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3億円で資産運用するなら?おすすめの投資方法を解説

この記事で解決できるお悩み
  • 3億円で資産運用を始めたい
  • おすすめの運用プランが知りたい
  • 運用で損失を出したくない

3億円で資産運用を始める際は、事前の準備や運用戦略の立て方に注意が必要だ。

本記事では、3億円を運用する際の注意点や失敗しないための方法について詳しく解説する。

3億円でのおすすめの運用プランも紹介しているため、ぜひ参考にしてみてほしい。

資産運用の適切な金額はいくらなのか、より詳しく知りたい人は下記の記事を参考にするといいだろう。

資産運用の適切な金額について、分かりやすく解説されている。

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目次

3億円で資産運用を始めるには

3億円で資産運用を始めるには 資産運用ナビ

3億円で資産運用を始める場合は、あらかじめ準備しておくべきことや、運用にあたって知っておくべきことがいくつかある。

資産運用を始める前に準備するべきこと

資産運用を始める前に、まずは運用目標を明確化した上で、自分のリスク許容度を把握しよう。

今後予定しているライフイベントや家族構成などから、何のために運用を行い、どのくらいの期間運用を継続するかをイメージしておくことで、適切な運用計画を立てやすくなる。

子供の教育資金の準備や老後資金の準備、起業のための資金準備など、自分の理想とする人生のためにどのように運用すべきかを検討しよう。

3億円という大きな資金を元手に資産運用を始める場合は、少額で運用を始める場合に比べて運用の自由度を高められるというメリットがある。

株式や債券、投資信託など一般的な金融商品に加えて、プライベートバンクや不動産投資、ファンドラップ、私募ファンドなどの富裕層向けの投資商品にも挑戦できるため、さまざまな運用方法を選択肢に入れるのをおすすめする。

数ある運用方法の中で、自分に適した運用方法を選ぶためには、リスク許容度の把握も重要だ。

リスク許容度とは、どの程度リスクを受け入れられるかという度合いのことで、一般的に金融資産が大きい人は金融資産が小さい人に比べてリスク許容度が高い傾向がある。

しかし、リスク許容度はその人の年齢や性格、家族構成、収入の状況などによっても変化するため、自分の状況を踏まえた上でどの程度リスクを取れるかを考えてみよう。

口座開設〜金融商品購入までの流れ

資産運用を始める場合は、証券会社で取引口座を開設することから始めてみよう。

ここでは、SBI証券を例にして、口座開設から金融商品の購入までの流れを解説する。

口座開設から取引までは、以下の流れで手続きを進めていく。

  1. 口座開設申し込み
  2. 本人確認書類の提出
  3. 口座開設完了通知の受け取り
  4. 初期設定
  5. 取引資金の入金
  6. 購入したい銘柄の取引

まずは、SBI証券のホームページから口座開設申し込みボタンを教えて、メールアドレスや氏名・住所等の情報を入力して、口座開設を申し込む。

SBI証券の場合、「ネットで口座開設」を選べば、オンラインで本人確認手続きが完了する。

スマートフォンがあれば、マイナンバー確認書類及び本人確認書類をその場で撮影するだけで手続きが行えて便利だ。

オンラインで本人確認を行う場合、取引開始までは最短翌営業日となっており、すぐに取引をしたいという方にもおすすめだ。

提出書類の審査等が完了したら、メールや郵送にて口座開設完了通知が送られる。

取引パスワードの設定などの初期設定を行えば、取引を始められる状態となる。

あとは、口座に取引資金を入金して、購入したい商品や数量を選んで発注すれば完了だ。

3億円を運用した時の期待リターン値

3億円を運用した際に、どれだけのリターンが期待できるかを確認していこう。

下記は、3億円を元手に任意の運用期間・運用利回りで運用を継続した場合のシミュレーションだ。

スクロールできます
利回り3年間の運用結果5年間の運用結果10年間の運用結果20年間の運用結果
3%3億2,781万円3億4,778万円4億317万円5億4,183万円
5%3億4,728万円3億8,288万円4億8,866万円7億9,598万円
7%3億6,751万円4億2,076万円5億9,014万円11億6,090万円
※年1回の複利計算、手数料・税金等は考慮していない
出典:野村證券 マネーシミュレーター「みらい電卓」

