- 対面証券がどのようなサービスを提供しているのか知りたい
- 各証券会社の特徴が知りたい
- どのような投資家に対面証券がおすすめなのか理解したい
国内の証券会社は、主に「対面証券会社(総合証券会社)」と「ネット証券会社」に分類される。
ネット証券は商品選定から売買までオンライン上で取引が完結するのに対し、対面証券はリアル店舗を展開し、営業担当者と対面で相談しながら株式や投資信託などの金融商品を購入できるのが特徴である。
昨今ではネット証券が主流となりつつあるが、対面証券にはどのような評判があるのだろうか。
本記事では、対面証券のメリットや評判、証券会社の選び方について解説する。
対面証券のサービス内容
対面証券とは、実店舗を展開し、営業担当者と直接相談しながら金融商品の売買を行う証券会社である。
主なサービスは、金融商品の売買取引であるが、その他にも下記のようなサービスを提供している。
- 資産運用のコンサルティング
- 相続・贈与のサポート
- 運用状況のアフターフォロー
- 金融市場の動向などに関する情報提供
- IPOの募集
対面証券は1人1人の投資意向や資産背景、投資経験などを踏まえた上でそれに見合った運用プランを立案してくれることが特徴だ。
自分に合った資産運用に取り組めるようにコンサルティングしてもらえるので、特に投資経験が浅い人には安心できる証券会社である。
対面証券の規模による特徴
対面証券のサービス内容は、事業規模によっても異なる。ここでは、「大手証券」「準大手証券」「その他証券」の3つに分けて、それぞれのサービス内容や特徴について紹介していこう。
大手証券の特徴
国内の大手証券には「5大証券」と呼ばれる証券会社がある。具体的には、野村證券、大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SMBC日興証券、みずほ証券の5社を指す。
大手証券には野村證券や大和証券のように独立系証券もあれば、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SMBC日興証券、みずほ証券のように銀行グループの傘下にある銀行系証券会社もある。
大手証券は多くの顧客数を抱えていることから、担当者がつく基準に金融資産額の下限を設けている場合もある。これによって、富裕層へのサービス提供に特化していることが特徴だ。
また、大手証券は全国各地に店舗を展開しているが、最近では店舗の統廃合を進めており、店舗運営にかかるコスト削減を行っている。
なお、独立系証券の野村證券の評判、大和証券の評判はこちらにまとめた。
銀行系証券の三菱UFJモルガン・スタンレー証券の評判、SMBC日興証券の評判、みずほ証券の評判についてもぜひ参考にしてほしい。
準大手証券の特徴
準大手証券は、5大証券に次ぐ事業規模を誇る証券会社で、大手証券同様に全国各地に営業店舗を展開している。
かつては、「準大手10社」といわれることもあったが、業界再編によって経営統合などが進んだ結果、現在は岡三証券と東海東京証券の2社を指すことが一般的である。
準大手証券のサービス内容は、金融商品取引の他に、相続・贈与のサポート、事業承継など幅広い金融サービスを提供しており、総合的なサポートが受けられることが特徴だ。
いずれも個人向けのサービスが充実しており、お金に関する悩みを総合的に相談することができる。
岡三証券は関西地域、東海東京証券は東海地域に地盤を持っており、首都圏以外の地域に営業基盤を築いている。
岡三証券の評判、東海東京証券の評判についてはこちらにあるのでチェックしてほしい。
その他証券の特徴
大手証券、準大手証券以外にも日本国内には多くの証券会社がある。
中には、地方に営業拠点を持つ地場証券もあり、地域密着型のきめ細やかなサービスを好む投資家に利用されている。
地場証券では担当者との距離が近く、「気軽に相談しやすい」というメリットがある。
そして担当者は大手証券のように大勢の顧客を抱えていないことから、1人1人に寄り添ったサポートをしてくれることが特徴だ。
「身近な店舗で相談したい」、「いつでも駆けつけてくれる存在がほしい」という人は、居住地域の地場証券を利用することがおすすめだ。
地域密着型の地場証券、水戸証券の評判、今村証券の評判はこちらにまとめておいた。
また、担当営業員アドバイスとインターネットトレードを融合させた取引が可能な丸三証券の評判はこちらを見てほしい。
地場証券は取扱商品のラインナップは限定的で、大手証券ほど多くの選択肢があるわけではない。
しかし、大手とは異なる個性的な強みを持つ証券会社も存在する。
中国株やアジア株に強みをもつアイザワ証券の評判、東洋証券の評判をまとめておいたのでこちらを見てほしい。
また、インターネット取引のサービスを提供していないところもあり、対面での取引に限られる点に注意が必要だ。
対面での取引重視の極東証券の評判、いちよし証券の評判はこちらで確認できるので参考にしてほしい。
- 対面証券がどのようなサービスを提供しているのか知りたい
- 各証券会社の特徴が知りたい
- どのような投資家に対面証券がおすすめなのか理解したい
国内の証券会社は、主に「対面証券会社(総合証券会社)」と「ネット証券会社」に分類される。
ネット証券は商品選定から売買までオンライン上で取引が完結するのに対し、対面証券はリアル店舗を展開し、営業担当者と対面で相談しながら株式や投資信託などの金融商品を購入できるのが特徴である。
昨今ではネット証券が主流となりつつあるが、対面証券にはどのような評判があるのだろうか。
