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短期債券ETFとは?米国短期国債ETFの特徴からおすすめの投資法までを詳しく解説

この記事で解決できるお悩み
  • 米国短期国債ETFの特徴が知りたい
  • 米国短期国債ETFの利回りを理解したい
  • 米国短期国債ETFのおすすめの投資法が知りたい

市場指数との連動を目指して運用されるETFのなかでも、低リスクで金利の変動にも強いという特徴を持つのが「米国短期国債ETF」である。

低リスクで堅実な運用を実践したい方におすすめの商品であるため、仕組みや特徴、利回りなどを踏まえて投資すべきかどうかを判断しよう。

本記事では、米国短期国債ETFの基本的な特性や利回りのイメージ、おすすめの投資法について解説していく。

また、投資を始める際におすすめの相談先についても紹介していくので、ぜひ本記事を参考に効果的な資産運用を実践しよう。

目次

米国短期国債ETFの基本的な特性

米国短期国債ETFの基本的な特性 わたしのIFA

まず、米国短期国債ETFについての基本的な特性を解説していく。

投資対象となる債券の種類・期間やリスク水準、特徴について紹介する。

投資対象となる債券の種類と期間

米国短期国債ETFで投資対象となるのは、その名の通り「米国短期国債」である。

米国政府が発行する国債のなかでも、償還期限が短い債券の値動きを表す指数に連動した成果を目指して運用される商品だ。

投資対象となる国債の償還期限は1年未満であるケースが多く、なかには3ヶ月以下の超短期国債を対象としている場合もある。

いずれにしても償還までの期間が短い米国国債に間接的に投資を行えることが特徴だ。

流動性が高く低リスク

米国短期国債ETFは証券取引所を通じて売買が行われ、多くの投資家が取引を行っている。

流動性が高く、希望する価格・タイミングでの換金をしやすいことが特徴だ。

また、米国国債は発行元が米国政府のため、相対的な信用力が高い。

債券自体の信用リスクが小さく、比較的安定した値動きをする傾向がある。

債券の値動きに連動する米国短期国債ETFについても安全性が高く、低リスクな運用を実現できる点が特徴となっている。

金利変動に強い構造を持つ

通常、債券の価格は金利の変動によって影響を受けやすい。

債券の発行時よりも金利が上昇した場合、金利が低いときに発行された当該債券は相対的に魅力が低くなり、価格が低下する。

反対に金利が下落した場合には債券価格が上昇する仕組みとなっている。

しかし米国短期国債は償還までの期間が短い分、金利が変動することによる影響は極力抑えられる。

さらに短期間で次の債券に入れ替わるため、金利が上昇する局面ではより高い利回りで運用していけるという特徴も持つ。

金利が上昇する局面でも価格を維持しやすく、低リスクな運用を実現できることが米国短期国債ETFの大きな特徴だ。

米国短期国債ETFの利回りはどれくらいか

米国短期国債ETFの利回りはどれくらいか わたしのIFA

米国短期国債ETFの特性を簡単に解説してきたが、どの程度の利回りが期待できる投資先なのだろうか。

ここでは期待できる利回りや資産成長、ほかのETFや米国債との利回りを解説し、投資をおすすめする投資家の特徴についても紹介する。

期待できる利回り・資産成長

大手運用会社BlackRockが運用する「iシェアーズ米国短期国債ETF」は、2024年3月31日時点での設定来の年率リターンが1.23%となっている。

iシェアーズ米国短期国債ETFは、1年未満の米国財務省証券で構成される指数と同等の水準の成果を目指して運用されている商品だ。

仮に1.23%の利回りで100万円を運用していた場合、資産成長のイメージは以下のようになる。

経過年数元利合計
1年1,012,370円
3年1,037,570円
10年1,130,813円
20年1,278,738円

比較的低リスクな商品であるため、決して大きなリターンが期待できる水準ではない。

しかし安全性を確保しながら長期運用でじっくりリターンを生み出せるため、資産の一部に組み込んでおくと良いだろう。

ほかのETF・米国債との利回り比較

米国短期国債ETFは、ほかのETFや米国債と比較するとどの程度の利回り水準となるのだろうか。

米国株式のETFやほかの債券ETF、米国債との利回りは以下の通りだ。

株式に投資するETFや長期の国債に投資するETF、長期国債の方が高い利回りを期待できる。

より高い利回りで運用したいのであれば、ほかのETFや米国債に投資した方が良いだろう。

米国短期国債ETFはどんな投資家におすすめか

相対的に利回りが低い米国短期国債ETFだが、どんな投資家に向いている商品なのだろうか。

以下のような投資家は米国短期国債ETFを活用すると良いだろう。

  • 低リスクな運用を実践したい
  • 金利変動に対するリスクヘッジをしたい

