野村證券は独立系の証券会社として国内第一位の実績を誇る証券会社であり、他社の証券会社にはない、いくつかの特徴を持っている。
そのため、野村證券の特徴を生かすことで、ご自身の資産運用にプラスになるだろう。
この記事では、そんな野村證券の特徴について解説する。
豊富な実績
野村證券は90年以上にわたり、実績を積み重ねてきた証券会社だ。
そのため、証券口座の開設数は535万口座、預かり資産は122兆円と、独立系の証券会社で国内第一位の実績を誇る。
圧倒的な営業力を背景に、対面取引と顧客のサポート体制が充実していることで、豊富な実績は支えられている。
対面取引に強み
対面取引は顧客一人につき、担当営業マンが付いて顧客の注文を受け付けて取引する方法だ。
担当営業マンが顧客の代わりに、株式などの注文を発注してくれるため、手間をかけることなく株取引を行える。
また、対面取引では、注文の発注に加えて資産運用の相談やライフプランの提案、贈与や事業継承のような様々な相談を受け付けている。
したがって、投資経験の浅い人やプロと相談しながら資産運用を行いたい人にとって、野村證券の対面取引は心強い味方になる。
サポート体制に高い評価
野村證券は、顧客に対するサポート体制が充実している。
実際のところ、顧客をサポートするコールセンターは質が高く、HDI-Japanが提供するサポートサービスの格付け調査では最高評価の三つ星を獲得しており、高い外部評価を得ている。
顧客の投資経験に応じたサポート体制が用意されているため、これから投資を始めようか検討している方は、安心したサポートを受けられるだろう。
取扱商品が充実
野村證券は取扱商品が充実しているという特徴がある。
取扱商品の充実度を測る上で、以下の三点について、さらに詳しく確認してみよう。
幅広い商品ラインナップ
野村證券の取扱商品が充実しているのは、商品ラインナップを幅広く取り揃えているからだ。具体的な商品ラインナップには、次のようなものがある。
- 国内株式
- 外国株式
- 投資信託
- 債券
- デリバティブ
- FX
- ラップ口座
- ローン
- 年金保険
大手総合証券ということもあり、取扱商品の種類は幅広く充実している。
とりわけ、債券の商品ラインナップが充実しており、中でも社債と外債の取り扱いが豊富にある。
具体的な商品としては、次のようなものである。
- 個人向け国債
- アメリカ国債
- フランス国債
- オーストラリア国債
- 欧州投資銀行
- 国債復興開発銀行
- 東京都
- トヨタモータークレジット
- 三菱UFJフィナンシャルグループ社債
上記の債券は確認時の一部であり、そのほかにも多数の商品を取り揃えている。
ラインナップは時期によって異なるのでHPなど確認してみよう。
なお、個人向け国債以外はインターネットで注文できないため、電話での注文となることに、注意が必要だ。
野村證券を利用することで、様々な商品の中から、自身の取引スタイルや資産運用の方針に合わせて、最適な商品を選べるだろう。
IPOの取扱実績
野村證券は、IPOの取扱実績が豊富である。実際のところ、国内IPOのシェアはトップであり、IPOの取扱数が多く、主幹事証券を担うことがよくある。
主幹事証券とは、株式を公開する際にIPOを行う会社に代わって、業務を引き受ける証券会社の代表であり、IPOの割り当て株数が他の幹事証券と比べて多いという特徴がある。
そのため、野村證券が主幹事証券の時に、IPOに申し込むことで当選する確率が上がるのだ。
また、IPOの抽選に参加するためには、通常であれば申し込み株数に応じた資金を証券口座に入金する必要がある。
しかしながら、野村證券では証券口座に資金を入金することなく、IPOの抽選に参加できるのだ。
IPOは申し込み時に資金を拘束されるのが難点であるが、野村證券からIPOを申し込むことで資金拘束の心配がなく、より効率的な運用が可能となっているのである。
独自ポイントサービスの提供
野村證券では取扱商品が充実していることに加えて、独自のポイントサービスを提供している。
このポイントサービスでは、野村のおトクワールドという専用サイトを経由して買い物や、ふるさと納税を行うことで、「野村ポイント」と呼ばれる独自ポイントを貯められるのである。
貯まった野村ポイントは、航空系マイレージやギフト券などに交換することが可能であるため、野村証券を経由して買い物を行うことで、お得に買い物できるのだ。
質の高い投資情報
野村證券は証券口座を開設した方を対象に、投資情報を提供している。
提供される投資情報の質は高く、リアルタイムの株価情報から最新のマーケット情報、会社の概要まで投資に必要な各種情報を手に入れることができる。
提供される投資情報の種類は、概ね以下の二種類に分けられる。
調査レポート
調査レポートは、週刊または月刊という形で提供される情報のほか、業種ごとの専門アナリストたちによって提供されるアナリストレポートがある。具体的なレポート名は、以下の通りだ。
- 野村週報
- 週刊野村市場展望
- 週刊レポート
- 国際金融為替ウィークリー/マンスリー
- Nomura21 Global
- 相続だより
とりわけ、アナリストレポートは、個人投資家が入手できないような情報を提供してくれるため、新たに情報収集を行う手間を省くことができるだろう。
マーケット解説動画
野村證券では、調査レポートに加えて投資情報として、マーケット解説動画を配信している。
内容として、次のようなものだ。
- テクニカル展望
- 今週のマーケット
- グローバル市場展望
- Nomura21 Global
- 為替相場レポート
テクニカル展望は毎週金曜日に更新され、日経平均株価やナスダック総合指数の動向についてチャートなどを用いながら解説される。
今週のマーケットは毎週水曜日に更新され、現在マーケットで注目されているテーマについてまとめて解説される。
一方、グローバル市場展望は毎月2回更新され、新興国や資源国などを含むグローバル投資について旬な話題について、Nomura21 Globalは月末に更新され、相場展望や参考銘柄について解説される。
また、為替相場レポートを見ることで為替相場の動向を知れるため、相場の大きな流れを捉えるための参考になるだろう。
自分に合った証券会社を選ぼう
野村證券は圧倒的な営業力を背景に、豊富な実績を持つ証券会社である。
顧客の投資経験に応じたサポート体制が整えられており、取り扱い商品のラインナップも豊富である。
また、投資商品の取引にとどまらず、相続や贈与などのライフプランに合わせたサポートも受けられるという特徴があるため、投資経験に関わらず、利用する価値は十分にあるだろう。
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