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ネット証券の特徴と評判とは?大手5社を徹底解説!

この記事で解決できるお悩み
  • ネット証券がどのようなサービスを提供しているのか知りたい
  • 各ネット証券の特徴が知りたい
  • どのような投資家にネット証券がおすすめなのか理解したい

証券会社は、主に「対面証券会社(総合証券会社)」と「ネット証券会社」に分類される。

このうちネット証券は、実店舗や営業員を持たない代わりに、取引手数料を抑えることで投資家からの人気を集めている。

今回は、そんなネット証券について、大手5社を含む各証券会社の特徴を解説していく。

目次

ネット証券のサービス内容 

ネット証券のサービス内容 わたしのIFA

ネット証券とはインターネットによる取引サービスを主として、提供している証券会社のことだ。

実際には対面証券会社でもネット取引を提供していたり、逆にネット証券に分類される証券会社でも対面サポートを手厚くしていたりと対面証券とネット証券の垣根を越えた複合的なサービスが展開されていることも多い。

そのためネット証券のサービス内容や特徴が分かりづらいかもしれない。

また一般的にどこがネット証券に分類され、どこが大手なのかといった業界全体の位置づけも分かりづらいだろう。

  • ネット証券共通の特徴 
  • 大手ネット証券の特徴
  • その他証券の特徴

以上3つの観点から一般的なネット証券共通の特徴、大手とそれ以外のネット証券とはそもそも何を指して、どのような特徴があるのかを解説する。

ネット証券共通の特徴 

ネット証券の特徴は、インターネットだけで口座開設から取引まで完結できてしまうことだ。

また、店舗や営業員のコストを削減して取引システムの提供を主とするため取引手数料を抑えたサービスに強みがある。

対面証券でもインターネット取引を提供していることは多いが、取引手数料に関しては、ネット証券の方が一般的に安く設定されている。

ネット証券の方がネット取引に特化または力を入れている分、注文ツールの使いやすさなども充実していると言っても良いだろう。

ネット取引に必要な環境やインフラをメインに提供している証券会社と考えれば分かりやすいのではないだろうか。

 ネット取引手数料サポート
ネット証券
対面証券
(総合証券)

大手ネット証券の特徴

大手ネット証券と言われるのは以下の5社だ。

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券
  • auカブコム証券
  • 松井証券

ここに挙げた証券会社は5大ネット証券と呼ばれている。

ネット証券の黎明期とされる90年代後半から今日に至るまでの間に競争や業務提携、合併などを経て、預かり資産の額や知名度などから大手ネット証券の代表格のグループとして括られるようになった。

共通しているのは以下の点だ。

  • 取引手数料が安い
  • システムがこなれている
  • 取り扱っている商品が充実している

大手ネット証券と言っても取引手数料の体系には差があるが、概ね低く抑えられている。

特に大手2社のSBI証券と楽天証券は日本株取引の手数料無料化を2023年に実現した。

また各社それぞれネット証券の中では老舗でありユーザーのニーズにこたえながら、各社が競争による企業努力を続けてきた結果、注文システムや入出金の利便性、銘柄を選定するスクリーニング機能、各種ポイントとの連携なども充実している。

また取り扱っている商品も豊富だ。例えば日本株や米国株、投資信託、NISA制度への対応など大手ネット証券ならば口座一つで一通りそろう。

その他証券の特徴

5大ネット証券には括られていないものの、GMOクリック証券や岡三オンライン証券もネット証券業界の中では一定の存在感がある。

例えばGMOクリック証券は外国株の取り扱いがなく現物株は日本株のみだがFXやCFD取引が充実しており、ツールの使いやすさも魅力だ。

岡三オンライン証券は母体が総合証券準大手の岡三証券ということもあり、信頼感がある。

また岡三オンライン証券は「岡三ネットトレーダープレミアム」をはじめとする取引ツールも各種そろっており初心者から上級者まで満足できる内容と評判だ。

また近年、証券ベンチャー企業がアプリに特化したネット取引環境を提供する傾向も確認できる。

例えばPayPay証券はスマホから直感的に取引できるUI(ユーザー・インターフェイス)と市場を介さない相対取引を採用することで、従来のネット証券とは違う新しい切り口のサービスを提供している。

