大和証券は大手証券会社の一角であり、大和証券の特徴を生かすことで、より効率的な資産運用ができる。
この記事では、大和証券の特徴についてわかりやすく解説する。
独自サービスの提供
大和証券の特徴は、独自のサービスを提供していることだ。
大和証券が提供する独自サービスには、以下のようなものがある。
取引コースの選択
大和証券では二つの取引コースを用意しており、顧客のニーズに応えている。
取引コースは次の二つに分けられる。
- ダイワコンサルティングコース
- ダイワダイレクトコース
ダイワコンサルティングコースは、資産運用プランについて面談や電話で相談しながら、取引したい人におすすめのコースである。
取引窓口は店頭やコンタクトセンターの担当者であり、商品や銘柄選びについて詳しく教えてくれるほか、相続対策や事業継承などの相談に対応している。
一方、ダイワダイレクトコースは、インターネットを使って情報収集を行いたい人向けのコースであるため、自分のペースで取引を行いたい人におすすめだ。
取引窓口はコールセンターやオンライントレードとなり、様々な取引手法を使って取引を行える。
なお、ダイワダイレクトコースについても店頭で取引を行えるが、株式など一部の商品については店頭窓口での取引に対応していないため、注意が必要である。
2つの取引コースを同時に利用することはできないが、取引コースの変更申込書を大和証券に提出することで、取引コースの変更はいつでも可能である。
証券口座と銀行口座の連携
大和証券では独自サービスとして証券口座と銀行口座の連携サービスを提供している。
この連携サービスはツインアカウントと呼ばれ、大和証券の証券総合取引口座から大和ネクスト銀行の預金口座に資金を自動的に振り替えるサービスなのである。
スウィープサービスと呼ばれるこのサービスは、毎営業日の夜間に手数料無料で振り替えられる。
例えば、大和証券の証券総合取引口座に100万円を入金すると、翌営業日には大和ネクスト銀行の円普通預金に自動的に振り返られる。
また、外貨預金口座を開設している場合には、外貨スィープサービスも利用可能である。
証券と銀行両方のサービスを受けられることに加え、投資の待機資金を自動的に普通預金で運用してくれる。
そのため、より効率的な資産運用が可能となっている。
ただし、スィープサービス利用中は、ダイワMRFの自動運用買付は行われないことに注意しよう。
ダイワのプレミアムサービス
大和証券では独自サービスとして顧客の資産評価額に応じたプレミアムサービスを提供している。
このサービスは、大和証券の証券総合取引口座と大和ネクスト銀行の銀行口座の両方を開設している顧客を対象としており、資産評価額の金額に応じた各ステージを用意して、特定サービスを提供している。
具体的には、預かり資産評価額が1000万円以上3000万円未満でプレミアムシルバー、3000万円以上5000万円未満でプレミアムゴールド、5000万円以上でプレミアムプラチナとなっている。
各ステージごとに大和ネクスト銀行円定期預金の金利が通常よりも優遇されたり、口座管理料が無料および、証券担保ローンの初回金利優遇が受けられる。
また、家族プランに申しこむことで、代表者口座の本人と同じようなプレミアムサービスがその家族にも提供される。
相続トータルサービス
大和証券は独自の相続トータルサービスを行っている。
相続トータルサービスでは相続発生前の相続対策のアドバイスから実行、また相続発生後のお手続きまでをワンストップでサポートしてくれる。
また、相続手続きのサポートに加えて、贈与実行のサポートや遺言書作成のサポート、不動産ソリューションサービスとして不動産取引の相場調査や売買、有効活用までをトータルサービスを行っている。
このような相続トータルサービスがあることで、相続対策や相続手続きをより円滑に進められるのである。
豊富な商品ラインナップ
大和証券の特徴として、商品ラインナップが豊富であることが上げられる。
大和証券の商品ラインナップの特徴について、さらに詳しく見ていこう。
多彩な商品を取り揃え
大和証券が取り扱う具体的な商品には、次のようなものがある。
- 国内株式
- 外国株式
- 債券
- 投資信託
- 投信積立サービス
- ファンドラップ
- SMA
- 預金
- 年金
- 保険
- ローンLMS
