- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券で人気の投資信託が知りたい
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の投資信託の売上ランキングが知りたい
- どの投資信託を選べば良いか迷っている
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、日本を代表する大手総合証券会社の一つだ。
メガバンクの三菱UFJ銀行で有名なMUFGグループに属する証券会社で、外資系の投資銀行モルガン・スタンレーとの合弁会社として設立された経緯がある。
富裕層向けのサービスに力を入れており、MUFGグループの総合力と外資系投資銀行のノウハウを強みとした証券会社として知られている。
富裕層向けの三菱UFJモルガン・スタンレー証券でどのような投資信託が、売れ筋で注目されているのか気になる投資家もいるのではないだろうか。
本記事では投資家が気になるランキングを整理したので、参考にしていただきたい。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券のような対面証券のおすすめもこちらにまとめておいたので、興味のある人はぜひチェックしてほしい。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の投資信託ランキング
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、投資信託を複数の切り口からランキング化して公開している。
富裕層向けの総合証券では、どのような投資信託に人気があるのか気になる人も多いだろう。
公式サイトの情報をもとに投資信託を以下の3つの切り口から整理する。
- 売れ筋
- 買付金額のランキングで人気度が分かる
- 値上がり率
- 累積リターンで過去のパフォーマンスが分かる
- 純資産総額
- 投資信託の規模が分かる
投資信託を選ぶ際の参考にしてほしい。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の投資信託売れ筋ランキング
順位 | 投資信託 |
---|---|
1位 | netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコース(為替ヘッジなし) |
2位 | イーストスプリング・インド消費関連ファンド |
3位 | アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型 |
4位 | フィデリティ・グロース・オポチュニティ・ファンド Dコース(毎月決算・予想分配金提示型・為替ヘッジなし) |
5位 | 三菱UFJ インデックス225オープン |
投資信託の売れ筋ランキングを確認してみると、1位〜4位までがテーマ性の強い投資信託がランクインしていた。
売れ筋1位の投資信託は米国のテクノロジーの発展の恩恵を受けるIT関連銘柄を中心としたファンドだ。
2位は新興国投資で注目されるインドの消費関連株式に投資するタイプのファンド、3位は米国の成長株に投資するファンド、4位も成長銘柄を発掘するアクティブファンドだ。
5位にインデックスファンドがランクインしているが個人投資家に人気の米国や世界株ではなく日経平均連動型という結果が出ている。
ネット証券国内最大手のSBI証券では、1位〜3位までインデックスファンドで、全世界株式と米国株式のS&P500に連動する投資信託という結果だった。(2024年5月1日〜5月31日のデータ)
順位 | 投資信託 |
---|---|
1位 | 三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
2位 | 三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
3位 | SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド |
4位 | SBI-SBI 日本株4.3ブル |
5位 | 大和-iFreeNEXT FANG+インデックス |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券で売れ筋の投資信託は、テーマ性が強いアクティブファンドが上位を占めたのに対して、SBI証券ではインデックスファンドが上位を占めるという対照的な結果は興味深い。
インデックスファンドは指数への連動を目指すパッシブ運用で銘柄選択の余地がないため、運用中のコストをいかに下げられるかが重要視される傾向がある。
そのためコスト意識がパッシブ運用をメインに考える投資家の多くが低コストで取引できるネット証券で取引するのは必然かもしれない。
三菱UFJモルガン・スタンレーではアクティブファンドが人気で、市況やトレンドに沿った商品が人気と解釈しても良さそうだ。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の投資信託値上がり率ランキング
