1. ホーム
  2. 証券会社比較
  3. IFAと始める資産運用におすすめのネット証券とは?

IFAと始める資産運用におすすめのネット証券とは?

この記事で解決できるお悩み
  • IFAを通じた資産運用のメリットを理解したい
  • IFAと資産運用をするのにおすすめのネット証券が知りたい
  • IFAをどのように選べば良いかわからない

IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)とは、特定の金融機関に属さずに投資家の資産管理を行う人の総称である。

実際の取引はネット証券で開設した口座を介して行われるが、その全容を把握できていないという方は多いだろう。

そこで本記事では、個人投資家の資産管理において重要な役割を果たすIFAの基本知識から、ネット証券を介したIFAの利用方法、そしておすすめのネット証券について解説する。

また、自分に合ったIFAの探す方法も解説するので、あなたの運用戦略の参考としてぜひ役立ててほしい。

目次

IFAとは何か?その役割と機能

IFAとは何か?その役割と機能 資産運用ナビ

近年、日本でもIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)が増加傾向にあり、資産運用の相談先として活用され始めている。

しかし「そもそもIFAとは何?」「どういったサポートを受けられるのか知らない」と悩んでいる方も多いだろう。

ここでは、IFAの基本的な定義や具体的なサポート内容、IFAに相談するメリットについて解説していく。

IFAの定義

IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)とは、顧客の資産運用の相談に乗ってサポートを行う専門家のことだ。

顧客が希望するライフプラン実現のための運用戦略策定や金融商品の提案・仲介を通じ、顧客の資産運用を総合的にサポートする役割を担っている。

IFAの最大の特徴は「銀行や証券会社などの金融機関から独立した立場にある」という点が挙げられる。

IFAは証券会社と提携することで金融商品の提案・仲介を行う専門家だ。

自社で商品を取り扱っていないため、販売方針などに縛られずに顧客に最適な提案を行える点が大きな特徴となっている。

米国ではすでに資産運用の相談先として定着しており、弁護士や医師などと並んで社会的地位の高い職業と言われている。

日本は米国に比べるとまだまだ認知度が低いものの、近年はIFAの数も増加傾向にあり、相談先の選択肢が増えている。

「どういったサポート内容を受けられるのか」「相談するとどんなメリットがあるのか」という点を把握し、IFAへの相談を検討してみよう。

IFAの具体的なサポート内容

IFAは具体的に以下のようなサービスを提供している。

  • ライフプランに合わせた資金計画の策定サポート
  • 家計の収支・保険の見直し
  • 計画に合わせた金融商品の提案・仲介
  • 定期的な運用状況のフォローや資産の見直し
  • 所得税や相続税の対策

まず、IFAは顧客のライフプランをヒアリングした上で資金計画の策定支援を行う。

運用期間や目標リターンの設定はもちろん、家計や保険の見直しも踏まえた総合的なプランのアドバイスを受けられる。

「効率の良い運用計画を立てたい」「家計の状況を見直したい」という場合にIFAは活用可能だ。

また、策定した運用計画をもとに最適な金融商品の提案・仲介もIFAのサポート内容に含まれる。

定期的に運用状況を報告してくれたり、資産を見直して入れ替えのアドバイスをしてくれたりと、状況に合った最適な商品の提案を受けられる点もIFAの強みである。

そして、資産運用以外のサポートとして所得税・相続税などの対策も相談可能だ。場合によっては弁護士や税理士などの外部の専門家と連携し、最適な税金対策プランを紹介してくれる。

