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IFAはなぜ怪しいと言われるのか?信頼できる相談先を見つけよう

この記事で解決できるお悩み
  • IFAに相談する時の不安を解消したい
  • 信頼できるIFAの見分け方が知りたい
  • IFAに相談する時の注意点が知りたい

近年、資産運用への意識が高まるなかで存在感を増している「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」。

中立的なアドバイスがもらえることが大きな魅力だが、その一方で「怪しい」との声が聞かれることもある。

IFAが怪しいといわれるのには、どのような理由があるのだろうか。

本記事では、IFAが怪しいといわれる理由や相談時の注意点、信頼できる相談先の探し方について解説していく。

目次

IFAが怪しいといわれる理由

IFAが怪しいといわれる理由 資産運用ナビ

IFAが怪しいといわれるのには、主に次のような理由がある。

  • まだ日本では馴染みが薄いから
  • 新興企業が多いから
  • 投資詐欺が増加しているから

それぞれひとつずつ解説していこう。

まだ日本では馴染みが薄いから

近年、金融業界で注目が高まっているIFAだが、まだ馴染みがある存在とはいえない。

身の回りに「IFAに資産運用を相談している」という人も少ないかもしれない。

IFAは、金融商品仲介業が解禁された2003年頃から登場しているものの、資産運用の相談先として認知度が高まったのはここ最近のことである。

そのため、「いつも利用している銀行の窓口で相談する方が安心」、「どのような相談先なのかよく分からない」と感じる人も少なくない。

たしかに、自分の大切な貯蓄について相談するとなれば、「よく分からないところに相談したくない」と考えるのは無理もないかもしれない。

しかし、IFAは欧米諸国では認知度の高い存在で、「資産運用のパートナー」のような相談先として親しまれている。

日本ではまだそれほど知られてはいないものの、今後資産運用への意識の高まりとともに、IFAが社会に広く浸透していくことは間違いないといえるだろう。

新興企業が多いから

IFA法人に新興企業が多いことも、IFAが怪しいといわれる要因のひとつだ。

前述の通り、IFAは2003年の金融商品仲介業解禁とともに誕生したため、解禁当初に設立されたIFA法人でも約20年ほどの事業実績となる。

数十年にもわたる実績を持つ大手金融機関と比べると、「名前が知れたところに相談したい」と考える人も少なくない。

ただし、ここで理解しておきたいのが、「預けた資産を保管するのはIFA法人ではない」という点である。

IFA法人はあくまで金融商品の売買を仲介する立場であるため、実際に資金を保管するのは口座開設を行った金融機関となる。

したがって、万が一利用しているIFA法人が破綻するようなことがあったとしても、自分の金融資産に影響を与える心配はない。

投資詐欺が増加しているから

資産運用への意識が高まるなか、未公開株やファンドを装った投資詐欺が増加している。

金融庁も注意喚起を促しており、ニュースや新聞などで投資詐欺の被害を目にしたことがある人も多いのではないだろうか。

そういった話を聞くと、「金融機関の窓口を通じて取引するのが一番安心だ」と感じる人もいるかもしれない。

投資詐欺かどうかを見抜くためには、金融庁による認可の有無を調べておくことが重要だ。

IFA法人は、金融商品仲介業者として金融庁の登録を受けなければ営業活動を行うことができない。

金融庁の登録を受けているかどうかは公式サイトで公開されているため、相談前に確認しておくと安心だ。

IFAは怪しくない!IFAを利用する際の3つのポイント

IFAは怪しくない!IFAを利用する際の3つのポイント 資産運用ナビ

ここまで解説してきたように、「IFAが怪しい」と言われるのにはいくつかの理由があるが、どの理由からもIFAの存在自体が怪しいというわけではない、ということがお分かりいただけたはずだ。

そこで続いては、実際にIFAに相談する際に意識したい3つのポイントを解説していく。

  • 相談コストをよく確認する
  • 提携先の金融機関を調べる
  • 相性の良いIFAを選ぶ

それぞれひとつずつ確認していこう。

相談コストをよく確認する

IFAを利用する際は、最初に相談によって発生するコストを確認しておきたい。

IFAでは主に「固定費タイプ」と「取引手数料タイプ」、「残高連動タイプ」の3つのタイプのコストがあり、それぞれ下記のような特徴がある。

固定費タイプ相談料として定められた手数料をIFAへ直接支払う
取引手数料
タイプ
顧客から証券会社へ支払う売買手数料の一部がIFAへ報酬として支払われる
残高連動タイプ顧客の預かり資産の残高に応じて証券会社からIFAへ手数料が支払われる

