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FPはオンライン相談が可能?メリットや注意点を解説

この記事で解決できるお悩み
  • FPへのオンライン相談が可能か知りたい
  • FPへの相談で受けられるメリットや注意点が知りたい
  • FP以外に相談できる専門家がいるのか知りたい

近年では世界情勢の影響もあり、対面よりもオンラインでの対応が多くなっている。

また、仕事に関しても、今までは訪問で行っていた商談などもオンラインの動きが大きく進んだ。

さまざまな対応がオンライン化する中で、ファイナンシャルプランナー(以下、FP)への相談はどうだろうか。

本記事では、FPへのオンライン相談について、メリットや注意点をそれぞれ解説していく。

これを確認することで、誰でも気軽にFPの相談を検討してもらえるとよいだろう。

目次

FPはオンラインでも相談可能?

結論として、オンラインでも相談可能である。

オンラインでの相談の場合でも、基本的に通常の店舗で相談する内容と同じく、ライフプランに関わるお金の相談が可能だ。

ここでは、その一例として、次の3つについて解説する。

  • 家計管理
  • 老後の生活設計
  • 資産運用

家計管理

まず、FPにオンラインで相談できる項目として、家計管理が挙げられる。

家計管理は、家庭経済で発生する活動全体を管理することを指す。

これは、家族や個人のよりよい生活を行うための、所得や消費、貯蓄、負債などを把握し、バランスを取りながら、安定的な生活を図る手段となる。

上記のように、FPは、ライフプランの中で発生する教育資金やマイホーム購入の貯蓄、保険や年金、老後のための資産運用など、理解することで大きなアドバンテージとなるものが多く存在するため、相談するとよいだろう。

老後の生活設計

FPにオンラインで相談できる項目として、老後資金の準備が挙げられる。

FPとの相談で得られる老後資金に関するポイントは3つある。

1つ目は、老後資金の目安を把握することである。FPとの相談により、現状の収入や支出、生活スタイルなどを確認し、老後に必要となる資金の目安を算出してもらうことができる。

2つ目は、最適な貯蓄、運用方法について知ることができる。FPとの相談により、最適な貯蓄や運用プランの提案を受けることができる。

3つ目は、老後のリスクや対策方法を知ることができる。老後では、生活費はもちろん、健康や介護にかかる資金も必要となるだろう。

これらのリスクにどのように対応すればよいのか、FPからアドバイスをもらうことで、安定した老後を送ることができるだろう。

資産運用

FPにオンラインで相談できる項目として、資産運用が挙げられる。

夢や目標を叶えるのに必要なこととして、資金運用は必要不可欠であろう。そこで、FPには資産運用の知識を有している。

資産運用には、金融全般の知識が必要となるため、世界各国の金融や経済の知識から金融商品の内容、NISAや積立NISAなどの税制優遇制度など、理解したうえで、ライフプランを軸に説明してくれる。

FPは各世帯の資産や負債、純資産の現状を通して、理想のライフプランをおくるために、どのような設計をするべきか、課題や解決策を提供してくれる。

特定の金融資産の提案にとどまらず、教育や住宅、老後に関する資金の準備方法などをアドバイスするので、専門的な知識や先々を想定したアドバイスが受けられるだろう。

オンラインでFPに相談すべき人の特徴とは?

