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丸三証券の特徴と評判を徹底解説!なぜ投資家に選ばれているのか

この記事で解決できるお悩み
  • 丸三証券のサービスにどのような特徴があるのか知りたい
  • 丸三証券の評判が知りたい
  • 運用相談をどこにするべきかわからない

創業明治43年の非常に長い歴史を持つ丸三証券。

中規模の証券会社として堅実な経営を続ける丸三証券だが、具体的にどのようなサービスを提供しているのか、利用するメリットやデメリットが何であるか分からない人も多いだろう。

本記事では、これから資産運用を始めようと思っている人に向けて、丸三証券の会社概要や提供するサービス内容と特徴、さまざまな評判をまとめた。

丸三証券を利用するメリット・デメリット、利用が向いている人の特徴、資産運用の際のおすすめな相談先についても紹介している。

資産運用を始めるにあたって、どの証券会社を利用すべきか悩んでいる人は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみていただきたい。

また、丸三証券のような対面証券の評判とその特徴についてはこちらにまとめてあるのでぜひ見てほしい。

目次

丸三証券のサービス内容

資産運用を始めるには証券口座の開設が必須であり、丸三証券に限らず、各証券会社の特徴の理解が欠かせない。

ここでは、丸三証券の会社概要や提供するサービス内容と特徴をまとめた。

以下の内容をもとに、まずは丸三証券の概要を把握しよう。

丸三証券の会社概要

丸三証券の会社概要は下表のとおりである。

会社名丸三証券株式会社
本社東京都千代田区麹町3-3-6
創立1910年1月
代表取締役菊地稔
従業員数1,098人(2023年3月末時点)
営業拠点数29ヶ所(2024年5月時点)
資本金100億円
純資産460億8,600万円
(2023年3月末時点)
自己資本比率67.86%(2023年3月末時点)
出典:丸三証券株式会社「有価証券報告書」

丸三証券は明治43年1月に丸三多田岩吉商店として営業を開始し、110年を超える歴史のある証券会社だ。

他の証券会社を買収することなく着実に規模を拡大し、昭和58年12月に総合証券会社となっている。

平成8年3月に資本金を100億円に増資し、翌年の平成9年にはオンライントレードサービスを開始した。

なお、このオンラインサービスは「マルサントレード」という名前で利用されていたが、令和4年7月、同事業等に関する権利義務は岡三証券に承継されている。

2023年3月期の決算報告によると、同期の営業収益は149億3,100万円で、前期に比べて約35億円減少している。

経常利益は、前期に比べ約28億円減少して8億5,200万円であった。

預かり資産の推移を見ると、2022年の第二四半期につけた2兆2,423億円から減少し続けていたところ、2023年の第四四半期で1兆8,581億円となっており、資産額は増加に転じている。

丸三証券が提供するサービス

丸三証券では、店舗での国内・海外株式や債券等の売買はもちろん、「MARUSAN-NET」という、担当営業員のアドバイスとインターネットトレードを融合させた取引が可能だ。

総合口座を使った資産運用はもちろん、NISA口座を開設して新NISAを始めることも可能である。

ほかにも、「投信NAVI」と呼ばれる国内約3,200本の投資信託を収録したデータベースを活用した、投資信託のトータルリターンを簡単に確認できる機能も用意されている。

いままで受け取った分配金はいくらなのか、実際のところどれくらい利益が出ているのかなど、一目瞭然にできる機能だ。

買い付け日以降のパフォーマンスをチャート化したり、同じ分類の投資信託とパフォーマンスを比較することもできるため、投資判断に役立てられるだろう。

また、丸三証券のホームページでは、「相続贈与まるわかりガイド」というコラムも充実している。

資産承継にまつわる外部の専門家の紹介を受けられるだけでなく、株式や債券などの生前贈与に関するサポートなども充実している。

丸三証券の特徴

丸三証券の特徴として、創業110年を超える長い歴史があることから、地域に根付いて窓口での取引に力を入れている点が挙げられる。

2024年5月時点で合計29店舗を構えており、関東圏では群馬県に4店舗、神奈川県と千葉県にそれぞれ2店舗、埼玉県と栃木県に各1店舗など、各エリアに拠点を用意している。

