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保険期間とは?選び方と保険料払込期間との違いをチェック!

保険の契約を検討しているとパンフレットやホームページ等で「保険期間」という言葉を目にすることがある。

この言葉の意味を正確にご存じだろうか。

今回は、「保険期間」とはどういう意味があるのか、そして、保険期間と一緒によく聞かれる「保険料の払込期間」との意味の違いを確認していく。

自分に合った保険商品を選択するためにしっかり理解しておこう。

目次

「保険期間」とは?

「保険期間」とは? 資産運用ナビコラム

「保険期間」とは契約で保証が続く期間のことである。契約書等で確認可能だ。

保険期間内に支払事由(死亡、疾病、ケガなど)が発生すると保険金や給付金が支払われるが、保険期間外に発生しても一切支払われない。

「保険料の払込期間」との違い

保険期間と間違えがちな用語に「保険料の払込期間」がある。それぞれの意味を確認しておこう。

保険期間

保障がある期間。契約後は「契約のお知らせ」などでも確認できる。契約書等では「保障(補償)期間」と記載されている場合もある。

保険料の払込期間

保険料を支払う期間。保険を継続する意思がある場合は、払込期間中は保険料を支払う必要がある。契約によっては保険期間と保険料の払込期間は同一とは限らず、保険期間中に保険料の払込期間が終了することもある。

保険の払込期間は次の通りである。

終身払いタイプ保険期間が続く限り、定期的に(毎月・半年ごと・毎年)保険料を支払う方法。
後述する有期払いタイプに比べ毎回の保険料負担は少ないが、定年後、収入が少なくなっても同じ金額を支払い続けなければならない。
なお、終身払いタイプには、一定の期間後に保険料額が半額になる、のように変更されるものもある。(例:60歳以降は半額など)保険料の支払いが一定期間以上滞った場合、保険契約は失効してしまい、保険期間は終了し、あわせて保障も終了する。
有期払いタイプ「60歳払済」「65歳払済」のように、一定の年齢までに全ての保険料を支払ってしまう方法。
終身払いと比較すると毎回の保険料は高額だが、支払いを済ませておくと、定年後、老後などの金銭面の負担を抑えることができる。
保険料を支払い終わっても保障は継続する。高額の保険料を払い込む余裕がある場合におすすめの支払い方法
出典:保険見直し本舗「「有期払い」VS「終身払い」タイプで見直す生命保険」 (2023年1月参照)

払込期間についてご紹介したが、商品によっては選択できない場合もある。

契約前にホームページやパンフレットで必ず確認しておきたい。

保険期間について

保険期間について 資産運用ナビコラム

保険料の支払い期間と併せて、保険期間のことも確認しておこう。

保険期間は「終身型」「定期型」に分かれる。なお、ここでは死亡保険の保険期間を中心に解説する。

終身型

終身型とは、解約するか、被保険者が死亡するまで保険期間が続くというものだ。満期はない。

同じ保険金額、同じ契約年齢の場合は、後述する「定期型」よりも保険料が高めに設定されている。

ただし、一生涯、または解約するまで同じ保険料で継続可能である。

中にはある年齢に達すると保険料が減額される保険もある。

また、「有期払い」のように、ある年齢までに保険料を全て支払っておけば、保険期間がそのまま継続できる保険もある。

なお、終身型を途中解約した場合、契約継続期間などの条件を満たしていれば「解約返戻金」が支払われることも多い。

ただし、短い契約期間で解約した場合は、返戻金が戻らないこともある。

将来、返戻金目的で解約する予定があるという場合は、保険会社から届く「契約のお知らせ」等で解約返戻金額の推移を把握しておきたい。

定期型

保険期間が一定期間の保険。(例:10年、20年、60歳、70歳など)

基本的には保険期間が終わると契約が更新される。

ただし、その際は更新時の年齢に応じて保険料が上がるため注意が必要である。

また、一定の年齢達すると、更新はそこで終了することが多い。

同じ保障内容・同じ保険金額、そして同じ性別および同じ年齢で契約した場合、終身型と比較すると保険料は低めである。

定期型の死亡保険では、保険期間が終わった時、もしくは途中解約の場合、満期金や解約返戻金が支払われないことが一般的である。

保険の種類と保険期間について

契約を検討する時のために、保険種類ごとに保険期間を確認しておこう。

死亡保険

被保険者が亡くなった時、もしくは高度障害状態になった場合に保険金が支払われる。

保険期間はニーズに合わせて「終身」「定期」から選択ができる。

一生涯の保障が欲しい、という場合は終身を選ぶと良いが、「子どもが独立するまで」「定年まで」などの保障が欲しいという場合は、保険料が低めに設定されている定期保険を検討すると良いだろう。

ただし、更新の際、更新時年齢で保険料が決まる点には気を付けたい。

また、一定の年齢に到達すると、更新が終了し、以降の保障が無くなる点にも注意したい。

生前給付保険

病気やけがで入院・手術した時に給付金が支払われる「医療保険」、がんの診断を受けた場合やがんで入院・手術した時に給付金が出る「がん保険」などがこの保険種類にあたる。

医療保険、がん保険ともに定期型もあるが、終身型で設定されているケースが多い。

保険料更新はない。また保険料は年齢が低いほど安くなるため、年齢が低いうちに契約するとお得になる。

安い保険料で契約を継続したいという場合は若いうちに加入を考えるとよいだろう。

生存保険

「個人年金保険」のように、満期時まで生存した場合保険金(年金)が支払われるタイプの保険である。

老後の生活資金作りの手段として使われることが多い。

保険料払込時期中に亡くなった場合は払い込んだ保険料相当額を受け取ることができる。

なお、生存保険には「満期」があるが満期後の更新はない。この点が定期保険とは違う。

生死混合保険

「養老保険」がこれにあたる。保険期間中に死亡、もしくは高度障害状態になった場合、保険金が支払われる。

反対に、満期まで生存していた場合は生存保険金が支払われる。

満期があり、満期保険金(生存保険金)が支払われた時点で保険期間も終わる。

更新はないため、満期後の保障をどうするかについて事前に検討する必要があるともいえる。

まとめ

まとめ 資産運用ナビコラム

一般的に保険期間は「終身」「定期」の2つがあり、保険の種類別に設定されている。

一生涯の保障が欲しい場合は、「終身」、子どもの独立までのように、一定期間の保障が欲しい場合は「定期」など、目的に合わせて保険期間を選ぼう。

また死亡時の保障がある定期保険・終身保険のように、似た保障内容であっても保険期間によって保険料が異なる点にも注目したい。

保険金額や契約年齢が同じ条件での契約の場合、保険期間が決まっている定期の方が、保障が一生涯の終身よりも保険料が低いことが一般的だ。

保険料をなるべく抑えたいという人は定期タイプでの契約を検討するのもおすすめだ。

ただし、定期の場合は更新時にその時の年齢で保険料が決定するという注意点もある。

また、一定の年齢になると更新が終了する。

定期タイプの保険で保険期間を継続する場合は、更新時に保険料がどの程度上がるのかも契約前にチェックしておきたい。

さらに、更新が終了する年齢についても把握する必要がある。

また、保険の悩みは多く、不安なケースは多いと思う。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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