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楽天証券IFAコースへの変更ガイド!手続き手順からIFAコースの特徴までを徹底解説

この記事で解決できるお悩み
  • IFAコースに変更するメリットとデメリットを把握したい
  • 楽天証券のIFAコースへの変更手順が知りたい
  • 楽天証券IFAコースの手数料体系とサービス内容について理解したい

この記事では、楽天証券のIFAコースへの変更方法から、サービスの特徴やメリット・デメリットまでを解説する。

口座開設数1,000万口座を誇る楽天証券を利用されている人も多いのではないだろうか。

楽天証券のようなネット証券では、対面型証券会社と比べ手数料が割安な反面、営業担当者がいない。

しかしユーザーのなかには「金融商品を提案してほしい」との声もあり、楽天証券もこの声に応える形でIFAコースを提供している。

IFAの概要や選び方についても触れていくので、より良い資産運用を考えている人は参考としてほしい。

目次

IFAコースに変更するメリット・デメリット

IFAコースに変更するメリット・デメリット 資産運用ナビ

営業担当がいないネット証券では、ユーザー自身が自己判断で金融商品を売買しなければならない。

市場には魅力的な金融商品や銘柄(投資先)も多くあるが、知名度がないため一般ユーザーには知られていないものも少なくない。

そのような商品を、投資家の目的やリスク許容度に応じて、提案してくれるのがIFAだ。

IFAは投資商品の提案・販売だけにとどまらず、投資家がもつ資産配分のコンサルティングや長期的な資産運用の支援も行う。

ここではIFAの概要や役割、IFAを活用するメリット、楽天証券のIFAコースに変更することによるデメリットを解説する。

IFAの概要と業務範囲

IFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)とは、豊富な金融知識と実務経験をもつ、資産運用の専門家だ。

特定の金融機関には所属していないため、その企業が推奨する商品を提案するのではなく、顧客利益を第一に考えた提案を行う。

さらにIFAには転勤がないため、ライフステージの変化に応じた、長期的な資産運用への支援も可能だ。

IFAの目的は、顧客の資産全体をサポートすることであるため、以下のようにその業務範囲は多岐にわたる。

  • 顧客の資産運用プランの作成支援
    • 顧客へのヒアリングを通じて、資産形成の目的やライフプラン、リスク許容度を明らかにする。そのうえで、顧客に最適なポートフォリオ(資産の配分)や投資プランを提案する。
      ※リスク許容度:投資で損失が生じた際、どのくらいまでなら受け入れられるか、という経済的・精神的耐久力のこと。
  • 情報提供
    • 顧客の金融リテラシー向上のため、金融市場の情報を随時提供する。また顧客が購入した金融商品の運用状況も定期的に報告する。
  • ポートフォリオの調整や見直しの提案
    • 市場動向や顧客のライフステージの変化に応じて、顧客のポートフォリオの調整や、必要に応じて見直しを提案する。
  • 相談対応
    • 投資以外についても、顧客からの資産に関する相談に幅広く対応する。事業継承や相続・税務・保険・不動産などについても対応することがある。場合によっては、弁護士や税理士などの外部の専門家と連携することもある。