本記事では、対面証券のメリットや評判、証券会社の選び方について解説する。
対面証券のサービス内容
対面証券とは、実店舗を展開し、営業担当者と直接相談しながら金融商品の売買を行う証券会社である。
主なサービスは、金融商品の売買取引であるが、その他にも下記のようなサービスを提供している。
- 資産運用のコンサルティング
- 相続・贈与のサポート
- 運用状況のアフターフォロー
- 金融市場の動向などに関する情報提供
- IPOの募集
対面証券は1人1人の投資意向や資産背景、投資経験などを踏まえた上でそれに見合った運用プランを立案してくれることが特徴だ。
自分に合った資産運用に取り組めるようにコンサルティングしてもらえるので、特に投資経験が浅い人には安心できる証券会社である。
対面証券の規模による特徴
対面証券のサービス内容は、事業規模によっても異なる。ここでは、「大手証券」「準大手証券」「その他証券」の3つに分けて、それぞれのサービス内容や特徴について紹介していこう。
大手証券の特徴
国内の大手証券には「5大証券」と呼ばれる証券会社がある。具体的には、野村證券、大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SMBC日興証券、みずほ証券の5社を指す。
大手証券には野村證券や大和証券のように独立系証券もあれば、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SMBC日興証券、みずほ証券のように銀行グループの傘下にある銀行系証券会社もある。
大手証券は多くの顧客数を抱えていることから、担当者がつく基準に金融資産額の下限を設けている場合もある。これによって、富裕層へのサービス提供に特化していることが特徴だ。
また、大手証券は全国各地に店舗を展開しているが、最近では店舗の統廃合を進めており、店舗運営にかかるコスト削減を行っている。
なお、独立系証券の野村證券の評判、大和証券の評判はこちらにまとめた。
銀行系証券の三菱UFJモルガン・スタンレー証券の評判、SMBC日興証券の評判、みずほ証券の評判についてもぜひ参考にしてほしい。
準大手証券の特徴
準大手証券は、5大証券に次ぐ事業規模を誇る証券会社で、大手証券同様に全国各地に営業店舗を展開している。
かつては、「準大手10社」といわれることもあったが、業界再編によって経営統合などが進んだ結果、現在は岡三証券と東海東京証券の2社を指すことが一般的である。
準大手証券のサービス内容は、金融商品取引の他に、相続・贈与のサポート、事業承継など幅広い金融サービスを提供しており、総合的なサポートが受けられることが特徴だ。
いずれも個人向けのサービスが充実しており、お金に関する悩みを総合的に相談することができる。
岡三証券は関西地域、東海東京証券は東海地域に地盤を持っており、首都圏以外の地域に営業基盤を築いている。
なお、岡三証券の評判、東海東京証券の評判についてはこちらにあるのでチェックしてほしい。
その他証券の特徴
大手証券、準大手証券以外にも日本国内には多くの証券会社がある。
中には、地方に営業拠点を持つ地場証券もあり、地域密着型のきめ細やかなサービスを好む投資家に利用されている。
地場証券では担当者との距離が近く、「気軽に相談しやすい」というメリットがある。
そして担当者は大手証券のように大勢の顧客を抱えていないことから、1人1人に寄り添ったサポートをしてくれることが特徴だ。
「身近な店舗で相談したい」、「いつでも駆けつけてくれる存在がほしい」という人は、居住地域の地場証券を利用することがおすすめだ。
地域密着型の水戸証券の評判、今村証券の評判はこちらにまとめておいた。
また、担当営業員アドバイスとインターネットトレードを融合させた取引が可能な丸三証券の評判はこちらを見てほしい。
地場証券は取扱商品のラインナップは限定的で、大手証券ほど多くの選択肢があるわけではない。
しかし、大手とは異なる個性的な強みを持つ証券会社も存在する。
例えば中国株やアジア株に強みをもつアイザワ証券の評判、東洋証券の評判はこちらを見てほしい。
また、インターネット取引のサービスを提供していないところもあり、対面での取引に限られる点に注意が必要だ。
対面での取引重視の極東証券の評判、いちよし証券の評判はこちらで確認できる。
対面証券を利用するメリット
ネット証券が台頭する現在、対面証券を利用することには次のようなメリットがある。
- 資産運用のコンサルティング
- 相続・贈与のサポート
- 運用状況のアフターフォロー
- 金融市場の動向などに関する情報提供
- IPOの募集
それぞれくわしく紹介していこう。
豊富な経験を持つ担当者に相談できる
対面証券の大きなメリットは、担当者に直接相談ができる点だ。
資産運用は自分で調べてネット証券で取り組むことも可能だが、投資経験が浅い人にとっては「何から始めればいいのか分からない」と感じる人も少なくない。
金融商品には多くの種類があり、その中から自分に合った銘柄を見つけるのは簡単なことではない。
その点、対面証券では担当者と面談しながら、疑問点や不明点をひとつずつ解消することができる。
証券会社の職員は豊富な経験と知識を持っており、投資家に対して適切なアドバイスをくれるメリットがある。
売買のタイミングなど実践的なことも相談できるため、第三者の意見を取り入れながら資産運用に取り組めるのも嬉しいポイントだ。
定期的にアフターフォローが実施される