繰り返しとなるが、米国短期国債ETFは低リスクで安全性の高い運用を実現できる商品だ。

とにかくリスクを抑え、安全に運用していきたい方は米国短期国債ETFの活用をおすすめする。

また、米国短期国債ETFは金利の変動による影響を受けにくい構造を持つため、ポートフォリオに組み込むことで金利変動に対するリスクヘッジができる。

長期国債などと組み合わせることで金利変動リスクをカバーしていくと良いだろう。

米国短期国債ETFのおすすめの投資法

米国短期国債ETFを効果的に活用するためにはどういった投資法を実践していけば良いのだろうか。

ここでは、分散投資の重要性やポートフォリオへの組み込み方、配当金にかかる税金の注意点について解説していく。

分散投資の重要性

米国短期国債ETFに限らず、投資を行う際は分散投資を実践することが重要だ。

複数の資産クラスや投資対象地域に分けて資金を投じ、リスクを分散させておこう。

特定の投資対象に集中投資をしてしまうと、その投資対象の価格が暴落したときに資産全体がダメージを受けてしまう。

複数の投資先に分けておくことで投資対象のひとつが暴落してもダメージを小さく抑えられ、ほかの投資対象で利益が出ていれば損失と相殺することも可能だ。

米国短期国債ETFを活用する場合も同様で、株式や金(ゴールド)、不動産などの資産クラスに分散させたり、米国以外の国や地域にも資金を投じたりすることで分散効果を高められる。

リスクを抑えながら効果的にリターンを得ていくためにも、複数の投資対象に分散投資を行おう。

ポートフォリオへの組み込み方

実際にポートフォリオに組み込む場合、重要となるのは自分自身のリスク許容度である。

年齢や投資経験、資産状況などを考慮し、自分が投資においてどの程度のリスク水準で運用するべきかを分析してポートフォリオを構築しよう。

例えば、年齢が若くて運用期間を長く取れる場合、ある程度リスクを取った運用を行っても問題ない。

低リスクな米国短期国債ETFは比率を低くしておき、収益性が高い株式などを中心にポートフォリオを構成していくと良いだろう。

一方、50代・60代以降の方は運用期間が短くなるため、リスクを抑えて堅実に運用していくことが求められる。

米国短期国債ETFの比率を高め、低リスクかつ金利変動に強いポートフォリオを構築すると良い。

自分自身のリスク許容度に合わせてポートフォリオにおける比率を調整し、適切なリスク・リターンのバランスで運用を実践しよう。

米国ETFの分配金にかかる税金の注意点

米国ETFの分配金は、米国内で10%の税率で源泉徴収された後に日本国内で20.315%の税率で源泉徴収される。

源泉徴収されているため確定申告は必須ではないが、日本の株式やETFよりも課税額が多くなってしまう点に注意が必要だ。

しかし確定申告を行って「外国税額控除」の適用を受ければ、二重課税を防げる。

外国税額控除とは、米国で課された税額を日本国内の所得税・住民税から控除できる仕組みのことだ。

米国短期国債ETFで分配金を効率良く受け取りたいのであれば、確定申告をして外国税額控除の適用を受けよう。

なお、NISAは外国税額控除の対象外であるため注意が必要だ。

米国短期国債ETFに投資するなら誰に相談するべき?

米国短期国債ETFに投資するなら誰に相談するべき? わたしのIFA

ここまで米国短期国債ETFの特徴や期待できる利回り、おすすめの投資法などを紹介してきたが、内容をすべて押さえて効果的な運用を実践することは容易ではない。

運用を始める際には専門家への相談がおすすめだ。

ここでは、専門家に相談すべき理由やおすすめの相談先「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」の特徴、IFAの探し方について解説していく。

専門家に相談すべき理由

米国短期国債ETFの運用を専門家に相談すべき理由として「投資の最適解が個人によって異なる」という点が挙げられる。

自分にとっての最適解で投資を始めるためにも、投資助言を行う専門家に相談することを推奨する。

例えば、20代と50代の投資家ではリスク許容度が異なっており、米国短期国債ETFをどの程度ポートフォリオに組み込むかという割合も変わってくる。

ある程度のリスクを取れる20代の場合はそこまで高い比率に設定する必要はないが、50代になると低リスク商品の比率を高めていく必要がある。

専門家に相談を行えば、あなたの資産状況や運用目的、リスク許容度に合わせて適切な資産配分を提案してくれる。

税金面の助言なども提供してくれるため、安心してETFの運用を実践できるだろう。

自分に最適化された投資戦略で効率的に資産を運用するためにも、投資助言を行う専門家に相談することを検討してみよう。

IFAとは

各種の専門家のなかでもIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)への相談がもっともおすすめだ。

