- SMBC日興証券で人気の投資信託が知りたい
- SMBC日興証券の投資信託の売上ランキングが知りたい
- どの投資信託を選べば良いか迷っている
SMBC日興証券は、国内における5大証券の一つだ。
本記事では、SMBC日興証券で取り扱われている投資信託のランキングやおすすめの投資信託の特徴、SMBC日興証券にてあなたに合った投資信託を見つける方法について解説していく。
特に、SMBC日興証券での運用を検討している方は、最後まで読んで参考にしてほしい。
なお、SMBC日興証券のような対面証券のおすすめもこちらにまとめておいたので、興味のある人はぜひチェックしてほしい。
SMBC日興証券の投資信託ランキング
SMBC日興証券には「総合コース」と「ダイレクトコース」の2つのコースが存在し、「総合コース」は専任の担当者がつくため、投資相談を行いながら資産運用をすることが可能だ。
一方「ダイレクトコース」は専任の担当者がつかず、オンラインのみで取引ができるコースである。
ここでは、信託報酬が低い投資信託の取り扱いが豊富な「ダイレクトコース」における以下3つの最新ランキングを紹介したい。
なお、いずれも執筆時点(2024年6月12日)でのデータをもとに解説する。
- SMBC日興証券の投資信託売り上げランキング
- SMBC日興証券の投資信託値上がり率ランキング
- SMBC日興証券の投資信託純資産総額ランキング
SMBC日興証券の投資信託売り上げランキングトップ3
SMBC日興証券における投資信託の売り上げランキングは以下のとおりだ。
- 【1位】eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- 【2位】eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
- 【3位】SBI 日本株4.3ブル
上位2商品の「eMAXIS Slim」シリーズは、購入時手数料が無料となるだけでなく、信託報酬も業界最安水準を目指し続けるなど「低コスト」にこだわった商品だ。
中でも、SMBI日興証券ではアメリカの株式指数である「S&P500」を構成する銘柄に分散投資を行い、その指数に連動した運用成果を目指すインデックスファンド「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が売り上げトップとなっている。
また、日本を含む全世界の株式に幅広く分散投資をし「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)」に連動した運用成果を目指す「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」も人気商品だ。
3位にランクインした「SBI 日本株4.3ブル」は、主な投資対象を国内における株価指数先物取引と短期公社債としている。
国内株式市場全体の値動きのおよそ4.3倍程度の値動きを目指すアクティブファンドだ。
SMBC日興証券の投資信託値上がり率ランキングトップ3
SMBC日興証券が取り扱う投資信託のうち、直近1ヶ月における値上がり率のランキングは以下のとおりだ。
- 【1位】eMAXIS Neo クリーンテック
- 【2位】フィデリティ・欧州中小型株・オープンBコース(為替ヘッジなし)
- 【3位】iFreeレバレッジFANG+
1位の「eMAXIS Neo クリーンテック」は、世界各国のクリーンテクノロジー関連企業の株式などを投資対象とし「S&P Kensho Cleantech Index(配当込み、円換算ベース)」に連動した運用成果を目指すインデックスファンドだ。
直近1ヶ月での値上がり率は+17.77%とかなり高い水準を誇っている。
2位の「フィデリティ・欧州中小型株・オープンBコース(為替ヘッジなし)」は、イギリスやヨーロッパ大陸の金融商品取引所に上場している銘柄を投資対象としている商品だ。
中小型で高成長が見込める複数の企業に対して分散投資が行われている。
ベンチマークは「MSCI ヨーロッパ・スモールキャップ・インデックス(税引後配当金込/円換算)」としており、これを上回る積極的な運用を行うアクティブファンドだ。
直近1ヶ月における値上がり率は+9.00%となっている。
3位である「iFreeレバレッジFANG+」は、スター・ヘリオス・ピーエルシーが発行する円建て債券やETF、アメリカの株価指数先物取引などを投資対象としている商品だ。
ベンチマークとする「NYSE FANG+指数(配当込み、米ドルベース)」の2倍程度の値動きを目指しており、直近1ヶ月における値上がり率は+7.87%である。
SMBC日興証券の投資信託純資産総額ランキングトップ3
SMBC日興証券における投資信託の純資産総額※のランキングは以下のとおりだ。※2024年6月11日時点
