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レバレッジETFとは?特徴から始め方と注意点までを徹底解説!

この記事で解決できるお悩み
  • レバレッジETFとは何かを詳しく知りたい
  • レバレッジETFのメリットとデメリットを理解したい
  • レバレッジETFの投資戦略について学びたい

レバレッジETFは短期間で大きなリターンを狙える一方、リスクも大きい投資商品だ。

特徴や仕組みを正しく理解し、自身の資産運用に適切に組み込んでいくことが重要である。

本記事では、レバレッジETFの特徴やメリット、注意点について解説していく。

レバレッジETFへの投資におすすめの相談先も紹介していくので、ぜひ本記事を参考に効果的な投資を実践しよう。

目次

レバレッジETFとは何か

ETF(上場投資信託)は、投資対象となる指数との連動を目指して運用される投資商品だ。

それでは「レバレッジETF」はどういった特徴を持つ商品なのだろうか。

ここでは、レバレッジETFの定義や代表的な種類、一般のETFとの違い、運用の始め方について解説していく。

レバレッジETFの定義と仕組み

レバレッジETFとは、対象となる指数に対して「2倍」「3倍」の値動きとなるように運用される商品のことだ。

レバレッジは「てこ」という意味があり、小さな力で大きなものや重いものを動かす仕組みのことを指している。

例えば日経平均株価の2倍の値動きを目指すレバレッジETFの場合、日経平均株価が前日比で3%上昇すると、ETFの価格は6%上昇する仕組みになる。

少額の投資であっても、てこの原理のように通常より大きな損益が発生することが「レバレッジETF」の特徴だ。

相場が上昇する局面においてレバレッジETFは大きなリターンを生み出す。「今後相場が上がる」と予測している場合に活用すると良いだろう。

代表的なレバレッジETFの種類

代表的なレバレッジETFとして以下のようなものが挙げられる。

  • 【1464】iFreeETF JPX日経400レバレッジ・インデックス
  • 【1467】JPX日経400ブル2倍上場投信レバレッジ
  • 【1570】NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信
  • 【2040】NEXT NOTES NYダウ・ダブル・ブル・ドルヘッジETN
  • 【2036】NEXT NOTES 金先物ダブル・ブル・ETN

JPX日経インデックス400や日経平均株価など、日本の株式市場を対象とした指数にレバレッジをかける商品もあれば、NYダウなどの海外の指数にレバレッジをかける商品もある。

さらには金の値動きにレバレッジをかけて運用する商品も存在する。

多様な投資先を検討できることがレバレッジETFの特徴だ。

一般のETFとの違い

レバレッジETFは、一般のETFと比べて以下の2点に違いがある。

  • 値動きの大きさ
  • 手数料

レバレッジETFは、指数の動きに2倍・3倍といった倍率をかけて運用されるため、通常よりも値動きが大きくなりやすい。

利益・損失ともに大きくなる可能性がある点が大きな特徴だ。

また、レバレッジETFは先物取引を用いた運用を行うため、先物取引コストを負担している。

一般のETFに比べて手数料が高くなりやすい点が違いとして挙げられる。

レバレッジETFの始め方

レバレッジETFへの投資は以下の手順で始める。

  1. 証券口座を開設する
  2. 購入したい商品を選ぶ
  3. 注文手続きを行う

まず、証券会社に取引用の口座を開設しよう。

楽天証券やSBI証券などのネット証券であれば手数料が安く、口座開設手続きや取引などをネットで完結できるためおすすめだ。

各証券会社の手数料や取扱商品などを比較し、自分に合った証券口座を選択しよう。

次に、購入したい商品を選ぶこととなる。

過去のリターンや今後の値動きの見通しなどを分析し、自分のリスク許容度や運用目的に合った商品を選択することが大切だ。

購入する商品が決まったら、数量や注文方法を指定して注文手続きを行おう。

注文方法は価格を指定する「指値注文」と価格を指定せずに注文する「成行注文」の2つがある。

希望の価格がある場合は指値注文、とにかく早く注文を成立させたい場合は成行注文を選択すると良い。

レバレッジETFのメリットと活用法

レバレッジETFの基本的な特徴を解説してきたところで、次に魅力や効果的な活用法について解説していく。

自分自身の運用に取り入れたいと考えている方は、ぜひこちらを参考にしてほしい。

レバレッジETFの魅力

レバレッジETFの魅力として以下の2点が挙げられる。

レバレッジETFの魅力
  • 少額で大きなリターンを得られる可能性がある
  • 短期間で大きなリターンを得られる可能性がある

まず、投じる資金が少額でも大きなリターンを得られる可能性がある点が大きな魅力だ。

通常の投資であればリターンを増やすためには多くの資金を投じる必要があるが、レバレッジETFはてこの原理のように小さな力で大きなリターンを生み出せる仕組みとなっている。