選べる銘柄に制限はあるものの、代表的な銘柄を24時間いつでも直感的に売買できる。

ネット証券というよりもスマホ証券という新しいジャンルに位置づけられるかもしれない。

大手ネット証券に比べ幅広いサービスを満遍なく提供しているとは限らないが、特定の分野に強く、こだわりがある証券会社も存在することを押さえておけば十分だろう。

ネット証券はどんな投資家に評判が高いのか

ネット証券はどんな投資家に評判が高いのか わたしのIFA

ネット証券と対面証券のどちらを選べば良いのか迷う方も多いのではないだろうか。

ネット証券と対面証券(総合証券)どちらも今どきインターネット取引のサービスは提供している。

インターネット取引がしたいだけなら、ネット証券を必ずしも選ぶ必要はないはずだ。

しかし、ネット証券と分類される証券会社だからこその良さもある。

そこでネット証券はどんな投資家におすすめなのかを以下の3つの観点から解説する。

  • 対面証券よりネット証券を選ぶべき人
  • 大手ネット証券が適している人
  • その他証券が適している人 

証券会社を選ぶ際の参考にしてほしい。

対面証券よりネット証券を選ぶべき人 

対面証券よりネット証券を選ぶべき人 
  • 投資の判断を自分でしたい
  • 手数料を抑えたい

ここに挙げた条件に当てはまる人は対面型の総合証券よりもネット証券がおすすめだ。

対面証券の場合、営業員から投資の提案をされることがある。

このような提案をされること自体が苦手な人も多いのではないだろうか。

また売買を誰かに相談せずに自分の判断でしたいという人もいるだろう。

ネット証券は基本的に営業員から投資に対する提案や勧誘などをされない。

各種手数料を抑えたいという人もネット証券が有利だ。

ネット証券は実店舗にかかるコストを負担したり、人を雇ったりしない分、取引手数料の安さが投資家に好まれている。

またネット証券各社が競争と企業努力により手数料を値下げしていく構造もある。

例えば2023年にSBI証券が日本株の取引手数料無料化を発表してから、楽天証券が続いて無料化を発表した流れは、記憶に新しいところではないだろうか。

また少額から投資を始めたい人もネット証券の方が良いだろう。

大手ネット証券が適している人

大手ネット証券が適している人
  • 具体的な投資先や戦略が決まっていない
  • 一つの口座で広く対応したい

このような人は大手を選んでおくのがおすすめだ。

株式や投資信託、FXをはじめとした幅広い投資先を提供している。

またNISA、ポイント還元や運用、便利な入出金サービスなど手広く扱っている。

そのため大手ネット証券の口座を一つ開いておけば、さまざまな投資戦略を実現できる。

具体的な投資戦略が決まっていなくても、とりあえず大手ネット証券の口座があれば多くのことが可能になるだろう。

また投資資金を一つにまとめて運用したい場合も大手がおすすめだ。

一つの口座で様々なことに対応できるため、よほどのこだわりがなければ株式、投資信託、FXなど商品ごとに資金を分ける必要もない。

とりあえず投資を始めてみようという人は大手ネット証券の口座を開いてみると良いだろう。

特に大手の中でもSBI証券、楽天証券の2社は大手の中でも口座開設数が共に1,000万口座を突破しユーザー数を伸ばし続けている。

その他証券が適している人 

その他証券が適している人 
  • 大手にはない機能や商品を求めている人
  • 既に大手ネット証券に口座を持っている人
  • こだわりがある人

このような人は大手ネット証券以外の口座の開設を検討してみるのも良いだろう。

例えば取引ツールの操作性や機能に関しては人によって相性がある。

大手は高機能な取引ツールを提供してはいるが、相性が良いとは限らない。

