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仕組債への投資はやばい?仕組債のリスクとリターンを解説

この記事で解決できるお悩み
  • 仕組債への投資はなぜやばいと言われるのか
  • 仕組債のリスクを理解し、投資判断する方法
  • 仕組債のリターンについて知り、投資効果を最大化する

資産運用では、金融商品の「収益性」「安全性」「流動性」をすべて満たす商品はなく、高い利回り(ハイリターン)を狙うほどリスクも大きくなる傾向があるため、一般に「ローリスクハイリターン」を同時に満たす商品は想定しにくいとされます。

一般に、「ローリスクローリターン」「ハイリスクハイリターン」という関係で捉えられます。なお、リスクとはリターン(利益や損失)の不確実性(振れ幅)を指します。

仕組債は、参照指標や所定の条件によって利払い・償還が決まるなど商品性が複雑になりやすく、顧客によっては理解が困難、あるいはリスクに見合うリターンが得られ難いと評価される場合もあります。「仕組債への投資はやばいですか?」と、ご質問を受けるケースが少なくありません。

そこで今回は、仕組債投資がやばいと言われている理由をお伝えします。

目次

仕組債への投資がやばいと言われる理由

仕組債への投資がやばいと言われる理由   資産運用ナビ

「仕組債投資はやばい」と言われる理由には、主に次のようなものがあります。

複雑な構造

仕組債は、複雑な金融工学を駆使した商品構造を持つ投資商品であり、その特徴から初心者だけでなく、株式・投資信託・債券などの投資経験がある人でさえも、理解が難しいことが多いです。

これは、一般的な投資家にとって、適切なリスク評価が難しく、投資判断が困難になることを意味します。金融庁も、仕組債について顧客によっては理解が困難、あるいはリスクに見合うリターンが得られ難い商品であると評価し、取扱いを停止する販売会社があると整理しています。

また、仕組債は、商品によっては高い利回りを狙える反面、特定の条件が満たされた場合に元本が毀損する可能性があります。

そのため、安全資産とされる国債などの一般的な債券と同じく、「ローリスクローリターン」と考えて気軽に投資すると、大きな損失を被る可能性があるため注意が必要です。

デリバティブによる高リスク性

仕組債は、オプション取引等のデリバティブ取引が組み込まれ、参照指標や条件によって利払い・償還が決まるものがあります。

これにより、金利や株価などの市場変動によって損益構造が複雑になりやすいです。

そのため、市場環境が悪化した際に、想定以上の損失を被るリスクが高まります。

大きな投資単位

仕組債は、額面金額とロット(申込単位)が商品ごとに定められており、一般的な債券と比較して投資単位が大きくなる場合があります。

申込単位(額面)は商品ごとに異なり、販売対象となる顧客層を法人又は富裕層に絞って販売を継続している例もあります。

これは、投資家にとって資金調達や資産運用の柔軟性を制限する要因となります。

これらの理由から、仕組債投資は専門性が高く、リスクも大きいとされています。

投資を検討する際には、十分な知識と経験を持つ専門家の意見を参考にすることが重要となります。なお、証券取引等監視委員会の勧告事例では、複雑な仕組債の勧誘において、顧客属性の把握や説明が問題とされた例もあります。

仕組債のリスク

仕組債のリスク 資産運用ナビ

次に、仕組債の代表的なリスクについて確認していきましょう。

元本毀損のリスク

仕組債は、特定の条件下で元本が毀損する可能性があります。金融庁では、仕組債の販売額が増加する中で元本割れに伴う苦情が増加したことを踏まえ、2021年度に重点的なモニタリングを開始したとしています。

これは、商品によっては元本保証がないことを意味し、投資家は投資額を全額回収できないリスクが伴います。

具体的には、株価や金利が所定の水準を下回るなどの条件が発生した場合に、元本が削減されることがあります。

信用リスク

信用リスクとは、仕組債の発行体が倒産などにより、仕組債の利息支払いや元本の償還ができなくなるリスクを指します。

仕組債の説明資料には、発行体に対する民間格付会社による「格付」が記載されているケースが多く、格付けは、信用リスクを判断する尺度として投資家は参考にしています。

仕組債を発行する企業や金融機関の信用状況が悪化すると、償還が不安定になることがあります。

信用リスクは、発行体の格付けが低下することで顕在化し、仕組債の価格が下落する可能性があります。

流動性リスク

流動性リスクは、購入した仕組債が希望するタイミングや価格で売却(換金)できないリスクを指します。

市場の流動性が低い場合や、市場環境の変化により換金性が低下すると、仕組債を売却できない可能性があります。

仕組債は、一般的な債券と比較して市場の流動性が低く、売却時に十分な価格がつかないリスクがあります。

また、仕組債は投資単位が大きいことから、資金の出し入れが難しい場合があります。

これにより、投資家は必要な資金を迅速に回収できないリスクが生じます。

さらに、売却できたとしても、売却金額が購入金額を大きく下回る可能性もあります。

為替リスク

為替リスクは、外貨建て商品を保有することによって、為替差益や為替差損が発生するリスクのことです。

仕組債の中には外貨建て購入する商品もあるため、為替リスクには注意が必要です。

外国通貨建ての仕組債を購入する際には、為替リスクが伴います。

為替リスクとは、外国通貨建ての投資において、為替レートの変動によって収益が変動するリスクです。

例えば、円安になると外国通貨建ての仕組債の価値が上昇しますが、円高になると価値が下落します。

これにより、投資家は想定外の損失を被る可能性があります。

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仕組債のリターン

仕組債のリターン 資産運用ナビ

仕組債のリターンについても確認していきましょう。

高いクーポン

仕組債は、商品によっては相対的に高いクーポンが設定される場合があります。

仕組債は、債券にデリバティブ取引を組み合わせた構造のものがあり、リスクを負う分、クーポンが高く設定されることがあります。

早期償還

仕組債に早期償還条項が付帯されている場合、最終償還日より前に所定の条件で早期償還されるケースがあり、満期を待たずに償還(換金)されることがあります。

ただし、早期償還せず満期まで運用したケースで得られる利息と早期償還した場合の利息を比較すると、早期償還の利息の方が少なくなることには留意しましょう。

リスクヘッジ

仕組債は、デリバティブ取引に類する商品性やリスクとリターンの特性を理解できる投資経験や知識が求められる場合があります。

そのため、投資目的に照らして、参照資産や条件など商品性を十分に理解した上で判断することが重要です。

商品によって利払い・償還条件が多様であるため、リスクとリターンの関係を具体的に確認することが重要です。

まとめ

まとめ 資産運用ナビコラム

今回は仕組債がやばいと言われている理由や、リスク・リターンについてお伝えした。

複雑な商品であるため、仕組債投資に興味のある方は資産運用アドバイザーに相談をしてはいかがだろうか。

プロの視点から資産運用の疑問を解決し、納得した上で資産運用を行おう。

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参考・出典

執筆者

資産運用ナビ編集部は、アドバイザーナビ株式会社が運営する金融専門ライターチーム。資産運用アドバイザーと投資家をマッチングするプラットフォーム「資産運用ナビ」を通じて、延べ10,000名を超える相談を支援。おすすめの資産運用おすすめのIFAなど、読者が自身に最適な資産運用の相談先を見つけることができるよう、適切な情報発信に努めている。