- 楽天証券IFAコースでおすすめの運用商品が知りたい
- 楽天証券でのIFAを活用した賢い資産運用戦略を知りたい
- IFAの選び方がわからない
楽天証券でIFAを活用した効果的な資産運用を目指す方へ。
本記事では、楽天証券IFAコースでおすすめの運用法をランキング形式で紹介し、これを基に楽天証券で実践可能な運用戦略を提案する。
また、IFAの見つけ方についても解説するので、あなたの運用戦略の参考として役立ててほしい。
IFAとは?基本的な役割とメリット
「貯蓄から資産形成へ」というスローガンが掲げられ、投資に対する注目度は近年高まっている。
例えば、国内大手ネット証券の一つ楽天証券では2023年12月に証券口座数1,000万口座を達成した。
楽天証券の2020年12月の口座開設数が500万口座だったため、3年で口座数が2倍になっている。
投資が身近な存在になったことの一つの象徴的な出来事と言えるだろう。
実は楽天証券にはインターネット口座だけではなく、もう一つの選択肢「IFA口座」が存在する。
IFAコースを選択すると「IFA口座」で取引することになる。
IFAとは一体、どのような意味で何のメリットがあるのか分からない方も多いのではないだろうか。
- IFAの定義と役割
- 資産運用でIFAを活用するメリット
- IFAを通してどのように取引するのか
まず、この3点を確認してみよう。
IFAの定義と役割
IFAとはIndependent Financial Adviserの略だ。
日本語では独立系ファイナンシャルアドバイザー、金融商品仲介業者などとも呼ばれている。
ネット証券を使う人が増えてはいるが、昔ながらの証券会社や銀行、保険会社の対面販売もなくなってはいない。
しかし、特定の金融機関に所属している社員だと営業方針に縛られてしまい、顧客ファーストの提案をしてもらえないという問題がある。
例えば対面販売の証券会社の営業マンの中には、悪質な回転売買を顧客に持ちかけ取引手数料を稼ぐなど、顧客の利益にならない提案をする人が問題視されている。
金融庁が度々、金融機関の手数料目当ての回転売買を問題視していることからも、顧客に寄り添わない提案が横行していたことは明白だろう。
一方、IFAは特定の金融機関から独立したIFA法人の業務委託、または社員として活動できる。
そのため金融機関の営業方針に縛られず、顧客利益を優先した運用提案をしやすい立場にあると言われている。
資産運用でIFAを活用するメリット
ネット証券で簡単に世界中の株式や債券、投資信託にアクセスできるようになった現在、わざわざIFAを活用するメリットは何なのだろうか。
主なメリットは以下の通りだ。
- 顧客目線のプロのアドバイスを受けられる
- 長期にわたって相談可能
- 複数の金融機関の商品から提案してもらえる
- IFAによってはお金に関する悩みを包括的に受けられる
楽天証券のインターネット口座を開設すると、多種多様な商品を扱っていることが分かるだろう。
国内株式、米国株、香港株、アセアン株式、FX、金・プラチナ、債券、投資信託など豊富な選択肢がそろっている。
さらにはセミプロ級の個人投資家が本格的にトレーディングできるツールやアプリまで利用可能だ。
大手国内ネット証券の一つである楽天証券は1999年の創業以来、投資家のニーズに対応し、取り扱い種類や数を増やし取引ツールの機能のアップデートを積み重ねてきた。
2023年10月からは国内株式の手数料まで無料になった。
しかし、多機能で選択肢は広がったものの株取引や資産運用などの経験がない人が楽天証券の取引プラットフォームだけを利用できるようになっても、なかなか使いこなせないのではないだろうか。
発注の仕方、選び方、運用方針も定まらない中で自分の大切な資産を右も左も分からないまま運用するのは決して簡単ではないだろう。
そこでIFAを活用するメリットが出てくる。IFAから資産運用のサポートを受ければ、特定の金融機関から独立しているため、顧客目線のプロからのアドバイスを受けることができる。
自分1人で何も分からない状態で資産運用をはじめるよりも安心感が大きいだろう。
また、IFAをよく選べば長期にわたって資産運用の相談に乗ってもらえる。
全国規模で展開している対面の証券会社の担当に資産運用の相談に乗ってもらっても、転勤が多く担当者が頻繁に変わってしまうということも珍しくない。
しかし地域に根ざしたIFAを見つけることができれば、長期的な目線で資産運用を考えてもらえるだろう。
そしてIFAは独立した経営で複数の金融機関と提携していることも強みだ。
