- おすすめの米国ETF銘柄が知りたい
- 米国ETF投資のコツを押さえたい
- 米国ETF投資のメリットを理解したい
昨今人気が高まっている米国株投資。
そんななかでも初心者でも挑戦しやすい米国ETFに興味をもつ人も多いのではないだろうか。
本記事では米国ETFの概要やコツ、メリットやおすすめの銘柄まで解説を行う。
「いまいち理解できていない」「もっと米国ETFの魅力が知りたい」という人はぜひ参考にしてほしい。
おすすめ銘柄を見つけるために知っておきたい米国ETFの基本
まずは米国ETFについて、下記のとおり解説していく。
- 米国ETFの概要と特徴
- 米国ETFを選ぶメリット
- 米国ETFの種類
ぜひ参考にしてほしい。
米国ETFの概要と特徴
米国ETFとは米国の証券取引所に上場している投資信託だ。
ETFはExchange Traded Fundの略で「上場投資信託」の意味を指す。
NYダウやS&P500などの指数と連動するETFや債券ETF、テーマ型ETFなどさまざまな種類がある。
少額で分散投資できるのも魅力だ。
米国ETFの利点
米国ETFのメリットは下記のとおりだ。
- 低コストで分散投資ができる
- リアルタイムで投資ができる
詳しく解説するので米国ETF投資を検討している人はぜひ参考にしてほしい。
低コストで分散投資ができる
米国ETFの最大のメリットは、低コストで分散投資ができることだ。
米国ETFは1つの商品を購入すれば複数の銘柄に投資ができる仕組みになっているため、気軽に分散投資に挑戦しやすいのが特徴である。
とくに初めて投資をする人はあまりコストをかけたくないと思う人が多いのではないだろうか。
米国ETFは、一万円以下で購入できるのもメリットの1つだ。
リアルタイムで投資ができる
米国ETFは、指数の動きや株価の値動きを確認しながらリアルタイムで購入・取引できるのもメリットである。
米国ETFの種類
冒頭で解説したように、米国ETFには複数の種類があるのが特徴だ。
ここからは米国ETFの種類を下記のとおり解説していく。
- S&P500
- NYダウ
- 債券ETF
- レバレッジ型
- インバース型
S&P500
米国の代表的な株価指数といえばS&P500である。
米国で取引が盛んに行われている銘柄約500を選定しており、時価総額を加重平均して指数化している。
米国株式の時価総額の約80%をカバーしているのが特徴だ。
S&P500の主な銘柄は下記のとおりである。
- アップル
- マイクロソフト
- アルファベット クラスA
- テスラ
- アマゾン・ドットコム
- フェイスブック
誰もが知る有名企業が名を連ねる。
初めて米国株投資に挑戦する人や長期的な分散投資をしたい人におすすめだ。
NYダウ
NYダウとは米国の銘柄30種が選定されており、取引回数や値動きによって定期的に入れ替えが行われるのが特徴だ。
アップル、ナイキ、P&Gなどの有名銘柄に分散投資することが可能である。
国内でいう日経平均株価のように市場の平均株価を指数化しているため、株価の高い銘柄の影響が大きくなるといった特徴がある。
債券ETF
債券ETFは上場投資信託のため、いつでも取引することが可能だ。
債券ETFは基準価格の値動きが安定的なのが特徴のため、定期的に分配金を得たい人におすすめである。
レバレッジ型
レバレッジ型は短期で収益化を目指したい人におすすめだ。
株価の変動率の2倍になるように運用するのがレバレッジ型である。
そのため、大きなリターンが狙える反面、損失を被るときも大きくなりやすいので注意しよう。
インバース型
「逆の」という意味をもつインバース。
その名前のとおり、株価の変動とは逆に動く仕組みになっている。
インバース型はレバレッジ型とは対照的な運用方法になるが、レバレッジ型同様ハイリスクハイリターンなのが特徴だ。
おすすめの米国ETF銘柄を紹介
ここからはおすすめの米国ETFを紹介していく。
長期投資に適した銘柄や高配当収入が目指せる銘柄、高い成長率が期待できる銘柄を紹介するのでぜひ参考にしてほしい。
バンガード・米国高配当株式ETF
ETFtracks the S&P US Dividend Growersに連動するかたちの「バンガード・米国増配株式ETFは」米国の中型・大型株を保有しており、過去10年間連続増配の米国株へ投資ができるのが特徴だ。
幅広く分散できるのでリスクを抑えることができ、長期投資に向いていると言えるだろう。また、経費率が0.06%というコストの良さも魅力だ。
基準価格 | 175.42 | 資産総額 | 75.668 |
---|---|---|---|
直近配当額 | 0.7692 | 直近配当利回り | 1.74% |
3ヵ月トータルリターン | 2.16% | 3年トータルリターン | 6.93% |
