や相談先を選ぶ際に押さえておきたいポイントを解説してきた。
対応エリアやオンライン対応の可否、取扱商品数、相談員の保有資格、提案の中立性などを比較し、自分に合ったFP相談窓口を選択しよう。
FPはライフプランニングと保険のアドバイスに強みを有している。
希望のライフプラン実現に向けた資金計画の策定や万が一に備えた保障プランの設計を相談したいのであれば、FPの活用がおすすめだ。
また、FP相談を成功させるためのコツとして「相談の目的を明確にする」「疑問点を遠慮せずに聞く」といったポイントを紹介した。
その上で複数のFPを比較し、自分に合った相談先を見つけ出すことが大切だ。
こちらの記事も参考にしながら最適なFP相談窓口を見つけ、理想とするライフプランを実現しよう。