楽天証券で仮に取り扱っていない商品があってもIFAならば別の提携している金融機関の商品を代わりに提案してくれることも期待できる。
最後にIFAを活用するメリットとして強調したいのが、お金に関する悩みを包括的に受けられることだ。
お金に関する悩みは資産運用だけではない。
保険や不動産、相続、教育資金や老後の資金をどう工面するべきか等、他にも考えなければならない点が多い。
IFAの中には証券や投資信託以外にもお金全般の悩みを解決できる手立てを持っているところも少なくない。
例えばIFA法人にファイナンシャル・プランナーがいることは珍しくなく、保険や不動産に強い人材やつながりを持っているところもある。
株や投資信託の相談だけでなくお金全般の悩みを広く相談できるところもIFAを活用するメリットと言えるだろう。
IFAを通してどのように取引するのか
楽天証券のIFAコースを利用する場合、楽天証券と提携しているIFA事業者を探すのが第一歩だ。
そして、IFAと契約したら資産運用ができる。ただ、楽天証券と提携しているIFAと契約したら、具体的にどのように取引をするのか気になるのではないだろうか。
例えばIFA口座を開設したら自分で株を売ったり、買ったりできなくなって不便になるのではないかと不安に感じる方もいるだろう。
しかしIFA口座で扱っている国内株や外国株、投信は自分で取引することも可能だ。
もちろんIFAに注文を取り次いでもらうこともできる。
全て資産運用をお任せしてしまいたいという方には、楽天証券のIFAコースならばIFA専用ラップというサービスも用意されている。
楽天IFAラップは楽天証券に資産運用を丸ごと任せてしまえるサービスだ。
事前に運用コースの診断結果、IFAのヒアリングなどをもとに最適な運用コースを紹介してもらえる。
つまりIFAと二人三脚で相談しながら取引もできれば、IFA専用ラップで資産運用を丸ごと任せてしまうこともできる。
インターネット口座に比べて取引手数料だけに注目すると割高になることもあるのは否めないが、その分、手厚いサービスを受けられる点がIFAコースの強みと言えるだろう。
楽天証券IFAコースでおすすめの運用法をランキング形式で紹介
楽天証券IFAコースをどのように活用すれば良いのか悩む方も多いのではないだろうか。
特に楽天証券は選択肢が豊富でできることが多い分、何から手をつければ良いのか分からないかもしれない。
IFAと相談しながら運用すると言っても相談する前に自分なりの前提知識や考えは持っておきたい。
- 楽天証券IFAコースの特徴
- 楽天証券IFAコースでおすすめの運用法ランキング
- ランキングの理由
楽天証券IFAコースの活用法について考えてみよう。
楽天証券IFAコースの特徴
- 大手ネット証券だから提供できる豊富な投資先
- IFA専用サービス
楽天証券IFAコースの特徴は大きく分けて2つ考えられる。
一つは大手ネット証券だから提供できる豊富な投資先だ。
例えば銀行や地場の中小証券会社などで資産運用をしようとすると選べる選択肢自体が限られていることに気づくだろう。
親身に担当者が相談してくれたとしても提案できる商品そのものが少ない。
しかし、楽天証券と提携しているIFAならば楽天証券の豊富な金融商品を扱える。
またIFAコースには、資産運用を一任できるIFA専用ラップやIFAコースの専用の商品、家族が認知症になっても財産管理ができる家族信託、贈与手続きサポートなどもある。
楽天証券が持つインフラと専門性のあるIFAが提携することで顧客にとって優れた資産運用のサービスが実現できる。
楽天証券IFAコースでおすすめの運用法ランキング
楽天証券IFAコースの特徴を踏まえて、おすすめの運用法をランキング別にまとめたので参考にして欲しい。
- 1位 IFAと二人三脚でポートフォリオを考え運用する
- 2位 楽天IFAラップ
- 3位 IFAのアドバイスを参考に自分で取引する
いずれもインターネット口座にはないIFAコースだからこそできる運用方法だ。
インターネット口座で資産運用をする際に、何を参考にするだろうか。
投資信託の買付金額ランキングなどは参考にはなるかもしれない。
しかし、買付金額ランキング上位の米国のS&P500やMSCI ACWIという全世界の株価を指数化したインデックスに連動する投資信託を買うだけならばIFAコースをわざわざ使う必要性は薄いだろう。
IFAコースを使うならIFAと組むことでしかできない運用方法を取るのがおすすめだ。
ランキングの内訳と詳細
1位は「IFAと二人三脚でポートフォリオを考え運用する」だ。
せっかくIFAコースを活用するならば、IFAと二人三脚でオリジナルのポートフォリオを組むのがおすすめだ。
