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IFAにはどんなデメリットがある?有効活用するための知識を習得しよう

この記事で解決できるお悩み
  • IFAのメリットやデメリットが知りたい
  • IFAを利用する際の注意点が知りたい
  • IFAの有効活用法が知りたい

IFAは金融機関から独立した立場で資産運用のアドバイスを行う専門家である。

顧客に寄り添った提案を受けられることもあり、近年人気は上昇傾向にある。

しかし、IFAに関する情報はまだまだ少なく、どのような存在なのか分からないという人もいるかもしれない。

果たしてIFAにデメリットはないのだろうか。

そこで本記事では、IFAのメリットやデメリット、有効活用するためのポイントを解説する。

自分に合ったIFAを見つけるためのヒントが満載なので、ぜひ最後まで読んでみてほしい。

目次

IFAにはどんなデメリットがあるのか

近年注目を集め始めたIFAに関する情報はまだ少ない。

相談したくても実態が把握できず、不安に思う人もいるだろう。

そこでまずは、IFAのデメリットを3点解説する。

  • 担当者毎のサービス品質に差がある
  • 手数料が高い
  • 自分に適したIFAを選ぶのが難しい

IFAについて正しく理解できれば、安心して相談に進めるはずだ。

担当者毎のサービス品質に差がある

証券会社の担当者などとは異なり、IFAは特定の金融機関には所属せずに活動しているため、担当者間でサービスの質に差が生じることがある。

例えば、金融機関であれば市場の最新トレンドなど業務に必要な情報はすぐに共有してもらえる。

しかし、個人事業主であるIFAは自分から動かなければ情報を得られない。

そのため、欲しい情報が得られない可能性も考えられるのだ。

また、IFAの投資に対する考え方は一人一人異なる。

長期で安定した運用をすすめてくる担当者もいれば、短期で大きなリターンを狙うアドバイスを得意とするIFAもいる。

方針が自分と合っていなければ、「いいアドバイスがもらえなかった」と不満に思う人も出てくるかもしれない。

手数料が高い

IFAに相談する際、相談費用はかからない場合が多い。

ただ、取引手数料が高くなりやすいのはデメリットと言える。

インターネットコースとIFAコースがあるSBI証券を例に、各コースで国内株式の取引をした時の手数料の差について比較してみよう。

現物取引・制度信用取引・一般信用取引に適用(価格は全て税込価格)

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1注文の約定代金インターネットコースIFAコース(プランA)
100万円以下条件を満たせば0円約定代金の1.15%(2,750円に満たない場合は2,750円)
5,000万円超1億円以下29万9,750円
10億円超約定代金の0.06%+69万800円

IFAを介して取引すると、自分で運用する時と比べて手数料が高くなることが分かる。

運用で損失が出ている場合でも、売却する際には手数料は必要になるため、運用効率が悪くなることも考えられる。

IFAを利用する場合は、アドバイスが費用に見合ったものかどうかを見極める必要があるだろう。

自分に適したIFAを選ぶのが難しい

IFAに注目が集まり始めたのは最近のことであり、情報が十分にあるとはいえない。

そんな中で最適な担当者を選びだすのには困難が伴う。

例えば、IFAと面談を行うにはネット証券やIFA法人のHPから申し込むのが一般的だ。

ただ、担当となるIFAのプロフィールや顔写真などが見られない場合も多い。特に、ネット証券では事前に確認することは難しいだろう。

「実際に会ってみなければわからない」というのは金融機関であっても同じだが、事前の情報の取りづらさにはどうしても差がある。

また、面談を何回も繰り返して自分に合った担当者を探し出すのも大変だ。

実際に弊社が実施したアンケートでも、現在IFAに相談している投資家の多くが自分に合う担当者を探す難しさをデメリットに挙げていた。特に「どこからIFAを探せばいいのか分からない」という意見が多く、これがIFAに相談する上で大きな障壁となっているようだ。