対面証券では顧客に担当者がついてくれるため、定期的にアフターフォローが実施される。
アフターフォローでは、現在の保有資産の状況やマーケットの環境、今後の見通しなどについての情報提供が受けられる。
資産運用では、刻一刻と状況が変わる金融市場について、常に情報収集に取り組む必要がある。
しかし、初めて資産運用に取り組む人にとっては、「どんなニュースを見ればいいのか分からない」、「どこで情報収集すればいいのか分からない」と疑問を感じることもあるだろう。
その点、対面証券では定期的にアフターフォローを通じて情報提供をしてもらえる。
値動きの要因や今後想定されることなどについて丁寧に説明してもらえるので、常に自分の保有資産の状況を把握することが可能だ。
誤発注のリスクがない
ネット証券で資産運用を行う場合、売買などの取引がオンライン上で完結する利便性がある。
しかし、自分で取引数量や注文方法を入力するネット証券では、誤入力によって意図しない取引が成立してしまうリスクがある。
よくネット証券で起こりがちなのが、口座区分の誤りについてだ。NISA口座と課税口座の入力を誤り、「NISAで買うつもりだったのに、特定口座で購入してしまった」というケースは数多くある。
もし誤発注をしても約定後は取り消すことができないため、細心の注意を払って取引を行うことが大切だ。
一方、対面証券では担当者が売買の注文を確認してくれるため、誤発注が起きる心配がない。インターネットでの取引に不安がある人は、対面証券で売買を行う方が安心だ。
IPOの割当がある
IPO投資を購入している人は、対面証券を利用することで当選確率が上がるケースがある。
IPOでは、幹事を行う証券会社に多くの株式が割り当てられることが多い。
IPOの幹事は5大証券などの対面証券が務めることが多く、ネット証券よりも多くの株式が割り当てられる特徴がある。
また、対面証券ではIPOの店頭配分があることも特徴だ。
店頭配分では、得意先や大口先に優先してIPOの株式が割り当てられる。
ネット証券では完全抽選方式が用いられることが多いため、普段から対面証券で関係性を築いておくことで、優先してIPOを案内してもらうことができる。
IPO投資を検討している人は、幹事回数の多さから証券会社を選ぶのもひとつの方法だ。
総合的な金融サービスが受けられる
対面証券が提供しているサービスは、金融商品の売買だけではない。
相続・贈与へのアドバイスや資産全体のコンサルティング、士業との連携など幅広い金融サービスを提供している。
ネット証券を利用する場合、1人で情報収集をしながら資産管理を行う必要がある。
たとえば、「そろそろ相続税対策に取り組みたい」といったケースでは、自分の判断で税金対策に取り組むと誤った判断を下してしまう可能性がある。
その点、対面証券では豊富な知識を持った担当者からアドバイスをもらえるので、安心して資産管理を行うことができる。
必要に応じて税理士などの専門家を紹介してもらえることもあるので、よりスムーズかつ正確に税金対策に取り組めるメリットがある。
対面証券はどんな投資家に向いているのか
ネット証券を使えばオンライン上で取引が完結できる現在、対面証券はどのような人に向いているのだろうか。
ここからは、大手証券・準大手証券・その他証券がおすすめの人について、それぞれの特徴を紹介していこう。
大手証券が向いている人
大手証券がおすすめな人は、次のようなニーズがある人だ。
- 総合的な金融サポートを受けたい人
- 遠方へ引っ越す予定がある人
- さまざまな金融商品で取引したい人
大手証券の魅力は、取扱商品の豊富さや総合的なサポート力である。
さまざまな選択肢の中から投資先を選定したい人や、幅広いお金の悩みを相談したい人は、大手証券を利用することがおすすめだ。
また、大手証券は全国各地に店舗を展開していることから、遠方へ引っ越した際も不便を感じにくい。
「いずれは地元へ帰る予定がある」、「定期的に転勤で引っ越しする」といった場合は、どの地域でも店舗を展開している大手証券の利用が便利といえる。
準大手証券が向いている人
準大手証券がおすすめな人は、次のようなニーズがある人だ。
- 総合的な金融サポートを受けたい人
- 関西地方や東海地方に居住している人
- きめ細やかなフォローを受けたい人
準大手証券は、大手証券にも劣らない金融サポートが魅力だ。
金融商品の取引だけでなく、相続・贈与のサポートや税金対策などについても相談できるため、「資産に関するコンサルティングを受けたい」という人におすすめだ。
また、準大手証券と呼ばれる岡三証券と東海東京証券は、それぞれ関西地方と東海地方を主な営業拠点としている。
これらの地域で多くの店舗を展開しているため、関西地方と東海地方に居住する人は利便性が高いだろう。
その他証券が向いている人おすすめな人
地場証券などその他証券がおすすめな人は、次のようなニーズがある人だ。
- 気軽に近くの窓口で相談したい人
- 何でも気軽にたずねられる存在が欲しい人
- 少額投資から始めたい人
地場証券は、大手・準大手証券に比べて身近に感じられることが特徴だ。
地元に多く店舗を展開しているので、近くの窓口で相談できるメリットがある。営業担当者も地元出身者が多いため、何でも気軽に相談しやすいだろう。
また、大手証券では富裕層へのサービス提供に特化していることから、少額取引の顧客には担当者がつかないことが多い。
一方、地場証券では少額取引であっても担当者がついてくれることが多く、「まずは無理のない金額から始めたい」という人でも安心して使いやすい。
対面証券の評判とは?
