1. ホーム
  2. インデックスファンド
  3. インデックスファンドとは何なのか?基本を理解して運用に活用しよう

インデックスファンドとは何なのか?基本を理解して運用に活用しよう

この記事で解決できるお悩み
  • インデックスファンドについて詳しく知りたい
  • インデックスファンドをどのように運用に活用するべきか知りたい
  • インデックスファンドの始め方が知りたい

資産運用をこれから始めようと思う人の中には「インデックスファンドでの投資に挑戦したい」「自分にぴったりのインデックスファンドが知りたい」などと考える人も多いだろう。

インデックスファンドは、市場全体の値動きを表す代表的な指数に連動した投資成果を目指す投資信託だ。

今回の記事では、インデックスファンドの仕組みや特徴を詳しく紹介し、資産運用にどのように活用すべきかを解説する。

インデックスファンドでの運用の始め方や、選び方のポイントも併せて紹介する。

インデックスファンドでの資産運用に興味のある方は、本記事を参考にして自分にぴったりの運用方法を見つけてほしい。

目次

インデックスファンドとは何か

まずは、インデックスファンドの仕組みや特徴について理解していこう。

インデックスファンドとは何か

インデックスファンドは、市場の動きを表す指数(=インデックス)に連動するように設計された投資信託だ。

指数とは、市場で取引される株式や債券などの個々の価格を集計して、市場全体の動きがわかるように数値化したものだ。

例えば、日経平均株価は、日本経済新聞社が東京証券取引所プライム市場銘柄から選んだ225銘柄から構成される平均株価のことを指す。

プライム市場の代表的な銘柄を選定しているため、日本の株式市場の大きな動きを把握する際の指標として用いられる。

日経平均株価に連動する投資成果を目指すインデックスファンドであれば、日経平均が10%上昇した場合、このインデックスファンドも同様に10%上昇するように設計されている。

主なインデックスには、以下のようなものがある。

スクロールできます
資産インデックスの例
株式国内株式日経平均株価
TOPIX
JPX日経インデックス400
米国株式ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)
S&P500指数
ナスダック総合指数
先進国株式FTSE100指数(英国)
DAX指数(ドイツ)
MSCIコクサイ・インデックス
新興国株式MSCIエマージング・マーケット・インデックス
FTSEエマージング・インデックス
債券国内債券NOMURA-BPI総合指数
先進国債券FTSE世界国際インデックス(除く日本)
シティ世界国際インデックス
新興国債券JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス
REIT国内REIT東証REIT指数
先進国REITS&P米国REIT指数
S&P先進国REIT指数(除く日本)
新興国REITS&P新興国REIT指数

