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IFAと銀行のどちらに相談すべき?違いを理解してあなたに合ったパートナーを選ぼう

この記事で解決できるお悩み
  • IFAと銀行の違いが知りたい
  • IFAと銀行のどちらに運用相談をするべきか知りたい
  • IFAのメリットが知りたい

近年、IFAと呼ばれる専門家が資産運用の相談先として注目を集めている。

従来は最寄りの銀行などで相談するケースも多かったが、IFAと銀行は何が違うのだろうか。

また、IFAの魅力を最大限に活かすためには、どんなポイントを押さえておけば良いのだろうか。

本記事では、IFAと銀行の違いやIFAのメリット、有効活用法などを紹介していく。

ぜひ本記事を参考にし、最適な相談先を見つけ出そう。

目次

IFAと銀行の違いはなに

IFAと銀行では以下のような点が異なる。

  • 取扱商品
  • 担当者変更の有無
  • 顧客に対する中立性

どちらに相談すべきか悩んでいる方は、違いを比較して適切な相談先を見極めよう。

取扱商品

まず、取扱商品のラインナップという点が違いとして挙げられる。

投資家目線で考えると、商品の選択肢がどれだけ存在するかという点は重要なチェック項目と言えるだろう。

銀行は投資商品の販売がメインの業務ではないため、商品ラインナップは多くない。

基本的に株式は取引できず、投資信託も限られた商品の中から選ばなければならない。

例えば、メガバンクの三井住友銀行では2024年4月現在で200本、みずほ銀行では258本の投資信託を取り揃えている。

大手ネット証券のSBI証券が2,578本、楽天証券が2,552本であることを考えると、選択肢は少ないと言えるだろう。

一方、IFAは証券会社と業務提携を行い、提携先の投資商品を提案・仲介する。

投資商品の提供がメインの業務である証券会社の商品ラインナップを活かせるため、幅広い選択肢を顧客に提供できることが特徴だ。

投資経験が少ない初心者のうちは選択肢が多いとかえって迷うケースもある。

しかし慣れてくるとさまざまな手法を試したくなるケースがあり、ラインナップに不満を抱くことが少なくない。

「現時点では必要ない」と判断せず、将来的にさまざまな商品に投資したくなる可能性を考慮して豊富なラインナップを取り揃えるIFAを推奨する。

担当者変更の有無

担当者が変更するかどうかという点も違いのひとつだ。

担当者が途中で変わると顧客目線ではデメリットが多いため、比較ポイントとしてチェックしておこう。

銀行の場合、営業担当者が数年おきに転勤・異動などによって変更されることが多い。

担当者が変わるたびに運用方針を擦り合わせたり、一から信頼関係を構築したりしなければならない。

一方、IFAには原則として転勤・異動といった制度がなく、担当者が長期的に助言を提供する。

自分をよく知る担当者から一貫した運用方針でサポートを受けられる上に、マーケットの動向やライフステージの変化に応じた商品の見直し相談なども対応可能だ。

投資は結果が出るまでにある程度の時間を要するため、コロコロと担当者が変わってしまうと成果が得られにくい。

長く付き合うことを前提に相談先を選定することが重要だ。

顧客に対する中立性

顧客に対して中立性を保っているかどうかという点も違いとして挙げられる。

大切な資産運用を任せる以上、中立な目線から助言を提供する相談先を選ぶことが大切だ。

銀行の場合、顧客の利益はもちろん願っているものの、自社の利益を上げることにも重点を置かなければならない。

会社にとっての利益が顧客の利益よりも優先されてしまうケースがあり、手数料が高い商品やリスク水準が見合わない商品を提案されてしまう場合がある。

IFAは自分たちで商品を取り扱わないため、中立な立場から顧客に商品を提案できる。

複数の証券会社と提携しているIFAであれば、各社の商品を比較しながら最適な投資先を提案してくれるだろう。

会社が儲かる商品よりも顧客の利益が出る商品を優先して提案する相談先を選ぶことが大切だ。

銀行ではなくIFAに運用相談をするメリット

次に、より詳細なIFAのメリットについて解説していく。

IFAへの相談を検討中の方はぜひ参考にしてほしい。

様々な悩みを相談できる

IFAは証券会社との業務提携により、提携先の商品を提案・仲介する。

株式や債券、投資信託、ETF、ファンドラップなど、証券会社が取り扱う商品はほとんど提案可能だ。

また、一般的な投資商品の提案にとどまらず、生命保険や不動産投資、相続・贈与などについても対応できるケースが多い。