これから証券会社で口座開設を行う人の中には、「対面証券はネット証券に劣るのでは?」、「どのような評判があるのだろう」と疑問に感じている人も多いかもしれない。
ここからは、対面証券の評判について、大手証券・準大手証券・その他証券別に紹介していこう。
大手証券の評判
大手証券会社の利用者からは、主に次のような評判が聞かれた。
- 提供されるサービスが充実しており、総合的なサポートが受けられる
- 金融商品の取引だけでなく、相続についての相談も行っている
- オンラインのサービスも利便性が高く、取引に応じて窓口を使い分けられる
大手証券会社では、提供されるサービスが充実している点が高く評価されている。
金融商品の売買だけでなく金融に関するさまざまなサポートが提供されるため、お金に関する悩みをワンストップで解決できることが強みだ。
また、大手証券会社は、オンラインでのサービスが充実していることにも良い評判が聞かれている。
オンラインサービスは割安のコストで取引できるため、対面で相談したいときと使い分けられる利便性がある。
準大手証券の評判
準大手証券会社では、次のような評判が聞かれた。
- オンラインでのツールも使いやすく、大手証券にもサービスが劣らない
- 電話で担当者に相談できるので、ちょっとしたことをたずねたいときに便利
- 頻繁にセミナーが開催され、情報収集にも困らない
大手証券に次ぐ規模を誇る準大手証券会社では、提供されるサービスも大手証券と同様に充実している。
そのため、サポート内容やサービスに満足している声が多く聞かれた。
対面証券では電話によるサポート窓口を設けていることも多く、「担当者に来てもらうほどでもないけど、分からない点を聞きたい」というときにも気軽にたずねられる利便性がある。
また、対面証券は顧客向けのセミナーを開催していることも特徴だ。
マーケットの状況や今後の見通し、税制などさまざまなテーマでセミナーを開催してくれるので、手軽に情報提供ができる点も評価されている。
その他証券の評判
地場証券を中心としたその他の証券会社では、次のような評判が聞かれている。
- 地場に根付いた証券会社で、気軽に相談しやすい
- 少額の取引でも担当者がついてくれる。相談しながら運用できるので安心
- 営業担当者も地元の出身者なので、身近に感じられる。自宅の近くに店舗があるのが便利
地場証券は、地域に根差した身近さに良い評判が聞かれた。
大手証券ほどハードルも高くなく、少額投資でも利用しやすいため、運用初心者にも選ばれている証券会社である。
また、地場証券は身近に店舗が多い利便性も評価されている。地域によっては、「大手証券の店舗が近くにない」ということも珍しくない。
その点、地場証券は営業基盤に多くの店舗を展開しているため、いつでも店頭に来店できるメリットがある。
対面証券を選ぶポイント
国内には多くの証券会社があり、各社によって特徴が異なる。
自分に合った証券会社を選ぶためには、次のようなポイントを重視することが大切だ。
- 取扱商品のラインナップ
- 各種手数料
- インターネットサービスの有無
- 来店の利便性
- 情報提供の充実度
それぞれくわしく解説していこう。
取扱商品のラインナップ
証券会社を選ぶ際は、取扱商品のラインナップに注目したい。
たとえば、上場株式ひとつをとっても、どの証券取引所の株式を売買できるかは証券会社によって異なる。
「地方の国内企業にも投資したい」、「外国株式にも投資したい」といった場合は、東京証券取引所以外の取引所を取り扱っている証券会社や、外国株式を取り扱っている証券会社を選ぶようにしよう。
また、購入したい金融商品が定まっていない場合は、より多くの商品を取り扱っている証券会社を選ぶことがおすすめだ。
取扱商品の多さは投資先の選択肢の多さにも直結し、より幅広い商品の中から投資先を選定できるメリットがある。
取扱商品のラインナップはホームページなどでも確認できるため、事前に複数の証券会社を比較してみるとよいだろう。
各種手数料
資産運用に取り組む際は、取引にかかるコストについても確認しておきたい。売買にかかる取引手数料や入出金手数料などは、証券会社によって異なる。
なるべく効率よく利益を得るためには、低コストで利用できる証券会社を選ぶようにしたい。
また、証券会社によっては特定の条件に該当する顧客に対して、手数料の優遇サービスを提供している場合もある。
特に多いのが、NISA口座での取引に対する優遇についてだ。NISA口座での取引については、取引手数料を優遇している証券会社も少なくない。
手数料について調べる際は、そうした優遇サービスがないかについてもチェックしてみよう。
インターネットサービスの有無
対面証券では主に書面や電話などで取引の依頼を行うが、利便性を高めるためにはインターネットサービスの有無についても確認しておきたい。
インターネットでも取引できる証券会社は、市況に応じてすぐにオンラインで発注ができる利便性がある。
より取引のチャンスを広げるためには、対面だけでなくインターネットでも取引ができる証券会社を利用するとよいだろう。
また、インターネットサービスでは、売買などの発注だけでなく、現在の保有状況を確認することもできる。
マイページにアクセスするだけで運用状況を確認できるので、担当者にその都度たずねなくて済むのが嬉しいポイントだ。