少額から資産を増やしたい方に向いている商品だ。

また、相場が上昇する局面ではレバレッジETFの価格は2倍・3倍の値動きで上昇していくため、短期間で一気にリターンを得られる可能性がある。

少額の資金でも短期的に効率良く増やせるチャンスがある点は大きな魅力と言えるだろう。

レバレッジETFの効果的な投資法

レバレッジETFを活用する際、以下の2点を押さえておくことが大切だ。

  • 短期間の投資に用いる
  • ポートフォリオの一部に少額だけ組み込む

後ほど詳しく解説するが、レバレッジETFは下落相場の後に回復しにくいという性質を持つ。

長期投資で上昇・下落の相場を繰り返すと特徴を活かしきれないため、基本的には短期間でリターンを取りに行く戦略がおすすめだ。

相場が下落する可能性が高いと判断した場合はすぐに資金を引き上げよう。

また、レバレッジETFは値動きが非常に大きいため、資産の多くを投じてしまうと下落時に大きな損失を抱えることになる。

レバレッジをかけない商品で資産の大半を堅実に運用しつつ、無くなっても問題ないような余剰資金でレバレッジETFに投資をしよう。

レバレッジETFのデメリットと注意点

少額の投資で短期的に大きなリターンを狙えるレバレッジETFだが、一方で以下のようなデメリットも存在する。

  • 資産を大きく失う可能性がある
  • 信託報酬や取引手数料が高い
  • 損失が回復しにくい

少額かつ短期間で大きなリターンを狙えるという魅力的なメリットがあるということは、それにともなうデメリットも当然存在している。

単純に倍の動きをしているので、対象指数が下がるとレバレッジETFは倍下がるのだ。

対象指数が大幅に下落した際、レバレッジETFを購入した資産がどれほど下落するかは想像できるだろう。

また、下がってしまうと回復しにくいという特徴を持つ。メリットで複利効果を活かして資産を増やせる説明をしたが、相場の下落局面ではマイナスの影響を受ける。

先ほどと同様に購入時を100として、次の日に20%下落、また次の日に20%上昇したケースを考えてみよう。

購入日

  • 対象指数
    • 100
  • レバレッジETF
    • 100

2日目

  • 対象指数
    • 80
  • レバレッジETF
    • 60

3日目

  • 対象指数
    • 80×1.2=96
  • レバレッジETF
    • 60×1.4%=84

このように3日目は対象指数がほぼ元本通りになっているにも関わらず、レバレッジETFは10%以上も資産価値に差がついてしまっている。

相場が下がっている局面では大幅に資産価値が下落する恐れがあることを把握しておこう。

メリットとデメリットを比較して、詳しく把握できるだろう。投資初心者にはあまりおすすめできない。

つみたてNISAやiDeCoのような堅実な資産形成と並行して、余剰資金がある人は検討する余地があるだろう。

レバレッジETFを始めるなら誰に相談するべき?

レバレッジETFは注意すべき点も多いため、投資を始めるのであれば投資助言を行う専門家がおすすめだ。

なかでもIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)が相談先として最適である。

ここでは、専門家に相談すべき理由やIFAの特徴、IFA検索サービス「資産運用ナビ」の利用方法について解説していく。

専門家に相談すべき理由

レバレッジETFなどのハイリスクな商品に投資をしたいのであれば、専門家の力が必要不可欠だ。

リスクが大きい商品は、適切な取り扱いをしないと資産を大幅に減らしてしまう危険性を伴うためだ。

前述の通り、レバレッジETFは資産を大きく失う可能性があり、下落相場から回復しにくいという特性を持つ。

タイミングを見計らって資金を投じ、売却する時期も適切に見極めなければならない。

豊富な専門知識・経験を有する専門家に相談することで、レバレッジETFを売買するタイミングの助言を受けながら投資を始められる。

ポートフォリオに組み込む割合なども提案してもらえるため、最適な資産配分で効率的に運用を行えるだろう。

自力での投資が難しいレバレッジETFは、投資助言を行う専門家に力を借りることを推奨する。

IFAとは

IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、特定の金融機関には所属せずに顧客の資産運用をサポートする専門家のことだ。