シミュレーション結果をみてわかるとおり、利回りが高く運用期間が長いほど、大きな運用成果を得られる。

長期間運用を行うと、複利効果によって効率よく資産を増やせる。

複利効果とは、運用によって生まれた利息を元本に組み込んで再投資することで、利息が利息を生む効果のことだ。

複利効果は運用期間が長くなるほど大きくなるため、より効率よく資産を増やすことを考えるのであれば、長期間の運用を前提にするのをおすすめする。

どの程度の利回りで運用できるかは、運用商品や運用スタイルなどによっても異なるが、安定的な運用を目指す場合、年利5%〜7%程度を目安にするのが現実的だろう。

株式などハイリスク・ハイリターンな商品を多く組み入れれば、その分期待リターンは上がるが、損失が生じた際のリスクも大きくなる。

逆に、債券のような安全性の高い商品を資産に多く組み入れると、損失が生じるリスクは小さくなるものの、期待できるリターンも小さくなる。

3億円の資産運用におすすめの戦略

3億円の資産運用では、「大きく資産を増やす」ことよりも「資産を減らさない」ことを重要視すべきだ。

ここでは、資産運用で損しないための運用戦略を解説する。

長期・積立投資を基本戦略にする

資産運用にリスクはつきものだが、運用方法を工夫することで投資のリスクを軽減することが可能だ。

代表的な方法としては、「長期投資」と「積立投資」の2つの方法が挙げられる。

長期投資は、数年〜数十年単位の長期にわたって運用を継続する投資方法だ。

数日〜数ヶ月といった短期間で投資を行う場合は、少しの値動きにも敏感に反応して、都度売買を行う必要がある。

一方、長期投資では数年〜数十年といった未来を見据えて投資を行うため、短期間の価格の変動はそれほど気にせずに投資を行える。

また、金融商品の価格が短期間でマイナスになったとしても、その後時間をかければ元の水準に戻るケースは多い。

時間を味方につけて投資を行うことで、効率的に資産を増やしつつ、リスクを減らしながら投資を継続できる。

また、定期的に一定の金額を購入し続ける「積立投資」の実践も、リスクヘッジの観点で有効だ。

毎月など決まった頻度で同じ金額を投資することで、「金融商品の価格が高い時は多く購入し、価格が安いときは少なく購入する」といった投資方法を実践することになる。

長期的に積立投資を続けることで、徐々に購入単価が平均化されていき、リターンを得やすくなるというメリットがある。

各投資手法のリスクを理解して選ぶ

金融商品への投資を始める際は、なんとなく商品を選ぶのではなく、各商品や投資手法のリスクをよく理解した上で、自分に合ったものを組み合わせるのが重要だ。

自分の持っている資産を、預貯金や株式、債券、不動産などにどのように配分するかという組み合わせのことを「ポートフォリオ」と呼ぶ。

3億円の資産を運用する際は、ポートフォリオをどのように組めば適切に運用できるかについて、リスク・リターンの両面から考えることをおすすめする。

例えば、資産のすべてを国内株にしていた場合、日本国内の経済が悪化したり、日本国内の金利が急上昇したりすると、一気に資産の価値が下落してしまう。

しかし、国内株と国内債券というリスク特性の異なる商品に分散投資していた場合、株式の値下がり分を債券の値上がりでカバーできる可能性がある。

さらに、国内だけではなく海外の株式や債券、不動産、金などの異なる資産に分散することで、よりリスク分散の効果が高まる。

自分の許容できるリスクと求めるリターンを把握して、異なる資産クラスの配分比率をうまく調整することで、自分に適したポートフォリオを設計できるだろう。

定期的に資産配分を見直して調整する

自分に適した資産配分で運用を開始した後も、定期的に見直しやリバランス(調整)が求められる。

運用のニーズやリスク許容度は時間の経過とともに変化するため、常に自分にとって最適な資産配分に設定することが重要だ。

また、組み入れている金融商品の価格は日々変動するため、運用を続けるうちに理想的な資産配分からずれていってしまう。

