- どのような商品を取り扱っているのかどうか
- どのようなサービスを展開しているのか
- 自分に合った証券会社を選ぶにはそうすればよいのか
みずほ証券はみずほフィナンシャルグループの一員であり、2022年3月末時の預かり資産額は46.5兆円を誇る大手国内証券会社の一つだ。
この記事では、みずほ証券の特徴についてわかりやすく解説する。
取扱商品が豊富
みずほ証券は大手証券会社の一角であることから、取扱商品の種類や銘柄数が豊富である、という特徴が挙げられる。
特に他社と異なる取扱商品の特徴として、以下の三点が挙げられる。
IPOの取扱数
みずほ証券の特徴として、IPOの取扱数が多いことが挙げられる。
特にIPOの主幹事証券になることが多く、主幹事の件数では国内証券で最も多い第一位、IPOの引受金額では第三位の実績を誇る。
直近3年間の主幹事の件数と引受金額の実績は、以下の通りである。
2019年度の主幹事件数が18件、引受金額が340億円で、2020年度の主幹事件数が21件、引受金額が667億円で、2021年度の主幹事件数が30件、引受金額が832億円となっている。
IPOの主幹事証券になると、新規公開株の割り当てられる株数が増える。
そのため、IPOの抽選に参加する顧客の当選確率が大幅に高まるのだ。
主幹事になる件数が国内証券で最も多いことを考えると、みずほ証券からIPOの抽選に参加することで、IPO取引で利益を得られる可能性はより高まるだろう。
- 引用:みずほ証券「2020年3月期第4四半期決算説明資料」 「2021年3月期第4四半期決算説明資料」 「2021年度決算説明資料」 (全て2023年1月参照)
豊富な投信積立コース
みずほ証券では豊富な投信積立コースを用意している。
投信積立コースの種類は全部で3つあり、具体的な詳細は以下の通りである。
- 課税コース
- NISAコース
- つみたてNISAコース
それぞれのコースで取り扱われる投資信託の本数は異なり、課税コースが84本なのに対して、NISAコースは29本、つみたてNISAコースは3本のみの取り扱いとなっている。
各コースにおける具体的な商品の詳細は、次のようなものがある。
- ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド
- グローバル・エクスポネンシャル・イノベーション・ファンド
- グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド
- グローバル・プロス白ティブ・ファンド
- フィッシャーUSマイクロ株式ファンド
など他多数(変更の可能性あり)
- iシェアーズ 国内債券インデックスファンド
- iシェアーズ コモディティインデックスファンド
- ブラックロック・インデックス投資戦略ファンド
- キャピタル日本株式ファンド
- ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド
など他多数(変更の可能性あり)
- たわらノーロード日経225
- 野村つみたて外国株投信
- たわらノーロードバランス(8資産均等型)
上記のような投資信託について、積立ならではの少額投資が可能である。
優良ファンドの取扱
みずほ証券では他社では買えない優良ファンドを取り扱っている。
そのため、みずほ証券に証券取引口座を開設することで、みずほ証券でしか売買できないファンドに投資できる。
特に、みずほ証券の独自の取り扱いファンドとしては、グローバル・プロスペクティブ・ファンドや未来の世界シリーズが有名だ。
このグローバル・プロスペクティブ・ファンドは日興アセットマネジメント株式会社が運用する投資信託であり、みずほ銀行とみずほ証券でしか購入できない。
というのも、グローバル・プロスペクティブ・ファンドはアメリカの投資会社ARK社の助言を受けた、唯一の投資信託であるからだ。
本来であれば、外資系証券に口座開設を行わないと、ARK社のETFを購入することはできない。
そんなARK社のETFと同じような運用成果が得られる投資信託を購入できるのが、みずほ証券ならではの特徴なのである。
充実した独自サービス
