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500万円で投資信託を運用するおすすめの方法とは?

この記事で解決できるお悩み
  • 500万円で投資信託を始めたい
  • 適切なリスク管理方法が知りたい
  • 500万円で投資信託を運用するおすすめプランが知りたい

投資経験が少ない初心者でも始めやすいことが特徴の投資信託

500万円を元手に投資信託の運用を始める場合、どのようなプランで投資を行えば良いのだろうか。

また、運用計画の策定やリスク管理はどのように行うべきなのだろうか。

本記事では、投資信託の運用計画の立て方やリスク管理のポイント、500万円で組めるおすすめの運用プランについて解説する。

さらに資産運用に関するおすすめの相談先「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」の特徴なども紹介していくので、ぜひ本記事を参考に資産形成を始めてみよう。

目次

500万円を利用した投資信託の運用計画の立て方

大切な資金を投資に回す以上、きちんと計画を立てて慎重に運用することが大切だ。

ここでは、投資信託の運用計画を立てる上で重要なポイントを紹介していく。

リスク許容度・余剰資金額の確認

まず、投資を始める前に「どの程度のリスクを許容できるのか」「どのくらい投資に回す余裕があるのか」という点を明確にしておこう。

リスク許容度と余剰資金によって運用プランも変わってくるため、計画を立てる前に確認しておくことが大切だ。

投資において「リスク」とは、収益の振れ幅の大きさのことを指す。

つまり「リスクが大きい」というときは「収益がプラスにもマイナスにも大きく振れる可能性がある」ということになる。

ある程度のリスクを許容できる場合、多少の損失を覚悟して積極的なリターンを追求する運用プランを立てると良いだろう。

一方でなるべく損失を抱えたくない場合、ローリスク・ローリターンの運用プランで投資する必要がある。

「投資した資産が損失を抱えた時にどの程度のマイナスまで許容できるか」をイメージして投資プランを作成しよう。

また、リスクが小さい投資法を選択しても投資である以上は損失を抱える危険性が伴う。

そのため、投資は多少損失を抱えても問題がない余剰資金で行うことが大切だ。

一般的には3ヶ月〜半年程度の生活費や緊急用資金を貯蓄し、余剰資金を投資に回すべきと言われている。

どの程度の金額で、いくら投資信託の購入に充てられるのかを把握しておこう。

運用期間・目標金額の設定

運用期間や目標金額については、ライフプランや運用目的と照らし合わせて設定しよう。

「いつまでにどのくらいの金額が必要となるのか」という点を今後のライフプランとともに明確にしていくと良い。

例えば3年後に子どもが大学進学を予定しており、その進学費用を準備する目的で投資を行う場合は運用期間は3年、目標金額は進学にかかる費用となる。

運用期間・目標金額が明確になると「3年間でどのくらいの運用リターンが必要か」「3年間でどのくらいの金額を追加投資すべきか」という点もはっきりする。

ここで重要となるのが「運用期間が短くなるほどリスク水準は下げていく必要がある」という点だ。

ハイリスク・ハイリターンな投資法は短期的には大きな損失を抱える危険性があるため、運用期間が短い場合には向かない。

数年以内に必要な資金を準備する場合は、なるべくローリスクな投資法を選択することが大切だ。

運用期間・目標金額をもとに具体的な目標リターンや投資手法のリスク水準を設定しよう。

投資信託の選定

運用期間や目標金額、目標リターンなどのプランが決まったら、実際に購入する投資信託を選ぶ。

商品選びのポイントとして以下の3点を確認しておこう。

  • リスク水準
  • 手数料
  • 運用成績

まず、投資信託は商品によってリスク水準が異なる。

比較的リスクが大きい株式のみで構成される商品もあれば、株式や債券、REIT(不動産投資信託)などをバランス良く組み合わせて比較的低リスクで運用される商品もある。

商品のリスク水準が自身の運用目的やリスク許容度とマッチしているか確認しよう。

また、投資信託は購入時にかかる「購入時手数料」や保有期間中にかかり続ける「信託報酬」などがある。

似たような商品でも手数料に違いがあるケースは少なくないため、なるべく低コストで運用できる商品を選択しよう。

そして、過去の運用成績もチェックしておくことが大切だ。

特に、運用担当者が銘柄を選定して運用を行う「アクティブファンド」の場合、担当者の手腕が過去の成績から見て取れる。

大切な資金を預ける以上、運用成績の良い商品を選択しよう。

500万円で投資信託を運用するのにおすすめの戦略

先ほども少し触れた通り、投資を行う以上はリスクが伴う。

想定外の大きな損失を抱えないためにも、適切にリスクを管理して運用することが大切だ。

ここでは、投資信託におけるリスクの種類やリスク管理法について解説していく。

投資信託におけるリスク

投資信託の運用で想定されるリスクとして、主に以下の4つが挙げられる。

価格変動リスク投資信託に組み入れられている株式や債券の価格が変動するリスクのこと
市場における需給や個別企業の業績、景気などの影響を受ける
信用リスク債券等を発行する企業や国、地方公共団体などが財政難などを理由に償還金や利息を支払えなくなる可能性のこと
為替変動リスク外貨建ての資産に投資する投資信託の評価額が為替レートの変動によって変化するリスクのこと
通常、円高になるとマイナス、円安になるとプラスになる
カントリー
リスク
投資対象の国や地域において、政治や経済情勢の変化によって市場に混乱が生じた場合、資産価値が変動するリスクのこと

