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富裕層の資産運用におすすめのポートフォリオとは?効果的な構築の秘訣も解説

この記事で解決できるお悩み
  • 資産運用の最適な方法がわからない
  • 富裕層におすすめのポートフォリオが知りたい
  • 富裕層のポートフォリオ構築の手法を学びたい

資産運用を行う人の中には「富裕層を目指して資産運用をしている」「富裕層の運用戦略が知りたい」と考えている人も多いのではないだろうか。

今回の記事では、富裕層の資産運用戦略や一般投資家との違いについて解説する。富裕層のポートフォリオについて学びたいと考えている方は、ぜひ参考にしてもらいたい。

目次

富裕層のポートフォリオに最適な資産運用の戦略

富裕層の資産運用戦略 資産運用ナビコラム

富裕層の資産運用戦略について、特徴や一般投資家の運用戦略の違いなどを確認していこう。

富裕層の運用戦略の特性 

野村総合研究所の調査によると、2021年の国内富裕層・超富裕層の世帯数は、調査を開始した2005年以降最多となった。

「富裕層」や「超富裕層」という言葉について明確な定義はないものの、同社では富裕層を金融資産保有額1億円以上5億円未満、超富裕層を金融資産保有額5億円以上と分類している。

富裕層は十分な余剰資金があるため、一般投資家よりも多くの資産を運用に回せる。一般投資家よりも投資できる金融商品の種類が多くなり、利用できる金融サービスも増える。

一般的に、一つの金融商品にまとめて投資するのではなく、値動きの異なる複数の金融商品に分散してリスクを抑えながら資産運用を行っている場合が多い。

適切な資産運用で得られる利益とは

資産が潤沢にある富裕層の場合は、資産運用に回せる資金も十分確保できるため、大きな複利効果を得やすくなるという特徴がある。

複利効果とは、資産運用によって生まれた利益を投資元本に組み込んで再投資することで、利益が雪だるま式にどんどん膨らんでいく効果のことだ。

投資元本が大きく、長い期間運用するほど、複利効果も大きくなるため、効果的に資産運用を行いやすくなる。

一般投資家と富裕層の運用戦略の違い

一般投資家の場合、資産運用の目的の多くは結婚資金や住宅購入資金、老後資金の準備など、将来に向けて資産を「増やす」ことが目的となる。

一方、富裕層の場合はすでに資産が十分あるため、今ある資産を次の世代に向けて「残す」ための運用戦略が基本となる。

そのため、単純に利回りの大きい金融商品に投資するのではなく、税金対策や相続対策なども踏まえた上で、最も効果的な戦略を探る必要があるのだ。

また、具体的な運用方法も一般投資家と富裕層とでは異なる。一般投資家の場合は、証券会社や銀行の窓口を通じて資産運用を行う場合が多いが、富裕層の場合はプライベートバンカーやIFAなどと一緒に運用戦略を組み立てながら資産運用に取り組むこともある。