GMOクリック証券や岡三オンライン証券は取引ツールの評価が高く、操作性や使いやすさを重視して選ぶ手もある。

その他証券会社の方が特定の分野で大手ネット証券よりも秀でたサービスを提供していることもある。

例えばGMOクリック証券は貸株サービスがあり金利が高い、CFDやFX取引が充実しているなど得意分野がある。

岡三オンライン証券ならば大口の信用取引ならば信用手数料が優遇されるサービスを提供している。

GMOクリック証券や岡三オンライン証券以外にも個性的な証券会社は存在する。

例えば、サクソバンク証券は外資系ネット証券で国内ネット証券とは一味違うサービスを提供している。

外国株でもロンドン証券取引所やユーロネクスト・パリのような欧州株をネット証券で取引する場合、大手ネット証券には取り扱いがないが外資系ネット証券のサクソバンク証券には取り扱いがあるなど、大手ネット証券がカバーしきれていないサービスや商品をカバーしている証券会社も存在する。

このように、その他ネット証券が大手ネット証券の対応していないこだわりのニーズに対応していることもある。

既に大手ネット証券に口座を持っている人が、大手が対応していない商品やサービスを提供しているその他証券会社を開くことで投資戦略の幅を広げることもできるだろう。

ネット証券の評判とは?

ネット証券の評判とは? わたしのIFA

大手ネット証券全体の使い勝手や投資家がどのように感じているのか気になっている人も多いのではないだろうか。

ネット証券に対して対面証券との違いに対する意見も気になるところだろう。

そこでSNSや現役の投資家へのヒアリングを行った結果を以下にまとめた。参考にしてみてほしい。

大手ネット証券の評判

大手ネット証券の主な評判をまとめると以下の通り。

ポジティブな評判
  • 大手ネット証券は手数料が安い
  • ポイント付与がうれしい
  • IPOの割り当てが大手の方が多いから当たる確率が高い
  • 個人投資家は大手ネット証券の口座だけあれば十分
  • 大手ネット証券は取引手数料や為替手数料の無料化が進んでいる
  • コストが安いからNISAでインデックスするならネット証券が良い
ネガティブな評判
  • 大手でも操作性が合わない、使いづらい
  • 預け入れ資産が多くても特別に優遇されない
  • カスタマーサポートの電話になかなかつながらない
  • メンテナンスが多い気がする

おおむね大手ネット証券は取引手数料などのコスト面の評判が良い。

特に国内株の取引手数料を無料化したSBI証券と楽天証券の2社は注目度が高い。

また大手ネット証券はポイントサービスにも各社が力を入れており、クレジットカードによる積立投資の使い勝手や還元率などを気にする投資家も少なくない。

例えばSBI証券ならVポイント、楽天証券なら楽天ポイント、マネックス証券ならdポイント、auカブコム証券ならPontaポイント、松井証券ならAmazonギフトカード等に交換できる松井証券ポイントと、それぞれポイントによる経済圏を形成しており、ポイントで利用する大手ネット証券を決める投資家も多いようだ。

ネガティブな評判も見られた。大手でも操作性の面で不満があるという声、預け入れ資産が多くても優遇されづらいという不満、カスタマーサポートに電話をしてもなかなか繋がらない点、使っているネット証券のメンテナンスが多いという声もあった。

その他証券の評判 

その他証券に関しては以下のような評判が確認できた。

ポジティブな評判
  • GMOクリックやDMMの方がサービスに特徴がある
  • GMOはCFDが充実している
  • 岡三オンラインのツールは細かい設定までできて良い
  • 岡三オンラインは独自情報が魅力

