- インデックス投資におすすめの商品が知りたい
- インデックス投資のおすすめの運用戦略が知りたい
- なぜインデックス投資がおすすめされるのかを理解したい
「インデックス投資に興味はあるけど、どのように実践すれば良いのか分からない」「そもそもインデックス投資はなぜおすすめなの?」とお悩みではないだろうか。
この記事では初心者から上級者へ向けて、インデックス投資におすすめの商品と運用戦略を解説していく。
わかりやすく説明していくので、ぜひ参考にしていただきたい。
なぜインデックス投資はおすすめなのか
そもそも、なぜインデックス投資が多くの投資家におすすめされているのだろうか。まずは以下の3点を解説していく。
- インデックス投資の特徴
- パッシブ運用との違い
- 主要なインデックスとその特徴
インデックス投資の特徴
株式投資は「特定の銘柄を購入するもの」というイメージを持つ人も多いだろう。
しかしインデックス投資は特定の銘柄を購入するのではなく、多数の銘柄に分散して投資をするのが特徴だ。
日経平均株価などの市場の値動きや特定の指標に連動するように運用する手法である。
少額でできるため、投資初心者でも始めやすいのがメリットと言えるだろう。
インデックス投資とパッシブ運用との違い
インデックス運用と似ている手法に「パッシブ運用」がある。
インデックス運用は市場の値動きや特定の指標に連動することを目的としているが、パッシブ運用は市場全体に連動することを目的としている。
インデックス投資はパッシブ運用の1つのため混同されやすいが、連動を目指す項目が違うことを理解しよう。
主要なインデックスとその特徴
主要なインデックスは下記のとおりだ。
- 日経平均株価
- TOPIX
- JPX日経インデックス400
- S&P500指標
- MSCIコクサイ・インデックス
- NOMURAーBPI総合指数
- シティ世界国債インデックス
- 東証REIT指標
- S&P先進国REITインデックス
下記でそれぞれの特徴を解説していく。
日経平均株価
ニュースや新聞でよく耳にする人も多いだろう。
日経平均株価とは、日本の225銘柄をもとに株価を指標化したものだ。
市場流動性が高く、業種間のバランスが偏らないように選定されている。
取引があまり行われていない・プライム市場へ異動したなどの理由で銘柄が入れ替わるのが特徴だ。
日経平均株価を確認することで、日本企業の株価の状態が予測しやすいと言えるだろう。
TOPIX
TOPIXとはTokyo Stock Price Indexの略で、東証株価指数を意味する。
東京証券取引所に上場するすべての銘柄を対象にしている株価指数だ。
その対象の広さから、日本企業の株価の値動きを把握しやすいのが特徴である。
日経平均株価とともに代表的な株価指数と呼ばれているが、日経平均株価よりも多くの人が利用している。
JPX日経インデックス400
JPX日経インデックス400は日経平均株価やTOPIXに比べると知名度は低いが、昨今注目されているインデックスの1つだ。
対象銘柄は東証1部、2部、マザーズ、ジャスダックとなっており、売買代金や時価総額の1,000銘柄をROE・営業利益・時価総額の観点から株主にとって良い条件のものを400社選定しているのが特徴である。
S&P500指標
S&P500指標とは、米国株市場の値動きを時価総額を基準にして算出される株価指数の1つだ。
対象銘柄は主要500銘柄。
時価総額の大きい銘柄の影響を受けやすいが、ニューヨーク市場の約75%をカバーしているため米国株式市場を把握しやすいのが特徴だ。
MSCIコクサイ・インデックス
MSCIコクサイ・インデックスとは、日本を除外した先進国22カ国の株価の値動きを示す指数だ。
先進国22カ国の上場企業を対象としており、約1,300銘柄で構成されている。
NOMURAーBPI総合指数
野村證券が算出している指数で、日本の公社債市場の値動きを示している。
残存額面10億円以上、残存期間が1年になっている銘柄を選定しており、毎月銘柄の変更が行われているのが特徴だ。
シティ世界国債インデックス
シティ世界国債インデックスとは、先進国国債の値動きを示す代表的な指数だ。
時価総額で加重平均しており、ETFや投資信託にベンチマークとして多く利用されている。
東証REIT指標
東証REIT指標とは、不動産投資信託のすべての銘柄を対象にして値動きを示す指数だ。
対象となるのはREITの全60銘柄で、時価総額で加重平均している。
2003年3月末時点を時価総額1,000としており、2003年4月以降の推移をチェックすることが可能だ。
インデックス投資におすすめの商品とは
ここからはインデックスファンド、ETFのそれぞれでおすすめの銘柄を紹介する。
「どの銘柄を選べば良いかわからない」という人はぜひ参考にしてほしい。
ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
「バランスよく分散投資をしたい」「リスクを抑えた運用がしたい」という人におすすめなのがニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)だ。
国内株式・国内債券・先進国株式・先進国債券に25%ずつ投資するタイプで「バランスファンド」の名前のとおりバランスよく運用して投資成果を目指すものである。
また、購入時や換金時の手数料が無料なのも嬉しいポイントだ。
投資には元本保証はなく、運用成果の良し悪しは自己責任である。
そのため、リスクの管理体制についても注目しておきたいところだ。
ニッセイ・インデックスバランスファンドは運用リスク管理担当部門がおり、運用状況のモニタリングをしている。
モニタリング結果をもとにポートフォリオを改善し、投資リスクに対して正しく管理しているのも安心して選べるポイントになるだろう。
基準価格 | 17,601円 |
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純資産総額 | 517.72億円 |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は日本を含む先進国や新興国に投資できるのが魅力だ。
長期運用するうえで壁となるコスト面も、業界最安水準となっているため安心して運用できるだろう。
NISA成長投資枠、NISAつみたて投資枠、100円投資も可能だ。
対象が世界中の主要株式となっているため、資産を分散してリスクを抑えたい人におすすめである。
「お手頃な資金で世界中の株式に投資したい」という人は検討してみてほしい。
基準価格 | 23,549円 |
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純資産総額 | 30071.20億円 |
NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信
NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信は、日経平均株価に連動しており、225の企業にまとめて投資ができるETFだ。
国内でも一般的なETFのため、初心者でも安心して投資をスタートできるのではないだろうか。
日経平均株価はニュースや新聞などでよく取り上げられているため、株価市場の値動きをチェックしやすいのもメリットと言えるだろう。
「まずは国内投資からスタートさせたい」「分散投資してリスクを抑えたい」「コストを抑えたい」そんな人におすすめだ。
最低購入金額 | 1口35,000円前後 |
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保有コスト | 税込年0.11715%(1年間1万円の投資で約12円) |
インデックス投資におすすめの運用戦略
インデックス投資に限らず、すべての投資にリスクはつきもの。
しかし、事前にインデックス投資のリスクを理解しその対処法を知れば、やみくもにリスクを恐れる必要はないだろう。
ここからはインデックス投資のリスクとその対処法を解説していく。
また「インデックス投資で成果をだしたい」と思う人に向けて、賢い運用戦略や新NISAを活用した投資手法を紹介する。
ぜひ参考にしてほしい。
インデックス投資のリスクとその対処法
インデックス投資のリスクとして挙げられるのは下記のとおりだ。
- 損をする可能性がある
- 短期的な運用は元本割れする可能性大
- 手数料が発生し続ける
詳しく解説していく。
損をする可能性がある
投資には元本保証がないため、株価が下がり損をするリスクがあることを十分理解すべきだ。
インデックス投資だけでなく、すべての投資に当てはまるリスクである。
対処法として有効なのは「分散投資」だ。
分散投資をすることで、特定の株価が下がり損失を被るリスクを減らすことが可能である。
短期的な運用は元本割れする可能性大
インデックス投資は短期的にリターンを狙うような運用には向いていない。
そのため「短期で大きなリターンを得たい」という人には向いておらず、元本割れする可能性が高いのでおすすめできない。
インデックス投資はリスクが抑えられる特徴とともに、短期的な運用には向いていないので注意しよう。
手数料が発生し続ける
投資信託を保有している期間に手数料が発生し続けるのも、インデックス投資の特徴の1つだ。
ほとんどの場合、投資信託の手数料である信託報酬は1%以下となっているが、1%以上の手数料に設定しているインデックスファンドもあるため注意しよう。