なお、FP(ファイナンシャルプランナー)の業務内容と類似点も多いが、法律上、FPは金融商品の提案ができない点でIFAとは異なる。

資産運用にIFAを活用するメリット

資産運用の専門家であるIFAからの助言が、あなたの資産運用を大きく改善させるはずだ。

その助言は、豊富な実務経験に裏打ちされたものであるため、耳を傾ける価値は大きい。

想定外のリスクにも万全に備えられているIFAの提案は、特に長期的な資産運用を考えている人に有効だろう。

またIFAから提供される最新の金融情報は幅広く、金融市場に関する自分の知見も広がり、そして深まるに違いない。

顧客からの評価がIFAの評価になるため、顧客利益を最優先に対応してくれる。

IFAコースへの変更にともなうデメリット

IFAコースに変更すれば手数料がかかるが、これはIFAが提供するサービスへの対価だ。

楽天証券のIFAコースの手数料は、直接IFAに支払う必要はないが、楽天証券で金融商品を売買する時の手数料に上乗せされる。

またIFAコースへの変更には、これまでの口座(インターネット口座)から、IFA口座に切り替える必要がある。

IFA口座では、これまでの口座とはサービス内容が異なるため、注意が必要だ。

  • 口座情報はIFAに全て開示される
  • 自分で考えて、自身で注文したものにも手数料がかかる
  • 口座変更後は、インターネット口座のキャンペーンには参加できなくなる
  • 元のインターネット口座にも戻せるが、IFA専用銘柄を所有していると口座変更ができない

楽天証券でIFAコースに切り替える手順

楽天証券でIFAコースに切り替える手順 資産運用ナビ

ここでは、楽天証券のIFAコースに切り替える手順を解説する。

先述したようにIFAコースへの変更には、楽天証券の口座をIFA口座に変える必要があるが、変更手続きには注意すべき点もある。

ここでの理解を踏まえて、口座変更を行えば、スムーズに手続きができるだろう。

楽天証券のIFAコースへの変更方法

楽天証券のIFAコースへ変更するには、以下の手順で口座変更の手続きを行う必要がある。

STEP
IFAを探す

以下の方法から面談するIFAを探す。

STEP
面談

IFAとの面談は原則無料。面談したIFAに担当を希望する場合には、IFAもしくはIFA事業者に連絡する。

STEP
IFA口座への変更手続き

具体的な手続きは、IFAが案内する。
まだ楽天証券で口座をもっていない場合でも、このときに口座開設ができる。

STEP
取引開始

コース変更に関する注意点

自分の口座が、下記の状態であると、コース変更の手続きができないことがある。

  • ①変更手続日に発注中の取引がある場合
  • ②変更手続日当日の最後に成立した取引がある場合
  • ③投資信託で「毎日積立」が設定中の場合
  • ④楽ラップ(楽天証券の資産委託運用サービス)で資産を運用中の場合

上記①は発注取消後、②はシステム処理が完了後、③は毎日積立の設定解除後、④は楽ラップの契約解約後、それぞれ手続きができるようになる。

これらが完了した段階でIFAに再度連絡すれば、IFA側で処理を行い、変更手続きが完了する。

口座変更の手続きが終わったら、IFAとの取引が開始できるようになり、IFAからも自分の口座に注文できるようにもなる。

ログインIDなどもこれまでと変わらないため、自分からも口座にアクセスできる。

口座変更の確認方法

口座変更の確認は、担当のIFAに直接確認しよう。

楽天証券のコールセンターや有人チャットサービスもあるが、つながりにくいこともある。

一方のIFA側には、楽天証券のIFAをサポートする「IFA管理WEB」や、IFA専用のコールセンター「IFAダイヤル」が用意されている。

また口座変更が完了しなければ、IFAも十分な活動ができないため、すぐに確認してくれるだろう。

楽天証券IFAコースのサービス内容と手数料体系

楽天証券IFAコースのサービス内容と手数料体系 資産運用ナビ

ここでは楽天証券のIFAコースで受けられるサービス、そして手数料について解説する。

先に述べた「IFAの概要と業務範囲」に加えて、楽天証券のIFAコースではどのようなサービスが得られるのか把握しておこう。

また「IFA口座に変更すると、楽天証券での手数料が変わる」とも前述したが、どのくらい変わるのかも理解しておきたい。

楽天証券IFAコースのサービス内容

楽天証券のIFAコースに変更することで、IFA専用の取扱商品やサービスも購入できるようになるため、選択の幅が広がる。

商品の一例として、超過収益の獲得を目指すキャピタル・インベストメント・カンパニー・オブ・アメリカICAなども購入できる。

サービスでは、IFA専用のラップサービス(資産委託運用サービス)も利用できる。

これは顧客の意向に合わせた資産配分や運用方法を、IFAの助言を受けたうえで選択できるサービスだ。

楽天証券IFAコースの手数料体系

ここではIFAコースの手数料を、通常のインターネット口座での売買時の手数料とで比較する。

今回の比較では、手数料は国内株式(現物取引)を売買した場合のものとし、インターネット口座は「ゼロコース」とする。

IFAコースの手数料には、二種類(コースA・コースB)あるが、どちらの手数料が適⽤されるのかはIFA事業者による。

このため、IFAとの面談時にどの手数料体系が適用されるのかを確認しておいた方がよいだろう。

インターネット口座 vs IFA口座(コースA)