このような状況に対し、最近では自分に合うIFAを見つけるためのマッチングサービスも増えてきている。

詳しい活用法は最後の段落で解説するので、参考にしてほしい。

IFAのメリット

ここまでIFAのデメリットについて見てきたが、もちろん利用するメリットもある。

IFAは運用の専門家であり、生涯にわたってあなたを支援してくれるパートナーにもなりうるのだ。

本段落では、IFAのメリットを4つ解説する。

中立の立場から投資アドバイスが得られる

IFAは金融機関に所属しない独立した存在であるため、会社の経営方針に合わせて特定の商品を宣伝したり、また販売するノルマを背負っていない。

つまり、顧客にとって本当に必要な商品に絞って提案することが可能なのだ。

IFAに相談すれば、自身の年齢や運用目標などに沿って最適な運用プランを考えてくれる。

これは金融機関にはないメリットと言える。

複数の会社の商品を紹介してもらえる

金融機関の担当者は、基本的に所属先の商品しか提案することができない。

一方でIFAに相談すれば、所属に縛られず様々な会社の商品を紹介してもらえる。これも大きなメリットと言える。

ただし、1つ注意すべき点がある。IFAが紹介できる商品は、そのIFAが所属する法人と提携している企業の商品に限られる。

例えば、所属法人が楽天証券と提携していなければ、そのIFAからは楽天証券で取り扱う株式やファンドの提案は受けられないのだ。

自分が取引したい証券会社が提携先に入っているか、事前に確認するようにしてほしい。

知識や経験が豊富な担当者が多い

新卒でいきなりIFAへ就職する人はほぼいない。

IFAの多くは、証券会社から転身しており、前職で培った知識や経験を元に、的確なアドバイスをしてくれる。

また、証券会社以外にも銀行や保険会社、さらに不動産業界や税理士から転身している人などもいる。

自身の持つお金の悩みに特化した経歴のIFAを見つけ出せれば、疑問や不安もすぐに解消できるはずだ。

同じ担当者から長期間支援を受けられる

IFAには基本的に転勤がない。

そのため、同じ担当者から長期的な支援を受けることが可能で、これは大きな安心感に繋がるだろう。

証券会社や銀行の担当者は、早ければ2〜3年の周期で異動や転勤を繰り返す。

実際に「今まで何度も担当者が変わった」という経験をした人も多いのではないだろうか。IFAであれば、その心配をする必要はない。

担当者との付き合いが長くなれば、資産運用に対する考えを共有しやすくなり、的確なアドバイスを受けられる可能性も高まる。

信頼関係を築きやすいこともIFAの大きな魅力だと言えるのだ。

IFAのメリットとデメリットを知って有効活用する

IFAに相談する際、いくつかのポイントを押さえると運用の成功率をさらに高められる。

本段落では、IFAを有効活用するための方法を3つ紹介する。

長期目線での運用計画の立案

IFAとは、長期の目線で運用計画を立ててほしい。初心者であっても、IFAのアドバイスがあれば運用を成功させやすくなる。

そして、資産運用の計画を立てる際には、以下の点をIFAと共に確認していく必要がある。

①余剰資金額

手元の資産を「すぐ使うお金」「使う予定が決まっているお金」「すぐに使わないお金(余剰資金)」に分類し、余剰資金で運用を始めることが重要だ。

仮に運用で損失を出しても、余剰資金であれば生活への影響が少ないからである。

IFAと話しながら、どれくらいの資金を運用すべきか見極めていこう。

②リスク許容度

残念ながら100%成功する運用法は存在しない。

運用を始める際、「具体的にいくら損しても大丈夫か」という度合いを表したものがリスク許容度である。

リスク許容度は感覚的なものであり、自身の年齢や保持している資金額、性格などによって変化する。

数千円損するだけで辛く感じてしまう人もいれば、数十万円損してもあとから取り返せばいいと考える人もいる。

IFAに相談しながら、自分のリスク許容度がどれくらいか理解する必要がある。

③運用目標

運用開始前に、「何のために」「いつまでに」「いくら用意したいか」を明確にしておくと成功させやすい。

目標が決まれば、IFAもそれに合わせて運用計画を提案できる。

例えば、「子どもの教育資金として2,000万円を10年間で準備したい」などだ。目標を明確に決めておけば、途中で変更があっても対応しやすい。

このように、長期運用を前提に、IFAと計画を立てることで目的を達成しやすくなるのだ。