大手ネット証券に比べて特徴が出ているところを評価している投資家もいるようだ。

例えばGMOクリック証券はCFD取引に力を入れている。

CFD取引は簡単に言えば指数やコモディティなどをFXと同じ感覚で取引できるデリバティブ取引の一つ。

大手ネット証券でもCFDの取り扱いはあるが、国内店頭CFD取引高ではGMOクリック証券が9年連続1位という実績がある。

岡三オンライン証券は厳密には、対面証券の岡三証券株式会社の事業部門の一つだ。

そのため対面証券で培ったリサーチや独自情報に魅力を感じるという現役投資家の声もあった。

大手ネット証券に比べて幅広いニーズに対応しきれている訳ではないが、特定の分野に強みを持つネット証券もあるようだ。

ネガティブな評判
  • 商品のラインナップが限定的
  • 大手ネット証券で当たり前のようにあるサービスがない

大手ネット証券では当たり前のように提供しているクレジットカードの積立投資やポイント還元などがないという意見もあった。

また大手に比べると商品の取り扱いなどが限定的だと感じる投資家もいた。

対面証券と比較した評判

対面証券と比較したネット証券の主な評判は以下の通りだ。

  • 営業電話や勧誘がないから煩わしくない
  • ネットで取引が完結する

対面証券のメリットはきめ細やかなサポートや資産運用に関する提案だ。

しかし、投資家の中には投資判断を全て自分で行いたい、営業電話や勧誘などが煩わしいと感じる人もいる。

そのような考えの投資家の場合、基本的に取引する環境だけ提供してくれること自体にメリットを感じているようだ。

一方で以下のような声も見られた。

ネット証券はなんでも自分でできる人向けなのでは?