ほかにも、新潟県・愛知県・広島県・福岡県に各2店舗を構えており、全国各地に窓口を設けて、地域に密着した営業を進めている点は大きな特徴と言えるだろう。

一方で、丸三証券では昭和62年からパソコンによる投資情報サービスである「ホームトレードサービス」を開始したり、平成9年にはオンライントレードサービスをスタートさせたりするなど、オンラインへの対応も比較的早期に取り組んでいるのも特徴的だ。

現在も提供しているMARUSAN-NETサービスは平成17年(2005年)に提供を開始しており、スマホが普及する相当前からオンライン対応に力を入れている。

この点、他の中規模証券会社とは異なる戦略である。

いちよし証券や極東証券の場合は対面取引を重視しており、極東証券においてはオンライン取引に対応していない。

110年を超える歴史のある企業でありながら、戦略を柔軟に変えている点も、丸三証券ならではの特徴と言えるだろう。

丸三証券の評判とは?

丸三証券の会社概要やサービス内容などは先述したとおりだが、実際の評判や口コミが気になる人も多いだろう。

ここでは、丸三証券の良い評判や悪い評判を紹介しつつ、顧客満足度や信頼度もまとめた。

資産運用を始めるにあたって証券会社の評判をチェックしたい人は、以下の内容をぜひ参考にしてみてほしい。

丸三証券の顧客満足度や信頼度について

MONEY TIMESがまとめた国内の証券会社ランキング調査によると、丸三証券は時価総額ランキングで第9位に位置している(時価総額647億円、2024年2月16日終値基準)

第1位は野村ホールディングスの2兆6,197億円だった。

そのほかにランクインしているのが大和証券グループやSBIホールディングス、マネックスグループなど、大手証券会社やネット証券会社が名を連ねている。

丸三証券は創業から110年を超える老舗企業であることは先述したとおりだが、他の証券会社と比べても、企業の存続期間の長さは5本の指に入るほどである。

長期にわたって経営を続けられる地盤の強さや経営的な体力などは、信頼感や安心感につながるだろう。

定量的な調査に基づく顧客満足度は明らかではないものの、時価総額や創業からの歴史という点からは、十分信頼できる企業である。

良い評判の例

丸三証券の評判のなかでも、プラスな評判としては以下のような内容が見受けられた。

  • 今まで利用した証券会社のなかで3つ目の会社だが、安定投資向けのさまざまな便利なサービスを利用できる。アナリストの講演や証券税制セミナーなどに参加し始めて、効率的に投資ができるようになった。満足できる工夫されたサービスを提供していると感じる。
  • IPOに申し込む際、他社の場合は株式の購入に必要な資金を準備する必要があるが、丸三証券の場合は資金不要でIPOに申し込める。
  • 投資で必要な企業の情報や、日経会社の情報も無料で閲覧できる。投資に関する情報量も多いため、用途に応じて有効活用できる。

寄せられた口コミにあるように、丸三証券では金融商品ごとの仕組みやリスクといった基本的な情報はもちろん、投資先に関する情報を容易に収集できる。

ホームページの見やすさは人によって判断が分かれるものの、必要な情報が体系的にまとめられているため、投資初心者も資産運用を始めやすいだろう。

悪い評判の例

一方、丸三証券には、以下のようなマイナスな評判も散見される。

  • 販売員のおすすめする株を購入した8銘柄はすべてマイナスだった。買い時や売り時のアドバイスはあるもののすべて損失が出ており、高い手数料を払って損失だらけな状況になっている。
  • 毎日のように電話がかかってきてしつこい。
  • 母が高齢のため生前贈与をしようとしたところ、すごく時間がかかって快く手続きが進まなかった。冷たい会社だと感じている。