来店の利便性
対面証券で重要なのが、来店時の利便性だ。
たとえば、「サービスは魅力的だが、近くに店舗がない」という場合は、必要なときにすぐに来店できない不便さがある。
疑問点や不明点が生じたときに気軽にたずねるためには、自宅近くに店舗がある証券会社を選ぶことがおすすめだ。
また、利便性の観点からいうと、面談方法のバリエーションについても確認しておきたい。最近では、オンライン上での面談に対応している証券会社が増えている。
「窓口に行く時間が取れない」、「隙間時間を活用して相談したい」という人は、オンラインでの面談に対応している証券会社を選ぶと便利だ。
情報提供の充実度
証券会社を選ぶ際は、情報提供の充実度についても注目したい。
証券会社によっては、定期的なアフターフォローの他に顧客向けのセミナーを実施してくれるところがある。
無料で参加できるものも多いので、ぜひ過去の開催状況についてチェックしてみよう。
また、インターネット上で提供されている情報も確認することがおすすめだ。
中には、アナリストによるレポートや、動画でのマーケット解説などが提供されている証券会社があり、資産運用における情報収集に役立てられる。
現在の市況や動向を把握するためには、情報提供に力を入れている証券会社を選ぶとよいだろう。
各証券会社の特徴を一覧で紹介
証券会社は各社によって注力している分野やサービスがあり、それぞれ特徴が異なる。
対面証券を利用するメリット
ネット証券が台頭する現在、対面証券を利用することには次のようなメリットがある。
- 資産運用のコンサルティング
- 相続・贈与のサポート
- 運用状況のアフターフォロー
- 金融市場の動向などに関する情報提供
- IPOの募集
それぞれくわしく紹介していこう。
豊富な経験を持つ担当者に相談できる
対面証券の大きなメリットは、担当者に直接相談ができる点だ。
資産運用は自分で調べてネット証券で取り組むことも可能だが、投資経験が浅い人にとっては「何から始めればいいのか分からない」と感じる人も少なくない。
金融商品には多くの種類があり、その中から自分に合った銘柄を見つけるのは簡単なことではない。
その点、対面証券では担当者と面談しながら、疑問点や不明点をひとつずつ解消することができる。
証券会社の職員は豊富な経験と知識を持っており、投資家に対して適切なアドバイスをくれるメリットがある。
売買のタイミングなど実践的なことも相談できるため、第三者の意見を取り入れながら資産運用に取り組めるのも嬉しいポイントだ。
定期的にアフターフォローが実施される
対面証券では顧客に担当者がついてくれるため、定期的にアフターフォローが実施される。
アフターフォローでは、現在の保有資産の状況やマーケットの環境、今後の見通しなどについての情報提供が受けられる。
資産運用では、刻一刻と状況が変わる金融市場について、常に情報収集に取り組む必要がある。
しかし、初めて資産運用に取り組む人にとっては、「どんなニュースを見ればいいのか分からない」、「どこで情報収集すればいいのか分からない」と疑問を感じることもあるだろう。
その点、対面証券では定期的にアフターフォローを通じて情報提供をしてもらえる。
値動きの要因や今後想定されることなどについて丁寧に説明してもらえるので、常に自分の保有資産の状況を把握することが可能だ。
誤発注のリスクがない
ネット証券で資産運用を行う場合、売買などの取引がオンライン上で完結する利便性がある。
しかし、自分で取引数量や注文方法を入力するネット証券では、誤入力によって意図しない取引が成立してしまうリスクがある。
よくネット証券で起こりがちなのが、口座区分の誤りについてだ。NISA口座と課税口座の入力を誤り、「NISAで買うつもりだったのに、特定口座で購入してしまった」というケースは数多くある。
もし誤発注をしても約定後は取り消すことができないため、細心の注意を払って取引を行うことが大切だ。
一方、対面証券では担当者が売買の注文を確認してくれるため、誤発注が起きる心配がない。インターネットでの取引に不安がある人は、対面証券で売買を行う方が安心だ。
IPOの割当がある
IPO投資を購入している人は、対面証券を利用することで当選確率が上がるケースがある。
IPOでは、幹事を行う証券会社に多くの株式が割り当てられることが多い。
IPOの幹事は5大証券などの対面証券が務めることが多く、ネット証券よりも多くの株式が割り当てられる特徴がある。
また、対面証券ではIPOの店頭配分があることも特徴だ。
店頭配分では、得意先や大口先に優先してIPOの株式が割り当てられる。
ネット証券では完全抽選方式が用いられることが多いため、普段から対面証券で関係性を築いておくことで、優先してIPOを案内してもらうことができる。
IPO投資を検討している人は、幹事回数の多さから証券会社を選ぶのもひとつの方法だ。
総合的な金融サービスが受けられる
対面証券が提供しているサービスは、金融商品の売買だけではない。
相続・贈与へのアドバイスや資産全体のコンサルティング、士業との連携など幅広い金融サービスを提供している。
ネット証券を利用する場合、1人で情報収集をしながら資産管理を行う必要がある。
たとえば、「そろそろ相続税対策に取り組みたい」といったケースでは、自分の判断で税金対策に取り組むと誤った判断を下してしまう可能性がある。