IFAとは、特定の金融機関に所属しない独立した立場で顧客の資産運用をサポートする専門家のことを指す。

ライフプランや運用目的に基づく投資計画を策定したり、具体的な商品を提案・仲介したりすることが主な役割となっている。

IFAに相談するメリットとして以下の2点が挙げられる。

IFAに相談するメリット
  • 中立な立場からの助言を得られる
  • 長期にわたるサポートを受けられる

IFAは金融機関から独立しており、顧客に対して中立な立場を保って投資助言を行っている。

あなたの投資意向やリスク水準を丁寧にヒアリングした上で適切なプラン・商品を提案するため、自分に合った最適な助言を得られることが特徴だ。

また、IFAは転勤・異動などの制度がなく、長期的なサポートを受けられる点も魅力となっている。

あなたのリスク許容度や運用目的をきちんと理解したアドバイザーが助言してくれる。

資産運用についてなんでも相談できるパートナーとして長期的な信頼関係を構築できることがメリットだ。

投資の相談先でお悩みの方はIFAに相談してみてはいかがだろうか。

IFA検索サービス「わたしのIFA」

相談先のIFAをお探しの方には、IFA検索サービス「わたしのIFA」の利用を推奨する。

「わたしのIFA」とは、相談先を探す投資家とIFAをマッチングさせるオンラインプラットフォームのことだ。

「わたしのIFA」の利用方法は簡単で、資産状況や運用目的、アドバイザーの希望条件をフォームに入力するだけで良い。

あとは全国のデータベースからあなたに最適なIFAが抽出されて紹介を受けられる仕組みとなっている。

IFAの紹介料や相談費用は無料となっており、相談は全国47都道府県どこでも対応可能だ。

対面だけでなくWEBでの相談も可能であるため、気軽にIFAに相談できる点も特徴となっている。

自分に合う相談先をお探しの方は、ぜひこの機会にIFA検索サービス「わたしのIFA」を活用してみてはいかがだろうか。

米国短期国債ETFを運用資産に組み込もう

国債投資もIFAと共に わたしのIFAコラム

米国短期国債ETFは償還期間が短い米国国債を対象に運用されるETFであり、流動性の高さや金利変動への強さなどが特徴の商品だ。

高い利回りで運用できる商品ではないが、安全性が高いことからポートフォリオの一部に組み込んでおきたい。

自分自身のポートフォリオに組み込んで運用する際は、投資助言を行う専門家に相談して最適化された投資戦略を提案してもらうと良い。

特に、IFAは中立な立場から長期にわたる投資助言を提供してくれるため、安心して相談できる相談先だ。

IFA検索サービス「わたしのIFA」では、あなたにぴったりのIFAを無料で紹介するサービスを提供している。

ぜひこの機会に「わたしのIFA」を活用し、信頼できる相談先を探してみてはいかがだろうか。

米国短期国債ETFに関するQ&A

米国短期国債ETFのデメリットは何ですか?

米国短期国債ETFは安全性の高さと引き換えに、期待できるリターンはそこまで大きくない。

積極的に資産を増やしたい場合には物足りないリターン水準であることがデメリットと言えるだろう。

米国短期国債ETFとその他のETFの違いは何ですか?

基本的な商品の仕組みはほとんど共通しているが、投資対象が異なる。

米国短期国債ETFは主に償還期間が1年未満の米国国債を対象としている一方、その他のETFは株式指数や債券(長期の国債を含む)を対象としている。

米国短期国債ETFは安全性が高い短期の米国国債を対象としているため、ほかのETFに比べると利回りが低い傾向にある。

米国短期国債ETFはどこで買えるのですか?

証券取引所で取引されており、証券会社を通じて購入できる。

投資を希望する場合は、まず証券会社に専用口座を開設して投資資金を入金し、購入したい商品の注文手続きを行おう。

なお、口座開設する証券会社は楽天証券やSBI証券などのネット証券がおすすめだ。

取引がネットで完結でき、取引にかかる手数料も全体的に低くなっている。

低コストで気軽に取引を行えるネット証券を活用し、米国短期国債ETFに投資を始めよう。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。投資家とIFA(資産アドバイザー)とのマッチングサイト「わたしのIFA」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

・本サイト「わたしのIFA」はアドバイザーナビ株式会社が運営しております。
・本サイトに掲載される情報に関しては、最大限の注意を払っておりますが、金利、手数料、その他商品情報の完全な正確性や信頼性を保証するものではありません。
・本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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