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20代のための新NISA成長投資枠活用法!おすすめの投資戦略と商品を解説

この記事で解決できるお悩み
  • 20代に適した新NISA成長投資枠の活用法が知りたい
  • 若年層に合う投資商品の選定基準を理解したい
  • 新NISAを用いた長期的な資産形成のコツが知りたい

新NISA」という言葉を、聞いたことがある方も多いのではないだろうか。

旧NISAからバージョンアップし、資産形成ができる環境が整えられた。

新NISAを活用すれば、「老後2,000万円問題」などのさまざまなお金の問題を解決できる可能性が高いため、運用期間が長い20代の方に向けた投資戦略を紹介していく。

目次

20代が知っておきたい新NISA成長投資枠の魅力

新NISAの「成長投資枠」の基礎知識と魅力について解説していくので、今後のために役立ててほしい。

新NISA成長投資枠の概要

新NISAとは、2024年から新しくなった「少額投資非課税制度」のことを指し、最大1,800万円分が非課税になる制度のことを指す。

投資枠には「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の2種類があり、非課税保有限度額・年間投資枠・対象金融商品が主な違いだ。

スクロールできます
成長投資枠つみたて投資枠
対象年齢18歳
非課税保有期間無期限
非課税保有限度額1,800万(枠の再利用可能)
つみたて投資枠と成長投資枠の併用可能
※成長投資枠は1,200万円まで
年間投資枠240万/年120万/年
対象金融商品上場株式・投資信託投資信託
(長期・分散・積立)
参照:金融庁「NISAとは? : 金融庁」(2024年2月調査)

成長投資枠は、年間投資枠がつみたて投資枠に比べると多いが、1,200万円までの非課税保有限度額があるため注意しよう。

また、つみたて投資枠は投資信託のみが対象になるが、成長投資枠は上場株式と投資信託が対象になるので選べる金融商品が多い。

成長投資枠で可能な投資方法

成長投資枠で選べる投資方法の一部は、以下の通りになる。

上場株式

上場株式は、配当金・株主優待・株式の購入価格と売却価格の差額でリターン(利益)を得られる方法を指す。

投資信託

投資信託とは、投資家から集めた資金を活用し、資産運用のプロが代理で分散投資を行う方法を指す。

プロが運用をするので、最低限の知識があれば運用が可能である。

上場投資信託(ETF)

上場投資信託とは、別名ETFとも呼ばれており、市場に上場している投資信託を指す。

配当金を受け取れるため、収入源が欲しい方に人気の投資信託である。

不動産投資信託(REIT)

投資家から得た資金で不動産を購入し、賃貸収入などを投資家に配当する方法を指す。

通常の投資信託同様、プロが投資家の代わりに運用するので、最低限の知識で運用できる。

つみたて投資枠で購入できる金融商品も成長投資枠で購入できるため、つみたて投資枠で積み立てている投資信託をさらに大きくする選択も可能だ。

20代にとっての成長投資枠のメリット

20代は他の世代に比べると独身が多く、自由に使える資産が比較的多い傾向にあるため、「守りの投資」よりも「攻めの投資」をしやすいと言える。

そのため、攻めの投資はリスクが高いがリターン(利益)も多いため、スピーディーに資産を増やせるのだ。

また、運用目標を達成するまでの期間も長い傾向にあるため、長期運用をする場合はリスクを軽減できる。

20代におすすめ!新NISA成長投資枠の投資商品と運用例を紹介

20代におすすめの投資商品と運用例を解説するので、投資プランの作成時に役立ててほしい。

20代におすすめの新NISA成長投資枠の投資商品

20代向けの投資商品を紹介するので、候補の1つとして検討してみてはいかがだろうか。

株式:NTT(日本電信電話)