定期的なレビューと運用方針の見直し

一度運用を始めたからといって安心してはいけない。

計画通りにリターンを伸ばしていけるかというと、必ずしもそうではないからである。

例えば、運用資金を国内株式25%・外国株式25%・国債25%・投資信託25%で配分して運用開始したとしよう。

4種類の金融商品の値動きが完全に一致することはありえない。

仮に米国経済の成長により米国株の株価が上昇すると、外国株式の割合が増え、バランスが崩れることになる。

変更せずにそのまま運用を続け、万が一株価が暴落すれば一気に損失を出してしまうことになるのだ。

上記のような事態を避けるには、定期的に金融商品のバランスを確認することが重要だ。

具体的には、値上がりした商品を売る・他の商品を追加で購入するなどが必要になる。

定期的な運用計画の見直しは、資産運用を成功に導く重要なプロセスなのだ。

IFAに相談していれば、同じ担当者が長期間運用を見ているため、見直す時も適切なアドバイスを受けやすい。

また、自分の意向を毎回伝えなくても、市場変動に合わせたバランス調整を提案してくれるのも、大きなメリットと言える。

相性の良いIFAの選定

IFAを有効活用する最大のポイントは、自分と相性が良い担当者を選ぶことである。

相性の良さとは、相談しやすさや資産運用に対する考え方の共通性を表している。

長く付き合うIFAだからこそ、会話のテンポが合う人、また自分の考えを素直に話しやすい人を見つけることが大変重要である。

また、短期運用でリターンを追求したい人が、債券などローリスク商品を専門分野にするIFAを選ぶと、なかなか望んだアドバイスが返ってこない可能性も高い。

自分の運用意向に近い領域の専門性を持つIFAを見極めることで、資産運用は成功しやすくなるのだ。

IFAはどこで選ぶべき?

ここまでの解説で、IFAについてかなり詳しくなったと思う。

ただ、自分に合ったIFAをどのように見つけるべきか悩んでいる人もいるはずだ。

そこで活用してほしいのが「資産運用ナビ」だ。

本段落では、自分に合ったIFAを見つけるポイントやニーズを満たせるようなIFAの選び方、そして「資産運用ナビ」の活用法について解説していく。

自分に最適なIFAを見つけるには

最適なIFAを選定するには、複数の担当者を慎重に比較していく必要がある。

IFAの比較基準は以下の通りだ。

①IFAの雇用形態IFAの雇用形態には、正社員・業務委託の2パターンがあり、前者は給与型、後者は成果報酬型がメインだ
このことから、業務委託型のIFAは積極的な売買を提案してくる可能性が高い
本当に自分の投資スタイルに合った提案なのか、見極める必要がある
②法人の営業スタイルIFAは独立した存在だが、コンプラインスの管理や事務作業を担うIFA法人に必ず所属している
担当者の提案が、所属法人の方針を反映しているのか、またはIFA個人の考えを元にしているのかもポイントの一つだろう
自身のニーズに合致するアドバイスを提供できるかどうか、を基準に比較を行うと、より効果的だ
③IFAの提案傾向IFAが得意とする提案内容はそれぞれ異なるため、アドバイスの内容を覚えておき、比較することも重要だ
短期運用が得意なIFAもいれば、20年単位で地道にリターンを積み上げる長期運用をメインとするIFAもいる
どのような傾向があるのか、しっかり確認しよう

上記の基準はあくまでも一例ではあるが、IFAを選ぶ参考としてもらいたい。

相談者のニーズに合ったIFAの選び方

自分のニーズを満たせるIFAを選ぶには、資産運用で何を達成したいのかという目的を明確にしておく必要がある。

例えば、「子どもの教育資金1,000万円を20年間の運用で準備する」という目的を定めていたとする。

このケースであれば、長期投資が得意なIFAを優先して選ぶことで運用を成功させやすくなる。

「余っている300万円を数ヶ月運用して増やしたい」と考えているのであれば、短期でリターンを狙える提案が受けられるIFAを探すべきだ。

もちろん損するリスクもあるが、目的は達成しやすくなる。

運用目的がはっきりしていれば、自分に合ったIFAも選びやすい。

ただ、複数の担当者を比較していくのには時間がかかってしまう。

そこで活用してもらいたいのがマッチングサービス「資産運用ナビ」だ。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」の活用法