顧客のライフプランや運用目的に基づいて投資計画を策定したり、具体的な商品の提案・仲介を行ったりすることが主な役割となっている。

IFAに相談するメリットとして以下の2点が挙げられる。

IFAに相談するメリット
  • 中立な立場からの投資助言を得られる
  • 長期にわたるサポートを受けられる

IFAは金融機関から独立しており、顧客に対して中立な立場を保っている。

手数料が高い商品や本人の意向に沿わない商品などを無理に提案される心配がなく、自分に合った商品だけを提案してもらえる点が魅力だ。

また、IFAは原則として異動や転勤などの制度がなく、担当者が長期にわたってフォローしてくれる。

自分のリスク許容度や運用目的などを把握したアドバイザーが長期的に投資助言を提供してくれるため、安心して投資に関する相談を行えるだろう。

レバレッジETFをはじめとした投資商品に関する悩みや疑問は、IFAに相談することを推奨する。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」

信頼できるIFAをお探しの方は、IFA検索サービス「資産運用ナビ」の利用をおすすめする。

「資産運用ナビ」とは、相談先を探す投資家とIFAをマッチングさせるオンラインプラットフォームのことだ。

IFAとのマッチングは非常に簡単で、フォームに資産状況やアドバイザーの希望条件を入力するだけで良い。

あとはIFAを知り尽くした「資産運用ナビ」が、全国のデータベースからあなたにぴったりのIFAを抽出して紹介を行う。

IFAの紹介料や相談費用は無料となっており、初回面談を何人と行っても費用はかからない。

面談を通じて「相性が良い」と感じられるIFAをじっくり探せる点が大きな特徴だ。

もちろん全国47都道府県どこでも相談に対応しており、対面だけでなくWEBでの面談も可能である。

気軽に専門家とマッチングできるため、ぜひこの機会に「資産運用ナビ」を活用して自分に合ったIFAを探してみてはいかがだろうか。

レバレッジETFを効果的に活用して資産を増やそう

レバレッジETFは、対象の指数の2倍・3倍となるような値動きを目指して運用されるETFだ。

短期的に大きなリターンを狙える魅力がある反面、大きく資産を損なう危険性や下落相場からの回復が難しい点など、注意すべき点も多くある。

効果的にレバレッジETFを活用するためには専門家の力が不可欠だ。

特に、IFAは中立な立場から長期にわたる投資助言を提供してくれるため、安心して相談できるだろう。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」では、あなたにぴったりのIFAを無料で紹介するサービスを提供している。

ぜひこの機会に「資産運用ナビ」を活用し、信頼できる相談先を探してみてはいかがだろうか。

レバレッジETFに関するQ&A

レバレッジETFの利益はどのように計算されますか?

レバレッジETFは対象となる指数に一定の倍率をかけた値動きとなる。

対象の指数が3%上昇すると、ETFの価格が6%上昇し、反対に指数が5%下落するとETFの価格が10%下落するといった形で計算される。

レバレッジETFはどのような投資家に適していますか?

レバレッジETFは値動きが大きく、リスクも大きい。

一方で短期間で大きなリターンを狙えるチャンスがあるのがレバレッジETFの特徴だ。

「リスク許容度が高い」「短期間で一気に資産を増やしたい」という投資家に向いている商品である。

一方、「なるべくリスクを取りたくない」「堅実に資産を増やしていきたい」と考える投資家とは相性が悪い。

自身のリスク許容度・運用目的をもとに投資すべきかを判断しよう。

レバレッジETFのリスクを管理するにはどうすればいいですか?

レバレッジETFにおけるリスク管理のポイントとして以下の2点が挙げられる。

  • 余剰資金で投資を行う
  • 損切りラインを決めておく

まず、ハイリスクなレバレッジETFには「最悪無くなっても良い」と言える余剰資金の活用を推奨する。

多大な損失を抱えてもダメージが少ない資金で運用を行うことが大切だ。

また、レバレッジETFは下落相場で急速に資産が減少していくため、損切りラインを決めておくことも重要なポイントである。

ダメージが大きくなる前に損切りできるよう、あらかじめ「〇%の損失を抱えたら売却する」というルールを決めておくと良いだろう。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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