運用資産内で価格の上がった資産を売却して、価格の下がった資産を買い増すことで、元の資産配分に戻す「リバランス」を行うことも必要となる。

3億円の資産運用におすすめのプランを紹介

3億円の資産運用におすすめのプランを紹介 資産運用ナビ

3億円で運用を始める場合、どのような運用プランを組めば良いかわからないという方もいるだろう。

ここでは、運用ニーズごとに具体的な運用プランをいくつか紹介する。

ただし、ここで紹介する内容はあくまで一例であり、実際に運用を始める場合は、個人のニーズやリスク許容度に応じてポートフォリオを決定することが重要だ。

積極的にリターンを狙うプラン

積極的にリターンを狙って運用する場合、株式や不動産などのリスク資産の配分を大きくした運用プランがおすすめだ。

株式や不動産およびそれらを組み入れた投資信託の配分を7〜8割程度にすることで、経済が成長している局面で大きく資産を伸ばしやすくなるだろう。

なお、残りの2〜3割程度は債券や預貯金などの安全資産に振り向けることで、万が一相場が崩れてしまった時にも、リスクを抑えつつ最低限のリターンを確保しやすくなる。

安全性を重視するプラン

資産を増やすよりも守ることを重視して運用する場合、債券などの安全資産をポートフォリオに多く組み入れるのがおすすめだ。

資産の7〜8割を債券として、その中で国内債券や海外債券を組み合わせることで、リスクを抑えつつ一定のリターンを狙えるだろう。

残りの2〜3割は株式や投資信託、不動産などで運用するのが良い。

その場合も景気動向によって株価が左右されにくいディフェンシブ株を多く組み入れるなど工夫をすることで、価格変動リスクを抑えやすくなるだろう。

バランスをとって運用するプラン

リスクとリターンのバランスをとって運用したいという方は、リスク資産と安全資産をバランスよく組み入れたポートフォリオを検討してみよう。

資産の半分を株式や株式型の投資信託、不動産などで運用しつつ、残りの半分を預貯金や債券などの安全資産に振り向けることで、安定的なリターンが期待できる。

値動きの異なる複数の資産・銘柄に分散して投資を行うことで、幅広く収益を獲得する機会も得られるだろう。

3億円の資産運用の相談先はどこが良い?

3億円の資産運用の相談先はどこが良い? 資産運用ナビ

3億円での資産運用を始める場合、専門家に運用戦略やポートフォリオについて相談するのがおすすめだ。

ここでは、3億円の資産運用の相談先について解説していく。

資産運用における専門家への相談の重要性

3億円を運用する場合、複数の資産や銘柄に分散して投資をするのが一般的だ。

また、3億円というまとまった金額を運用に回す場合、不動産投資やプライベートエクイティなどの富裕層向けの運用商品も選択肢に入ってくるだろう。

こうした高度な商品性を持つ運用商品に投資をする場合は、しっかりと運用商品の仕組みやリスクを理解した上で、適切な運用方法を決定する必要がある。

さらに、複数の運用商品に分散して投資をする際は、定期的にポートフォリオを見直して理想的な資産配分に調整することも重要だ。

こうした資産管理は投資初心者の方や、仕事や家事などで忙しい方にとっては負担となってしまうケースもあるだろう。

そこで、資産運用の専門家を活用することで、運用にかかる手間を最小限にしつつ、適切に資産を管理できるというメリットがある。

IFA(資産運用アドバイザー)の役割とメリット

3億円の運用管理について相談する場合、IFA(資産運用アドバイザー)の活用がおすすめだ。

特定の証券会社や銀行に所属していないため、フラットな目線でのアドバイスが期待できるというメリットがある。

IFAの多くは金融機関出身者であるため、豊富な知識や経験に基づく質の高いサポートが望めるのも魅力的だ。

会社都合の転勤なども原則として発生しないため、長期的に資産運用に向き合ってくれるパートナーのような存在として捉えられるのもメリットと言えるだろう。

多額の資産を運用するときこそ、IFAへの相談を検討してみてはいかがだろうか。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」の活用法