- 【1位】eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- 【2位】eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
- 【3位】アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型
上位2商品は、先述した売り上げランキングと同様の顔ぶれとなった。
1位の「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の純資産総額はおよそ4兆7,777億円、2位の「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の純資産総額はおよそ3兆5,950億円だ。
3位の「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」は、成長が見込まれる米国株式を主な投資対象としている。
S&P500株価指数(配当金込み、円ベース)を上回る運用成果を目指す商品であり、純資産総額は2兆9,496億円だ。
SMBC日興証券でおすすめの投資信託にはどんな特徴があるのか
SMBC日興証券が取り扱う投資信託のうち、おすすめな投資信託には以下のような特徴がある。
- インデックスファンドである
- NISAを活用して投資ができる
それぞれ見ていこう。
インデックスファンドである
まず特徴として挙げられるのが、インデックスファンドである点だ。
インデックスファンドとは、ベンチマークとする指数に連動した運用成果を目指す投資信託のことをいう。
ファンドの値動きがわかりやすいだけでなく、指数を構成する銘柄に分散投資を行うことから、ファンドマネージャーによる銘柄の組み替えといった作業の手間もほとんどかからない。
そのため、安定した運用が可能となることに加え、運用コスト(信託報酬)も抑えられる。
NISAを活用して投資ができる
NISAを活用して投資ができる点も、おすすめの投資信託に共通する特徴の一つだ。
NISAとは、非課税保有限度額内の投資元本に対する運用益が非課税となる制度をいう通常、100万円の運用益が出た場合は、20.315%が課税されるため、手元に残る金額は79万6,850円となる。
しかし、NISAを活用すれば100万円がそのまま手元に残るのだ。
資産運用は基本的に長期にわたって行うものであるため、NISAなどの制度を活用して税金対策をする必要がある。
投資対象が同じ投資信託であれば、NISAの利用可否を基準にして投資信託を選択するのも一つの手だ。
ランキング上位がおすすめとは限らない!SMBC日興証券であなたにあった投資信託を見つける方法
ここまでSMBC日興証券における投資信託の上位ランキングを紹介してきた。
しかし、ランキングが上位の投資信託だからといって、あなたに最適な投資信託であるとは限らない。
ここでは、以下3点について解説していく。
- 自分に合った投資信託で運用するべき理由
- 投資信託選びのポイント
- 属性別におすすめの投資信託
それぞれ見ていこう。
自分に合った投資信託で運用するべき理由
自分に合った投資信託で運用するべき理由は、それぞれの投資家によってリスク許容度が異なるからだ。
リスク許容度とは、どれだけの損失まで許容できるかといった度合いのことを指す。
SMBC日興証券では数多くの投資信託を取り扱っているが、投資対象や運用方針によってリスクに違いがある。
例えば、主な投資対象を株式としている投資信託は比較的リスクが高く、債券を主な投資対象としている投資信託は比較的リスクが低い傾向にある。
また、国内への投資よりも海外への投資の方が、先進国への投資よりも新興国への投資の方がリスクは高い。
リスク許容度が低いにもかかわらず、値動きが大きい新興国株式を投資対象とする投資信託に投資してしまうと、少しのマイナスであっても焦ってすぐに売却してしまうことも考えられる。
自分のリスク許容度に合った投資信託を選択し、長期運用を行うことが重要だ。
投資信託選びのポイント
投資信託を選ぶ際には、以下3つのポイントを重視してほしい。
- 運用コスト
- 運用手法
- 投資対象
投資信託で運用する場合、購入時手数料の他に信託報酬や信託財産留保額の支払いが発生する。
これらのうち、購入時手数料および信託財産留保額は無料の商品もラインナップされている。
しかし、信託報酬に関してはどの投資信託を選んだとしても発生するコストだ。
信託報酬が高ければその分運用益の圧縮につながってしまうため、信託報酬が低い投資信託を選択するようにしよう。
また、投資信託の運用手法には主に「パッシブ運用」と「アクティブ運用」の2種類がある。
パッシブ運用は、ベンチマークとする指数に連動した運用成果を目指す運用手法だ。
反対に、アクティブ運用はベンチマークとする指数を上回る運用成果を目指す運用手法である。
加えて、先述したとおり、投資信託は商品によって投資対象に違いがある。
