- 夫婦での資産管理方法がわからない
- 資産運用の基本を知りたい
- 夫婦間でのお金に関するコミュニケーション方法を学びたい
結婚して夫婦になると、収支の流れが大きく変化する。将来の備えに取り組む必要性を感じているものの、「具体的にどのように資産管理をすればいいのか分からない」と悩んでいる夫婦も多いかもしれない。
この記事では、夫婦で資産管理を行うポイントについて紹介していく。
夫婦での資産管理の基本
夫婦で資産管理に取り組むにあたって、まずは基本的なポイントを押さえておこう。
資産管理の目的と目標設定
資産管理を行う際は、具体的な目標を立てることが大切だ。「何のために資産形成に取り組むのか」ということが共有できていなければ、2人の意識に差が生じる可能性がある。
まずは「子供が高校を卒業するまでに〇〇万円貯める」、「〇年後までに〇〇万円貯めて住宅取得の頭金にする」など、具体的な目標を夫婦で立てよう。
収入と支出の管理
よりよい資産形成に取り組むためには、世帯の収支をしっかりと把握しておく必要がある。
家計簿をつけるなどして、細かく収支を確認してみよう。「毎月の収支はこれくらいだ」ということが把握できれば、それに適した貯蓄計画が立てられるようになる。加えて、「もう少し食費を削減できそう」といった改善点が見つかる場合もあるかもしれない。
最近では手軽に家計簿の管理ができるアプリなどもあるため、そうしたツールを利用することもおすすめだ。
緊急資金と保険の確保
夫婦の資産管理では、万が一の事態のリスクについても十分考慮しなければならない。もし病気やケガでどちらかが働けなくなれば、収支にも大きな影響がある。収入が減少したり、突発的な出費が生じたときの備えとして、必ず「生活防衛費」を預貯金に蓄えておこう。
生活防衛費の目安は共働きかどうかにもよるが、一般的に「1ヶ月分の生活費×3ヶ月〜半年分」といわれている。
また、片方が専業主婦(夫)の場合や小さい子供がいる場合などは、保険でしっかりと備えておくことも大切だ。
賢い資産運用のポイント
夫婦の資産形成では、金融商品を活用した資産運用に取り組むことが欠かせない。しかし、資産運用の経験がない夫婦では、「そもそもどんなことに気を付ければいいのか分からない」という悩みもあるかもしれない。ここからは、夫婦で資産運用に取り組む際に気を付けたいポイントについて紹介していこう。
リスクとリターンのバランス
資産運用にはリスクがつきものだ。ハイリスク・ハイリターンの商品もあれば、ローリスク・ローリターンの商品もある。大切なのは、夫婦のリスク許容度に合った金融商品を選ぶことだ。
たとえば、「間もなく子供が大学へ進学する」というタイミングであるにもかかわらず、ハイリスク商品ばかり保有しているのは適切なバランスとはいえない。まとまった支出を控えている場合は、一部ローリスク商品で運用するか、預貯金に預けておくのが望ましい。
リスク許容度は夫婦によって異なるため、想定されるライフイベントや収支の変化を見据えながらリスクとリターンのバランスを考えてみよう。
資産の分散投資
「分散投資」は資産運用の基本的なポイントだ。
1つの商品に偏って投資していると、市場の変動が起きた際に大きな損失を被るリスクがある。しかし、複数の商品に分散投資していれば、1つの商品で損失が出ても他の商品でカバーできるかもしれない。分散投資ではお互いをカバーし合えるように、値動きの異なる商品を組み合わせるようにしよう。
また、夫婦それぞれの名義で金融商品を保有する際は、世帯全体のポートフォリオを考えることも大切だ。それぞれがきちんと分散投資できていると思っていても、夫婦単位で見ると意外と投資先が重複していたり、リスク許容度を超えていたりする可能性がある。
お互いがどのようなバランスで投資しているかは、きちんと確認し合っておくとよいだろう。
定期的な見直しと評価
夫婦で資産運用に取り組む際は、定期的にポートフォリオや運用方法の見直しを行う必要がある。特に子供が生まれたり、自宅を取得したりなど、大きなライフイベントを迎えた際は必ず2人で見直しに取り組もう。
大きなライフイベントを迎えるタイミングでは、リスク許容度に変化が生じる可能性がある。「今よりも少しリスクを抑えた運用に移行した方がいい」と判断した場合は、素早くポートフォリオの変更に取り掛かることが大切だ。
夫婦間のコミュニケーションで成功へ導く
夫婦の資産形成を成功に導くためには、同じ目的意識を共有することが必要不可欠である。ここからは、資産形成に取り組むうえで配慮したいコミュニケーションのポイントを紹介していこう。
お互いの価値観を尊重する