その点、対面証券では豊富な知識を持った担当者からアドバイスをもらえるので、安心して資産管理を行うことができる。
必要に応じて税理士などの専門家を紹介してもらえることもあるので、よりスムーズかつ正確に税金対策に取り組めるメリットがある。
対面証券はどんな投資家に向いているのか
ネット証券を使えばオンライン上で取引が完結できる現在、対面証券はどのような人に向いているのだろうか。
ここからは、大手証券・準大手証券・その他証券がおすすめの人について、それぞれの特徴を紹介していこう。
大手証券が向いている人
大手証券がおすすめな人は、次のようなニーズがある人だ。
- 総合的な金融サポートを受けたい人
- 遠方へ引っ越す予定がある人
- さまざまな金融商品で取引したい人
大手証券の魅力は、取扱商品の豊富さや総合的なサポート力である。
さまざまな選択肢の中から投資先を選定したい人や、幅広いお金の悩みを相談したい人は、大手証券を利用することがおすすめだ。
また、大手証券は全国各地に店舗を展開していることから、遠方へ引っ越した際も不便を感じにくい。
「いずれは地元へ帰る予定がある」、「定期的に転勤で引っ越しする」といった場合は、どの地域でも店舗を展開している大手証券の利用が便利といえる。
準大手証券が向いている人
準大手証券がおすすめな人は、次のようなニーズがある人だ。
- 総合的な金融サポートを受けたい人
- 関西地方や東海地方に居住している人
- きめ細やかなフォローを受けたい人
準大手証券は、大手証券にも劣らない金融サポートが魅力だ。
金融商品の取引だけでなく、相続・贈与のサポートや税金対策などについても相談できるため、「資産に関するコンサルティングを受けたい」という人におすすめだ。
また、準大手証券と呼ばれる岡三証券と東海東京証券は、それぞれ関西地方と東海地方を主な営業拠点としている。
これらの地域で多くの店舗を展開しているため、関西地方と東海地方に居住する人は利便性が高いだろう。
その他証券が向いている人おすすめな人
地場証券などその他証券がおすすめな人は、次のようなニーズがある人だ。
- 気軽に近くの窓口で相談したい人
- 何でも気軽にたずねられる存在が欲しい人
- 少額投資から始めたい人
地場証券は、大手・準大手証券に比べて身近に感じられることが特徴だ。
地元に多く店舗を展開しているので、近くの窓口で相談できるメリットがある。営業担当者も地元出身者が多いため、何でも気軽に相談しやすいだろう。
また、大手証券では富裕層へのサービス提供に特化していることから、少額取引の顧客には担当者がつかないことが多い。
一方、地場証券では少額取引であっても担当者がついてくれることが多く、「まずは無理のない金額から始めたい」という人でも安心して使いやすい。
対面証券の評判とは?
これから証券会社で口座開設を行う人の中には、「対面証券はネット証券に劣るのでは?」、「どのような評判があるのだろう」と疑問に感じている人も多いかもしれない。
ここからは、対面証券の評判について、大手証券・準大手証券・その他証券別に紹介していこう。
大手証券の評判
大手証券会社の利用者からは、主に次のような評判が聞かれた。
- 提供されるサービスが充実しており、総合的なサポートが受けられる
- 金融商品の取引だけでなく、相続についての相談も行っている
- オンラインのサービスも利便性が高く、取引に応じて窓口を使い分けられる
大手証券会社では、提供されるサービスが充実している点が高く評価されている。
金融商品の売買だけでなく金融に関するさまざまなサポートが提供されるため、お金に関する悩みをワンストップで解決できることが強みだ。
また、大手証券会社は、オンラインでのサービスが充実していることにも良い評判が聞かれている。
オンラインサービスは割安のコストで取引できるため、対面で相談したいときと使い分けられる利便性がある。
準大手証券の評判
準大手証券会社では、次のような評判が聞かれた。
- オンラインでのツールも使いやすく、大手証券にもサービスが劣らない
- 電話で担当者に相談できるので、ちょっとしたことをたずねたいときに便利
- 頻繁にセミナーが開催され、情報収集にも困らない
大手証券に次ぐ規模を誇る準大手証券会社では、提供されるサービスも大手証券と同様に充実している。
そのため、サポート内容やサービスに満足している声が多く聞かれた。
対面証券では電話によるサポート窓口を設けていることも多く、「担当者に来てもらうほどでもないけど、分からない点を聞きたい」というときにも気軽にたずねられる利便性がある。
また、対面証券は顧客向けのセミナーを開催していることも特徴だ。
マーケットの状況や今後の見通し、税制などさまざまなテーマでセミナーを開催してくれるので、手軽に情報提供ができる点も評価されている。
その他証券の評判
地場証券を中心としたその他の証券会社では、次のような評判が聞かれている。
- 地場に根付いた証券会社で、気軽に相談しやすい
- 少額の取引でも担当者がついてくれる。相談しながら運用できるので安心
- 営業担当者も地元の出身者なので、身近に感じられる。自宅の近くに店舗があるのが便利
地場証券は、地域に根差した身近さに良い評判が聞かれた。
