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【40代の生命保険】賢い選択と見直しの方法を解説!

この記事で解決できるお悩み
  • 40代に適した生命保険の選び方がわからない
  • 自身のライフステージに応じた保険プランを探している
  • 生命保険に関する深い知識を身につけたい

「働き盛り」「稼ぎ盛り」と評される40代だが、一方で教育費や住宅ローンの返済などの支出が増える時期でもある。健康リスクの高まりから、生命保険への加入や見直しを考慮する人も少なくないだろう。

本記事では、40代が生命保険への加入・見直しを行う際に必要となる情報を整理している。この記事を参考に、あなたに最適な保障を確保してほしい。

目次

40代に必要な生命保険の基礎知識

40代に必要な生命保険の基礎知識 資産運用ナビコラム

ここでは、40代が直面するリスクと、それに対する保障としての生命保険について整理する。

40代が直面するリスク

生命保険とは、生活の中に潜むさまざまなリスクに備えるための金融商品だ。

リスクは、大きく「万一の恐れ(死亡)」「病気やケガ」「老後の生活」に分けられる。

40代における「万一の死亡」のリスクは、どの程度なのだろうか。厚生労働省の「簡易生命表(令和3年)」によれば、1,000人のうち1年以内に死亡する人は、男性40歳で0.91人(死亡率0.092%)、女性40歳で0.56人(死亡率0.056%)となっている。

死亡率は年齢とともに上昇し、男性の場合、50歳0.242%、60歳0.627%、女性では、50歳0.142%、60歳0.284%となる。

年齢が上がると「病気やケガ」のリスクも増加する。死因別死亡数の割合をみると、40代で3大疾病(悪性新生物、心疾患、脳血管疾患)により死亡する割合は50.7%だが、50代になると59.4%、60代で64%に上がる。

さらに、日本人男性の平均寿命は81.47歳、女性は87.57歳と、世界でトップクラスの平均寿命を誇る。60歳での退職を仮定すると、定年後に20~30年生きるということになる。

40代における生命保険の重要性

40代では、3大疾病に罹患する割合が増えてくる。仕事における責任も大きくなり、深刻なストレスから心の病気になる人も少なくない。

「万一の死亡」や「病気・ケガ」というリスクが現実となった場合、貯蓄だけでは生活費を賄えない可能性もある。生命保険文化センターによれば、1日あたりの入院費用(自己負担額)は平均で約2.1万円、入院日数の平均は32.3日である。

仕事ができなくなった場合の経済的な負担も大きい。42歳の男性が失業し、1年間仕事が見つからなかった場合の損失額は約356万円という試算もある。

生命保険に未加入の方は加入を、加入済みの方は見直しをして、今の自分に合った保障を準備しておきたいところである。

保障ニーズに合わせた生命保険の種類

以下に、40代が考慮しておきたい主要な保険を挙げる。

保障ニーズ主な保険種類
死亡保障(死亡した場合の遺族保障)定期保険
養老保険
変額保険
死亡、がん・急性心筋梗塞・脳卒中に備えたい特定疾病保障保険
医療保障(病気やケガに備えたい)医療保険
がん保険
就業不能保障(長期入院や療養などに備えたい)就業不能保障保険

40代に最適な生命保険プランの選び方

40代に最適な生命保険プランの選び方 資産運用ナビコラム

自分自身のニーズや目標に適した保険を選ぶためには、保険会社とその商品の中から、ライフステージやライフプランに合わせて、慎重に選択することが重要だ。

ライフステージに合わせた保険選び

人生には、さまざまなライフステージがある。ライフステージの変化とともに、生き方や価値観なども変わり、保障ニーズも変化する。

ライフステージは①社会人になる、②結婚する、③子供が生まれる、④家を買う、⑤子供が独立する、⑥退職する、というイベントで分けられるのが一般的だ。

しかし、すでに結婚して子供もいる、または住居も購入したという40代も多いだろう。一方で独身で住居購入に興味のない人もいるかもしれない。どのステージもピンとこない人なら、単純に「今から10年」と年数を区切って設計すれば良いだろう。

生涯を見据えつつ、今から10年後に何を実現したいか、10年後のライフステージでどんな生活を送りたいかを考える。可能な限り具体的に収入や支出を見通して、必要な保障内容を算出しよう。

生命保険の選び方の基本

生命保険の契約にあたっては、まずやらなければならないのが「保険の目的を明確にする」ことだ。

自分がどのライフステージにいて、どんなライフプランを持っているのか確認し、そのうえで、現在および将来の保障ニーズに合った生命保険を選ぶ必要がある。

選択の際は、以下のポイントに注意をして欲しい。

  • 保障ニーズと生命保険の種類や内容が合っているか?
  • 必要な保障が必要な期間、確保できるか?
  • 受け取るタイミングや金額は適正か?
  • 保険の払込期間は適切か?