商品によってリスクの大小は異なるものの、投資信託には基本的に上記のようなリスクが伴う。

まずは各リスクの内容についての理解を深め、どのように対策すべきかを検討しよう。

長期目線での投資計画

リスク管理の基本的なポイントとして、長期目線での投資計画が挙げられる。

短期的にリターンを狙おうとするのではなく、時間をかけてじっくりリターンを狙いに行く戦略がリスク管理において重要となる。

前述の通り、リスクとは収益の振れ幅の大きさのことだ。

リスクが大きい投資法の場合、短期的な目線で見るとプラスにもマイナスにも大きく収益が振れることとなる。

運悪くマイナスに大きく振れるタイミングで短期投資をしてしまうと、大きな損失を抱える危険性がある。

しかし長期投資を行っていれば、短期的に大きくマイナスになることがあっても、そこから大きくプラスに動いて損失を相殺できる可能性がある。

そしてプラスとマイナスの値動きを繰り返していけば、次第に平均化されていく。

短期的な値動きの影響を軽減するためにも、長期目線で投資計画を立ててじっくりとリターンを積み上げていく戦略を取ることが大切だ。

資産クラスや地域の分散

長期投資と並ぶ基本的なリスク管理法として、分散投資も挙げられる。

複数の資産クラスや地域に資産を分け、リスクを分散しながら投資を行うという運用手法だ。

例えば、株式と債券は一般的に値動きの相関が低いと言われており、どちらか一方が下落局面にあるときはもう一方が上昇しやすい傾向が見られる。

株式と債券の両方に投資をしておくことで、一方の損失をもう一方がカバーできる。

このように、異なる資産クラスに分散させて投資を行う戦略が大切だ。

また、特定の国や地域に資産を集中させてしまうと、その国・地域の政治や経済情勢によるリスクに大きな影響を受けてしまう。

複数の国や地域に分散を行い、リスクを分散させておくと良い。

投資信託はすでに複数の株式や債券で構成されるため、比較的分散効果は高い商品と言える。

しかし1つの商品だけでは十分な分散効果にならない場合があるため、自分のリスク許容度と照らし合わせながら複数の商品を組み合わせよう。

500万円で組める!投資信託のおすすめの運用プランを紹介

運用計画の立て方やリスク管理法を理解したところで、500万円を元手に運用する場合のプランを解説していく。

ここでは3つのプランを紹介するので、自身のリスク許容度や運用目的に合わせて適切なプランを選択しよう。

おすすめプラン①

1つ目のプランは、全世界の株式に投資を行うインデックスファンドで運用するプランだ。

インデックスファンドとは、市場全体の値動きを表す指数に連動する成果を目指す投資信託のことを指す。

株式は、債券や不動産などの資産に比べてリスクが大きく、期待リターンも大きい資産である。

全世界の株式に分散させることでリスク管理を徹底しつつ、株式の高い収益性の恩恵も受けられるプランだ。

また、インデックスファンドは指数との連動を目指す商品であるため、投資先は指数の構成銘柄とほぼ同一となる。

運用担当者による銘柄選定などがない分、低コストで運用できる点が大きな魅力だ。

株式のみの運用となるためややリスクは大きくなるが、中長期的な世界経済の成長とともに資産が増えていくことを目指せるプランとなる。

ある程度リスクを許容できる人であれば、全世界株式のインデックスファンドを活用してみよう。

おすすめプラン②

2つ目のプランは、バランス型の投資信託を活用するプランである。

1つの商品に株式や債券、REIT(不動産投資信託)などが組み込まれた商品で安定的な収益を目指す商品を選ぶという運用プランだ。