富裕層の資産運用におけるポートフォリオの基本的な特性

富裕層のポートフォリオの基本的な特性 資産運用ナビコラム

続いて、富裕層のポートフォリオの基本的なポイントについて確認していく。

分散投資でリスク管理

富裕層の資産運用においては、自分のリスク許容度に合ったポートフォリオを作成し、複数の金融商品に資産を分散して投資することが重要だ。

投資の世界には「卵は一つのカゴに盛るな」という格言がある。

一つのカゴに卵を盛ると、カゴを落とした際に全ての卵が割れてしまうかもしれない。

しかし、複数のカゴに卵を分けておくと、そのうち一つのカゴを落としても他の卵は影響を受けずに済む、という意味だ。

資産(卵)を複数の投資先(カゴ)に分けることで、リスクを分散させるのが望ましい、という考え方を表している。

アクティブ・パッシブ運用のバランス

投資信託には「アクティブ運用」と「パッシブ運用」という2つの運用方法が存在する。

アクティブ運用は、目標とする指数や指標を上回る投資成果を狙う運用スタイルのことだ。

指数よりも良いパフォーマンスを狙うため、コストがかかりやすく、またどちらかというとハイリスク・ハイリターンな運用となりやすい。

パッシブ運用は、S&P500や日経平均株価などの指数をベンチマークとして、それに連動する投資成果を目標とする運用スタイルだ。

アクティブ運用に比べて運用方法がシンプルな分コストを抑えやすいが、大きな利益を得るためには時間が一定の時間を要するという特徴がある。

アクティブ運用とパッシブ運用はそれぞれにメリット・デメリットがあるため、どちらが良いとは一概には言えない。

どちらか片方の運用方法に偏るのではなく、自分のリスク許容度に応じて両者にうまく資産を配分するのが望ましいだろう。

長期的な視点と周期的なリバランス

一度作成したポートフォリオはずっとそのままにしておくのではなく、定期的に見直すことが重要だ。

資産運用を続けていくと、ポートフォリオに組み入れた金融商品の価格の変動によって、理想とするポートフォリオの資産配分比率からズレが生じることがある。

このズレを定期的に修正して資産の再配分を行うことを「リバランス」と呼ぶ。

また、投資家のライフスタイルの変化や経済情勢の変化によっても、最適だと考えられる資産配分比率は変わってくる。

例えば、これから子育てや住宅購入を控えている20代と、子供が就職して手を離れた50代では資産運用に求めるものやリスク許容度も変わってくるだろう。

長期的な目線でポートフォリオを組みつつ、時間の経過に応じて適宜運用戦略を修正することも必要だ。

富裕層の資産運用におすすめのポートフォリオ

富裕層限定の投資法 資産運用ナビコラム

富裕層は、一般投資家が投資できない商品・サービスにも投資できる場合がある。ここでは、富裕層限定の投資法や富裕層向けの金融サービスをチェックしていこう。

富裕層限定の投資とは

富裕層は、株式や投資信託のような一般的な投資方法だけでなく、富裕層限定の金融サービスを利用できる場合もある。

富裕層向けの資産管理方法として、プライベートバンク(PB)やヘッジファンド、SMA(Separately Managed Account)などがある。

プライベートバンク
(PB)
一定以上の金融資産を持つ富裕層に対して総合的な資産管理を行う金融サービス
ヘッジファンド富裕層や機関投資家から資金を集めてまとめて運用するファンド
SMA
(Separately Managed Account)
証券会社などの業者に資金を預けて資産管理・運用を任せる専用口座

富裕層限定の投資はいくらから可能なのか

上記で説明した富裕層向けのサービスについては、金融機関によって利用条件や投資金額が異なる。

例えば、日本の準富裕層向けのPBサービスであれば、3,000万円〜5,000万円程度から利用できるものもある。

一方、海外の本格的なPBサービスでは最低でも1億円〜5億円程度の資金を用意しないと利用できないというケースも多い。

数千万円程度から富裕層向けの資産管理サービスを利用したいという方は、独立した立場で資産運用に関するアドバイスを行うIFAの利用を検討するのもおすすめだ。

富裕層におすすめのポートフォリオ

PBなどのサービスを利用せずに自分でポートフォリオを組む際も、適当に銘柄を分けて投資するのではなく、ある程度基準を設けてポートフォリオを設定しよう。

例えば、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の2022年の運用資産の構成割合は下記のとおりだ。

国内債券26.07%
外国債券24.59%
国内株式25.07%
外国株式24.27%
出典:GPIF 2022年度の運用状況 運用資産額・構成割合

もちろん、この資産配分が必ずしも全ての人に適しているわけではないため、それぞれの金融商品の特徴を理解した上で、自分の許容できるリスクや求めるリターンに応じてポートフォリオを設定することが重要だ。

富裕層の資産運用におすすめのポートフォリオは誰に相談するべき?

資産運用をサポートするIFAとは 資産運用ナビコラム

資産を適切に管理・運用するためには幅広い知識や経験が必要となる。

特に富裕層の場合、動かす資金の額が大きいことから、「減らさない」運用のためのリスク管理は欠かせない。

そのため、積極的に専門家のアドバイスを受けて効果的なポートフォリオを構築することをおすすめしたい。

そこでここでは、富裕層の資産運用の心強いパートナーとなる金融のプロフェッショナルであるIFAについて紹介する。

IFAと一緒に資産運用戦略を作るメリット

IFAは、独立系ファイナンシャルアドバイザーとも呼ばれ、特定の金融機関に所属せずに中立の立場で顧客へ資産運用に関する助言を行う。

日本ではまだ馴染みがないという方も多いが、米国では一般的な金融サービスの一つとして認知されており、利用している投資家も多い。

IFAは、個別のカウンセリングをもとに運用戦略を提案してくれるため、その人の状況やニーズに合った適切なアドバイスを受けられるというメリットがある。

IFAによる適切な資産配分の助言

IFAを利用することで、専門的な知識や経験に基づいて資産配分に関するアドバイスを受けられる。

自分一人ではなかなか気づけないポートフォリオの改善点や、より効果的な運用戦略についても教えてもらえるだろう。

ポートフォリオの作成だけでなく、資産運用を始めてからの定期的な見直しや運用戦略の変更などに関するフォローも受けられるため、安心して資産管理を任せられる。

IFAと資産運用の最適化の可能性

富裕層の資産運用においては、「増やす」だけでなく「守る」観点での運用戦略が重要だ。

そのためには、金融商品のリスク・リターンや特徴のみならず、相続や不動産、税制などあらゆる点からお金を守る方法について検討する必要がある。

専門知識を持つIFAは、お金に関わるあらゆる課題に対応してくれるため、富裕層ならではの悩みや疑問点も解決してくれる。

「資産運用ナビ」を活用すれば、さまざまな経歴や得意分野を持つIFAを検索できるため、自分に合った担当者を選びやすい。

専門知識を持つプロに資産運用の相談をしたいと考える方は、ぜひ「資産運用ナビ」を利用してみてほしい。

富裕層の資産運用のためのポートフォリオはIFAと考えよう

まとめ 資産運用ナビコラム

この記事では、富裕層のポートフォリオ特性や富裕層限定の投資について解説した。

資産運用を行う際には、自分自身に合った運用方法を見つけ知識やリスクに関する理解を深めておく必要がある。

IFAと一緒に作る資産運用戦略は、一人で考えるよりも効果的な結果をもたらす可能性がある。

信頼できるIFAを探す際は、ぜひ「資産運用ナビ」から資産運用アドバイザーを検索してみてほしい。

相談したい内容や金融資産、ライフスタイルに応じて最適なアドバイザーが紹介されるため、自分に合った担当者が見つかりやすいだろう。

富裕層の運用方法に関する知識を活用して上手に運用したい方は、以下のボタンから無料相談に申し込んでみてほしい。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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