- ダイワFX
- ダイワ365FX
株式から債券、投資信託とスタンダードな商品のほか、年金や保険、ローンなど多彩な商品を取り揃えている。
SMAとは、本支店の担当者とは別に、専任のコンサルタントが顧客の資産運用をサポートしてくれるサービスであり、契約資産1億円以上から利用できる。
また、ローンLMSとは証券担保ローンのことであり、お持ちの有価証券を担保として資金を調達できるローンサービスである。
急に資金が必要になったときに、保有株式を売却することなくスピーディーに資金を調達できるというメリットがある商品だ。
大和証券ではこのように幅広い商品を取り揃えており、顧客のニーズに応えているのである。
IPO・POの取扱い
大和証券では、IPOやPOの取扱いが充実している。
IPOとは新規公開株の略称であり、未上場企業の株式を不特定多数の投資家が保有できるようにするために、証券取引所に株式を上場させることを指す。
なかでも大和証券のIPOの取扱銘柄数は豊富にあり、直近3年間におけるIPOの実績においては、全体の3〜4割において幹事証券となっている。
幹事証券とは、上場を予定している企業の有価証券を発行元である企業に代わって、募集や売出を引き受ける証券会社である。
幹事証券の代表である主幹事証券の割合も高く、年間に上場しているIPOのうち、10%以上のIPOにおいて大和証券が主幹事証券となっている。
主幹事証券になると、そのほかの幹事証券と比べてIPOの割り当て株数が増えるため、顧客がIPOの抽選に当選する可能性が高まるのだ。
また、POは公募・売出株数の略称であり、すでに上場している企業の株式を不特定多数の投資家に売り出すことを指す。
大和証券は大手証券会社の一角であり、POについてもIPOと同様に主幹事になることが多くあるため、POの当選確率は高いものとなっている。
充実した投資情報の配信
大和証券では証券口座をお持ちの顧客に対して、充実した投資情報を配信している。
投資情報の配信方法は、大きく以下の3つに分けられる。
マーケット情報動画
マーケット情報動画では、大引け後に毎日更新される相場の動きに加えて、注目銘柄の解説や明日の一手を考える戦略が解説される。
また、毎週月曜日と水曜日と金曜日には、投資ストラテジーの更新、毎週金曜日には一週間の株式マーケットについて解説されるなど、相場の時間軸に応じた解説が行われる。
アナリストレポート
アナリストレポートは、顧客のニーズに合わせて様々な種類のレポートが配信されている。
具体的なレポートには、次のようなものがある。
- 投資情報レポート
- セクタートレンド
- ダイワ日本株式ウィークリー
- ダイワ外国株式ウィークリー
- グローバルインベスティング
- 木野内栄治のMarket Tips
- Market Daily
- 日本株クオンツマンスリー
- 日本経済見通し
- アジア株式市場の回顧
- 米国株式市場の回顧
- 欧州株式市場の回顧
- 為替テクニカルWEEKLY
セクターに関するレポートから、外国株式に関するウィークリーレポートまで、顧客の取引市場に合わせた投資情報の提供が行われる。
資産運用を行なっている方にとって、大いに参考になるだろう。
スマートフォンアプリ株walk
大和証券では国内株式取引専用のスマートフォンアプリ「株walk」を提供している。
このアプリでは、株式や信用取引のサービスに加えて、リアルタイムの株価情報の配信や現在のマーケット情報について提供している。
高機能なチャートやタッチパネルによる素早い注文もできるため、現在のマーケット状況を効率的に捉えることができるだろう。
自分に合った証券会社を選ぼう
大和証券の特徴には、付加価値の高い独自サービスの提供や豊富な商品ラインナップ、充実した投資情報の配信などがある。
大和証券を利用することで、自身の投資スタイルに最適なサービスを受けられるだろう。
また、資産運用をやってみたいが、どの様にして運用して良いか悩んでいる人も多いだろう。
最近、「よく分からないまま資産運用をして何百万円も損をした」という話をよく聞く。
そんな時は、「資産運用ナビ」に相談をしてはいかがだろうか。
プロの視点から資産運用の疑問を解決し、納得した上で資産運用を行おう。
現在、下記ボタンから申し込むと無料で資産運用の相談にのってくれる。