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【富裕層の秘密】資産管理の真髄とは?

この記事で解決できるお悩み
  • 富裕層の資産管理について知りたい
  • 資産管理の成功の秘訣を知りたい
  • 自身の資産管理を改善したい

富裕層がどのような資産管理をしているのか、気になる人も多いのではないだろうか。

彼らの考え方や具体的な行動パターンを知ることで、自身の投資や資産管理の見直しに繋げられる可能性もある。

今回は富裕層から学べる資産管理の成功への道を解説する。彼らが行っている具体的な方法を学んで自身の投資戦略に積極的に活かそう。

目次

富裕層の資産管理

富裕層の資産管理 資産運用ナビコラム

そもそも富裕層とはどのような人のことをいうのか。野村総合研究所が定義する階層分類によると、純金融資産保有額1億円以上保有する世帯を富裕層、5億円以上保有する世帯は「超富裕層」と定義されている。

2021年の合計世帯数は148.5万世帯(富裕層139.5万世帯、超富裕層9.0万世帯)で、2019年の132.7万世帯からさらに15.8万世帯増加した。

彼らは資産管理に対してどのような思考を持ち、行動しているのだろうか。

富裕層の資産管理の特徴

富裕層は徹底したリスク管理を前提にしながら、場合によっては積極的にリスクをとってリターンを狙うことが多い。

費用対効果を意識して無駄のない戦略を立案し、短期だけでなく将来を見据えた長期視点も持ちながら、目の前の状況に一喜一憂することなく淡々と運用することがポイントと言える。

富裕層の考え方

投資をする際は短期的な利益のみを追求するのではなく、自身や子ども、孫などを含めた一族の資産形成を意識した運用を行うことも多い。

自身の資産最大化を狙うだけでなく、増えた資産の保全や管理、将来的な次世代への継承も含めて総合的な戦略を立てている。

富裕層の行動パターン

富裕層は自身や周囲の経験から、目先の感情や市場動向、経済状況に左右されると冷静な判断ができなくなり、投資の失敗や資産の縮小につながる可能性が高いと考えている。

そのため一時的な流行に左右されることなく、市場動向や経済状況を見極めて自身の投資目標やポートフォリオと照らし合わせながら分析している。

必要に応じて資産配分の見直しを行い、後述するIFAなどの専門家の力も積極的に活用している。

資産管理の成功への道!富裕層から学べること

資産管理の成功への道!富裕層から学べること 資産運用ナビ

富裕層の資産管理は一般投資家にとっても学べる要素が多い。

ここでは投資や資産管理で失敗を減らすためにも、富裕層から学べるポイントを解説する。

富裕層の安全な運用とは?

投資には絶対がなくリスクはつきものだ。貴重な資金を減らさないためにもリスクマネジメントは欠かせない。

富裕層はリスクに対して敏感で、徹底的に管理している。投資戦略やポートフォリオも一度策定したら終わりではなく、定期的に見直している。

世の中に万能な商品や投資手法はないと分かっているため、それぞれの弱点を補うように資産配分をすることも多い。

資産の分散による安定

富裕層はそれぞれの投資先の分析やリスクの評価をし、将来の成長が見込まれる金融商品を見極めている。

その一方で、分散投資を行って特定の投資先への依存度を下げ、できる限り安定した運用の実現を目指している。

投資先も株式や債券、不動産などの伝統的な投資手法はもちろん、ヘッジファンドやプライベートエクイティファンド、デリバティブなどのオルタナティブ投資にも積極的に資金を投入している。

富裕層の具体的な投資手法

富裕層は具体的にどのような手法を使って投資しているのだろうか。株式や債券以外では国内外の不動産投資を行うケースも少なくない。

  • 賃料収入を得て安定したキャッシュフローを構築できる
  • 将来資産価値が上がれば、インカムゲインとキャピタルゲインの双方を獲得できる可能性がある
  • 生命保険の機能もあり、節税効果も期待できる

このように、不動産投資には単なる運用益以外のメリットもあるからだ。

不動産投資を行う際は金融機関から借入れを行うことが多いが、一般的に団信と呼ばれる団体信用生命保険にも加入するケースがほとんどだ。

借入れ金額は数千万円以上など多額になることも少なくなく、金融機関としては投資家が死亡等で返済ができなくなると貸し倒れリスクが発生する。

そのようなリスクを軽減するために、いざというときは保険会社が金融機関に保険金を支払う団信が活用されることが多い。

投資家の立場でみると、死亡等の万一の事態が発生すると借入金の返済はする必要がなくなり、不動産を確保して従来どおり賃料収入を得られるメリットがある。

「不動産投資をすると団信に加入するから生命保険代わりになる」といわれるのは、このような仕組みがあるためだ。

金融機関によってさまざまな団信の種類が展開されており、たとえば三菱UFJ銀行の場合は高血圧や糖尿病などの持病を抱える場合でも加入できる「ワイド団信」等がある。

また、不動産投資だけでなく、一般的にはリスクが高いと敬遠されやすいオルタナティブ投資の活用も積極的である。

たとえばプライベートエクイティファンドをとおして未上場企業に投資し、将来的に企業規模が拡大して上場やM&Aによる事業譲渡を果たすと大きなリターンを得られる可能性がある。

