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新NISAつみたて投資枠で人気の銘柄はどれ?証券会社ごとのおすすめランキングを解説

この記事で解決できるお悩み
  • 新NISAのつみたて投資枠で今人気の銘柄が知りたい
  • どの証券会社で始めるべきか迷っている
  • 新NISAつみたて投資枠の活用法が知りたい

2024年に従来の制度から改正されたことで大きな注目を集めた「新NISA」には、積立投資による利益が非課税となる「つみたて投資枠」が設けられている。

金融庁の基準を満たした投資信託が対象商品となっているが、どういった銘柄が人気を集めているのだろうか。

本記事では、新NISAつみたて投資枠で人気のバランスファンド・株式型ファンドをそれぞれ紹介していく。

また、つみたて投資枠の活用におすすめのネット証券や運用で押さえておきたいポイント、専門家への相談について解説していくので、ぜひ本記事を参考に新NISAつみたて投資枠で効果的に運用していこう。

目次

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新NISAつみたて投資枠では何に投資できる?

新NISAのつみたて投資枠は、金融庁が定める基準を満たした投資信託・ETF(上場投資信託)にしか投資できない。

「長期・積立・分散」の投資に適した商品を選定するために、主に以下のような基準が設けられている。

  • 信託契約期間が無期限または20年以上である
  • ヘッジ目的等以外でデリバティブ取引による運用を行わない
  • 毎月分配型ではない
  • 販売手数料が0%(ノーロード)である
  • 信託報酬が低水準である

2025年1月現在、つみたて投資枠の対象銘柄数は303本となっている。

株式型の公募投資信託が168本、資産複合型(バランス型)の公募投資信託が127本、ETF(上場投資信託)が8本という内訳となっている。

株式型・バランス型の商品がほとんどであることが分かるだろう。

つまり、つみたて投資枠は「長期・積立・分散」の投資に適した株式型・バランス型の投資信託に投資できる制度と言える。

新NISAつみたて投資枠で人気のバランスファンド6選

次に、新NISAつみたて投資枠で人気を集めるおすすめのファンドを紹介していく。

まずは複数の資産で運用されるバランスファンドを6種類紹介する。

大手ネット証券であるSBI証券・楽天証券で人気を集めているファンドをそれぞれ紹介していくので、ぜひ参考にして自分に合った商品を選択しよう。

SBI証券で人気のバランスファンド3選

SBI証券で人気を集めているバランスファンドは以下の3銘柄だ。

  • eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
  • 〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
  • 世界経済インデックスファンド

それぞれの銘柄について解説していく。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、三菱UFJアセットマネジメント株式会社が運用を行う投資信託だ。

以下の8種類の資産を均等の比率で組み合わせた合成ベンチマークに連動する成果を目指して運用されている。

  • 国内株式
  • 先進国株式
  • 新興国株式
  • 国内債券
  • 先進国債券
  • 新興国債券
  • 国内REIT
  • 先進国REIT

上記の資産に12.5%ずつ投資を行っており、それぞれベンチマークと連動する投資成果を目指して運用されている。

国内外の株式・債券・不動産に投資でき、バランスがとれた運用を行える点が本ファンドの大きな魅力だ。

信託報酬は年率0.143%という低水準になっており、運用コストを抑えられる点もメリットとして挙げられる。

低コストで幅広い投資対象に分散投資を行うことができ、長期間にわたる投資でも手数料の負担がかかりにくい。

「国内外のさまざまな資産に分散投資をしたい」「低コストで長期投資を実践したい」という方は、本ファンドの活用を検討してみると良いだろう。

〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)

〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は、ニッセイアセットマネジメント株式会社が運用を行う投資信託だ。