そのため、自分のリスク許容度を的確に把握し、それにマッチする運用手法・投資対象を選ぶことが大切だ。
属性別におすすめの投資信託
ここでは、以下2つの属性別におすすめの投資信託を紹介する。
- 投資経験がなく、安定した運用を好む投資家
- 投資経験があり、積極的な運用を好む投資家
まず、投資経験がなく、安定した運用を好む投資家におすすめな投資信託は「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」だ。
この商品は、以下8つの資産に12.5%ずつ分散投資を行い運用されている。
- 国内株式
- 先進国株式
- 新興国株式
- 国内債券
- 先進国債券
- 新興国債券
- 国内REIT
- 先進国REIT
異なる値動きをする複数の資産クラスが組み合わされているため、リスクを抑えた安定した運用が可能となる。
続いて、投資経験があり、積極的な運用を好む投資家におすすめな投資信託は、売り上げトップ3にもランクインしている「SBI 日本株4.3ブル」だ。
リターンを得るために積極的な運用が行われているため、リスク許容度が高い方にはおすすめの商品である。
ただ、資産運用を行う際には「分散投資」を意識する必要がある。
上記に挙げた商品だけではなく、複数の商品に分散投資を行い、長期的な資産成長を目指そう。
SMBC日興証券以外におすすめの相談先はある?資産運用の新たな選択肢とは
資産運用の相談先としては、もちろんSMBC日興証券だけではない。ここでは、以下3点について解説する。
- SMBC日興証券などの対面証券で資産運用をする限界
- IFAの役割とメリット
- IFA検索サービス「資産運用ナビ」とは
それぞれ見ていこう。
SMBC日興証券などの対面証券で資産運用をする限界
SMBC日興証券などの対面証券で資産運用をする場合、担当者と相談しながら運用が可能となる。
そのため、自分の判断に自信が持てない、といった方にはおすすめだろう。
しかし、提案してもらえる商品は、その証券会社が取り扱っている商品のみとなり、提案に偏りが出てきてしまうのも事実だ。
自分に合った方法・商品で運用を行うためにも、中立的な立場でアドバイスを提供してくれる専門家に相談するべきである。
IFAの役割とメリット
IFAとは、Independent Financial Advisorの頭文字をとったもので、独立系ファイナンシャルアドバイザーと呼ばれている。
銀行や証券会社などの金融機関には所属していない資産運用の専門家だ。
IFAに相談するメリットは、以下の2つである。
- 中立的な立場から最適なアドバイスが受けられる
- 長期的な相談が可能
最大のメリットとして挙げられるのは、中立的な立場から最適なアドバイスが受けられる点だ。
先述したとおり、金融機関に所属する営業担当者に相談すると、その金融機関が取り扱う商品のみ提案が受けられる形になる。
その場合、提案された商品があなたに最適ではないケースもあるはずだ。
しかし、IFAはさまざまな金融機関と業務委託契約を締結することで、幅広い商品が取り扱える。
豊富な経験と知識を活用しながら、あなたに最適な運用戦略や投資商品の提案をしてくれるのだ。
また、IFAには基本的に転勤が伴わないため、長期的な相談が可能となる点もメリットである。
このことから、資産運用の相談先としてIFAを選択することをおすすめする。
IFA検索サービス「資産運用ナビ」とは
全国各地にいるIFAの中から、相談するIFAをどのように探せばいいかわからないという方も多いのではないだろうか。
そのような方におすすめなのが「資産運用ナビ」だ。
「資産運用ナビ」とは、投資家とIFAをマッチングさせるIFA検索サービスである。
オンライン上にて数個の必要項目を入力するだけで、あなたに合ったIFAがピックアップされる。
また、IFAのプロフィールや得意な提案領域なども事前に確認可能であるため、あなたの希望に沿ったIFAを見つけやすいのだ。
IFA探しに迷っている方は、ぜひ「資産運用ナビ」を活用してほしい。
SMBC日興証券のランキングを参考にあなたに合った投資信託を選ぼう
本記事では、SMBC日興証券の投資信託ランキングとして「売り上げ」「値上がり率」「純資産総額」のトップ3を紹介した。
これらにランクインしている投資信託の多くは、インデックスファンドであると同時に、NISAでの投資が可能であるという特徴がある。
ただ、ランキングの上位に入っている商品があなたに最適な商品であるとは限らない。
あなたのリスク許容度にマッチした商品を選択することが重要だ。
また、SMBC日興証券などの対面証券で資産運用をすると、その金融機関で取り扱っている商品の提案に限定されてしまう。
そのため、中立的な立場で幅広い商品の中から最適な商品を提案してくれるIFAに相談することがおすすめだ。
そして、相談するIFAを探す際には、IFA検索サービスである「資産運用ナビ」を活用しよう。