富裕層の投資戦略を自身に適用する

富裕層の投資戦略を自身に適用する 資産運用ナビ

富裕層の資産管理は特別だから自分には関係ないと思っていないだろうか。確かに多額の資金を投入できる富裕層だからこそ実現可能な運用もある。

ただし、それだけでなく一般投資家も参考になる部分は多い。

資産の現状把握から始めよう

投資をする際は、誰でも「どうすれば利益を増やせるか」と考えるだろう。確かにリターンの最大化は重要だが、同様に資産の保全も欠かせない。

自分自身にはどのような運用が適しているのか確認するためにも、資産の現状把握と見直しから始めてみよう。

具体的には預貯金や保険、年金、株式や債券などすべての資産をリストアップする。

自身のポートフォリオの現状を把握し、自身のリスク許容度と比べて高すぎないか、改善の余地はないか分析しよう。

目標に向けた具体的な道筋

資産の現状把握ができたら、あらためて自身の投資目標は何なのか確認し、目標達成に必要なものや道筋を整理しよう。

たとえば老後資金や子どもの教育資金の確保などが挙げられる。

投資計画の作成においては具体的なゴールも明確にしよう。

たとえば、生まれたばかりの子供の教育資金を準備するために投資をする場合、大学生になる18年後までに2000万円必要といった目標を立てられる。

そのうえでとるべきリスクや適切な運用資金や期間、目標リターンを設定していこう。

安全な運用のための戦略

投資を成功に導くためには積極的にリスクをとる行動も大切だが、同時にリスク管理を重視して守りを固め、安定した資産運用の実現を目指すことも欠かせない。

ライフステージは変化し続け、常にリスクをとれる環境にあるとは限らないからだ。

子育てを例に挙げると、未就学児の場合は比較的教育資金は少なくて済むが、中学や高校、大学と進むにつれて学校教育や受験、学校外活動等にかかる費用は増える。

費用が増えると現金比率を高める必要があるため、投資に回せる資金は減り、場合によっては利益確定をしなければならない可能性もある。

その際に現金化できない事態が発生すると、急速に資金繰りが悪化するおそれもある。

このようなリスクを避けるためにも、市場動向や分散投資と合わせて出口戦略も常に考えておきたい。

IFAとのパートナーシップ

IFAとのパートナーシップ 資産運用ナビ

富裕層は自身も資産管理や投資に対して知識を持っているが、必要に応じて専門家の力を積極的に活用している。

IFAとは

IFAとは独立系のファイナンシャルアドバイザーのことで、特定の金融機関に所属せず独立的な立場で顧客に資産管理や投資のアドバイスを行う専門家である。

特定の商品に依存する必要がなく、顧客のニーズに沿って適切な商品の選定やポートフォリオの構築を行い、定期的に戦略の見直しもできることが強みだ。

IFAと一緒に計画を立てる

IFAのサポートを受けることで、富裕層はもちろん一般投資家も、自分自身では知り得ない情報や知識を活用できる。

投資をする際は自分自身の投資目標や運用資金の状態、市場動向、経済指標の有無や影響、要人発言など注目しなければならないポイントは多い。

特に富裕層は自身のビジネス活動などで多忙なことが多く、市場動向の細かい分析やポートフォリオの見直しを行う余裕がないことも考えられる。

運用のプロのIFAと組むことで、時間や手間を効率化しているのだ。

信頼できるパートナーの見つけ方

自分自身の大切な資金の運用を任せるだけでなく、IFAは顧客の名前や資産規模、家族構成やライフプランなど個人情報にふれる機会も多い。

そのためIFAを選ぶ際には専門性はもちろん、その人自身が信頼できるかどうかも非常に重要な判断材料となる。

信頼できるパートナーを見つけるために下記のポイントを必ず確認しよう。

IFAに関する資格(ライセンス)の有無やレベル

IFAは資産管理や運用等のアドバイスを行うため、金融資格を取得しているか必ず確認しよう。

資格を保有していないにもかかわらず投資助言等を行うのは、医師免許を持たない人間が医療行為をするようなもので、違反行為だ。

IFAとしての経験値、実績

運用実績や今まで関わってきた顧客からの評判はIFAの能力や信頼性を評価するうえで重要な判断材料となる。

円滑な意思疎通が可能か

どれだけ素晴らしい実績や高い能力を持っていたとしても、顧客と円滑なコミュニケーションがとれなければ意味がない。

長期的に関係を構築することが多いため、お互いに信頼関係を築けなければニーズを引き出したり、安心して任せることができない。

価値観や性格等で相性が良くないパターンもある。投資家が求めるものとIFAが得意な業務の間に大きなミスマッチが発生することもある。

そのため初めてIFAに相談する場合は、1人だけでなく複数人に会い、自分自身の投資目標や価値観と合致するか判断しよう。

「資産運用ナビ」などの検索プラットフォームを活用すれば、自身が運用していきたい商品や相談内容、地域を指定したうえでIFAを効率的に探すこともできる。

理想の資産運用を目指すためにも、無料相談にも申し込んでみてほしい。

まとめ

まとめ 資産運用ナビ

今回は富裕層の資産管理方法や資産管理の基本について解説した。

富裕層の資産管理方法を参考にしながらも、自分自身に合った管理方法を見出すことが最も重要である。

自分に合った資産管理方法がわからない場合にはIFAに相談すると良いだろう。

IFAの専門知識を活用することで、自身の資産管理を富裕層並みに高め、資産を安全に成長させることが可能となる。

ただ、投資家の投資経験や投資意向によって、最適なIFAの選択肢も異なる。自身の条件にあったIFAを見つけるには、「資産運用ナビ」などの検索プラットフォームの活用もおすすめである。

無料相談もできるので、長期的な資産形成のパートナーとなる、信頼できるIFAが見つかるはずだ。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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