以下の4種類の資産を均等の比率で組み合わせた合成ベンチマークに連動する成果を目指して運用されている。

  • 国内株式
  • 国内債券
  • 先進国株式
  • 先進国債券

上記の資産に25%ずつ投資を行っており、いずれもベンチマークとなる指数に連動する投資成果を目指して運用されている。

比較的安定した値動きが期待できる国内・先進国の株式・債券でバランス良く運用できることが本ファンドの強みだ。

信託報酬は年率0.154%と低い水準で設定されており、長期保有によるランニングコストもしっかりと抑えられる。

値動きの特徴が異なる株式・債券に分散投資されているため、低リスクで運用できる点も魅力だ。

「安定したリターンを狙いたい」「低コスト・低リスクな運用を実現したい」という方は、本ファンドへの投資を検討してみよう。

世界経済インデックスファンド

世界経済インデックスファンドは、三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社が運用を行う投資信託だ。

6種類の資産についてGDP地域別構成比を参考に組入比率を決定し、ベンチマークとなる指数と連動する成果を目指して運用されている。

2024年8月末時点での基本組入比率は以下の通りだ。

  • 国内債券:5.0%
  • 先進国債券:27.5%
  • 新興国債券:17.5%
  • 国内株式:5.0%
  • 先進国株式:27.5%
  • 新興国株式:27.5%

GDPの構成比率の変化に応じて組入比率も調整されるため、世界経済の動向に合わせた運用を行えることが特徴だ。

世界経済全体の発展に伴ってリターンが得られる仕組みとなっており、先進国の安定的な成長と新興国の爆発的な成長のメリットを享受できる点がメリットとして挙げられる。

信託報酬は年率0.55%と上記2つのファンドに比べるとわずかに高めだが、一般的な投資信託と比較すると十分に低コストである。

長期的な運用でも負担は大きくなりにくく、高いコストパフォーマンスを維持できる商品だ。

「世界経済の発展の恩恵を受けたい」「幅広い国・地域に分散投資したい」という方は、本ファンドへの投資を検討してみると良いだろう。

楽天証券で人気のバランスファンド3選

楽天証券で人気を集めているバランスファンドは以下の3銘柄だ。

  • 楽天・資産づくりファンド
  • LOSA長期保有型国際分散インデックスファンド
  • セゾン・グローバルバランスファンド

それぞれの銘柄について解説していく。

楽天・資産づくりファンド

楽天・資産づくりファンドは、楽天投信投資顧問が運用を行う投資信託だ。7種類の資産クラスに投資を行う仕組みとなっており、目標のリスク水準によって以下の5つのコースが提供されている。

  • のんびりコース
    • 目標リスク水準約5%程度
  • じっくりコース
    • 目標リスク水準約7%程度
  • なかなかコース
    • 目標リスク水準約9%程度
  • しっかりコース
    • 目標リスク水準約11%程度
  • がっちりコース
    • 目標リスク水準約13%程度

目標リスク水準に応じて異なるコースが提供されていることが特徴だ。

投資対象の資産クラスは日本株式・米国株式・欧州株式・新興国株式・日本REIT・米国REIT・世界債券となっており、幅広く分散投資を行える点も魅力である。

信託報酬は0.4015%と先ほど紹介したファンドに比べるとわずかに高めだが、十分にコストを抑えられる。

自分のリスク許容度に合わせてコースを選べることを考えると、そこまでコストは高くないと言えるだろう。

「リスク許容度に合わせた資産配分で運用したい」「幅広い投資対象に分散投資をしたい」という方は、本ファンドへの投資がおすすめだ。

LOSA長期保有型国際分散インデックスファンド

LOSA長期保有型国際分散インデックスファンドは、PayPayアセットマネジメント株式会社が運用を行う投資信託だ。

米国のバンガード社の投資信託証券に投資を行い、世界各国のさまざまな資産に分散投資を行う。

日本株式や米国株式などの代表的な資産クラスだけでなく、欧州株式、アジア太平洋地域の株式、米国短期インフレ連動国債など、ほかのファンドではなかなかない資産クラスにも投資をしているユニークな商品だ。