約定代金(売買時の金額)⼿数料(税込)
インターネット口座
(ゼロコース)
IFA口座(コースA)
25万円以下0円2,750 円(最低⼿数料)
25万円超 〜 100万円0円約定代⾦の1.1000%
100万円超 〜 200万円0円約定代⾦の0.9625% + 2,200円
200万円超 〜 300万円0円約定代⾦の0.8800% + 3,850円
300万円超 〜 400万円0円約定代⾦の0.8250% + 5,500円
400万円超 〜 500万円0円約定代⾦の0.7700% + 7,700円
500万円超 〜 1,000万円0円約定代⾦の0.6600% + 13,200円
1,000万円超 〜 2,000万円0円約定代⾦の0.6050% + 18,700円
2,000万円超 〜 3,000万円0円約定代⾦の0.5500% + 29,700円
3,000万円超 〜 5,000万円0円約定代⾦の0.3300% + 95,700円
5,000万円超 〜 1億円0円275,000円
1億円超0円約定代⾦の0.1100% + 177,100円
出典:楽天証券「手数料・リスク等」(2023年12月時点)

インターネット口座 vs IFA口座(コースB)

約定代金(売買時の金額)⼿数料(消費税込)
インターネット口座
(ゼロコース)
IFA口座(コースB)
5万円以下0円55円(最低手数料)
5万円超 ~ 10万円0円99円
10万円超 ~ 20万円0円115円
20万円超 ~ 50万円0円275円
50万円超 ~ 100万円0円535円
100万円超 ~ 150万円0円640円
150万円超 ~ 3,000万円0円1,013円
3,000万円超0円1,070円
出典:楽天証券「手数料・リスク等」(2023年12月時点)

具体的な約定金額を当てはめてみると、手数料はコースBの方が、コースAと比べて割安であることがわかる。

100万円の国内株式を購入した場合の比較

IFA口座(コースA)の税込手数料IFA口座(コースB)の税込手数料
11,000円535円

IFAはどのように選ぶべき?

IFAはどのように選ぶべき? 資産運用ナビ

IFAが自分の担当になる前には面談ができるが、なにを確認すればよいのだろうか?