順位 | 投資信託名 | リターン | 基準価額 |
---|---|---|---|
1位 | 日経平均高配当利回り株ファンド | +134.24% | 18,719円 |
2位 | JPX日経400アクティブ・オープン 米ドル投資型 (愛称:JPXジャスト) | +131.21% | 14,546円 |
3位 | イーストスプリング・インド・インフラ株式ファンド | +115.19% | 21,582円 |
4位 | ダイヤセレクト日本株オープン | +114.81% | 17,118円 |
5位 | 三菱UFJ新興国高利回り社債ファンド 通貨選択シリーズ メキシコペソコース(毎月分配型) | +97.39% | 7,635円 |
6位 | eMAXIS NASDAQ100インデックス | +94.72% | 23,380円 |
7位 | iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | +94.53% | 37,436円 |
8位 | JPX日経400アクティブ・プレミアム・オープン (毎月決算型) (愛称:JPXプレミアム) | +92.82% | 3,167円 |
9位 | イーストスプリング・インド消費関連ファンド | +91.27% | 23,609円 |
10位 | フィデリティ・米国優良株・ファンド | +87.43% | 64,399円 |
2024年6月19日時点
投資信託の値上がりランキングは設定する期間によって順位は大きく入れ替わる。本記事では期間3年の累積リターンのランキングを掲載する。
公式サイトでは6ヶ月、1年、3年の3つの期間で値上がり率ランキングを確認できるが、この3つの期間全てで安定して上位3位以内に入っていた投資信託はイーストスプリング・インド・インフラ株式ファンドだった。
インド株は中国株や米国株とは異なり、一般的な日本人が直接、個別株に投資できない。
米国に上場されているADR(米国預託証券)で一部のインド企業に投資はできるが、インドに上場されている株式は買えない。
しかし、投資信託ならばインドへの投資は可能だ。2023年に世界人口1位の国は中国からインドになった。
成長が期待されるインドへの投資は、新興国だけにリスクはあるが投資妙味はある。
また近年の日経平均がバブル期以来の高値更新をした背景もあり、日本株関連の投資信託も値上がり率の上位ランキングで見かけるようになってきた。
親しみやすく身近な日本株も有望な投資先として注目しておくと良いだろう。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の投資信託純資産総額ランキング
順位 | 投資信託名 | 純資産総額 |
---|---|---|
1位 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 49,719.56億円 |
2位 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 37,173.88億円 |
3位 | アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 Dコース毎月決算型 (為替ヘッジなし)予想分配金提示型 | 30,024.23億円 |
4位 | インベスコ世界厳選株式オープン為替ヘッジなし(毎月決算型) | 14,807.51億円 |
5位 | アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 Bコース(為替ヘッジなし) | 14,015.90億円 |
6位 | netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコース(為替ヘッジなし) | 11,745.24億円 |
7位 | ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型) | 9,077.48億円 |
8位 | フィデリティ・世界割安成長株投信B コース(為替ヘッジなし) | 8,577.60億円 |
9位 | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 7,832.14億円 |
10位 | フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし) | 7,375.70億円 |
2024年6月19日時点
純資産総額は投資信託の規模を確認する際に重要だ。規模が大きい方が経費率をおさえた運用がしやすい。
また十分な純資産総額がないと投資信託が運用を続けられず、繰り上げ償還されてしまうこともある。
ランキング1位はe MAXIS Slimシリーズの米国株式(S&P500)、2位は全世界株式(オール・カントリー)という結果になった。
