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IFAの相談料はどれくらいかかる?運用相談にかかる費用を詳しく解説

この記事で解決できるお悩み
  • IFAの相談料の目安がどれくらいか知りたい
  • IFAに相談するメリットが知りたい
  • 自分に合ったIFAを選びたい

資産運用の新たな相談先として注目されているIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)

中立的なアドバイスをもらえるメリットがあるが、利用時にはあらかじめ相談料についても知っておきたい。

本記事では、IFAの相談料の相場やその他にかかる費用、相談のメリットなどについて解説していく。

目次

IFAの相談料の相場とは?

IFAへの相談時に気になるのが、費用体系についてだ。

IFAでは、どれくらいの相談料がかかるのだろうか。

まずは、相場感やその他にかかる費用について確認していこう。

IFAの相談料はかからない場合が多い

現状、国内のIFAは相談料を無料としているケースが多い。

これは、日本に相談・助言のサービスに対して手数料を支払う文化が根づいていないことが主な要因である。

ただし、IFAによっては相談料を設定しているところもある。

費用体系は「1時間あたり◯◯円」としている場合や、「1回につき◯◯円」としている場合もあるなどさまざまだ。

有料のIFAについても、初回の面談は相談料を無料としているケースも多いため、面談前に必ず確認しておこう。

相談料以外にIFAを利用する際にかかる費用

「相談料が無料ならIFAはどこで収益を得ているのだろう」

と疑問を感じる人も多いだろう。

IFAの主な収益源は、金融商品の売買で発生する手数料である。

顧客はIFAを通じて金融機関に取引手数料を支払うが、IFAにはその一部が還元される仕組みとなっている。

また、IFAによっては預かり資産残高に対する手数料を定めているところもある。

「預かり資産残高に対して◯%」と定められることが一般的で、残高が増えるほど手数料額が大きくなる仕組みだ。

どの費用体系を採用しているかはIFAによって異なるため、相談時は手数料体系についても確認しておくことがおすすめである。

IFAに相談できる内容

IFAへ相談できる内容として、主に次のようなことが挙げられる。

  • 老後資金の準備
  • ライフプランニングの作り方
  • 保険の見直し
  • 家計の収支の見直し
  • 資産のポートフォリオ
  • 相続の準備・対策 など

ただし、どのIFAもすべての相談事項に対応しているわけではない。

得意な分野に絞って相談を引き受けているIFAもいれば、税理士などと提携しながら幅広い分野に対応しているIFAもいる。

どのような相談ができるかはIFAによって異なるため、自分の相談したい悩みに合ったIFAを探すことが大切だ。

IFAに相談するメリット

IFAに相談するメリットとして、下記の3つが挙げられる。

IFAに相談するメリット
  • 多種多様な商品の中から提案してもらえる
  • 中立の立場から資産運用についての助言が受けられる
  • 同じ担当者から長期間支援を受けることができる