5年トータルリターン | 11.47% |
上位銘柄は下記のとおりである。
- マイクロソフト
- アップル
- ブロードコム
- JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー
- ユナイテッドヘルス・グループ
- ビザ
- エクソンモービル
- マスターカード
- ジョンソン・エンド・ジョンソン
- ホーム・デポ
グローバルX S&P500・カバード・コールETF(XYLD)
「グローバルX S&P500・カバード・コールETF(XYLD)」とは、カバード・コールで利益を生み出すことを目的とするもので、1口あたりの純資産額の変動率に連動する運用方法だ。
S&P500インデックスの株式を購入するとともに、同一のコールオプションを売却し、プレミアム収入を目指すものである。詳しい情報は下記のとおりだ。
リターン | +24.86%(2024年3月末時点) | 基準価格 | 106,033円 (2024年4月23日) |
---|---|---|---|
直近分配金 | 1,300円(2024年4月10日) | 分配金利回り(1年) | 7.47%(2024年4月10日) |
純資産 | 16億円(2024年4月23日) | 決算頻度 | 年12回 |
販売している会社は下記のとおりだ。
- エーピーエヌ・アムロ・クリアリング証券
- ゴールドマン・サックス証券
- 大和証券
- 野村證券
- バークレイズ証券
- BNPパリバ証券
- Bofa証券
- 上場投信
iシェアーズ 米国連続増配株 ETF
今後さらなる高い成長率が期待できる銘柄としておすすめなのが「iシェアーズ 米国連続増配株 ETF」だ。
Morningstar米国配当成長株指数へ連動することを目的としたETFである。
ITや一般消費財・サービスなどの組み入れが多く、財務状態が良く予想配当利回りの高い米国の優良企業が選定されるのが特徴だ。
基準価格 | 222,045円 (2024年4月23日時点) | 純資産 | 45億円(2024年4月23日時点) |
---|---|---|---|
資金流出入 | +5.16億円(2024年3月末時点) | 実質信託報酬 | 0.121%(2024年3月末時点) |
運用区分 | インデックス型 | 決算頻度 | 年4回 |
米国ETFのおすすめの投資法
「米国ETFを始めたい」と思っても、税金や確定申告、リスクやポートフォリオ管理などについてよく理解できていない人も多いのではないだろうか。
疑問が残り、成果が見込めそうな銘柄を見つけてもなかなか踏み出せない人もいるだろう。
そこでここからは下記について解説していく。
- 米国ETFの税制と確定申告
- 投資のリスクとリターンのバランス
- ポートフォリオ管理の重要性とその方法
ぜひ参考にしてほしい。
米国ETFの税制と確定申告
米国ETFで配当金を得た場合は、まず米国で10%が課税される。
また課税された後の金額に対して日本で所得税15.315%、地方税5%の合計20.315%が課税される仕組みだ。
二度にわたって税金を支払うことから、二重課税と呼ばれている。
源泉徴収されているので確定申告する必要はないが、外国税額免除を活用したい場合のみ確定申告をする必要がある。
「払いすぎた税金を取り戻したい」と思う人が大半だろう。
外国税額控除を活用することで、支払った10%の金額すべてではないが、所得税から還付されるので覚えておこう。
米国ETF投資はリスクとリターンのバランスをとるべき
米国ETFに限らず、投資はリスクとリターンのバランスが重要だ。
一般的にリスクの大きいものはリターンも大きく、リスクの小さいものはリターンも小さいとされている。
たとえば銀行の定期預金の場合、金利が低く利息がほとんどつかないのは皆さんご存じだろう。
しかし銀行預金ではマイナスになることもないため損失を被ることもない。
「確実に保管しておきたい」という人には向いていると言えるだろう。
一方投資となると、上述したとおりリスクとリターンのバランスを考える必要がある。
投資での「リスク」とは価格の値動きの振れ幅を指しており「危険が生じるもの」という一般的に使われるリスクの意味とは異なることを念頭に置いておこう。
投資をするうえでは、自分に合ったリスクとリターンのバランスが重要だ。
どの程度増やしたいのか、リスクの許容範囲はどれくらいなのかのバランスをしっかり見極めよう。
米国ETF投資はポートフォリオで管理するのがおすすめ
米国ETF投資を始めるなら、ポートフォリオを作成し、管理する方法がおすすめである。
そこでここからは、ポートフォリオの作成・管理の方法を解説する。
ポートフォリオとは?
