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投資信託を始めたい方必見!初心者におすすめの銘柄と運用法を解説

この記事の要約はここをチェック
  • 初心者におすすめの投資信託は株式ファンド・債券ファンド・バランス型ファンド
  • あなたが投資するべき投資信託は信託報酬とリスク許容度から選ぶ
  • これから買うべき投資信託が知りたいなら「資産運用ナビ」からプロに相談がおすすめ

運用をプロに任せられ、分散投資の効果も得られることから初心者にも人気が高い投資信託

ただ、投資信託の種類はリスク・リターンの値や投資先によって多岐にわたり、その数は現在約6,000本ある。そのため、投資信託の選び方に悩んでしまう人が大半ではないだろうか。また、投資信託を何歳から始めるのかまたどのような属性の人が投資信託で運用するのかによっても、おすすめの運用法は異なる。

そこでこの記事では、これから投資信託を始めようと考えている初心者に向けて、投資信託のやり方投資信託の選び方、運用のポイント、さらにおすすめの投資信託までを具体的に解説する。

最後には資産運用のおすすめの相談先についても解説するので、あわせてぜひ参考にしてほしい。

目次

おすすめ銘柄はどう見つける?投資信託の選び方

数ある商品の中から自分に合った投資信託を選ぶために、まずは投資信託の特徴と選び方のポイントを押さえておく必要がある。

ここでは、投資信託の基本的な特徴や選ぶ際に押さえるべきポイント、商品の選定基準について解説していく。

投資信託の基本的な特徴

投資信託とは、投資のプロが投資家から集めた資金を運用し、その運用の成果を投資家に分配する投資商品のことを指す。集めた資金は株式や債券、不動産などで運用され、投じた金額に応じて収益を得られる仕組みだ。

投資信託の投資先は商品のテーマによって異なり、株式のみで運用されるファンドもあれば、株式・債券にバランス良く投資するファンドもある。

また、市場の指数に連動するように運用される「インデックスファンド」や、指数を上回ることを目標に運用される「アクティブファンド」などの種類があり、商品ごとに異なる特徴を持っている。

一般社団法人投資信託協会によると、2024年1月末時点の公募投資信託は5,987本となっている。

このように、多くの選択肢のなかから投資先を選べる点も投資信託の特徴だ。

投資信託を始めるなら投資目的と目標金額の設定が重要

投資信託による運用を行う際、投資目的を明確にした上で目標金額を設定することが重要だ。

なぜ投資を行うのか

いつまでにどのくらいの資金が必要となるのか

という点が明確になると、具体的な運用商品も選択しやすくなる。

例えば、現在30歳の人が老後に向けた資産運用を検討し、60歳までに2,000万円の資金を準備したい場合を考えてみよう。

30年間の運用期間で2,000万円の資金を準備する場合、年間の利回り4%で年間36万円(月3万円)の投資を行えば目標に到達する。

このように、投資目的や目標金額などが明確になることで具体的な投資金額や目標利回りも明確になる

まずは投資目的や目標金額を明確にし、その上で商品選びに進むと良いだろう。

おすすめ投資信託の選定基準

およそ6,000種類もある投資信託のなかから最適な商品を選ぶためには、事前に選定基準を決めておく必要がある。

以下の2つのポイントを基準にして投資信託を選ぼう。

  • 信託報酬が1%以下の商品
  • 自分のリスク許容度にマッチする商品

まず、信託報酬が1%以下の商品を選ぶことが大切だ。信託報酬とは投資信託の保有期間中に引かれ続ける手数料のことで、信託財産から差し引かれる仕組みとなっている。

信託報酬が高い商品を選んでしまうと信託財産から引かれる分が多くなってしまい、運用パフォーマンスにも影響してしまう。「信託報酬1%以下」を基準にし、低コストで運用できる商品を選択しよう。

また、どの程度の損失まで許容できるかという「リスク許容度」をもとにして商品を選ぶことも重要なポイントとなる。

過剰なリスクを取って運用すると、失敗したときに想定外の損失が生じる可能性があるため注意しておこう。

ある程度のリスクを許容できる人の場合、リスクが大きい資産である株式の比率が高い投資信託が向いている。一方、なるべく損失を抱えたくない人の場合、低リスクな債券が多く組み込まれている商品を選ぶと良い。