確かにインターネット口座で人気のある投資信託には選ばれるだけの理由がある。
しかし、貯蓄の多寡やリスクの許容度、残された寿命などによって万人向けのポートフォリオが必ずしも最適解とは言えないこともある。
IFAと一緒に自分だけのオリジナルのポートフォリオを考えて運用することにこそ、IFAコースの醍醐味があるのではないだろうか。
2位は楽天IFAラップだ。楽天証券に資産運用を一任できるサービスでインターネット口座では取扱いがない。
こちらも資産状況やリスクの許容度などに応じてオリジナルのポートフォリオで運用を行ってもらえる。
IFAの中には資産運用よりも保険や不動産、相続などに強みを持つ人もいる。
運用の部分は楽天IFAラップで一任して別のお金周りの悩みをIFAに相談するという付き合い方もあるだろう。
3位はIFAのアドバイスを参考に自分で取引する方法だ。
投資を人任せにしたくはないがプロからのアドバイスは参考にしたいという方は、IFAコースで主体的に取引をしながら困ったときに、IFAから中立な立場でアドバイスをしてもらうのも良いだろう。
楽天証券IFAコースの活用法と注意点
楽天証券IFAコースを上手く活用するために以下の3つのポイントを解説する。
- メリット・注意点
- 運用戦略
- 自分に合ったアドバイザー
それぞれ詳しく確認してみよう。
楽天証券を使うメリットと注意点
楽天証券のIFAコースを使うメリットは豊富な投資先だ。
国内株式や外国株、投資信託などさまざまな取引対象を選べるのは大きなメリットだ。
ただし楽天証券のIFAコースを扱う際には注意点がある。
IFAコースで特に気になるのは手数料ではないだろうか。
インターネット口座とは別の手数料が適用されるため注意してほしい。まず、株式手数料コースAと株式手数料コースBの2種類がある。
結論、コースAは割高で25万円以下の約定ならば国内株式の最低手数料が2,750円かかる。
一方、コースBは手数料0ではないもののインターネット口座の「超割コース」と同等の割安な取引手数料が提供されている。
IFAによってどちらのコースが適用されるかが異なることは押さえておくと良いだろう。
投資信託に関しても販売手数料に関しては種類によってインターネットコースと同様の手数料のものもあれば、IFAコース用の販売手数料が設定されているものもあるため確認してみると良いだろう。
また残高連動型の管理口座コースも存在する。手数料が預り資産残高に対して年率1.1%(税込み)という内容だ。
この形態は顧客の資産が増えれば増えるほどIFAの報酬も増えるため、IFAと二人三脚で資産形成に取り組みやすいという利点がある。
契約するIFAによって同じ楽天証券でも取引コストは変わってくる。
もちろん取引コストだけでIFAの良し悪しが決まるわけではないが一つの参考材料にすると良いだろう。
楽天証券のIFAコースで実践できる運用戦略
楽天証券のIFAコースで実践できる運用戦略は本当にさまざまだ。
日本株、外国株、投資信託、債券などありとあらゆるアセットからポートフォリオを組めるため、考えられる運用戦略はとても多い。
- グロース投資
- バリュー投資
- パッシブ運用
- アクティブ運用
- 株・債券・不動産に資産を分割したバランス運用
など挙げていけばきりがないだろう。しかも、IFAが媒介・相談を受けることはできないが、その気になれば先物やオプション、FX、CFD、金プラチナなども自分で注文する分には取引ができてしまう。
しかし、この選択肢の豊富さが投資に詳しくない人や経験が浅い人が迷う原因ともなっている。
IFAコースの強みは、そもそもどんな運用戦略が自分に合っているのかを一緒に考えてもらえることだ。
万人にとって最適な運用戦略は存在しない。人それぞれリスク許容度も貯蓄も残された寿命も異なるためだ。
IFAコースで実践できるのは、自分に合った納得できる運用戦略を考えてもらうことだ。
自分に合ったアドバイザーを見つけることも重要
楽天証券のIFA口座は、あくまでもプラットフォームに過ぎない。
IFAコースの良さを活かすも台無しにするも、アドバイザー次第だ。
アドバイザーにプロ意識がなかったり、顧客に寄り添うタイプでなかったり、専門知識が欠けていればIFAコースの強みは発揮できない。
またアドバイザーにはそれぞれ強みもあれば苦手なこともある。
リスクを積極的にとることが得意なアドバイザーもいれば、保守的な運用を得意とするアドバイザーもいるだろう。
つまり相性も大切だ。大切な資産を預けるからこそ、アドバイザー選びは「人」そのものもしっかりと見るようにしたい。
IFAはどのように選ぶべき?