IFAへの相談を検討する際は、自分に適したアドバイザー選びが非常に重要だ。

自分の性格や考え方に適したアドバイザーを選ぶためには、IFA検索サービス「資産運用ナビ」の利用を推奨する。

「資産運用ナビ」は、年齢や住まい、金融資産といった自分の入力内容に基づいて、全国のIFAデータベースから最もマッチするアドバイザーを自動で検索してくれるサービスだ。

自分でさまざまなIFAを検索して選択する手間が省けるため、忙しい方にもとてもおすすめだ。

検索・表示されたアドバイザーのプロフィールは個別に確認できるため、実績や経歴などを詳しくチェックした上で面談に進むかどうかの判断ができるのも使い勝手の良いポイントだ。

相談料は原則無料となっていて何度でも相談できるため、何人かのアドバイザーと面談して最もぴったりの担当者を見つけるのも良いだろう。

ぜひこの機会にIFA検索サービス「資産運用ナビ」を運用に活用してみよう。

3億円の資産運用は「減らさない」ことが重要

3億円の資産運用は「減らさない」ことが重要 資産運用ナビ

3億円を元手に資金運用を始める場合は、大きく資産を増やすことよりも資産を減らさないことを意識して運用を始めるのをおすすめする。

資産運用で失敗しないためには、長期投資や積立投資などの投資方法を駆使しつつ、複数の資産に分散して投資するのが重要だ。

本記事では、3億円のおすすめ運用プランも紹介したが、運用の最適解は人によって異なる点に注意しよう。

自分にとって最適な運用ポートフォリオが知りたいという方は、資産運用の専門家であるIFAへの相談がおすすめだ。

豊富な知識や経験に基づくアドバイスが期待できるため、長期的に運用を相談できるパートナーとしても活用できるだろう。

興味のある方は、IFA検索サービス「資産運用ナビ」を利用して、ぜひ自分とマッチするアドバイザーを探してみよう。

3億円の資産運用に関するQ&A

3億円を年利3%で5年間運用すると、リターンはどれくらいになりますか?

3億円を年利3%で5年間運用した場合、元本と運用収益を合計した金額は約3億4,778万円と計算される。

もちろん、これは運用が上手くいった場合のシミュレーション結果であり、実際の運用成果とは異なる。

ただし、年利3%という比較的保守的な運用であっても、まとまったお金で複利運用を行うことで、5年間で5,000万円弱の運用収益が見込めるというのは大きな魅力だ。

3億円の長期資産運用で意識するべきポイントは何ですか?

長期運用で意識すべきポイントは、「投資を継続する」ということだ。

長期運用を途中で辞めてしまった場合、せっかくの複利効果やリスクヘッジ効果をそれほど活かせなくなってしまう。

そのため、一度決めた運用頻度や購入金額は、運用目標を達成するまでは基本的に変更しないことが重要だ。

価格の変動が気になってしまうという方は、あらかじめ積立投資の設定を行っておくことで、感情に左右されずに機械的に売買を続けやすくなるだろう。

3億円の資産運用でリスクを適切に管理するにはどうすればいいですか?

リスク管理のポイントは「長期・分散・積立」投資だと言われている。

短期間ではなく数年〜数十年単位の長期目線で投資を継続しつつ、資産を複数の投資先に分散することで、リスクを抑えながら安定的に運用を継続できる。

加えて、毎月などの決まったタイミングで同じ金額を投資し続けることで、高値掴みを避けて購入単価を平準化できるというメリットもある。

資産運用の王道とも言われる「長期・分散・積立」投資を活用して、リスクを管理することを意識しよう。

3億円で資産運用を始めるためには、何を準備したら良いですか?

資産運用を始めるための準備としては、投資目的やリスク許容度の把握、運用ポートフォリオの設計、証券会社での口座開設などが必要となる。

自分1人で運用を始める準備を進めるのが難しいと感じる方は、資産運用のプロに相談するのも一つの手だ。

IFAに相談すれば、中立的な立場から自分に適したアドバイスを提供してもらえる。

投資目的の設定から証券会社での口座開設のサポート、銘柄選びのアドバイスまで幅広く手助けしてもらえるため、投資初心者でも安心して運用を始めやすいだろう。

3億円を運用する際、税金面ではどんなことを考慮するべきですか?