また、株式や債券がバランス良く組み込まれた「バランス型ファンド」も選択肢に入る。

このように、信託報酬が安く、自身のリスク許容度に合った商品を選ぶことで効率的な資産運用を目指していこう。

初心者にもおすすめの投資信託銘柄8選

投資信託の選定基準を紹介したが、それでもおよそ6,000種類のなかから最適な商品を選ぶことは容易ではない。

そこでここでは、初心者にもおすすめできる投資信託として株式ファンド・債券ファンド・バランス型ファンドの3つに絞り、おすすめの銘柄をピックアップして紹介する。

先述した選び方のポイントも参考に、自身のリスク許容度に合った投資信託を選んで運用しよう。

株式ファンドのおすすめ3選

株式ファンドのおすすめ銘柄は以下の3つだ。

株式ファンドのおすすめ銘柄
  • たわらノーロード 日経225
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド
  • eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

たわらノーロード 日経225」は日本国内の株式に投資を行い、日経平均株価に連動するように運用される株式ファンドである。

投資対象が国内であるため為替変動による影響を受けにくく、比較的安定したリターンを狙える商品だ。

楽天・全米株式インデックスファンド」は米国の株式に投資を行う仕組みの株式ファンドである。

世界経済をリードしている米国の株式に投資を行えるため、高いリターンを期待できる投資先だ。また約4,000銘柄を対象に運用されており、分散効果が高い点も魅力の商品である。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」は全世界の株式を対象に運用を行う株式ファンドだ。

投資先が日本を含む先進国・新興国となっており、先進国で比較的安定したリターンを得ながら新興国の成長の恩恵も受けられる商品となっている。加えて投資先も世界中に分散されており、リスクを低減できている点も大きな魅力だ。

もちろんこれ以外にもたくさんのファンドがあるが、株式ファンドのなかで商品を絞り切れない場合は、まずは上記の3つを視野に入れておくと良いだろう。

債券ファンドのおすすめ3選

続いて債券ファンドのおすすめ銘柄は以下の3つだ。

債券ファンドのおすすめ銘柄
  • eMAXIS Slim先進国債券インデックス
  • iFree新興国債券インデックス
  • SBIーSBI・iシェアーズ・全世界債券インデックス・ファンド

eMAXIS Slim先進国債券インデックス」は、日本を除く世界主要国の公社債に投資を行う債券ファンドだ。

比較的安全性高い債券のなかでもリスクが小さい先進国債券が対象となっているため、堅実なリターンを狙える商品となっている。

iFree新興国債券インデックス」は、新興国通貨建ての債券に投資を行う債券ファンドである。

先進国債券に比べると価格変動が大きい新興国債券を対象に投資を行うため、債券ファンドのなかでもリターンを狙いやすいことが特徴だ。

SBIーSBI・iシェアーズ・全世界債券インデックス・ファンド」は、グローバルな債券市場の値動きに連動するように運用される債券ファンドである。

全世界の債券に分散投資を行うためリスクが抑えられており、安全な運用を希望する人におすすめの商品だ。

初心者であれば、堅実な運用を実現できる上記の3つの選択肢から債券ファンを検討してみると良いだろう。

バランス型ファンドのおすすめ2選

そして、バランス型ファンドのおすすめ銘柄は以下の2つだ。

バランス型ファンドのおすすめ銘柄
  • 世界経済インデックスファンド
  • eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

世界経済インデックスファンド」は、日本国内・先進国・新興国の公社債や株式に分散投資することでリスクを抑えた運用を実現するバランス型ファンドだ。

株式と債券を50%ずつ保有することで安定した資産成長を期待できる。

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」は、国内・先進国・新興国の株式と債券、国内・先進国のREIT(不動産投資信託)8種類の資産に均等に投資を行うファンドだ。

株式・債券に加えて不動産も投資対象に含まれるため、より高い分散効果を得られる。

いずれも投資先を分散させることで安定したリターンを狙える商品となっている。リスクを抑えながら資産成長も目指したいという初心者の方は上記2つのファンドを検討してみてはいかがだろうか。

初心者が投資信託で損しないためのおすすめの運用方法

ここまで投資信託の選び方とおすすめファンドを解説してきたが、実際に商品を選んで運用を始めるにあたって、「損失が出るのが怖い」と考える方も多いだろう。投資信託で絶対に損を出さない方法は存在しないが、そのリスクを最小限に抑える方法はある。