投資をする際にサポートや助言を求めるタイプの投資家の場合、ネット証券では物足りないという考えの人もいるようだ。

各証券会社の特徴を紹介

各証券会社の特徴を紹介 わたしのIFA

ネット証券会社を大手とその他に分けて特徴や評判を解説してきたが、ネット証券各社にはそれぞれ特色がある。

例えば同じ大手に分類されていても実際に口座を開いてみると使い勝手や選べる商品、手数料体系など異なるところも多い。

そこで大手ネット証券5社とその他2社の合計7社それぞれの特色を簡単に解説する。

相性の良いネット証券を選べれば資産運用にもきっと役立つはずだ。

SBI証券

SBI証券がおすすめな人
  • 一つの口座で幅広く投資したい人
  • 国内株式の手数料を無料にしたい人
  • ネット証券の口座開設先が決まっていない人

 SBI証券は国内最大手のネット証券だ。

取引報告書や各種交付書面を電子交付に切り替えれば、インターネットコースの国内株式売買手数料が無料になる。

取り扱い商品とサービスが豊富でIPO取扱銘柄数の多さでも知られている。

口座開設で迷ってもSBI証券を選んでおけば、ほとんどの投資ニーズに対応できるだろう。

楽天証券

楽天証券がおすすめな人
  • 一つの口座で幅広く投資したい人
  • 楽天ポイントを貯めている人
  • 国内株式の手数料を無料にしたい人

 楽天証券は業界No.2の大手ネット証券だ。

国内株式の取引手数料が一律0円のゼロコースを提供している。

一つの口座で幅広い商品に投資できる。

楽天経済圏で楽天ポイントを貯めたり使ったりする機会が多い人におすすめ。

また楽天銀行と楽天証券を連携させると投資資金の出し入れが便利になり、金利も優遇される。

マネックス証券

マネックス証券がおすすめな人
  • 「ドコモ経済圏」の人
  • ネット証券で相続対策をしたい人
  • 一つの口座で幅広い投資をしたい人

マネックス証券は日本の大手ネット証券の一つ。

2023年にNTTドコモと業務提携を行って今後の動向が注目される。

代表的な商品は一通りそろっており幅広く投資でき米国株の取り扱い銘柄数も多い。

マネックス銘柄スカウターなど個別株を分析するツールが充実している。

また、高齢社会で認知症対策、相続対策に対応したユニークなサービスも提供している。

松井証券

松井証券がおすすめな人
  • 国内株のデイトレードをしたい人
  • 株主優待の権利取得をお得にしたい人
  • 投資相談もしたい人

松井証券は対面証券でありながらネット取引の先駆者としても知られる老舗の証券会社だ。

50万円以下の取引手数料は現物・信用共に無料。

昔からデイトレーダーに人気で信用取引の金利も低く返済期限が当日のデイトレード専用の信用取引は約定代金に関わらず手数料・金利が無料。

また、株主優待取得の際に株価変動で損をするリスクを抑える優待クロス注文なども利用できる。

auカブコム証券

auカブコム証券がおすすめな人
  • au経済圏を活用している人
  • 信用格付けが高いネット証券で取引したい
  • 豊富な取引ツールやアプリを使いたい人

auカブコム証券は三菱UFJフィナンシャルグループに属する大手ネット証券の一つだ。

信用格付けがネット証券で最上位。Pontaポイントを貯めやすくau経済圏の人にも使いやすい。

また、スマホアプリがリニューアルされ使いやすくなる等ツールの使いやすさや性能面でもこだわりが感じられる。

GMOクリック証券

GMOクリック証券がおすすめな人
  • FXやCFD取引に力を入れたい人
  • GMOグループの株を保有している人
  • ツールにこだわる人

GMOクリック証券はCFDやFXのようなデリバティブ取引の分野で人気の証券会社だ。

日本株の取引手数料が1日定額プランなら100万円まで0円で取引できる。

またGMOのグループ各社の株主には売買手数料キャッシュバックの優待特典がある。

クレカ積立やiDeCoに対応しておらず外国株の取り扱いはないが、CFDやFXが充実しているため、デリバティブ取引を中心に資産運用するなら使い勝手の良い会社だ。

岡三オンライン証券

岡三オンライン証券がおすすめな人
  • 対面サポートも希望している人
  • ツールにこだわりがある人
  • 専門の情報サービスにこだわる人

 岡三オンラインは、準大手総合証券会社の岡三証券のネット証券だ。

もともと岡三証券のグループ会社として独立して設立されたネット証券だったが、2022年に経営統合された経緯がある。

ネット証券でありながら対面証券の強みもあり「対面サポートコース」でプロのアドバイスも受けられる。

また初心者から上級者までそれぞれに対応したこだわりの取引ツールも魅力だ。

ネット証券の評判を知って運用を始めたいと思ったら誰に相談するべきか?

ネット証券の評判を知って運用を始めたいと思ったら誰に相談するべきか? わたしのIFA

本記事ではネット証券の特徴と評判を紹介した。

基本的にネット証券は自分で投資判断を下したい人向けのサービスを提供している。

しかし、いざネット証券の口座を開設してみたものの操作方法や投資判断で悩む人も少なくない。

口座を開設してみたが結局、使えずに資産運用の一歩を踏み出せないという人もいるかもしれない。

また投資をしてみたが上手くいかずにサポートやアドバイスの必要性を感じる人も出てくるだろう。

本記事ではネット証券を活用しながら専門家にも相談できる方法も紹介する。

ネット証券と提携しているIFAの存在

実はネット証券の中には取引プラットフォームを提供するだけではなくIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)と提携する動きがある。

例えばSBI証券や楽天証券の大手2社はインターネットコースとは別にIFAコースも提供している。

取引手数料だけを見るとインターネット専用のコースに比べて、サポートが手厚い分、費用はかかる。

しかしIFAのサポートを受けてプロのアドバイスを受けながらネット証券の豊富なサービスも使えるメリットがある。

ネット証券も使いたいが、専門家のサポートも受けたいという人はIFAでネット証券と提携しているアドバイザーに相談するのがおすすめだ。

ネット証券と提携しているIFAに相談するメリット

ネット証券と提携しているIFAに相談するメリットは以下の2つだ。

ネット証券と提携している
IFAに相談するメリット
  • 中立な立場から専門家のアドバイスを受けられる
  • 幅広いネット証券の取り扱い商品を投資対象にできる