FPに相談を行う際、以前までは店舗で相談することが一般的であったが、近年ではオンラインでも相談できるFPも増えてきている。

では、どのような人がオンライン相談に向いているのだろうか?ここでは、オンライン相談を利用することが向いている人の特徴を以下3つのポイントから解説する。

  • 忙しくて時間が取れない人
  • 対面での営業で押し売りを避けたい人
  • 店舗からの距離が遠い人

忙しくて時間が取れない人

FPのオンライン相談がおすすめな人は、忙しくて時間が取れない人だ。

オンライン相談の最大のメリットは時間を短縮できることだ。1時間程の時間があれば、相談をすることが可能である。

また、オンラインの場合、一人は店舗でもう一人は自宅など、時間の都合さえ合えば、別々の場所にいても相談が可能な点もメリットである。

このため、忙しくて時間が取れない人にオンライン相談はおすすめである。

対面での営業で押し売りを避けたい人

対面で営業をされた際、委縮してしまい、断ることができない人もいる。

オンライン相談の場合、自身のリラックスできる環境で相談できるので、冷静に提案内容を判断できる。

このため、対面での営業で押し売りを避けたい人にオンライン相談はおすすめである。

店舗からの距離が遠い人

対面の場合、基本的には店舗に向かい、そこで初めて相談ができる状況となる。

ここで、店舗からの距離が遠い場合、移動費や移動時間などでロスが発生してしまう。

しかし、オンライン相談の場合は、移動費や移動時間は基本的にかからず、自宅でも可能となるのがメリットである。

このため、店舗からの距離が遠い人にはオンライン相談はおすすめである。

オンライン相談の注意点は?

基本的にオンラインでも対面でも、相談できる内容は同じだが、FPに相談するうえで注意しておくべきポイントも存在している。

ここでは、FPにオンラインで相談する際の注意点について、以下3つのポイントを解説する。

  • 通信環境によってはコミュニケーションがうまく取れないケースがある
  • 聞きたいことがオンラインだと気軽に聞けない可能性がある
  • 金融商品の売買まではできない

通信環境によってはコミュニケーションがうまく取れないケースがある

FPのオンライン相談の注意点として、通信環境は重要なポイントとなるだろう。

通信環境によっては、相談途中で相手の声が聞こえないことや途切れ途切れとなってしまう。

結果としてコミュニケーションがうまく取れず、伝えたい内容が伝えられず、自身に適したプランの提案を受けることができないことになってしまう恐れがある。

このため、FPに相談する前には、必ず通信環境の設定や確認を行うことが重要である。

聞きたいことがオンラインだと気軽に聞けない可能性がある

FPのオンライン相談の注意点として、聞きたいことがオンラインだと気軽に聞けない可能性がある。

オンラインで通話を行ったことがある人は心当たりがあるかもしれないが、オンライン通話では、お互いが話をしようとすると、聞き取ることができず、話が止まってしまうことがあるだろう。

これはFPの相談にも同様なことが言える。

また、オンライン通話では多少のラグが生じており、会話のテンポ感がずれることで、気軽に聞きたいことを聞けずに相談が終了してしまう恐れがある。

このため、オンライン通話を行う際の注意点も想定しつつ、相談を行うことが必要である。

実際に金融商品の売買まではできない

FPの相談で注意しておくべきポイントは、金融商品の売買ができないことだ。

FPは、ライフプランをもとにお金周りに関する相談を生業としている。ライフプランで生じる資産運用などの相談を受けることがあるだろう。

しかし、FPは金融商品の説明や販売が、証券外務員の資格を有していないため行えないため、注意が必要である。

この解決策として、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)のオンライン相談を活用することだ。IFAもFP同様にオンライン相談を行っている。

また、IFAではFPと異なり、金融商品の販売・説明が許されており、基本的に相談料は無料である。

費用の発生ポイントは、金融商品を購入した際の手数料となるため、あえて相談費用を設定していないIFAが多く存在している。

オンライン相談は自身の得手不得手を理解したうえで選択するのが良い

本記事では、FPのオンライン相談について解説してきた。

基本的にFPにオンライン相談をする際でも、店舗での相談内容とはほとんど変わらない。

また、「忙しくて時間が取れない人」や「押し売り営業に弱い人」「店舗からの距離が遠い人」などは実際に対面での相談よりもオンライン相談のほうが向いているだろう。

一方で、オンライン相談の注意点もあり、通信環境を整えることやオンライン相談の特徴などを理解していくことが重要である。

その他、オンライン相談で資産運用などの相談を検討している人は、FPよりもIFAの活用をおすすめする。

IFAはFPとは異なり、金融商品の提案や希望であれば、その販売まで一貫で行うことができるためである。

それぞれのメリットをうまく活用し、自身にあったライフプランを設計しよう。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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