債券や不動産は株式に比べてリスクが小さく、安定した収益を期待できる。

また、株式・債券・不動産はそれぞれ異なる値動きの特徴があり、組み合わせることでリスク軽減にもなる。

比較的安全性が高い運用を目指す方におすすめのプランだ。

商品によっては国内・海外の資産に分散されていたり、先進国・新興国という分類で資産配分が構成されていたりと特徴は異なる。

リスク許容度や運用目的に合わせて、適切な資産配分の商品を選択すると良いだろう。

おすすめプラン③

3つ目のプランは、コア・サテライト戦略を活用した運用プランである。

コア・サテライト戦略とは、保有する資産を相対的に低リスクな「コア部分」とリスクを取って運用する「サテライト部分」に分けて投資する戦略のことだ。

具体的には、コア部分を先ほど紹介した全世界株式インデックスファンドやバランス型の投資信託で運用し、サテライト部分をアクティブファンドで運用するという戦略になる。

アクティブファンドとは、市場指数よりも高いリターンを狙って運用担当者が銘柄選定を行う仕組みの投資信託である。

アクティブファンドは、インデックスファンドやバランス型投資信託に比べるとリスクが大きい。

そのため、資産のすべてをアクティブファンドで運用するというのは危険性が高い。

相対的にリスクが低い商品で資産の核となる部分を確立し、攻めの投資としてアクティブファンドを運用すると効果的にリスク・リターンをコントロールできる。

理想的な配分比率はコア7割・サテライト3割であるがあくまでも目安であるため、自身のリスク許容度に合わせて比率を調整しよう。

500万円で投資信託を運用するなら誰に相談するべき?

ここまで投資信託の運用計画の立て方やリスク管理法、おすすめプランなどを紹介してきたが、投資経験が少ない方にはハードルが高い内容が多いのではないだろうか。

大切な資産の運用を始めるのであれば、専門家に相談して助言をもらうことをおすすめする。

ここでは、投資信託を活用した運用における専門家の重要性やおすすめの相談先「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」のメリットについて解説していく。

投資信託を活用した資産運用における専門家の重要性

本記事でも紹介した通り、投資信託で運用を行う際にはリスク許容度・余剰資金額を把握したり、運用目的に基づいたプランを策定したりした上で適切な投資信託を選ばなければならない。

さらにはリスクの内容を理解し、適切なリスク管理のもとで運用を継続していく必要がある。

投資経験が少ない人にはハードルが高く、始めづらいと感じてしまうだろう。

また、普段仕事で忙しい人にとって、投資に時間をかける余裕がないというケースも少なくない。

投資のアドバイスを行う専門家に相談すれば、あなたに適切な投資プランを策定した上でベストな商品の提案をしてくれる。

もちろんリスク管理のアドバイスも提供してくれるため、安心して資産運用を始められるだろう。

また、投資に時間や手間をかけることなくスムーズに運用をスタートできる。

効率的かつ最適な投資プランで資産運用を行えるのだ。

投資信託を活用して資産運用を始めたいと考えている方は、投資アドバイスを行う専門家への相談を検討してみてはいかがだろうか。

IFAの役割とメリット  

資産運用をサポートする専門家のなかでも、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)が相談先として最適だ。