上記は代表的なインデックスを記載しているが、これ以外にもさまざまなインデックスが存在する。

インデックスファンドへの投資を検討する際は、参照するインデックスがどのような仕組みで算出されているかをチェックすることも重要だ。

アクティブファンドやバランスファンドとの違い

インデックスファンドに対して、アクティブファンドやバランスファンドという投資信託も存在する。

アクティブファンドは、市場の平均を上回る運用成果を目指すファンドのことだ。

インデックスファンドよりも高い利回りを期待できる一方、リスクも大きくなるという特徴がある。

バランスファンドは、一つのファンドでさまざまな投資対象にバランスよく投資できるファンドだ。

国内外の株式や債券、RIETなどに分散して投資を行うことができる。

アクティブファンドやバランスファンドは、インデックスファンドに比べて管理が複雑になりやすい分、運用コストが高くなりやすい点に注意が必要だ。

インデックスファンドで期待できる利回り

インデックスファンドでどれくらいの利回りが期待できるのか気になる方も多いだろう。

インデックスファンドと一口に言っても、ファンドによって投資対象とする銘柄や運用パフォーマンス、リスク要因は大きく異なる。

参考までに、株式や債券、REITといった異なるタイプのインデックスファンドについて、代表的な銘柄のベンチマークと年率リターンを下記にまとめた。

スクロールできます
タイプ銘柄名ベンチマーク1年3年5年
国内株式eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)東証株価指数(TOPIX)(配当込み)30.59%14.71%15.24%
米国株式eMAXIS Slim米国株式(S&P500)S&P50044.36%23.01%23.75%
全世界株式eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)39.48%18.72%20.03%
国内債券eMAXIS Slim国内債券インデックスNOMURA-BPI総合-4.78%-2.63%-1.84%
先進国債券eMAXIS Slim先進国債券インデックスFTSE世界国債インデックス
(除く日本、円換算ベース)
15.26%5.65%5.73%
新興国債券インデックスファンド海外新興国(エマージング)債券JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス・エマージング・マーケッツ グローバル・ディバーシファイド19.63%9.11%7.22%
国内REITダイワJ-REITオープン東証REIT指数-1.42%-2.35%1.40%
先進国REITeMAXIS Slim先進国リートインデックスS&P先進国REITインデックス
(除く日本、配当込み、円換算ベース)
23.33%10.49%
2024年5月24日基準

同じ「株式」を投資対象とするインデックスファンドであっても、上記のように国内株式や米国株式か先進国株式かによってパフォーマンスが変わってくる。

直近1年間の利回りを見ると、どれも30%を超える上昇率で大きく利益を上げていることがわかる。

しかし、3年や5年という期間での利回りを見ると、安定して20%のリターンを上げているのは「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」のみとなる。

また、国内債券に連動する「eMAXIS Slim国内債券インデックス」と先進国の債券に連動する「eMAXIS Slim先進国債券インデックス」とでは、リターンが大きく異なる。

前者は、1年〜5年間の利回り全てでマイナスとなっており、特に直近1年間でのマイナスが大きい。

これは、日本が利上げ局面にあることが要因だ。

金利が上がると債券価格は下がるため、債券に連動するインデックスファンドにとっては下落要因となる。

このように、インデックスファンドに投資する際は、どのような要因が価格に影響を与えるのかを理解した上で、現在のマーケットがどのような状況にあるのかを分析することが重要だ。

インデックスファンドがどのような投資家に選ばれているのか

インデックスファンドは、以下のような投資家に選ばれる運用商品だ。

  • 投資初心者でわかりやすい商品に投資したい人
  • 仕事や家事で忙しく頻繁に相場をチェックできない人
  • 将来に向けて長期的に資産運用を行いたい人
  • 少額からコツコツ資産形成を行いたい人
  • 幅広く分散投資を行って安定的に運用したい人