大手証券ほどハードルも高くなく、少額投資でも利用しやすいため、運用初心者にも選ばれている証券会社である。
また、地場証券は身近に店舗が多い利便性も評価されている。地域によっては、「大手証券の店舗が近くにない」ということも珍しくない。
その点、地場証券は営業基盤に多くの店舗を展開しているため、いつでも店頭に来店できるメリットがある。
対面証券を選ぶポイント
国内には多くの証券会社があり、各社によって特徴が異なる。
自分に合った証券会社を選ぶためには、次のようなポイントを重視することが大切だ。
- 取扱商品のラインナップ
- 各種手数料
- インターネットサービスの有無
- 来店の利便性
- 情報提供の充実度
それぞれくわしく解説していこう。
取扱商品のラインナップ
証券会社を選ぶ際は、取扱商品のラインナップに注目したい。
たとえば、上場株式ひとつをとっても、どの証券取引所の株式を売買できるかは証券会社によって異なる。
「地方の国内企業にも投資したい」、「外国株式にも投資したい」といった場合は、東京証券取引所以外の取引所を取り扱っている証券会社や、外国株式を取り扱っている証券会社を選ぶようにしよう。
また、購入したい金融商品が定まっていない場合は、より多くの商品を取り扱っている証券会社を選ぶことがおすすめだ。
取扱商品の多さは投資先の選択肢の多さにも直結し、より幅広い商品の中から投資先を選定できるメリットがある。
取扱商品のラインナップはホームページなどでも確認できるため、事前に複数の証券会社を比較してみるとよいだろう。
各種手数料
資産運用に取り組む際は、取引にかかるコストについても確認しておきたい。売買にかかる取引手数料や入出金手数料などは、証券会社によって異なる。
なるべく効率よく利益を得るためには、低コストで利用できる証券会社を選ぶようにしたい。
また、証券会社によっては特定の条件に該当する顧客に対して、手数料の優遇サービスを提供している場合もある。
特に多いのが、NISA口座での取引に対する優遇についてだ。NISA口座での取引については、取引手数料を優遇している証券会社も少なくない。
手数料について調べる際は、そうした優遇サービスがないかについてもチェックしてみよう。
インターネットサービスの有無
対面証券では主に書面や電話などで取引の依頼を行うが、利便性を高めるためにはインターネットサービスの有無についても確認しておきたい。
インターネットでも取引できる証券会社は、市況に応じてすぐにオンラインで発注ができる利便性がある。
より取引のチャンスを広げるためには、対面だけでなくインターネットでも取引ができる証券会社を利用するとよいだろう。
また、インターネットサービスでは、売買などの発注だけでなく、現在の保有状況を確認することもできる。
マイページにアクセスするだけで運用状況を確認できるので、担当者にその都度たずねなくて済むのが嬉しいポイントだ。
来店の利便性
対面証券で重要なのが、来店時の利便性だ。
たとえば、「サービスは魅力的だが、近くに店舗がない」という場合は、必要なときにすぐに来店できない不便さがある。
疑問点や不明点が生じたときに気軽にたずねるためには、自宅近くに店舗がある証券会社を選ぶことがおすすめだ。
また、利便性の観点からいうと、面談方法のバリエーションについても確認しておきたい。最近では、オンライン上での面談に対応している証券会社が増えている。
「窓口に行く時間が取れない」、「隙間時間を活用して相談したい」という人は、オンラインでの面談に対応している証券会社を選ぶと便利だ。
情報提供の充実度
証券会社を選ぶ際は、情報提供の充実度についても注目したい。
証券会社によっては、定期的なアフターフォローの他に顧客向けのセミナーを実施してくれるところがある。
無料で参加できるものも多いので、ぜひ過去の開催状況についてチェックしてみよう。
また、インターネット上で提供されている情報も確認することがおすすめだ。
中には、アナリストによるレポートや、動画でのマーケット解説などが提供されている証券会社があり、資産運用における情報収集に役立てられる。
現在の市況や動向を把握するためには、情報提供に力を入れている証券会社を選ぶとよいだろう。
各証券会社の特徴を一覧で紹介
証券会社は各社によって注力している分野やサービスがあり、それぞれ特徴が異なる。
ここでは、国内対面証券の14社について一覧で特徴を紹介しよう。
証券会社 | 特徴 |
---|---|
野村證券 | 5大証券のひとつ 残高がある口座数は約550万口座で、対面証券では最大規模 グループ全体で幅広い金融サービスを提供していることが強み |
大和証券 | 5大証券のひとつで、創業から120年以上の歴史を持つ老舗証券会社 オンライントレードのサービスに力を入れており、低コストで取引が可能 |
SMBC日興証券 | 5大証券のひとつで、三井住友フィナンシャルグループ傘下の証券会社 100円から日本株が買える「日興フロッギー」も展開しており、初心者でも利用しやすいことが特徴 |
みずほ証券 | 5大証券のひとつで、みずほフィナンシャルグループ傘下の証券会社 みずほ銀行・みずほ信託銀行との共同店舗を各地に展開しており、多様なニーズに応えることが可能 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 5大証券のひとつで、三菱UFJフィナンシャル・グループとモルガン・スタンレーの共同出資による証券会社 トップレベルのアナリストによるレポートや、総合的な金融サービスを受けられることが魅力 |