保険の加入や見直し相談を行えたり、相続・贈与などの資産承継問題を専門とする弁護士や税理士と連携して助言してくれたりと、幅広い悩みを相談できる点がIFAの強みだ。

投資以外にも幅広く資金面での助言を提供してくれることがIFAのメリットとして挙げられる。

中立な立場からのアドバイスを得られる

前述の通り、IFAは自社で商品を取り扱わず、顧客に対して中立な立場を保っている。

顧客目線で本当に必要な商品のみを提案してもらえるため、安心して相談できるだろう。

そもそもIFAは銀行や証券会社の出身者が多く、転職した理由として「IFAの方が顧客本位での助言を行える」という点が挙げられることが多い。

顧客の利益を追求し、良好な関係性を築きたいと考えているIFAが多いため、信頼して相談できる。

自分自身の大切な資産の運用を任せる以上、顧客の利益を最優先で追求する相談先を選ぶことがもっとも重要と言える。

中立な立場から投資助言を行うIFAへの相談を推奨する。

長期的なサポートを受けられる

IFAには原則として転勤や異動などの制度がないため、長期的なサポートを受けられる。

担当者が定期的に変わってしまう心配がなく、中長期的な目線で投資計画を立てられる点が魅力だ。

銀行や証券会社の場合は「数年で転勤するから後先考えずに商品を売りつける」という考えの担当者に当たる可能性もゼロではない。

顧客の長期的な資産増加を目指さず、短期間での売買を推奨するようなケースが存在するのだ。

しかしIFAは長期的に関係性を築いていくケースが大半であるため、顧客のライフプランを丁寧にヒアリングした上で適切な投資計画を策定する。

ライフステージの変化に合わせた商品の見直しなども対応し、長期的な資産増加を目指していく。

年齢を重ねていくと、投資以外にも相続や贈与といった問題などに直面するケースは少なくない。そういった悩みも自分をよく知るIFAに相談できるのだ。

このように、信頼できるビジネスパートナーとして関係を構築できる点は、実際にIFAへ相談を行っている投資家からも高く評価されている。

投資家とアドバイスする側で運用期間の目線を合わせることができるのもIFAの大きな魅力の一つだ。

銀行ではなくIFAだからこそできることがある!IFAの有効活用法

実際にIFAに相談するのであれば、以下の3点を押さえておくと良い。

  • リスク許容度・運用目的を事前に確認する
  • 複数の商品を比較検討する
  • 定期的な見直し相談を行う

IFAの強みを最大限に活かすためにも、それぞれのポイントをしっかりと確認しておこう。

リスク許容度・運用目的を事前に確認する

まず、運用相談の前に自身のリスク許容度と目的をはっきりさせておこう。

スムーズかつ的確にアドバイスしてもらうためには自己分析が重要となる。

リスク許容度とは、投資の収益がマイナスに振れたときに「どの程度の損失まで許容できるか」という度合いのことを指す。

投資商品によって収益の振れ幅の大きさは異なるため、自身のリスク許容度の把握が商品選びにおいて重要なポイントとなる。

資産状況や年齢なども考えて、投資でどの程度の損失まで許容できるのかを確認しておこう。

また、何のために投資をするのかという点も明確にしておくと良い。

老後の資産準備なのか、子どもの進学費用の準備なのかによって適切な投資法も異なる。

ライフプランをイメージして「いつまでにどのくらいの資産が必要なのか」という点を確認しておこう。

もちろん運用目的等を具体的なところまでイメージできていなくても、IFAはヒアリングしながら投資戦略に落とし込むことはできる。

しかし急に質問されてもある程度答えられるように自分の中で明確にしておこう。

複数の商品を比較検討する

IFAに相談を行い、具体的に商品の提案を受ける段階になったとき、できるだけ複数の商品の比較検討が重要だ。

IFAの中立性を活かし、自分のニーズに合う好条件の商品を選択しよう。

例えば、同じ投資信託でも商品の運用方針や投資対象によってリスク水準は大きく異なる。

リスクが違えば収益性も変わってくるため、適切なリスク水準の商品選択が重要だ。

また、似たような特徴の商品であっても手数料に違いがある。

手数料は運用パフォーマンスにも影響する部分であるため、なるべく低コストな商品を選ぶことが大切だ。

提案された商品を鵜呑みにせず、いくつか商品を提案してもらって比較しながら投資先を慎重に見極めていこう。

定期的な見直し相談を行う

繰り返しとなるが、IFAは長期にわたって運用をサポートする専門家だ。