スマートフォンでも有名な「NTTドコモ」をはじめ、データ通信サービスやICT(情報通信技術)で日本を支えてきた企業である。

通常、日本株式は100株単位でしか購入できず、NTTの株式を購入したい場合は2023年6月末までは約40万円の費用が発生した。

しかし、2023年7月1日から「1株=25株」になる株式分割を行ったため、2024年2月時点で約2万円でNTTの株式を購入できるようになった。

保有期間によってdポイントを受け取れるため、ドコモユーザーやドコモユーザー以外にも人気の株式である。

投資信託:eMAXISSlim米国株式(S&P500)/eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)

最近、投資信託の中でも特に注目度が高いのが「eMAXISSlim米国株式(S&P500)/eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)」である。

業界の中でも特に信託報酬が安いため、eMAXISSlimシリーズの商品は「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023」でも10位以内に5商品が選ばれるほどだ。

【eMAXISSlimシリーズランキング】

  • 第1位
    • eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)
  • 第2位
    • eMAXISSlim米国株式(S&P500)
  • 第5位
    • eMAXISSlim全世界株式(除く日本)
  • 第6位
    • eMAXISSlim先進国株式インデックス
  • 第9位
    • eMAXISSlimバランス(8資産均等型)

eMAXISSlim米国株式(S&P500)は世界中の投資家に人気のS&P500の動きを目指した投資信託であり、iPhoneで有名な「APPLE INC」などが組み込まれた投資信託だ。

eMAXISSlim全世界株式は、先進国と新興国の株式が組み込まれているので、投資先(国)を分散できる投資信託である。

投資信託名eMAXISSlim 米国株式(S&P500)
信託報酬0.09372%
参照:楽天証券「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 投資信託 | 楽天証券」
投資信託名eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)
信託報酬0.05775%
参照:楽天証券「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 投資信託 | 楽天証券」

20代が成長投資枠の商品を選定する時のポイント

資産運用はリターンとリスクが比例しているため、「もっとスピーディーに増やしたい」とハイリターン商品を選ぶとハイリスク投資をすることになる。

そのため、自分のリスク許容度に合った商品を選ぶことが資産運用で成功するための重要なポイントだ。

リスク許容度とは、資産運用で損失が発生した際に耐えられるラインを指し、明確に決めておくことで自分に合った金融商品を選ぶための基準になる。

以下では、リスクレベルを順番に並べているので確認してほしい。

リスクレベル金融商品
低い

















 高い
預貯金
国内債券
外貨建て保険
外貨預金
外国債券
不動産
変額保険
変額個人年金
株式型の投資信託
株式

このようなリスクレベルになり、上記の中では株式投資がリスクが高いと一般的に考えられている。

そのため、同じ投資信託でも株式100%の投資信託と、株式・債券・不動産と複数の金融商品を組み合わせたバランス型の投資信託を比べると、株式100%の投資信託の方がリスクが高い。