インデックスファンドは、初心者から上級者までさまざまな投資家に選ばれている投資商品だ。

特に、値動きのわかりやすいものが良いという人や、長期的に運用を継続したいという人には適しているだろう。

一つのインデックスファンドに投資するだけで、さまざまな銘柄に分散投資しているのと同じ効果を得られるため、分散投資によるリスク低減効果を求める方にもおすすめだ。

インデックスファンドはどのように運用に活用できるのか

続いて、インデックスファンドをどのように資産運用に活用できるか確認していこう。

金融商品としての特徴を解説しつつ、資産運用においてどのような役割を果たすのかを分析していく。

具体的な資産運用例についても紹介するため、ぜひ参考にしてほしい。

インデックスファンドの特徴

インデックスファンドの最大の特徴は、値動きがわかりやすいという点だ。

マーケットの動きを表す指数に連動するパフォーマンスを目指すため、「なぜ今日価格が上がったのか」や「どのような要因で価格が下落するか」などを理解しやすい。

代表的な指数は、ニュースなどでも日々チェックしやすいため、毎日のルーティーンの中でどのように価格が変動するかを把握するのが容易という点も魅力的だ。

また、インデックスファンドに投資を行うことは、そのインデックスを構成するさまざまな銘柄に同時に投資するのと同じこととなる。

さまざまな銘柄に分散投資を行うことで、長期的な価格変動リスクを抑えやすく、安定的な投資が期待できる。

インデックスファンドは、一般的にアクティブファンドやバランスファンドよりも運用コストが低く設定されているため、長期的に投資を継続しやすいのも特徴だ。

さまざまな魅力的な特徴を持つインデックスファンドだが、あくまでも金融商品である以上元本割れのリスクがある点には注意しよう。

特に、短期的な投資では価格変動リスクが高まるため、なるべく長期的な運用を心がけるのをおすすめする。

インデックスファンドの特性上、値動きが緩やかになりやすく、リターンを追求するという意味でも短期よりも長期での運用が適している。

逆にいうと、老後に向けた資産形成を行いたい人や少額からコツコツ資産運用に挑戦したい人にとっては有力な投資先となるだろう。

資産運用におけるインデックスファンドの役割

インデックスファンドでの資産運用を始める際は、「コア・サテライト戦略」という考え方をもとに運用方法を検討しよう。

コア・サテライト戦略は、ポートフォリオを守りのコア(中核)と攻めのサテライト(衛星)に分けて運用を行う戦略のことだ。

資産をコアとサテライトに分けて管理することで、守るべきお金についてはしっかりと守りつつ、将来に向けて積極的に増やしていきたいお金についてはリターンを追求できる。

一般的に、「守りの資産」となるコアの部分では、リスクを押さえて長期的に安定したリターンが期待できる資産を保有するのが望ましい。

一方、「攻めの資産」となるサテライト部分ではコアよりも高いリターンが狙える可能性がある資産に投資を行う。

コア・サテライト戦略を取り入れて運用計画を立てる場合、一般的にはコアに運用資産の7割程度を組み入れ、残りの3割程度をサテライトで運用するのが理想的だと言われる。

しかし、これはあくまでも目安であり、年齢やリスク許容度、投資目的などによって理想的な資産配分は異なる点を認識しておこう。

インデックスファンドは、「何に投資するか」が明確であるため、コア・サテライト戦略にも取り入れやすいのが特徴だ。

ある程度リスクを取れる人であれば、先進国の株式に投資を行うインデックスファンドをコア資産、特手のテーマに沿って運用するアクティブファンドをサテライト資産として運用するのも良いだろう。

逆にリスクをあまり取りたくない人であれば、債券や定期預金など比較的安全性の高い資産をコア資産、株式や債券に連動するインデックスファンドをサテライト資産として運用するのが適しているかもしれない。

コア・サテライト戦略を念頭に置いた上で、自分にとってインデックスファンドをどのように組み入れるのが適切かを考えてみよう。

インデックスファンドを活用した資産運用の例

コア・サテライト戦略をもとに、インデックスファンドを活用した具体的な資産運用方法について考えていこう。

ここでは「なるべくリスクを抑えた運用」「ほどよくリスクを取って安定的なリターンを目指す運用」「積極的にリスクを取ってリターンを追求する運用」の3種類に分けて紹介する。

なるべくリスクを抑えて運用を行う場合、コアとなる資産は日本国債や社債、定期預金など比較的安全な資産で運用しつつ、サテライト資産では日本株や世界株を対象とするインデックスファンドへの投資を行うのが良いだろう。

なるべくリスクを抑えた運用の例

債券および定期預金70%
世界株式型インデックスファンド30%

ほどよくリスクを取って安定適したリターンを目指す運用の場合、インデックスファンドでの運用を軸としつつ、投資対象や参照指数によって資産配分を変えるのをおすすめする・