運用開始後も定期的にフォローを行うため、ライフプランに変更があったり、運用で気になる点があったりするときは見直し相談を行おう。

例えば子どもの誕生によってリスク許容度が低下し、資産全体におけるリスクを抑え込む必要が出てくる場合がある。

また、マーケットの状況によっては保有資産の配分比率が変化し、リスク許容度に合わない資産バランスになってしまうケースも少なくない。

こうした状況を放置すると、想定外の損失に発展する可能性がある。

生活を取り巻く環境が変わったときはもちろん、年に1回程度は見直し相談を行うと良いだろう。

IFAはどこで選ぶべき?

ここまでIFAのメリットや有効活用法などを紹介してきたが、そもそもIFAをどこで選ぶべきなのだろうか。

適当にIFAを探すのではなく、基準を決めて自分に合うIFAを探し出すことが大切だ。

ここでは、自分に合うIFAを探すべき理由と選ぶ際の基準、IFA検索サービス「資産運用ナビ」の活用法について解説していく。

自分に合うIFAを探す重要性

自分に合うIFAを探すべき理由として「提案内容のミスマッチを防ぐ」という点が挙げられる。

アドバイザーによって得意な分野やターゲットの顧客属性が異なっており、自分の状況に合わない提案をされてしまう恐れがあるのだ。

例えば、子どもの教育資金準備のために資産形成を少しずつ始めていきたいという人が、富裕層顧客をメインターゲットとするIFAに相談してもあまり効果は得られない。

また、投資信託で資産を運用したい人が不動産投資や仕組債などの提案に強みを持つIFAを選んでも、的確な助言を得ることはできないだろう。

自分の資産状況や運用目的に合った助言を得るためには、それに適したIFAを見極める必要がある。

相談先を見極める基準を踏まえて、自分に合うIFAを見つけ出そう。

IFAを選ぶ基準

IFA選びの基準として以下のポイントを比較しておくと良い。

  • 得意分野・顧客層
  • 経歴・実績
  • 性格の相性

前述の通り、得意分野やターゲットの顧客層が自分と合っていない場合、的確な助言は得られない。

相談したい内容や自身の資産状況をもとに適切なIFAを選択しよう。

また、IFAの経歴や実績をもとに「信頼に値するスキルを有しているか」という点も見極めておくと良い。

大切な資産の運用を任せる以上、過去の経歴や実績が信頼できるものであるかどうかを確認しておこう。

そして、性格面での相性も重要な要素と言える。

長期的なパートナーになるIFAと性格が合わない場合、相談自体がストレスになってしまう。

初回面談などでIFAの性格をある程度確認し、相性が良い担当者を見つけ出そう。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」の活用法

IFA検索サービス「資産運用ナビ」では、あなたの資産状況や運用目的に合ったIFAを無料で紹介している。

フォームに希望条件を入力するだけで、あなたにぴったりのIFAが紹介される仕組みだ。

紹介されたIFAのなかに気になるアドバイザーがいた場合、そのまま面談を申し込むこともできる。

経歴や得意分野、メインの顧客層などを事前にプロフィールで確認できるため、安心して面談に進める。

また、初回面談を何人と行っても無料となっており、性格の相性をじっくりと見極めながら相談先を決められる。

本当に自分と合うIFAを探せる点が「資産運用ナビ」の強みだ。

もちろんIFAの紹介は全国47都道府県どこでも対応しており、紹介料・相談費用も無料である。

気軽にIFAを探せる「資産運用ナビ」を活用し、信頼できる相談先を探してみてはいかがだろうか。

IFAと銀行の違いを理解して自分に合ったパートナーを見つけよう

IFAと銀行には「取扱商品」「担当者変更の有無」「顧客に対する中立性」という点で違いがある。

様々な悩みを相談でき、中立な立場から長期にわたる助言の提供を受けられるIFAへの相談を推奨する。

また、IFAに相談する際はリスク許容度・運用目的の明確化、複数の商品の比較検討などを行い、定期的な見直し相談なども活用すると良い。

自分に合うIFAを見つけ出し、効率的な資産運用を実践しよう。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」では、あなたにぴったりのIFAを無料で紹介している。

ぜひこの機会に「資産運用ナビ」を活用し、信頼できる相談先を見つけ出そう。

IFAと銀行に関するQ&A

IFAと銀行へ同時に相談をしても大丈夫ですか?