みずほ証券の特徴として、充実した独自サービスを提供していることが挙げられる。
みずほ証券の独自サービスには、以下のようなものがある。
第二のスタート応援プラン
第二のスタート応援プランは、会社の退職や相続・贈与により資産を取得した顧客を対象として、手数料のキャッシュバックや現金がプレゼントされるサービスだ。
資産の受け取り方によって、提出する必要書類とサービス適用期間は異なるが、条件を満たすことで次のようなサービスを受けられる。
- 株式等委託手数料を対面取引委託手数料より50%割引
- 株式投資信託の初回購入時手数料50%相当額をキャッシュバック
- ファンドラップの契約金額に応じた現金のプレゼント
- My Gift Bookの進呈
- 7万円相当のカタログギフト券のプレゼント(5名様)
これから退職金の受け取りや、相続・贈与を控えている方は、第二のスタート応援プランの活用を検討する価値は十分にあるだろう。
外貨送金手数料負担サービス
外貨送金手数料負担サービスは、顧客がみずほ証券に外貨送金を行った場合に、そのときにかかる外貨送金手数料をみずほ証券が負担して、顧客の証券総合口座に返金するサービスである。
送金した日にちから起算して3ヶ月以内に取引店舗に送金手続きを完了した旨を申し出る必要があるが、申し出を完了することで、以下の三種類の手数料について、返金を受けることができる。
- 外貨送金手数料
- 電信送金手数料
- 外貨取扱手数料
ただし、外貨送金手数料の返金を受けるためには、各通貨の種類ごとに対象となる金額が決まっている。
例えば、米ドルであればサービス対象となる金額は1万米ドル以上である。
外貨建ての取引を行う方にとって、外貨送金手数料負担サービスは大きな恩恵を受けられるだろう。
ファンドラップキャッシュバックサービス
みずほ証券ではファンドラップキャッシュバックサービスを提供している。
このサービスでは、新たにファンドラップを契約する75歳以上の顧客を対象として、運用開始日から初回決算日までの投資一任契約に関する報酬の50%相当額のキャッシュバックを受けられるのだ。
なお、キャッシュバックされる金額は、ファンドラップの初回決済日の翌月末ごろに、顧客の証券総合口座に入金される。
サポート体制が高評価
みずほ証券は顧客のサポート体制において高い評価を得ている。
中でも、みずほ証券のサポート体制の特徴は、以下の通りである。
NISA専用ダイヤル
みずほ証券のサポート体制の特徴として、NISA専用のサポートダイヤルを設けていることが上げられる。
NISAとは少額投資非課税制度のことであり、制度の内容は初心者にとってわかりづらい場合がある。
そんなNISAの疑問についてNISA専用ダイヤルに相談することで、対応してくれる。
NISA専用ダイヤルの時間は年末年始を除く、平日8時30分から19時00分までと、土曜日9時00分から17時00分までであるため、平日に仕事がある方でも安心して相談できるだろう。
コールセンターの評判が良い
みずほ証券はコールセンターの評判が良く、口コミなどでもコールセンターの対応について高い評価を得ている。
個人的な評判だけではなく、HDI-Japanと呼ばれる外部の格付け機関から高い評価を得ている。
具体的には、Webサポートであれば5年連続で最高評価の三つ星を獲得しており、問い合わせ窓口であれば6年連続で同様に三ッ星の評価を獲得している。
また、直近ではコールセンターとして五つ星認証を取得している。
HDI-Japanによる五つ星認証は顧客視点で卓越したサービスを提供している証明であり、真のビジネスに貢献できるセンターとしての認定を受けている。
自分に合った証券会社を選ぼう
みずほ証券の特徴は取扱商品の豊富さと、独自サービスが充実していること、また顧客に対するサポート体制の評判が良いことが挙げられる。
みずほ証券の特徴を生かして、ご自身の資産運用に生かすことで、より良い成果が得られるだろう。
また、資産運用をやってみたいが、どの様にして運用して良いか悩んでいる人も多いだろう。
最近、「よく分からないまま資産運用をして何百万円も損をした」という話をよく聞く。
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