この2つはMUFGグループに属している三菱UFJアセットマネジメントのファンドだ。
ネット証券の人気ランキングでも常に上位で、インデックスファンドが投資家全体でいかに支持されているかが分かる。
3位以降はアクティブファンドが目立つ。もし、投資する際に気になる投資信託があれば純資産額が小さすぎないかどうかは確認しておきたい。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券でおすすめの投資信託にはどんな特徴があるのか
大手ネット証券の売れ筋ランキングでは米国や全世界株式に分散投資できるインデックスファンドがよく上位に名を連ねている。
しかし、三菱UFJモルガン・スタンレー証券で売れ筋の商品の特徴は異なるようだ。
売れ筋の商品として以下の特徴が挙げられる。
- 株式型
- 海外投資
- アクティブファンド
それぞれ確認してみよう。
株式型
投資信託の中には債券だけで構成された投資信託もある。
債券に分散投資したタイプの投資信託はリスクを抑えた運用をする際に選択肢に入る商品だ。
しかし、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の売れ筋ランキング上位5位までの投資信託は全て株式型だった。
株式型の投資信託は債券型に比べて、リスクが高い分、リターンも見込めるという特徴がある。
資産を増やすという観点では株式の方が一般的に有利とされている。
ただしリスク許容度が低い投資家、例えば定年を迎えて資産を守らなければいけない高齢者の場合、株式だけでポートフォリオを組むとリスクを取りすぎてしまう恐れがある点に注意したい。
海外投資
三菱UFJモルガン・スタンレーの売れ筋の投資信託の多くは、海外投資をするタイプのものだった。
先進国ならばアメリカ、新興国ならインドに投資するタイプが売れ筋となっている。
投資対象を海外まで広げると日本にはないグローバル企業や成長段階の企業への投資が可能になる。
また、円安トレンドの場合外貨建ての資産を持っておくこと自体が資産を守る観点からも有効だろう。
ただ5位に「三菱UFJ インデックス225オープン」がランクインしていた。
一時、中国の上海証券取引所にアジア市場1位の時価総額の座を奪われていた東京証券取引所だが、2024年には首位を奪還した。
海外投資は人気で魅力もあるが、日本も世界的に見ると存在感がある。投資をする際には国内外ともに目を配りたい。
- 参考:時事通信社
アクティブファンド
大手ネット証券の売れ筋ランキングでは、上位1位から3位までインデックスファンドで埋まっていることも珍しくない。
しかし三菱UFJモルガン・スタンレー証券の売れ筋は上位1位〜4位までがアクティブファンドで埋まっていた。
米国の成長株やインドのテーマ株に投資するタイプが人気だ。
リスク許容度が高ければ、これらのテーマに沿った投資信託でリターンを狙うのも良いだろう。
アクティブファンドの多くはインデックスファンドをアウトパフォームできないと言われている。
しかし、選び方次第で指数を大きく上回る高いパフォーマンスを期待できるのがアクティブファンドの良さだ。
ランキング上位がおすすめとは限らない!三菱UFJモルガン・スタンレー証券であなたにあった投資信託を見つける方法
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の投資信託ランキングについて見てきた。
しかし、ランキングは参考にしても良いが振り回されてはいけない。
ランキングはその時々で入れ替わる上に、上位の投資信託が必ずしも、自分に合っているとは限らないためだ。
自分に合った投資信託を選ぶべき理由
投資にはさまざまな目的があるだろう。例えば資産を積極的に増やすことを目的とする人もいれば、逆に減らさない運用を目的とする人もいるだろう。
資産形成のために分配金はいらないという人もいれば、分配金を生活の足しにしたいと考える人もいるかもれない。
資産を守ることを目的とした人なら、三菱UFJモルガン・スタンレーでランキング上位のアクティブファンドは選ぶべきではない。
選んだとしてもポートフォリオの一部として組み込む程度にとどめるべきだろう。
ランキングには入っていない債券型ファンドの中に自分の目的に合った投資信託があるかもしれない。
投資信託を選ぶ際には、自分の資産運用の方針を軸に考えてほしい。
投資信託選びのポイント
- 資産運用の方針にあっているかどうか
- リスク許容度にみあっているかどうか
- 信託報酬をはじめとしたコスト
投資信託を選ぶ際にはこの3つのポイントを最低限、確認してほしい。
三菱UFJモルガン・スタンレーで売れ筋ランキング上位の投資信託は多くがアクティブファンドだった。
リスク許容度が高く積極的にリターンを求めるなら、この売れ筋ランキング上位の投資信託はそれなりに適した商品かもしれない。
しかし、リスクを抑えたい人ならインデックスファンドやバランスファンド、債券型の方が適しているだろう。
また投資信託への投資には、信託報酬をはじめとしたコストがかかる。