20代の方は運用期間が長いので株式100%の投資信託がおすすめだが、「投資に抵抗が強い…」という方はバランス型の投資信託を選ぶ選択も1つだろう。

すべての方に合う金融商品はないため、性格・貯蓄・収入などさまざまなポイントから自分に合った金融商品を見つけていこう。

20代におすすめの新NISA成長投資枠の運用例

新NISAでできる20代におすすめのポートフォリオの例を紹介する。

なお、いつ新NISAを始めるかによって適切な運用法は変化する可能性が高い。

年代別の新NISA成長投資枠での運用戦略についてまとめた記事もあるので、今後の参考にしてみてはいかがだろうか。

投資信託

現金(貯蓄)・保険などの他に、投資信託をはじめるのもおすすめだ。

上記で紹介した通り、長期運用になればなるほどリスクを軽減でき、複利効果を発揮できる。

投資信託は毎月100円の投資額から運用をはじめられ、プロが代理で運用してくれるため、初心者でもはじめやすい金融商品だ。

そのため、「金銭的余裕がない…」という方でも気軽にはじめやすいので、無理のない範囲で資産運用をスタートさせるのがおすすめである。

株式と投資信託を組み合わせる

株式の方がリスクはあるが、20代の方は他の世代よりもチャレンジしやすい傾向にあるため、リスク許容度に合った範囲で投資するのもいいだろう。

高配当株を狙い資産を増やす、愛用ブランドの株式を購入し株主優待で商品を安く購入するなど、人によって楽しみ方はそれぞれだ。

すべての資産を株式に使うのはリスクがあるため、投資信託でコツコツと運用することも重要なポイントである。

投資信託の多様性

上記「商品選定時のポイント」で紹介した通り、金融商品にもさまざまなリスクレベルがあり、自分に合った商品を選ぶことが重要だ。

「守りの姿勢でお金を増やしたい」と考える方は、株式100%の投資信託とバランス型の投資信託を保有するなどの組み合わせもおすすめだ。

また、「世界的な非常事態に備えたい」などの希望があれば「金投資信託」を選び、不動産投資に興味があれば「不動産投資信託(REIT)」を選ぶのもいいだろう。

1つの投資信託に縛る必要はないため、興味のある分野や運用への積極性などからバランスを調整するといい。

20代必見!新NISAの成長投資枠ではじめる長期的な資産形成

新NISAで長期的な資産形成をはじめるための、基礎知識を解説していくのでぜひ参考にしてほしい。

20代の新NISA成長投資枠における投資計画の重要性

新NISAを活用して資産運用を行う場合、投資計画が非常に重要になる。

「友達がしているからはじめよう」という流れではじめてしまうと、運用で失敗する可能性が高い。

そのため、上記「商品選定時のポイント」で紹介した通り、自分のリスク許容度に合った金融商品を選ぶことが重要だ。

しかし、投資計画を立てることは投資初心者からすれば少しハードルが高いだろう。

そのような方は、投資アドバイザーにアドバイスやサポートを求めると、理想的な結果を手にできる可能性が高い計画の提案をしてもらえるのでおすすめだ。

下記「20代からはじめる新NISAの相談先はどこがいい?」では、投資アドバイザーについて紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。

資産増加のための長期投資の実践とその効果

長期投資は、上記「20代にとっての成長投資枠のメリット」で紹介した通り、運用期間が長ければ長いほどリスクを軽減できる。

しかし、長期投資の効果はそれだけではなく、運用期間が長いほど「複利」の効果を発揮できるので、リターンがリターンを呼ぶ流れを作れるのだ。

複利とは

複利とは、元本にリターンを組み込んで運用する方法を指す

例)100万円の元本で10万円のリターンが出る→110万円で運用を続ける

20代の新NISA成長投資枠におけるリスク管理と分散投資の重要性

資産運用は、分散投資をすることでリスクを軽減できるのだ。

分散投資とは、複数の金融商品・銘柄・投資先(国など)に資産を分散させる方法を指す。

単独で分散投資を行うとなると、まとまった資産と専門知識が必要になるため、投資信託を選ぶのもいい選択だと言える。

投資信託は分散投資で運用されているので、投資信託を購入するだけで分散投資が可能だ。

20代から新NISA成長投資枠で運用を始めるなら誰に相談するべき?