事前に信託報酬をチェックすることをおすすめする。
インデックス投資は長期目線がおすすめ
インデックス投資は市場の値動きに連動することを目標としている。
そのため、短期的な株価の値動きに一喜一憂する必要はないと言えるだろう。
資産形成を実現するためには、まず長期的に運用することが大前提だ。
そのうえで、過去の運用実績や収益推移、手数料などの確認を行い、ファンドを分析・比較することが必要である。
また、投資開始後にも資産配分のバランスを見直すことも重要だ。
投資開始当時のまま保有しているとアンバランスになってしまうことが考えられる。
ポートフォリオを定期的に見直し、自分のライフスタイルや市場に適したバランスになるように意識しよう。
新NISAを活用したインデックス投資もおすすめ
2024年1月より始まり、メディアやSNSを賑わせている新NISA。
投資での約20%の税金がゼロ、非課税期間が無制限ととてもお得な制度だ。
ここからは新NISAを活用した投資手法を紹介していく。
コスト重視!リスクを抑える投資手法
「とにかくコストとリスクを抑えたい」という人におすすめなのが、つみたて投資枠の活用だ。
つみたて投資枠だけを活用しても、長期間運用することで大きなリターンが期待できるのが魅力である。
自分の貯蓄額や収入、支出の状況に合わせて投資金額を決めることが可能だ。
低コストで長期間運用できる銘柄を見つけるといいだろう。
つみたて投資枠と成長投資枠両方を活用する投資手法
「大きなリスクは避けたいけど、投資をするなら少しだけ冒険してみたい」
そんな人におすすめなのが、つみたて投資枠と成長投資枠の両方を活用する手法だ。
つみたて投資枠で堅実に増やしつつも、成長投資枠でハイリターンを狙って運用できるのが特徴だ。
高配当株や連続増配株を狙うといいだろう。
なかには成長投資枠のみの投資しか扱っていない銘柄もあるため、対象枠を事前に調べておくといいだろう。
インデックス投資のおすすめ商品や運用法が知りたいなら誰に相談するべき?
インデックス投資を始めたい人の中には、相談先がわからず迷っている人もいるのではないだろうか。
ここからはおすすめの相談先について解説を行う。
インデックス投資における資産運用アドバイザーの重要性
インデックス投資は数ある運用方法のなかでも、知識がなくても始めやすいと言われている。
しかし、リスクを抑えて損失を被らないようにするためには、できる対策はすべきではないだろうか。
収益推移、運用実績、企業の将来性や成長性を分析する力は、すぐに身につくものではない。
自己判断で投資を始めるのではなく、インデックス投資の知識と実績のある専門家に相談するのがおすすめだ。
IFAのメリットと相談時のポイント
「IFA」はまだ一般的に知れ渡っていないため、初めて聞いた人もいるのではないだろうか。
ここからはインデックス投資の相談先としておすすめのIFAについて、そのメリットと相談時のポイントを解説していく。
IFAのメリット
IFAのメリットは自分に合った提案をしてくれることがあげられる。
証券会社や銀行に相談した場合でも、親身に相談にのりアドバイスを受けることができるだろう。
しかしなかには企業の利益やノルマが優先されてしまうこともあるので注意が必要だ。
IFAは金融機関から独立した存在であるため、利益やノルマに関係なく自分にぴったりの提案を受けられることが魅力である。
相談時のポイント
まず投資をする目的を明確にすることが前提だ。
相談前までに、いつまでにどれだけ増やしたいのかを決めておくことでスムーズに相談できるだろう。
また、投資はどんなに優良な企業であっても100%成功するとは限らないため、自分がどれだけのリスクなら対応できるかも考えておくことをおすすめする。
IFA検索サービス「資産運用ナビ」の活用方法
IFAに相談をするのなら、IFA検索サービス「資産運用ナビ」がおすすめだ。
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あなたにおすすめの方法でインデックス投資を始めよう
インデックス投資の基本原則とメリットや、インデックス投資の実践法と選択基準について解説を行った。
賢く運用するためには、長期にわたって運用すること、資産配分のバランスを見直すこと、新NISAを上手に活用することをおすすめする。
また、具体的な銘柄をいくつか紹介したが、その最適解は個人の状況により異なるためさまざまな銘柄を分析・比較することが重要だ。
資産運用に関する疑問や不安があれば、専門家からアドバイスを受けることを推奨する。
特にIFAは、中立的な立場からあなたに最適なアドバイスを長期にわたって提供してくれるのでおすすめだ。
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