ほどよくリスクを取って安定したリターンを目指す運用

世界株式型インデックスファンド40%
先進国債券型インデックスファンド30%
新興国株式型インデックスファンド20%
先進国REIT型インデックスファンド10%

上記の運用例は、世界中の株式および先進国の債券をコア資産として運用しつつ、新興国の株式や先進国のREITをサテライト資産に取り入れる運用方法だ。

あくまでも一例であり、自分のリスク許容度や運用経験に合わせて投資対象や資産配分は変更すると良いだろう。

積極的にリスクを取ってリターンを追求したいという人の場合、以下のようにインデックスファンドとアクティブファンドを組み合わせた運用方法がおすすめだ。

積極的にリスクを取ってリターンを追求する運用

世界株式型インデックスファンド70%
テーマ型アクティブファンド20%
(ゴールド)や商品(コモディティ)に投資するファンド10%

世界株式型のインデックスファンドや米国株式型のインデックスファンドをコア資産に組み入れつつ、テーマ型アクティブファンドでリターンを追求する戦略を取ってみよう。

テーマ型ファンドの中には、AIなどの次世代テクノロジーに投資するファンドや、高配当株中心に投資するファンド、SDGsに取り組む企業に投資するファンドなど、さまざまなニーズに合わせたファンドが存在する。

自分の関心の高いテーマに投資ができて、組み入れる銘柄によっては大きなリターンが得られるのが特徴だ。

インデックスファンドの始め方

インデックスファンドへの投資を始める際は、あらかじめ準備すべきことや押さえておきたいポイントがいくつかある。

インデックスファンドの選び方や購入手順などと併せてチェックしていこう。

運用を始める前にするべきこと

まずは、資産運用の目的を明確にしよう。

「老後に向けた資産形成のため」「子供の教育資金確保のため」など、人によって投資目的は異なる。

何のために資産運用を始めるのかというゴールを明確にすることで、どれだけリスクを許容できるのか、どのくらいの期間運用を継続できるか、どの程度のリターンが必要か、などを逆算しやすくなる。