IFAと銀行の両方に同時に相談をしてもまったく問題ない。

ただし最終的にはどちらか一方に絞らないと、双方の運用方針がずれて投資に支障をきたす可能性がある。

実際に商品を購入するまでは両方に相談を行い、相性が良い方を選択して商品の購入に進むと良いだろう。

IFAと銀行のどちらに相談すべきですか?

IFAへの相談を推奨する。

銀行に比べて取り扱える商品数が多く、担当者が途中で変わることも基本的にない。

自社で商品を取り扱わないため、中立な目線から投資助言を提供することがIFAの強みだ。

IFAと銀行では、それぞれどんなことを相談できますか?

IFAでは投資の相談に加え、保険や相続・贈与も相談できる。

一方、銀行では投資の相談以外に住宅ローンなどの融資に関する相談、保険・相続などの内容を相談できる。

基本的に対応できる内容は重複しているが、IFAの方がより投資に特化した助言を提供できる。

また、IFAの場合は相続・贈与などついて外部の専門家(弁護士・税理士)と連携しながらサポートするケースが多い。

銀行とIFAの中立性にはどのような違いがありますか?

銀行は営利企業であるため、担当者はノルマを課されているケースが多い。

そのため、あなたにとって魅力的な商品ではなく、銀行の利益につながる手数料の高い商品を提案される可能性がある。

一方で、金融機関から独立した存在であるIFAはノルマを課されておらず、クライアントの資産形成に効果的な商品を提案可能だ。

IFAは中立的な立場からサポートできるのに対して、銀行の担当者は常に中立的な立場からアドバイスできるわけではないという違いがある。

IFAと銀行の投資商品の選択肢にはどのような違いがありますか?

IFAは提携金融機関の商品を提案できるため、相談時に購入できる商品のバリエーションが豊富だ。

一方で、銀行は自社で対応している商品しか販売できない。

そのため、商品の種類が限定的で、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)やeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、楽天・全米株式インデックス・ファンドといった優良なファンドを購入できない銀行も多い。

また、また、個別株式も取り扱うことができない点にも違いがあるといえる。

IFAと銀行、それぞれどのような資格や経験を持つ担当者を選ぶべきですか?

IFAや銀行の担当者を選ぶ場合、以下のような資産運用に役立つ資格を保有しているか確認してほしい。

  • ファイナンシャルプランナー(FP)
  • 宅地建物取引士
  • 証券アナリスト(CMA)
  • 住宅ローンアドバイザー

ファイナンシャルプランナーは1級から3級まであるが、最低でも2級、できれば1級を持っている担当者を選びたい。

なぜなら、1級の方が取得難易度が高く、より専門的な知識を持っていることがわかるからだ。

証券アナリストは資産運用に関する専門的な資格だ。取得難易度が高い分、より高度な相談をできるだろう。

なお、不動産に関する相談もしたい場合は、宅地建物取引士や住宅ローンアドバイザーを持っている担当者が頼りになる。

また、担当者を選ぶ際は、自身でも資産運用を行っているか、これまでにどのようなクライアントをサポートしてきたかも確認してほしい。

運用経験やアドバイス経験が豊富にあれば、経験を活かしたサポートをしてくれるだろう。

IFAとの長期的な関係を築くためのヒントはありますか?

IFAと長期的な関係を築くためには、相性の良い担当者を見つけることが大事だ。

運用計画の立案からアフターフォローまでを担当してくれるIFAとの相性が良ければ、困った際にはいつでも相談できる心強い相棒になるだろう。

しかし、IFAの探し方がわからなくて困っている人もいるかもしれない。

そのような人には、IFAと投資家のマッチングサービスである「資産運用ナビ」を活用してほしい。

あなたが入力した条件に適したIFAを紹介してもらえるため、相性の良い担当者と出会いやすいのだ。

「資産運用ナビ」では無料相談を実施しているので、まずは気軽に相談してみてはどうだろうか。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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