もちろん前述した手数料も重視すべき点だが、IFAを選ぶ基準はそれだけではない。

そこでここでは、IFAとの面談時に確認すべきチェックポイントも説明する。

さらに自分に合ったIFAをさがす手段として、IFA検索サービス「資産運用ナビ」についても紹介する。

自分に合ったIFAを見つけることの重要性

世界経済は成長し続け、その成長に投資する資産も運用期間が長ければ長いほど、拡大する可能性も高まる。

このため自分の資産運用のパートナーであるIFAも、長く付き合える相手であることが望ましい。

よりよいIFAと長く付き合えれば、そのIFAがもっている知識や知見が、長期にわたる自分の資産運用に活かせる。

そのようなIFAを見つけることは簡単ではないが、しかし極めて重要なことだ。

IFAを選ぶ際のチェックポイント

自分にあったIFAを選ぶうえでのチェックポイントを紹介する。

IFAは個人の経験や性格以外に、IFA事業者との雇用形態によっても対応が変わる場合がある。

IFAとの面談では、以下のチェックリストを参考に、自分に合ったIFAを選んでほしい。

  • 対応可能範囲や取扱商品(種類や数)
  • 投資方針
    • リターン追求の提案 or リスク管理型の提案。
  • 対象顧客
    • 資産形成層 or 富裕層。
    • IFAが対象としている顧客の資産規模。
  • IFA個人のキャリアや専門領域
    • 投資に関しては、銀行や保険業界の経験者よりリスク商品を扱う証券業界での経験があるIFAが望ましい。経験豊かなIFAには優れた相場観や金融商品の選別力が期待できる。
    • 事業継承や相続に関しては、銀行や保険業界の経験者が望ましい。
  • フォローの手厚さ
    • 金融商品を購入後に、IFAから提供される情報の内容や頻度。
  • 担当者の雇用形態
    • 正社員の場合は、IFA事業者が顧客に組織的なサービスを提供し、提案内容やコンプライアンス意識も期待できる。IFA事業者の理念と自分の投資方針が合うかどうかが選ぶポイントになる。
    • IFA事業者と業務委託契約を結んでいるIFA(個人事業主)は、個人のコネクションや能力に依存するため、個人の経験や資質を見定める必要がある。
  • 報酬形態(フルコミッション制 or 固定給+α)
    フルコミッション制の場合では顧客が支払う手数料がIFAの報酬に直結する。このため顧客重視ではなくIFAのインセンティブ重視の対応になる可能性もある。特に短期型の投資ばかりを進めてくるIFAには注意が必要だ。
  • 自分との相性

IFA検索サービス「資産運用ナビ」とは

楽天証券と提携しているIFA以外にも、広範囲にIFAをさがした方が自分に合ったIFAに出会える可能性が高まる。

IFAが主催している個別相談会やセミナーなどでもIFAと出会えるが、どれを選んで参加すればよいのか悩ましい。

またIFAに出会えても、その人物が自分に合っていなければ、またイベント参加からやり直さなければならない。

そのようなことを避ける手段として、IFA検索サービス「資産運用ナビ」をおすすめする。

「資産運用ナビ」で得られるメリット

「資産運用ナビ」では、簡単な質問に回答するだけで、自分の投資目的や性格に合ったIFAを自動的に紹介してくれる。

気になったIFAとは、プロフィールを確認した上で、無料面談も可能だ。

面談人数に制限はないため、自分に最適なIFAと出会えるまで、何人でも会って話せる。

信頼できるIFAと出会い、よりよい資産運用を行うには「資産運用ナビ」は有効なツールといえる。

自分に最適なIFAをさがせる「資産運用ナビ」

まとめ:自分に最適なIFAをさがせる「資産運用ナビ」 資産運用ナビ

この記事では、資産運用におけるIFAの役割、楽天証券のIFAコースの概要やメリット・デメリットを解説した。

さらに、IFAコースへの変更方法や手数料についても触れてきた。

現在国内には6,000名を超えるIFAがおり、​​楽天証券と提携しているIFA以外にも広範囲にIFAをさがした方が、自分に合ったIFAに出会える可能性が高まる。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」では、全国にいるIFAから、あなたに適したIFAが効率的にさがせる。

資産運用をよりよくするために、ぜひ利用してほしい。

よくある質問

楽天証券でIFAコースに変更する手順は?

楽天証券のWEBサイトなどを使って、IFAをさがし、面談を行う。

自分に合ったIFAと出会え、そのIFAを担当にする場合には、本人もしくはIFA事業者に直接伝える。

楽天証券への変更手続きは、IFAの指示に従っておこなう。

IFAコースに変更するメリットと注意点は何ですか?

メリットは、中立的立場に立つ資産運用の専門家から、助言や提案が受けられること。

注意点は手数料が発生すること。

楽天証券の手数料体系とサービス内容の詳細は?

手数料体系は、楽天証券のWEBサイトを参照のこと

楽天証券のIFAコースのサービスでは、従来のIFAが提供するサービスに加えて、楽天証券のIFA専用の取扱商品やサービスが利用できる。

IFAを選択する際に考慮すべきポイントとは?

IFAの知識・経験・性格・投資方針などから、自分と長期にわたって付き合える人物かを見定めること。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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・本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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