上記3つのうち、どのタイプのコスト体系を導入しているかはIFA法人によって異なる。

たとえば、固定費タイプは、IFAと顧客の間に利益相反が起きにくいメリットがある一方、取引手数料とは別に継続的なコストがかかってしまうデメリットがある。

また、取引手数料タイプはIFAへ直接支払う手数料はないものの、相談者の売買とIFAの収入が直結してしまうため、中立性を保ちにくい側面がある。

このように、IFAの費用形態にはそれぞれ良い面もあれば、悪い面もあるため、IFAへ相談する際はどの費用体系が用いられているのか、必ず事前に確認しておこう。

提携先の金融機関を調べる

IFA法人は、証券会社などの金融機関と提携を結ぶことで、金融商品の売買の仲介を行っている。

相談者は、IFAを通じて金融機関にて取引を行うため、IFAが提携を結んでいる金融機関以外は利用できない仕組みだ。

もし「この金融機関で口座開設をしたい」といった要望がある場合は、事前にIFA法人の提携先を確認しておくとよいだろう。

各IFA法人が提携している金融機関は、金融庁の公式サイトで確認することができる。

IFA法人を選ぶ際は、提携先の金融機関も確認しておこう。

相性の良いIFAを選ぶ

資産形成に関する相談を行う先は、人間性などの相性についても重視したい。

たとえば、「自分の投資方針ばかりを押し付けてくる」、「資産運用に対する考え方が合わない」という場合、有益なアドバイスを得られるとはいえないためだ。

特に、IFAでは「生涯担当制」が用いられており、同じ担当者と長年にわたって関係性を築いていくこととなる。

より適切な資産運用に取り組むためには、信頼して何でも話せるようなIFAを見つけることが理想的だ。

とはいえ、相性の良いIFAはどのように探せばよいのだろうか。

次の見出しにてくわしく解説していこう。

「怪しくない」IFAとは?信頼できるIFAを見つけるポイント

「怪しくない」IFAとは?信頼できるIFAを見つけるポイント 資産運用ナビ

信頼できるIFAを探すためには、次のようなポイントを重視したい。

  • これまでの経歴・実績を確認する
  • 人としての相性を重視する
  • 取り扱っている金融商品を確認する
  • マッチングサービスを利用する

それぞれくわしく解説していこう。

これまでの経歴・実績を確認する

信頼できるIFAを探すためには、これまでの経歴や実績について必ず確認しておきたい。

IFAは証券会社出身の人が多いものの、銀行出身者や保険会社出身者、不動産会社出身者などさまざまな経歴を持つ人がいる。

中には、税理士などの士業と兼業を務める人も少なくない。

より有益なアドバイスを得るためには、自分が相談したい内容について専門性を持っているIFAを選ぶことが大切だ。

また、これまでの実績については運用パフォーマンスの成果についてだけでなく、「販売している商品に偏りがないか」ということもチェックしたい。

幅広い金融商品を販売してきたIFAであれば、顧客のニーズに合わせて最適な提案をしてくれる可能性が高いといえるだろう。

人としての相性を重視する

資産運用を相談するIFAは、提案スキルや知識だけでなく、人としての相性も重視したい。

どれだけ深い金融知識を持っている人でも、「何だか信頼して話すことができない」、「運用に対する考え方が違う」と感じる場合は、深い信頼関係を築くことは難しいだろう。

IFAは、これから長期間にわたって資産運用のサポートをしてもらう存在であるため、「親身になって相談に乗ってくれるか」、「相談者の悩みに寄り添ってくれるか」という点も必ず見極めるようにしよう。