最終的な投資判断は自己責任であることは言うまでもないが、マイナスな口コミとして、大きな損失が出ている旨が多数寄せられている。

投資においてリスクとリターンは表裏一体であり、リスク許容度に合わせた投資が重要だ。

営業担当からの勧誘や紹介に関して、この点はどの証券会社においても共通するだろう。

資産運用をする際は、自ら定めた目的を達成できるような商品選びをサポートしてもらえるアドバイザーを見つけることが重要である。

丸三証券はどんな投資家に向いているのか

丸三証券は、これから投資を始めようと思っている人や、窓口で担当者と相談しながら資産運用を進めたい人に向いているだろう。

ここでは、丸三証券を利用するメリットやデメリット、どのような投資家におすすめなのかについてまとめた。

以下の内容も踏まえて、丸三証券で証券口座を開設すべきかどうか検討しよう。

丸三証券のメリット

丸三証券を利用するメリットとしては以下が挙げられる。

丸三証券のメリット
  • 店舗の窓口で相談しながら資産運用を進められる
  • インターネットでもアドバイスを受けながら取引できる
  • 創業からの長い歴史があることの安心感を得られる

丸三証券は全国に29店舗を構えており、関東圏の人はもちろん、各地方都市にお住まいの方であれば利用できるはずだ。

対面で相談しながら資産運用を進めたい人にとっては、店舗へのアクセスのよさは重要なポイントになるだろう。

一方、丸三証券ではインターネットからも注文できる。

また、インターネット上で担当者からアドバイスをもらえるため、店舗に行けない人にとっても大きなメリットになるはずだ。

さらに、創業110年以上の歴史もあることから、破綻するリスクは考えにくく、安心して取引できるのではないだろうか。

丸三証券のデメリット

丸三証券を利用する際のデメリットとしては以下の点が挙げられる。

  • ネット証券会社に比べると手数料は高い
  • インターネット取引の場合は扱える商品が限定的
  • 生活圏に店舗がないことが多い

丸三証券の場合、国内株式を注文する際の手数料は最低2,750円(税込)である。

100万円の国内株式を取引した場合、手数料は12,056円(100万円×1.067%+1,386円)かかり、ネット証券会社に比べると負担は相当大きくなる。

もちろん、手数料に見合うだけのサービス・コンサルティングを受けられるのであれば、十分価値を見出せるだろう。

ほかにも、インターネット経由の場合、海外の取引市場に上場している株式などは取引できない。

インターネット上であらゆる取引ができるわけではない点も、利便性に欠けるだろう。

また、店舗に赴いて相談したい場合、生活圏に店舗がなければ利用できない。

全国に29店舗を構えているものの、地方に住む人の場合、窓口に行って相談するのは難しいだろう。

どんな投資家に向いているのか

丸三証券は、これから資産運用を始めようと思っている人や、パソコンでの取引にも抵抗感がない人におすすめな証券会社だ。

生活圏に店舗があればいつでも窓口で相談できるため、疑問や不安を解消しながら資産運用を始められるだろう。

また、ホームページ内には投資判断に役立つ情報や、セミナー情報なども多数掲載されている。

投資について学びを深めるという意味においても、丸三証券は使い勝手がよいだろう。

丸三証券の場合はインターネット取引も可能であり、パソコン操作に抵抗感がない人や、自宅からでも取引したい人にとっては、有力な選択肢となるはずだ。

丸三証券での資産運用の相談は誰にするべきか?