岡三証券 | 三重県発祥の証券会社 2022年に岡三オンライン証券と経営統合したことから、インターネットでの取引に強みがある |
東海東京証券 | IFAとの提携に力を入れている証券会社 富裕層向けブランドの「オルクドール」を展開しており、プライベートバンキングサービスを提供している |
水戸証券 | 関東を中心に営業拠点を置く証券会社 店舗・カスタマーセンター・インターネットの3つの窓口を自由に使い分けることができる |
いちよし証券 | 大阪発祥の証券会社で、現在は全国各地に店舗を展開している 対面でのサポートに力を入れており、顧客1人1人に合ったコンサルティングサービスを提供していることが強み |
東洋証券 | 広島県発祥の証券会社で、中国地方を中心に店舗を展開している 9割の営業員が「相続診断士」の資格を取得しており、相続・贈与に関するサポートが手厚い |
極東証券 | 全国に9店舗を持つ証券会社で、対面でのサポートに力を入れている Face to Faceのビジネスモデルを追求しているため、インターネットでのサービスは提供していない |
丸三証券 | 全国各地に店舗を展開する証券会社 相談サービスの付いたインターネット取引「MARUSAN-NET」を提供している |
今村証券 | 石川県に本社がある北陸の地場証券 インターネット取引の「iRoot」でも担当者がつくことが特徴 |
アイザワ証券 | IFAとの提携に力を入れている証券会社 全国各地に店舗を展開しており、インターネット取引のブルートレード口座と対面取引口座、ラップ口座など、ニーズに合わせて多様なチャネルを選択できる |
どの証券会社を選ぶかによって、受けられるサービスが異なる。
口座開設を行う際は、証券会社各社の特徴をよく踏まえたうえで利用先を選定するようにしよう。
対面での相談は誰に相談するべきか?
対面証券は担当者に直接相談ができることが魅力だが、対面形式での相談はIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)でも可能だ。
ここからは、IFAの概要やIFAへ資産運用の相談をするメリットについて紹介していこう。
IFAとは?
IFAとは、「独立系ファイナンシャルアドバイザー」と呼ばれる金融アドバイザーである。
金融機関から独立している存在で、中立的な立場でアドバイスをしてくれることが特徴だ。
IFAは仲介業として活動しているため、顧客が実際に取引を行うのは証券会社となる。
たとえば、「ネット証券で取引したいけど、プロのアドバイスも聞きたい」という場合は、IFAを利用することで、専門家に相談しながらネット証券で取引することが可能となる。
近年、個人投資家の増加に伴い、IFAの需要も増加しており、年々IFA法人の数も増加している。
「資産運用を始めたいけど、ネット証券で1人で取引を始める自信がない」という人は、IFAへ相談してみることがおすすめだ。
IFAへ相談するメリット
IFAの大きなメリットは、「中立的な立場からプロのアドバイスをもらえる」という点である。
資産運用に取り組む人の中には、「専門家の意見を聞きたい」という人も多いだろう。
専門家の意見を聞ける相談先には証券会社などの金融機関が含まれるが、職員からのアドバイスに対して「営業トークか判断がつかない」と感じることも少なくない。
もちろん、金融機関では顧客目線に立った営業を行っているが、企業利益を追求する必要がある以上、完全に顧客の意向だけを優先するのは難しいといえる。
その点、IFAは金融機関から独立した立場であるため、真に顧客目線に立ったアドバイスが可能だ。
「自分に合った金融商品を知りたい」、「プロの意見を取り入れたい」という人はIFAへ相談してみることがおすすめである。
IFA検索サービス「資産運用ナビ」を活用しよう
近年のIFAの需要増加に伴い、IFA法人の数も増加している。ひとくちにIFAといっても、どのような金融商品を取り扱っているか、どのような相談分野を得意としているかは、所属法人によって特色がある。
自分に合った相談先を見つけるためには、IFA検索サービス「資産運用ナビ」を活用することがおすすめだ。
「資産運用ナビ」では、簡単ないくつかの質問に答えるだけで、相性の良いIFAとマッチングしてもらえる。
投資経験や投資意向、資産の状況などに合わせてピッタリのIFAを紹介してもらえるので、自ら相談先を探す手間がかからない。
検索サービスは無料で利用できるので、気軽に活用してみよう。
対面証券各社の評判を見て特徴を理解しよう
対面証券は、「直接担当者に相談できる」、「定期的にアフターフォローが受けられる」といった評判があり、1人1人に合ったコンサルティングサービスが受けられることが魅力だ。
各社によってサービス内容や取扱商品に違いがあるため、証券会社ごとの特徴を理解したうえで利用先を選定しよう。
また、対面でのアドバイスを希望する場合は、IFAを利用することもひとつの方法だ。
IFA検索サービス「資産運用ナビ」を活用して、ピッタリの相談先を探してみよう。