20代の方は他の世代に比べると運用期間が長いので、専門家のアドバイスを踏まえた上で運用すると、将来豊かな結果を受け取れる。

ここでは、おすすめの専門家について解説していくので、ぜひ参考にしてほしい。

投資アドバイザーへの相談のメリット

投資アドバイザーに相談すると得られるメリットは、「①個人に合わせた運用ができる」「②もしものシーンに備えられる」「③お金と向き合える」というポイントだと言える。

個人に合わせた運用ができる

年収・貯蓄額・運用目的・運用期間などが個人によって違うため、最適な運用プランは異なる。

そのため、「オーダーメイドプラン」こそが理想的な運用結果を手に入れるための近道だと考えられるだろう。

しかし、資産運用の知識が浅い方は

「どの金融商品を選べばいいの?」

「本当にこれで大丈夫?」

などの疑問点が浮かび、自信がないまま運用するケースも多い。

自信がない状態で運用すると正しい判断ができず、元本割れする選択をしてしまう可能性がある。

不安な気持ちを払拭した状態で運用目的を達成するためにも、投資アドバイザーへ相談することがおすすめだ。

もしものシーンに備えられる

投資アドバイザーに相談できる環境があれば、保有している金融商品の価格が下落したタイミングで焦ることなく冷静に対処できる。

保有している金融商品の価格が下落すると、「早く売らないと損をする…」と焦ってしまうだろう。

しかし、長期運用が前提の投資信託など「すぐに売らない方がいい金融商品」もあるため、売却するタイミングを見極めなければならない。

専門知識が深い投資アドバイザーからアドバイスをもらえる環境があれば、すぐに対処方法を教えてもらえるので安心して運用を継続できるだろう。

お金と向き合える

投資アドバイザーは、新NISAを活用した資産運用以外の知識を深く持ち合わせているため、長期的なサポートを受けられるのだ。

担当者の保有資格によってサポート範囲は異なるが、代表的な例で言うと「保険・不動産・相続(贈与)」などが挙げられる。

所得(副業・退職金・保険金)と税金の関係性は非常に複雑なため、1度で理解できないケースも珍しくない。

しかし、専門知識がある投資アドバイザーのサポートがあれば解決できる問題も多いため、積極的にお金と向き合えるように変化していくだろう。

人生を豊かにするためには、「お金」は大切な部分だからこそ、専門知識のある投資アドバイザーのサポートを受けることを推奨する。

IFAの役割と相談するメリット

投資アドバイザーには複数の種類があり、その中でも「IFA」をおすすめしたい。

なぜなら、金融機関から独立しているので相談者のための提案ができる。

金融機関のアドバイザーは会社の方針に従わなければならないため、相談者のために考えながら会社にも利益が出るように動いている。

そのため、ノルマや会社の利益となる商品をおすすめされるケースもあり、金融商品の種類も少ないため、本当に相性のいい商品と出会いにくい。

だが、IFAは金融機関から独立した上で業務委託契約をしているため、相談者ファーストで動ける立場にいる。

業務委託契約は複数の証券会社と結べるため、数多くの種類から相談者にとって最適な金融商品の提案やサポートが可能だ。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」の活用法とその効果

最短ルートで理想的なIFAを見つけるためには、「資産運用ナビ」を活用することをおすすめする。

「IFAに相談したい」と考える方は、より専門知識が深く、経験豊富なIFAを探したいと考えるだろう。

しかし、相談者の条件に合ったIFAを見つけるためには時間がかかり、理想的なIFAを見つけられないのが現実だ。

時間がかかる問題を解決する方法が、IFA検索サービスの「資産運用ナビ」を活用することである。

「資産運用ナビ」の公式サイトから「無料検索」を選び、相談したい内容・面談方法・日程調整の連絡方法などを入力するだけでアドバイザーとマッチング可能だ。

情報入力もシンプルな内容なので最短60秒で無料でアドバイザーを見つけられるので、ぜひ活用してほしい。

20代から新NISA成長投資枠で運用を始めよう

20代の方におすすめの新NISA「成長投資枠」の活用方法は、株式投資などの積極的な投資に無理のない範囲でチャレンジするということだ。

投資信託で資産を守り、増やしながら株式投資を行えば、将来のために効率的に資産を増やせるだろう。

株式投資に抵抗がある方は、なるべく早い段階から投資信託を保有するのもおすすめである。

リスクレベルに合った投資信託を選び、自分が安心できる状態で運用を継続させられれば、将来理想的な結果を手に入れられるだろう。

しかし、資産運用や新NISAは複雑なポイントが多いため、「これでいいのかな?」と不安になる方も多い。

そのような方は、IFAなどの投資アドバイザーにサポートを受けるといいだろう。特に、IFAは相談者に寄り添った提案が可能だ。

「資産運用ナビ」では無料でIFAとマッチングできるため、ぜひ活用してほしい。

20代、新NISA、成長投資枠に関するQ&A

20代が新NISAで成長投資枠を最大限利用する方法は何ですか?