株式55%・債券35%・REIT10%の比率になっており、比較的、収益性を重視した資産配分で運用されている。

運用期間中の実質的な手数料負担は年率0.6135%となっており、ほかのファンドに比べるとやや高めの水準ではある。

しかしほかのファンドでは珍しい投資対象も組み入れられていることを考えると、そこまで手数料が高いわけではないだろう。

「ほかのバランスファンドにはない特徴の商品で運用したい」「バランスファンドのなかでも収益性を重視したい」という方は、本ファンドへの投資がおすすめだ。

セゾン・グローバルバランスファンド

セゾン・グローバルバランスファンドは、セゾン投信株式会社が運用を行う投資信託だ。

原則として株式・債券に50%ずつ投資を行っており、以下の資産クラスで運用を行う仕組みである。

  • 米国株式
  • 欧州株式
  • 日本株式
  • 太平洋(日本を除く)株式
  • 新興国株式
  • 米国債券
  • 欧州債券
  • 日本債券
  • 短期金融資産等

幅広い資産クラスで運用されており、長期・積立・分散投資に適した商品設計が行われている。

値動きの特徴が異なる株式・債券に50%ずつ投資し、安定的なリターンを目指していることが特徴だ。

信託報酬は年率0.495%となっており、長期的な運用を行ってもコストが嵩むことはない。

低コストで幅広い投資対象に分散投資を行えることが本ファンドの強みである。

「長期・積立・分散投資に向いている商品を選びたい」「低コストで幅広く分散投資をしたい」という方は、本ファンドへの投資を検討してみよう。

新NISAつみたて投資枠で人気の株式型ファンド6選

次に、SBI証券・楽天証券で人気を集める株式型ファンドを6種類紹介していく。自分に合った商品を探してみよう。

SBI証券で人気の株式型ファンド3選

SBI証券で人気を集めている株式型ファンドは以下の3銘柄だ。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
  • iFree NEXT FANG+インデックス

それぞれの銘柄について解説していく。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、三菱UFJアセットマネジメント株式会社が運用を行う投資信託だ。

日本を含む先進国および新興国の株式市場の値動きに連動する投資成果を目指して運用される。

先進国・新興国の株式に投資を行うため、世界経済の成長の恩恵を受けられることが特徴の商品だ。

安定した成長が見込まれる先進国と急激な成長が期待される新興国からリターンを得られる。

信託報酬は年率0.05775%と業界最安の水準となっており、長期的なランニングコストをしっかりと抑え込める。

「全世界の株式に分散投資をしたい」「低コストで中長期のリターンを狙いたい」という方は、本ファンドへの投資がおすすめだ。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、SBIアセットマネジメント株式会社が運用を行う投資信託だ。

米国の大企業を中心に構成される株価指数「S&P500」に連動する投資成果を目指して運用される。

米国は世界最大の経済大国であり、グローバルに事業を展開する企業が非常に多い。

S&P500に含まれる企業も世界経済をリードするような大企業が多く、今後の成長性が期待できる。

実質的に負担する手数料は年率0.0938%と低水準であり、コストを抑えた運用が可能だ。

「米国の経済成長に期待している」「グローバルに事業展開する企業に分散投資したい」という方は、本ファンドへの投資を検討してみよう。

iFree NEXT FANG+インデックス

iFree NEXT FANG+インデックスは、大和アセットマネジメント株式会社が運用を行う投資信託だ。

人々の生活に大きな影響力を持つ次世代テクノロジー企業で構成される「NYSE FANG+指数」に連動する投資成果を目指して運用される。

米国には世界中の人々に影響を与えるようなテクノロジー企業が多く、今後も革新的なサービスを提供することが期待されている。

投資対象として魅力的な企業に分散投資を行えることが特徴のファンドだ。

信託報酬は年率0.7755%と本記事で紹介するファンドのなかでは高めだが、それを上回るだけのリターンを期待できる商品である。

「テクノロジーの発展の恩恵を受けたい」「成長性が期待できる米国企業に投資をしたい」という方は、本ファンドがおすすめだ。

楽天証券で人気の株式型ファンド3選

楽天証券で人気を集めている株式型ファンドは以下の3銘柄だ。

  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド

それぞれの銘柄について解説していく。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、三菱UFJアセットマネジメント株式会社が運用を行う投資信託だ。