それぞれくわしく解説していこう。

多種多様な商品の中から提案してもらえる

IFAは主に次のような金融商品を取り扱っている。

  • 株式
  • 債券
  • 投資信託
  • ETF
  • ヘッジファンド
  • 保険

IFAへの相談では、顧客の投資意向や投資経験をしっかりとヒアリングしたうえで、それに見合う商品を提案してもらえる。

自分で投資先を選定するとなると、どの金融商品が自分の投資意向に合うか分からなかったり、それぞれの金融商品の違いが分からなかったりすることも少なくない。

その点、IFAでは豊富な選択肢の中からニーズに合うものを紹介してもらえるので、1人で資産運用に取り組むよりも適切な商品選びが行える。

金融のプロと一緒に投資先を選定できるのは、投資経験が浅い人にとっても安心できるポイントだろう。

中立の立場から資産運用についての助言が受けられる

IFAの大きな特徴が「特定の金融機関に所属していない」という点である。

IFAは金融機関から切り離された存在であるため、顧客に対して中立的なアドバイスを行えるメリットがある。

資産運用の相談は金融機関でも行えるが、従来より利益相反が起こりやすい側面が指摘されてきた。

もちろん金融機関でもフィデューシャリー・デューティーに則った営業活動を行っているが、企業利益を追求する必要がある以上完全にフラットな関係性となることは難しい。

その点、IFAは金融機関側の利益を考慮する必要がないため、本当に顧客の投資意向に合うものだけを紹介してもらえる。

金融のプロの意見を忖度なしに聞けるのは、投資家にとって大きなメリットだといえる。

同じ担当者から長期間支援を受けることができる

IFAでは「生涯担当制」が採用されていることも大きな特徴だ。

通常、証券会社や銀行などの金融機関では、およそ3年ごとに転勤が行われる。

その都度担当者が変更となるため、「なかなか信頼関係を築けない」と感じるケースも少なくない。

もちろん担当者間で引き継ぎは行われるものの、転勤の度に信頼関係がリセットされるのはデメリットが大きい。

一方、IFAは会社の人事異動による転勤がないため、顧客側からの申し出がない限り担当者が変更されることはない。

生涯担当制のもと同じ担当者から長期間支援を受けられるので、深い信頼関係を築くことが可能だ。

これから長く資産運用に取り組むにあたって、保有資産のことを総合的に理解してくれる人がいるのは心強いポイントとなるだろう。

重要なのは相談料だけではない!自分に合ったIFAの見つけ方

近年、IFAの需要が増加すると共に全国各地にIFA法人が設立されている。

より適切な資産運用に取り組むためには、自分に合ったIFAへ相談を行う必要がある。

ここからは、IFAの相談先を探すときに重視したいポイントを紹介していこう。

IFAの専門性を比較する

IFAは、資産運用以外にも保険の見直しや家計の収支改善、相続対策など幅広い相談業務を取り扱っている。

そのため、同じIFAでもどのようなサービスに力を入れているかが大きく異なる。

たとえば、「積極的にリスクを取りながら資産運用を行いたい」という人と、運用経験が浅い人をメインの顧客層とするIFAでは組み合わせが良いとはいえないだろう。

より有益なアドバイスをもらうためには、自分が相談したい内容に合致した専門性を持つIFAと出会うことが大切だ。

資産運用に対する価値観が共通しているIFAを探す

IFAを探す際は、専門性だけでなく資産運用に対する価値観についても注目したい。

資産運用とひとくちに言っても、その取り組み方には多種多様な方法がある。

「資産運用は無理しない範囲でコツコツと取り組みたい」と考えているにもかかわらず、「保有資産はできる限り資産運用に回すべきだ」という価値観を持つIFAを選んでしまうと、資産運用に対する認識のズレから適切な運用プランが立てられない。

より自分の運用意向や性格に合致した資産運用を行うためには、資産運用に対する価値観や考え方も重視するようにしたい。

複数のIFAとの相性を確かめる

IFAは生涯担当制が採用されていることから、これから長く付き合っていく存在となる。

資産運用の生涯のパートナーのような相談先であるため、性格の相性も大切なポイントだ。

とはいえ、数多くのIFAの中から性格や考え方が合致するIFAを探し出すのはそう容易なことではない。

できるなら複数のIFAと面談を行い、より「安心して頼りやすい」「何でも話せそう」と感じるようなIFAを選ぶようにしよう。

検索サービスを使ってIFAを探す

資産運用の相談先を探すときは、検索サービスを利用することもおすすめだ。

IFAの検索サービスでは、登録されたIFAのデータベースの中から相性の良いIFAを紹介してもらえる。

自分でひとつずつIFA法人を調べる必要がないため、「手軽に相談先を探したい」「どこに相談すればいいのか分からない」という人におすすめのサービスだ。

中には無料で利用できるサービスもあるので、ぜひIFAを探すときには検索サービスを活用してみよう。

本記事では、おすすめの検索サービスについてもくわしく後述している。

併せてそちらも参考にしていただきたい。

IFAに相談するときの注意点

IFAへ相談を依頼するときには、下記3つの注意点に気をつけたい。

  • 経歴や得意分野をチェックする
  • 相談料や手数料体系を事前に確認する
  • 面談の手段や頻度を確認する

それぞれくわしく解説していこう。

経歴や得意分野をチェックする

IFAは証券会社出身の人が大多数を占めるものの、中には銀行出身者や保険会社出身者、税理士との兼業者などさまざまな経歴を持つ人がいる。

それによって、どのような相談内容を得意分野としているかも多種多様だ。

たとえば、「資産運用だけでなく、相続税対策についても興味がある」という人であれば、税理士と提携しているIFAや兼業のIFAへ相談することが望ましい。

IFAを選定するときは、必ず経歴や得意分野をチェックし、自分が相談したい内容と合致しているか確認するようにしよう。

また、より具体的に確認したい場合は、これまで取り扱ってきた相談内容や実績を提示してもらうこともおすすめだ。

相談料や手数料体系を事前に確認する

IFAは、相談料や手数料体系についてもさまざまだ。

まず、相談料については、発生の有無がIFAによって異なる。

相談料がかかる場合でも、費用体系が「1回につき〇〇円」となっていたり、「1時間につき◯◯円」となっていたりなど、さまざまなバリエーションがある。

また、手数料体系については、大きく分けて売買手数料の一部がIFAへ還元される「コミッション型」と預かり資産残高に連動する「フィー型」の2種類がある。

手数料は今後永続的にかかり続けるコストであるため、相談するにあたってどれくらいの手数料がかかるかという点は、必ず事前に確認しておこう。

面談の手段や頻度を確認する

IFAは、面談する手段についてもさまざまな種類がある。

たとえば、対面式での面談にのみ対応しているところもあれば、オンラインでの面談に応じているところもあるなど、IFAによって異なる。

「仕事が忙しいので、なかなか面談の時間を作る暇がない」という人は、オンラインでの面談に対応しているIFAが便利だろう。

また、面談の頻度についても確認しておきたいポイントだ。

面談の頻度は「なるべく頻繁にアフターフォローをしてほしい」という人もいれば、「長期運用なので、アフターフォローは最低限でいい」という人もいる。

特に、こまめなアフターフォローを希望する人は、そのニーズに合致したIFAを選定することがおすすめだ。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」を利用しよう