そこでここからは、実際に運用を始める前に損失を回避するためのポイントを確認しておこう。

長期間での運用

まず、運用期間をなるべく長く設定することが大切だ。長期間にわたる投資を行うことで以下のようなメリットが得られる。

長期間での運用のメリット
  • リターンが安定化する
  • 複利効果で効率良く資産が積み上がっていく

投資を行っていると、短期的な要因で大きく投資信託の価格が変動することがある。そのため、運用期間が短いと価格変動の影響を受けやすく、大きな損失を抱えてしまう危険性がある。

しかし運用期間を長く設定すればファンドの値動きが平均化され、年率ベースでの価格変動は小さく抑えられる。価格変動による影響を軽減でき、大きな損失を抱える可能性が低くなるのだ。

また、複利効果によって効率的に資産を増やせる点も長期投資のメリットである。

複利効果とは、投資で得た利益を元本に加えて再投資することで利益が利益を生み、雪だるま式に資産が増えていく仕組みのことを指す。

投資信託の運用期間が長くなれば複利効果は大きくなっていき、効率良く資産が積み上がっていくのだ。

損失を回避できる可能性も高くなるため、なるべく長い運用期間で投資を行うことが重要だ。

分散投資の活用

投資先を分散させることも投資信託で損失を抑えるポイントとなる。

投資信託自体がすでに分散投資が実現された金融商品ではあるものの、先述した株式ファンド・債券ファンドなどの場合、投資対象となる資産クラス(株式、債券)はすべて同じで、その範囲の中で分散投資が実践されていることになる。

この点、株式と債券は異なる値動きをする特徴を持っていることから、この2つを組み合わせた分散投資をおこなえばさらにリスク低減の効果が期待できるというわけだ。

なるべく損失を回避して堅実なリターンを狙うのであれば、できる限り投資先が分散された商品を組み合わせると良いだろう。

定期的な運用状況の確認

大きな損失を避けるためのポイントとしては、定期的な運用状況の確認も重要だ。

資産の状況を定期的にチェックし、状況に応じてリバランス(資産の再配分)を行う必要もある。

例えば、株式ファンドと債券ファンドを50%ずつ保有していても、株式市場が好調になって値上がりしたことで「60%・40%」というバランスに崩れる場合がある。

割合が変化したポートフォリオをこのままにしておくと、例えばこのケースでは株式ファンドの割合が増えているので、当初の想定よりも高いリスクをとって運用を継続している状態になってしまう。

これは逆も然りで、もし債券ファンドの割合が7割までに上昇すれば、期待していたほどのリターンが得られない恐れもあるのだ。

上記のケースでは、株式ファンドを一部売却して債券ファンドを追加購入することで、もとの比率に戻せる。

定期的に運用状況を確認し、状況に応じて資産のバランスを調整して運用当初に想定していたリスク・リターンのバランスに戻すことでリスクを管理していこう。

“あなたに”おすすめの投資信託は「資産運用ナビ」からプロに相談しよう

ここまで投資信託の選び方、おすすめの銘柄と損しないための運用のポイントを解説してきたが、「自分にこの金融商品があっているのかわからない」「本当にこれで利益が出るの?」などと、なかなか自分で決断できない人もいるだろう。

実際のところ、日本では銀行を中心に証券会社やFPなど、専門家に相談しながら運用を進めている人が多い。

そして結論からいうと、投資信託をはじめとする資産運用は自分一人でやるよりも信頼できる相談先を見つけてプロと進めていくことが好ましい

そこでこの記事の最後では、信頼できる相談先を見つける方法を紹介しよう。

投資信託を活用した資産運用における専門家の重要性

投資信託をプロに相談しながら運用すれば、「初心者でも最適化された運用戦略で投資を始められる」というメリットがある。

ここまで解説してきたように、「おすすめの資産運用」と一口にいってもそれは投資家によってさまざまだ。そして、年代・金額、さらにはライフステージやリスク許容度など、あなたに最適な資産運用法を決める要因はいくつもある