IFAとは、既存の金融機関から独立した立場で顧客の資産運用をサポートする専門家である。

IFAに相談するメリットとして以下の2点が挙げられる。

IFAに相談するメリット
  • 中立な目線からの助言を得られる
  • トータルでサポートしてもらえる

IFAは金融機関から独立した中立な立場を保っており、販売方針や営業ノルマなどを指示されることもない。

本当に顧客に必要な商品を提案してくれるため、安心して相談できる点がメリットだ。

また、運用計画の策定や具体的な商品の提案に加え、取引する商品を金融機関と仲介する役割も担っている。

さらに運用開始後の定期的なフォローも行っており、継続的にサポートしてもらえることが特徴だ。

転勤や異動などの制度も原則としてないため、信頼できる担当者から長期的なサポートを受けられる。

資産運用の悩み・疑問はIFAに相談することを検討してみよう。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」

「資産運用ナビ」では、あなたにぴったりのIFAを無料で紹介するサービスを提供している。

希望する条件をフォームに入力するだけで、あなたの資産状況や運用目的にマッチしたIFAを全国のデータベースから抽出して紹介する仕組みだ。

IFAのプロフィールが公開されているため、紹介されたアドバイザーの経歴や得意分野などを確認した上で相談先を選べる。

相談したいIFAが見つかれば、そのまま面談の申し込みを行うことも可能だ。

もちろんIFAの紹介は全国47都道府県に対応しており、対面だけでなくWEBでの相談にも対応している。

自宅にいながら気軽に専門家に相談できるため、忙しい方でも利用しやすいことが特徴だ。

IFAの紹介料はもちろん、相談費用も原則として無料となっている。

ぜひこの機会に「資産運用ナビ」を活用し、信頼できる相談先を見つけ出そう。

500万円から投資信託を始めよう

投資信託の運用を行う際は、リスク許容度や余剰資金額の把握や運用期間・目標金額を設定した上で適切な商品を選ぶことが重要だ。

そして実際に運用を始める際には各種のリスクを理解し、長期・分散投資の実践が必須となる。

本記事では具体的なおすすめ運用プランも紹介したが、最適解は個人によって異なる。

自分にとってのベストな運用プランを知りたい方は、資産運用の専門家に相談すると良いだろう。

特に、IFAは中立な立場であなたにベストな投資助言を長期にわたって提供してくれる専門家だ。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」を活用し、信頼できるIFAを探して相談してみよう。

500万円を投資信託で運用することに関するQ&A

500万円を投資信託で運用すると、どれくらいのリターンが期待できますか?また、運用益を最大限に高めるための具体的な投資手法とは何ですか?

選択する商品にもよるが、投資信託の平均的なリターンの目安は年利5%ほどと言える。

つまり500万円の投資額に対して、年間で25万円ほどのリターンを得られることとなる。

もちろん相場の状況によって得られるリターンは異なるため、あくまで目安として捉えておこう。

ただし、一括投資には利益の最大化を目指せる側面がある一方で、企業が不祥事を起こしたり、決算内容が悪かったりすると資産が大幅に減少する恐れもある。

そのため、運用益の最大化を目指すのではなく、長期・分散投資によってリスクをコントロールして確実性を高める手法を推奨している。

20年以上の運用期間を確保しつつ、10銘柄以上を購入して上手にリスクを管理しよう。

500万円を投資信託で運用する際、ファンド選びではどのような点に気を付けると良いですか?

投資信託の商品選びのポイントとして以下の3点を押さえておくと良い。

  • リスク水準
  • 手数料
  • 運用成績

商品のリスク水準が自身のリスク許容度とマッチしているか確認し、なるべく低コストの商品を選択することが大切だ。

また、過去の運用成績から運用担当者の手腕を確認し、高いパフォーマンスを期待できる商品を選択しよう。

500万円を運用する時にはどのようにリスクを管理すればいいですか?