IFAには得意分野や経歴、取扱商品などに違いがあり、自分のニーズに合致したIFAと出会うのはそう簡単なことではない。

より効率的にIFAを探すためには、IFA検索サービス「資産運用ナビ」を活用することを検討してほしい。

「資産運用ナビ」では、いくつかの質問に答えるだけで相性の良いIFAを紹介してもらえる。

相談者は、自分でIFA法人を調べる手間がかからないメリットがある。

検索サービスは無料で利用できるので、ぜひ気軽に活用してみよう。

IFAへの相談料は基本無料!まずは気軽に問い合わせてみよう

IFAの相談料は無料であるケースが多い。

時間制など相談料を有料としているIFAでも、初回の面談は無料としているところが多いため、ぜひ気軽にIFAへ資産運用の相談をしてみよう。

よりニーズが合致するIFAと出会うためには、IFA検索サービスを利用することがおすすめだ。

「資産運用ナビ」では、いくつかの質問に答えるだけで相性の良いIFAを紹介してもらえる。

検索サービスは無料で利用できるので、ぜひ気軽に活用してみよう。

IFAの相談料に関するQ&A

IFAの相談料はどれくらいかかりますか?

IFAは無料で相談できるところもあれば、有料としているところもあるなどさまざまだ。

相談料の体系についても、「1回あたり◯◯円」としているところや、時間制としているところなどIFAによって異なっている。

ただし、相談料がかかるIFAでも、初回の相談は無料としているケースが多くある。

IFAへの相談で費用がかかるのはどんな時ですか?

IFAへの相談で費用がかかるのは、主に株式や投資信託などの金融商品を売買したときである。

手数料は金融機関へ支払うが、IFAにはその一部がバックされる仕組みとなっている。

また、IFA法人によっては、預かり資産残高に応じて手数料が発生するところもある。

「預かり資産残高に対して◯%」という形で費用が定められており、残高が増えるほど手数料の金額も大きくなる仕組みである。

IFAとFPで、相談料にはどのような違いがありますか?

FPの場合、ライフプランや保険の相談など、毎回の相談に対して相談料を支払うのが通常だ。

IFAの場合、相談料を徴収することもあれば、初回は無料のケースや相談料を取らないこともある。

相談料は数千円から数万円の範囲だが、相談時間や内容、IFAやFPの実績などによって金額は異なる。

また、IFAの場合は金融商品の売買手数料やパフォーマンスフィーなどを徴収し、相談料とは別で費用が発生するケースが多い点でFPと違いがある。

IFAの相談料が無料の場合、IFAはどのようにして収益を得ているのですか?

相談料が無料であれば、取引手数料またはパフォーマンスフィーのいずれかを受け取ることで収益を得ていることになる。

IFAは完全無料で利用できるわけではなく、取引中のどこかのタイミングで収益が発生しているものである。

そのため、IFAを利用する際は、事前に手数料を確認しておき、3年・5年などと長期にわたって関わった際に発生する費用をシミュレーションしてみることが重要だ。

相談料無料のIFAと有料のIFA、どちらが自分に適しているかを判断する方法はありますか?

相談内容に対して、どれほどの公平性を求めるかによって適性を判断するのがおすすめだ。

相談料が有料であれば、当然ながら費用に見合う相談機会を提供する必要がある。

信頼に足りることを証明するためにも、相談内容を真摯に受け止めたうえで、より公平中立な立場からアドバイスをするものだ。

相談料が無料の場合、IFAによっては自己利益を優先しかねない。

IFAに対して、公平性や責任を強く求めたいかどうかで判断するとよいだろう。

IFAの手数料とその他の金融アドバイザーとの間に違いはありますか?

店舗を構える証券会社の担当者経由で取引する場合であれば、取引手数料に大きな差はないはずだ。

FPの場合は具体的な金融商品の提案ができないことが多いため、相談料として費用を徴収するのが一般的だ。

違いがあるとすれば、顧客の預かり資産残高に応じたパフォーマンスフィーを採用している場合、手数料の徴収のされ方は根本的に異なるだろう。

IFAの専門性を判断する方法はありますか?

IFAとしての経験年数はもちろん、預かり資産額の総額や顧客一人あたりの中央値を聞いたり、どのような提案をすることが多いか聞いたりしてもよいだろう。

過去の提案で最も喜ばれた内容を質問したり、大切にしている考えを聞いたりして、IFAとしての軸・哲学を確認するのもおすすめだ。

顧客の状況に合わせて提案内容を変えているのか、自分と同額の資産額の顧客を多数抱えているかなども踏まえると、IFAの専門性を判断できるだろう。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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