3億円ほどの大金を運用する際には、節税を考慮しなければならない。

そのためのポイントを、以下に紹介する。

  • 損益通算
    • 同じ年内の運用のなかで、投資商品の売却益と売却損を相殺し、残った利益分だけに課税される制度
    • このなかに配当金を組み入れることも可能
    • 「特定口座(源泉徴収あり)」で運用すれば、損益通算は口座内で行われるため、確定申告は不要
  • 繰越控除
    • 損益通算の結果で損失が残った場合には、翌年以降3年間、損失を繰り越して利益と相殺できる制度
    • ただし繰越控除を行う場合には、最初の損益通算から確定申告を行わなければならない
  • NISAの活用
    • NISAを利用すれば、最大1,800万円の投資額まで、売却益や配当金が非課税になる
    • ただしNISAでの運用分は損益通算の対象外

上記③で投資できる金額は1,800万円までだが、これは運用資金3億円のうち6%を占める。

しかも制限を受けるのは投資元本だけであり、投資元本1,800万円を運用し、いくら増えても税金は掛からない。

このためNISAを利用すれば、3億円の一部ではあるが非課税で運用ができるため、資産を効率的に拡大できる。

3億円の資産配分を考える場合、具体的にどの資産クラスにどれくらいの割合で投資すれば良いですか?

どんな経済状況下においてもリターンが得られる「オールシーズンズ戦略」を紹介する。

この戦略は、世界最大のヘッジファンドであるブリッジウォーター・アソシエーツの創業者レイ・ダリオが提唱する有名な考え方だ。

この「オールシーズンズ戦略」をもとに構築されたポートフォリオを「黄金のポートフォリオ」と呼ぶ。

黄金のポートフォリオの構成

  • 米国株
    • 30%
  • 20年以上の米国債
    • 40%
  • 7~10年の米国債
    • 15%
    • 7.5%
  • コモディティ
    • 7.5%

米国の投資家が作ったポートフォリオであるため、①には日本株、②③では国内債券にも投資先を分散してもよいだろう。

①の個別株はハイリスク・ハイリターンの性格を持つので、リスクを抑えるために、投資信託も購入しておこう。 

3億円を運用する際、運用期間はどのように設定するのが最適ですか?具体的な期間とその理由を教えてください。

投資資金の大小に関わらず、運用期間が長ければ長いほど、大きなリターンが期待できる。

また運用が長期間にわたれば、複利効果が発揮され、効率的に資産を拡大できる。

同じ利回りでも、運用期間が長いほど、本文で述べたように運用結果は大きくなる。

スクロールできます
利回り3年間の運用結果5年間の運用結果10年間の運用結果20年間の運用結果
5%3億4,728万円3億8,288万円4億8,866万円7億9,598万円

3億円運用のためのプライベートバンクと通常の証券会社サービスの違いは何ですか?

プライベートバンクとは、富裕層に対して「資産管理や資産運用のサービスを提供し、管理手数料を得る」金融機関だ。

その一方で証券会社は。主に株式などの「金融商品を販売し、その手数料を得る」ビジネスモデルの金融機関だ。

プライベートバンクで口座を作るには、身元や金融資産額、預入資産額などの審査を通過しなければならない。

その代わりに私募債など一般的には購入できない金融商品、オーダーメイドでの資産運用サービスなどを提供する。

※私募債:広く一般募集される「通常の社債」とは異なり、金融機関や特定少数の投資家に引受を依頼し、発行される債券。

手数料が高額なプライベートバンクも多く、さらに運用資金以外に数億円の預入資金を求められることもある。

3億円などまとまった金額で資産運用を始める際に必要な心構えは何ですか?

数百万円単位で資産が増減しても、一喜一憂しないことだ。

仮に500万円の損失があったとしても、投資資金全体(3億円)から見れば、1.7%程度の変動に過ぎない。

100万円の資産運用で考えれば、わずか1〜2万円の変化だ。

ただし損失が継続している場合や拡大している場合は、原因を調べておこう。

損失の原因が特定の銘柄や金融商品であり、収益性の改善が見込めないときには、違う投資先への切り替えも検討しよう。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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