資産運用以外のお金の問題についても、頼れるパートナーになってくれるだろう。

上記のようなサポート内容があることを理解し、IFAのサービスを最大限に活用しよう。

IFAに相談するメリット

IFAに相談をするメリットとして以下の3点が挙げられる。

IFAに相談するメリット
  • 中立な目線でサポートしてくれる
  • 長期的に付き合っていける
  • 専門知識と豊富な経験に基づいたサポートが受けられる

前述の通り、IFAは金融機関から独立した立場となっており、会社から販売方針や営業ノルマを設定されることがない。

「会社の方針でやむを得ず適切でない商品を提案してくる」という心配がないため、安心して運用の相談を行える点がメリットだ。

また、IFAには会社都合での転勤制度がなく、途中で担当者が変わってしまうようなこともない。

担当者が変わるたびに運用方針を共有したり、信頼関係を築き直したりする必要がなく、一貫した運用方針でサポートしてくれる点もIFAならではの強みである。

そして、IFAのほとんどは銀行や証券会社などの金融業界出身者であり、すでに金融・投資の知識や経験を多く持つアドバイザーばかりだ。

高いスキルを持ったプロフェッショナルに資産運用の相談をできる点も魅力と言えるだろう。

中立な目線で寄り添ってくれるプロに相談したい方はIFAへの相談をおすすめする。

IFAと始める資産運用におすすめのネット証券とは

IFAと始める資産運用におすすめのネット証券とは 資産運用ナビ

IFAに相談しながら資産運用を行う場合、実際の取引はネット証券で開設した口座を介して行われる。

そのため、IFAがどのネット証券と提携しているかという点を確認することも重要なポイントのひとつだ。

ここでは、IFAに相談して資産運用を始める場合におすすめのネット証券について解説していく。

SBI証券

SBI証券は「IFAコース(プランA)」と「IFAコース」の2種類のコースで、IFAのサービスを提供している証券会社だ。

IFAコース(プランA)は顧客一人一人に担当者が付いて商品勧誘を行うサービス、IFAコースは自発的に電話で投資相談を行えるコースとなっている。

SBI証券のIFAコースで取り扱っている商品は以下の通りだ。

  • 国内株式
  • 外国株式(9カ国)
  • 投資信託
  • 債券

9カ国の外国株式を取り扱っているのは主要ネット証券でNo. 1となっており、外国株式への投資に興味がある方に最適な証券会社だ。

さらに新規上場株式(IPO)の取扱実績も豊富で、魅力的な商品ラインナップとなっている。

金融庁の「金融商品仲介業者登録一覧」によると、令和5年11月30日時点でSBI証券と提携しているIFA事業者数は167となっており、相談先の選択肢も多い。

数多くのIFAから相談先を選びたい方はSBI証券がおすすめだ。

楽天証券

楽天証券はSBI証券と並ぶ大手ネット証券として人気を集めている証券会社だ。

IFAコース限定で利用できるサービスも多く、豊富な商品・サービスを提供している点が魅力となっている。

楽天証券のIFAコースで取り扱っている商品・サービスは以下の通りだ。

  • 国内株式
  • 外国株式(6カ国)
  • 投資信託
  • 外国為替(11通貨ペア)
  • IFA専用ラップ
  • 管理口座コース
  • 家族信託
  • 贈与手続サポート