さらに、投資信託は初心者にもおすすめできる運用法ではあるものの、常に変動するためマーケット動向や経済・国際情勢の動向について最新の情報をチェックする必要もある

これらのことを完璧にこなすのは、初心者はもちろん、たとえ経験者であっても決して簡単なことではないはずだ。

ただ、資産運用で継続的に利益を積み上げていくためには、自分にあった運用法で適切なアフターフォローを行っていくことが鍵となる。

だからこそ、資産運用は金融のプロと相談しながら進めていくべきなのだ。

「資産運用ナビ」であなたにあった相談先を見つけよう

資産運用の相談をするなら、その相談先選びにもこだわってほしい。

資産運用の相談先には、銀行・証券会社、FP、IFAなどさまざまな選択肢がある。その中でどこが自分にとって最も適切な相談先なのか、それを客観的に判断するのは難しいだろう。また、銀行や証券会社では会社側から担当者をつけられることがほとんどなので、「投資家が選ぶ」ということ自体がそもそもできない。

そこで活用してほしいのが、無料で資産運用の相談先が探せるプラットフォーム「資産運用ナビ」だ。

相談内容・年齢・金融資産の3項目を選択すれば、あなたにマッチした運用の専門家を自動診断してくれる。各専門家の詳細なプロフィールもチェックできるので、経歴や保有資格、得意分野などを確認して、納得したうえで面談を申し込むことができるのだ。

今すぐ「資産運用ナビ」であなたの資産運用をサポートする信頼できる相談先を見つけてみてはいかがだろうか。

大切なのは”あなたにおすすめの”投資信託を見つけること

本記事では、投資信託の選び方のポイントやおすすめの銘柄、損をしないためのポイントについて解説してきた。

投資信託にはさまざまな種類があるが、大切なことは万人にではなくあなたに合ったファンドを選ぶことだ。そしてそのためにおすすめしたいのが、金融の専門家に相談することだ。

当サイト「資産運用ナビ」では、全国各地のIFAを紹介するマッチングサービスを提供している。

相談内容や投資経験、ご利用地域に応じてあなたにあった相談先を無料で探せるので、気になった方はぜひお気軽に問い合わせていただきたい。

投資信託のおすすめに関するQ&A

投資信託を選ぶ上でのポイントは何ですか?

数ある投資信託から投資先を選ぶ際、以下の2つの基準を持って選ぶことをおすすめする。

  • 信託報酬が1%以下の商品
  • 自分のリスク許容度にマッチする商品

リスク許容度が高ければ株式ファンド、リスク許容度が低ければ債券ファンドを選ぶと良い。

また、株式や債券が組み込まれたバランス型ファンドといった選択肢もある。

おすすめの投資信託銘柄を教えてください

株式ファンドのおすすめ銘柄は以下の3つだ。

  • たわらノーロード 日経225
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド
  • eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

債券ファンドのおすすめ銘柄は以下の3つだ。

  • eMAXIS Slim先進国債券インデックス
  • iFree新興国債券インデックス
  • SBIーSBI・iシェアーズ・全世界債券インデックス・ファンド

バランス型ファンドのおすすめ銘柄は以下の2つだ。

  • 世界経済インデックスファンド
  • eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

投資信託で損しないためにはどうすればいいですか?

まずは長期での運用を前提とした投資計画を立て、複数の投資先で分散投資を行うことが重要なポイントとなる。

その上で定期的に運用状況をチェックし、状況に応じたリバランスを行うと損失を回避しやすくなる。

投資信託の運用を始めるのにおすすめなタイミングはいつですか?

投資信託に限らず、投資をするにあたって時間は強い味方だ。

運用期間が長いほどリスクを抑えられ、複利効果も得やすいためおすすめである。

とは言え資産運用は余剰資金で行うのが鉄則だ。

まずは生活防衛費として、最低でも3ヶ月分の生活費の貯金を優先させよう。

すでに生活防衛費がある人は、なるべく早く始めるのがおすすめだ。

投資信託の運用状況はどのように評価すれば良いですか?

投資信託の運用状況を評価する際は、基準価格、純資産、分配状況を確認しよう。

基準価格はホームページや新聞で確認することが可能だ。

また、決算時期に作成される運用報告書に詳細が記載されるため必ずチェックしよう。

投資信託で重視すべき運用方針や戦略はどのようなものがありますか?

投資信託は長期、分散、積立がおすすめだ。

資産クラス、銘柄、地域、時間を分散し、リスクを抑えながらなるべく長期で運用しよう。

初めての人は少額から始めるのもいいだろう。

投資信託の分配金はどのように取り扱うのがおすすめですか?

投資信託で分配金ありの場合、使い道がないのであれば再投資して複利効果を狙うのがおすすめだ。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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・本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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