- 仕組債への投資はなぜやばいと言われるのか
- 仕組債のリスクを理解し、投資判断する方法
- 仕組債のリターンについて知り、投資効果を最大化する
資産運用では高い利回り(ハイリターン)で、リスクが小さい「ローリスクハイリターン」の金融商品は存在しません。
通常、「ローリスクローリターン」「ハイリスクハイリターン」というのが金融商品の考え方です。
仕組債は、一般的にはハイリスクハイリターンの金融商品の一つとされており、「仕組債への投資はやばいですか?」と、ご質問を受けるケースが少なくありません。
そこで今回は、仕組債投資がやばいと言われている理由をお伝えします。
仕組債への投資がやばいと言われる理由

「仕組債投資はやばい」と言われる理由には、主に次のようなものがあります。
複雑な構造
仕組債は、複雑な金融工学を駆使した商品構造を持つ投資商品であり、その特徴から初心者だけでなく、株式・投資信託・債券などの投資経験がある人でさえも、理解が難しいことが多いです。
これは、一般的な投資家にとって、適切なリスク評価が難しく、投資判断が困難になることを意味します。
また、仕組債は、高い利回りを狙える反面、特定の条件が満たされた場合に元本が毀損するリスクを持っています。
そのため、安全資産とされる国債などの一般的な債券と同じく、「ローリスクローリターン」と考えて気軽に投資すると、大きな損失を被る可能性があるため注意が必要です。
デリバティブによる高リスク性
仕組債は、スワップ、オプションなどのデリバティブ商品を活用して高いリターンを狙う構造になっています。
これにより、金利や株価などの市場変動に対して非線形なリスク・リターン特性を持つことになります。
そのため、市場環境が悪化した際に、想定以上の損失を被るリスクが高まります。
大きな投資単位
仕組債は、額面金額とロット(申込単位)が決まっており、一般的な債券と比較して投資単位が大きいことが特徴です。
「申込単位は額面100万円以上、100万円単位」といった具合に、100万単位での取引が一般的です。
これは、投資家にとって資金調達や資産運用の柔軟性を制限する要因となります。
これらの理由から、仕組債投資は専門性が高く、リスクも大きいとされています。
投資を検討する際には、十分な知識と経験を持つ専門家の意見を参考にすることが重要となります。
仕組債のリスク

次に、仕組債の代表的なリスクについて確認していきましょう。
元本毀損のリスク
仕組債は、特定の条件下で元本が毀損する可能性があります。
これは、元本保証がないことを意味し、投資家は投資額を全額回収できないリスクが伴います。
具体的には、株価や金利が所定の水準を下回るなどの条件が発生した場合に、元本が削減されることがあります。
信用リスク
信用リスクとは、仕組債の発行体が倒産などにより、仕組債の利息支払いや元本の償還ができなくなるリスクを指します。
仕組債の説明資料には、発行体に対する民間格付会社による「格付」が記載されているケースが多く、格付けは、信用リスクを判断する尺度として投資家は参考にしています。
仕組債を発行する企業や金融機関の信用状況が悪化すると、償還が不安定になることがあります。
信用リスクは、発行体の格付けが低下することで顕在化し、仕組債の価格が下落する可能性があります。
流動性リスク
流動性リスクは、購入した仕組債が換金できないリスクを指します。
市場の流動性が低い場合や、市場環境の変化により換金性が低下すると、仕組債を売却できない可能性があります。
仕組債は、一般的な債券と比較して市場の流動性が低く、売却時に十分な価格がつかないリスクがあります。
また、仕組債は投資単位が大きいことから、資金の出し入れが難しい場合があります。
これにより、投資家は必要な資金を迅速に回収できないリスクが生じます。
さらに、売却できたとしても、売却金額が購入金額を大きく下回る可能性もあります。
為替リスク
為替リスクは、外貨建て商品を保有することによって、為替差益や為替差損が発生するリスクのことです。
仕組債の中には外貨建て購入する商品もあるため、為替リスクには注意が必要です。
外国通貨建ての仕組債を購入する際には、為替リスクが伴います。
為替リスクとは、外国通貨建ての投資において、為替レートの変動によって収益が変動するリスクです。
例えば、円安になると外国通貨建ての仕組債の価値が上昇しますが、円高になると価値が下落します。
これにより、投資家は想定外の損失を被る可能性があります。
仕組債のリターン

仕組債のリターンについても確認していきましょう。
高いクーポン
仕組債の一番のメリットは、高い利回りが期待できる点でしょう。
仕組債は、債券にデリバティブを付与する商品であるため、リスクを上乗せする分高いクーポンを追求することができます。
早期償還
仕組債に早期償還条項が付帯されている場合、最終償還日より前に早期償還されるケースがあり、損失は発生せずに早く償還(換金)されるケースがあります。
ただし、早期償還せず満期まで運用したケースで得られる利息と早期償還した場合の利息を比較すると、早期償還の利息の方が少なくなることには留意しましょう。
リスクヘッジ
仕組債で取引されるデリバティブは、さまざまなリスクの軽減が可能となり、リスクの回避(リスクヘッジ)に有効といわれています。
例えば既にある銘柄を空売りしていた場合、同じ銘柄を参照しているEB債を保有すれば、その銘柄の株価変動による収益の変動幅を抑えることができます。
比較的自由に投資家の意向のもと組成できる仕組債だからこそ実現できるメリットです。
まとめ

今回は仕組債がやばいと言われている理由や、リスク・リターンについてお伝えした。
複雑な商品であるため、仕組債投資に興味のある方は「資産運用ナビ」に相談をしてはいかがだろうか。
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