同じようなポートフォリオの投資信託でも信託報酬が大きく違うこともあるため注意しよう。
タイプ別におすすめの投資信託
おすすめの投資信託 | |
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積極的にリターンを目指す人 | 日興-Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式) |
資産を守ることを重視する人 | eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) |
インカムゲインを重視する人 | 日経平均高利回り株ファンド |
タイプ別におすすめの投資信託の一例をまとめた。
積極的にリターンを目指す人におすすめしたいのが「日経―Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)だ。
この投資信託はS&P500の中でも特に時価総額上位10銘柄に絞り、構成銘柄が毎年見直されるという特徴を持つ。
近年のS&P500は一部の銘柄がパフォーマンスを牽引しているという話を聞いたことがある人も多いだろう。
米国株の有力銘柄に集中投資をし高いリターンを目指したいという人になら選択肢に入るのではないだろうか。
資産を守ることを重視する人にはeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は選択肢の候補に入るのではないだろうか。
新興国、先進国、国内の株式や債券、不動産にバランスよく投資できる。
資産クラスを分散させるだけでなく地域も分散させることでリスクを抑えた運用ができる。またeMAXIS Slimシリーズの売りである信託報酬の低さも魅力だ。
インカムゲイン重視の人には、日経平均高利回り株ファンドを紹介する。
日経平均に採用されている銘柄の中でも、特に予想配当利回りが高い銘柄上位30に投資できる。分散投資をしつつインカムゲインをしっかり狙える。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券以外におすすめの相談先はある?資産運用の新たな選択肢とは
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、富裕層向けの対面相談にも力を入れている大手総合証券だ。
歴史も実績もあるが、MUFGグループ内で違法な情報共有をしたとして2024年6月に行政処分を受けたことがニュースで取り上げられた。
大手の金融機関が行政処分を受けること自体は決して珍しいことではない。
大きな組織は、組織の利益を優先してしまう力学が働きやすいという構造上の問題があるのかもしれない。
資産運用の相談先は対面証券だけではない。本記事では新しい選択肢を紹介する。
対面証券で資産運用をする限界
対面証券をはじめとした金融機関は組織の営業方針を優先させてしまうことも珍しくない。
会社として積極的に売りたい商品を所属するアドバイザーが提案せざるを得ない状況になることもある。
営業ノルマを達成するために手数料稼ぎの回転売買を提案しなければいけないこともあるだろう。
もちろん全ての対面証券、アドバイザーに当てはまる話ではない。
しかし、投資家よりも会社の方を向いて仕事をせざるを得ない立場で投資家から相談を受けているアドバイザーが存在することも想像に難くない。
IFAとは何か
IFAとは独立系ファイナンシャルアドバイザーのことだ。資産運用の新しい選択肢として注目されている専門家だ。
IFAは特定の金融機関に所属しない金融商品の仲介業者だ。
そのため中立な立場で特定の金融機関の営業方針から自由な立場で、投資家から相談を受けることができる。
投資家のことを第一に考えた提案を期待するなら、IFAへの相談がおすすめだ。
IFA検索サービス「資産運用ナビ」の紹介
IFAを探す際におすすめのサービスが「資産運用ナビ」だ。
IFAと投資家を結ぶマッチングサービスで、年齢や資産状況、悩んでいることなどをフォームに入力し送信すれば、あなたに合いそうなIFAの一覧を見ることができる。
その中から気になるIFAが見つかればオンライン、電話で無料相談できる仕組みだ。
もし、相談してみて合わないと感じたら別のIFAにも無料相談できる。
使い方も難しくなく相性の良いIFAを妥協せずに探せる。
三菱UFJモルガン・スタンレーの投資信託ランキングを参考にIFAに相談しよう
三菱UFJモルガン・スタンレーの投資信託ランキングについて解説した。
富裕層向けのサービスに力を入れた対面証券の売れ筋商品は、ネット証券のそれとはまた違う傾向が見られた。
これらのランキングは資産運用をする際の参考の一つにはなるだろう。
しかし、ランキングに振り回されてしまうと本当に自分に合った投資ができなくなってしまう。
自分の資産運用の方針をしっかり固めて投資信託選びをすることをおすすめする。
もし、投資信託選びに迷ったらIFAを頼ろう。
もし、プロに相談するなら「資産運用ナビ」をまずは活用してみてほしい。