米国の株価指数「S&P500」と連動する投資成果を目指して運用される。

本ファンドは2018年の設定から高い人気を集めており、2024年4月30日時点では純資産総額が約4.3兆円となっている。

米国の大企業に分散投資をしたい個人投資家から人気であり、初心者が最初に購入するファンドに選ぶことも多い。

信託報酬も年率0.09372%と業界最安水準となっており、長期投資でもコストがかかりにくい。

「とりあえず人気のファンドに投資をしたい」「米国の大企業に分散投資をしたい」という方は、本ファンドへの積立投資を検討してみよう。

楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド

楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドは、楽天投信投資顧問が運用を行う投資信託だ。

全世界の株式市場の値動きと連動する投資成果を目指して運用される。

全世界の株式に広く分散投資ができ、先進国・新興国の成長の恩恵を受けられる点が魅力のファンドだ。

楽天証券で投資を行う場合は「投信残高ポイントプログラム」の対象となり、保有残高の0.017%分の楽天ポイントが付与される。

信託報酬は年率0.0561%と低水準となっており、低コストで長期的な運用を行える。

「全世界株式に分散投資をしたい」「運用しながら楽天ポイントを貯めたい」という方は、本ファンドへの投資を検討すると良いだろう。

楽天・全米株式インデックス・ファンド

楽天・全米株式インデックス・ファンドは、楽天投信投資顧問が運用を行う投資信託だ。米国株式市場全体の動きに連動する投資成果を目指して運用される。

先ほど紹介した「S&P500」の構成銘柄だけでなく、中小型の銘柄も含めて投資を行うことが本ファンドの特徴だ。

すでに規模が大きい銘柄だけでなく、今後大きな成長が期待される銘柄にも投資を行える点が魅力となっている。

信託報酬は年率0.132%と低水準となっており、コストを抑えて米国市場全体に分散投資を行える。

「米国の中小型株にも投資をしたい」「S&P500よりも分散されたファンドを買いたい」という方は、本ファンドへの投資がおすすめだ。

新NISAつみたて投資枠で運用するならおすすめのネット証券

新NISAのつみたて投資枠で運用を始めるのであれば、以下のネット証券がおすすめだ。

  • SBI証券
  • 楽天証券

それぞれの証券会社の特徴を紹介するので、ぜひ参考にして口座を開設してみよう。

SBI証券

SBI証券は、個人投資家から人気を集める大手のネット証券だ。

グループ全体での証券口座開設数は国内初の1,300万口座(2024年7月16日時点)を突破しており、2025年オリコン顧客満足度調査ではネット証券第1位に輝いている。