資産運用に関する相談をするとなれば、最初に思い浮かぶのが金融機関の担当者だろう。

証券会社に勤める営業担当であり、何か要件があれば担当者に連絡を取るのが一般的だ。

大手証券会社やネット証券会社であれば、AIによるロボアドバイザーを用意し、投資目的や自身の状況などから、最適な投資手法のアドバイスを受けられるケースもある。

ほかにも、独立系ファイナンシャルアドバイザーであるIFAに相談する人も増えている。

ここでは、資産運用における専門家の重要性や、近年の証券会社の傾向などをまとめた。

資産運用をどのように進めるべきか考える際の参考にしてほしい。

近年の対面証券の傾向とデメリット

対面証券とは、丸三証券や野村證券・大和証券などを始めとする、店舗を構えて営業している証券会社の総称である。

近年では、大手証券会社を筆頭にオンラインシフトを急速に進めている。

丸三証券や東洋証券など、一部の中堅証券会社もオンライン対応を進めているが、ネット証券会社の普及に伴い、対面証券会社は苦戦を強いられているのが実情だ。

中規模の証券会社の場合、敢えて対面取引に注力する戦略をとっている場合もあるものの、手数料に見合うだけの価値があるかどうかは一概に言えない。

また、担当者からの勧誘が強い傾向にあるのは否めず、自身の業績を上げるための提案を受けるケースも多いようだ。

資産運用は生涯をかけて行うのが通常であり、金融機関の担当者の場合は異動により担当者が変わる可能性も大きい。

異動によって担当者との相性が悪くなってしまうと、資産運用に関する相談もしづらくなる場合もあるだろう。

資産運用における専門家の重要性

資産運用をするにあたって、専門家の存在は欠かせない。

なぜなら、目的は人によって異なるのはもちろん、資産額や家族構成、勤続年数など、状況も千差万別であり、それぞれに最適な投資手法があるからだ。

また、同じ人であってもライフステージによってリスク許容度は異なり、フェーズによって投資する商品のバランス・割合は変わるものである。

そのため、「万人に共通するおすすめな投資手法」というものは存在せず、客観的な立場からアドバイスをもらいつつ、自分にフィットした投資手法を見つけることが重要なのだ。

IFAという選択肢、IFA検索サービス「資産運用ナビ」の活用法

資産運用に関する相談をするなら、IFAが特におすすめである。

IFAは金融機関の担当者と異なり、特定の金融機関に所属しないため、より中立的な立場からあなたに最適な金融商品の提案をしてくれる。

IFAは地域に根付いて活動していることもあり、生涯にわたって資産運用に関する相談に乗ってくれるのも大きなメリットだ。

IFAの検索サービスである「資産運用ナビ」を利用すれば、あなたの居住地や資産額、投資目的などからIFAを絞り込み検索できる。

条件に合うIFAを簡単に見つけられるうえ、初回相談は無料だ。

「資産運用ナビ」を使って、まずはIFAと相性が合うかどうか、気軽に相談することから始めてみるとよいだろう。

丸三証券の評判をもとに資産運用の進め方を考えよう

丸三証券は、創業110年を超える老舗の証券会社で、窓口で相談しながら資産運用を進められるだけでなく、インターネットで取引もできる使い勝手のよさが魅力である。

投資判断に役立つ情報やセミナーも開催しており、資産運用について学びながら投資できるものの、手数料の高さや、金融機関の担当者からの勧誘のしつこさに関する口コミが多数寄せられている。

対面の証券会社は手厚いサポートを受けられるものの、自社商品しか扱っておらず、ノルマを達成するための勧誘を受ける可能性も高い。

この点、IFAであればノルマもなく、より公平中立な立場から、相談者に最適な金融商品の提案を受けられる。

IFAの検索サービスである「資産運用ナビ」なら、条件を入力して希望に合うIFAを簡単に見つけることが可能だ。

初回相談は無料なので、まずは実際に相談してみて、IFAとの相性を判断してみるとよいだろう。

本記事の内容を参考に、あなたに合う方法で資産運用を進めてほしい。

丸三証券の評判に関するQ&A

丸三証券は投資家からどのような評価を集めていますか?

丸三証券に寄せられた評判のなかには、「勧められた商品で損をした」という内容が特に多かった。

一方、投資判断をする際に役立つ情報が多数用意されている旨の評価も寄せられている。

丸三証券でNISAを始めるメリットは何ですか?

丸三証券では、NISAに関する情報を分かりやすく整理している。

年代別のNISA活用スタイルも紹介しているので、NISAの始め方に迷っている人は大いに参考になるだろう。

口座開設には何日かかりますか?

口座開設は店舗で行う必要があり、必要書類と本人確認書類の写しを提出しなければならない。

口座開設には審査があり、日数を要する場合があるという旨が記載されているが、数日もあれば口座は開設できるだろう。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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