資産運用をするうえでのポートフォリオとは、株式や不動産などのそれぞれが保有している金融商品の組み合わせだ。
たとえば「預貯金がいくらあり全体の何%を占めているのか」といったように、資産の内訳を把握することが目的だ。
投資をする際は、やみくもに金融商品を購入するのではなく、毎月の生活費から資産運用にあてられる金額を割り出すことが重要である。
最終的な目標金額を達成するために、どれくらいの期間でどのように資産を分配していくのかを考えながらポートフォリオを組もう。
資産を分散させることが、リスクの分散につながることを意識するのが重要だ。
ポートフォリオ管理の重要性
ポートフォリオを管理すると保有資産や運用実績、目標金額までの達成状況などが把握できるようになる。
現在の資産状況を把握することは、リスクを抑えるうえで重要だ。
また、ポートフォリオは定期的に確認し、必要に応じて見直すことをおすすめする。
たとえば結婚して子どもが生まれた場合は、支出が増えたり、子どもの教育費を準備したり、考え方が変わったりすることもあるだろう。
「もう少しリスクを抑える運用がしたい」「子どもの貯蓄を優先的にしたい」など、そのときの状況に合わせて資産分配を見直すことが重要である。
ポートフォリオの作成方法
ポートフォリオ作成の流れは下記のとおりだ。
- 家計状況・投資にあてる金額の割り出し
- 運用期間と目標金額の設定
- リスク許容度の確認
- 資産配分の設定
- 投資先の設定
ポートフォリオを作成する際にまずすべきことは、自分の家計状況の把握だ。
どれくらいの収入があり、固定費や生活費などを差し引いてどれくらいの金額を投資にあてられるのかを明確にしよう。
そのうえで、いつまでにいくら準備したいのか、運用目的、運用期間や目標金額を設定する。
「65歳までに老後資金1,500万円を準備したい」「子どもが18歳になるまでに500万円を貯めたい」など、人それぞれ運用する期間も準備したい金額も異なるからだ。
また、投資は損失を被る可能性もあるため、どの程度のリスクに耐えられるかを明確にしておくことも重要だ。
たとえば貯蓄額が少ない人がハイリスク・ハイリターンの金融商品を選んだ場合、全財産を失ってしまうことも考えられる。
そのような事態を防ぐために、自分のリスク許容度を明確にしてから資産配分・投資先の設定に進むことが重要である。
米国ETFのおすすめの銘柄と運用法が知りたいなら誰に相談するべき?
昨今は本を買ったり、情報誌を買ったりしなくてもさまざまな情報を簡単に入手することが可能だ。
自分で調べて解決できることが増えたのではないだろうか。
しかし投資になると話は別である。
投資は覚えなければならない単語も多く、リサーチ力・分析力などを身につけなければならない。
また、運用成果が期待できる反面、予想が外れたときは損失を被る可能性もある。
「知識のある人に相談してから始めたい」と思う人が大半だろう。
そこでここからはETFの役割とメリットについて解説を行う。
IFAの役割とメリット
「IFA」を初めて聞いた人もいるのではないだろうか。
ここからはETFの相談先としておすすめのIFAについて、その役割とメリットを解説していく。
IFAの役割
ETFの相談先としておすすめなのが「IFA」だ。
IFAとは、独立系ファイナンシャルアドバイザーと呼ばれており、特定の金融機関に属さず中立した立場で金融に関するアドバイスをするものである。
大手証券会社や銀行に属していた人が多く、業界知識はもちろん金融商品の知識、市場動向の分析などに長けていることが特徴だ。
IFAのメリット
IFAのメリットは自分に合った提案をしてくれることがあげられる。
証券会社や銀行に相談した場合でも、親身に相談にのりアドバイスを受けることができるだろう。
しかしなかには企業の利益やノルマが優先されてしまうこともある。
IFAは金融機関から独立した存在であるため、利益やノルマに関係なく自分にぴったりの提案を受けられることが魅力である。
IFA検索サービス「資産運用ナビ」の活用方法
IFAに相談をするのなら、IFA検索サービス「資産運用ナビ」がおすすめだ。
自分に合ったIFAを探すことができる無料のマッチングサービスだ。
有名メディアに取り上げられることも多く、安心して利用することができる。
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米国ETFの概要や米国ETF投資のコツについて解説を行った。
米国ETFの魅力は低コストで分散投資ができる点だ。分散投資できるため、投資初心者におすすめである。
具体的な銘柄も取り上げたが、あくまでも一例であり、その最適解は個人により異なる。
ETF投資に関する疑問や不安があれば、専門家からアドバイスを受けることを推奨する。
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