保険内容および保険会社を比較検討することが大切である。生命保険会社の窓口や来店型の保険代理店で相談することもできる。より客観的な比較を求めるなら、後述するIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)に相談するのもおすすめだ。

ネットと窓口のどちらで契約するべきか

生命保険を契約する際の申し込み経路には、主に「対面販売(窓口)」と「通信販売(インターネット等)」の二つが存在する。

対面販売の場合、専門家と直接話し合いながら保険を選ぶことができる。自身のニーズや疑問に対して即時の回答が得られることや、詳細な説明を受けられる。一方、スケジュール調整の手間が発生し、複数の保険会社や商品を時間をかけて比較するのが難しいかもしれない。総じて、わかりやすいアドバイスを求める人に最適である。

通信販売の利点は、一般的に費用が低く抑えられることである。インターネット販売の場合は、24時間いつでも契約できるという利便性がある。

しかし、自身で保険商品を選ぶ必要があり、保険に関する知識や情報収集能力が求められるというデメリットも存在する。自己判断で決定を下したい人には向いていると言えるだろう。

生命保険選びに失敗しないために

生命保険選びに失敗しないために 資産運用ナビコラム

ここでは、生命保険選びの際にありがちな誤りと、「生命保険の見直し」について紹介する。

生命保険選びでよくある間違い

生命保険選びでしばしば見受けられる誤りは、以下の通りである。

  • 保障内容を十分に理解せずに選択
    • 保障の詳細を保険金の支払いタイミングまでしっかりと理解せずに選んでしまうと、必要な保障を得られないことがある。
  • 将来的に払い込みが難しい額の保険に加入
    • 掛金は、将来においても支払い可能な金額に設定するべきである。そうでなければ、高額な保険料がかえって生活を圧迫する恐れがある。
  • 保障額が大きすぎる
    • 死亡保険の「必要保障額」が高すぎると、保険料が不要に高くなってしまう。必要保障額は、あなたが死亡した場合に、[遺族に必要となるお金]から[遺族が得られるお金]を差し引いた金額として計算しよう。
  • 一括で多くの保険に加入する
    • 一度に複数の保険に加入すると、保険料が重複し、結果的に高額になることがある。
  • 将来の保険料上昇を見越さない
    • 特定の保険商品では、加入者の年齢や保険期間により保険料が変動する場合がある。将来の値上がり分を見越して選択すべきである。

保険契約の見直し

ライフステージに変化があったり、先述のような「間違い」に気づいたときは、保険契約を見直そう。

  • 追加契約をして保障を増やす
    • 現在の契約に追加する形で、新しい生命保険を契約する方法。保障内容に不足の保険金額の増額や、別の内容の保障を充実させることができる。
  • 特約の付加により保障を追加
    • たとえば、死亡保障に不足を感じた場合、定期保険特約などを付加することで死亡保険を増額することが可能だ。40代であれば、特定の病気やケガに備える特約を付加することも検討に値する。
  • 「転換」により保障内容を変更する
    • 「転換」は現在契約している生命保険の積立金を使って、新たな生命保険を契約する方法だ。積立金等を下取りして、新たな契約の保険料の一部に充当するため、全く新たな契約を締結するより保険料負担が軽減できる。

実例から学ぶ40代の加入と見直し

ここでは、独身のハナコと、4人家族の主であるヒロシを例に挙げ、生命保険の加入と見直しについて考えてみる。

40代独身のハナコの保険加入

40代独身、健康で収入も安定しているハナコは、これまで生命保険の必要性を感じず、加入もしていなかった。しかし、友人がうつ病で仕事を辞めた話を聞き、今まで以上に健康リスクが気になるようになった。

そこで思い切って、評判の良いファイナンシャル・プランナーに相談してみることにした。プランナーからは、ハナコには「自分自身のための保険」が必要だとアドバイスされ、医療保険と就業不能保険を提案された。

「万一に備えて、葬儀代くらい準備しておきたい」という希望に対しては、最小限の金額で終身保険に加入することをアドバイスされた。

40代妻と子供2人がいる会社員ヒロシ

社会人になったタイミングで生命保険に加入したヒロシ。勧められるままに契約した「終身保険」は、万一のときでも十分な金額が受け取れる保障内容だ。

しかし、医療保険については、日々進化しているがんの治療技術に対応しきれないことに気づいた。昨年、父親を大腸がんで亡くしたヒロシは、がん治療への備えを充実させる必要性を強く感じた。

そこで、現在契約している生命保険会社に資料を請求し、また担当者と入念に話し合いを続けて、先進医療の保障も含む「がん特約」を付加することにした。

IFAと共に生命保険を見直そう

IFAと共に生命保険を見直そう 資産運用ナビコラム

生命保険の加入や見直しは、誰にとっても複雑で難解だ。

現在のあなたや、未来のあなたに適した生命保険を見つけたいなら、IFAへの相談をおすすめする。

40代における保険選びとIFAの役割

IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、金融や保険に関する深い知識を持つ専門家だ。複雑な保険選びにおいても、IFAは大いに力を発揮する。

IFAによる保険プラン作成のメリット

IFAへの相談は、ご自身やご家族の現状、そしてすでに加入している保険の見直しから始まる。IFAは特定の金融機関に所属していないため、中立的な視点から、顧客に最適な保険商品を提案する。

IFAとの継続した関係性の価値

生命保険は、ライフステージの変化に応じて見直す必要がある。IFAと適時適切に保障を見直すことで、保険料を抑制することも可能である。

また、IFAの検索には、検索プラットフォーム「資産運用ナビ」などの活用をおすすめする。現在の資産状況や相談内容を選択することで、簡単に条件にマッチしたアドバイザーが見つけられるため、より効果的にIFAを選ぶことができるはずだ。

40代の生命保険の悩みはIFAに相談を

40代の生命保険の悩みはIFAに相談を 資産運用ナビコラム

本記事では、40代が選ぶ生命保険の基礎知識、選び方、注意点を学んだ。

IFAへの保険相談は、現在及び将来の不安を軽減するための大切なステップだ。IFAなら、40代特有の悩みや疑問に対しても、具体的なアドバイスを提供し、問題解決につなげられる。

長く付き合えるIFAを見つけたいなら、「資産運用ナビ」の利用を強くおすすめする。データベースから、あなたと相性の良いIFA候補を提案する。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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