取り扱っている金融商品を確認する

IFAを選ぶ際は、取り扱っている金融商品も必ず確認しておきたい。

IFAが取り扱っている金融商品として、主に次のような例が挙げられる。

  • 株式
  • 債券
  • 投資信託
  • ファンドラップ
  • ヘッジファンド
  • 保険

株式や債券、投資信託はどのIFA法人も取り扱っているものの、ヘッジファンドや保険などは各社によって取り扱いが異なる。

中には、不動産投資を取り扱うところもある。

「この金融商品で運用したい」といった意向がある場合は、事前に取扱商品のラインナップを確認しておくことがおすすめだ。

マッチングサービスを利用する

IFAの数は年々増加しており、その中から自分に合った相談先を見つけるのはそう簡単なことではない。

自分の投資意向や投資経験に合ったIFAを見つけるためには、マッチングサービスを利用することがおすすめである。

マッチングサービスでは、居住地域や投資意向、資産の状況などに応じて、相性の良いIFAをピックアップしてもらうことができる。

自分で1つずつIFA法人を調べる手間がかからないので、「どこに相談すればいいのか分からない」、「相談先を探す手間をかけたくない」という人に向いている。

次の章で、マッチングサービスを利用するメリットや、おすすめのマッチングサービスについてさらにくわしく紹介していこう。

「怪しくない」IFAに出会いたいなら「資産運用ナビ 」がおすすめ

「怪しくない」IFAに出会いたいなら「資産運用ナビ 」がおすすめ 資産運用ナビ

自分に合った信頼できるIFAを効率よく見つけるためには、マッチングサービスを活用することがおすすめだ。

ここからは、マッチングサービスを利用するメリットや、おすすめのマッチングサービスについて紹介していく。

マッチングサービスを利用するメリット

マッチングサービスを利用する大きなメリットは、相談先を探す手間がかからない点だ。

同じIFAでも、相談先によって金融商品のラインナップや、メインとなる顧客層が大きく異なる。

自分でIFAを探す場合は、1つ1つのIFA法人を調べながら、自分に合うIFAかどうかを見極めなければならない。

しかし、初めてIFAに相談するとなると、「どんなところが自分に向いているか分からない」という人も多いだろう。

その点、マッチングサービスでは、各IFA法人の特徴がデータベース化されており、全国各地のIFA法人を手軽に検索することができる。

自分の意向に合ったIFAを自動でピックアップしてくれるので、効率よく資産運用の相談先を探すことが可能だ。

マッチングサービス「資産運用ナビ」がおすすめ

信頼できるIFAを探すには、マッチングサービスの「資産運用ナビ」を活用することがおすすめだ。

「資産運用ナビ」では、投資経験や投資意向、資産の状況など簡単な質問に答えるだけで、自分に合ったIFAを探すことができる。

面談前にはIFAの経歴や得意分野なども確認できるので、面談後にミスマッチを感じる心配もない。

マッチングサービスは何度でも無料で利用できるので、「IFAの相談先を探したい」、「手軽に相談先を見つけたい」という人は、ぜひ気軽に資産運用ナビを活用してみよう。

IFAが怪しいと感じたら金融庁のホームページを確認しよう

IFAが怪しいと感じたら金融庁のホームページを確認しよう 資産運用ナビ

近年、注目を集めているIFAは、しばしば怪しいといわれることがある。

しかし、きちんと信頼できるIFAを見つければ、生涯の資産運用のパートナーとなってくれるような心強い相談先だ。

自分に合ったIFAを見つけるためには、マッチングサービス「資産運用ナビ」を活用することを検討したい。

マッチングサービスは無料で利用できるので、ぜひ気軽に活用してみよう。

IFAに関するQ&A

IFAに関するQ&A 資産運用ナビ

IFAを利用するメリットとは?

IFAを利用するメリットとして、中立のアドバイスが得られることが挙げられる。

IFAは、特定の金融機関に属さない立場であるため、営業ノルマや企業利益を気にすることなくアドバイスをすることができる。

相談者に必要な金融商品だけを提案してくれるので、投資経験が浅い人でも安心して相談することが可能だ。

IFAではどのような金融商品を取り扱っている?

IFAでは、主に株式や債券、投資信託を取り扱っている。

その他にもファンドラップや保険、不動産など各IFA法人によってラインナップが大きく異なる。

「この金融商品で運用してみたい」といった意向がある場合は、必ず事前に取扱金融商品をチェックするようにしよう。

IFAへの相談は無料でできる?

IFAの手数料は、主に「固定費タイプ」と「取引手数料タイプ」、「残高連動タイプ」の3つに分類される。

固定費タイプの場合は、「1回◯◯円」、「1時間◯◯円」といった形で手数料が定められているが、初めての利用については手数料無料としているところも多い。

「まずはIFAがどのような相談先か体験してみたい」という人は、無料で相談できるIFAを探してみるとよいだろう。

IFAを利用するときの注意点は?

IFAを利用する際は、各IFA法人の特徴をよく理解しておくことが大切だ。

IFA法人は、発生するコストや金融機関の提携先、取扱金融商品が各法人によって大きく異なる。

相談後にギャップを感じないためにも、各IFA法人の特徴を理解したうえで、自分のニーズに合ったところへ相談するようにしよう。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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