20代が新NISAで成長投資枠を最大限利用する方法は、株式投資にチャレンジしながらコツコツと投資信託で資産を増やしていく方法である。

また、投資額に余裕がある方はつみたて投資枠を活用しながら運用するのもおすすめだ。

若年層に適した投資商品の選び方を教えてください。

若年層に適した投資商品の選び方は、自分のリスク許容度に合った金融商品を選ぶことだ。

上記「商品選定時のポイント」では、金融商品別のリスクレベルを紹介しているので、リスクを把握しながら運用を進めていこう。

長期的な資産形成のために新NISAをどう活用するべきですか?また、運用成績を効果的に追跡・評価する方法はありますか?

新NISAは、非課税期間が無期限のため長期運用に向いている。

そのため、投資信託と相性がいいと言えるだろう。

長期運用を行うことでリスクを軽減でき、運用期間が長いほど複利効果を発揮できるので資産を増やしていきやすい。

上記「新NISAではじめる長期的な資産形成」では詳細に解説しているので、参考にしてほしい。

運用成績を評価する方法として、ROI(Return On Investment:投資利益率)がある。

これは投資した資本に対し、どれだけ利益が上がったかを表す指標だ。

計算式
ROI(%)= [利益] ÷ [投資額] ×100

自分の資産状況から定期的にROIを算出し、自身の運用成績、つまり投資に対する創出利益を確認しよう。

20代が成長投資枠での運用で特に注意するべきリスクは何ですか?若年層にありがちな失敗例も教えてください。

資産運用の際には、生活費と投資資金のバランスを考えながら、投資を行おう。

投資資金は、毎月の収入から生活費を差し引いた生活余剰資金をあてるようにしよう。

たまたま上げ相場のときに投資を始めた結果、少なくない利益を手にして、その幸運に味を占めてしまう場合がある。

より大きな利益を狙い大金を投資したが、下げ相場となり大損し、取り戻そうと資金投入して傷口を広げる結果になることもある。

このようなことにならないように、利益が得られても得られなくても、投資は生活余剰資金内で行うように心がけよう。

20代の場合、どのくらいの期間で資産形成を見込むべきですか?

新NISAの非課税保有限度額(1,800万円)が埋まるまで、資産形成を目指そう。

どのくらいの期間をかけて、資産を1,800万円にするかは、投資の目的や年間の投資予算によって異なる。

投資目的を、定年後の生活費の備えとして考えるのであれば、30~40年かけて1,800万円に達するように努めればよい。

急ぐ必要はないので、着実に投資を続けるように心がけてほしい。

20代は成長投資枠とその他の投資手法をどのように組み合わせるべきですか?

成長投資枠と組み合わせるべき投資手段として、iDeCo(個人型確定拠出年金)がある。

これは運用益が非課税になるだけではなく、掛金には所得控除があり、受け取る際には税制優遇もある。

ただしiDeCoは60歳になるまで資産は引き出せず、国民年金を払い込んでいない人は利用できないというデメリットがある。

成長投資枠を用いた資産形成の中で、短期的な市場変動にどう対応するべきですか?

短期的な市場変化に一喜一憂しないことだ。

投資信託やETFは、投資先が分散されているため、市況が回復すれば、価格も元に戻るはずだ。

一方で株式を発行する企業には破綻リスクがあるため、株式投資の場合には、株価の推移を定期的に見守るように心がけよう。

株価が下落を続けている場合は、企業の経営状況を調べたうえで、株式売却を検討することが必要な場合もある。

どのような場合でも、市況が下落したからといって、安易に投資資産を売却することは避けるべきだ。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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