「資産運用ナビ」は、相談者が希望する条件に合ったIFAを紹介してくれるサービスだ。

条件をフォームに入力するだけで、全国のデータベースからあなたに最適なIFAを紹介してもらえる。また、利用料は一切かからない。

IFAのプロフィールを事前にチェックできることも、利用者の安心につながるポイントだ。

経歴や得意分野、メインの顧客層が確認可能で、自分の求めている担当者が探しやすい

さらに、プロフィールに納得ができれば、その場で面談の申し込みが可能だ。

全国どこでも、WEBまたは対面で面談できる。もちろんIFAの紹介料や相談料も無料なので、気軽に運用相談が行えるのだ。

「自分にぴったりのIFAを探したい」という方は、一度「資産運用ナビ」を利用してみてもらいたい。

あなたの運用を支えるパートナーが見つけられるはずだ。

IFAのメリット・デメリットを理解して有意義に活用しよう

本記事では、IFAのメリットとデメリット、そして有効活用するためのポイントを解説した。

IFAは個人事業主のため、サービス内容に差が出やすい。また、近年注目され始めたこともあって情報も集めにくくなっている。

ただ、自分に合った担当者さえ選べれば中立の立場から的確なアドバイスが得られる。

さらに、転勤がないことで長期間同じ担当者から支援が受けられるのも嬉しいポイントだ。

相談する際は、運用計画を立ててIFAに適宜見直してもらうと良い。

IFAとの信頼関係を構築することが、運用を成功に導く近道となるだろう。

また、自分に合うIFAを選ぶことは、資産運用において最も重要な要素の1つである。

IFAの専門領域はアドバイザーによって異なるため、相談したい内容と専門性をあわせることで、より有効な助言を得やすいからだ。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」では、希望条件を入れることで簡単にIFAを探し出すことができる。

無料で利用できるため、ぜひあなたに合った担当者をみつけてほしい。

IFAのメリット・デメリットに関するQ&A

IFAとFPの違いは何ですか?

IFAが運用のプロであるのに対し、FPは資金計画を立案するプロである。

IFAの業務は証券外務員の資格とその登録がないとできない。

この資格の登録があることで、運用のアドバイスに加えて金融商品の仲介業者の役割も果たせるのだ。

一方、FPの資格のみでは具体的な金融商品を紹介することができない。

顧客のライフプランを聞き取って、今後の資金計画を立てるのがFPの役目となる。

具体的な商品を提案して欲しければIFAに、人生の資金計画を大まかに練りたければFPに相談しよう。

IFAに相談するとどのくらいの費用がかかりますか?

IFAへの相談は基本的に無料だ。

相談するには、ネット証券やIFA法人のHPで申し込む・「資産運用ナビ」などマッチングサービスを活用するといった方法がある。自分のやりやすい方法を選ぼう。

IFAを利用する際の注意点は何ですか?

IFAを利用する際にかかる費用としては、売買手数料と資産管理費用の2種類がある。

売買手数料は、商品の取引をした際にかかる費用であり、多くのIFA法人で採用されている。

一方、資産管理費用は資産残高に応じて支払うもので、売買をしなくても発生する。

どれくらいの費用が必要か、利用開始前に目を通しておく必要がある。

IFAを選ぶ際に最も重要なポイントは何ですか?

自分と相性の良い担当者を選ぶことだ。

知識や経験が豊富であっても、こちらの話す間もなく一方的に提案を押し付けてくるIFAとは信頼関係を築きにくい。

また、自分の投資スタイルと考え方が一致しているIFAであれば、望んでいるアドバイスを受けやすくなる。

複数のIFAを比較して自分に合った担当者を選ぶことが、運用を成功に導く鍵となる。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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