特に重要なのが、リスク許容度の把握だ。

リスク許容度とは、運用期間中にどれだけのリスクや損失を許容できるかの度合いのことだ。

リスク許容度は、年齢や家族構成、性格などによって異なるため、自分のリスク許容度を正しく理解することで、適切な資産運用を行いやすくなるだろう。

リスク許容度に合わない運用計画を立ててしまうと、相場のブレに耐えきれずに投資を途中で辞めてしまったり、生活に影響が出てしまったりする可能性もあるため注意しよう。

また、どれだけのお金を運用に回せるかもあらかじめ確認しておこう。

自分の保有しているお金を「日々の生活に必要なお金」「数年以内に使う予定のあるお金」「当面使う予定のないお金」の3つに分類する。

日々の生活に必要なお金や数年以内に使う予定のあるお金を投資に回してしまうと、現在の生活や将来の予定に影響が出る可能性がある。

資産運用を始める際は、当面使う予定のないお金で始めるようにしよう。

インデックスファンドの選び方と買える場所

投資の初心者がインデックスファンドを選ぶ際は、以下のポイントに注目しよう。

  • どんなインデックスを参照しているか
  • 運用コスト(信託報酬)はどのくらいか
  • トラッキングエラーや純資産額に問題ないか

まずは、どんなインデックス(指数)を参照しているかをチェックする。

内容がわかりにくいものは避けて、組入銘柄や計算方法がわかりやすいインデックスファンドを選ぶようにしよう。

また、長期的に運用する際は、信託報酬にも注意が必要だ。

信託報酬は投資信託を保有している間ずっとかかる運用コストで、毎日運用資産から差し引かれるものとなる。

インデックスファンドはアクティブファンドに比べて信託報酬が低く設定されやすいが、銘柄によって運用コストの大きさは異なるためしっかりと比較しよう。

最後に、トラッキングエラーや純資産額についても確認しておこう。

トラッキングエラーが0に近いほど、インデックスへの連動率が高いことを示しているため、優秀なファンドだと言えるだろう。

また、純資産額が小さいファンドは、運用停止のリスクが高まるため、ある程度純資産額が大きい銘柄を選ぶことも重要だ。

インデックスファンドは、証券会社や銀行、郵便局などで購入できる。

ただし、銀行や郵便局は取扱数が限られたり、購入時手数料が高くなりやすかったりするため、あまりおすすめできない。

幅広い種類の中から自分に合った商品を選択するには、証券会社で購入するのをおすすめする。

特に、SBI証券や楽天証券などの大手ネット証券は、取り扱っているインデックスファンドの種類が豊富で、購入時手数料も抑えやすいという魅力がある。

NISAのつみたて投資枠で購入できる商品も多数取り揃えられているため、NISAを利用してコツコツ資産運用を始めたいという方にも適しているだろう。

インデックスファンドを管理するポイント

インデックスファンドでの運用を開始した後も、定期的に運用状況をチェックするのが重要だ。

以下のポイントに注目して、適切に運用することを心がけよう。

  • 期待リターンは確保できているか
  • 当初の資産配分からずれていないか
  • 余剰資金の額に変更はないか

まずは、運用開始当初に目的としていたリターンが確保できているかチェックしよう。

目標を大きく下回っている場合などは、投資先を見直す必要があるかもしれない。

また、複数のインデックスファンドに投資をしている場合などは、理想的な資産配分からズレが生じていないか確認が必要だ。

運用を継続していると、どうしても当初の資産配分からは徐々にずれていってしまう。

リスク・リターンのバランスを取るためにも、定期的に資産配分をチェックして、元の資産配分に戻すリバランスを行うことが重要だ。

最後に、ライフスタイルや家族構成の変化によって、投資できる資金の金額に変更がないかも確認しよう。

手元資金が少なくなってしまっている場合は、投資に回す金額を少し減らすなど、定期的に資産全体を管理することで、資産運用を継続しやすくなる。

インデックスファンドを活用した資産運用は誰に相談するべき?

インデックスファンドを資産運用に活用する際は、専門家に相談するのをおすすめする。

以下では、専門家を活用すべき理由やおすすめの相談先について紹介していく。

なぜ専門家に相談するべきなのか

インデックスファンドを活用した資産運用を始める際は、資産運用の専門家に相談するのをおすすめする。

資産運用を成功させるためには、投資目的をきちんと把握して、自分のリスク許容度を整理し、適した運用計画を立てることが重要だ。

しかし、投資初心者の方やなかなか投資に時間を割けない方の場合、自分の運用ニーズに適した運用計画を立てるのは難しく感じることもあるだろう。

また、インデックスファンドの種類は非常に幅広く、それぞれ特徴やリスク要因が異なるため、さまざまな商品の内容を詳しく比較して選ぶのは大変だと感じるかもしれない。

資産運用の専門家に相談することで、運用計画の立て方や運用商品の選び方についてのアドバイスをもらえて、安心して資産運用を始められるだろう。

「資産運用の専門家」には、金融機関の営業担当者やFP(ファイナンシャルプランナー)、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)などが挙げられる。

ここで重要なのが、「具体的な金融商品の提案を行えるか」「顧客目線でのアドバイスを提供してくれるか」の2点だ。

FPの多くは、資産運用に関する一般的な疑問や資産管理の方法については対応しているものの、具体的な金融商品の提案は行えない。

また、金融機関の営業担当者は販売ノルマや会社の営業方針によって、提案内容が左右されやすいという点に注意が必要だ。

これらの点を考慮すると、資産運用の相談先としてはIFAをおすすめしたい。

IFAとは何か

IFAは、銀行や証券会社に所属せずに資産運用に関するアドバイスや金融商品の仲介を行う専門家だ。

すべてのIFAは金融商品仲介業者として登録を受けているため、専門的な助言に加えて具体的な取引のサポートも受けられるという特徴がある。

IFAの多くは金融機関出身者であるため、豊富な知見に基づく質の高いフォローが期待できるのも魅力的だ。

特定の企業に所属していないため、会社の営業方針や販売ノルマなどに影響されず、中立的な立場での提案を受けられる。

会社都合の転勤も原則として発生しないため、信頼関係を築きながら長期的に資産運用を任せたいという人にもおすすめだ。

顧客に寄り添ってくれる資産運用のパートナーを探したいという方は、IFAへの相談を検討してみてはいかがだろうか。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」の紹介