SBI証券をおすすめする理由は以下の2点だ。

SBI証券をおすすめする理由
  • 豊富な商品ラインナップが提供されている
  • クレカ積立で最大3%のVポイントが付与される

SBI証券では2025年1月時点で2,500本以上の投資信託が提供されており、つみたて投資枠の対象商品は252本を取り扱っている。

豊富な商品ラインナップから投資先を選べる点がSBI証券のメリットだ。

また、SBI証券では三井住友カードおよびOliveでのクレカ積立で最大3%のVポイントが還元される。

つみたて投資枠を利用した積立投資で効率的にポイントを貯められる点もSBI証券の魅力である。

「豊富な選択肢から投資先を選びたい」「三井住友カード・Oliveを利用している」という方は、SBI証券での口座開設がおすすめだ。


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楽天証券

楽天証券は、投資初心者から支持を集める大手のネット証券だ。

口座開設時(2024年1月〜6月)のアンケート調査によると、投資未経験者の割合は83.4%だった。

投資が初めての人でも利用しやすいことが特徴である。

楽天証券をおすすめする理由は以下の2点だ。

楽天証券をおすすめする理由
  • 楽天グループの連携でメリットが多い
  • 投資情報が充実している

楽天証券は、楽天グループのサービスとの連携で多くの特典を受けられる。

楽天カードクレジット決済で最大2%のポイント還元が受けられたり、楽天銀行と連携して優遇金利が適用されたりと楽天会員に魅力的な特典が多く設けられている。

また、豊富な投資情報を提供している点も楽天証券の強みだ。

東洋経済新報社の「四季報」や日本経済新聞社の「日経テレコン21」などを無料で閲覧でき、投資情報メディアの「トウシル」で豊富な投資情報を得られる。

「普段から楽天グループのサービスを利用している」「投資情報を活用したい」という方は、楽天証券の利用がおすすめだ。

初心者でも取り組める!新NISAつみたて投資枠のおすすめの活用法

新NISAつみたて投資枠を効果的に活用するポイントとして以下の4点を押さえておこう。

  • リスクを抑えたいならバランスファンドを選ぶ
  • リターンを狙いたいなら株式型ファンドを選ぶ
  • 成長投資枠と併用する
  • 専門家への相談を検討する