管理口座コースでは、顧客の預かり資産残高に応じた手数料体系を採用している。

顧客の資産残高が増えればIFAの報酬も増える仕組みとなっており、資産残高を増やすという共通のゴールに向けてIFAがサポートしてくれる点が大きな特徴だ。

「残高連動型の報酬体系のアドバイザーに相談したい」という方は楽天証券の利用をおすすめする。

マネックス証券

マネックス証券でも提携しているIFAに資産運用をサポートしてもらえるサービスを提供している。

年会費・コンサルティング料がかからず、商品を取引したときのみ手数料がかかる費用体系となっている。

マネックス証券のIFAサービスで取り扱っている商品は以下の通りだ。

  • 株式
  • 米国株
  • 投資信託
  • 債券
  • ON COMPASS+

ON COMPASS+はIFAサービスを利用している顧客だけが利用可能な、全自動で運用を任せられる仕組みのサービスだ。

顧客のニーズや運用方針を踏まえ、ベストな運用プランを策定した上で全自動で運用を行っていく仕組みとなっている。

顧客のニーズに合わせてプランも自由に選択でき、柔軟に運用してもらえることが特徴のサービスだ。

「プロに運用をすべて任せたい」という方は、ON COMPASS+を利用できるマネックス証券を活用すると良いだろう。

IFAを利用する際の注意点

IFAを利用する際の注意点 資産運用ナビ

中立な立場での提案や長期的なサポートなどIFAにはメリットが多いが、一方で注意すべき点も存在する。

相談後のトラブルを防ぐためにも、注意点を正しく理解しておくことが重要だ。

ここでは、IFA活用時の注意点や自分に合うIFAを選ぶ重要性、適切なIFAの選び方について解説していく。

IFA活用時の注意点

IFAに相談を行う際、以下の2点に注意しておく必要がある。

  • 手数料が発生する
  • 費用体系がIFAによって異なる

プロのアドバイザーに相談する以上、どうしても手数料が発生してしまう。

コストの面だけで言えば、自分1人で投資を行った方が経済的な負担を抑えられるだろう。

もちろん、IFAはプロとして手数料に見合ったアドバイスをしてくれる。

しかし「アドバイスがなくても自分で適切な取引を行える」という人は、IFAを利用せずにコストを抑えた方が良いだろう。

また、IFAによって採用している費用体系はそれぞれ異なる。

金融商品の取引ごとに手数料がかかる「コミッション型」や、資産の残高に応じてIFAの報酬が変化する「フィーベース型」などの費用体系が一般的だ。

もちろんコミッション型・フィーベース型のどちらが良いというわけではない。

しかし、費用体系を理解しないままサービスを利用してしまうと、思わぬところで手数料がかかってしまう恐れがある。

事前に相談先がどういった費用体系を採用しているか確認し、自分に合う費用体系のアドバイザーを探そう。

自分に合うIFAを選ぶ重要性

IFAを選ぶ際、もうひとつ注意しておくべきポイントがある。それは「自分に合うアドバイザーを選ぶ」という点だ。

一口にIFAと言っても、それぞれターゲットとしている顧客層や専門領域が異なる。

例えば、資産形成を始める層に向けて株式や債券、投資信託などの運用をサポートすることを専門としているアドバイザーがいる。

その一方で、富裕層向けにヘッジファンドや不動産投資、税金対策などのサポートを行うアドバイザーもいる。

そのため、適当にアドバイザーを選んでしまうとミスマッチが起こり、希望している相談内容に対応してもらえない可能性がある。

自分に合うアドバイザーを探すためにも、IFAがメインとしている顧客層や専門領域を事前によくチェックしておこう。

適切なIFAの選び方

信頼できるIFAを選ぶ際の基準として、以下の3つのポイントを押さえておこう。

  • メインターゲットの顧客層と専門領域
  • IFAとしての登録年数
  • 「FD宣言」を公表しているかどうか

前述の通り、IFAはそれぞれターゲットとしている顧客の属性や専門としている分野が異なる。

自分の資産状況や運用目的とマッチしているかどうかを見極めるために、ホームページ等でメインの顧客層や専門領域を確かめておこう。

また、提案力があるかどうかを見極める基準として「IFAとしての登録年数3年以上」を目安にしてアドバイザーを探そう。

ある程度の年数をIFAとして活用している場合は、顧客からも提案力を信頼されている可能性が高いと判断できるためだ。

そして「FD宣言」を公表しているかどうかもチェックポイントとして押さえておこう。

FD宣言とは「顧客を第一に考えた業務運営のためにどういった方針を策定しているか」という内容を宣言するものである。

法律で義務付けられているわけではないが、顧客本位の営業を行う意思があるかどうかを見極める判断材料となるだろう。

上記3つのポイントを押さえ、信頼できるIFAを探してみよう。

あなたに合ったIFAの探し方

あなたに合ったIFAの探し方 資産運用ナビ

一般的にIFAを探す際、インターネットで「〇〇(住んでいる地域の名前) IFA」などと検索をして業者を見つけることが多い。

その後ホームページ等で問い合わせを行い、具体的な面談に進んでいく仕組みだ。

しかし、日本においてIFAはまだまだ定着しているとは言えず、信頼できる業者を探すことは容易ではない。

また、電話やメールでの問い合わせもハードルが高いと感じるのではないだろうか。

そんな方には、IFA検索サービス「資産運用ナビ」の利用をおすすめする。

ここでは「資産運用ナビ」のサービス内容や利用方法、利用するメリットについて解説していく。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」とは