IFAを利用する際は、IFA検索サービス「資産運用ナビ」を活用するのがおすすめだ。

「資産運用ナビ」は、全国のIFAデータベースの中から、自分の運用ニーズに適したアドバイザーを検索・紹介してくれるマッチングサービスだ。

専用フォームから年齢や住まい、金融資産などを入力するだけで、候補となるアドバイザーがすぐに検索される。

表示されたアドバイザーの実績や経歴はプロフィールページから確認できるため、しっかりと中身をチェックした上で面談を依頼するかどうかを決められる。

相談料は無料となっていて、何度でも相談可能であるため、投資初心者でも気軽に利用しやすいだろう。

具体的なインデックスファンドの銘柄についての相談から、資産運用を何から始めていいかわからないという相談まで、幅広い内容に対応しているため安心して相談できる。

インデックスファンドの活用方法についてIFAに相談したいという方は、ぜひIFA検索サービス「資産運用ナビ」を利用してみてほしい。

インデックスファンドの特徴を理解して資産運用に活用しよう

インデックスファンドとは、市場の動きを表す指数(=インデックス)に連動した投資成果を目指す投資信託のことだ。

マーケットの動きに価格が連動するため、投資初心者でも始めやすく、手軽に分散投資を行えるという特徴がある。

インデックスファンドを資産運用に取り入れる際は、コア・サテライト戦略を理解した上で、適切な資産配分で投資するのをおすすめする。

その際は、自分の投資目的やリスク許容度、求めるリターンなどに応じて適切な銘柄を選ぶようにしよう。

ただし、自分に適した運用計画の立て方や最適な運用商品の選び方を理解するのは難しい場合もある。

投資初心者の方や、仕事や家事で忙しい方は、資産運用の専門家を活用することで、手軽に最適な資産運用方法を選択できるだろう。

インデックスファンドの運用を始める際に特におすすめなのが、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)だ。

IFAは、中立的な立場から顧客に最適な運用商品を提案してくれるため、安心して資産運用を任せられる。

会社都合の転勤や販売ノルマがないため、長期的に信頼関係を築きながら資産運用の相談ができる点も魅力的だ。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」を活用すれば、手間をかけずに自分にぴったりのアドバイザーが見つけられる。

インデックスファンドでの運用を検討している方は、ぜひIFA検索サービス「資産運用ナビ」を活用してみてほしい。

インデックスファンドに関するQ&A

インデックスファンドの運用期間はどのくらいが理想的ですか?

インデックスファンドは、長期的な資産運用に適した運用商品だ。

最低でも5年程度の運用期間を目標にすると良いだろう。

10年・20年といったさらに長期間の運用にももちろん適しており、長期投資によって時間を味方につけることで、複利効果を最大限に高められるだろう。

インデックスファンドで分配金はもらえますか?

分配金の有無は、インデックスファンドによって異なる。

分配型のインデックスファンドであれば、定期的に分配金を受け取ることができる。

ただし、分配金には「普通分配金」と「元本払戻金(特別分配金)」の2種類があることに注意しよう。

普通分配金は、運用によって得られた利益を投資家に支払うが、元本払戻金の場合は、利益ではなく元本の一部を投資家に支払う。

元本払戻金が支払われると、その分だけ運用資産も減ってしまう。

そのため、分配金の有無を選べるインデックスファンドの場合は、運用効率を高めるために「分配金なし」の選択をおすすめする。

インデックスファンドの最大の特徴は何ですか?

インデックスファンドの最大の特徴は、「市場に連動した投資成果を得られる」ということだ。

インデックスファンドの組入銘柄は、基本的に指数の構成銘柄と同一となるため、運用コストも抑えやすい。

複数の資産に分散投資を行いながら、安定的なリターンが期待できるのは大きな魅力だ。

指数に連動した動きを行うため値動きを把握しやすく、投資初心者や忙しい方でも投資を継続しやすいだろう。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

・本サイト「資産運用ナビ」はアドバイザーナビ株式会社が運営しております。
・本サイトに掲載される情報に関しては、最大限の注意を払っておりますが、金利、手数料、その他商品情報の完全な正確性や信頼性を保証するものではありません。
・本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

目次