それぞれのポイントについて解説していく。

リスクを抑えたいならバランスファンドを選ぶ

リスクを抑えて運用を行いたい人は、バランスファンドを選ぶことをおすすめする。

バランスファンドはつみたて投資枠対象商品のなかでも比較的リスクが小さく、安定した運用を行いやすい商品が多い。

バランスファンドはさまざまな国・地域の株式や債券、REITで運用される。

投資対象地域や資産クラスが分散されている分、特定のリスク要因に影響を受けにくい仕組みとなっている。

また、バランスファンドは各資産への投資比率を一定に保つため、定期的に資産配分の調整を行う。

市場変動によって資産の配分比率が変動しても、リスク水準が過剰になることを避けて運用できることが特徴だ。

「なるべく大きな損失を抱えたくない」「リスクを抑えて堅実に運用したい」という方は、バランスファンドで積立投資を行おう。

リターンを狙いたいなら株式型ファンドを選ぶ

多少のリスクを取ってでもリターンを狙いたい人は、株式型ファンドを選ぶことをおすすめする。

投資対象が株式のみの商品を選び、積極的にリターンを追求していくと良いだろう。

株式は金融商品のなかでも比較的リスクが大きい投資先であり、その分だけ期待リターンも大きい。

短期的な価格変動で大きな損失を抱える可能性があるものの、中長期的には大きなリターンを期待できる。

つみたて投資枠の対象の商品は金融庁の基準を満たす必要があり、過剰にリスクが大きい商品は除外されている。

そのため、株式型ファンドであっても比較的安定したリターンを狙いやすい。

「中長期的な資産成長を目指したい」「ある程度のリスクは許容できる」という方は、株式型ファンドで積立投資を行おう。

成長投資枠と併用する

成長投資枠と併用して運用を行うことも検討しよう。成長投資枠は、つみたて投資枠対象外の投資信託で運用できたり、株式を購入できたりすることが特徴だ。

より自由な運用を行えるため、上手く活用して資産を増やしていこう。

成長投資枠を使う際、つみたて投資枠と同じ商品で積立投資を行うのもひとつの手だ。

非課税投資枠を最大限に活かし、長期・積立・分散の投資に向いている銘柄でじっくり運用すると良いだろう。

一方、成長投資枠でしか買えない投資信託や株式への投資も視野に入れておきたい。

つみたて投資枠で安定的なリターンを確保しつつ、成長投資枠でリスクを取った運用を行って資産成長を目指すという戦略だ。

投資に慣れるまではつみたて投資枠で運用していき、経験をある程度積んだら成長投資枠を併用しながら資産を運用していこう。

専門家への相談を検討する

新NISAつみたて投資枠の運用方法について、専門家に相談するというのもひとつの手だ。

投資助言を専門とするアドバイザーを探し、運用プランや銘柄選びなどを相談することを検討してみよう。

投資助言を行う専門家は、あなたの資産状況や投資目的、リスク許容度などの要素を踏まえて投資助言を提供してくれる。

具体的な投資先の商品まで助言してくれるケースもあるため、安心して資産運用を始められる。

新NISAつみたて投資枠の運用を成功に近づけるポイントとして、専門家への相談も視野に入れておくと良いだろう。

新NISAつみたて投資枠で運用するなら「資産運用ナビ」で専門家に相談しよう

新NISAつみたて投資枠の運用を成功させたいのであれば「資産運用ナビ」で専門家を探すことをおすすめする。

自分に合った専門家を探し、自分に合ったつみたて投資枠の活用法のアドバイスをもらおう。

ここでは、新NISAつみたて投資枠で運用する際の難しいポイントや専門家に相談すべき理由、「資産運用ナビ」で専門家を探す方法について解説していく。

新NISAつみたて投資枠で運用する難しさ

新NISAつみたて投資枠で運用する際の難しいポイントとして、以下のような点が挙げられる。

  • リスク許容度の把握
  • 自分に合った銘柄の選定
  • 積立投資の出口戦略の策定

資産運用を始める際、自分のリスク許容度に合った商品を選ぶことが重要となるが、そもそもリスク許容度を把握することが難しい。

投資を経験したことがない人は「どの程度の損失まで耐えられるのか」というイメージが難しく、正確にリスク許容度を測ることができないケースがある。

また、自分に合った商品を選ぶことも簡単ではない。

2025年1月現在、つみたて投資枠の対象銘柄数は303本と非常に多く、さまざまな特徴の商品に投資できる。

数ある銘柄のなかから自分に合ったものを選ぶことはハードルが高いだろう。

そして、積立投資を続けた後にどうすれば良いか分からずに悩むというケースも少なくない。

「いつまで積立投資を続けるべきか」「どのタイミングで取り崩し始めるべきか」という点を判断できず、出口戦略が定まらないまま運用を続けるケースが多い。

投資経験が少ない初心者の方にとっては、つみたて投資枠での運用は非常に難易度が高いと言えるだろう。

専門家への相談がおすすめ

上記で挙げたような難しさがあることを踏まえると、つみたて投資枠の運用は専門家に相談しながら進めていくべきと言える。

専門家に相談するメリットとして以下の2点が挙げられる。

専門家に相談するメリット
  • カスタマイズされた投資戦略を提案してもらえる
  • 運用開始後のアフターフォローも提供してもらえる

投資助言を行う専門家は、あなたの資産状況や投資目的からリスク許容度を導き出し、適切な商品の提案もしてくれる。

あなたの状況に合わせてカスタマイズした投資戦略を助言してくれるため、効率良く資産運用を始めることが可能だ。

また、専門家は運用開始後も引き続きサポートしてくれる。人生に寄り添って助言を提供し続けてくれるため、出口戦略で悩むこともない。

自分に合った投資戦略でつみたて投資枠の運用を行うためにも、投資助言を行う専門家への相談を検討してみよう。

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新NISAつみたて投資枠のおすすめ銘柄で効果的に運用しよう

本記事では、新NISAつみたて投資枠で人気のバランスファンド・株式型ファンドを紹介した。

各商品の特徴を比較しながら自分に合った銘柄を選び、つみたて投資枠を利用した運用を始めてみよう。

また、つみたて投資枠を活用する際に押さえておきたいポイントやおすすめの証券会社も紹介した。

さっそくおすすめのネット証券に口座を開設し、取引を始めてみよう。

もしつみたて投資枠での運用に悩みや不安を抱えているのであれば、投資助言を行う専門家への相談がおすすめだ。

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新NISA、つみたて投資枠、おすすめに関するQ&A

新NISAのつみたて投資枠での運用におすすめの商品は何ですか?

新NISAの「つみたて投資枠」を使って運用する場合、投資信託とETF(上場投資信託)を選べる。

その中でもおすすめの商品は、以下の通りだ。

  • eMAXISSlim米国株式(S&P500)
  • たわらノーロードバランス(8資産均等型)
  • iFreeETF 日経225(年1回決算型)

おすすめの金融商品だが、個人の状況によって最適な商品ではない可能性もあるので、自分の条件に合うか見極めてほしい。

また、上記「つみたて投資枠におすすめの銘柄を紹介」では、各商品の詳細を解説しているので今後のために役立ててみてはいかがだろうか。

新NISAでの資産配分の最適な方法は?