リスク管理のポイントとして「長期目線での投資計画」と「資産クラス・投資対象地域の分散」が挙げられる。

時間をかけてリターンを積み上げることで短期的な価格変動の影響を受けにくくなり、複数の投資対象に資産を分けることでリスクが分散される。

500万円を投資信託で運用する際の理想的な投資期間はどのくらいですか?

まずは500万円を年利4%で運用した場合、投資期間に応じて資産額がどのように変動するかシミュレーションしてみよう。

運用年数資産額(年利4%)
5年6,083,275円
10年7,401,221円
20年10,955,616円
30年16,216,988円
40年24,005,103円

500万円を投資信託(年利4%)で運用すると、20年後には1,000万円、35年後には2,000万円を突破する計算だ。

追加投資なしで運用を継続する場合は老後に必要だとされる2,000万円に到達するのに35年かかるため、運用年数は35年確保したい。

500万円を投資信託に投じる際、手数料はどの程度に抑えるべきですか?

投資信託選びにおいて、手数料は必ずチェックしておくべき項目だ。

なぜなら、同様の指数に連動するインデックスファンドでも、手数料によって運用成績に差が生まれるからだ。

同じ銘柄に投資するのであれば、なるべく手数料は押さえておくべきだろう。

一般的には0.1%程度が、インデックスファンドの手数料の目安になる。

手数料が0.2%以上に設定されている銘柄は、ほかの商品よりも高いので避けるのが無難だ。

以下では、500万円を運用する際におすすめのインデックスファンドとその手数料を表にまとめているので、ぜひチェックしてほしい。

スクロールできます
投資信託連動する指数信託報酬率
eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
MSCIオールカントリーワールドインデックス0.05775%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)S&P5000.09372%
楽天・全米株式インデックス・ファンド米国株式市場の投資可能銘柄(約4,000銘柄)0.162%
出典:楽天証券株式会社「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」
出典:楽天証券株式会社「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」
出典:楽天証券株式会社「楽天・全米株式インデックス・ファンド」

500万円を投資信託で運用する際、年齢やライフステージごとに推奨ファンドの特徴にはどのような違いがありますか?

リスク許容度に違いがあるため、500万円を投資信託で運用する際は年齢やライフステージに合ったファンドを選択しよう。

例えば若年層であればリスク許容度が高いため、市場平均以上のリターンを狙えるアクティブファンドが選択肢に入ってくる。

一方で年齢が上がってリスク許容度が下がってくると、株式よりも価格変動が小さくて安定したリターンを目指せる債券ファンドが選択肢に入ってくるだろう。

なお、年齢やライフステージを問わずにおすすめのファンドも存在している。

「S&P500やMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み)といった優良な指数に連動する」かつ「手数料が0.1%台以下に収まっている」という条件を満たしているインデックスファンドだ。

もし決めきれない場合は、以下の商品から長期間にわたって保有し続ける投資信託を選択しよう。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド

どのような市場環境下で投資信託を運用すれば、500万円の資産を最大化できますか?

500万円の資産を最大化できる市場環境は、リーマンショックやコロナショックのような暴落の後に景気が回復して経済が大幅に成長しているタイミングだ。

そのため、暴落後の底値で500万円を運用に回せていれば、資産は最も大きくなるだろう。

ただし、暴落タイミングにおいて底値を予想するのは非常に難しい。

資産の最大化を目指そうとすると利益に捉われ過ぎて短期的なトレードを行ってしまう恐れもあるので、最大化を目指すのではなくリスクをコントロールしながら長期間にわたって運用できるように投資とは適度な距離感を保つようにしよう。

500万円を投資信託で運用する場合、インフレや金利変動の影響はどう考慮するべきですか?

株式投資や投資信託は現預金よりもインフレに強い資産である。

そして、株式であればインフレに強いセクター(エネルギー・消費財・素材など)を購入することが物価上昇対策になる。

投資信託にもセクター別のファンドが存在するため、インフレに強いセクターに特化した投資信託を購入するのも一つの選択肢だ。

また、一般的に金利が高くなると株価は下がって、金利が低くなると株価は上がる傾向にある。

ただ、投資信託の運用では長期目線に立って投資をしているため、金利が変動したからといって何かアクションを起こす必要はないだろう。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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・本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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