「資産運用ナビ」は、相談先を探している投資家とIFAをマッチングさせるサービスだ。

全国のデータベースから、あなたの運用目的や資産状況、性格の相性などを考慮して最適なアドバイザーを抽出・紹介する仕組みとなっている。

サービスの利用は非常に簡単で、たった60秒あなたの希望の条件を入力するだけだ。

IFAを知り尽くした「資産運用ナビ」が自動であなたに合うアドバイザーを診断し、紹介してくれる。

相談する前にアドバイザーのプロフィールも確認でき、経歴や得意分野、メインの顧客層などをチェックできる。

プロフィールに納得した場合は、そのまま面談を申し込むことができる。

その後はアドバイザーから日程調整の連絡が来るため、希望の日程を擦り合わせながら面談日程を決めていこう。

「資産運用ナビ」を利用するメリット

「資産運用ナビ」を利用してアドバイザーを探すメリットとして、以下の3点が挙げられる。

「資産運用ナビ」を利用するメリット
  • WEBや好きな場所を選んで面談できる
  • 相談費用が一切かからない
  • まったく知識がなくても相談可能

「資産運用ナビ」は全国47都道府県どこでも対応しており、WEBや好きな場所を選んで面談できる。

自分がリラックスできる場所を選び、落ち着いて相談できる点がメリットのひとつだ。

また、相談費用は一切かからず、費用が発生するのは金融商品を取引したときのみとなっている。

もちろん何度でも相談可能となっているため、アドバイザーからの提案に納得が行くまで繰り返し相談できる点も大きな魅力だ。

そして、専門家に相談する以上「準備をしないといけない」と不安に感じている方も多いだろう。

しかし「資産運用ナビ」はまったく知識がない方でも歓迎しており、「何から相談すれば良いのだろう」と悩んでいる方でも利用可能だ。

資産運用についての悩み・不安が少しでもある方は、ぜひこの機会に「資産運用ナビ」を活用して信頼できるアドバイザーを探してみよう。

まとめ

まとめ 資産運用ナビ

IFAは、投資家の資産運用において重要な役割を果たす専門家である。

実際にサポートを受ける際にはネット証券を介して取引が行われるため、本記事でご紹介したネット証券の特徴を比較し、IFAを選ぶ際の基準として考えておこう。

また、ほかにもIFA選びの基準としてIFAの登録年数やFD宣言の有無、メインの顧客層、専門領域などをチェックしておく必要がある。

こうした点を踏まえ、信頼できるアドバイザーを探してみよう。

「資産運用ナビ」では、アドバイザーを探す投資家とIFAをマッチングさせるサービスを提供している。

ぜひこの機会に「資産運用ナビ」を活用し、信頼できるアドバイザーを無料で探してみよう。

よくある質問

IFAとは具体的にどのような役割を果たすのか?

IFAは具体的に以下のようなサービスを提供している。

  • ライフプランに合わせた資金計画の策定サポート
  • 家計の収支・保険の見直し
  • 計画に合わせた金融商品の提案・仲介
  • 定期的な運用状況のフォローや資産の見直し
  • 所得税や相続税の対策

上記のようにお金についてさまざまな相談ができるパートナーとしての役割を担っている。

IFAとの資産運用においてネット証券はどのように機能するのか?

IFAは自社で金融商品を持たず、提携先の証券会社の金融商品を提案している。

そのため、IFAとの資産運用においては、提携先のネット証券が取り扱う金融商品から投資先を選ぶこととなる。

また、取引はネット証券の口座を介して行われ、手数料も証券会社で設定されている費用に応じて発生するため、ネット証券を慎重に選ぶことも重要なポイントだ。

IFAを選ぶ際の重要なポイントは何か?

IFAを選ぶ際は以下の3点を押さえておこう。

  • メインターゲットの顧客層と専門領域
  • IFAとしての登録年数
  • 「FD宣言」を公表しているかどうか

特に、メインターゲットの顧客層と専門領域については確認せずに選んでしまうと、希望の相談内容に対応してもらえない可能性がある。

ホームページ等でアドバイザーのメイン顧客層や専門領域をチェックしておこう。

IFAを利用する際のコストはどれくらいか?

株式投資の場合、約定代金のおよそ1%程度が手数料として発生する。

また、楽天証券の管理口座コースでは「預かり資産残高に応じて年率1.1%」という手数料体系を採用している。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

・本サイト「資産運用ナビ」はアドバイザーナビ株式会社が運営しております。
・本サイトに掲載される情報に関しては、最大限の注意を払っておりますが、金利、手数料、その他商品情報の完全な正確性や信頼性を保証するものではありません。
・本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

目次