専門家に資産運用の相談をするなら近所の銀行や店舗型の証券会社なども候補に挙がるかもしれない。

しかし、特定の金融機関に所属するアドバイザーは投資家と利益相反の立場になりやすい。

なぜなら、特定の金融機関に所属するアドバイザーの中には、自社の営業方針に縛られて投資家にとって本当に有利な商品を提案しづらい状況もあるためだ。

また近所の銀行など身近な金融機関で資産運用をしようとしても選べる商品数が少ない等の問題もある。

しかし、ネット証券と提携しているIFAならば中立な立場からの資産運用の提案、幅広いラインナップからの資産運用の提案が期待できる。

IFA検索サービス「わたしのIFA」の活用法

ネット証券と提携しているIFAが身近にいないという人も多いだろう。

そこで、活用してほしいのが「わたしのIFA」という検索サービスだ。

投資家とIFAをマッチングするサービスで、大手ネット証券と提携しているIFAが多く登録されている。

資産運用に関する悩み事があれば、相談内容や資産状況などの必要事項を入力すれば、あなたに合ったIFAのプロフィールが閲覧できる。

そして、気になるIFAに無料で資産運用の相談ができる仕組みだ。

オンライン面談のため全国どこからでも利用可能。

また、面談したIFAと相性が合わなくても別のIFAに何度でも無料相談できる。

そのため相性の良いIFAを妥協せずに探せるところもメリットだ。

ネット証券の口座を開設してみたいが、一人で資産運用の判断をするのは不安という方は「わたしのIFA」でネット証券と提携しているIFAと相談し、資産運用の第一歩を踏み出してみてはいかがだろうか。

評判が高いネット証券を調べて運用を始めよう

評判が高いネット証券を調べて運用を始めよう わたしのIFA

ネット証券の特徴と評判について解説した。

ネット証券黎明期の90年代から既に20年以上の月日が流れ、今や個人投資家にとって欠かせない存在となった。

ネット証券の普及と企業努力の積み重ねで日本の個人投資家の選択肢は増え、投資の裾野が広がった。

特に自分で判断して取引をしたい投資家にとってネット証券は相性が良いサービスだ。

しかし、取引できる環境とツールを用意されても、なかなか使いこなせないという人も多いのではないだろうか。

もしネット証券の優れたインフラやシステムを活用しながらプロにも相談したいという方はIFAへの相談をおすすめする。

大手ネット証券と提携するIFAに相談するなら「わたしのIFA」を活用してみてほしい。

あなたに合ったアドバイザーが見つかるはずだ。

ネット証券の評判に関するQ&A

ネット証券の評判に関するQ&A わたしのIFA

安全性の評判が高いネット証券はどこですか?

基本的に著しく資産を預けるのに安全性が低いネット証券は本記事では紹介していない。

ただ、auカブコム証券は紹介したネット証券でも特に高い格付けで評価されている。

日本格付研究所では、長期発行体格付けがAA-、格付投資情報センターの発行体格付けではAAの評価で見通しは安定的だ。

安全性を重視するならauカブコム証券が候補に挙がるだろう。

証券会社が潰れた場合、保有資産はどうなりますか?

証券会社には預かり資金を分別管理する義務があるため原則、影響はない。

また万一、分別管理の義務違反があっても日本投資者保護機構により返還されなかった資金は1,000万円までは補償される。

少し管理は煩雑になるが複数の証券会社に資産を分散して運用することで、証券会社の破綻に備えることができる。

ちなみに証券会社以外の金融機関(銀行など)は日本投資者保護機構の会員ではない。

そのため銀行で買った投資信託は機構の日本投資者保護機構の補償対象とはならないが、投資信託は、受託銀行において信託財産として分別管理されているため、銀行、投信会社または受託銀行が破綻しても保全される。

SBI証券の手数料が無料になる条件は何ですか?

SBI証券の日本株の取引手数料が無料になったことが話題となった。

無料にする条件が厳しいのではと不安に感じる人もいるだろう。

しかし、条件は簡単に達成できる。

取引報告書や各種交付書面を電子交付に切り替えることが無料の条件だ。

ただし注意してほしいのが日本株の手数料が無料になるのはインターネットコースの話だ。

例えば電話による注文やIFAコースはサポートが手厚い代わりに日本株の取引手数料が無料にはならない。

株初心者におすすめのネット証券はどこですか?

本記事で紹介したネット証券ならば、どこを選んでも良いだろう。

もし、決め手がなければ最大手のSBI証券を選べば大きく外さないだろう。

楽天銀行や楽天モールをよく利用するなら楽天証券でも良い。

松井証券や岡三証券のような対面証券としての側面があるネット証券を検討してみるのも一つの手だ。

迷ったらIFAに相談して自分に合ったネット証券を相談してみるのもおすすめだ。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。投資家とIFA(資産アドバイザー)とのマッチングサイト「わたしのIFA」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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