いくら夫婦になったからといって、相手も同じ価値観を抱いているとは限らない。資産形成について話し合う中で、意見が食い違うこともあるだろう。
しかし、そこで大切なのはお互いの価値観を尊重することだ。自分の意見ばかりを押し通すのではなく、相手の意見にも耳を傾ける姿勢を大切にしよう。
役割分担と透明性
効率的に資産形成に取り組むために、「お互いの役割分担を決める」という方法もある。たとえば、「毎月の支出の管理は妻、貯蓄は夫」というように管理しやすいように分業してみよう。役割を決めて取り組むことで、作業をルーティーン化できるメリットがある。
また、その際は自分の担当分野の現状をオープンにすることも意識したい。「毎月収支の報告をする」など、相手と同じ情報を共有することを重視しよう。
定期的な資産管理ミーティング
情報共有の場として、定期的なミーティングを設けることもおすすめだ。月1回などタイミングを決めて、2人で資産管理の現状を振り返るきっかけにしたい。
ただし、2人で資産管理を行う場合、マネープランに課題があっても自分たちでは気付けないこともある。よりよい資産管理を目指すためには、金融のプロから助言を得ることも検討しよう。
夫婦の資産管理をプロに任せるメリット
夫婦の資産管理は長い時間をかけて取り組む必要がある上に、ライフイベントの発生により計画に変化が生じる可能性もある。その度に最適な資産管理の方法を探すとなると、「自分たちの力だけでは難しい」、「よりよい方法を教えてもらいたい」と感じる夫婦も多いだろう。
よりよい資産形成に取り組むためには、金融のプロに任せることもひとつの方法だ。ここからは、IFAに夫婦の資産形成を相談するメリットについて紹介していく。
IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)の役割
まずは、IFAが担う役割について確認していこう。
IFAとは独立系ファイナンシャルアドバイザーと呼ばれ、特定の金融機関に属さずに営業活動を行う職種である。提携している証券会社や保険会社で取り扱う商品を販売しているが、IFAは金融機関の職員ではないことから顧客目線で提案してくれることが特徴だ。
また、IFAは金融商品の販売だけでなくライフプランの形成サポートや、不動産に関する相談、相続対策など幅広い相談業務を取り扱っている。お金に関することをワンストップで相談できることも大きな強みである。
IFAによる夫婦資産管理のサポート
IFAへ夫婦の資産管理の相談を行うメリットとして、「長期のマネープランを構築してくれること」が挙げられる。
自分たちでマネープランを考えるとなると、一般的な相場感が分からなかったり、利用できる税制への知識が足りなかったりなど、いくつもの課題を乗り越える必要がある。しかし、金融のプロであるIFAの力を借りれば、より最適な資産管理の方法を選択することが可能だ。
しかも基本的にIFAには転勤がないため、同じ担当者と付き合っていくことが可能だ。転勤によってコロコロと担当者が変わることなく、1人の人と深く関係を築いていける点は大きな安心感にもつながる。
IFAを選ぶポイント
IFAは年々増加傾向にあり、その中から相性の良いIFAを探すのは簡単なことではない。よりニーズに合ったIFAと出会うためには、IFAの検索サービスである「資産運用ナビ」を利用したい。
「資産運用ナビ」とは、全国各地のIFAと相談者をマッチングしてくれるサービスだ。相談者の年齢や相談内容、資産状況に応じてピッタリのIFAを紹介してくれるため、自らIFAを探す手間を省略できるメリットがある。
IFAにはそれぞれ得意分野や専門分野があることから、より夫婦の相談内容に合ったIFAを探すためには、ぜひ利用してみよう。
IFAを活用して夫婦の資産管理を最適化
資産管理に取り組むことは、夫婦でよりよい生活を送っていくために欠かせない作業だ。しかし、長期のライフプランを見据えながら資産管理を行うのはそう簡単なことではない。
効率よく資産管理を行うためには、金融のプロであるIFAへ相談することも検討しよう。IFAは金融商品の提案だけでなくライフプラン形成のサポートも行ってくれるため、より適切な資産管理の方法を提案してくれるメリットがある。
生涯同じ人に担当してもらうことも可能であるため、ぜひこの機会に「我が家の金融コンシェルジュ」となるIFAを探してみてはいかがだろうか。
当サイト「資産運用ナビ」では、資産状況や運用目的、性格の相性に応じたIFAのマッチングサービスを行っております。ご夫婦の相談内容にピッタリのIFAをご紹介しますので、ぜひお気軽にご利用ください。