すべての方に合う割合はないため、運用目的や運用期間から考える達成したい運用結果や、リスク許容度に合わせたリスクの高さから資産配分を決めよう。

リターンを期待できる金融商品と、資産を守れる金融商品を組み合わせて自分に合ったバランスに整えていくことが重要だ。

金融商品によってリスクが異なるため、上記「効果的な銘柄選択と資産配分の重要性」の表を参考にしてほしい。

長期投資のリスクはどのように管理するのがベストですか?

長期投資のリスクを管理するためには、「分散投資」「積立投資」のポイントを押さえながら運用を続けることが重要だ。

「お金がないから」とすぐに投資信託を売却するなどの行為は、元本割れする可能性を高めてしまうので、なるべく「長期投資」を継続できるように意識するといい。

長期投資中に売却するか悩んだ方は、資産運用の専門家に相談するのがおすすめだ。

上記「つみたて投資枠の運用におけるリスク管理と資産成長のバランスの重要性」では、分散投資と積立投資について解説している。

運用目的を達成するためにも意識すべきポイントとして、気になる方は再度確認することを推奨する。

新NISAのつみたて投資枠で推奨される投資信託の平均リターンはどの程度ですか?また、手数料はどのくらいに抑えるのが理想的ですか?

一般的に投資信託の平均リターンは、4〜6%といわれている。

また手数料の目安は、株式の投資信託かバランス型投資信託か、インデックス型かアクティブ型か、投資地域などによっても異なる。

手数料のうち購入時や売却時のコストがかからない、投資信託や証券会社を選ぼう。

信託報酬などの運用コストは、インデックスファンドならば0.2%、アクティブファンドでも1%ほどまでには抑えたい。

運用コストは、投資信託を所有している限り、損失があっても発生し続ける。

運用コストが高ければ投資効率が悪くなるので、類似する投資信託が複数あるときには、運用コストが安いものを選ぼう。

新NISAのつみたて投資枠でETFを選ぶメリットとは具体的に何ですか?

ETFは投資信託と同じく分散投資ができるが、一般的に投資信託と比べて、運用コストが割安だ。

投資信託は証券口座を通じて証券会社から購入するが、ETFは市場で直接取引するため証券会社の手数料がかからないからだ。

また投資信託は、注文日の終値で算出される基準価額で売買されるため、注文時にはどのくらいの価格で売買できるかわからない。

しかしETFはリアルタイムの市場価格で取引できるため、市場動向を見ながら売買できる。

さらにETFに組み入れられている銘柄やその数量は毎日開示されるため、運用内容も随時確認できる。

新NISAの投資枠が1,800万円を超えた場合、どのように対処するのがおすすめですか?

新NISAでの投資額が1,800万円を超えると、それ以上の投資はNISAではできないため、課税口座での投資となる。

対象の金融商品は少なく、60歳まで解約できないが、非課税制度として最大65歳まではiDeCoでも積立投資ができる。

さらにここでは、老後の備えとして新NISAで投資を行い、投資元本が1,800万円に達した場合の運用例を紹介する。

毎年年末に、投資元本360万円分を解約して、翌年の年明けから360万円を新NISAに戻すようにする。

そのときには、投資元本360万円分の売却益が非課税で手に入れられるが、元本は減らずに運用は再開される。

これを繰り返せば、最終的に元本360万円分の5年分の運用益が、自分が亡くなるまで年金を補う生活資金として毎年受け取れる。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

・本サイト「資産運用ナビ」はアドバイザーナビ株式会社が運営しております。
・本サイトに掲載される情報に関しては、最大限の注意を払っておりますが、金利、手数料、その他商品情報の完全な正確性や信頼性を保証するものではありません。
・本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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