IFA次第で楽天証券のIFAコースを上手く活用できるかどうかが左右されてしまう。
しかし、どのようにIFAを選べば良いか分からない方も多いのではないだろうか。
そこで自分にあったIFAを探す具体的な方法を紹介する。
- IFAを選ぶ際の基準とチェックポイント
- IFA検索サービス「資産運用ナビ」の活用法
- IFA検索サービス「資産運用ナビ」のメリット
この3点をそれぞれ確認していこう。
IFAを選ぶ際の基準とチェックポイント
IFA選びの際には以下の4つを確認したい。
- 経歴や資格
- 提携している金融機関
- メインの顧客層
- 人柄
まず客観的に確認できる経歴を確認しよう。
例えば、どのような金融機関でどのような仕事をしていたのかで得意分野などが分かるだろう。
IFAによって日本株に強い人もいれば外国株や債券が得意という人もいる。
資産運用一つとっても得意分野は様々だ。また、銀行や保険、不動産などの業界出身ならば株や投資信託以外に強みがあるかもしれない。
そして、所属しているIFA法人や提携している金融機関についても確認してみると良い。
例えば本記事で紹介している楽天証券などが提携先にあれば豊富な選択肢の中から提案してもらえるはずだ。
また、IFAが担当しているメインの顧客層もチェックポイントだ。
例えば、富裕層向けのウェルスマネジメントをしているIFAと資産形成層のお金の悩みを解決するIFAとではビジネスモデルなども変わるため、なるべく自分に近い顧客と取引しているIFAが良いだろう。
しかし客観的な経歴や資格だけでは判断できないことも多い。
最後は実際に話してみて自分の資産を預けるのにふさわしい人柄かどうか、相性が良さそうかどうかも確認したいところだ。
IFA検索サービス「資産運用ナビ」の活用法
IFA検索サービス「資産運用ナビ」では年齢や職業、相談内容、地域などを入れるだけで、マッチするアドバイザーのプロフィールを紹介してもらえる。
そして気になるIFAがいたら以下の内容を確認できる。
- 自己紹介
- プロフィール(経歴や資格、得意分野も分かる)
- 所属法人
- 担当顧客層
出身の金融機関や資格、得意分野、さらには仕事に対する心構えなども確認した上で実際に面談できる仕組みだ。
IFA選びのポイントとなる経歴や資格、提携している金融機関、メインの顧客層、そして人柄まで事前に確認した上で、あなただけのIFAを選べる。
IFA検索サービス「資産運用ナビ」のメリット
IFA検索サービス「資産運用ナビ」のメリットは主に以下の3つだ。
- 何回でも相談できる
- 相談費用無料
- Webで好きな場所で面談できる
あなたが納得できるまで、何回でも無料で負担なくIFAを探せる。
IFAを探す際に妥協せずに相性の良いアドバイザーと出会えるのがメリットだ。
本記事で紹介した楽天証券のIFAコースを上手く活用できるかどうかはIFA次第だ。ぜひ、納得できるIFAを探してみてほしい。
まとめ
楽天証券のIFAコースについて解説した。ネット証券大手のシステムとノウハウを活かした口座で、選べる投資先が多い。必然的に選択できる運用方法も多様で、きっとあなたに合った運用を実現できるはずだ。
そしてIFAコースならではの資産運用を一任できるラップサービスや家族信託、贈与手続きサポート等も魅力だ。
しかし、IFAコースの良さを最大限に引き出すには相性の良いIFAが欠かせない。
楽天証券のIFAコースに興味がある方は、「資産運用ナビ」を活用して楽天証券と提携しているIFAを探すところから始めよう。